JP7368328B2 - エレベータシャフトへのエレベータガイドレールの設置方法および装置 - Google Patents

エレベータシャフトへのエレベータガイドレールの設置方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、エレベータシャフトへのエレベータガイドレールの設置方法および装置に関するものである。
エレベータは、乗りかご、シャフト、巻上機、ロープおよびカウンタウェイトを有し得る。乗りかごは、独立型または一体型の乗りかごフレームで囲繞されている場合もある。
巻上機は、シャフト内に配設されてもよい。巻上機は、駆動装置、電気モータ、トラクションシーブおよび機械ブレーキを備えていてもよい。巻上機は、乗りかごをシャフト内で上昇および下降させることができる。機械ブレーキは、トラクションシーブの回転を停止させることにより、エレベータ乗りかごの移動を停止させることができる。
乗りかごフレームは、ロープによってトラクションシーブを介してカウンタウェイトに連結されてもよい。乗りかごフレームはさらに、シャフト内を垂直方向に延びているガイドレールに滑動手段を用いて支持されてもよい。ガイドレールは、締結ブラケットを用いてシャフト内の側壁構造体に取り付けられてもよい。滑動手段は、乗りかごがシャフト内を上昇および下降する際に、乗りかごの水平面を所定に維持する。乗りかごフレームと同様の方式で、カウンタウェイトはシャフトの壁構造体に取り付けられたガイドレールに支持されてもよい。
乗りかごは、人間および/または貨物を建物の乗り場間において運搬することができる。シャフトの壁構造体は、固体壁、露出している梁構造体またはこれらの任意の組合せの形態を採るものでもよい。
ガイドレールは、所定の長さのガイドレール要素で形成してもよい。ガイドレール要素は、設置段階において、エレベータシャフト内に端部同士を次々に連結してもよい。ガイドレール要素は、2つの連続するガイドレール要素の終端部間に延びる連結板によって互いに取り付けてもよい。連結板は、連続するガイドレール要素に取り付けてもよい。ガイドレールの端部は何らかの形状固定手段を備えていてもよく、これによってガイドレールを正確な相互関係にて配置することができる。ガイドレールは、支持手段によって、ガイドレールの高さ沿いにある支持点でエレベータシャフトの壁に取り付けてもよい。
エレベータを設置する際、従来技術に係る方法でのガイドレールの設置では、ガイドレールの運搬、吊上げおよび位置決めを含み相当に複雑な作業を伴う。また、従来技術の方法によるガイドレールの設置には多くの時間がかかる。これらは、現代の高層建物ではより重大な問題となる。
本発明はこのような課題に鑑み、改良したエレベータシャフトへのエレベータガイドレールの設置方法および装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエレベータシャフトへのエレベータガイドレールの設置方法は、請求項1で定義される。
本発明に係るエレベータシャフトへのエレベータガイドレールの設置装置は、請求項8で定義される。
本発明は、エレベータの設置におけるガイドレールの運搬、吊上げおよび位置決めに関する複雑な問題に関し、簡易かつ費用効果の高い解決法を提案するものである。
最初にガイドレールの最下端部となる第1の区間部を手作業で設置することができ、その後にガイドレールの後続の区間部を高度な自動制御によって設置することができる。
ガイドレール要素は、フック装置およびレバー装置を備えた運搬装置に連結された第1の巻上機によって、シャフト内で上方に吊り上げられる。フック装置は、ガイドレール要素の上端部に取り付けてもよい。さらに、ガイドレール要素の下端部は、レバー装置によって設置済みのガイドレール要素列上を滑動可能に支持され得る。
このように、制御された方法でガイドレール要素を吊り上げることができる。すなわち、ガイドレールは吊上げ中に揺れない。
運搬装置を下降させて別のガイドレール要素を取り込む作業も、制御された方法で行われる。レバー装置もまた、下降するときに設置済みのガイドレール要素列上を滑動できるように支持され得る。フック装置もまた、下降するときに設置済みのガイドレール要素列上を滑動できるように支持され得る。
フック装置は、ガイドレール要素の吊上げに際してガイドレール要素の上端部に固定して取り付けてもよい。
運搬台を使用して、ガイドレール要素をシャフトの壁に取り付けることができる。この作業は運搬台から、技術者により手作業で、またはロボットにより自動的に行ってもよい。
本発明によれば、ガイドレールの設置に要する時間を短縮することができる。場合によっては、ガイドレールの設置に要する時間を大幅に削減できる。
以下、本発明について、好適な実施形態を用いて図面を参照しながらより詳細に述べる。
エレベータの側面図である。 エレベータの水平断面図である。 ガイドレールの設置装置を示す図である。 ガイドレールの結合装置を示す図である。 運搬装置のフック装置を示す図である。 運搬装置のレバー装置を示す図である。 様々な位置にある運搬装置のレバー装置を示す図である。 様々な位置にある運搬装置のレバー装置を示す図である。 様々な位置にある運搬装置のレバー装置を示す図である。 レバー装置の動作原理を示す図である。 レバー装置の動作原理を示す図である。 レバー装置の動作原理を示す図である。 レバー装置の動作原理を示す図である。 ガイドレールの断面図である。 運搬台を示す図である。 ブラケットを示す図である。
図1はエレベータの側面を示し、図2はエレベータの水平断面を示す。
エレベータは、乗りかご10、エレベータシャフト20、巻上機30、ロープ42およびカウンタウェイト41を備える。独立型または一体型の乗りかごフレーム11が乗りかご10を囲繞していてもよい。
巻上機30は、シャフト20内に配設されてもよい。巻上機は、駆動装置31、電気モータ32、トラクションシーブ33および機械ブレーキ34を備えていてもよい。巻上機30は、乗りかご10を、垂直に延びているエレベータシャフト20内で垂直方向Zに上下動させることができる。機械ブレーキ34は、トラクションシーブ33の回転を停止させることで、エレベータ乗りかご10の移動を停止させることができる。
乗りかごフレーム11は、ロープ42によって、トラクションシーブ33を介してカウンタウェイト41に連結してもよい。乗りかごフレーム11はさらに、滑動手段27によって、シャフト20内で垂直方向に延びているガイドレール25に支持されてもよい。滑動手段27は、乗りかご10がエレベータシャフト20内を上下動している際にガイドレール25上で回転するロールまたはガイドレール25上で滑動する滑動シューを備えていてもよい。ガイドレール25は、締結ブラケット26を用いて、エレベータシャフト20内の側壁構造体21に取り付けられてもよい。滑動手段27は、乗りかご10がエレベータシャフト20内を上下動する際に、乗りかご10の水平面を適切に維持する。乗りかご10と同様の方式により、カウンタウェイト41は、シャフト20の壁構造体21に取り付けられたガイドレールに支持されてもよい。
シャフト20の壁構造体21は、固体壁21もしくは露出している梁構造体、またはこれらの任意の組合せで形成してもよい。よって、壁の1枚以上を固体壁にしてもよく、壁の1枚以上を露出している梁構造体で形成してもよい。シャフト20は、前壁21A、後壁21Bおよび2枚の対向する側壁21C、21Dを含んでいてよい。シャフトには乗りかご10用に2本のガイドレール25を設けてもよい。2本の乗りかご用ガイドレール25は、対向する壁21C、21Dに配設してもよい。シャフトにはさらに、カウンタウェイト41用に2本のガイドレール25を設けてもよい。2本のカウンタウェイト用ガイドレール25は、後壁21Bに配設してもよい。
ガイドレール25は、エレベータシャフト20の高さ方向に沿って垂直に延びていてもよい。したがって、ガイドレール25は、所定の長さ、例えば5mのガイドレール要素で形成してもよい。ガイドレール要素25は、各端部上に次々と設置することができる。ガイドレール要素25は、2つの連続するガイドレール要素25の終端部間に延びる連結板を用いて相互に取り付けてもよい。連結板は、連続するガイドレール要素25に取り付けることができる。ガイドレール25の端部は何らかの形状固定手段を備えていてもよく、これにより、ガイドレール25を互いに対し正確に位置決めできる。ガイドレール25は、支持手段によって、ガイドレール25の高さ方向に沿った支持点でエレベータシャフト20の壁21に取り付けられてもよい。
乗りかご10は、建物の乗り場間において人間および/または貨物を運搬することができる。
図2では、シャフト20内の測鉛線PL1、PL2を示している。測鉛線は、エレベータ設置の初期段階でシャフト20の測量によって生み出すものでよい。測鉛線PL1、PL2は、従来型のワイヤまたは光源、例えば測鉛線PL1、PL2に沿って上方に向かう光線を含むレーザにより生み出してもよい。通常は、1本の測鉛線とジャイロスコープ、または2本の測鉛線がシャフト20全体の測定基準のために必要となる。
図1は、エレベータシャフト20内の垂直方向である第1の方向Zを示す。図2は、ガイドレール間の方向(DBG)である第2の方向Xおよびシャフト20内の後壁から前壁の方向(BTF)である第3の方向Yを示す。第2の方向Xは、第3の方向Yに対して垂直である。第2の方向Xおよび第3の方向Yは、第1の方向Zに対して垂直である。
図3は、ガイドレールの設置装置を示す。
本図ではシャフト20における5つの乗り場L1~L5を示しているが、当然ながらシャフト20の乗り場の数は任意に選択可能である。
第1の巻上機H1はシャフト20に配設して、運搬装置600をシャフト20内で上下動させてもよい。第1の巻上機H1は、シャフト20の天井から吊架してもよい。
第2の巻上機H2はシャフト20に配設して、運搬台500をシャフト20内で上下動させてもよい。第2の巻上機H2は、シャフト20の天井から吊架してもよい。
運搬台500は、ローラによって、シャフト20内で対向し合う固体壁21に支持されてもよい。また、運搬台500は、ガイドレール25に連結させなくてもよい。運搬台500を使用して、1人以上の技術者ならびに/または1台以上のロボットおよび/もしくは工具をシャフト20内で運搬することができる。運搬台500の水平断面は、ガイドレール25用の通路を含んでいてもよい。運搬台500は、エレベータの設置前にシャフトを精査する際、および/またはガイドレールをシャフト20の壁21に設置する際、および/またはエレベータの設置後にガイドレール25の位置調整をする際に使用することができる。
保管場所SAを、第1の乗り場L1に配設してもよい。当然ながら、保管場所SAは、ガイドレールの設置を行う作業層の下方にある任意の位置に配することができる。保管場所SAは、最初は第1の乗り場L1に配置し、その後は設置の進行に合わせて上階の乗り場に再度配置することも可能である。ガイドレール要素25は、保管場所SAに保管し、運搬装置600で吊上げてもよい。ガイドレール要素25は、運搬装置600に手作業で積載してもよい。
最初に、ガイドレール25の最下端部となる第1の区間部を手作業でシャフト20に設置してもよい。運搬台500は、ガイドレール25の第1の区間部を手作業でシャフト20に設置する際に使用してもよい。
本図は、ガイドレール25の第2の区間部となる第1のガイドレール25が、第1の巻上機H1に連結された運搬装置600によってシャフト20内を吊り上げられる状態を示している。運搬装置600は、第1の巻上機H1に連結されたフック装置300およびフック装置300に連結されたレバー装置400を備えていてもよい。フック装置300は、第1のワイヤ350を用いて第1の巻上機H1に連結してもよい。レバー装置400は、第2のワイヤ360を用いてフック装置300に連結してもよい。レバー装置400は、上側レバー部410および下側レバー部420を含んでいてもよい。上側レバー部410および下側レバー部420は、レバーアーム430を用いて相互に連結してもよい。
ガイドレール要素25の上端部をフック装置300に取り付けることで、第1の巻上機H1に取り付けてもよい。フック装置300は、ガイドレール要素25の上端部に取り付けられた第2の結合クランプ200に連結していてもよい。第1の結合クランプ100は、ガイドレール要素25の下端部に取り付けられてもよい。結合クランプ100、200は、連続するガイドレール要素25間の差込み式継手を形成してもよい。
吊り上げるガイドレール要素25の下端部は、上側レバー部410に取り付けてもよい。下側レバー部420は、設置済みのガイドレール要素25の列に滑動可能に支持されるものでもよい。
このように、ガイドレール要素25は、第1の巻上機H1および運搬装置600によって、設置済みガイドレール要素25の列に沿って吊り上げられる。ガイドレール要素25の上端部は、フック装置300に堅固に取り付けてもよい。これにより、吊上げ力は、第1の巻上機H1からフック装置300に、さらにガイドレール要素25に伝達される。ガイドレール要素25の下端部は、上側レバー部410に取り付けてもよい。下側レバー部420は、設置済みガイドレール要素25の列上を滑動する。下側レバー部420は、上昇する際に設置済みガイドレール要素25の列に滑動できるように連結してもよい。
ガイドレール要素25は、設置済みガイドレール要素25の列に沿って、下側レバー部420が設置済みガイドレール要素25の列の上端部に到達する高さまで吊り上げてもよい。
その後、ガイドレール要素25は、レバー装置400から取り外されてもよい。ガイドレール要素25の下端部は、その後、設置済みガイドレール要素25の列の上端部に取り付けてもよい。ガイドレール要素25は、最終的にはシャフト20の壁21に取り付けてもよい。
その後、運搬装置600を、第1の巻上機H1によって設置済みガイドレール要素25の列に沿って下降させてもよい。フック装置300およびレバー装置400は、下降する際、設置済みガイドレール要素25の列上を滑動してもよい。フック装置300およびレバー装置400は、設置済みガイドレール要素25の列に接しながら滑動できるように支持されてもよい。
図4は、ガイドレールの結合装置を示す。
本図は、上部ガイドレール要素25の下端部分および下部ガイドレール要素25の上端部分を示す。2つのガイドレール要素25は、互いに結合される。
ガイドレール要素25の断面は、平坦な底部25Aおよび底部25Aの中央部から外方に突き出る平坦な支持部25Bを有するT字型であってもよい。ガイドレール要素25は、ブラケットを用いて、ガイドレール要素25の底部25Aからシャフト20の壁21に取り付けてもよい。ガイドレール要素25の支持部25Bは、乗りかご10の支持シューまたはカウンタウェイト41用となる2つの対向する側部支持面および1つの端部支持面を形成していてもよい。支持シューには、ガイドレール要素25の支持部25Bの支持面上で作動する滑動面またはローラを設けてもよい。
各ガイドレール要素25には、ガイドレール要素25の第1の端部に取り付けられた第1の結合クランプ100およびガイドレール要素25の第2の反対側端部に取り付けられた第2の結合クランプ200を設けてもよい。ガイドレール要素25の第1の端部はガイドレール要素25の下端部でよく、ガイドレール要素25の第2の端部はガイドレール要素25の上端部でよい。本図は、上部ガイドレール要素25の下端部に設けられた第1の結合クランプ100および下部ガイドレール要素25の上端部に設けられた第2の結合クランプ200を示す。
各ガイドレール要素25は、ガイドレール要素25の各端部において、ガイドレール要素25の底部に横断貫通孔を設けてもよい。これに対し、第1の結合クランプ100および第2の結合クランプ200に、対応するねじ穴を設けてもよい。ボルトは、ガイドレール要素25の底部の孔を通過して、第1および第2の結合クランプ100、200のねじ穴に貫入してもよい。これによって、第1および第2の結合クランプ100、200をガイドレール要素25のそれぞれの端部に取り付けることができる。このために結合クランプ100、200は、ガイドレール25の底部の、ガイドレール25の支持部に対して反対側の面に配される。
第1の結合クランプ100の第1の外端部は、ガイドレール要素25の下端部と実質的に同一の高さにあってもよい。第1の結合クランプ100は、第1の結合クランプ100の第1の端部から長手方向外方に延びている複数の雄結合要素110を備えていてもよい。長手方向は、ガイドレール要素25の長手方向と一致してもよい。雄結合要素110は、第2の結合クランプ200にある対応する雌結合要素210に貫入するように構成してもよい。各雄結合要素110の軸長B1は等しくてもよい。あるいは、各雄結合要素110の軸長B1は異なっていてもよい。軸長B1が異なる雄結合要素110を使用する利点は、第1の結合クランプ100および第2の結合クランプ200を、同時かつ同一方向において互いに対して適切な位置に案内できることにある。第1の結合クランプ100および第2の結合クランプ200は、シャフト20内に設置する前に、ガイドレール要素25の適切な位置に予め設置してもよい。軸長B1が等しい雄結合要素110を使用するときには、予め設置しておくと有利になる。
雄結合要素110は、ピンの形態を採ってもよい。ピンの横断面は、円形でもよい。雌結合要素210は、孔の形態を採ってもよい。孔の横断面は、ピンの横断面に対応する。
雄結合要素110の数および雌結合要素210の数は、本実施形態では3つである。
しかしながら、第1の結合クランプ100の雄結合要素110および第2の結合クランプ200にある対応する雌結合要素210の数は任意に定めることができる。したがって、第1の結合クランプ100の雄結合要素110を少なくとも1つ、および第2の結合クランプ200の雌結合要素210を少なくとも1つ設けることができる。3つの雄結合要素110および3つの雌結合要素210を、三角形の頂点状に配置してもよい。
第1の結合クランプ100の雄結合要素110の数および第2の結合クランプ200の雌結合要素210の数は、同じでよい。
第1の結合クランプ100および第2の結合クランプ200は、2つの連続するガイドレール要素25間の差込み式継手を形成してもよい。
第1の結合クランプ100は、第1の結合クランプ100の長手方向に貫通孔を穿孔することによって製造してもよい。続けて、雄結合要素110を貫通孔に挿入して、圧力継手によって孔内に取り付ける。よって、第1の結合クランプ100には、第2の内端部から第1の結合クランプ100内で延びている止まり穴が残ることになる。
第2の結合クランプ200の第1の外端部は、ガイドレール要素25の上端部と実質的に同一の高さにあってもよい。第2の結合クランプ200は、第2の結合クランプ200の第1の端部から第2の結合クランプ200に、長手方向に進む孔210を含んでいてもよい。長手方向は、ガイドレール要素25の長手方向と一致していてもよい。孔210は、第2の結合クランプ200を貫通する貫通孔でよい。
第1の結合クランプ100のピン110が第2の結合クランプ200の孔210に完全に押し込まれると、2つの連続するガイドレール要素25は相互関係にて適切な位置に配される。これにより、第1の結合クランプ100の第1の端部面および第2の結合クランプ200の第1の端部面は、互いに接して配置される。2つの連続するガイドレール要素25の対向し合う面も、この位置で互いに接して配置される。
1または複数の上部ガイドレール要素25の重量によって、第1の結合クランプ100および第2の結合クランプ200が結束される。ガイドレール要素25も、ブラケットによって必然的にシャフト20の壁21に取り付けることになるため、ガイドレール要素25のどの方向へも動かなくなる。これにより、第1の結合クランプ100と第2の結合クランプ200の間を別途に固定する必要がなくなる。当然のことながら、必要に応じて、第1の結合クランプ100と第2の結合クランプ200の間を別途に固定することもできる。第1の結合クランプ100と第2の結合クランプ200の間のスナップロックとして固定をすることもできよう。
別の実施可能な方式として、例えば、ねじ切り部付きの中間ピン110を設けることもできる。中間ピン110を十分な長さにすることで、第1の結合クランプ100および第2の結合クランプ200が互いに結合されたときに、ピンの外端部は第2の結合クランプ200の反対側端部から外方に突出する。次にナットを中間ピン110のねじ切り部に螺入して、2つの結合クランプ100、200を1つに締結させる。
2つの連続するガイドレール要素25の対向する端面ではさらに、形状固定を行ってもよい。一方の端部面に溝を設け、他方の端部面には溝に収まる突出部を備えていてもよい。
第1の結合クランプ100および第2の結合クランプ200は、鋳鉄またはアルミニウム製であってもよい。
第1の結合クランプ100のピン110は、冷間引抜き鋼棒から製造されるものでよい。あるいは、ピン110は合成樹脂製でもよい。
第1の結合クランプ100のピン110の外端部を面取りすると、第2の結合クランプ200の孔210に挿入するピン110の位置合わせが容易になる。
図5は、運搬装置のフック装置を示す。
フック装置300は、本体部310および本体部310に枢動可能に取り付けられた2つの固定部材320、330を備えていてもよい。各固定部材320、330は、相互に距離を隔てて設けられた2本の平行ロッカアームを備えていてもよい。ロッカアームは、本体部310の第1の心棒311を介して枢動可能に支持されてもよい。第2の心棒312は、ロッカアームの外端部間を通り抜けてもよい。第2の心棒312は、上部ロッカアームから上方に突き出ていてもよい。ロッカアームは、ばねを装填していてもよい。固定部材320、330は、図では開放位置にある。第1の巻上機H1を通過する第1のワイヤ350に張力がかかると、固定部材320、330は固定位置に変わる。これにより、第2の心棒312を備えた固定部材320、330の外端部は互いに向かって回転し、第2の心棒312の外端部はガイドレール要素25の端部に取り付けられた第2の結合クランプ200の各孔211、212内に突き出る。
第1の巻上機H1を通過する第1のワイヤ350にかかる張力が解放されると、固定部材320、330は、図示する開放位置に変わる。フック300が下降することで、固定部材320、330の第2の心棒312の外端部は第2の結合クランプ200のそれぞれの孔211、212から抜け出る。次に、ばね手段によって固定部材320、330が図示する開放位置に押される。
フック装置300は、固定部材320、330が解放位置にある場合、第1の巻上機H1が第1の巻上機H1を通過してフック300に向かう第1のワイヤ350を巻き戻すと、ガイドレール25に沿って下方に滑動することができる。フック装置300の重量により、第1のワイヤ350が第1の巻上機H1から巻き戻される際に、フック装置300はガイドレール25に沿って確実に下方に滑動できる。
図6は、運搬装置のレバー装置を示す。
レバー装置400は、上側レバー部410および下側レバー部420を含む。下側レバー部420は、設置済のガイドレール25上を滑動する。上側レバー部410は、吊り上げるガイドレール要素25の下端部を支える。上側レバー部410は、レバーアーム430を介して下側レバー部420に連結される。
図6は、ガイドレール要素25を吊り上げるときのレバー装置400を示す。レバー装置400の下側レバー部420は、シャフト20の壁21に設置済みのガイドレール25上を滑動する。吊り上げるガイドレール要素25の下端部は、レバー装置400の上側レバー部410に支持される。レバーアーム430は、レバー装置400の上側レバー部410および下側レバー部420に枢動可能に取り付けられる。レバーアーム430は、第1の動作位置となる傾斜位置にある状態で図示されている。このような第1の動作位置にレバーアーム430を固定することで、吊り上げるガイドレール要素25を、シャフト20の壁21に設置済みのガイドレール25から離れた位置に保持する。上側レバー部410は、設置済みのガイドレール要素25の列から距離A1を隔てた位置にある。距離A1によって第1の結合クランプ100を備えたガイドレール要素25用の空間が確保され、ガイドレール要素25を吊り上げる際に、吊り上げるガイドレール要素25は設置済みのガイドレール要素25の列の外側を通過することができる。
図7ないし図9は、様々な位置における運搬装置のレバー装置を示す。
第1の巻上機H1は、第1のワイヤ350によって運搬装置600に、すなわち運搬装置600の上端に位置する運搬装置600のフック装置300に連結してもよい。運搬装置600のレバー装置400は、第2のワイヤ360によってフック装置300に連結してもよい(図3を参照)。
図7は、設置済みのガイドレール要素25の上端部にちょうど到達した時の位置におけるレバー装置400を示す。
図8は、設置済みのガイドレール要素25の上端部でレバー装置の下側レバー部420が停止している位置におけるレバー装置400を示す。レバーアーム430の固定が解かれ、レバーアーム430は設置済みガイドレール要素25の長手方向に対して一直線になる位置に延びている。
図9は、レバー装置400が下方に動き、第1の結合クランプ100のピン110が第2の結合クランプ200のそれぞれの孔210に押し込まれた位置におけるレバー装置400を示す。
図10ないし図13は、レバー装置の動作原理を示す。
各図は、レバー装置400の下側部品420およびレバーアーム430を示す。レバー装置400の上側レバー部410は、図を明確にするためにここでは示していない。
レバーアーム430の両端部は、レバー装置400にあるレバー部410、420それぞれの回転接手J1、J2によって枢動可能に支持されてもよい。
レバーアーム430は、レバー装置400の下側レバー部420の第1の心棒によって枢動可能に支持されてもよい。第1の心棒はさらに、レバー装置400の下側レバー部420内にあるレバーアーム430の基部に設けられた固定部421を貫通していてもよい。レバーアーム430および固定部421は、第1の心棒に堅固に取り付けられてもよい。これに対して、第1の心棒は、レバー装置400の下側レバー部420に対して回転可能に支持されてもよい。
ローラ422は、第1の支持アーム423の第1の端部に回転可能に支持されてもよい。ローラ422の外周縁部は、ローラ422がガイドレール25上で回転できるように、下側レバー部420から突き出ていてもよい。第1の支持アーム423の第2の反対側端部は、第3の回転接手J3によって、第2の支持アーム424の第1の端部に取り付けられてもよい。第2の支持アーム424は、第4の回転接手J4によって、レバー装置400の下側レバー部420に枢動可能に支持されてもよい。第2の支持アーム424の第2の反対側端部は、固定部421に設けられた固定面421Aを押しつけることができる。第2の支持アーム424は、ばねを装填していてもよい。ばねは、第4の回転接手J4に配設してもよい。
ガイドピン423Aを、レバー装置400の下側レバー部420に設けてもよい。ガイドピン423Aは、第1の支持アーム423に設けられた案内開口部を通り抜けるよう延びていてもよい。第1の支持アーム423の案内開口部は、第1の支持アーム423に設けられた長円形の孔で形成してもよい。これにより、第1の支持アーム423の長手方向における移動はガイドピン423Aによって導かれる。
図10は、ガイドレール要素25が上方に吊り上げられる状態、すなわち、レバー装置400が上昇して、吊り上げるレール要素25を設置済みレール要素25から離れた位置に保持している状態を示す。レバーアーム430は、傾斜位置に固定される。レバーアーム430は、垂直方向に対して角度αを成している。ローラ422はガイドレール25に接して回動し、これにより、第1の支持アーム423は図中の右側に押される。第2の支持アーム424の第2の端部は、固定部421の固定面421Aを押しつける。これにより、固定部421が反時計回り方向に回転することを防ぐことができる。さらに、ストッパをレバー装置400の下側レバー部420に設けることにより、固定部421が図示する位置から時計回り方向にさらなる回転をしないようにできる。
図11は、レバー装置400が設置済みのガイドレール要素25の列の上端部に到達した状態を示す。ローラ422は、設置済みガイドレール要素25の列の上端部を越えることで、図中の左側に自在に移動できる。第2の支持アーム424におけるばね荷重によって第2の支持アーム424が反時計回り方向に第4の回転継手J4を中心に回転すると、第1の支持アーム423はローラ422を左側に押す。第2の支持アーム424が第4の回転継手J4を中心に反時計回り方向に回転することで、第2の支持アーム424の第2の端部(下端)は図中の右方向に移動する。よって、第2の支持アーム424の第2の端部は、固定部421の固定面421Aから離れる。これにより、固定部421が解放されて反時計回り方向に回転して、上向きの力がレバーアーム430に働くとレバーアーム430は直立位置に移動することができる。
図12は、レバー装置400が設置済みガイドレール要素25の列上を下降する状態を示す。ローラ422は、ガイドレール25上を回転しながら、第1の支持アーム423を図の右方向に押す。その結果、第2の支持アーム424は、ばね力に抗して時計回り方向に回転し、図における実質的に直立した位置に動く。第2の支持アーム424の第2の端部は、固定部材421の外側面を押しつける。レバーアーム430は未だ直立した位置にあり、すなわち上側レバー部410はレバー装置400の下側レバー部420上方に一直線に配置される。これにより、レバー装置400の上側レバー部410および下側レバー部420は、設置済みガイドレール要素25の列上を滑動する。
図13は、レバー装置400が設置済みガイドレール要素25の列の底部に達した状態を示す。レバー装置400の下側レバー部420が停止し、上側レバー部410の重量により、レバーアーム430が傾斜位置に変わる。これにより、固定部材421が時計回り方向に回り、第2の支持アーム424の第2の端部は再度固定部材421の固定面421A上に収まる。ストッパは、固定部材421の図示した位置への回転を制限する。さらに新たなガイドレール要素25をフック装置300およびレバー装置400に取り付けて、当該要素をシャフト20上方に運搬してもよい。
図14は、ガイドレールの断面を示す。
ガイドレール要素25の断面は、平坦な底部25Aおよび底部25Aの中央部から外方に突き出る平坦な支持部25Bを有するT字型であってもよい。ガイドレール要素25は、ブラケットを用いて、ガイドレール要素25の底部25Aからシャフト20の壁21に取り付けてもよい。ガイドレール要素25の支持部25Bは、乗りかご10の支持シューまたはカウンタウェイト41に対し、2つの対向する側部支持面25B1、25B2および1つの端部支持面25B3を形成していてもよい。支持シューには、ガイドレール要素25の支持部25Bの支持面25B1、25B2、25B3に作用する滑動面またはローラが設けられていてもよい。
フック装置300ならびにレバー装置400、すなわち上側レバー部410および下側レバー部420には、ガイドレール25の支持部25Bの内側にある薄肉部25B4上を回動または滑動するローラ441、442または滑動シューを備えていてもよい。ローラ441、442または滑動シューは、ガイドレール25の支持部25Bの内側の薄肉部25B4と外側の厚肉部25B5との間にある肉厚変化部に配置してもよい。フック装置300のローラ441、442は、フック装置300がガイドレール25上を下降するとき、フック装置300をガイドレール25に確実に保持する。下側レバー部420のローラ441、442は、レバー装置400がガイドレール25上を上方および下方に動くとき、レバー装置400をガイドレール25に確実に保持する。上側レバー部410のローラ441、442は、運搬装置600がガイドレール25上を上方移動するとき、ガイドレール要素25の下端部を上側レバー部410に確実に保持する。
ローラ441、442は、フック装置300およびレバー装置400において可動支持されてもよい。ローラ441、442は、図に示すように、ローラ441、442がガイドレール25と接する第1の位置と、ローラ421、422がガイドレール25と接しない第2の位置との間を移動することができる。フック装置300およびレバー装置400は、ローラ441、442が第2の位置にあるとき、ガイドレール25から取り外すことができる。
図15は、運搬台を示す。
運搬台500は、底部面510および底部面510の上方に垂直方向に間隔をあけて配設された天井面520を備えていてもよい。底部面510は、1人以上の技術者および/または1台以上のロボット用の作業面を形成してもよい。垂直支持バー530は、底部面510と天井面520との間に延びていてもよい。2つの支持ローラ540が、運搬台500の各面510、520の両端部に設けられている。支持ローラ540は、シャフト20の対向する壁21において運搬台500を支持する。支持ローラ540は、運搬台500がシャフト20内で上昇および下降する際に、運搬台500を実質的に水平に保持する。運搬台500はさらに、運搬台をシャフト20の壁21に固定する固定手段を備えていてもよい。固定手段は、シャフト20内にある2枚の対向する壁21に抗して働く油圧シリンダによって具現化されてもよい。
さらに、ガイドレール25の設置時に吊上げるガイドレール要素25のバイパス路550、551を、運搬台500に設けてもよい。バイパス路550、551は、運搬台500の周縁部から内側にせり出すくぼみの形状であってもよい。また、バイパス路550、551は、運搬台500を避ける測鉛線PL1、PL2用空間を確保する。
運搬台500は、シャフト20に対する運搬台500の位置を測定する測定装置MD10、MD11、MD12、MD13を備えていてもよい。測定装置MD10、MD11、MD12、MD13は、運搬台500がシャフト20に固定されると、シャフト20内の運搬台500の位置を測鉛線PL1、PL2に基づいて割り出すことができる。測定装置MD10、MD11、MD12、MD13は、ワイヤで形成される測鉛線PL1、PL2の位置に接することなく測定を行うセンサに基づくものでよい。他の実現可能な方式として、例えばエレベータシャフトの底部に設けられ、運搬台500の測定装置MD10、MD11、MD12、MD13によって測定可能な上方向への光線を発生させるレーザなどの光源を使用することができる。測定装置MD10、MD11、MD12、MD13は、光源から発生する光線の命中点を判断する光感応性センサまたはデジタル画像装置でもよい。光源はロボティックトータルステーションでもよく、その場合、測定装置MD10、MD11、MD12、MD13は、光線を反射してロボティックトータルステーションに戻す反射器となり得る。これにより、ロボティックトータルステーションは、測定装置MD10、MD11、MD12、MD13の位置を判断する。
運搬台500はさらに、シャフト20内の運搬台500の垂直位置、すなわち高さ位置を割り出す距離測定装置MD15、MD16を備えていてもよい。距離測定は、レーザ測定に基づくものでよい。
図16は、ブラケットを示す。
ブラケット26は、相互に可動するよう取り付けられた2つの独立した部品26A、26Bで形成されてもよい。ブラケット26の第1の部品26Aはガイドレール25に取り付けてもよく、ブラケット26の第2の部品26Bはシャフト20の壁21に取り付けてもよい。第1の部品26Aと第2の部品26Bは、垂直部分および水平部分を有するL字形状でよい。第1の部品26Aは、垂直部分からクランプ26Cおよびボルト26Dを用いてガイドレール25に取り付けてもよい。第2の部品26Bは、垂直部分からシャフト20の壁21に取り付けてもよい。ブラケット26の第1の部品26Aおよび第2の部品26Bの水平部分は、第1の部品26Aおよび第2の部品26Bの水平部分に設けられた開口部を貫通するボルトによって互いに取り付けてもよい。開口部は、ブラケット26の第1の部品26Aを第2の部品26Bに対して微調整してガイドレール25との位置調節を可能にする寸法でよい。
ブラケット26の第2の部品26Bは、アンカボルト26Fを用いてシャフト20の壁21に取り付けてもよい。ブラケット26の第2の部品26Bの垂直部分は、第2の部品26Bの垂直部分の下端に開口する長円形の開口部26Eを含んでいてもよい。アンカボルト26F用の穴は、ガイドレール25の設置を始める前に、シャフト20の壁21の所定の位置に穿設してもよい。アンカボルト26Fは、穿設した穴に螺合してもよい。ボルト26Fの一部だけをねじ切り部に螺合して、ボルト26Fの頭部を締結面から離すようにしてもよい。
ブラケット26は、設置しようとするガイドレール要素25をシャフト20内で吊り上げる前に、設置するガイドレール要素25上の所定の位置に予め取り付けてもよい。
ガイドレール要素25を吊り上げる前に予めガイドレール要素25に取り付けられたブラケット26は、レバーアーム430が第2の動作位置に変わると、ボルト26Fの真上の位置に到達する。設置しようとするガイドレール要素25を下降させると、ガイドレール要素25に取り付けられたブラケット26も下降し、長円形の開口部26Eがボルト26F上を滑動する。
ボルト26Fを締めることで、ブラケット26の第2の部品26Bがシャフト20の壁21に取り付けられる。ボルト26Fは、運搬台500から技術者による手作業で、あるいはロボットを使用して締めてもよい。
別の実施可能な方式として、ガイドレール25の設置時にアンカ穴を穿設することも可能である。アンカ穴の穿設は、運搬台500から手作業または機械的に行うことができる。
結合クランプ100、200をガイドレール要素25の端部に取り付ける際には、結合クランプ100、200を的確な位置に、例えば挟み込むことおよび/または押し込むことによって調整してもよい。これにより、結合クランプ100、200は、ガイドレール要素25がシャフト20に設置されると、ガイドレール要素25の適切な位置に配置されることとなる。
ガイドレール25は、シャフト20内のそれぞれの壁21に設置した後で位置調整してもよい。ガイドレール25の位置調整は、任意の周知の方法で行ってもよい。
図面では、1台の第1の巻上機H1のみを運搬装置600とともに使用する実施形態を示している。第1の巻上機H1の懸垂点は、設置時に変更すべきであろう。設置しようとするガイドレール要素25の列ごとに、第1の巻上機H1に対する各自の懸垂点を必要とするであろう。当然のことながら、複数の第1の巻上機H1をシャフト20の天井から懸垂することも可能である。その場合、第1の巻上機H1のそれぞれは各自の運搬装置600を備えることになる。これは、ガイドレール25の列を複数列同時にシャフト20内に設置できることを意味する。
図示のシャフト20は1台の乗りかご10だけを利用対象としているが、当然のことながら、複数の乗りかご10を利用対象とするシャフトに使用することも可能である。このようなエレベータシャフト20は、鋼棒を使用して、各乗りかご10に対するサブシャフトに分けることも可能である。水平鋼棒を、所定の間隔でシャフト20の高さ方向に沿って配してもよい。これにより、ガイドレール25の一部分がシャフト20の鋼棒に取り付けられることになる。ガイドレール25の別の一部分は、シャフト20の固体壁21に取り付けられる。
本発明は、低層または高層の建物に使用できる。必然的に、本発明の利点は高層の建物においてより大きくなる。高層建物の揚程は、75メートル超、好ましくは100メートル超、さらに好ましくは150メートル超、最も好ましくは250メートル超でもよい。
本発明の使用は図示したエレベータに限定されるものではない。本発明は、どのような型式のエレベータであっても使用可能であり、例えば、機械室有りまたは機械室なしのエレベータや、カウンタウェイト有りまたはカウンタウェイトなしのエレベータに使用できる。カウンタウェイトは、エレベータシャフトの一方の側壁もしくは両方の側壁、または後壁に配設してもよい。駆動機、モータ、トラクションシーブおよび機械ブレーキは、機械室またはエレベータシャフトの任意の場所に配設してもよいであろう。乗りかご用ガイドレールは、いわゆるリュックサック型エレベータの場合、シャフトの対向し合う側壁またはシャフトの後壁に配設できるであろう。
当業者には明白なことであるが、発明の概念は、技術の進歩に合わせて様々な方法で実施可能である。本発明およびその実施形態は上記の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲内で変更してもよい。
20 シャフト
21 壁
25 ガイドレール要素
100、200 結合クランプ
110 雄結合要素
210 雌結合要素
300 フック装置
400 レバー装置
410、420 レバー部
430 レバーアーム
500 運搬台
600 運搬装置
H1、H2 巻上機

Claims (14)

  1. エレベータシャフトへのガイドレールの設置方法において、該方法は、
    ガイドレール要素の最下端部となる第1の区間部を手作業で前記シャフトのそれぞれの壁に設置し、
    運搬装置を前記シャフト内で上昇および下降させる第1の巻上機を配設し、前記運搬装置は第1の巻上機に連結されたフック装置と、該フック装置に連結されたレバー装置とを含み、各ガイドレール要素に該ガイドレール要素の下端部に取り付けられた第1の結合クランプおよび前記ガイドレール要素の上端部に取り付けられた第2の結合クランプを設け、第1の結合クランプおよび第2の結合クランプは2つの連続するガイドレール要素間に差込み式継手を形成し、
    運搬台を前記シャフト内で上昇および下降させる第2の巻上機を配設し、
    ガイドレール要素を、該ガイドレール要素の上端部にある第2の結合クランプを前記フック装置に連結し該ガイドレール要素の下端部を前記レバー装置に連結することによって前記運搬装置に連結し、
    前記運搬装置、さらには前記ガイドレール要素を第1の巻上機により上昇させて、前記レバー装置を設置済みのガイドレール要素列上で滑動させ、
    前記ガイドレール要素を、第1の結合クランプおよび第2の結合クランプにより構成された前記差込み式継手を用いて前記設置済みのガイドレール要素列の上端部に連結し、
    前記運搬台から前記ガイドレール要素を前記シャフトの壁に取り付け、
    前記運搬装置を第1の巻上機によって下降させて別のガイドレール要素を取り込む際に、前記フック装置および前記レバー装置は前記設置済みのガイドレール要素列上を滑動することを特徴とするガイドレールの設置方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、第1の結合クランプは少なくとも1つの雄結合要素を含むとともに第2の結合クランプは少なくとも1つの雌結合要素を含み、または、第1の結合クランプは少なくとも1つの雌結合要素を含むとともに第2の結合クランプは少なくとも1つの雄結合要素を含み、
    前記雄結合要素および前記雌結合要素は、第1の結合クランプおよび第2の結合クランプの間に、したがって第1の結合クランプと第2の結合クランプが互いに連結されるときにおける2つの連続するガイドレール要素の間に、前記差込み式継手を形成することを特徴とする方法。
  3. 請求項2に記載の方法において、前記雄結合要素はピンにより形成され、前記雌結合要素は前記ピンを収容する孔により形成されることを特徴とする方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法において、前記レバー装置は、上側レバー部と、下側レバー部と、前記上側レバー部に枢動可能に取り付けられた第1の端部および前記下側レバー部に枢動可能に取り付けられた第2の反対側端部を含むレバーアームとを有し、前記下側レバー部は前記設置済みのガイドレール要素列上に滑動可能に支持され、前記ガイドレール要素の下端部は前記上側レバー部に支持されることを特徴とする方法。
  5. 請求項4に記載の方法において、前記レバーアームは該レバーアームが傾斜する第1の動作位置をとり、第1の動作位置をとると前記上側レバー部および前記下側レバー部が互いにずれて配置され、これによって前記上側レバー部は前記設置済みのガイドレール要素列から水平方向に離れ、第1の結合クランプによって前記ガイドレール要素の下端部に空間を確保し、
    前記レバーアームはさらに該レバーアームが直立する第2の動作位置をとり、第2の動作位置をとると前記上側レバー部および前記下側レバー部が互いに一列に並ぶことを特徴とする方法。
  6. 請求項5に記載の方法において、前記ガイドレール要素が前記設置済みのガイドレール要素列に沿って上昇するとき、前記レバーアームは第1の動作位置にあることを特徴とする方法。
  7. 請求項5または6に記載の方法において、前記レバーアームは、前記下側レバー部が前記設置済みのガイドレール要素列の上端部に到達すると第2の動作位置に移動して、第1の結合クランプおよび第2の結合クランプを互いに一列に並ばせ、これにより、前記ガイドレール要素を下げると第1および第2の結合クランプ間の前記差込み式継手が閉じ合い、前記ガイドレール要素を前記設置済みのガイドレール要素列の最上部にあるガイドレール要素に結合することを特徴とする方法。
  8. エレベータシャフトへのガイドレールの設置装置において、該装置は、
    前記シャフトのそれぞれの壁に設置されるガイドレール要素の最下端部となる第1の区間部と、
    第1の巻上機により前記シャフト内で上昇および下降する運搬装置を有し、該運搬装置は第1の巻上機に連結されたフック装置および該フック装置に連結されたレバー装置を含み、各ガイドレール要素には該ガイドレール要素の下端部に取り付けられる第1の結合クランプおよび該ガイドレール要素の上端部に取り付けられる第2の結合クランプが備えられ、第1の結合クランプおよび第2の結合クランプは2つの連続するガイドレール要素間に差込み式継手を形成し、
    該装置はさらに、第2の巻上機により前記シャフト内で上昇および下降する運搬台を有し、
    ガイドレール要素は、該ガイドレール要素の上端部にある第2の結合クランプが前記フック装置に連結されさらに該ガイドレール要素の下端部が前記レバー装置に連結されることによって前記運搬装置に連結され、
    前記運搬装置、さらには前記ガイドレール要素が第1の巻上機により上昇して、前記レバー装置は設置済みのガイドレール要素列上を滑動し、
    前記ガイドレール要素は、第1の結合クランプおよび第2の結合クランプにより構成された前記差込み式継手を用いて前記設置済みのガイドレール要素列の上端部に連結され、
    前記ガイドレール要素は前記運搬台から前記シャフトの壁に取り付けられ、
    前記運搬装置が下降して別のガイドレール要素を取り込む際に、前記フック装置および前記レバー装置は前記設置済みのガイドレール要素列上を滑動することを特徴とするガイドレールの設置装置。
  9. 請求項8に記載の装置において、第1の結合クランプは少なくとも1つの雄結合要素を含むとともに第2の結合クランプは少なくとも1つの雌結合要素を含み、または、第1の結合クランプは少なくとも1つの雌結合要素を含むとともに第2の結合クランプは少なくとも1つの雄結合要素を含み、
    前記雄結合要素および前記雌結合要素は、第1の結合クランプと第2の結合クランプが相互に連結されると、第1の結合クランプと第2の結合クランプの間に、さらには2つの連続するガイドレール要素の間に、前記差込み式継手を形成することを特徴とする装置。
  10. 請求項9に記載の装置において、前記雄結合要素はピンにより形成され、前記雌結合要素は前記ピンを収容する孔により形成されていることを特徴とする装置。
  11. 請求項8ないし10のいずれか1項に記載の装置において、前記レバー装置は、上側レバー部と、下側レバー部と、前記上側レバー部に枢動可能に取り付けられた第1の端部および前記下側レバー部に枢動可能に取り付けられた第2の反対側端部を含むレバーアームとを有し、前記下側レバー部は前記設置済みのガイドレール要素列上に滑動可能に支持され、前記ガイドレール要素の下端部は前記上側レバー部に支持されることを特徴とする装置。
  12. 請求項11に記載の装置において、前記レバーアームは該レバーアームが傾斜する第1の動作位置をとり、第1の動作位置をとると前記上側レバー部および前記下側レバー部が互いにずれて配置され、これによって前記上側レバー部は前記設置済みのガイドレール要素列から水平方向に離れ、第1の結合クランプによって前記ガイドレール要素の下端部に空間を確保し、
    前記レバーアームはさらに該レバーアームが直立する第2の動作位置をとり、第2の動作位置をとると前記上側レバー部および前記下側レバー部が互いに一列に並ぶことを特徴とする装置。
  13. 請求項12に記載の装置において、前記ガイドレール要素が前記設置済みのガイドレール要素列に沿って上昇するとき、前記レバーアームは第1の動作位置にあることを特徴とする装置。
  14. 請求項12または13に記載の装置において、前記レバーアームは、前記下側レバー部が前記設置済みのガイドレール要素列の上端部に到達すると第2の動作位置に移動して、第1の結合クランプおよび第2の結合クランプを互いに一列に並ばせ、これにより、前記ガイドレール要素を下げると第1および第2の結合クランプ間の前記差込み式継手が閉じ合い、前記ガイドレール要素は前記設置済みのガイドレール要素列の最上部にあるガイドレール要素に結合されることを特徴とする装置。
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