JP2010070296A - エレベータのレール積上治具 - Google Patents

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Hidetoshi Ninomiya
英俊 二宮
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Abstract

【課題】レールの揚重作業中に、昇降路内の部材と衝突するのを防止することができるとともに、揚重作業時間を短縮できる等のエレベータのレール積上治具を得る。
【解決手段】この発明に係るエレベータのレール積上治具4は、昇降路に固定された第1のレールに第2のレールを連結するために、第1のレール上に第2のレールを積み上げるのに用いられるエレベータのレール積上治具4であって、第2のレールを保持する保持体9と、この保持体9に接続され、第1のレールのガイド部に係合し、第1のレールに沿って第2のレールが上下移動するのを案内する係合部17,18を有する案内体16とを備えている。
【選択図】図3

Description

この発明は、昇降路に固定されたレール上に別のレールを積み上げるのに用いられるエレベータのレール積上治具に関するものである。
従来、どの高さの作業足場からでも挟持金具を取り外しができるようにするために、吊り上げ用の吊孔を有する吊板を突設した挟持金具を、締結具を用いてT字形のエレベータ用のレールの長手方向に沿った所望の位置に締付け固定するエレベータ用のレール吊り上げ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−219665号公報
しかしながら、このものの場合、レールの揚重作業の途中に横揺れで昇降路内の部材と衝突したり、衝突しそうになった場合に、レールの揚重を即座に停止できるように、レール監視用照明を昇降路の全高に渡って設置したり、監視役を配置しなければならないという問題点があった。
また、レールが昇降路内の部材と衝突するのを避けるために、比較的スペースのある奥壁面側でレールを揚重した場合には、その後所定の位置まで移動させなければならず、レールの揚重作業に時間を要してしまうという問題点もあった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、レールの揚重作業中に、昇降路内の部材と衝突するのを防止することができるとともに、揚重作業時間を短縮できる等のエレベータのレール積上治具を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのレール積上治具は、昇降路に固定された第1のレールに第2のレールを連結するために、第1のレール上に第2のレールを積み上げるのに用いられるエレベータのレール積上治具であって、前記第2のレールを保持する保持体と、この保持体に接続され、前記第1のレールのガイド部に係合し、第1のレールに沿って前記第2のレールが上下移動するのを案内する係合部を有する案内体とを備えている。
この発明によるエレベータのレール積上治具によれば、第2のレールは、昇降路に固定された第1のレールに沿って案内されて上昇するので、揚重中の第2のレールの横揺れや、回転が無くなり、第2のレールが昇降路内の他の部材と衝突、引っ掛かることがなくなり、また揚重作業時間が短縮される。
以下、この発明の各実施の形態について説明するが、同一または相当の部材、部位については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1のエレベータのレール積上治具(以下、レール積上治具と略称する)4の使用態様を示す図、図2は図1の昇降路平断面図である。
図1において、昇降路1の天井には、揚重装置2が取り付けられている。この揚重装置2からは、先端部にフック24が取り付けられたワイヤロープ3が吊り下げられている。フック24にはレール積上治具4が係止されている。
昇降路1にはブラケット23を介して、先端部に目板20Aが固定された、断面T字形状の第1のレール5が固定されている。
断面T字形状の第2のレール6は、レール積上治具4が第2のレール6の先端部に固定された目板20Bの下端面に係止して、吊り下げられている。
レール積上治具4は、第1のレール5に沿って上下移動する。
図3は図1のレール積上治具4の全体斜視図である。
このレール積上治具4は、第2のレール6を保持する保持体9と、この保持体9に蝶番14を有する繋ぎ部材15を介して接続され、第1のレール5に沿って第2のレール6が上下移動するのを案内する案内体16とを備えている。
保持体9は、フック24が係止される被係止部材10と、この被係止部材10を挟持したベース13とを有している。ベース13の開閉扉12は、蝶番11を介して回動可能であり、この開閉扉12を通じて第2のレール6は出し入れされる。
第2のレール6は、図4に示すように、目板20Bの下端面がベース13の上端面13aに当接して、レール積上治具4に保持されている。
案内体16は、コ字形状で離間した一対の第1の係合部17及び第2の係合部18と、この第1の係合部17と第2の係合部18との間に設けられた永久磁石19とを備えている。
次に、上記構成のレール積上治具4を用いて、固定された第1のレール5に第2のレール6を積み上げる手順について説明する。
先ず、レール積上治具4の開閉扉12を第1の蝶番11を中心に回動して開き、第2のレール6をベース13内に入れる。この後、開閉扉12を閉じ、ベース13の孔13bにボルト25を螺着し、第2のレール6がベース13内での横方向の移動を規制する。
また、案内体16の第1の係合部17及び第2の係合部18を既に昇降路1に固定されている第1のレール5のガイド部5bに係合する。このとき、ガイド部5bの天面に永久磁石19に吸着する。
次に、ワイヤロープ3の先端部に取り付けたフック24を被係止部材10に孔10aに係止する。
この後、揚重装置2を駆動してワイヤロープ3を巻き上げ、レール積上治具4を第1のレール5に沿って上昇させる。
レール積上治具4は、上昇途中、ベース13の上端面13aが第2のレール6の目板20Bの下端面に当接し、その後はレール積上治具4の上昇とともにレール積上治具4に係止した第2のレール6は揚重される。
この第2のレール6が揚重されるときには、案内体16の第1の係合部17及び第2の係合部18が第1のレール5のガイド部5bに係合しているので、第2のレール6は、ガイド部5bに案内されながら、揚重する。
図5に示した第2のレール6は、引き続き揚重されると、第2のレール6の目板20Bが移動作業床7の下面縁部に形成されたテーパ形状の引離部材26に当接する。引き続き、第2のレール6が揚重されると、目板20Bは引離部材26の表面に沿って移動する。 即ち、目板20B、レール積上治具4及び第2のレール6は、第1のレール5から離れる方向に移動し、図6に示すように、レール積上治具4は、第1のレール5から離れる。
この結果、揚重される第2のレール6は、自由懸架状態になる。
この後、移動作業床7上の作業者27は、ワイヤロープ3を掴み、第2のレール6を障害物の無い位置に動かし、引き続き揚重する。
最後に、第2のレール6の下端部を第1のレール5の目板20Aに固定し、また第2のレール6をブラケット23を介して昇降路1に固定することで、第2のレール6を第1のレール5に積み上げ、固定する作業は終了する。
以上説明したように、この実施の形態のレール積上治具4によれば、第2のレール6を保持する保持体9と、この保持体9に接続され、昇降路1に固定された第1のレール5のガイド部5bに係合し、第1のレール5に沿って第2のレール6が上下移動するのを案内する係合部17,18を有する案内体16とを備えたので、次のような効果がある。
イ.第2のレール6は、第1のレール5に沿って案内されて上昇するので、揚重中の第2のレール6の横揺れや、回転が無くなり、第2のレール6が昇降路1内の部材と衝突、引っ掛かることがなくなり、第2のレール6の揚重作業中に、第2のレール6、昇降路1内の機器、揚重装置2等の破損を防止することができる。また、衝突、引っ掛かりを監視する必要がなくなり、作業人員の削減が可能となる。
ロ.固定された第1のレール5に沿って第2のレール6が移動するので、揚重装置2のワイヤロープ3の横揺れが無くなり、横揺れによるワイヤロープ3の引っ掛かりを防止することができる。また、第2のレール6の揚重速度を上げることで作業時間を短縮することができる。また、第2のレール6の吊点Aを第1のレール5のほぼ直上に配置することができ、第2のレール6の揚重後の横移動距離は小さくて済み、第2のレール6の揚重作業時間は短縮される。
また、案内体16は、第1のレール5のガイド部5bの天面に吸着する永久磁石19を備えているので、第2のレール6は、固定された第1のレール5から離れることなく確実に案内される。また、永久磁石19の吸着力に逆らった力を作用させることで簡単に第2のレール6を第1のレール5から引き離すことができる。
また、第2のレール6が上昇して移動する進路上である移動作業床7の下面端部には、第2のレール6の上昇に伴い、先端部が当接しつつ、係合部17,18を第1のレール5から引き離すテーパ形状の引離部材26が設けられているので、引き離し位置に作業者27を配置する必要はなく、作業人員を削減することができる。
また、保持体9のベース13の上端面13aに第2のレール6の目板20Bの下端面を係止するだけで、第2のレール6は、レール積上治具4に簡単に保持される。
また、レール積上治具4を下降することで、第2のレール6の保持は、自動的に解除される。
また、第2のレール6の保持が解除された後も、レール積上治具4は、第2のレール6を囲っており、揚重装置2の駆動によりワイヤロープ3を介してレール積上治具4を第2のレール6に沿って下降させ、第2のレール6の下側から簡単に取り外すことができる。
また、レール積上治具4は、離間した、第1の係合部17及び第2の係合部18の2点で案内されており、第2のレール6は円滑に案内される。
なお、上記実施の形態では、移動作業床7の下面端部にテーパ形状の引離部材26を設けたが、この引離部材26は、第2のレール6が上昇して移動する進路上に設ければよく、例えば第1のレール5に設けてもよい。
また、保持体9のベース13の上端面13aに第2のレール6の目板20Bの下端面を係止したが、第2のレール6に、目板20Bの代わりにベース13の上端面13aに係止するボルト等の突起物を設けるようにしてもよい。
この発明の実施の形態1のエレベータのレール積上治具の使用態様を示す図である。 図1の昇降路平断面図である。 図1のエレベータのレール積上治具の全体斜視図である。 第2のレールがエレベータのレール積上治具に係止されたときの部分斜視図である。 図1のエレベータのレール積上治具の一使用態様を示す側面図である。 図1のエレベータのレール積上治具の別の使用態様を示す側面図である。
符号の説明
1 昇降路、4 レール積上治具、5 第1のレール、5b ガイド部、6 第2のレール、6b ガイド部、9 保持体、13 ベース、13a 上端面、16 案内体、17 第1の係合部、18 第2の係合部、19 永久磁石、20A,20B 目板、26 引離部材。

Claims (5)

  1. 昇降路に固定された第1のレールに第2のレールを連結するために、第1のレール上に第2のレールを積み上げるのに用いられるエレベータのレール積上治具であって、
    前記第2のレールを保持する保持体と、この保持体に接続され、前記第1のレールのガイド部に係合し、第1のレールに沿って前記第2のレールが上下移動するのを案内する係合部を有する案内体とを備えたことを特徴とするエレベータのレール積上治具。
  2. 前記案内体は、前記ガイド部の天面に吸着する永久磁石を備えていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのレール積上治具。
  3. 前記第2のレールが上昇して移動する進路上には、第2のレールの上昇に伴い、先端部が当接しつつ、前記係合部を前記第1のレールから引き離すテーパ形状の引離部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータのレール積上治具。
  4. 前記保持体は、上端面が、前記第2のレールの上端部に設けられた目板の下端面に係止することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のエレベータのレール積上治具。
  5. 前記係合部は、離間して一対配置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のエレベータのレール積上治具。
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