JP5149563B2 - 吊り具 - Google Patents

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本発明は、建造物の梁等に用いられるH型鋼やI型鋼等の被吊持物の吊り上げ移動に用いる吊り具に関するものである。
建造物の梁等に用いられるH型鋼やI型鋼等の被吊持物を吊り上げ移動するには、これらの被吊持物のフランジを掴持して、このフランジに穿設された穴にフック部(フック)を係合(挿通)させ、フック部のフランジからの脱落、被吊持物の落下を防止することのできる吊り具が用いられている。
例えば、このような用途に用いられる図9に示される吊り具100では、一対の側板110と、これらの側板110の間に上下動可能に案内支持された可動板120とを備えて構成されている。なお、この吊り具100の構造は、以下で述べる本発明に係る吊り具1と多くの点で類似しており、ここでは簡単に説明する。
側板110は、平板状の部材であり、その下部に水平方向に切り込まれて前方(図6(A)で左方)に開口したフランジ挿入部111が形成されており、側板110の上部に吊り上げ時に揚重具140(シャックルなど)の水平軸141が挿通されるガイド孔112が形成されている。また、側板110は、上部のフランジ挿入部111と反対側(図6(A)で右方)に把持片113を有している。
フランジ挿入部111は、被吊持物のフランジが挿入される空間であり、把持片113は、後述の押圧レバー123に対向するように設けられている。
そして、一対の側板110が、間隔保持材(カラー)114を介して複数の挿通ボルト115によって締め付け固定されており、その間隙内で可動板120が上下方向に移動可能な状態で案内支持されている。
可動板120は、その下部に前方に突出し、途中で上方に屈曲して立ち上げられたフック部121を有し、その上端部に前後方向に延出された係止片122と押圧レバー123とを有している。
フック部121は、被吊持物のフランジに形成された穿設穴に係合するものであり、被吊持物を吊り上げ移動する際に、吊り具100(フック部121)がフランジから脱落するのを防止するためのものである。
係止片122は、揚重具140の水平軸141が前出のガイド孔112に挿通された(係止片122は水平軸の上方に位置する)状態で被吊持物が吊り上げられると、揚重具140の水平軸141が係止片122を引き上げ、フック部121が被吊持物の穿設穴への係合している状態を維持するものである。
押圧レバー123は、前出の把持片113との間に押圧力を付与することにより、バネ126の付勢力に抗して、可動板120を下方へ押し下げるためのものである。この可動板120の下動によりフック部121がフランジ挿入部111の下辺から下方に後退させることができ、この後退した状態で被吊持物のフランジをフランジ挿入部111内に受け入れ、さらに、押圧力を緩めて可動板120を上動させることにより、フック部121を被吊持物フランジの穿設穴に係合させることができる。
可動板120は、バネ126により側板110に対して上方向に付勢されており、被吊持物のフランジがフランジ挿入部111に挿入され、一旦フック部121がフランジの穿設穴に係合した後は、穿設穴から抜け落ちないようにするものである。
このように、吊り具100では、フック部121が被吊持物フランジの穿設穴に係合することにより、さらに、揚重具140の水平軸141が係止片122を引き上げてフック部121の係合状態を維持することにより、吊り具100(フック部121)が被吊持物のフランジから脱落するのを防止し、吊り上げ移動の際の振動等によって被吊持物が落下するなどの不測の事態が発生するのを防止している。
しかしながら、上記の吊り具100では、フック部121を被吊持物のフランジに形成された穿設穴に係合している状態を目視で確認しにくく、被吊持物フランジがフランジ挿入部に十分に挿入されていない状態、すなわち、フック部が穿設穴に十分係合していない状態を看過するようなことがあれば、被吊持物を吊り上げ移動する際に不測の事態が起こりかねない。すなわち、フック部121は一対の側板110に挟まれた可動板120に形成されており、被吊持物のフランジをフランジ挿入部121に挿入した状態では、このフランジに隠れて、フランジの穴を介してしかフック部121の係合状態を確認することができない。したがって、フック部121が不安定な状態で穴に係合しているのを看過する事態も起こり得る。そして、そのような場合には、吊り具100(フック部121)がフランジから脱落するようなことにもなりかねず、万が一、被吊持物に架け渡された複数の吊り具100の中の1つでもフランジから脱落するような事態が発生すれば、被吊持物の吊り上げ移動作業の途中で、被吊持物の落下等の不測の事態が起こらないとも限らない。
本発明は、以上のような課題に鑑みて為されたものであり、被吊持物に対する吊り具(フック部)の係合が不安定な状態で、被吊持物が吊り上げられるのを防止し、吊り上げ移動作業の途中で、振動等により吊り具が被吊持物フランジから脱落するような事態を未然に防止することができる吊り具を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に係る発明の吊り具は、互いに離間して配され、その下部に水平方向に切り込まれて形成されたフランジ挿入部を有する一対の側板と、一対の側板の間に上下動可能に案内支持され、その下部にフック部が立ち上げ形成された可動板と、を備える吊り具において、一対の側板のフランジ挿入部周辺に、フランジ挿入部の挿入口方向に向けて付勢力が付与された安全部材が設けられ、フック部は、可動板の下動位置ではフランジ挿入部内から退出した状態にあり、上動位置ではフランジ挿入部内に進入して被吊持物のフランジに形成された穿設穴または凹部に係合するとともに、安全部材は、被吊持物のフランジがフランジ挿入部に挿入されたとき、その挿入状態に応じて付勢力に抗して変位するとともに、挿入状態が不安定な場合には付勢力により被吊持物のフランジをフランジ挿入部から排除することを特徴とするものである。
本発明の吊り具においては、被吊持物のフランジが挿入されるフランジ挿入部が一対の側板の下部に設けられ、このフランジ挿入部に被吊持物のフランジが挿入されたときに、フランジ挿入部内に進入して、フランジに形成された穿設穴または凹部(凹部の場合はフランジ下面に形成)に係合するフック部が可動板の下部に設けられている。そして、側板のフランジ挿入部の周辺にフランジ挿入部の挿入口方向に向けて付勢され、フランジ挿入部へのフランジの挿入状態に応じて付勢力に抗して変位する安全部材が設けられている。
安全部材は、フランジ挿入部の挿入口方向に向けて付勢力が付与されており、フランジ挿入部へのフランジの挿入状態が不安定な場合(フック部がフランジの穿設穴または凹部に十分に係合していない場合)には、この付勢力によりフランジをフランジ挿入部から排除することになる。これにより、被吊持物が不安定な係合状態で吊り上げられるのを回避して、吊り上げ移動の途中で吊り具が被吊持物フランジから脱落するような事態を未然に防止することができる。
また、この安全部材は、フランジ挿入部へのフランジの挿入状態に応じて挿入口方向の反対側に変位するため、作業者は安全部材の回動状態(変位状態)を視認して、フランジの挿入状態(フック部の係合状態)を確認することができる。
請求項2に係る発明の吊り具は、上記の請求項1に係る発明の吊り具において、前記安全部材は、前記フランジ挿入部に向けて突出する下方突起部を有し、前記一対の側板のそれぞれの外側面に回動可能に取り付けられ、前記下方突起部が前記フランジ挿入部の挿入口方向に向けて付勢されることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明の吊り具によれば、被吊持物のフランジがフランジ挿入部の奥(後方)まで挿し込まれていない状態では、下方突起部の前面(挿入口側の面)がフランジの端面(上角部)に当接し、フランジを挿入口(前方)方向に向けて押圧する。そして、フランジ挿入部へのフランジの挿入状態が不安定な場合には、挿入口方向に向かう付勢力によりフランジをフランジ挿入部から排除することができる。
請求項3に係る発明の吊り具は、上記の請求項2に係る発明の吊り具において、前記安全部材の前記下方突起部の前面に、前記フランジ挿入部の挿入口方向に向けて膨出する前方膨出部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明の吊り具によれば、被吊持物のフランジがフランジ挿入部の奥(後方)まで挿し込まれていない状態では、下方突起部に設けられた前方膨出部がフランジの端面(上角部)に当接し、フランジを挿入口(前方)方向に向けて押圧する。このとき、下方突起部の頂点から上方裾野に至る部分に形成された曲線部が、小さい角度でフランジの端面(上角部)に当接するため、挿入口方向に向かう付勢力が効果的にフランジに伝達される。そして、フランジ挿入部へのフランジの挿入状態が不安定な場合には、この付勢力によりフランジをフランジ挿入部から確実に排除することができる。
請求項4に係る発明の吊り具は、上記の請求項1〜3のいずれか一項に係る発明の吊り具において、可動板は、一対の側板との間に架設された付勢材により、一対の側板に対して上方向へ付勢されており、この付勢力に抗して可動板を下動させることによって被吊持物のフランジをフランジ挿入部に挿入するとともに、下動操作を終えたときにはこの付勢力によってフック部がフランジの穿設穴または凹部に係合することを特徴とするものである。
請求項4に係る発明の吊り具によれば、一対の側板と可動板との間に架設された付勢材により、可動板は一対の側板に対して上方向へ付勢されており、可動板を下動させて被吊持物のフランジをフランジ挿入部に挿入し、フック部をフランジの穿設穴または凹部に係合させた後は、この付勢力によってフック部が穿設穴または凹部に係合した状態が維持される。したがって、被吊持物の穿設穴または凹部へのフック部の係合を確実なものとし、吊り具(フック部)が被吊持物から脱落するのをより的確に防止することができる。
請求項5に係る発明の吊り具は、上記の請求項1〜4のいずれか一項に係る発明の吊り具において、側板の上部に揚重具の水平軸が挿通されるガイド孔が設けられるとともに、可動板の上端部に揚重具の水平軸に係合する係止片が設けられ、揚重具の水平軸がガイド孔に挿通されて揚重具に吊持力がかかると、揚重具の水平軸が係止片を引き上げ、フック部のフランジの穿設穴または凹部への係合を維持することを特徴とするものである。
請求項5に係る発明の吊り具によれば、揚重具の水平軸がガイド孔に挿通された状態で被吊持物を吊り上げ移動すると、揚重具の水平軸がその上方にある係止片を引き上げ、それに伴ってフック部をも引き上げるので、吊り上げ移動時においてもフック部のフランジの穿設穴または凹部への係合を維持することができる。したがって、これによっても吊り具(フック部)が被吊持物から脱落するのをより的確に防止することができる。
本発明によれば、被吊持物フランジが吊り具のフランジ挿入部に挿入され、フック部が被吊持物フランジの穿設穴または凹部に係合させた時に、その係合状態を把握することができるとともに、その係合状態が不安定な場合には吊り具をフランジから強制的に離脱させて、被吊持物が不安定な係合状態で吊り上げられるのを回避して、吊り上げ移動の途中で吊り具が被吊持物フランジから脱落するような事態を未然に防止することができる。
以下、本発明の吊り具に係る最良の実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。なお、下記に開示される実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、実施の形態で開示された内容ではなく、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれると解されるべきである。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1に係る吊り具1Aの構造について、図1、図2および図3に基づき説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る吊り具1Aの構造を説明するための正面図(A)と側面図(B)であり、図2および図3は、本発明の実施の形態1に係る吊り具1Aの構造を説明するための斜視図である。なお、図2および図3は、それぞれ側方下方、側方上方から見た状態を示している。ここでは、便宜上、図1(A)の正面図において、紙面の上方向を上方、下方向を下方、左方向を前方、右方向を後方、紙面の表裏方向を側方と呼ぶことにする。
本実施の形態1の吊り具1Aは、一対の側板10と、これらの側板に挟まれた空間に装填された可動板20と、これらの側板の外側で後述のフランジ挿入部を塞ぐように配された安全部材30とを備えて構成されている。
側板10は、平板状の部材であり、その下方から突出し、切欠き状の溝を隔てた形で前方(図1(A)では左方)に延出した突状片により、水平方向に切り込まれた形で、側板10の本体と突状片との間に前方に開口したフランジ挿入部11が形成されている(以下において、開口に向かった方向を挿入口方向と呼ぶ)。また、側板10の上方にはガイド孔12としての上下方向に細長い長円形状の貫通穴が形成されている。そして、側板10は、その上端部に、フランジ挿入部11と反対側(図1(A)では右方)に突出した把持片14を有している。
フランジ挿入部11は、被吊持物のフランジが挿入される部分であり、フランジに対応して溝部の深さ寸法と幅寸法が設定されている。また、フランジ挿入部11の下辺(突出片)は、フランジを下方から支持するのに十分な機械的強度を有するように幅寸法等が設定されている。
ガイド孔12は、図外の揚重設備から懸下されたシャックル40(揚重具の一例であり、クレーンフックにワイヤーロープを介して接続)の挿通ボルト41(揚重具の水平軸の一例)が挿入される上下方向に長い長円形状の貫通孔であり、貫通孔12の短径寸法は挿入される挿通ボルト41の外径より少し大きく設定されており、シャックル40の挿通ボルト41がこのガイド孔12を介して上下動自在に案内支持されている。被吊持物のフランジをフランジ挿入部11に挿入するときには、後述の押圧レバー23が押し下げられてフック部21をフランジ挿入部11から退出させるが、このときシャックル40の挿通ボルト41が係止片22に係合されてガイド孔内の下動位置に押し下げられる。
把持片13は、後述の押圧レバー23に対向するように設けられており、作業者がこの把持片13に指を掛けた状態で押圧レバー23に力を加えやすいように、その突出寸法が設定されている。
図1(B)に示すように、同じ形状を有する一対の側板10が、間隔保持材14を介して複数(図示の例では4本)の挿通ボルト15A〜15Dによって締着固定されている。間隔保持材14は、一対の側板10により挟まれた間隙寸法を一定に保持するものであり、その間隙寸法は、その間隙に挿入される可動板20の厚さ寸法よりも少し幅広く設定され、可動板20はこの間隙内を上下方向に移動可能な状態で保持されている。
可動板20は、側面視で略J字状の平板状の部材であり、上述したように、一対の側板10により挟まれた間隙内に位置している。可動板20は、その下方には一方(図1(A)では左方)に突出し、途中で上方に屈曲したフック部21としての突出片を有し、その上方には押圧レバー23としての前後方向に延出した突出片を有している。また、可動板20の上端部には、フック部21側(図1(A)では左方)に突出した係止片22を有し、フック部21とは反対側(図1(A)では右方)の下方にロープ挿通穴24としての環状突出片を有している。
フック部21は、被吊持物のフランジに形成された建造物組立用の穴に係合して、被吊持物を吊り上げ移動する際に、吊り具1A(フック部21)がフランジが脱落するのを防止するためのものであり、その前方ならびに上方への突出寸法は被吊持物フランジの穿設穴に係合するのに適応するよう設定されている。
係止片22は、シャックル40の挿通ボルト41が側板10のガイド孔12に挿通されたとき、その上方に位置しており、この状態で被吊持物が吊り上げられると、揚重具の水平軸が係止片22を引き上げ、フック部21が被吊持物の穿設穴への係合している状態を維持するものである。
押圧レバー23は、前出の把持片13との間に押圧力を付与することにより、後述のバネ(巻バネ)26の付勢力(可動板20を上方へ引き上げる力)に抗して、可動板20を下方へ押し下げるためのものである。この可動板20の下動によりフック部21がフランジ挿入部11の下辺より後退(退出)させることができ、この後退した状態で被吊持物のフランジをフランジ挿入部11内に受け入れ、さらに、その押圧力を緩めて可動板20を上動させることにより、フック部21を被吊持物フランジの穿設穴に係合させることができる。
ロープ挿通穴24は、被吊持物を移動先に的確に誘導するためのロープ50を挿通するためのものである。
さらに、可動板20のロープ挿通穴24の上方にはバネ係止穴25が形成されており、側板10の把持片13の下方(かつ、バネ係止穴25の上方に位置する)にはバネ係止具16が架け渡されており、このバネ係止穴25とバネ係止具16との間にバネ26が架設されることにより、可動板20が側板10の上方に付勢されており、被吊持物のフランジがフランジ挿入部11に挿入され、一旦フック部21が被吊持物フランジの穿設穴に係合した後は、その穴から抜け落ちないように構成されている。
なお、可動板20は、一対の側板10により形成された間隙内を移動可能な状態で保持されているが、バネ26により上方に付勢され、上方への移動はフランジ挿入部11下方の挿通ボルト15C,15Dにより規制され、下方への移動は押圧レバー23が把持片13下方の挿通ボルト15Aに当接することにより規制され、前後方向への移動はフランジ挿入部11下方および把持片13下方の挿通ボルト15A,15C,15Dにより規制されている。これにより、可動板20が一対の側板10により形成された間隙内から脱落するのが防止されている。
さらに、本実施の形態1の吊り具1Aでは、一対の側板10の外側面にそれぞれ安全部材30が取り付けられている。この安全部材30は側面視で略P字状の形状を有し、上方の円孔部がフランジ挿入部11上方の挿通ボルト15Bにより回動可能に取り付けられている。フランジ挿入部11に被吊持物フランジガ挿入されていない状態では、安全部材30の下方突起部30aがフランジ挿入部11に突出し、同じ挿通ボルト15Bに取り付けられ、その一端が側板10に係止され、他端が下方突起部30aに係止されたトーションバネ31(付勢材)により挿入口(前方)方向に付勢され、側板10に設けられた安全部材回動規制片17により前方への回動が規制されている。そして、被吊持物フランジがフランジ挿入部11に挿入された時には、この安全部材30の下方突起部30aはトーションバネ31の付勢力に抗して挿入口方向の反対側(後方)に押し下げられ、フランジ挿入部11への被吊持物フランジの挿入を受け入れることができる。また、トーションバネ31は、被吊持物フランジのフランジ挿入部11への挿入が不十分で、フック部21が被吊持物フランジの穴に十分に係合していない状態で被吊持物フランジの挿入を中止した場合には、これを排除するに十分な付勢力を被吊持物フランジに与えるものである。
次に、本発明の実施の形態1に係る吊り具1Aの動作について、被吊持物をH型鋼として、図4および図5に基づき説明する。図4は、本発明の実施の形態1に係る吊り具1Aの操作(H型鋼フランジへの装着)方法を説明するための正面図であり、図5は、吊り具1AのH型鋼フランジへの装着状態を説明するための部分拡大正面図である。
まず、フランジ挿入部11にH型鋼60のフランジ61が挿入されていない状態(図4の右側の図において実線で表記)では、可動板20のフック部21および安全部材30の下方突起部30aがフランジ挿入部11に突出している。次に、被吊持物であるH型鋼60の近辺に吊り具1Aを移動し、そのフランジ61に吊り具1Aを装着する前の段階(図4の右側の図において二点鎖線で表記)で、把持片13と押圧レバー23との間に力を加えて可動板20をバネ26の付勢力に抗して押し下げることにより、フック部21をフランジ挿入部11から退避させた状態とする。そして、この状態でフランジ挿入部11にH型鋼60のフランジ61を挿入する(図4の左側の図において二点鎖線で表記)と、その挿入動作に伴いフランジ挿入部11に突出していた安全部材30の下方突起部30aがトーションバネ31の付勢力に抗して後退し、フランジ挿入部11へのフランジ61の挿入を受け入れることになる。そして、フランジ61がフランジ挿入部11に完全に挿入された状態で押圧レバー13を押し下げる力を弱めると、図5に示されるように、フック部21がフランジ61に穿設された穴62に確実に係合することになる。一旦フック部21がフランジ61に穿設された穴62に係合されると、バネ26の付勢力により可動板(フック部)は上方向に付勢されているため、吊り具1A(フック部21)がH型鋼60のフランジ61から脱落することはない。さらに、安全部材30には、トーションバネ31によりフランジ挿入部11の挿入口方向に向けて付勢力が付与されており、フランジ挿入部11へのフランジ61の挿入状態が不安定な場合には、この付勢力によりフランジ61をフランジ挿入部11から排除することができる。また、フランジ挿入部11にH型鋼60のフランジ61を挿入するとき、安全部材30の下方突起部30aの後退位置を後方(作業者側)から視認することにより、フランジ61のフランジ挿入部11への挿入状態を確認することができる。
さらに、この状態からH型鋼60を吊り上げ移動しようとすると、シャックル40の挿通ボルト41が係止片22を引き上げ、フック部21には上方向に移動しようとする力が作用するため、H型鋼60に振動等が加わっても、フック部21のフランジ61の穴62への係合状態を確実に維持することができる。
このように、本発明の吊り具1Aは、上記の構成による各構成部材の動作により、H型鋼60のフランジ61がフランジ挿入部11に挿入された時に、バネ26の付勢力によりフック部21をフランジ61の穴62に係合させることができ、フランジ挿入部11へのフランジ61の挿入状態が不安定な場合(フック21の穴62への係合が不十分な場合)には、トーションバネ31の付勢力によりフランジ61をフランジ挿入部11から排除することができる。さらに、被吊持物を吊り上げ移動しようとする時には、フック部21には係止片22を介して上方向の力が作用するため、フック部21のフランジ61の穴62への係合状態を確実に維持することができる。これらのことにより、H型鋼60が不安定な係合状態で吊り上げられるのを回避して、吊り上げ移動の途中で吊り具1Aがフランジ61から脱落するような事態を未然に防止することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る吊り具1Bの構造とその動作について、図6、図7および図8に基づき説明する。図6は、本発明の実施の形態2に係る吊り具1Bの構造を説明するための正面図(A)と側面図(B)であり、図7は、吊り具1Bの操作(H型鋼フランジへの装着)方法を説明するための正面図であり、図8は、吊り具1BのH型鋼フランジへの装着状態を説明するための部分拡大正面図である。
実施の形態2に係る吊り具1Bでは、図6(A)に示されるように、一対の側板10のそれぞれの外側面に挿通ボルト15Bにより回動可能に取り付けられている安全部材30が、側面視で略P字状の形状を有し、下方(フランジ挿入部11に向けて)に突出する下方突起部30aの前面に前方に向けて膨出する前方膨出部30bが設けられている。本実施の形態2の吊り具1Bは、その他の点において、上記の実施の形態1の吊り具1Aと同様に構成されており、ここでは同様の構成およびそれらの動作について説明を省略する。
このように構成された吊り具1Bでは、図7、図8に示されるように、フランジ挿入部11にフランジ61が挿入されていない状態では、下方突起部30aがフランジ挿入部11に突出し、トーションバネ31(付勢材)により挿入口(前方)方向に付勢され、側板10に設けられた安全部材回動規制片17により前方への回動が規制されている。そして、フランジ61がフランジ挿入部11に挿入された時には、この安全部材30の下方突起部30aはトーションバネ31の付勢力に抗して挿入口方向の反対側(後方)に押し下げられ、フランジ挿入部11へのフランジ61の挿入を受け入れることができる。
ここで、フランジ61がフランジ挿入部11の奥(後方)まで挿し込まれていない状態では、下方突起部30aに設けられた前方膨出部30bがフランジ61の端面(上角部)に当接し、フランジ61を挿入口(前方)方向に向けて押圧する。すなわち、下方突起部30aの頂点から上方裾野に至る部分に形成された曲線部が、小さい角度でフランジ61の端面(上角部)に当接するため、トーションバネ31による付勢力が効果的にフランジ61に伝達される。そして、フランジ挿入部11へのフランジ61の挿入状態が不安定な場合には、この付勢力によりフランジ61をフランジ挿入部11から確実に排除することができる。なお、下方突起部30aの頂点から上方裾野に至る部分は、曲線部で形成されず、一部に直線部を含んで構成されてもよい。
以下、上記の実施の形態1、2で説明した吊り具1A、1Bの変形例について、いくつか説明する。
上記の実施の形態1、2で説明した吊り具1A、1Bでは、安全部材30がフランジ挿入部11上方の挿通ボルト15Bに回動可能に取り付けられ、この挿通ボルト15B回りにフランジ61の挿入状態に応じて回動するように構成したが、安全部材30の取り付け位置および変位形態はこの態様に限定されるものではなく、フランジ挿入部11周辺であればよいが、望ましくはフランジ挿入部11上方の適所に設けられるのがよい。
また、安全部材30は、フランジ挿入部11の奥行き方向にフランジ挿入部に沿って変位するように構成されたものであってもよい。具体的には、フランジ挿入部11上方にその奥行き方向に安全部材がスライド移動可能な溝を設け、係止用突起片を下方(フランジ挿入部11内)に突出させた安全部材をこの溝に配して、付勢材によりこの安全部材を挿入口方向に付勢するとともに、被吊持物のフランジ61がフランジ挿入部11に挿入された時には係止用突起片がフランジ61端面に係合して、フランジ61の挿入にしたがってフランジ挿入部11の奥行き方向に変位すればよい。このような構成によっても、被吊持物のフランジ61がフランジ挿入部11に挿入された時には、安全部材が後方に変位して、フック部21をフランジ61の穴62に係合させることができるとともに、その挿入状態が不安定な場合(フック部21が穴62に十分係合していない場合)には、フランジ挿入部11から被吊持物のフランジ61を排除することができる。
上記の実施の形態1、2では、フック部21が被吊持物(H型鋼60)のフランジ61に形成された穿設穴62に係合する形態を示したが、係合の対象は必ずしも貫通した穴でなくてもよく、フランジ61下面に形成された凹部であってもよい。凹部の場合でも、フック部21(可動板20)は、バネ26により上方向に付勢されて確実に凹部と係合し、さらに吊り上げ移動時には係止片22を介して引き上げられるため、凹部との係合状態を維持することができ、吊り具1A(フック部21)が被吊持物から脱落することはない。
また、上記の実施の形態1、2では、一対の側板10の双方に安全部材30が設けられているが、何れか一方の側板10に設けられていても良い。ただし、不安定な挿入状態にある被吊持物(H型鋼60)のフランジ61をフランジ挿入部11から排除するに十分な付勢力を得るには、安全部材30が双方の側板10に設けられるのが望ましい。
また、上記の実施の形態1、2では、側板10と可動板20との間に付勢材としてのバネ26が架設され、可動板20(フック部21)が側板10に対して上方向に付勢される構成を示したが、必ずしも付勢材を必要としない。例えば、フランジ挿入部11の下辺に設けた支持軸に、前方にフック部を有する係合部材を支持軸回りに揺動可能に取り付けて、このフランジ挿入部11に被吊持物のフランジ61がフック部を通過して挿入されたときに、フランジ先端部が係合部材の後方部に当接してこれを押し下げ、この係止部材の揺動により前方のフック部が持ち上げられてフランジ61の穿設穴62に係合するように構成すれば、付勢材を設けなくてもよい。ただし、上記の実施の形態1、2で示したような付勢材を設ける構成とする方が、フック部21周辺の構成を簡単なものにすることができる。
さらに、上記の実施の形態1、2では、図4、図5、図7および図8において、H型鋼60の場合を例にとって説明したが、本発明の吊り具1AがI型鋼やT型鋼、アングル材等の他の形状を有する被吊持物や、磁性材、非磁性材を問わず、鋼以外の他の材料で製造された被吊持物にも適用できることは当然のことである。
本発明の実施の形態1に係る吊り具の構造を説明するための正面図(A)と側面図(B)である。 本発明の実施の形態1に係る吊り具の構造を説明するための斜視図(側方下方から)である。 本発明の実施の形態1に係る吊り具の構造を説明するための斜視図(側方上方から)である。 本発明の実施の形態1に係る吊り具の操作(H型鋼フランジへの装着)方法を説明するための正面図である。 本発明の実施の形態1に係る吊り具のH型鋼フランジへの装着状態を説明するための部分拡大正面図である。 本発明の実施の形態2に係る吊り具の構造を説明するための正面図(A)と側面図(B)である。 本発明の実施の形態2に係る吊り具の操作(H型鋼フランジへの装着)方法を説明するための正面図である。 本発明の実施の形態2に係る吊り具のH型鋼フランジへの装着状態を説明するための部分拡大正面図である。 従来の吊り具の構造を説明するための正面図(A)と側面図(B)である。
符号の説明
1 吊り具
10 側方部板
11 フランジ挿入部
20 可動板
21 フック部(フック)
30 安全部材
31 トーションバネ(付勢材)

Claims (5)

  1. 互いに離間して配され、その下部に水平方向に切り込まれて形成されたフランジ挿入部を有する一対の側板と、
    前記一対の側板の間に上下動可能に案内支持され、その下部にフック部が立ち上げ形成された可動板と、を備える吊り具において、
    前記一対の側板のフランジ挿入部周辺に、該フランジ挿入部の挿入口方向に向けて付勢力が付与された安全部材が設けられ、
    前記フック部は、前記可動板の下動位置では前記フランジ挿入部内から退出した状態にあり、上動位置では前記フランジ挿入部内に進入して被吊持物のフランジに形成された穿設穴または凹部に係合するとともに、
    前記安全部材は、前記被吊持物のフランジが前記フランジ挿入部に挿入されたとき、その挿入状態に応じて前記付勢力に抗して変位するとともに、挿入状態が不安定な場合には前記付勢力により前記被吊持物のフランジを前記フランジ挿入部から排除することを特徴とする吊り具。
  2. 前記安全部材は、前記フランジ挿入部に向けて突出する下方突起部を有し、前記一対の側板のそれぞれの外側面に回動可能に取り付けられ、前記下方突起部が前記フランジ挿入部の挿入口方向に向けて付勢されることを特徴とする請求項1に記載の吊り具。
  3. 前記安全部材の前記下方突起部の前面に、前記フランジ挿入部の挿入口方向に向けて膨出する前方膨出部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の吊り具。
  4. 前記可動板は、前記一対の側板との間に架設された付勢材により、前記一対の側板に対して上方向へ付勢されており、この付勢力に抗して前記可動板を下動させることによって前記被吊持物のフランジを前記フランジ挿入部に挿入するとともに、下動操作を終えたときにはこの付勢力によって前記フック部が前記フランジの穿設穴または凹部に係合することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の吊り具。
  5. 前記側板の上部に揚重具の水平軸が挿通されるガイド孔が設けられるとともに、前記可動板の上端部に揚重具の水平軸に係合する係止片が設けられ、揚重具が前記ガイド孔に挿通されて揚重具に吊持力がかかると、前記揚重具の水平軸が前記係止片を引き上げ、前記フック部の前記フランジの穿設穴または凹部への係合を維持することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の吊り具。
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