JP2535270Y2 - 材料搬送排出装置 - Google Patents

材料搬送排出装置

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JP2535270Y2
JP2535270Y2 JP8701291U JP8701291U JP2535270Y2 JP 2535270 Y2 JP2535270 Y2 JP 2535270Y2 JP 8701291 U JP8701291 U JP 8701291U JP 8701291 U JP8701291 U JP 8701291U JP 2535270 Y2 JP2535270 Y2 JP 2535270Y2
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JP
Japan
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container
pin
dumping
hanging tool
hook
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JP8701291U
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JPH0530072U (ja
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昌史 黒柳
善幸 山崎
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Aichi Steel Corp
Original Assignee
Aichi Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圧延鋼材の端材等を収
容する容器(以下単に容器という)の搬送排出作業の能
率向上および取扱いの安全性向上を図るべき容器および
吊具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の容器は、鉄鋼板で上部が開放され
た函状に製作され、容器の両側面にはクレ−ンで搬送す
るときワイヤを掛ける搬送用フックと、容器を反転させ
て収容していた端材等を排出するときにワイヤを掛ける
投棄用フックを設けているのが一般的である。
【0003】また、従来の容器は端材等を落下させて収
容する事が多いので一般的に作業床より数m低い位置に
設置されることが多く、容器の搬送あるいは端材等の排
出作業に際して作業者は前記搬送用フックあるいは投棄
用フックにワイヤを掛け外しするため階段を度々昇降す
る必要があり作業能率が非常に悪いものであった。
【0004】さらに、収容する端材等が熱間圧延材であ
る場合には高熱物接近・重量物取扱い作業となり安全性
上も問題であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、玉掛作業者
が前記容器に接近して作業することなくクレ−ン運転手
の作業のみで端材等の搬送・排出をなし得る前記容器を
考案して作業能率と安全性の向上を図ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる、材料搬
送排出装置は、圧延鋼材の端材等を収容し搬送・排出す
る吊具により吊下される容器からなる装置において、前
記容器の両側面の中央上部付近に設けた運搬ピンと、前
記運搬ピンと同一面の下部前方付近に設けた吊具保持ピ
ンと、前記吊具保持ピンと同一面の後方部に設けた投棄
ピンと、一端を前記投棄ピンに係合し他端を前記吊具に
係止した投棄チエ−ンとからなり、詳しくは容器両側面
の中央上部付近に運搬ピンを設ける。運搬ピンは前記容
器を搬送するとき後記する吊具で容器を吊下するために
設けたもので、容器と収容した端材等との合計重量に充
分耐える強度を有するものである。
【0007】前記運搬ピンの取付け面と同一面の前方下
部に吊具保持ピンを設ける。吊具保持ピンは、容器が端
材等を収容する状態に置かれたとき吊具のフック部を掛
けて、その吊具を前記容器に保持する役目をする。
【0008】また、前記運搬ピンの取付け面と同一面の
後方下部に、投棄ピンを設ける。投棄ピンは後記の投棄
チエ−ンを取付け、それを吊具で吊上げ容器を反転させ
ることを主目的とするが、前記吊具保持ピンと共に吊具
を保持する役目も果たす。従って、投棄ピンは前記運搬
ピンと同様の強度を有するものである。
【0009】しかして、上記3個の各ピンは、上記容器
の両側面上でほぼ三角形の各頂点に位置するように配置
されている。
【0010】そして、本考案の容器には、吊具を付帯さ
せる。吊具は鋼鉄製で図3および図4に示す構造で、そ
の上部の吊上げリングをクレ−ンフックに吊下し、また
下部の吊上げフック部を運搬ピンに掛けて前記容器をク
レ−ンで搬送する。なお、吊具下部の吊上げフック部に
投棄チエ−ンを係合するための孔を有する。
【0011】投棄チエ−ンは、吊具の下部フック部と投
棄ピンとを連結して設け容器内の端材等を排出投棄する
ときに使用する。
【0012】
【作用】本考案の材料搬送排出装置は、図1に示す容器
と図3および図4に示す吊具とからなり、例えば、鋼材
切断機の下付近に設置して端材を受入れ収容する。この
とき、図2(a)に示す吊具は容器の両側面に設けた吊
具保持ピンと投棄ピンとにより受止められて保持されて
いる。
【0013】前記容器を搬送する際には、図2(b)に
示すように吊具の上部の吊上リングにクレ−ンフックを
掛けて少し前方(図では左方)に移動させながら吊上げ
ることにより、吊具の下部フック部が前記運搬ピンに掛
かり前記容器を吊架して搬送可能となる。なお、この作
業はクレ−ン運転者がクレ−ンを移動してきてクレ−ン
フックを吊具の上部の吊上リングを吊架することのみで
行われ他の作業者の手間を要しない。
【0014】図2(c)に示すように、クレ−ン運転者
は、端材投棄場所まで前記容器を搬送して行き端材投棄
場所に下ろし、クレ−ンフックを下げて前記吊具の下部
フック部を前記運搬ピンから外し少し後方(図では右
方)に移動させる。
【0015】図2(d)に示すように、クレ−ン運転者
が前記運搬ピンから外したクレ−ンフックを再度巻き上
げれば前記吊具は上方に引上げられ、それに連なる前記
投棄チエ−ンは容器の前記投棄ピンを上方に引上げる結
果、前記容器を反転させて収容されていた端材は排出投
棄される。
【0016】端材を排出した後、前記容器を一旦平坦な
場所に下ろすと前記容器は図2(e)に示すような姿勢
に置かれ、クレ−ン運転者がクレ−ンフックを下げ少し
前方(図では左方)に移動させながら吊上げピンに沿っ
て吊上げれば吊具の下部フック部は前記運搬ピンに掛か
る。ここで、前記容器が図2(e)に示すような姿勢に
置かせるために、前記投棄ピンの容器側面への取付け位
置は本考案の最も重要な考案点である。
【0017】すなわち、前記投棄ピンの容器側面への取
付け位置は、図2(d)に示すように前記容器を吊上げ
たときに容器の前面上縁部Eが、投棄ピンと容器の重心
点Gとを結び延長した垂直線Lより必ず前方(図では左
方)になる位置とする。
【0018】その後、クレ−ン運転者がクレ−ンフック
を巻上げれば、図2(f)に示すように前記容器は搬送
可能な状態に吊上げられる。
【0019】
【実施例】以下に本考案の一実施例を説明する。図1に
示す容器1は、鋼板で製作された上部が開放された函状
の熱間圧延鋼材の切断端材を収容するものである。
【0020】運搬ピン2は、図1および図2(a)〜
(f)に示すように容器1の両側面の中央上部付近に設
けた鋼製の丸棒状であって、その先端には吊具6の下端
フック部が外れないようにツバを設け基部には補強材を
付帯させて前記容器1に強固に溶接されている。この運
搬ピン2は前記端材容器1の自重と収容した端材Cとの
合計重量に充分耐える強度を有するものである。ちなみ
に、本実施例の前記容器1と収容した端材Cとの合計重
量は7〜10ton である。
【0021】吊具保持ピン3は、図1および図2(a)
〜(f)に示すように容器1の両側面すなわち上記運搬
ピン2と同一面の下部前方(図では左方)付近に設けた
鋼製の丸棒であって前記容器1に溶接されている。この
吊具保持ピン3は、容器1が端材収容状態に置かれたと
き吊具6の下端フック部を受止め保持している。
【0022】投棄ピン4は、図1および図2(a)〜
(f)に示すように容器1の両側面すなわち上記運搬ピ
ン2と同一面の下部後方(図では右方)付近に設けた鋼
製の前記運搬ピン2と同様の構造と強度を有するもので
あるが、そのピンには投棄チエ−ン5を取付けることを
目的とする長円形のリングをピンを中心にして回転し得
るように嵌めピンの先端にはリングが抜けないようにカ
ラ−を溶接で取りつけてある。なお、投棄ピン4は、前
記容器1が端材収容状態に置かれたとき専用吊具6の下
端フック部を受け止めて吊具6が後方へ倒れないように
保持している。
【0023】投棄チエ−ン5は、図2(a)〜(f)に
示すように前記投棄ピン4と後記吊上フック8の下部の
投棄チエ−ン取付孔9との間を連結して設けた鋼製のチ
エ−ンであり、本実施例ではチエ−ン両端をUリンクで
前記投棄ピン4の長円形のリングと前記吊上フック8の
投棄チエ−ン取付孔9とに結合してある。
【0024】吊具6は、図3および図4に示すようにア
イビ−ム7の両端に前記容器1を吊上げるための吊上フ
ック8を有し、その、吊上フック8の下部には投棄チエ
−ン5を取付けることを目的とする投棄チエ−ン取付孔
9を設けてある。また、吊具6の中央上部には、クレ−
ンのフックが容易に通せる大きさの吊上げリング10を設
けてある。各構成部材は、溶接構造で強固に組合わせ、
容器1と収容した端材Cとの合計重量を吊上げるために
必要充分な強度を有するものである。
【0025】
【考案の効果】本考案の材料搬送排出装置は、従来、容
器の搬送および収容した材料の排出投棄作業に際してク
レ−ン運転者以外に玉掛け作業者を要して行っていた作
業をクレ−ン運転者のみで可能とし、従って、容器の搬
送および排出投棄作業の作業能率を向上し、また、同作
業の安全性の向上に寄与するところが大きく産業上高い
実用性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による鋼材の端材容器の概略構
造を示す斜視図である。
【図2】(a)〜(f)は本考案の実施例による容器と
吊具との組合わせ状況と、その作用順序を説明した図で
ある。
【図3】本考案の実施例による吊具の構造を示した側面
図である。
【図4】本考案の実施例による吊具の構造を示した正面
図である。
【符号の説明】
1 容器 2 運搬ピン 3 吊具保持ピン 4 投棄ピン 5 投棄チエ−ン 6 吊具 C 端材 E 容器の前面上縁部 G 容器の重心点

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延鋼材の端材等を収容し搬送・排出す
    る吊具により吊下される容器からなる装置において、前
    記容器の両側面の中央上部付近に設けた運搬ピンと、前
    記運搬ピンと同一面の下部前方付近に設けた吊具保持ピ
    ンと、前記吊具保持ピンと同一面の後方部に設けた投棄
    ピンと、一端を前記投棄ピンに係合し他端を前記吊具に
    係止した投棄チエ−ンとからなり、クレ−ン運転手の作
    業のみで搬送・排出をなし得ることを特徴とする材料搬
    送排出装置。
JP8701291U 1991-09-27 1991-09-27 材料搬送排出装置 Expired - Lifetime JP2535270Y2 (ja)

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JP8701291U JP2535270Y2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 材料搬送排出装置

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Publication Number Publication Date
JPH0530072U JPH0530072U (ja) 1993-04-20
JP2535270Y2 true JP2535270Y2 (ja) 1997-05-07

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