JP6396814B2 - 作物回収体用の吊り下げ体 - Google Patents

作物回収体用の吊り下げ体 Download PDF

Info

Publication number
JP6396814B2
JP6396814B2 JP2015014287A JP2015014287A JP6396814B2 JP 6396814 B2 JP6396814 B2 JP 6396814B2 JP 2015014287 A JP2015014287 A JP 2015014287A JP 2015014287 A JP2015014287 A JP 2015014287A JP 6396814 B2 JP6396814 B2 JP 6396814B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support member
support
receiving member
receiving
main frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015014287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016136894A (ja
Inventor
祐貴 藤田
祐貴 藤田
池田 圭
圭 池田
木下 健太郎
健太郎 木下
杉岡 将人
将人 杉岡
義貴 丸山
義貴 丸山
後藤 正志
正志 後藤
佐藤 昌幸
昌幸 佐藤
満 斎藤
満 斎藤
草太 高橋
草太 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Saito Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kubota Corp
Saito Agricultural Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp, Saito Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2015014287A priority Critical patent/JP6396814B2/ja
Publication of JP2016136894A publication Critical patent/JP2016136894A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6396814B2 publication Critical patent/JP6396814B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Description

本発明は、人参収穫機のような作物収穫機等に使用されるもので、収穫された作物を回収して貯留する作物回収体を吊り下げて支持する吊り下げ体に関する。
作物収穫機の一例である人参収穫機では、特許文献1,2に開示されているように、袋状の作物回収体(特許文献1の図3及び図8の50)を使用したものがある。
特許文献1の人参収穫機では、収穫された作物が搬送されるコンベア(特許文献1の図4及び図8の31)の端部に、吊り下げ体(特許文献1の図4及び図8の42)を取り付け、吊り下げ体に作物回収体を吊り下げている。
特許文献1の人参収穫機では、作物回収体を支持台(特許文献1の図3及び図8の41)に載せた状態で、コンベアを下降させて(特許文献1の図8(a)参照)、収穫作業を行う。
これにより、収穫された作物がコンベアから作物回収体に投入されるのであり、収穫された作物が作物回収体に投入されるのに伴って、コンベアを上昇させて作物回収体を上方に延ばしていき(特許文献1の図8(b)参照)、作物回収体が上限まで延びた状態が作物回収体の満杯状態となる。
特開2009−268357号公報 特開2012−205566号公報
特許文献1の人参収穫機において、作物回収体が満杯状態(作物回収体が上限まで延びた状態)になると、作物回収体を吊り下げ体から取り外し、支持台を斜め下向きに下降させて、支持台に載置された作物回収体を支持台から地面に滑り降ろしている。
作物回収体は吊り下げ体のフック状の金具に掛けられているので、前述のように作物回収体の満杯状態において、作物回収体を吊り下げ体から取り外す場合、作業者が作物回収体を少し持ち上げるようにして、作物回収体を吊り下げ体のフック状の金具から上方に抜くという作業を行うことになる。
しかしながら、満杯状態の重い作物回収体を持ち上げることは困難であり、作業者にとって重労働となる。
本発明は、収穫された作物を回収して貯留する作物回収体を吊り下げて支持する吊り下げ体において、作物回収体が満杯状態でも、作物回収体を吊り下げ体から楽に取り外すことができるように構成することを目的としている。
[I](構成)
本発明の第1特徴は、作物回収体用の吊り下げ体において次のように構成することにある。
主フレームと、横向きの受け部材と、前記受け部材の一方の端部に接続されて前記主フレームに支持された第1支持部材と、前記受け部材の他方の端部を下側から受け止めて支持するもので前記主フレームに支持された第2支持部材とを備えて、
作物回収体の吊り下げ部が掛けられた前記受け部材を、前記第1及び第2支持部材により支持するように構成し、
前記第1支持部材を前記受け部材の延出方向に沿って移動自在に前記主フレームに支持し、前記第1支持部材に接続されて前記第1支持部材を移動操作するもので人為的に操作される操作部材を備えて、
前記受け部材が前記第1及び第2支持部材に支持された状態において、前記操作部材により前記第1操作部材を前記受け部材の延出方向に沿って前記第2支持部材から離れる方向に移動操作することにより、前記受け部材が前記第2支持部材から離れて、前記作物回収体の吊り下げ部を前記受け部材から取り外す。
(作用及び発明の効果)
本発明の第1特徴によると、作物回収体が吊り下げ体に取り付けられている状態において、作物回収体の吊り下げ部が横向きの受け部材に掛けられ、第1及び第2支持部材により受け部材の一方及び他方の端部が支持されて、作物回収体の重量が横向きの受け部材の延出方向と交差するように、受け部材に下向きに掛かる状態となっている。
前述の状態において、作物回収体を吊り下げ体から取り外す場合、本発明の第1特徴によると、操作部材により第1操作部材を受け部材の延出方向に沿って第2支持部材から離れる方向に移動操作することにより、受け部材を第2支持部材から離す。
この場合、作物回収体の重量が掛かる下向きに対して、受け部材の移動方向は下向きと交差する横向きであるので、作物回収体の重量が掛かる下向きとは逆の上向きに受け部材を移動させる状態に比べて、受け部材を横向きに楽に移動させることができる。
これにより、受け部材を第2支持部材から離れる位置まで移動させることによって、受け部材と第2支持部材との間から、作物回収体の吊り下げ部を楽に取り外すことができる(作物回収体の吊り下げ部を受け部材から楽に取り外すことができる)。
[II](構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の作物回収体用の吊り下げ体において次のように構成することにある。
前記受け部材を前記第1支持部材に対して上方に揺動自在な状態で前記第1支持部材に接続している。
(作用及び発明の効果)
本発明の第2特徴によると、受け部材の一方の端部が第1支持部材に接続され、受け部材の他方の端部が第2支持部材により下側から受け止められて支持された状態となっており、受け部材を第1支持部材に対して上方に揺動させることにより、受け部材の他方の端部を第2支持部材から上方に離すことができる。
これにより、前述のように受け部材を第1支持部材に対して上方に揺動させて、受け部材の他方の端部を第2支持部材から上方に離した状態において、作物回収体の吊り下げ部を受け部材の他方の端部と第2支持部材との間を通して入れ込むことができるのであり、作物回収体の吊り下げ部を受け部材に容易に掛けることができる。
この後、受け部材を第1支持部材に対して下方に揺動させて、受け部材の他方の端部が第2支持部材により下側から受け止められて支持された状態とすればよい。
[III](構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第1又は第2特徴の作物回収体用の吊り下げ体において次のように構成することにある。
前記第2支持部材が、前記受け部材の他方の端部を下側から受け止めて支持する受け止め部と、前記受け止め部の一方及び他方の端部から上方に延出される一対の横側部とを備えている。
(作用及び発明の効果)
本発明の第3特徴によると、受け部材の一方の端部が第1支持部材に接続され、受け部材の他方の端部が第2支持部材の受け止め部により下側から受け止められて支持された状態において、第2支持部材の受け止め部の一方及び他方の端部に、上方に延出される一対の横側部が備えられている。
これにより、受け部材の他方の端部が振動等により第2支持部材の受け止め部から横に外れようとしても、第2支持部材の横側部に止められて、受け部材の他方の端部が第2支持部材の受け止め部から外れるようなことはない。
[IV](構成)
本発明の第4特徴は、本発明の第1〜第3特徴の作物回収体用の吊り下げ体のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することある。
前記主フレームを横長状に構成して、前記主フレームの一方及び他方の端部に、前記第1及び第2支持部材、前記受け部材をそれぞれ備え、
前記主フレームの一方及び他方の端部の前記第1支持部材に亘って前記操作部材を接続して、前記操作部材により前記主フレームの一方及び他方の端部のそれぞれの前記第1支持部材を移動操作自在に構成している。
(作用及び発明の効果)
本発明の第4特徴によると、横長状の主フレームの一方及び他方の端部に、第1及び第2支持部材、受け部材をそれぞれ備えているので、幅広の作物回収体を無理なく吊り下げて支持することができる。
この場合、主フレームの一方及び他方の端部の第1支持部材に亘って操作部材を接続しているので、操作部材により主フレームの一方及び他方の端部のそれぞれの第1支持部材を移動操作することができて、操作性の良いものとなる。
人参収穫機の左側面図である。 人参収穫機の平面図である。 人参収穫機の背面図である。 コンベアの縦断背面図である。 人参収穫機の右側面図である。 回収袋の全体斜視図である。 吊り下げ体をコンベアに取り付けている状態での背面図である。 吊り下げ体をコンベアに取り付けている状態でのコンベア及び吊り下げ体の側面図である。 吊り下げ体をコンベアに取り付けている状態での吊り下げ体の側面図である。 吊り下げ体をコンベアに取り付けている状態での吊り下げ体における第1及び第2支持部材、受け部材の付近の正面図である。 人参の回収状態を示すコンベア及び吊り下げ体、回収袋の付近の背面図である。
本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。作物収穫機の一例である人参収穫機(機体)の収穫作業時における前進側の進行方向が「前」であり、後進側の進行方向が「後」である。前後方向での前向き姿勢を基準として右側に相当する方向が「右」であり、左側に相当する方向が「左」である。
[1]
人参収穫機の全体について説明する。
図1及び図2に、作物収穫機の一例である人参収穫機が示されており、右及び左のクローラ型式の走行装置1に支持された機体の右前部に、運転部2及びエンジン3が支持されている。機体の左前部に、引き起こし装置4、土ほぐし刃5、引き抜きベルト6及び回転刃7が支持されている。
これにより、図1及び図2に示すように、機体の進行に伴って、引き起こし装置4により人参Aの葉部A1が上方に引き起こされながら、土中に入り込んだ土ほぐし刃5が振動して人参Aの横側の土が崩される。引き起こしベルト6により人参Aの葉部A1が挟持されて人参Aが引き抜かれ、人参Aの下部の尻尾部分が回転刃7により切断されて、人参Aが引き抜きベルト6により後方上方に搬送される。
図1及び図2に示すように、機体の左側部において、引き起こしベルト6の上部の後側に葉部搬送ベルト8及び回転刃9が備えられ、葉部搬送ベルト8及び回転刃9の下側に搬送ベルト10が備えられている。葉部搬送ベルト8の後部に、斜め後方下方に傾斜する案内板11が備えられ、機体の左側部の後部に、機体の左右中央側に向いて下方に傾斜する案内板12が備えられている。
これにより、図1,2,3に示すように、引き抜きベルト6により後方上方に搬送された人参Aの葉部A1が、葉部搬送ベルト8に受け渡されて挟持され、葉部搬送ベルト8により人参Aが後方に搬送されながら、回転刃9により人参Aと葉部A1との間が切断されて、人参Aが搬送ベルト10に落下する。葉部A1はそのまま葉部搬送ベルト8により後方に搬送されて、案内板11に放出され、案内板11から案内板12に落下して、機体の後側の地面に落下する。
図2及び図3に示すように、搬送ベルト10の搬送方向と斜めに交差する固定の案内板13が搬送ベルト10の上側に備えられ、搬送ベルト10の後部から右側に向ってコンベア14が備えられている。コンベア14の右端部に回収袋15(作物回収体に相当)が備えられており、機体の後部に作業者用の椅子16が備えられている。
これにより、葉部搬送ベルト8から落下した人参Aが搬送ベルト10により後方に搬送されるのであり、人参Aが案内板13に達すると案内板13により搬送ベルト10からコンベア14に案内される。コンベア14により人参Aが右方に搬送される途中において、椅子16の作業者が、不良の人参Aを取り出すのであり、良品の人参Aはコンベア14により搬送されて回収袋15に投入される。
[2]
次に、コンベア14について説明する。
図2,3,4に示すように、前及び後の壁部17が機体に固定されて、壁部17の右上部に支持された支持軸18周りに、前及び後の壁部19が上下に揺動自在に支持されており、壁部19を昇降駆動する電動型式の昇降シリンダ20が、機体と壁部19とに亘って接続されている。
図4に示すように、前及び後の壁部17の間に、駆動スプロケット21及び案内輪22が回転自在に支持されており、支持軸18に案内輪23が回転自在に支持されている。前及び後の壁部19の右端部に、案内輪24が回転自在に支持されており、駆動スプロケット21及び案内輪22,23,24に亘って搬送ベルト25が架設されている。
図4に示すように、案内輪22の間において、前後方向の横軸芯P1周りにアーム26が揺動自在に支持され、アーム26に案内輪27が支持されて、アーム26を図4の紙面時計方向に付勢するバネ28が備えられており、案内輪27により搬送ベルト25に適切な緊張が与えられている。
搬送ベルト25は、両端に位置する搬送チェーン25a、搬送チェーン25aに亘って接続されたコンベアバー25b、コンベアバー25bに連結された搬送板25cを備えて構成されている。
[3]
次に、支持台29及び回収袋15について説明する。
図2,3,5に示すように、機体の右後部に補助台30が支持されており、補助台30の後部の左右方向の横軸芯P2周りに、支持台29が上下に揺動自在に支持されて、支持台29がコンベア14の右端部の下方に位置している。
図2,3,5に示すように、補助台30の右前部に支柱31が連結され、支持台29の右前部にアーム29aが連結されて、支柱31と支持台29のアーム29aとに亘って伸縮機構32が接続されている。伸縮機構32は電動モータ33により伸縮駆動されるのであり、伸縮機構32により支持台29を、図5の実線に示す横向きの水平な作業姿勢、並びに、図5の二点鎖線に示す後下がり状の傾斜姿勢に設定することができる。
図3及び図5の実線で示す状態は、支持台29を作業姿勢に設定している状態であり、支持台29に回収袋15が載置された状態で、収穫作業が行われる。後述する[6]に記載のように、回収袋15が人参Aで満杯になると、図5の二点鎖線に示すように、支持台29を傾斜姿勢に設定して、回収袋15を支持台29から地面に滑り降ろす。
図6に示すように、回収袋15は全体が帆布等の布やポリエチレン等の可撓性シートにより構成されており、底部を備え上部が開放された立方体状の本体部15a、本体部15aの角部と角部とに亘って縫い付けられた紐部15b(吊り下げ部に相当)、本体部15aの上縁部の全周部に亘って縫い付けられた巾着部15c、巾着部15cの外周部に亘って取り付けられて巾着部15cを絞って閉じる紐部15d等を備えて構成されている。
[4]
次に、吊り下げ体34の構造について説明する。
図2,3,5に示すように、吊り下げ体34はコンベア14の右端部に備えられて、回収袋15を吊り下げて支持するものである。
図7,9(a),10に示すように、横長の丸棒材で構成された主フレーム35が備えられて、主フレーム35の中央部に逆V字状の板材の吊り下げ板36が連結されており、主フレーム35の一方及び他方の端部に近い部分に、丸棒材で構成されたフック部37が連結されている。主フレーム35の一方及び他方の端部に、一対の支持板38が下向きに連結されている。
図7,9(a),10に示すように、側面視でL字状の第1支持部材41が備えられ、第1支持部材41の下部に補助アーム41aが連結されており、第1支持部材41の中央付近にボス部41bが連結され、第1支持部材41及び補助アーム41aの間の下部にピン41c,41dが支持されている。
図7,9(a),10に示すように、丸棒材により受け部材43が構成されており、受け部材43に支点部43aが連結されて、受け部材43の支点部43aが第1支持部材41のピン41cに上下に揺動自在に支持されている。
後述する[6]に記載のように、第1支持部材41と一緒に受け部材43が第2支持部材42から離れても、受け部材43の後部が第1支持部材41のピン41dに当たることにより、受け部材43が図9(a)の実線に示す横向きの姿勢から下方に揺動することはない。
図7,9(a),10に示すように、丸棒材をU字状に折り曲げて第2支持部材42が構成されており、U字の底の部分が受け止め部42aとなり、受け止め部42aの一方及び他方の端部から上方に延出される一対の部分が、一対の横側部42bとなっている。
ピン39が支持板38の下部及び第1支持部材41のボス部41bに亘って挿入されており、支持板38の間において第1支持部材41がピン39周りに上下に揺動自在に支持されている。支持板38の下部に亘って、第2支持部材42の横側部41bの上部が連結されている。
図7,9(a),10に示すように、主フレーム35の一方及び他方の端部の支持板38に、第1及び第2支持部材41,42、受け部材43が備えられており、主フレーム35の一方及び他方の端部の支持板38の第1支持部材41に亘って、アーチ状の操作ハンドル47が連結されている(接続されている。)
図7,9(a),10に示すように、主フレーム35の一方の端部のフック部37と、第1支持部材41の延出部41eとに亘って、バネ40が接続されている。
バネ40の付勢力により、第1支持部材41(補助アーム41a)が第2支持部材42に接近する側(図9(a)の紙面時計方向)に付勢されており、第1支持部材41の上部が主フレーム35に当たることにより、第1支持部材41が図9(a)に示す姿勢となっている。
[5]
次に、吊り下げ体34への回収袋15の取り付けについて説明する。
図7,8,9(a)に示すように、平面視でL字状の支持アーム49が備えられて、支持アーム49に補強板49aが連結されている。コンベア14において、壁部19に亘って支持された支持軸50に、支持アーム49が壁部19に沿うように取り付けられ、壁部19に連結された支持部19aに支持アーム49が受け止められて支持されている。
図7,8,10に示す状態は、支持アーム49の端部に、吊り下げ体34(吊り下げ板36)を取り付けている状態である。主フレーム35に対して、第1支持部材41がコンベア14(壁部19)側に位置し、操作ハンドル47がコンベア14(壁部19)の反対側に位置する状態で、吊り下げ体34は支持アーム49の端部で自由に揺動できるように支持されており、吊り下げ体34の外れ止めのピン51が支持アーム49の端部に取り付けられている。
図9(a)に示すように、第1支持部材41の上部が主フレーム35に当たることにより、第1支持部材41が図9(a)に示す姿勢となっている。受け部材43に回収袋15の紐部15bが掛けられていない状態において、横向きの受け部材43の一方の端部が第1支持部材41に支持され、横向きの受け部材43の他方の端部が第2支持部材42(受け止め部42a)に下側から受け止められて支持されており、受け部材43が第1及び第2支持部材41,42に支持されている。
この場合、図10に示すように、第2支持部材42に受け部材43の他方の端部が内部に入り込む状態となっており、受け部材43の他方の端部の両横側に、第2支持部材42の一対の横側部42bが位置する状態となっている。これにより、受け部材43の他方の端部が振動等により第2支持部材42(受け止め部42a)から横に外れようとしても、第2支持部材42の横側部42bに止められて、受け部材43の他方の端部が第2支持部材42(受け止め部42a)から外れるようなことはない。
回収袋15の紐部15bを受け部材43に掛ける場合、図9(a)の二点鎖線に示すように、受け部材43を上方に揺動させて(回収袋15の紐部15bにより受け部材43を押し上げて)、受け部材43の他方の端部を第2支持部材42(受け止め部42a)から上方に離した状態において、回収袋15の紐部15bを受け部材43の他方の端部と第2支持部材42(受け止め部42a)との間を通して入れ込むのであり、回収袋15の紐部15bを受け部材43に掛ける。この後、受け部材43を下方に揺動させて、受け部材43の他方の端部を第2支持部材42(受け止め部42a)により下側から受け止め支持させる。
次に図5及び図6に示すように、回収袋15の巾着部15cの外周部に亘って取り付けられる紐部15dが部分的に露出しているので、回収袋15の紐部15dをフック部37に掛けることにより、回収袋15の上部を開放する。
[6]
次に、収穫作業における人参Aの回収袋15への回収について説明する。
前項[5]に記載のように、空の回収袋15を吊り下げ体34に取り付けた後に、図5に示すように、支持台29を横向きの水平な作業姿勢に設定し、図11(a)に示すように、コンベア14を支持台29の付近まで下降させて、回収袋15を潰した状態としておく。
前述の状態で収穫作業を開始すると、図2に示すように、収穫された人参Aがコンベア14から回収袋15に投入されて回収されるのであり、コンベア14により人参Aが右方に搬送される途中において、椅子16の作業者が不良の人参Aを取り出す。
収穫作業の進行に伴って回収袋15に人参Aが回収されていくと、図11(b)に示すように、椅子16の作業者はコンベア14を少し上昇させ停止させて、回収袋15の上部を少し引き上げるのであり、収穫作業の進行に伴って回収袋15に人参Aが回収されていくと、椅子16の作業者はコンベア14を再び少し上昇させ停止させて、回収袋15の上部を少し引き上げる。
図3に示すように、回収袋15の上部を限界まで引き上げると(回収袋15の紐部15bがピンと上方に張った状態)、機体を停止させて収穫作業を中断する。
回収袋15の上部を限界まで引き上げた状態(回収袋15の紐部15bがピンと上方に張った状態)において、図9(a)に示すように、第1及び第2支持部材41,42により受け部材43の一方及び他方の端部が支持されて、回収袋15の重量が横向きの受け部材43の延出方向と交差するように、受け部材43に下向きに掛かる状態となっている。
以上の状態において、椅子16の作業者は吊り下げ体34の位置に移動して、操作ハンドル47を持ち、操作ハンドル47を下方に操作する。これにより、図9(b)に示すように、主フレーム35の一方及び他方の端部の支持板38の第1支持部材41を、第2支持部材42から離れる方向(斜め上方)に揺動操作することができるのであり(第1支持部材41を受け部材43の延出方向に沿って移動自在に主フレーム35に支持した状態に相当)、第1支持部材41(補助アーム41a)と一緒に受け部材43が第2支持部材42から離れる。
この場合に、図9(b)に示すように、回収袋15の重量が掛かる下向きに対して、受け部材43の移動方向は下向きと交差する横向き(斜め上方)であるので、回収袋15の重量が掛かる下向きとは逆の上向きに受け部材43を移動させる状態に比べて、受け部材43を受け部材43の延出方向に沿って横向き(斜め上方)に楽に移動させることができる。
図9(b)に示すように、受け部材43を第2支持部材42から離れる位置まで移動させることによって、受け部材43と第2支持部材42との間から、回収袋15の紐部15bを楽に取り外すことができる(回収袋15の紐15bを受け部材43から楽に取り外すことができる)。
回収袋15の紐部15bを吊り下げ体34から取り外した後、前項[3]及び図5の二点鎖線に示すように、支持台29を傾斜姿勢に設定して、回収袋15を支持台29から地面に滑り降ろす。
この後、図7,9(a),10に示すように、第1支持部材41が主フレーム35に当たるまで操作ハンドル47を上方に操作すると、主フレーム35の一方及び他方の端部の支持板38の第1支持部材41が、第2支持部材42に接近する方向(斜め下方)に揺動して、第1支持部材41(補助アーム41a)と一緒に受け部材43が第2支持部材42に接近する。これにより、受け部材43の他方の端部が第2支持部材42に入り込むのであり、受け部材43が第1及び第2支持部材41,42に支持される状態に戻る。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための形態]において、主フレーム35の一方及び他方の端部の支持板38の第1支持部材41に亘って連結されたアーチ状の操作ハンドル47を廃止して、主フレーム35の一方及び他方の端部の支持板38の各々の第1支持部材41に、小さな操作ハンドル(図示せず)を備えてもよい。
この場合、短い主フレーム35に、1組の第1支持部材41、第2支持部材42、受け部材43及び操作ハンドルを備えるように構成してもよい。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]において、主フレーム35(支持板38)に第1支持部材41を揺動自在に支持するのではなく、受け部材43の延出方向に沿って第1支持部材41をスライド自在(平行移動自在)に支持してもよい。
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]において、第2支持部材42をU字状ではなくJ字状又はL字状に構成して、一方の支持板38に連結するように構成してもよい。
[発明の実施の第4別形態]
コンベア14を昇降自在ではなく位置固定に構成した人参収穫機(作物収穫機)や、支持台29を昇降自在ではなく位置固定に構成した人参収穫機(作物収穫機)に対して、前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第3別形態]の吊り下げ体34を使用してもよい。
帆布等の布やポリエチレン等の可撓性シートにより構成された回収袋15ばかりではなく、金属製や合成樹脂製の箱状に構成された作物回収体(金属製や合成樹脂製の硬質の吊り下げ部を備える)に対して、前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第3別形態]の吊り下げ体34を使用してもよい。
本発明は、人参収穫機ばかりではなく、大根収穫機や玉ねぎ収穫機等の作物収穫機にも適用できる。
15 作物回収体
15b 作物回収体の吊り下げ部
35 主フレーム
41 第1支持部材
42 第2支持部材
42a 第2支持部材の受け止め部
42b 第2支持部材の横側部
43 受け部材
47 操作部材

Claims (4)

  1. 主フレームと、横向きの受け部材と、前記受け部材の一方の端部に接続されて前記主フレームに支持された第1支持部材と、前記受け部材の他方の端部を下側から受け止めて支持するもので前記主フレームに支持された第2支持部材とを備えて、
    作物回収体の吊り下げ部が掛けられた前記受け部材を、前記第1及び第2支持部材により支持するように構成し、
    前記第1支持部材を前記受け部材の延出方向に沿って移動自在に前記主フレームに支持し、前記第1支持部材に接続されて前記第1支持部材を移動操作するもので人為的に操作される操作部材を備えて、
    前記受け部材が前記第1及び第2支持部材に支持された状態において、前記操作部材により前記第1操作部材を前記受け部材の延出方向に沿って前記第2支持部材から離れる方向に移動操作することにより、前記受け部材が前記第2支持部材から離れて、前記作物回収体の吊り下げ部を前記受け部材から取り外すことができる作物回収体用の吊り下げ体。
  2. 前記受け部材を前記第1支持部材に対して上方に揺動自在な状態で前記第1支持部材に接続している請求項1に記載の作物回収体用の吊り下げ体。
  3. 前記第2支持部材が、前記受け部材の他方の端部を下側から受け止めて支持する受け止め部と、前記受け止め部の一方及び他方の端部から上方に延出される一対の横側部とを備えている請求項1又は2に記載の作物回収体用の吊り下げ体。
  4. 前記主フレームを横長状に構成して、前記主フレームの一方及び他方の端部に、前記第1及び第2支持部材、前記受け部材をそれぞれ備え、
    前記主フレームの一方及び他方の端部の前記第1支持部材に亘って前記操作部材を接続して、前記操作部材により前記主フレームの一方及び他方の端部のそれぞれの前記第1支持部材を移動操作自在に構成している請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の作物回収体用の吊り下げ体。
JP2015014287A 2015-01-28 2015-01-28 作物回収体用の吊り下げ体 Active JP6396814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015014287A JP6396814B2 (ja) 2015-01-28 2015-01-28 作物回収体用の吊り下げ体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015014287A JP6396814B2 (ja) 2015-01-28 2015-01-28 作物回収体用の吊り下げ体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016136894A JP2016136894A (ja) 2016-08-04
JP6396814B2 true JP6396814B2 (ja) 2018-09-26

Family

ID=56558526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015014287A Active JP6396814B2 (ja) 2015-01-28 2015-01-28 作物回収体用の吊り下げ体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6396814B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7234804B2 (ja) * 2019-05-31 2023-03-08 井関農機株式会社 野菜収穫機
JP7103325B2 (ja) * 2019-09-18 2022-07-20 井関農機株式会社 作物収穫車両
JP7317779B2 (ja) * 2020-09-11 2023-07-31 株式会社クボタ 情報管理システム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4798248A (en) * 1985-09-06 1989-01-17 Wic, Inc. Method of harvesting beets
JPH0291778U (ja) * 1989-01-06 1990-07-20
JP2589496Y2 (ja) * 1991-02-21 1999-01-27 株式会社大林組 自動引っ掛け装置
JP2833674B2 (ja) * 1991-08-02 1998-12-09 澄子 松山 重量物吊上げ用フック装置
JP4245355B2 (ja) * 2003-01-08 2009-03-25 株式会社トーテツ 重量物吊上げスリングの取外し装置
JP2005343499A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 支持装置
JP4030022B1 (ja) * 2007-07-05 2008-01-09 吉徳 尾▲崎▼ 吊り治具
JP2012205566A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Kubota Corp 作物収穫機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016136894A (ja) 2016-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5434233B2 (ja) 根菜類収穫機
JP6396814B2 (ja) 作物回収体用の吊り下げ体
JP5782693B2 (ja) 根菜類収穫機
JP2017127265A (ja) 根菜類収穫機
JP5050427B2 (ja) 茎葉収穫機
JP5912587B2 (ja) 根菜類収穫機
JP5054606B2 (ja) 作物収穫機
JP5411675B2 (ja) 作物収穫機
JP2009027967A (ja) 農作物収穫機
JP5841730B2 (ja) 根菜収穫機
JP3222786B2 (ja) 根菜収穫機の根菜回収部構造
JP5753705B2 (ja) 根菜収穫機
JP3222769B2 (ja) 根菜収穫機の回収部構造
JP2012029601A (ja) 根菜類収穫機
JP6658007B2 (ja) 根菜類収穫機
JP6681686B2 (ja) 根菜収穫機
JP6404732B2 (ja) 作物収穫機
JP3783456B2 (ja) 根菜類用収穫機
JP2014198008A (ja) トウモロコシ収穫機
JP2014087287A (ja) 根菜類収穫機
JP3222770B2 (ja) 根菜収穫機の回収部構造
JP2003070331A (ja) 収穫機の機体構造
JP2022021098A (ja) 農作物収穫機
JP2013106585A (ja) 根菜類収穫機
JP5095951B2 (ja) 根菜収穫機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6396814

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250