JP3222770B2 - 根菜収穫機の回収部構造 - Google Patents

根菜収穫機の回収部構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場に植えた人
参、大根などの根菜を引き抜いて回収する根菜収穫
機、、詳しくは、圃場から根菜を引き抜いて取り入れる
前処理装置と、収納袋の口部を開放状態でつり支持する
ための袋支持具と、前記前処理装置からの根菜を袋支持
具につり支持された収納袋に搬送して落下供給するコン
ベアとを自走機体に装備させ、横向き軸芯周りでの上下
揺動操作により前記袋支持具でつり支持された収納袋の
底部を持ち上げ支持する作用姿勢と収納袋の下側から退
避してその支持を解除する開放姿勢とに変更自在な袋受
け具を設けてある根菜収穫機の回収部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の根菜収穫機では、図8に
示すように、コンベア7の終端の下方に、袋受け具22
を設けることのみをもって、コンベア7の終端から収納
袋8内への根菜Cの落差を小さくすることにより、根菜
Cが落下衝撃によって割れたり損傷したりすることを回
避するようにしていた。すなわち、図8の(イ)に示す
ように、空の収納袋8を装着して根菜Cの回収を開始す
る際には、袋受け具22を作用姿勢となるように上方に
揺動操作して収納袋8の底部をコンベア7の近くまで持
ち上げることにより、コンベア7から収納袋8の底部ま
での落差を小にして、コンベア7からの根菜Cが収納袋
8内落下しても傷が付きにくいようにする。そして、収
納袋8内への根菜Cの回収の進行に伴って収納袋8内の
根菜Cの回収量が多くなることで収納袋8内に根菜Cの
収容スペースが少なくなったり、なくなったりすると、
つまり、収容袋8内の回収根菜群上面のレベルが上限に
達すると、図8の(ロ)に示すように、収納袋8に残っ
ている収容スペースや収納袋8の大きさに応じた適当な
角度だけ袋受け具22を下方に揺動操作して収納袋8の
底部をコンベア7から下げることにより、コンベア7に
対して収納袋8内の回収根菜群上面を下降させて、コン
ベア7から回収根菜群上面までの落差を、落下衝撃によ
る根菜Cの損傷を少なくする落差範囲の下限以上に維持
しながら、収納袋8内に根菜Cが入るスペースを形成す
るのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、袋受け具を作用姿勢に揺動操作して収
納袋の底部を持ち上げた際、収納袋が上下方向で圧縮さ
れるように折り畳まれて収納袋には皺ができる。そし
て、この収納袋にできる皺の大きさ・形状はまちまちで
あり、皺には、コンベアから落下供給されてくる根菜が
入り込むような大きさ・形状のものもある。従って、コ
ンベアから収納袋への根菜の落下供給においては、落下
供給される根菜の全部が収納袋の底部に受け止められる
とは限らず、落下供給される根菜の中には皺の中に入
る、つまり、皺に捕らえられるものも多数ある。
【0004】このように、皺に捕らえられた根菜がある
状態で回収根菜群上面が上限に達することで袋受け具を
下方に揺動操作した場合、その袋受け具の下方への揺動
操作に伴う収納袋底部の下降により皺が伸ばされて浅く
なり、その結果、皺で根菜を支えきれなくなって、皺内
に捕らえられていた根菜群が一挙に落下し、落差は小さ
くても、回収根菜は大きな落下衝撃を受けることになっ
て損傷し易くなる。
【0005】本発明の目的は、根菜が群となって一挙に
落下供給されることを防止する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本第1発
明の特徴及び作用並びに効果は次の通りである。
【0007】〔特徴〕圃場から根菜を引き抜いて取り入
れる前処理装置と、収納袋の口部を上方を向いた開放状
態でつり支持するための袋支持具と、前記前処理装置か
らの根菜を袋支持具につり支持された収納袋に搬送して
落下供給するコンベアとを自走機体に装備させ、横向き
軸芯周りでの上下揺動操作により前記袋支持具でつり支
持された収納袋の底部を持ち上げ支持する作用姿勢と収
納袋の下側から退避してその支持を解除する開放姿勢と
に変更自在な袋受け具を設けてある根菜収穫機におい
て、前記収納袋の口部がコンベアに対して上下に移動す
るように前記袋支持具を支持部材に上下揺動操作自在に
取り付けてある点にある。
【0008】〔作用〕袋支持具を上方に揺動操作するこ
とにより、収納袋の口部を上方に移動させるようにして
あるから、袋受け具を上方に揺動操作して作用姿勢に位
置させることでこの袋受け具で収納袋の底部を持ち上げ
ることにより、収納袋を上下方向で圧縮するように折り
畳む状態でコンベア終端から収納袋底部までの落差を小
さくする際、袋支持具を上方に揺動操作して収納袋の口
部を上方に移動させることにより、収納袋を上方に伸展
させて、袋受け具による持ち上げで収納袋が折り畳まれ
ながらも、収納袋にできる皺を伸ばすことができ、落下
供給される根菜が皺に捕らえられることを抑制できる。
【0009】そして、回収の進行に伴う根菜の回収量の
増大にしたがって、袋受け具を下方に揺動操作する一
方、袋支持具を下方に揺動操作することにより、収納袋
の底部を支持する位置を下方に移動させて、前記回収根
菜群上面のコンベアに対する上昇を規制して、回収根菜
群上面のコンベアに対する上下位置を一定又はほぼ一定
に維持できるから、コンベア終端から回収根菜群上面ま
での落差を開始のときと同様な小ささに維持することが
できる。
【0010】しかも、回収量の増大に伴い袋支持具を下
方に揺動操作するのであって、この袋支持具の下方への
揺動操作により袋支持具が対地的に低く位置することに
なるから、根菜を満杯収納した収納袋の袋支持具からの
取り外し及び、空の収納袋の袋支持具への取り付けを行
い易い。
【0011】〔効果〕その結果、本第1発明によるとき
は、コンベア終端から収納袋への根菜落下供給時におけ
る落差を小さくできることと、落下根菜が入り込む皺が
収納袋にできることを抑制して多数の根菜が一挙に落下
することを少なくできることとの相乗により、根菜に作
用する落下衝撃を小さくして、根菜の損傷を少なくする
ことができ、しかも、収納袋が根菜で満杯になれば当然
必要になる満杯収容袋の袋支持具からの取り外し及び回
収を継続する場合には必要となる空の収容袋の袋支持具
への取り付けを作業性良く行うことができる。
【0012】請求項2に係る本第2発明の特徴及び作用
並びに効果は次の通りである。
【0013】〔特徴〕上記本第1発明の特徴において、
前記袋支持具の上方への揺動に伴い袋受け具が上方に可
逆的に揺動するように袋支持具と袋受け具とを連動連結
する連動部材を設けてある点にある。
【0014】〔作用〕袋支持具に収納袋をつり支持さ
せ、かつ、袋受け具に収納袋の底部を載荷支持させての
根菜の回収では、上述したように、袋支持具を上方に揺
動操作し、かつ、袋受け具を作用姿勢になるように上方
に揺動操作して回収を開始し、回収量の増大に伴って袋
支持具及び袋受け具を次第に下方に揺動操作するのであ
る。つまり、袋支持具が上方に揺動操作されるときには
袋受け具も上方に揺動操作され、袋支持具が下方に揺動
操作されるときには袋受け具も下方に揺動操作されるの
である。
【0015】上記の点に着目して、連動部材を設けて袋
支持具と袋受け具とを連動連結させて、袋支持具の上方
への揺動に伴い袋受け具が上方に可逆的に揺動するよう
に構成してあるから、袋支持具及び袋受け具を上下に揺
動操作する際、袋支持具と袋受け具とのいずれか一方の
みを上下に揺動操作するだけで良い。このことは、揺動
操作を油圧シリンダや電動モータなどのアクチュエータ
で行う場合、袋支持具を操作対象とするアクチュエータ
及び袋受け具を操作対象とするアクチュエータのうちの
いずれか一方のみで済む。
【0016】特に、連動部材として袋支持具に袋受け具
をつり支持させるつり部材を設け、、袋支持具を操作対
象とするアクチュエータを設けて実施する場合には、例
えば、連動部材として袋受け具に袋支持具を受け止め支
持する圧縮部材を設け、袋受け具を操作対象とするアク
チュエータを設けて実施する場合に比較して、連動部材
が軽少なもので済む。
【0017】〔効果〕その結果、本第2発明によるとき
は、袋支持具及び袋受け具に対する揺動操作を簡便に行
え、特に、操作をアクチュエータを利用して行うときは
アクチュエータが一種で済み、経済的に実施することが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】圃場から人参や大根などの根菜C
を収穫する根菜収穫機は、図1および図2に示すよう
に、圃場から人参や大根などの根菜Cを引き抜くととも
に、茎葉部を取り除いた状態にして取り入れる前処理装
置10を自走機体Aに、機体後部に位置する左右方向の
軸芯R1周りに上下揺動自在に連結し、この前処理装置
10を昇降するためのリフトシリンダ4を設け、前記前
処理装置10からの根菜Cを機体後方に搬送する後送り
コンベア5と、この後送りコンベア5からの根菜Cを載
荷突起6aに載せて持ち上げ搬送する無端回動ベルトで
成る揚送コンベア6とを設け、この揚送コンベア6から
の根菜Cを揚送コンベア6の上部Uターン部で受け継ぎ
載置して機体後方に搬送するベルトコンベアやスラット
コンベアなどからなる選別コンベア7を、前記作業デッ
キ3に添乗した作業者による選別作業が可能になように
設け、この選別コンベア7の搬送終端から落下供給され
る根菜Cを収納袋8に収納するように構成した回収部2
0を設けて構成してある。
【0019】前記自走機体Aは、クローラ走行装置1、
搭乗型運転部2、作業デッキ3などを有する。
【0020】前記前処理装置10は、前記自走機体Aに
前処理フレーム10aを前記リフトシリンダ4によって
前記軸芯R1まわりで上下に揺動操作されるように連結
し、この前処理フレーム10aの前端側に、左右一対ず
つの分草具11と引起し装置12および土切り刃13を
付設するとともに、ヒゲ根切断装置14を付設し、前記
前処理フレーム10aの前端側から後方に延出する引抜
き伝動ケース15aの下方に、左右一対の引抜き無端回
動ベルト15、位置決め搬送装置16、切断用搬送装置
17、左右一対の駆動回転刃18、茎葉部搬送装置19
を装備させて構成されている。
【0021】そして、前記分草具11と引起し装置12
とは、引抜き対象根菜Cの茎葉部Fと、非引抜き対象根
菜Cの茎葉部Fとを分草するとともに、引抜き対象根菜
Cの茎葉部Fを引き起こし処理するものであり、前記土
切り刃13は、引抜き対象根菜Cの両側で土を切り崩し
て根菜Cを引き抜きやすくするものである。
【0022】前記一対の引き抜き無端回動ベルト15
は、前記分草具11および引起し装置12からの根菜C
の茎葉部Fを挟持して後方斜め上方に吊り下げ搬送する
ことにより、根菜Cを圃場から引き抜いて後方上方に搬
送するものである。前記前記ヒゲ根切断装置14は、引
抜き無端回動ベルト15が圃場から抜き上げた根菜Cを
吊り下げ搬送するに伴い根菜Cの下端から延びるヒゲ根
に作用してこのヒゲ根を切り落とし除去するものであ
る。
【0023】そして、前記引抜き無端回動ベルト15が
根菜Cをさらに機体後方側に吊り下げ搬送すると、根菜
Cの頭の位置を定位置に揃える位置決め搬送装置16が
根菜Cの頭部と引抜き無端回動ベルト15との間の茎葉
部に搬送作用し、かつ、引抜き無端回動ベルト15がこ
れと位置決め搬送装置16との傾斜角の相違によって搬
送根菜Cを引き上げ操作し、これにより、位置決め搬送
装置16が搬送根菜Cをこれの頭を回転刃18に対して
所定の位置関係になるように位置決めし、この後、引抜
き無端回動ベルト15と位置決め搬送装置16からの根
菜Cを切断用搬送装置17が受け継いで機体後方に搬送
してその茎葉部Fを回転刃18に供給して、回転刃18
で根菜Cの茎葉部Fを根元で切断するように構成されて
いる。また、この切断処理が完了すると、切断用搬送装
置17が根菜Cを前記コンベア5に落下供給し、茎葉部
Fを前記茎葉部搬送装置19に供給するように構成され
ている。
【0024】前記茎葉部搬送装置19は、駆動自在な搬
送用無端回動チェーン19aと挟持レール19bとから
成り、切断用搬送装置17からの茎葉部Fを挟持して機
体前方側に搬送することで圃場に落下放出するものであ
る。
【0025】以上により、前処理装置10は、圃場から
根菜Cを引き抜き、その茎葉部Fを除去処理した状態に
して機体後方側に取り入れるようになっている。
【0026】前記回収部20は、図3に詳しく示すよう
に、袋支持具21と袋受け具22とを有する。
【0027】前記袋支持具21は、前後向き姿勢に配置
された左右一対のもので、それらの基端部(前端部)で
支持部材22に取り付けられている。すなわち、収納袋
8の袋口部に付設してある取付け紐8aを前記一対の袋
支持具21が備えている複数の紐掛けフック24に引っ
掛けることにより、収納袋8を口部が上方を向いて開口
する状態、つまり、選別コンベア7から落下供給される
根菜Cを受入れ可能な状態でつり支持するように構成さ
れている。
【0028】前記紐掛けフック24は、図4の(イ)に
示すように、袋支持具21に固着した紐掛け具23との
共同で取付け紐8aを引っかけ保持する作用姿勢と、図
4の(ロ)に示すように、取付け紐8aの離脱を許容す
る紐外し姿勢とに揺動切り換え自在なものであって、操
作レバー24aを有する。
【0029】前記支持部材23は、固定支柱23Aと、
これに昇降自在に取り付けた昇降枠23Bとからなり、
前記袋支持具21は昇降枠23Bに取り付けられてい
る。
【0030】なお、袋支持具21の昇降の上限は、その
袋支持具21に最も深さの大きい収納袋8をつり支持さ
せた場合であってもその収納袋8を地面から浮かせてつ
り支持できる高さであって、この場合、袋支持具21が
選別コンベア7よりも上方に位置することになる。この
ように、袋支持具21が選別コンベア7よりも上方に位
置する場合には、図6に示すように、つり支持された収
納袋8の口部の前後方向で対向する部分のうち前方の部
分は選別コンベア7に引っ掛かることになるが、この引
っ掛かりは、選別コンベア7のうちコンベアベルト7A
よりも上下に突出する左右一対のコンベアフレーム7B
に対して行われて、口部のコンベアベルト7Aへの接触
が回避され、口部がコンベアベルト7Aに巻き込まれる
ことは防止されるようになっている。
【0031】かつ、袋支持具21は、図5にも示すよう
に、前記収納袋8の口部が選別コンベア7に対して上下
に移動するように昇降枠23Bに左右向き軸芯P1周り
で上下に揺動操作自在に取り付けられている。つまり、
上下揺動により、水平姿勢とほぼ鉛直に起立した起立姿
勢との間で姿勢変更自在に構成されている。
【0032】前記袋受け具22は、図5にも示すよう
に、前記袋支持具21よりも下方に位置する第2左右向
き軸芯P2周りに上下揺動自在に前記支持部材23の昇
降枠23Bに取り付けられており、上下揺動することに
より、前記袋支持具21でつり支持された収納袋8の底
部を持ち上げ支持する作用姿勢と、収納袋8の下側から
退避してその支持を解除する開放姿勢とに変更自在なも
のである。
【0033】前記支持部材23の昇降枠23Bを昇降操
作する手段は、図6にも示すように、昇降枠23Bと機
体との間に、伸長することにより昇降枠23Bを上昇さ
せ、かつ、短縮することにより昇降枠23Bを下降させ
る昇降操作用の油圧シリンダ23Cを設ける手段であ
り、前記袋支持具21を上下に揺動操作する手段は、袋
支持具21と昇降枠23Bとの間に、伸長することによ
り袋支持具21を上方に揺動させ、かつ、短縮すること
により袋支持具21を下方に揺動させる揺動操作用の油
圧シリンダ26を設ける手段である。
【0034】そして、前記袋受け具22を揺動操作する
手段は、袋支持具21の上方への揺動に伴い袋受け具2
2が上方に可逆的に揺動するように袋支持具21と袋受
け具22とを連動連結する連動部材27を設けて、揺動
操作用の油圧シリンダ26をアクチュエータとして袋受
け具22を揺動操作する手段である。
【0035】前記連動部材27は、袋受け具22を袋支
持具21につり支持させるものであって、鎖から構成さ
れており、図7に示すように、袋支持具21に付設した
フック28又は袋受け具22に付設したフック29に掛
ける輪を選択することにより長さを調整して、袋支持具
21と袋受け具22との連動関係を変更調整するように
なっている。詳述すれば、連動部材27の長さ調整によ
り、袋受け具22が作用姿勢にあるときの袋支持具21
の起立角度、つまり、袋支持具21による収納袋8の口
部の持ち上げ高さを調節できるようになっている。
【0036】上記の構成によれば、図5の(イ)(ロ)
(ハ)に示すように、空の収納袋8を袋支持具21に装
着して昇降枠23Bを上限に位置させた後、袋支持具2
1を起立揺動させて袋受け具22を作用姿勢に持ち上げ
ることにより、収納袋8の底部を持ち上げて選別コンベ
ア7から底部への落差を小さくするのであって、収納袋
8が底部の持ち上げにより皺ができやすい状態になって
いるものの、袋支持具21が起立揺動することで収納袋
8の口部が上方に引き上げられていることにより、底部
の持ち上げにかかわらず、収納袋8には皺ができにくく
なっている。そのため、選別コンベア7から落下供給さ
れる根菜Cが皺に捕らえられることが抑制される。
【0037】そして、収納袋8が深さの大きいものであ
る場合には、図7の(イ)に示すように、袋支持具21
の起立度が大きい状態で袋受け具22が作用姿勢になる
ように連動部材27の長さを調整して根菜Cの回収を開
始するのであって、収納袋8の深さが大きいにかかわら
ず、袋支持具21による口部の引き上げ量が大きいこと
により収納袋8に皺ができにくくなる。他方、収納袋8
が深さの小さいものである場合には、図7の(ロ)に示
すように、袋支持具21の起立度が小さい状態で袋受け
具22が作用姿勢になるように連動部材27の長さを調
整して根菜Cを回収するのであって、袋支持具21によ
る口部の過剰な引き上げを防止できる。そして、満杯回
収した後は、昇降枠23Bを下限に位置させて、収納袋
8の袋支持具21に対する着脱作業を行わせやすくす
る。
【0038】〔別実施形態〕上記実施の形態では、袋支
持具21と袋受け具22とを連動部材27を介して連動
させたが、連動させずに実施しても良い。この場合、袋
受け具22を手動で揺動操作するようにして実施しても
良いが、油圧シリンダなどのアクチュエータを介して袋
受け具22を揺動操作するようにしても良い。
【0039】上記実施の形態では、連動部材27の長さ
を調整することにより、袋支持具21と袋受け具22と
の連動関係を変更して、収納袋8の大きさに対応するよ
うにしたが、連動関係を一定に維持する状態で両者を連
動させて実施しても良い。
【0040】上記実施の形態では、アクチュエータであ
る油圧シリンダ26を介して袋支持具21を揺動操作す
るようにしたが、手動で袋支持具21を揺動させるよう
にして実施しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】根菜収穫機の側面図
【図2】根菜収穫機の平面図
【図3】回収部の斜視図
【図4】回収部要部の切り欠き正面図
【図5】回収動作説明図
【図6】回収部の背面図
【図7】袋支持具の調整動作説明図
【図8】従来技術を示す回収動作説明図
【符号の説明】
C 根菜 7 コンベア 8 収納袋 10 前処理装置 21 袋支持具 A 自走機体 P2 横向き軸芯 22 袋受け具 23 支持部材 27 連動部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 13/00 - 33/14 A01D 43/00 - 46/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場から根菜を引き抜いて取り入れる前
    処理装置と、収納袋の口部を上方を向いた開放状態でつ
    り支持するための袋支持具と、前記前処理装置からの根
    菜を袋支持具につり支持された収納袋に搬送して落下供
    給するコンベアとを自走機体に装備させ、横向き軸芯周
    りでの上下揺動操作により前記袋支持具でつり支持され
    た収納袋の底部を持ち上げ支持する作用姿勢と収納袋の
    下側から退避してその支持を解除する開放姿勢とに変更
    自在な袋受け具を設けてある根菜収穫機において、前記
    収納袋の口部がコンベアに対して上下に移動するように
    前記袋支持具を支持部材に上下揺動操作自在に取り付け
    てある根菜収穫機の回収部構造。
  2. 【請求項2】 前記袋支持具の上方への揺動に伴い袋受
    け具が上方に可逆的に揺動するように袋支持具と袋受け
    具とを連動連結する連動部材を設けてある請求項1記載
    の根菜収穫機の回収部構造。
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