JP5426854B2 - C形フックのコイル落下防止装置 - Google Patents

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Description

本発明はC形フックのコイル落下防止装置に関する。
略C字形に形成されたC形フックの先端部を、圧延薄鋼板などの金属薄板からなるコイルおよび線材をコイル状に束ねた線材コイルの内径空間に挿入係止して、該コイルを吊り上げることが行われている。
これまで知られているC形フックにはワーク(コイル)の落下を防止する手段が装備されていない。コイルのC形フックへの積荷状態が不安定であったり、クレーンによる搬送時にコイルが隣接構造物などの障害物に衝突したりすると、ワークが落下して重大事故に繋がる危険性があった。
したがって、本発明の課題は、C形フックにおいてコイルの落下を防止することにある。
この課題を解決するため、請求項1に係る本発明は、下端部をコイルの内径空間に挿入係止してコイルの吊り上げを行うC形フックにおいて、コイルの側面を係止してコイルの落下を防止する係止位置とコイルの側面に干渉しない待避位置とを取り得るように移動可能に設けられるストッパと、このストッパをユーザによる操作で係止位置と待避位置との間で移動させる移動手段とを有し、前記ストッパはC形フック下端部の先端に設けられてコイル側面に略平行である略垂直面上を係止位置と待避位置との間で回動可能な板状ストッパであり、この板状ストッパは一端が係止端部、他端が半円弧状端部とされると共にこれらの間に長穴が形成され、該長穴を挿通する固定ボルトによってC形フック下端部の先端に摺動可能かつ回動可能に連結されており、該板状ストッパは、長穴の前記係止端部側の一端に固定ボルトを挿通させた状態で前記係止端部がC形フックの下端部から上方に突出して前記係止位置を取り、この係止位置から上方に持ち上げて長穴の前記半円弧状端部側の他端に固定ボルトを挿通させて所定方向に略180度回転させた状態で前記待避位置を取るものであり、且つ、C形フック下端部に固着された当板は、前記板状ストッパの係止位置および待避位置の両位置において該板状ストッパの側面に当接して位置規制すると共に、前記板状ストッパが係止位置から待避位置に移動するときに半円弧状端部に当接しながら前記固定ボルトを中心とする板状ストッパの回転を許容することを特徴とするC形フックのコイル落下防止装置である。
本発明によるC形フックのコイル落下装置は、コイルの側面を係止してコイルの落下を防止する係止位置とコイルの側面に干渉しない待避位置とを取り得るように移動可能に設けられるストッパと、このストッパをユーザによる操作で係止位置と待避位置との間で移動させる移動手段とを備えて構成されている。したがって、C形フックの下端部をコイルの内径空間に挿入係止した状態にして、ストッパを係止位置に移動させることによって、コイルの落下を防止することができる。これにより、コイルのC形フックへの積荷状態が不安定であったり、クレーンによる搬送時にコイルが隣接構造物などの障害物に衝突したような場合であっても、ワークが落下することなく保持されるので、ワーク落下に伴う重大事故を未然に防止することができる。
以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。たとえば、図示実施例では比較的幅の狭いコイルを吊り上げるように設計されたC形コイルに本発明のコイル落下防止装置を組み込んでいるが、コイル幅の大きいタイプのC形フックにも本発明は適用可能である。
図1および図2を参照して、C形フック10は本体11の上端および下端にそれぞれ略水平に延長する上端部12および下端部13を有して略C字形に形成されている。上端部12はアーム14の下端と回動自在に連結され、アーム14の上端には吊りピン15が連結されていて、クレーンフック1などによる吊り上げを可能にしている。上端部12の先端にはカウンターウエイト16が取り付けられている。カウンターウエイト16は、このC型フック10により吊り上げようとするコイルWの重量に応じたものを選択して取り付けられている。下端部13は、このC型フック10により吊り上げようとするコイルWの幅寸法に応じた横方向延長長さを有するように形成される。本体11の内面と下端部13の上面にはコイルWへの傷付けを防止するための保護パッド17,18が取り付けられている。また、本体11の両側面にはC形フック10の持ち運びのための取手19,19が取り付けられている。
コイルWは圧延薄鋼板などの金属薄板をコイル状に束ねたものであり、その内径空間Sに下端部13を挿入して、該下端部13の上(保護パッド18上)に係止する。この状態が図1に示されている。
さらに図3を参照して、このC形フック10に付設されているコイル落下防止装置20は、C形フック下端部13の先端に回動可能に設けられた板状のストッパ21を有する。ストッパ21は半円弧状に形成された端部22を有し、この半円弧状端部22に近接した位置に他端側に向けて延長する長穴23が形成されている。長穴23の一端23aは半円弧状端部22の半円弧中心と同心の半円弧状に形成され、この実施例では他端23bも同様の半円弧状に形成されている。そして、ストッパ21は長穴23の延長方向に沿って摺動可能であり、且つ、長穴23を挿通する固定ボルト24を中心に回転可能である。ストッパ21の半円弧状端部22とは反対側の端部近くにはハンドル25が取り付けられている。
図3(a),(b)はストッパ21が係止位置にある状態を示す。このとき、固定ボルト24はストッパ21の長穴23の他端23bを挿通しており、半円弧状端部22と反対側の端部がC形フック下端部13表面の保護パッド18を超えて上方に突出してコイルWの側面を係止し(図1)、C形フック10で吊り上げられているコイルWの落下を防止する。C形フック下端部13の先端面に固着された当板26がストッパ21の側面21aに当接しているので、ストッパ21はこの位置からいずれの方向にも回転することができず同位置に保持される。
この位置からハンドル25を持ってストッパ21を上方に引き上げることにより固定ボルト24を長穴23内において半円弧状端部23aに向けて摺動させて図3(a)に二点鎖線で示される位置に移動させる。固定ボルト24が長穴23の半円弧状端部23aに到達すると、該位置の固定ボルト24を中心としてストッパ21を矢印方向に回転させることが可能となる。かくして、図3(a),(b)に示す係止位置からストッパ21を180度反転させて、図3(c),(d)に示す待避位置に移動させることができる。このとき、固定ボルト24はストッパ21の長穴23の一端23aを挿通しているので、半円弧状端部22は保護パッド18より上方に突出することがなく、コイルWの積み下ろしを円滑に行うことができる。図3(c),(d)に示す待避位置でコイルWをC形フック下端部13に係止した後、ハンドル25を持ってストッパ21を反時計方向に180度回転させると図3(a)に仮想線で示される状態になるので、ここでハンドル25から手を離せば、ストッパ21は自重で落下し、固定ボルト24が長穴23内において端部23bに向けて摺動して、図3(a),(b)に示す係止位置に移動する。
この実施例におけるC形フック10が図4に示されているが、実施例1と略同様の構成であるので、対応する部材・要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
図4とともに図5〜図7を参照して、このC形フック10に付設されている本実施例のコイル落下防止装置30は、C形フック下端部13の先端に回転可能に設けられた板状のストッパ31を有する。ストッパ31の基端部には、固定ボルト32の角軸(符号なし)が挿入される角穴33(図7(b))が設けられていて、固定ボルト32とともにストッパ31が一体に回転するように構成されている。固定ボルト32はC形フック下端部13の先端板13aに形成された貫通穴13bを回動自在に挿通し、該先端板13aの内側で先端丸軸部32aがシャフト34の穴に挿入されて、スプリングピン35a,35bで連結されている。シャフト34はC形フック下端部13に沿って本体11裏面側まで略水平に延長しており、本体11裏面側でボルト36でレバー37と一体に回転するように連結されている。
以上の構成において、ストッパ31が係止位置(図5(a))にあるとき、ストッパ31の先端がC形フック下端部13表面の保護パッド18を超えて上方に突出してコイルWの側面を係止し、C形フック10で吊り上げられているコイルWの落下を防止する。このときレバー37は図6に太実線で示された位置にあり、ストッパ31は同図に二点鎖線で示された位置にある。
この係止位置からレバー37を手動にて図6A矢印方向に回転させると、シャフト34および固定ボルト32も同方向に回転し、これとともにストッパ31も同方向に回転して、図5(b)に示される待避位置に移動する。C形フック下端部13の先端面には当板39が固着されており、ストッパ31の側面が当板39に当接することによりストッパ31は待避位置に止まる。図6において待避位置にあるストッパが一点鎖線で示されており、このときのレバー37位置が細実線で示されている。待避位置にあるときのストッパ31は保護パッド18より上方に突出しないので、コイルWの積み下ろしを円滑に行うことができる。図5(b)に示す待避位置でコイルWをC形フック下端部13に係止した後、レバー37を図6B方向に回転させると図5(a)に示される係止位置に移動する。このときのレバー37の回転は当板38で規制されるので、ストッパ31は係止位置に保持される。なお、この実施例ではシャフト34を回転させるように構成しているが、シャフトを固定にしてその中に長尺棒状の回転部材を貫通させて該回転部材の両端に固定ボルト32およびレバー37を各々一体に回転するように連結しても良い。
この実施例のコイル落下防止装置30によれば、ストッパ31が係止位置にあるときに誤ってコイルWを積荷しても、コイルWの内径がストッパ31に当たることによりストッパ31が図6A方向に回転して自動的に待避位置に移動するので、ストッパ31を破損させることがない利点がある。
この実施例におけるC形フック10が図8に示されているが、実施例1,2と略同様の構成であるので、対応する部材・要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。なお、この実施例のC形フック10では上端部12がアーム14支点から横方向に突出していないので、カウンターバランス16は不要とされている。
図8とともに図9を参照して、このC形フック10に付設されている本実施例のコイル落下防止装置40はストッパ41を有する。このストッパ41はC形フック本体11に回動可能に連結されており、C形フック下端部13に係止されたコイルWの上方から側面に被さるようにして係止する係止位置(図8)と該係止位置から上方に待避した待避位置との間で移動可能である。より詳しく説明すると、ストッパ41は、基部41aと中間部41bと先端部41cとから連続一体的に形成されてなる略C字形状部材の一対からなり、基部41aの端部において本体11の両側でボルト42により回動自在に連結されている。ボルト42の角軸がストッパ基部41a端部の角穴に嵌合されているので、一対のストッパ41は同期して一体に回動する。
リンク43は、その一端がC形フック本体11の側面に回動自在に連結されるとともに、その他端がリンクアーム44の一端に回動自在に連結されている。リンクアーム44の他端はストッパ中間部41bに回動自在に連結されている。リンクアーム44のリンク43との連結側の端部45は折り曲げられていて、リンクアーム44がリンク43と一直線状に整列したとき(図9に二点鎖線で示す)にリンク43の側面に当接してこれ以上同図反時計方向に回転することを規制する。また、ストッパ中間部41bから外方に突出するようにハンドル46が設けられている。
以上の構成において、ストッパ41が係止位置(図8)にあるとき、ストッパ先端部41cが、C形フック下端部13に係止されたコイルWの上方から側面に覆い被さる状態となってコイルWの落下を防止する。このときストッパ41,リンク43およびリンクアーム44は図9に実線で示された位置にある。
この係止位置からハンドル46を手で持ってストッパ41を図9反時計方向に回転させると、同図に二点鎖線で示す待避位置に移動する。前述のように一対のストッパ41は一体に動くので、いずれか一方のハンドル46のみを操作しても一対のストッパ41が一体となって同時に同方向に回転する。ストッパ41の回転につれて、係止位置では折れ曲がった状態でリンク43に連結されているリンクアーム44が徐々に直線状に向かい、完全に一直線状に整列したときに折り曲げ端部45がリンク43の側面に当たってそれ以上の移動が規制されるので、ストッパ41は該待避位置に保持される。待避位置にあるときのストッパ41は、C形フック下端部13に係止されたコイルWには干渉しないので、コイルWの積み下ろしを円滑に行うことができる。待避位置でコイルWをC形フック下端部13に係止した後、ストッパ41を図9時計方向に回転させることにより、図8の係止位置に移動してコイルWの脱落を防止する。
この実施例では、ストッパ41の係止位置を規制する手段は特に設けられておらず、ストッパ41がコイルWに当たってそれ以上の時計方向回転ができなくなった位置が係止位置となる。図8および図9では、ストッパ中間部41bがコイルWの上端に略面一となって略水平になり、先端部41cがコイルWの側面に覆い被さってコイル落下を防止する状態が係止位置として示されているが、図10に示すように厚みの小さいコイルW’に対してはストッパ41が図9の位置よりさらに同図時計方向に回転して、先端部41cがコイルWの側面に当接してコイル落下を防止する。すなわち、この実施例のコイル落下防止装置40によれば、一定の範囲においてコイル厚み変動を許容できる利点がある。
この実施例におけるC形フック10が図11に示されているが、実施例3と略同様の構成であるので、対応する部材・要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。なお、実施例3と同様にこの実施例のC形フック10では上端部12がアーム14支点から横方向に突出していないので、カウンターバランス16は不要とされている。
図11とともに図12を参照して、このC形フック10に付設されている本実施例のコイル落下防止装置50はストッパ51を有する。このストッパ51はC形フック本体11にその長さ方向(上下方向)に摺動可能に連結されており、C形フック下端部13に係止されたコイルWの上方から側面に被さるようにして係止する係止位置(図11(a)実線位置)と該係止位置から上方に待避した待避位置(図11(a)二点鎖線位置)との間で移動可能である。
より詳しく説明すると、ストッパ51は、基部51aと中間部51bと先端部51cとから一体的に形成されてなり、基部51aは本体11の厚みに対応する間隔をおいて一対平行に設けられ、中間部51bは基部51aの先端に連続してより大きな間隔をおいて一対平行に設けられて前方にコイルWの幅寸法以上に延長突出し、先端部51cは一対の中間部51bの先端同士を連結しつつ垂下するように形成されている。そして、一対の基部51aの間に本体11を挟むようにして締付ノブ52により本体11に沿った任意の高さ位置に固定可能かつ移動可能とされている。一対の基部51aには締付ノブ52のネジ軸を螺通させるためのネジ穴51dが設けられているので、締付ノブ52は本体11のいずれの側にもセットすることができるようにされている。また、本体11の内側には一対のガイドレール53が上下方向に延長して設けられており、ストッパ51の基部51aと中間部51bとの間の幅方向の段差に係合してストッパ51の昇降移動をガイドしている。ストッパ中間部51bには取手54が設けられている。また、ストッパ中間部51bの下面とストッパ先端部51cの裏面にはコイルWに対する傷付けを防止するための保護パッド55,56が設けられている。
以上の構成において、ストッパ51が係止位置(図11(a)実線位置)にて締付ノブ52で固定されているとき、ストッパ先端部51cが、C形フック下端部13に係止されたコイルWの上方から側面に覆い被さる状態となってコイルWの落下を防止する。
この係止位置から締付ノブ52を緩め、取手54でストッパ51を本体11に沿って上昇させて、図11(a)に二点鎖線で示す待避位置に移動する。この実施例ではストッパ中間部51bがC形フック上端部12に干渉しない高さ位置まで上昇移動させることができるので、ストッパ先端部51cがコイルWから十分に離れた任意の高さ位置まで待避させて締付ノブ52で固定すれば良い。待避位置にあるときのストッパ51は、C形フック下端部13に係止されたコイルWには干渉しないので、コイルWの積み下ろしを円滑に行うことができる。待避位置でコイルWをC形フック下端部13に係止した後、締付ノブ52を緩めてストッパ51をコイルWの上端に当接するまで下降させることにより、図11(a)に実線で示す係止位置に移動してコイルWの脱落を防止する。
この実施例は丸棒を本体とする小型のC形フック60にコイル落下防止装置70を付設したものである。図13を参照して、このC形フック60は、丸棒からなる本体61の上端を環状に形成してクレーンフックなどによる吊り上げを可能にするための丸環部62とし、本体61の下端をフック状に形成してコイルWの内径空間Sに挿入可能なフック部63としている。本体61にはC形フック60の持ち運びのための取手64が設けられている。
図13とともに図14を参照して、このC形フック60に付設されている本実施例のコイル落下防止装置70は、本体61に沿ってその長さ方向(上下方向)に摺動可能に連結されたストッパ71を有する。ストッパ71は、フック部63に係止されたコイルWの上方から側面に被さるようにして係止する係止位置(図13(a)実線位置)と該係止位置から上方に待避した待避位置(図13(a)二点鎖線位置)との間で移動可能である。
より詳しく説明すると、ストッパ71は、正面側ブラケット71aと裏面側ブラケット71bと中間部71cと先端部71dとを有してなる。正面側ブラケット71aと裏面側ブラケット71bは各々がC形フック丸棒本体61の径より若干大きい径の略半円筒形状に形成され、止めボルト72によって連結されている。ストッパ71は、正面側ブラケット71aと裏面側ブラケット71bとの間にC形フック60の丸棒本体61を挟むようにして締付ノブ73により丸棒本体61に沿った任意の高さ位置に固定可能かつ移動可能とされている。裏面側ブラケット71bには締付ノブ73のネジ軸を挿通させるためのネジ穴71eが設けられ、締付ノブ73を締め付けるとそのネジ軸先端が本体11の外面に圧接して、ストッパ71を固定することができる。
以上の構成において、ストッパ71が係止位置(図13(a)実線位置)にて締付ノブ73で固定されているとき、ストッパ先端部71dが、フック部63に係止されたコイルWの上方から側面に覆い被さる状態となってコイルWの落下を防止する。
この係止位置から締付ノブ73を緩め、ストッパ71を本体61に沿って上昇させて、図13(a)に二点鎖線で示す待避位置に移動する。この実施例ではブラケット71a,71bの本体61に対する連結位置が本体61の折曲地点に至るまで上昇移動させることができるので、ストッパ先端部71dがコイルWから十分に離れた任意の高さ位置まで待避させて締付ノブ73で固定すれば良い。待避位置にあるときのストッパ71は、フック部63に係止されたコイルWには干渉しないので、コイルWの積み下ろしを円滑に行うことができる。待避位置でコイルWをフック部63に係止した後、締付ノブ73を緩めてストッパ71をコイルWの上端に当接するまで下降させることにより、図13(a)に実線で示す係止位置に移動してコイルWの脱落を防止する。
本発明の一実施例によるコイル落下防止装置が組み込まれたC形フックの側面図(a)および正面図(b)である。 このC形フックの斜視図である。 このコイル落下防止装置の動作説明図であり、(a)および(b)はストッパ係止位置の要部拡大正面図および要部拡大側面図、(c)および(d)はストッパ待避位置の要部拡大正面図および要部拡大側面図である。 本発明の別の実施例によるコイル落下防止装置が組み込まれたC形フックの側面図(a)および正面図(b)である。 このコイル落下防止装置の動作説明図であり、(a)はストッパ係止位置の要部拡大正面図、(b)はストッパ待避位置の要部拡大正面図である。 このコイル落下防止装置におけるレバー操作を説明するための要部拡大裏面図である。 このコイル落下防止装置の要部拡大側面図(a)およびその先端部を更に拡大して示す図(b)である。 本発明のさらに別の実施例によるコイル落下防止装置が組み込まれたC形フックの側面図(a)および正面図(b)である。 このコイル落下防止装置の要部拡大側面図である。 このコイル落下防止装置が厚みの小さいコイルを落下防止するときの要部拡大側面図である。 本発明のさらに別の実施例によるコイル落下防止装置が組み込まれたC形フックの側面図(a)および正面図(b)である。 このコイル落下防止装置がストッパ係止位置にあるときの動作説明図であり、(a)は要部拡大正面図、(b)は要部拡大側面図である。 本発明のさらに別の実施例によるコイル落下防止装置が組み込まれたC形フックの側面図(a)および正面図(b)である。 このコイル落下防止装置がストッパ係止位置にあるときの動作説明図であり、(a)は要部拡大側面図、(b)は要部拡大正面図である。
符号の説明
10 C形フック
11 本体
12 上端部
13 下端部
20 コイル落下防止装置(実施例1)
21 ストッパ
23 長穴
24 固定ボルト
25 ハンドル
26 当板
30 コイル落下防止装置(実施例2)
31 ストッパ
32 固定ボルト
34 シャフト
37 レバー
38,39 当板
40 コイル落下防止装置(実施例3)
41 ストッパ
43 リンク
44 リンクレバー
45 折曲端部
46 ハンドル
50 コイル落下防止装置(実施例4)
51 ストッパ
52 締付ノブ
53 ガイドレール
54 取手
60 C形フック
61 丸棒本体
62 丸環部
63 フック部
70 コイル落下防止装置(実施例5)
71 ストッパ
73 締付ノブ

Claims (1)

  1. 下端部をコイルの内径空間に挿入係止してコイルの吊り上げを行うC形フックにおいて、コイルの側面を係止してコイルの落下を防止する係止位置とコイルの側面に干渉しない待避位置とを取り得るように移動可能に設けられるストッパと、このストッパをユーザによる操作で係止位置と待避位置との間で移動させる移動手段とを有し、前記ストッパはC形フック下端部の先端に設けられてコイル側面に略平行である略垂直面上を係止位置と待避位置との間で回動可能な板状ストッパであり、この板状ストッパは一端が係止端部、他端が半円弧状端部とされると共にこれらの間に長穴が形成され、該長穴を挿通する固定ボルトによってC形フック下端部の先端に摺動可能かつ回動可能に連結されており、該板状ストッパは、長穴の前記係止端部側の一端に固定ボルトを挿通させた状態で前記係止端部がC形フックの下端部から上方に突出して前記係止位置を取り、この係止位置から上方に持ち上げて長穴の前記半円弧状端部側の他端に固定ボルトを挿通させて所定方向に略180度回転させた状態で前記待避位置を取るものであり、且つ、C形フック下端部に固着された当板は、前記板状ストッパの係止位置および待避位置の両位置において該板状ストッパの側面に当接して位置規制すると共に、前記板状ストッパが係止位置から待避位置に移動するときに半円弧状端部に当接しながら前記固定ボルトを中心とする板状ストッパの回転を許容することを特徴とするC形フックのコイル落下防止装置。
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