JP2002063884A - バッテリ車のバッテリ交換用装置 - Google Patents
バッテリ車のバッテリ交換用装置Info
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バッテリ側に４つの吊り上げ用の孔がある場
合でも、一人の作業者で容易にバッテリ交換ができ、し
かも、ヘッドガードにも傷がつきにくいようにするこ
と。 【解決手段】 略平板状の吊り具バー３１と、この吊り
具バー３１の両側の上面に凹設された略Ｕ字状の溝３２
に揺動自在、且つ着脱自在に係止されるフック体３３
と、このフック体３３の一方を操作するハンドルレバー
４０とでバッテリ交換用装置３０を構成する。フック体
３３は略く字型に折曲されていて、両端を略Ｊ字状に曲
成してバッテリケース１９の係合孔２０に係合するフッ
ク片３４を形成する。この両側のフック片３４間の寸法
は、バッテリケース１９の側面の前後方向の両係合孔２
０間の寸法に対応させている。またフック体３３の下部
側には連結棒３５を架橋している。吊り具バー３１の上
面の両側にワイヤーロープ４５で吊り上げるための接続
部３７を設けている。
合でも、一人の作業者で容易にバッテリ交換ができ、し
かも、ヘッドガードにも傷がつきにくいようにするこ
と。 【解決手段】 略平板状の吊り具バー３１と、この吊り
具バー３１の両側の上面に凹設された略Ｕ字状の溝３２
に揺動自在、且つ着脱自在に係止されるフック体３３
と、このフック体３３の一方を操作するハンドルレバー
４０とでバッテリ交換用装置３０を構成する。フック体
３３は略く字型に折曲されていて、両端を略Ｊ字状に曲
成してバッテリケース１９の係合孔２０に係合するフッ
ク片３４を形成する。この両側のフック片３４間の寸法
は、バッテリケース１９の側面の前後方向の両係合孔２
０間の寸法に対応させている。またフック体３３の下部
側には連結棒３５を架橋している。吊り具バー３１の上
面の両側にワイヤーロープ４５で吊り上げるための接続
部３７を設けている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリを駆動源
としたバッテリ車のバッテリ交換用装置に関するもので
ある。
としたバッテリ車のバッテリ交換用装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】図２はバッテリを駆動源としたカウンタ
バランス型のフォークリフトの側面図を示し、このフォ
ークリフトの車体１の前部にはマスト２が立設されてお
り、このマスト２に昇降自在に配設したリフトブラケッ
ト３にフォーク４が取り付けられている。また、車体１
の上面には運転席６が設けられていて、この運転席６を
覆うようにしてオペレータ保護用のヘッドガード５が設
けられている。運転席６の前側の操作部にはハンドル７
が設けられ、また運転席６の後部にはバッテリ９を底面
８ａ上に載置するための凹部８が形成されている。
バランス型のフォークリフトの側面図を示し、このフォ
ークリフトの車体１の前部にはマスト２が立設されてお
り、このマスト２に昇降自在に配設したリフトブラケッ
ト３にフォーク４が取り付けられている。また、車体１
の上面には運転席６が設けられていて、この運転席６を
覆うようにしてオペレータ保護用のヘッドガード５が設
けられている。運転席６の前側の操作部にはハンドル７
が設けられ、また運転席６の後部にはバッテリ９を底面
８ａ上に載置するための凹部８が形成されている。
【０００３】上記バッテリ９に被せたバッテリカバー１
０上にはシート１１が固定されており、このバッテリカ
バー１０の後端が枢支軸１２を介して車体１に回動可能
に枢支されている。なお、１３はリフトブラケット３を
介してフォーク４を昇降させるためのリフトシリンダ、
１４はリフトブラケット３及びフォーク４を前後傾させ
るためのティルトシリンダである。
０上にはシート１１が固定されており、このバッテリカ
バー１０の後端が枢支軸１２を介して車体１に回動可能
に枢支されている。なお、１３はリフトブラケット３を
介してフォーク４を昇降させるためのリフトシリンダ、
１４はリフトブラケット３及びフォーク４を前後傾させ
るためのティルトシリンダである。
【０００４】荷役作業を行なう場合には、オペレータが
シート１１に座ってハンドル７や油圧用の操作レバー等
を操作するものであり、これにより、車体１内に設けた
油圧機器（図示せず）を作動させてリフトシリンダ１３
やティルトシリンダ１４などを駆動し、フォーク４によ
り荷物を持ち上げ、その荷物を所定位置まで搬送するこ
とができる。
シート１１に座ってハンドル７や油圧用の操作レバー等
を操作するものであり、これにより、車体１内に設けた
油圧機器（図示せず）を作動させてリフトシリンダ１３
やティルトシリンダ１４などを駆動し、フォーク４によ
り荷物を持ち上げ、その荷物を所定位置まで搬送するこ
とができる。
【０００５】また、バッテリ９を交換する場合には、図
２の仮想線で示すように、バッテリカバー１０を後方に
回動させてバッテリ９から取り外すと共に、天井走行ク
レーンなどの吊り上げ装置（図示せず）から垂下したワ
イヤーロープ１５により吊り上げるようにしている。す
なわち、図２及び図３に示すように、垂下したワイヤー
ロープ１５は、メインロープ１６と、このメインロープ
１６の下端に接続されている４本のサブロープ１７と、
このサブロープ１７の下端に設けたフック１８とで構成
されている。そして、各フック１８をバッテリ９のバッ
テリケース１９の上部に穿孔した係合孔２０に挿入係合
してワイヤーロープ１５によりバッテリ９を吊り上げる
ものである。
２の仮想線で示すように、バッテリカバー１０を後方に
回動させてバッテリ９から取り外すと共に、天井走行ク
レーンなどの吊り上げ装置（図示せず）から垂下したワ
イヤーロープ１５により吊り上げるようにしている。す
なわち、図２及び図３に示すように、垂下したワイヤー
ロープ１５は、メインロープ１６と、このメインロープ
１６の下端に接続されている４本のサブロープ１７と、
このサブロープ１７の下端に設けたフック１８とで構成
されている。そして、各フック１８をバッテリ９のバッ
テリケース１９の上部に穿孔した係合孔２０に挿入係合
してワイヤーロープ１５によりバッテリ９を吊り上げる
ものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このように、バッテリ
９の交換時にはバッテリケース１９に穿設した係合孔２
０にそれぞれフック１８を引っ掛けてサブロープ１７に
よる４本吊りで天井走行クレーンによりバッテリ９の車
体１への積み降ろしを行なうしている。かかるバッテリ
９の交換作業において、作業者は車体１の左右のいずれ
か一方の側面に立って天井走行クレーンを操作してお
り、４本のフック１８をバッテリケース１９の係合孔２
０に引っ掛けたり、外したりする際、作業者が立ってい
る側の２本はその作業に際して問題はない。しかしなが
ら、作業者が立っている側と反対側の２本のフック１８
については手が届かないので、わざわざ車体１の反対側
まで廻って行くか、あるいは二人作業にする必要があっ
て作業効率が悪いという問題があった。
９の交換時にはバッテリケース１９に穿設した係合孔２
０にそれぞれフック１８を引っ掛けてサブロープ１７に
よる４本吊りで天井走行クレーンによりバッテリ９の車
体１への積み降ろしを行なうしている。かかるバッテリ
９の交換作業において、作業者は車体１の左右のいずれ
か一方の側面に立って天井走行クレーンを操作してお
り、４本のフック１８をバッテリケース１９の係合孔２
０に引っ掛けたり、外したりする際、作業者が立ってい
る側の２本はその作業に際して問題はない。しかしなが
ら、作業者が立っている側と反対側の２本のフック１８
については手が届かないので、わざわざ車体１の反対側
まで廻って行くか、あるいは二人作業にする必要があっ
て作業効率が悪いという問題があった。
【０００７】また、ワイヤーロープ１５を吊り上げる際
に、図２及び図４に示すように、ワイヤーロープ１５は
ヘッドガード５の凹部２１を介して吊り上げるようにし
ている。特に、ワイヤーロープ１５を吊り上げていく際
に、下部のサブロープ１７による４本吊りのため、サブ
ロープ１７が凹部２１の三方の桟２２の側面に接触し、
そのため、桟２２に傷がつくという問題もあった。
に、図２及び図４に示すように、ワイヤーロープ１５は
ヘッドガード５の凹部２１を介して吊り上げるようにし
ている。特に、ワイヤーロープ１５を吊り上げていく際
に、下部のサブロープ１７による４本吊りのため、サブ
ロープ１７が凹部２１の三方の桟２２の側面に接触し、
そのため、桟２２に傷がつくという問題もあった。
【０００８】本発明は、上述の点に鑑みて提供したもの
であって、バッテリ側に４つの吊り上げ用の孔がある場
合でも、一人の作業者で容易にバッテリ交換ができ、し
かも、ヘッドガードにも傷がつきにくいようにしたバッ
テリ車のバッテリ交換用装置を提供することを目的とし
ているものである。
であって、バッテリ側に４つの吊り上げ用の孔がある場
合でも、一人の作業者で容易にバッテリ交換ができ、し
かも、ヘッドガードにも傷がつきにくいようにしたバッ
テリ車のバッテリ交換用装置を提供することを目的とし
ているものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
１記載のバッテリ車のバッテリ交換用装置では、バッテ
リには該バッテリの両側にそれぞれ一対の孔が穿孔され
ており、この孔を利用して上方から垂下したワイヤーロ
ープによりバッテリを吊り上げてバッテリの交換作業を
行なうようにしたバッテリ車において、ワイヤーロープ
により吊設されるバーと、このバーの両側に揺動自在に
それぞれ設けられてバッテリの一対の孔のピッチに合わ
せた一対のフック片を有するフック体と、いずれか一方
のフック体を操作してフック片を前記孔に係合するため
のハンドルレバーとで構成していることを特徴としてい
る。
１記載のバッテリ車のバッテリ交換用装置では、バッテ
リには該バッテリの両側にそれぞれ一対の孔が穿孔され
ており、この孔を利用して上方から垂下したワイヤーロ
ープによりバッテリを吊り上げてバッテリの交換作業を
行なうようにしたバッテリ車において、ワイヤーロープ
により吊設されるバーと、このバーの両側に揺動自在に
それぞれ設けられてバッテリの一対の孔のピッチに合わ
せた一対のフック片を有するフック体と、いずれか一方
のフック体を操作してフック片を前記孔に係合するため
のハンドルレバーとで構成していることを特徴としてい
る。
【００１０】かかる構成とすることで、作業者は車体の
左右のいずれか一方の側面付近に立ったままで、ハンド
ルレバーで向こう側のフック体を操作してバッテリの孔
にフック片を係合でき、また、手前のフック体は手で操
作してフック片をバッテリの手前の孔に係合することが
できる。したがって、バッテリの４カ所の孔に一人でフ
ック片を容易に引っ掛けたり、外したりすることがで
き、バッテリの交換作業の効率を改善することができ
る。特に、バッテリの一対の孔のピッチとフック体の一
対のフック片のピッチを合わせているので、ひとつの作
業で２カ所の孔に同時にフック片の引っ掛けや取り外し
作業を行なうことができ、作業性の向上を図ることがで
きる。
左右のいずれか一方の側面付近に立ったままで、ハンド
ルレバーで向こう側のフック体を操作してバッテリの孔
にフック片を係合でき、また、手前のフック体は手で操
作してフック片をバッテリの手前の孔に係合することが
できる。したがって、バッテリの４カ所の孔に一人でフ
ック片を容易に引っ掛けたり、外したりすることがで
き、バッテリの交換作業の効率を改善することができ
る。特に、バッテリの一対の孔のピッチとフック体の一
対のフック片のピッチを合わせているので、ひとつの作
業で２カ所の孔に同時にフック片の引っ掛けや取り外し
作業を行なうことができ、作業性の向上を図ることがで
きる。
【００１１】請求項２記載のバッテリ車のバッテリ交換
用装置では、フック体は略く字状に形成され、両側のフ
ック片の近傍に連結棒を架橋し、前記ハンドルレバーの
先端には連結棒を引っ掛けるフック部を形成し、両連結
棒の上方からハンドルレバーによりいずれか一方のフッ
ク体を操作するようにしていることを特徴としている。
用装置では、フック体は略く字状に形成され、両側のフ
ック片の近傍に連結棒を架橋し、前記ハンドルレバーの
先端には連結棒を引っ掛けるフック部を形成し、両連結
棒の上方からハンドルレバーによりいずれか一方のフッ
ク体を操作するようにしていることを特徴としている。
【００１２】これにより、手前のフック体の連結棒にハ
ンドルレバーを載せて操作を行なうことができるので、
操作がし易くなり、また、ハンドルレバーから手を離し
てもハンドルレバーを落とすことはない。
ンドルレバーを載せて操作を行なうことができるので、
操作がし易くなり、また、ハンドルレバーから手を離し
てもハンドルレバーを落とすことはない。
【００１３】請求項３記載のバッテリ車のバッテリ交換
用装置では、前記バーの上面で２本のワイヤーロープに
より吊設していることを特徴としている。
用装置では、前記バーの上面で２本のワイヤーロープに
より吊設していることを特徴としている。
【００１４】これにより、従来の４本吊りとは異なり、
２本吊りとなってワイヤーロープ間は平面状となり、そ
のため、ヘッドガードの凹部を介してバッテリを吊り上
げる場合でもヘッドガードを傷つけることの可能性を非
常に小さくすることができる。
２本吊りとなってワイヤーロープ間は平面状となり、そ
のため、ヘッドガードの凹部を介してバッテリを吊り上
げる場合でもヘッドガードを傷つけることの可能性を非
常に小さくすることができる。
【００１５】請求項４記載のバッテリ車のバッテリ交換
用装置では、前記バーの上面に溝を凹設し、この溝にフ
ック体を揺動自在、かつ着脱自在に設けていることを特
徴としている。
用装置では、前記バーの上面に溝を凹設し、この溝にフ
ック体を揺動自在、かつ着脱自在に設けていることを特
徴としている。
【００１６】これにより、バッテリの大きさが異なる場
合でも、バッテリの孔間のピッチに合わせたフック片を
形成しておくことで、所望のフック体により大きさの異
なるバッテリでも、容易にバッテリ交換を行なうことが
できる。
合でも、バッテリの孔間のピッチに合わせたフック片を
形成しておくことで、所望のフック体により大きさの異
なるバッテリでも、容易にバッテリ交換を行なうことが
できる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、本発明におけるフォ
ークリフトや、該フォークリフトに搭載されているバッ
テリ９は従来と同じなので、同一の機能を発揮する要素
には従来と同一の番号を付して詳細な説明は省略する。
すなわち、本発明は、バッテリ交換作業における作業効
率の改善を図ったものであり、一人の作業者が車体１の
左右いずれかの側面付近に立ったままでバッテリケース
１９の前後左右の４カ所の係合孔２０に容易にフックを
引っ掛けたり、外したりすることができるバッテリ交換
用装置を提供するものである。
を参照して詳細に説明する。なお、本発明におけるフォ
ークリフトや、該フォークリフトに搭載されているバッ
テリ９は従来と同じなので、同一の機能を発揮する要素
には従来と同一の番号を付して詳細な説明は省略する。
すなわち、本発明は、バッテリ交換作業における作業効
率の改善を図ったものであり、一人の作業者が車体１の
左右いずれかの側面付近に立ったままでバッテリケース
１９の前後左右の４カ所の係合孔２０に容易にフックを
引っ掛けたり、外したりすることができるバッテリ交換
用装置を提供するものである。
【００１８】図１に示すように本発明のバッテリ交換用
装置３０は、略平板状の吊り具バー３１と、この吊り具
バー３１の両側の上面に凹設された略Ｕ字状の溝３２に
揺動自在、且つ着脱自在に係止されるフック体３３と、
このフック体３３の一方を操作するハンドルレバー４０
とで構成されている。上記フック体３３は略く字型に折
曲されていて、両端を略Ｊ字状に曲成してバッテリケー
ス１９の係合孔２０に係合するフック片３４を形成して
いる。この両側のフック片３４間の寸法は、バッテリケ
ース１９の側面の前後方向の両係合孔２０間の寸法に対
応させており、またフック体３３の下部側には連結棒３
５を架橋してフック体３３の剛性を確保している。
装置３０は、略平板状の吊り具バー３１と、この吊り具
バー３１の両側の上面に凹設された略Ｕ字状の溝３２に
揺動自在、且つ着脱自在に係止されるフック体３３と、
このフック体３３の一方を操作するハンドルレバー４０
とで構成されている。上記フック体３３は略く字型に折
曲されていて、両端を略Ｊ字状に曲成してバッテリケー
ス１９の係合孔２０に係合するフック片３４を形成して
いる。この両側のフック片３４間の寸法は、バッテリケ
ース１９の側面の前後方向の両係合孔２０間の寸法に対
応させており、またフック体３３の下部側には連結棒３
５を架橋してフック体３３の剛性を確保している。
【００１９】棒状のハンドルレバー４０の先端には上記
連結棒３５の引っ掛け用のフック部４１が形成されてい
て、また、基部にはグリップ４２が形成してある。この
ハンドルレバー４０の長さはバッテリケース１９の左右
方向よりは長く形成されており、作業者が車体１の一方
の側面に立って向こう側のフック体３３の連結棒３５を
引っ掛けることができる長さである。また、吊り具バー
３１の上面の両側には、ワイヤーロープ４５と接続され
る略Ｕ字状の接続部３７が一体的に設けられている。２
本のワイヤーロープ４５の上部はリング４６と接続さ
れ、このリング４６は天井走行クレーンから垂下された
ワイヤーロープ４７の下端と接続されるようになってい
る。
連結棒３５の引っ掛け用のフック部４１が形成されてい
て、また、基部にはグリップ４２が形成してある。この
ハンドルレバー４０の長さはバッテリケース１９の左右
方向よりは長く形成されており、作業者が車体１の一方
の側面に立って向こう側のフック体３３の連結棒３５を
引っ掛けることができる長さである。また、吊り具バー
３１の上面の両側には、ワイヤーロープ４５と接続され
る略Ｕ字状の接続部３７が一体的に設けられている。２
本のワイヤーロープ４５の上部はリング４６と接続さ
れ、このリング４６は天井走行クレーンから垂下された
ワイヤーロープ４７の下端と接続されるようになってい
る。
【００２０】次にバッテリ９の交換作業を行なう場合に
ついて説明する。まず、作業者は車体１のいずれかの側
面に立ち、天井走行クレーンを操作してワイヤーロープ
４７を降ろしていく。そして、バッテリ交換用装置３０
のフック体３３のフック片３４がバッテリケース１９の
係合孔２０付近に来るまでワイヤーロープ４７を降ろ
す。次に、作業者はハンドルレバー４０のグリップ４２
を持って、先端のフック部４１を反対側のフック体３３
の連結棒３５に引っ掛けて、ハンドルレバー４０を操作
してフック片３４を係合孔２０に引っ掛ける。この時、
両側のフック片３４のピッチと両係合孔２０のピッチは
同じなので、１つのフック体３３の操作により２つのフ
ック片３４を同時に係合孔２０に引っ掛けることができ
る。また、この操作の際に、ハンドルレバー４０の基部
側は手前の連結棒３５の上に載った状態なので、向こう
側のフック体３３の操作がし易いと共に、ハンドルレバ
ー４０から手を離してもハンドルレバー４０が落下する
ことはない。
ついて説明する。まず、作業者は車体１のいずれかの側
面に立ち、天井走行クレーンを操作してワイヤーロープ
４７を降ろしていく。そして、バッテリ交換用装置３０
のフック体３３のフック片３４がバッテリケース１９の
係合孔２０付近に来るまでワイヤーロープ４７を降ろ
す。次に、作業者はハンドルレバー４０のグリップ４２
を持って、先端のフック部４１を反対側のフック体３３
の連結棒３５に引っ掛けて、ハンドルレバー４０を操作
してフック片３４を係合孔２０に引っ掛ける。この時、
両側のフック片３４のピッチと両係合孔２０のピッチは
同じなので、１つのフック体３３の操作により２つのフ
ック片３４を同時に係合孔２０に引っ掛けることができ
る。また、この操作の際に、ハンドルレバー４０の基部
側は手前の連結棒３５の上に載った状態なので、向こう
側のフック体３３の操作がし易いと共に、ハンドルレバ
ー４０から手を離してもハンドルレバー４０が落下する
ことはない。
【００２１】向こう側のフック体３３のフック片３４を
係合孔２０に引っ掛けた後は、手前のフック体３３の連
結棒３５を手で持って両側のフック片３４を手前の係合
孔２０に引っ掛ける。そして、ハンドルレバー４０を外
して、天井走行クレーンを操作してワイヤーロープ４７
を吊り上げることで、バッテリ９を吊り上げて他所へ搬
送する。そして、新しいバッテリ９をバッテリ交換用装
置３０により上記と同様にして吊り上げ、車体１の凹部
８の底面８ａに載置し、上記とは逆の操作でフック片３
４を係合孔２０から外すことで、バッテリ９の交換作業
が終了する。
係合孔２０に引っ掛けた後は、手前のフック体３３の連
結棒３５を手で持って両側のフック片３４を手前の係合
孔２０に引っ掛ける。そして、ハンドルレバー４０を外
して、天井走行クレーンを操作してワイヤーロープ４７
を吊り上げることで、バッテリ９を吊り上げて他所へ搬
送する。そして、新しいバッテリ９をバッテリ交換用装
置３０により上記と同様にして吊り上げ、車体１の凹部
８の底面８ａに載置し、上記とは逆の操作でフック片３
４を係合孔２０から外すことで、バッテリ９の交換作業
が終了する。
【００２２】なお、フック体３３は吊り具バー３１の溝
３２に引っ掛けてあるだけなので、異なる寸法のバッテ
リケース１９の場合でも、係合孔２０のピッチにフック
片３４のピッチを合わせたフック体３３を用いること
で、バッテリ９の交換作業を容易に行なうことができ
る。また、ワイヤーロープ４５によるバッテリ９の吊り
上げは、２本吊りとして平面状となっているので、ワイ
ヤーロープ４５でヘッドガード５の桟２２を傷つける可
能性も非常に低いものである。
３２に引っ掛けてあるだけなので、異なる寸法のバッテ
リケース１９の場合でも、係合孔２０のピッチにフック
片３４のピッチを合わせたフック体３３を用いること
で、バッテリ９の交換作業を容易に行なうことができ
る。また、ワイヤーロープ４５によるバッテリ９の吊り
上げは、２本吊りとして平面状となっているので、ワイ
ヤーロープ４５でヘッドガード５の桟２２を傷つける可
能性も非常に低いものである。
【００２３】なお、吊り具バー３１を吊り上げるワイヤ
ーロープ４５を２本としているが、吊り具バー３１の中
心部分から１本のワイヤーロープで吊り上げるようにし
ても良い。しかし、バランスの観点から言えば２本のワ
イヤーロープ４５で吊る方が好適例である。
ーロープ４５を２本としているが、吊り具バー３１の中
心部分から１本のワイヤーロープで吊り上げるようにし
ても良い。しかし、バランスの観点から言えば２本のワ
イヤーロープ４５で吊る方が好適例である。
【００２４】このように、バッテリ交換用装置３０を用
いることで、作業者は車体１の左右のいずれか一方の側
面付近に立ったままで、バッテリ９の４カ所の係合孔２
０にフック片３４を容易に引っ掛けたり、外したりする
ことができ、バッテリ９の交換作業が効率化される。特
に、一人の作業者でバッテリ交換作業ができるので、作
業効率が非常に改善されるものである。
いることで、作業者は車体１の左右のいずれか一方の側
面付近に立ったままで、バッテリ９の４カ所の係合孔２
０にフック片３４を容易に引っ掛けたり、外したりする
ことができ、バッテリ９の交換作業が効率化される。特
に、一人の作業者でバッテリ交換作業ができるので、作
業効率が非常に改善されるものである。
【００２５】
【発明の効果】本発明の請求項１記載のバッテリ車のバ
ッテリ交換用装置によれば、作業者は車体の左右のいず
れか一方の側面付近に立ったままで、ハンドルレバーで
向こう側のフック体を操作してバッテリの孔にフック片
を係合でき、また、手前のフック体は手で操作してフッ
ク片をバッテリの手前の孔に係合することができる。し
たがって、バッテリの４カ所の孔に一人でフック片を容
易に引っ掛けたり、外したりすることができ、バッテリ
の交換作業の効率を改善することができる。特に、バッ
テリの一対の孔のピッチとフック体の一対のフック片の
ピッチを合わせているので、ひとつの作業で２カ所の孔
に同時にフック片の引っ掛けや取り外し作業を行なうこ
とができ、作業性の向上を図ることができる。
ッテリ交換用装置によれば、作業者は車体の左右のいず
れか一方の側面付近に立ったままで、ハンドルレバーで
向こう側のフック体を操作してバッテリの孔にフック片
を係合でき、また、手前のフック体は手で操作してフッ
ク片をバッテリの手前の孔に係合することができる。し
たがって、バッテリの４カ所の孔に一人でフック片を容
易に引っ掛けたり、外したりすることができ、バッテリ
の交換作業の効率を改善することができる。特に、バッ
テリの一対の孔のピッチとフック体の一対のフック片の
ピッチを合わせているので、ひとつの作業で２カ所の孔
に同時にフック片の引っ掛けや取り外し作業を行なうこ
とができ、作業性の向上を図ることができる。
【００２６】請求項２記載のバッテリ車のバッテリ交換
用装置によれば、フック体は略く字状に形成され、両側
のフック片の近傍に連結棒を架橋し、前記ハンドルレバ
ーの先端には連結棒を引っ掛けるフック部を形成し、両
連結棒の上方からハンドルレバーによりいずれか一方の
フック体を操作するようにしているので、手前のフック
体の連結棒にハンドルレバーを載せて操作を行なうこと
ができるので、操作がし易くなり、また、ハンドルレバ
ーから手を離してもハンドルレバーを落とすことはな
い。
用装置によれば、フック体は略く字状に形成され、両側
のフック片の近傍に連結棒を架橋し、前記ハンドルレバ
ーの先端には連結棒を引っ掛けるフック部を形成し、両
連結棒の上方からハンドルレバーによりいずれか一方の
フック体を操作するようにしているので、手前のフック
体の連結棒にハンドルレバーを載せて操作を行なうこと
ができるので、操作がし易くなり、また、ハンドルレバ
ーから手を離してもハンドルレバーを落とすことはな
い。
【００２７】請求項３記載のバッテリ車のバッテリ交換
用装置によれば、前記バーの上面で２本のワイヤーロー
プにより吊設しているので、従来の４本吊りとは異な
り、２本吊りとなってワイヤーロープ間は平面状とな
り、そのため、ヘッドガードの凹部を介してバッテリを
吊り上げる場合でもヘッドガードを傷つけることの可能
性を非常に小さくすることができる。
用装置によれば、前記バーの上面で２本のワイヤーロー
プにより吊設しているので、従来の４本吊りとは異な
り、２本吊りとなってワイヤーロープ間は平面状とな
り、そのため、ヘッドガードの凹部を介してバッテリを
吊り上げる場合でもヘッドガードを傷つけることの可能
性を非常に小さくすることができる。
【００２８】請求項４記載のバッテリ車のバッテリ交換
用装置によれば、前記バーの上面に溝を凹設し、この溝
にフック体を揺動自在、かつ着脱自在に設けているの
で、バッテリの大きさが異なる場合でも、バッテリの孔
間のピッチに合わせたフック片を形成しておくことで、
所望のフック体により大きさの異なるバッテリでも、容
易にバッテリ交換を行なうことができる。
用装置によれば、前記バーの上面に溝を凹設し、この溝
にフック体を揺動自在、かつ着脱自在に設けているの
で、バッテリの大きさが異なる場合でも、バッテリの孔
間のピッチに合わせたフック片を形成しておくことで、
所望のフック体により大きさの異なるバッテリでも、容
易にバッテリ交換を行なうことができる。
【図１】本発明の実施の形態のバッテリ交換用装置によ
りバッテリ交換作業を行なう場合の斜視図である。
りバッテリ交換作業を行なう場合の斜視図である。
【図２】従来例のフォークリフトの側面図である。
【図３】従来例のバッテリ交換を行なう場合の斜視図で
ある。
ある。
【図４】従来例のワイヤーロープの吊り上げによるヘッ
ドガードが傷つく場合の説明図である。
ドガードが傷つく場合の説明図である。
９ バッテリ １９ バッテリケース ２０ 係合孔 ３０ バッテリ交換用装置 ３１ 吊り具バー ３２ 溝 ３３ フック体 ３４ フック片 ３５ 連結棒 ４０ ハンドルレバー ４１ フック部 ４５ ワイヤーロープ
Claims (4)
- 【請求項１】バッテリには該バッテリの両側にそれぞれ
一対の孔が穿孔されており、この孔を利用して上方から
垂下したワイヤーロープによりバッテリを吊り上げてバ
ッテリの交換作業を行なうようにしたバッテリ車におい
て、 ワイヤーロープにより吊設されるバーと、このバーの両
側に揺動自在にそれぞれ設けられてバッテリの一対の孔
のピッチに合わせた一対のフック片を有するフック体
と、いずれか一方のフック体を操作してフック片を前記
孔に係合するためのハンドルレバーとで構成しているこ
とを特徴とするバッテリ車のバッテリ交換用装置。 - 【請求項２】フック体は略く字状に形成され、両側のフ
ック片の近傍に連結棒を架橋し、前記ハンドルレバーの
先端には連結棒を引っ掛けるフック部を形成し、両連結
棒の上方からハンドルレバーによりいずれか一方のフッ
ク体を操作するようにしていることを特徴とする請求項
１記載のバッテリ車のバッテリ交換用装置。 - 【請求項３】前記バーの上面で２本のワイヤーロープに
より吊設していることを特徴とする請求項１または請求
項２記載のバッテリ車のバッテリ交換用装置。 - 【請求項４】前記バーの上面に溝を凹設し、この溝にフ
ック体を揺動自在、かつ着脱自在に設けていることを特
徴とする請求項１〜請求項３にいずれか記載のバッテリ
車のバッテリ交換用装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000248027A JP2002063884A (ja) | 2000-08-17 | 2000-08-17 | バッテリ車のバッテリ交換用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000248027A JP2002063884A (ja) | 2000-08-17 | 2000-08-17 | バッテリ車のバッテリ交換用装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002063884A true JP2002063884A (ja) | 2002-02-28 |
Family
ID=18738014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000248027A Withdrawn JP2002063884A (ja) | 2000-08-17 | 2000-08-17 | バッテリ車のバッテリ交換用装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002063884A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7775311B1 (en) | 2003-01-28 | 2010-08-17 | Club Car, Inc. | Housing for vehicle power systems |
| JP2010277788A (ja) * | 2009-05-27 | 2010-12-09 | Furukawa Battery Co Ltd:The | 蓄電池盤の吊り構造 |
| WO2015019741A1 (ja) * | 2013-08-07 | 2015-02-12 | 日産自動車株式会社 | バッテリ車載構造 |
| CN107214076A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-09-29 | 徐工集团工程机械有限公司 | 振动筛中间横梁、振动筛以及沥青拌和站 |
| CN107910464A (zh) * | 2017-10-11 | 2018-04-13 | 浙江畅通科技有限公司 | 设支撑骨架的蓄电池壳 |
| CN112060969A (zh) * | 2020-09-25 | 2020-12-11 | 深圳精智机器有限公司 | 一种纯电动重卡的换电系统及换电方法 |
-
2000
- 2000-08-17 JP JP2000248027A patent/JP2002063884A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
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| CN107910464B (zh) * | 2017-10-11 | 2020-09-15 | 浙江畅通科技有限公司 | 设支撑骨架的蓄电池壳 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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