JP4030022B1 - 吊り治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷を吊った状態で人為ミスによりフックが回動して吊り荷が落下するということが無い安全でシンプルな機構の吊り治具を提供する。
【解決手段】吊り治具1は、上端部が主ワイヤー3に懸吊された筒体10と、補助ワイヤー4に懸吊され、筒体10内を上下に移動する逆U字状のシャックル12と、筒体10の下端部に当接するレバー部15を爪部14a側に有し、シャックル12の両端部を連結するピン13を回動軸として回動するフック14とから概略構成されている。筒体10は、その上端部に取り付けた取っ手10aを介して主ワイヤー3に懸吊され、逆U字状とされたシャックル12は、その頂部に取り付けられた取っ手12aを介して補助ワイヤー4に懸吊されている。また、棒材からなる係止部材11がシャックル12を水平方向に挿通し、当該係止部材11の両端部はそれぞれ筒体10に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、フックを回動させて吊り荷を取り外すことのできる吊り治具に関する。
クレーン等による荷の運搬作業では、ワイヤーまたはロープの先端に取り付けたフックに、荷の吊手を引っ掛けて吊り上げ、目的地において、フックから吊手を取り外すことになる。この際、単にフックを下降させ、吊手を緩めただけでは、フックから吊手が容易に外れないため、通常、作業員がフックから吊手を取り外している。しかし、目的地が高所や水中など危険を伴う場所である場合は、作業員がフックから吊手を取り外す作業は極めて困難な作業になる。
そこで、例えば特許文献1には、ワイヤーまたはロープの先端に取り付けたフックの背部に紐を取り付け、当該紐をワイヤーまたはロープに設けたリングに通し、紐の引張りによってフックをワイヤーまたはロープの先端部を支点として半回転させ、物体の吊手を容易に取り外すことができるようにした吊上げ用フックの考案が開示されている。
また、特許文献2には、上記と同様の考案であって、ストッパ付フックとしたワーク吊り上げ用フックの考案が開示されている。
実開昭57−25887号公報 実用新案登録第3115571号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載された吊上げ用フックの場合、荷を吊った状態で、フックの背部に取り付けた紐を誤って引っ張ってしまうと、フックが半回転して吊り荷が落下してしまうという安全上の重大な問題がある。特許文献2の考案では、フックにストッパが設けられているが、フックが半回転した場合、滑り落ちる吊り荷の重量に抗してストッパのみで吊り荷を保持するのは不可能であり、人為ミスによる吊り荷の落下を防止することはできない。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、荷を吊った状態で人為ミスによりフックが回動して吊り荷が落下するということが無い安全でシンプルな機構の吊り治具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る吊り治具は、上端部が主ワイヤーに懸吊された筒体と、補助ワイヤーに懸吊され、前記筒体内を上下に移動するシャックルと、前記筒体に固定され、前記シャックルの上下動を係止する係止部材と、前記筒体の下端部に当接するレバー部を爪部側に有し、前記シャックルのピンを回動軸として回動する複数のフックとを備え、前記各フックの爪部の向きは互い違いになっていることを特徴としている。
ここで、「爪部」は、フック先端の爪のことであり、「爪部側」という用語は、フックの背部側に対する用語として使用している。
本発明では、補助ワイヤーを巻き上げてシャックルを上昇させると、筒体の下端部に当接しているレバー部が筒体の自重によって下方に押圧される。これにより、フックが、シャックルのピンを回動軸としてフックの背部側に向けて回動し、フックから荷の吊手を容易に取り外すことができる。
一方、補助ワイヤーを巻き下げてシャックルを下降させると、フックの自重により、フックが爪部側に向けて回動し、吊手をフックに引っ掛けることができる。荷を吊り上げると、フックに作用する荷重はシャックルに伝達され、次いで、シャックルを係止する係止部材を介して筒体から主ワイヤーに伝達される。
荷を吊った状態で、誤って補助ワイヤーを巻き上げた場合は、筒体の自重に比べて荷のほうが遙かに重いため、レバー部が筒体を上方に押し上げることになり、フックが背部側に向けて回動することはない。本発明は、筒体の自重を利用してレバー部を下方に押圧し、フックを背部側に向けて回動させるものであり、筒体の自重より荷のほうが重い場合、フックは回動しない。従って、吊り荷がフックから外れ落ちることはない。
また、本発明に係る吊り治具では、前記フックの自重を増加させるため、前記フックに重りを付設してもよい。
また、本発明に係る吊り治具では、前記レバー部を側方から挟持する振れ止め材が、前記筒体の下端部に取り付けられていてもよい。
本発明では、レバー部を挟持する振れ止め材を筒体の下端部に設けることで、フックが回動軸の方向に移動せず、吊手をフックに容易に引っ掛けることができる。
本発明に係る吊り治具は、上端部が主ワイヤーに懸吊された筒体内を補助ワイヤーに懸吊されて上下に移動するシャックルと、筒体の下端部に当接するレバー部を爪部側に有し、シャックルのピンを回動軸として回動するフックとからなるシンプルな機構の吊り治具であり、荷を吊った状態で、誤って補助ワイヤーを巻き上げた場合、レバー部が筒体を上方に押し上げるため、フックが背部側に向けて回動せず、フックから吊り荷が外れ落ちることが無い。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
本発明に係る吊り治具は、移動式クレーンや天井クレーンなどのクレーンの主ワイヤーおよび補助ワイヤーの先端に取り付けて、荷の吊手を容易に取り外すことができるようにした装置である。
[第一の実施形態]
本実施形態による吊り治具1は、上端部が主ワイヤー3に懸吊された筒体10と、補助ワイヤー4に懸吊され、筒体10内を上下に移動する逆U字状のシャックル12と、筒体10の下端部に当接するレバー部15を爪部14a側に有し、シャックル12の両端部を連結するピン13を回動軸として回動するフック14とから概略構成されている(図1参照)。
筒体10は平断面視矩形状とされ、筒体10の上端部に取り付けられた取っ手10aを介して主ワイヤー3に懸吊されている。また、筒体10の内面上端部には、補助ワイヤーが挿通するU形部材10bが固着されている。
逆U字状とされたシャックル12の頂部には、取っ手12aが取り付けられており、取っ手12aを介して補助ワイヤー4に懸吊されている。
また、棒材からなる係止部材11がシャックル12を水平方向に挿通し、当該係止部材11の両端部はそれぞれ筒体10に固定されている。
図2に示すように、J字状の爪部14aとされたフック14は、シャックル12のピン13が挿通するリング部16と、リング部16の直下から爪部14a側に突出する棒状のレバー部15とを備えている。ピン13に装着されるフック14の数は3本とされ、各フック14の爪部14aの向きは互い違いになっている。
なお、フック14の自重を増加させるため、フック14の背部14bに重りWを付設しても良い(図2(b)参照)。
次に、上記構成からなる吊り治具1の動作について図3および図4を用いて説明する。
図3に示すように、補助ワイヤー4を巻き上げてシャックル12を上昇させると、筒体10の下端部に当接しているレバー部15が筒体10によって下方に押圧される。これにより、フック14が、シャックル12のピン13を回動軸として背部14b側に向けて回動し、フック14は開いた状態となる。
一方、図4に示すように、補助ワイヤー4を巻き下げてシャックル12を下降させると、フック14の自重により、フック14が爪部14a側に向けて回動し、フック14は閉じた状態となる。荷を吊り上げると、フック14に作用する荷重は、シャックル12から、シャックル12を係止する係止部材11を経由して筒体10から主ワイヤー3に伝達される。即ち、荷は、主ワイヤー3によって吊り上げられて搬送される。
荷を吊った状態で、誤って補助ワイヤー4を巻き上げた場合は、筒体10の自重に比べて荷のほうが遙かに重いので、レバー部15が筒体10を上方に押し上げることになり、フック14は背部14b側に向けて回動せず、吊り荷がフック14から外れ落ちることはない。
[第二の実施形態]
本実施形態による吊り治具2では、フック24の数が1本とされており、フック24がシャックル22のピン23の方向に移動するおそれがある。これを防止するため、フック24のレバー部25を挟持するように、一対の板材からなる振れ止め材27,27が筒体20の外面下端部に取り付けられている(図5参照)。
本実施形態による吊り治具2では、振れ止め材27,27でレバー部25を挟持しているので、フック24がピン23の方向に移動せず、吊手をフック24に容易に引っ掛けることができる。
本発明に係る吊り治具1,2は、上端部が主ワイヤー3に懸吊された筒体10,20内を、補助ワイヤー4に懸吊されて上下に移動するシャックル12,22と、筒体10,20の下端部に当接するレバー部15,25を爪部側に有し、シャックル12,22のピン13,23を回動軸として回動するフック14,24とからなるシンプルな機構であり、低コストで製造することができる。
また、荷を吊った状態で、誤って補助ワイヤー4を巻き上げた場合には、レバー部15,25が筒体10,20を上方に押し上げるため、フック14,24が回動せず、フック14,24から吊り荷が外れることが無い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記の実施形態では、筒体は箱状としたが、円筒状など他の形状でも良いことは言うまでもない。また、上記の実施形態では、フックの数は3本または1本としたが、2本あるいは4本以上でも良い。要は、本発明において所期の機能が得られればよいのである。
本発明に係る吊り治具の第一の実施形態の斜視図である。 フックの図である。 本発明に係る吊り治具の第一の実施形態を示し、(a)はフックが開いている状態における正断面図、(b)は同側断面図である。 本発明に係る吊り治具の第一の実施形態を示し、(a)はフックが閉じている状態における正断面図、(b)は同側断面図である。 本発明に係る吊り治具の第二の実施形態を示し、(a)は正面図、(b)はA−A矢視断面図である。
符号の説明
1,2 吊り治具
3 主ワイヤー
4 補助ワイヤー
10,20 筒体
11,21 係止部材
12,22 シャックル
13,23 ピン
14,24 フック
14a 爪部
14b 背部
15,25 レバー部
16 リング部
27 振れ止め材
W 重り

Claims (3)

  1. 上端部が主ワイヤーに懸吊された筒体と、
    補助ワイヤーに懸吊され、前記筒体内を上下に移動するシャックルと、
    前記筒体に固定され、前記シャックルの上下動を係止する係止部材と、
    前記筒体の下端部に当接するレバー部を爪部側に有し、前記シャックルのピンを回動軸として回動する複数のフックとを備え
    前記各フックの爪部の向きは互い違いになっていることを特徴とする吊り治具。
  2. 前記フックに重りが付設されていることを特徴とする請求項1に記載の吊り治具。
  3. 前記レバー部を側方から挟持する振れ止め材が、前記筒体の下端部に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の吊り治具。
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