JP2008280814A - マンホール金蓋開閉器 - Google Patents
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Abstract
【課題】重量の大きなマンホール金蓋を安全に開閉することを可能とする、マンホール金蓋開閉器を提供する。
【解決手段】このマンホール金蓋開閉器1は、金蓋を吊り上げる一対のレバーブロック2を備える。また、レバーブロック2を支持する支持部材7を備える。また、支持部材7を移動可能とする移動部材10を備える。また、支持部材7に固定された揺れ止め部材21を備える。揺れ止め部材21は、支持部材7から吊り下げされる吊り下げ長さを調整可能に設けられており、レバーブロック2によって吊り上げられた金蓋の表面の少なくとも一部を押圧して、金蓋の揺れを抑制する。
【選択図】図1
【解決手段】このマンホール金蓋開閉器1は、金蓋を吊り上げる一対のレバーブロック2を備える。また、レバーブロック2を支持する支持部材7を備える。また、支持部材7を移動可能とする移動部材10を備える。また、支持部材7に固定された揺れ止め部材21を備える。揺れ止め部材21は、支持部材7から吊り下げされる吊り下げ長さを調整可能に設けられており、レバーブロック2によって吊り上げられた金蓋の表面の少なくとも一部を押圧して、金蓋の揺れを抑制する。
【選択図】図1
Description
この発明は、マンホール金蓋開閉器に関し、特に、ガス用金蓋を安全に開閉するためのマンホール金蓋開閉器に関する。
通常、マンホール金蓋は鋳鉄製の重量物である。従来、マンホール金蓋を開閉する作業において、棒の先端を折り曲げてカギ部を形成した開閉ハンドルを用い、作業員が金蓋に形成された穴にカギ部を引掛けて、金蓋を引きずって開閉が行なわれていた。または、棒の先端を湾曲させてフックを形成した開閉ハンドルを用い、金蓋の穴にフックを引掛け、作業員2名で金蓋を持ち上げて開閉が行なわれていた。
ガス用金蓋は約100kgの重量がある。そのため、棒の先端を曲げているだけの従来の引掛け式の開閉ハンドルでは、持ち上げ時に開閉ハンドルが滑って金蓋を落下させ、マンホール内のガス設備に損傷を与えるなどの危険性があった。また、従来の開閉ハンドルは長さ約350mmと短く、作業員が腰を痛めそうな姿勢での作業を強いられていた。また、作業員2名によって金蓋を持ち上げるには、2人の息が合わなければ一気に持ち上げるのは難しく、作業員の負担となっていた。このように、ガス用金蓋を人力で開閉作業する時に作業員が不安を感じる原因が数々あり、問題となっていた。
これに対し、機械力を用いてマンホール金蓋を安定して開閉するために、種々のマンホール蓋開閉装置が提案されている(たとえば、特許文献1〜3参照)。
特開平7−279189号公報
特開平9−104583号公報
特開平9−144044号公報
特許文献1および3にて提案されている従来のマンホール蓋開閉装置は、マンホール蓋に形成された2箇所の穴にフックを引掛けて吊り上げる二点吊り式である。そのため、マンホール蓋を吊り上げた後、マンホール上部からマンホール蓋を移動させるための横移動をするときに、重量物であるマンホール蓋が揺れて不安定になる問題があった。特に、マンホールは平坦な舗装路のみならず、段差のある路面、斜面、砂利道などにも設置されており、このような場合には横移動時にマンホール蓋が大きく揺れて不安定になり、安全上の問題が大きかった。
特許文献2では、マンホール蓋にねじ穴を形成し、ボルトを螺着して固定する技術が開示されている。しかし、この技術を採用するためにはすべてのマンホール蓋にねじ穴が形成されていなければならず、従来のガス用金蓋や電力用金蓋への適用は困難であった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、ガス用金蓋のような重量の大きなマンホール金蓋を安全に開閉することを可能とする、マンホール金蓋開閉器を提供することである。
この発明に係るマンホール金蓋開閉器は、金蓋を吊り上げる一対の吊り上げ部材を備える。また、吊り上げ部材を支持する支持部材を備える。また、支持部材を移動可能とする移動部材を備える。また、支持部材に固定され、支持部材から吊り下げされる吊り下げ長さを調整可能に設けられた、吊り上げ部材によって吊り上げられた金蓋の表面の少なくとも一部を押圧して金蓋の揺れを抑制する、揺れ止め部材を備える。
この場合は、一対の吊り上げ部材によって金蓋を二点吊りするとともに、揺れ止め部材によって金蓋の一部を押圧する。一対の吊り上げ部材が金蓋を吊り上げるとき、金蓋には上向きの力が加えられる。一方、金蓋の表面が揺れ止め部材に接触すると、金蓋を吊り上げる力の反力として、下向きの力が揺れ止め部材から金蓋に加えられる。このように金蓋に対し、上下方向逆向きの力が同時に加えられるために、金蓋の動きは妨げられ、その結果金蓋の揺れは抑制される。よって、金蓋を吊り上げた状態でマンホール金蓋開閉器を横移動させるときにも、金蓋が揺れて不安定となることがない。つまり、金蓋の開閉作業を安全に行なうことができる。
また、揺れ止め部材が支持部材に固定される位置は、吊り上げ部材が支持部材によって支持される二点を結ぶ線分上にあることが望ましい。ここで、吊り上げ部材が支持部材によって支持される点とは、金蓋を吊り上げるために下垂している吊り上げ部材の一部が支持部材と交差する位置を示す。吊り上げ部材は一対あるので、上記支持される点は二点ある。この場合は、金蓋表面における、一対の吊り上げ部材が金蓋を二点吊りによって吊り上げる位置である、二点の吊り点を結ぶ線分上において、揺れ止め部材は金蓋を押圧することができる。通常、金蓋の吊り点は金蓋の重心に対して点対称となる位置に形成される。すなわち、二点の吊り点を結ぶ線分の中点が金蓋の重心になる。
そこで、揺れ止め部材が支持部材に固定される位置を、吊り上げ部材が支持部材によって支持される二点を結ぶ線分上とすれば、揺れ止め部材は、二点の吊り点に対し金蓋の重心により接近する金蓋の表面の一部を押圧するので、金蓋の揺れを抑制しやすくなる。揺れ止め部材が支持部材に固定される位置を、吊り上げ部材が支持部材によって支持される二点を結ぶ線分の中点とし、揺れ止め部材が金蓋の重心を押圧する構成とすれば、効果的に金蓋の揺れを抑制することができるので、より好ましい。
なお、金蓋の重心とは、金蓋の各部に働く重力をただ一つの力で代表させるとき、その力が作用する点である。たとえば電力用金蓋のような、平面形状が円の金蓋の場合は、当該円の中心点である。また、たとえばガス用金蓋のような、平面形状が長方形の金蓋の場合は、当該長方形の対角線の交点である。
また、揺れ止め部材において、金蓋を押圧する押圧部は、吊り上げ部材が支持部材によって支持される二点を結ぶ直線の方向に対して直交する方向に延在することが望ましい。一対の吊り上げ部材によって金蓋を二点吊りし、かつ揺れ止め部材によって金蓋の一部が押圧されている状態においては、金蓋は、吊り上げ部材が支持部材によって支持される二点を結ぶ直線の方向(すなわち、二点の吊り点を結ぶ直線に沿った方向)には揺れにくい。つまり、吊り上げ部材が支持部材によって支持される二点を結ぶ直線の方向に対して直交する方向において、金蓋は相対的に大きく揺れ得ると考えられる。
そこで、吊り上げ部材が支持部材によって支持される二点を結ぶ直線の方向と交差する方向に押圧部が延在すれば、吊り上げ部材が支持部材によって支持される二点を結ぶ直線の方向に対して直交する方向への金蓋の揺れを抑制する効果が得られる。特に、押圧部を、吊り上げ部材が支持部材によって支持される二点を結ぶ直線の方向に対して直交する方向に延在するものとすれば、当該直行する方向への金蓋の揺れを抑制し易くなる。したがって、より効果的に金蓋の揺れを抑制することができる。
また、押圧部の平面形状は、円形状に成形されていることが望ましい。この場合は、押圧部と金蓋の表面とは面接触する。つまり、平面形状が円形状である押圧部は、吊り上げ部材が支持部材によって支持される二点を結ぶ直線の方向に対して直交する方向は勿論のこと、金蓋の表面にあるすべての直線の方向に延在していることになる。そのため、揺れ止め部材は、金蓋が揺れ得るすべての方向への金蓋の揺れを抑制する効果を有する。したがって、一層効果的に金蓋の揺れを抑制することができる。
上記マンホール金蓋開閉器において好ましくは、吊り上げ部材に吊られたアダプターをさらに備える。アダプターは、吊り上げ部材が支持部材によって支持される二点を結ぶ直線の方向に対して直交する方向に沿って金蓋に連結される、複数の連結部を含む。
マンホールの配置によっては、マンホール付近に壁などの障害物があったり、金蓋の移動方向に制約があったりする場合がある。そのような場合には、マンホール金蓋開閉器の配置にも制約が設けられるために、支持部材に支持されている吊り上げ部材の位置と、金蓋の吊り点との位置が合わせられない場合がある。そこで、アダプターの連結部を金蓋に連結してアダプターを金蓋に固定すれば、アダプターを介在させて金蓋が吊り上げ部材に吊り上げられる吊り点の配置を90°変換することができる。この吊り点の配置転換によって、アダプターを介在させて金蓋を吊り上げ部材によって吊り上げることができれば、金蓋の開閉作業が可能となる。したがって、マンホール金蓋開閉器の配置に制約がある場合でも、アダプターを使用することによって、マンホール金蓋開閉器を金蓋の開閉作業に使用できることになるので、金蓋を安全に開閉することができる。
この発明のマンホール金蓋開閉器によれば、重量の大きなマンホール金蓋を安全に開閉することができる。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1のマンホール金蓋開閉器の斜視図である。図2〜図4は、図1に示すマンホール金蓋開閉器の正面図、平面図、および側面図をそれぞれ示す。図1〜図4に示すように、マンホール金蓋開閉器1は、金蓋を吊り上げる吊り上げ部材としての、一対のレバーブロック2を備える。また、吊り上げ部材としてのレバーブロック2を支持する支持部材7を備える。支持部材7には長穴8が2箇所形成されており、レバーブロック2は、長穴8において、蝶ナット5およびボルト6によって固定され支持されている。レバーブロック2は、長穴8の任意の位置において固定することができる。レバーブロック2は、長穴8の長手方向と同じ方向である支持部材7の延在方向において、移動可能に設けられている。つまり、一対のレバーブロック2の間隔は、長穴8が形成されている範囲において任意に調整可能である。
図1は、実施の形態1のマンホール金蓋開閉器の斜視図である。図2〜図4は、図1に示すマンホール金蓋開閉器の正面図、平面図、および側面図をそれぞれ示す。図1〜図4に示すように、マンホール金蓋開閉器1は、金蓋を吊り上げる吊り上げ部材としての、一対のレバーブロック2を備える。また、吊り上げ部材としてのレバーブロック2を支持する支持部材7を備える。支持部材7には長穴8が2箇所形成されており、レバーブロック2は、長穴8において、蝶ナット5およびボルト6によって固定され支持されている。レバーブロック2は、長穴8の任意の位置において固定することができる。レバーブロック2は、長穴8の長手方向と同じ方向である支持部材7の延在方向において、移動可能に設けられている。つまり、一対のレバーブロック2の間隔は、長穴8が形成されている範囲において任意に調整可能である。
レバーブロック2は、先端にフック部4を有するチェーン3を含む。チェーン3は、マンホール金蓋開閉器1の通常の使用状態(つまり、後述するキャスター11が4輪ともに地面に置かれている状態)において、支持部材7から地面に向かう側である下側に吊り下げられている。支持部材7から吊り下げられたチェーン3の先端に、フック部4が設けられる。レバーブロック2は、フック部4の位置を変更可能である。また、金蓋の吊り上げ作業中やマンホール金蓋開閉器1の移動中にチェーン3が地面にまで垂れ下がらないために、支持部材7の下側にはチェーン掛け9が設けられている。
支持部材7は、その両端部において、支持部材7を移動可能とする移動部材10と連結されている。支持部材7と一対の移動部材10とは、門型形状を構成するように連結されている。移動部材10はキャスター11を含む。一つの移動部材10が一対のキャスター11を含み、マンホール金蓋開閉器1全体として4個のキャスター11を含むために、マンホール金蓋開閉器1を安定して移動することができる構成となっている。各々のキャスター11には、ロック12が設けられている。ロック12はキャスター11の自由な動きを拘束できる。金蓋吊り上げ作業中にキャスター11をロックすれば、金蓋の吊り上げ中にマンホール金蓋開閉器1自体が勝手に移動して不安定になることを防止することができる。
移動部材10はまた、作業員が把持することのできる把持部13を含む。マンホール金蓋開閉器1を横移動させる場合には、作業員は、把持部13を握って横移動させることができる。また、マンホールが設けられている地面が段差を有しているために、キャスター11を転がしてマンホール金蓋開閉器1を横移動させることが困難である場合には、作業員は把持部13を握ってマンホール金蓋開閉器1を持ち上げて移動させることができる。
マンホール金蓋開閉器1はまた、支持部材7に固定されている揺れ止め部材21を備える。揺れ止め部材21は、一対のレバーブロック2が支持部材7に固定され得る長穴8が形成された箇所よりも支持部材7の中心側において、支持部材7に固定されている。つまり、揺れ止め部材21が支持部材7に固定される位置は、一対のレバーブロック2が支持部材7に支持されている二点を結ぶ線分上にある。ここで、レバーブロック2が支持部材7に支持されている二点とは、先端にフック部4が設けられている一対のチェーン3が支持部材7から吊り下げられる支点となっている二点であって、当該一対のチェーン3が支持部材7と交差している二点である。
揺れ止め部材21は、マンホール金蓋開閉器1が平坦な路面に置かれている状態において、支持部材7を鉛直方向に貫通するように設けられている。揺れ止め部材21は、平面形状が円形状である押圧部22を下端部に有し、アイナット25を上端部に有する。また、揺れ止め部材21には溝部23が複数箇所に形成されている。なお、押圧部22の形状は上記形状に限られず、金蓋が吊り上げられたとき金蓋の表面の少なくとも一部を押圧できる形状であれば任意の形状とすることができる。押圧部22はたとえば、平面形状が多角形状であってもよく、十字形状であってもよい。揺れ止め部材21の下端部が三つ又形状に形成されて、レバーブロック2が支持部材7によって支持される二点を結ぶ直線の方向に対して直行する方向に当該三つ又形状が延在するように、押圧部22を構成してもよい。
図5は、図3に示すV−V線によるマンホール金蓋開閉器の断面図である。図5に示すように、溝部23に固定ハンドル24の先端が当接することにより、揺れ止め部材21は係止され、揺れ止め部材21の垂直方向における位置決めが行なわれる。揺れ止め部材21には溝部23が複数形成されているので、揺れ止め部材21は、複数の溝部23のいずれかにおいて固定ハンドル24によって係止される。このため、揺れ止め部材21が固定される垂直方向の位置は調整可能とされている。よって、マンホール金蓋開閉器1の通常の使用状態において、支持部材7を貫通する揺れ止め部材21の、支持部材7から下側に突き出る長さは調整可能である。つまり、揺れ止め部材21は、支持部材7から吊り下げられる吊り下げ長さを調整可能に設けられている。
以下、この発明のマンホール金蓋開閉器1を用いて、ガス用金蓋を開閉する方法について説明する。まず、吊り金具をガス用金蓋に固定する。図6は吊り金具をガス用金蓋に固定した状態を示す模式図である。吊り金具31は、頭部にリング部が設けられており、当該リング部にフックを引掛けられる構造となっている。図6に示す、ガス用金蓋30の表面における吊り金具31が固定された二箇所が、ガス用金蓋30の二点の吊り点(つまり、一対のレバーブロック2のフック部4が連結される位置)となる。このように、吊り金具31をガス用金蓋30に固定した後にガス用金蓋30を吊り上げることにより、特許文献1および3に示すような穴にフックを引掛けただけで吊り上げる構造に対し、ガス用金蓋30を安定して移動させることができる。吊り金具31の詳細は後述する。
次に、この発明のマンホール金蓋開閉器1を、ガス用金蓋30を跨ぐように配置する。このとき、ガス用金蓋30に固定された一対の吊り金具31がなす直線の方向と、支持部材7の延在する方向とを合わせるように、マンホール金蓋開閉器1を配置する。そして、レバーブロック2が吊り金具31の上部に位置するように、レバーブロック2の位置を調整し、レバーブロック2を蝶ナット5およびボルト6によって固定する。続いてレバーブロック2を操作し、チェーン3の先端のフック部4を吊り金具31のリング部に引掛ける。図7は、レバーブロックのフック部を吊り金具に引掛けた状態を示す模式図である。
次に、揺れ止め部材21の高さ調整を行なう。具体的には、固定ハンドル24を緩めて揺れ止め部材21を上下に移動可能とする。続いて、ガス用金蓋30を吊り上げたときにガス用金蓋30の裏面と地面との間隔(吊り上げ代)がたとえば約10cmとなるように、揺れ止め部材21の吊り下げ長さを調整する。そして、固定ハンドル24の先端が溝部23に当接して揺れ止め部材21が固定されるように、揺れ止め部材21の吊り下げ長さを微調整した後に、固定ハンドル24を締め込み、揺れ止め部材21を固定する。揺れ止め部材21を上下方向に移動させるときには、指挟み防止のために、アイナット25を持って操作する。
次に、ガス用金蓋30を吊り上げる。まず、移動部材10のキャスター11をロック12によってロックし、吊り上げ作業中にマンホール金蓋開閉器1が移動しないような措置を講じておく。続いてレバーブロック2を操作し、ガス用金蓋30を吊り上げる。双方のレバーブロック2を徐々に操作することで、ガス用金蓋30の表面が水平に近くなるように吊り上げ、ガス用金蓋30が大きく揺れないようにする。そして、揺れ止め部材21の押圧部22がガス用金蓋30の表面に接触するまで、ガス用金蓋30を吊り上げる。さらに、押圧部22がガス用金蓋30の表面の一部を押圧して、ガス用金蓋30にレバーブロック2および押圧部22によって上下方向逆向きの力を同時に加えて、ガス用金蓋30の揺れが抑制されるまで、ガス用金蓋30を吊り上げる。図8は、押圧部がガス用金蓋を押圧するまでガス用金蓋を吊り上げた状態を示す模式図である。
ここで、平面形状が円形状の押圧部22がガス用金蓋30の表面に面接触していることを確認しながら、ガス用金蓋30を吊り上げる必要がある。押圧部22がガス用金蓋30に面接触しなければ、ガス用金蓋30の揺れを抑制する効果は小さくなる場合があるためである。またこのとき、各々のレバーブロック2と揺れ止め部材21との間隔が均等になるように調整されていることが望ましい。このようにすれば、押圧部22はガス用金蓋30の重心を押圧することになり、効果的にガス用金蓋30の揺れを抑制することができるためである。
そして、キャスター11のロックを解除して、ガス用金蓋30を吊り上げた状態でマンホール金蓋開閉器1を横移動させれば、マンホールの開口部が露出するので、マンホール内部での保守点検などの作業が可能になる。
マンホール内部での作業終了後、ガス用金蓋30を復元するには、上記のガス用金蓋30の取外しと逆の手順を行なえばよい。つまり、ガス用金蓋30を吊り上げたマンホール金蓋開閉器1をマンホールの開口部を跨ぐように移動し、レバーブロック2を操作してガス用金蓋30を徐々に吊り下ろす。そして、マンホールにガス用金蓋30が納められた後に、フック部4を取外し、吊り金具31を取り外す。
以上説明したように、この発明のマンホール金蓋開閉器1を用いれば、一対のレバーブロック2によってガス用金蓋30を二点吊りするとともに、揺れ止め部材21の押圧部22によってガス用金蓋30の一部を押圧する。一対のレバーブロック2がガス用金蓋30を吊り上げるとき、ガス用金蓋30には上向きの力が加えられる。一方、ガス用金蓋30の表面が押圧部22に接触すると、ガス用金蓋30を吊り上げる力の反力として、下向きの力が押圧部22からガス用金蓋30に加えられる。このようにガス用金蓋30に対し、上下方向逆向きの力が同時に加えられるために、ガス用金蓋30の動きは妨げられ、その結果ガス用金蓋30の揺れは抑制される。よって、ガス用金蓋30を吊り上げた状態でマンホール金蓋開閉器1を横移動させるときにも、ガス用金蓋30が揺れて不安定となることがない。つまり、ガス用金蓋30の開閉作業を安全に行なうことができる。
次に、ガス用金蓋30へ取り付けられる吊り金具31の詳細について説明する。図9は、吊り金具の構成を示す模式図である。図9(a)は吊り金具の正面図、図9(b)は吊り金具の側面図を示す。図9に示すように、吊り金具31は、ボルト部32およびリング部33によって構成されている。蝶ナット34は、ボルト部32に螺合している。角ワッシャ35には、ボルト部32の外径よりも大きな径を有する貫通穴が形成されている。また、ボルト部32の先端には引掛爪36が設けられている。引掛爪36は、たとえば溶接などによって、ボルト部32と一体とされている。
図10は、ガス用金蓋に形成されている開口部への吊り金具の取り付けを示す模式図である。開口部39は、矩形状に形成されている。吊り金具31を開口部39へ取り付ける場合には、板状の引掛爪36が開口部39へ挿入され得る向きに吊り金具31を調整する。引掛爪36が開口部39を貫通した後に、吊り金具31を90°回転させ、角ワッシャ35が開口部39を覆うように角ワッシャ35の配置を調整して、蝶ナット34をボルト部32の先端に向かって、角ワッシャ35へ押し付けるようにして締め付ける。
図11は、吊り金具が取り付けられたガス用金蓋の裏面側を示す模式図である。図11に示すように、引掛爪36が矩形状の開口部39を貫通した後に吊り金具31が90°回転されたために、引掛爪36は開口部39の矩形の短辺方向に跨るように配置されている。この状態で蝶ナット34をガス用金蓋30の表面に向かって締め付ければ、引掛爪36と蝶ナット34とによってガス用金蓋30を挟み込み、吊り金具31をガス用金蓋30に締付固定することができる。
従来の、フックを金蓋の穴に差し込んで引掛けるだけで吊り上げる方法では、特に金蓋を横移動させるときにぐらつきがあり不安定であった。これに対し、上記の説明の通り、吊り金具31をガス用金蓋30に固定した上で、吊り金具31を介在させてガス用金蓋30を吊り上げる方法によれば、安定してガス用金蓋30を移動させることができる。よって、より安全にガス用金蓋30を開閉することができる。
(実施の形態2)
図12は、実施の形態1で説明したマンホール金蓋開閉器を、電力用金蓋の開閉に用いる状況を示す模式図である。図6〜図8に示したガス用金蓋30の平面形状は略長方形であるのに対し、図12に示す電力用金蓋40の平面形状は円形である。このため、レバーブロック2のフック部4が引掛けられる二点の吊り点の間隔も異なる。ガス用金蓋30では吊り点の間隔がたとえば420mmであるのに対し、電力用金蓋40ではたとえば600mmである。しかし、吊り点の間隔が異なっていても、長穴8に沿ってレバーブロック2を移動させて、吊り点の上部へレバーブロック2を配置されるように調整することができる。したがって、吊り点の間隔の異なる金蓋にも、本発明のマンホール金蓋開閉器を適用することができる。
図12は、実施の形態1で説明したマンホール金蓋開閉器を、電力用金蓋の開閉に用いる状況を示す模式図である。図6〜図8に示したガス用金蓋30の平面形状は略長方形であるのに対し、図12に示す電力用金蓋40の平面形状は円形である。このため、レバーブロック2のフック部4が引掛けられる二点の吊り点の間隔も異なる。ガス用金蓋30では吊り点の間隔がたとえば420mmであるのに対し、電力用金蓋40ではたとえば600mmである。しかし、吊り点の間隔が異なっていても、長穴8に沿ってレバーブロック2を移動させて、吊り点の上部へレバーブロック2を配置されるように調整することができる。したがって、吊り点の間隔の異なる金蓋にも、本発明のマンホール金蓋開閉器を適用することができる。
なお、電力用金蓋40には、通常Uボルト41が取り付けられているので、電力用金蓋40を吊り上げる際には、Uボルト41にフック部4を引掛ければよい。つまり、Uボルト41が取り付けられている電力用金蓋40を開閉する場合には、実施の形態1で用いた吊り金具31を使用する必要はない。
(実施の形態3)
図13は、実施の形態1で説明したガス用金蓋を備えるマンホールが、壁際に設けられている状況を示す模式図である。図13に示すように、マンホール付近に壁50などの障害物がある場合には、マンホール金蓋開閉器1の配置にも制約が設けられる。つまり、支持部材7に支持されているレバーブロック2の位置と、ガス用金蓋30の吊り点となる吊り金具31の位置とが合わせられない場合がある。このような、マンホールの周囲環境によってマンホール金蓋開閉器1の据え付け位置に制約がある場合でも、本実施の形態で説明するアダプターを用いることによって、本発明のマンホール金蓋開閉器1を使用して、ガス用金蓋30を開閉することが可能となる。
図13は、実施の形態1で説明したガス用金蓋を備えるマンホールが、壁際に設けられている状況を示す模式図である。図13に示すように、マンホール付近に壁50などの障害物がある場合には、マンホール金蓋開閉器1の配置にも制約が設けられる。つまり、支持部材7に支持されているレバーブロック2の位置と、ガス用金蓋30の吊り点となる吊り金具31の位置とが合わせられない場合がある。このような、マンホールの周囲環境によってマンホール金蓋開閉器1の据え付け位置に制約がある場合でも、本実施の形態で説明するアダプターを用いることによって、本発明のマンホール金蓋開閉器1を使用して、ガス用金蓋30を開閉することが可能となる。
図14は、アダプターの構成を示す斜視図である。図15はアダプターの正面図、図16はアダプターの平面図をそれぞれ示す。図14〜図16に示すように、アダプター51は、十字型である。十字を形成する2辺は、一方は相対的に長い長辺であって、他方は相対的に短い短辺である。長辺の両端部にはアイナット52が取り付けられている。この一対のアイナット52のリング部に、マンホール金蓋開閉器1のフック部4を引掛れば、アダプター51をレバーブロック2によって吊り上げることができる。つまり、ガス用金蓋30を吊り上げる際には、アダプター51の長辺は、レバーブロック2が支持部材7によって支持される二点を結ぶ直線の方向に沿って配置される。これに対し、アダプター51の短辺は、レバーブロック2が支持部材7によって支持される二点を結ぶ直線の方向に対して直交する方向に沿って配置される。
アダプター51の短辺の両端部には、金蓋に連結される複数の連結部としての、吊り金具53が備えられている。吊り金具53は実施の形態1で説明した吊り金具31と基本的に同様の構成を備えており、リング部55、ボルト部54、角ワッシャ56および引掛爪58を含む。但し、吊り金具31では蝶ナット34がボルト部32に螺合されていたのに対し、吊り金具53ではフランジナット57がボルト部54に螺合されている。
以下、アダプター51を介在させてガス用金蓋30を開閉する方法について説明する。図17〜図21は、アダプターを介在させてガス用金蓋を開閉する各工程を示す模式図である。図17に示すように、ガス用金蓋30が壁50の近傍にあり、マンホール金蓋開閉器1の吊り上げ部材の位置が、ガス用金蓋30の吊り点の位置と合わせられないと判断された場合には、アダプター51を準備する。次に図18に示すように、アダプター51をガス用金蓋30に固定する。アダプター51の吊り金具53をガス用金蓋30に固定する方法は、実施の形態1の吊り金具31と同様である。
次に図19に示すように、アダプター51をマンホール金蓋開閉器1に連結する。アダプター51の吊り金具53の上部にレバーブロック2を移動させ、レバーブロック2を固定した後に、フック部4を吊り金具53のリング部55に引掛ける。続いて、揺れ止め部材21の高さ調整を行なう。そして、キャスター11をロックした後、レバーブロック2を操作して、フック部4に引掛けられたアダプター51と、アダプター51が固定されているガス用金蓋30とを、一体として吊り上げる。図20に示すように、アダプター51が揺れ止め部材21の押圧部22に面接触するまで、吊り上げを行なう。押圧部22がアダプター51の一部を押圧して、アダプター51にはレバーブロック2および揺れ止め部材21によって上下方向逆向きの力が同時に加えられるので、ガス用金蓋30の揺れが抑制される。
そして、図21に示すように、キャスター11のロックを解除して、ガス用金蓋30を吊り上げた状態でマンホール金蓋開閉器1を横移動させる。このようにすれば、マンホールの開口部が露出するので、マンホール内部での作業が可能になる。作業終了後、ガス用金蓋30を復元するには、上記のガス用金蓋30の取外しと逆の手順を行なえばよい。
以上のように、マンホール付近に壁50などの障害物があり、支持部材7に支持されている吊り上げ部材21とガス用金蓋30の吊り点との位置が合わせられない場合であっても、アダプター51を使用することによってマンホール金蓋開閉器1を金蓋の開閉作業に使用できることになる。つまり、アダプター51の吊り金具53をガス用金蓋30に連結してアダプター51をガス用金蓋30に固定すれば、アダプター51を介在させてガス用金蓋30が吊り上げ部材21に吊り上げられる吊り点の配置を90°変換することができる。この吊り点の配置転換によって、アダプター51を介在させてガス用金蓋30を吊り上げ部材21によって吊り上げることができれば、ガス用金蓋30の開閉作業が可能となる。したがって、マンホール金蓋開閉器1の配置に制約がある場合でも、ガス用金蓋30を安全に開閉することができる。
(実施の形態4)
実施の形態1〜3のマンホール金蓋開閉器1では、支持部材7と一対の移動部材10とは一定の門型形状を構成するように連結されている。開閉の対象となるマンホールが大型化すると、マンホール金蓋開閉器1も大型のものが必要となる。大型のマンホール金蓋開閉器1では、収納時または輸送時の取扱いが困難になる場合がある。そこで、支持部材をコンパクト化可能とする構造とすれば、収納時または輸送時の取扱いに優れたマンホール金蓋開閉器1を提供することができる。
実施の形態1〜3のマンホール金蓋開閉器1では、支持部材7と一対の移動部材10とは一定の門型形状を構成するように連結されている。開閉の対象となるマンホールが大型化すると、マンホール金蓋開閉器1も大型のものが必要となる。大型のマンホール金蓋開閉器1では、収納時または輸送時の取扱いが困難になる場合がある。そこで、支持部材をコンパクト化可能とする構造とすれば、収納時または輸送時の取扱いに優れたマンホール金蓋開閉器1を提供することができる。
図22および図23は、支持部材の変形例を示す模式図である。図22および図23では、移動部材や吊り上げ部材などのマンホール金蓋開閉器1を構成するその他の部材は省略され、支持部材のみが図示されている。図22および図23に示すように、支持部材は2つの部材107a、107bによって構成されている。支持部材107bは支持部材107aに対し、一回り小さな部材として設けられている。図22に示すように、マンホール金蓋開閉器1の通常の使用状態では、支持部材107a、107bはたとえば孔110を貫通させた接合ボルト109によって、一体として固定されている。
マンホール金蓋開閉器1の収納時または輸送時には、接合ボルト109を取り外す。そして、支持部材107a、107bを相対的にスライドさせ、支持部材107bを支持部材107aの内側へ滑り込ませる。このようにすれば、図23に示すように、支持部材107a、107bを合計した長さ方向の寸法は小さくなるので、マンホール金蓋開閉器1のコンパクト化を達成することができる。
図24および図25は、支持部材の他の変形例を示す模式図である。図24および図25に示すように、支持部材は3つの部材117a、117b、117cによって構成されている。支持部材117aと支持部材117bとは、ヒンジ部121によって連結されている。支持部材117bと支持部材117cも同様である。図24に示すように、マンホール金蓋開閉器1の通常の使用状態では、支持部材117aおよび117b、117bおよび117cはそれぞれ、たとえばヒレ部119に設けられた孔122を貫通させた接合ボルト120によって、一体として固定されている。
マンホール金蓋開閉器1の収納時または輸送時には、接合ボルト120を取り外す。そして、ヒンジ部121を支点として支持部材117a、117bを折り畳み、また支持部材117b、117cを折り畳む。このようにすれば、図25に示すように、支持部材117a、117bおよび117cを合計した長さ方向の寸法は小さくなるので、マンホール金蓋開閉器1のコンパクト化を達成することができる。
(実施の形態5)
既に述べた通り、揺れ止め部材21は、支持部材7から吊り下げられる吊り下げ長さを調整可能とする必要がある。マンホール金蓋を吊り上げたときの吊り上げ代を金蓋の種類に合わせて調整する必要があり、また、マンホールは平坦な舗装面に設置されているとは限らず、砂利面や斜面に設置されている場合もあり特に調整が必要となるためである。実施の形態1〜3のマンホール金蓋開閉器1では、揺れ止め部材21に溝部23を形成し吊り下げ長さを調整可能としていたが、より簡易に吊り下げ長さの調整ができ、かつ、より精密に吊り下げ長さを調整可能であれば好ましい。
既に述べた通り、揺れ止め部材21は、支持部材7から吊り下げられる吊り下げ長さを調整可能とする必要がある。マンホール金蓋を吊り上げたときの吊り上げ代を金蓋の種類に合わせて調整する必要があり、また、マンホールは平坦な舗装面に設置されているとは限らず、砂利面や斜面に設置されている場合もあり特に調整が必要となるためである。実施の形態1〜3のマンホール金蓋開閉器1では、揺れ止め部材21に溝部23を形成し吊り下げ長さを調整可能としていたが、より簡易に吊り下げ長さの調整ができ、かつ、より精密に吊り下げ長さを調整可能であれば好ましい。
図26は、ラックピニオン機構の模式図である。ラックピニオン機構は、回転力を直線の動きに変換するためのものである。具体的には、小口径の円形歯車であるピニオン127と、平板状の棒に歯切りをした(歯がつけられた)ラック126を組み合わせたものであって、ピニオン127に回転力を加えると、ラック126が直線方向に動く。このラックピニオン機構によって吊り下げ長さの調整をすることができる。
つまり、ラック126を揺れ止め部材21に取り付け、ピニオン127に回転力を加えるためのハンドルを、図1に示す固定ハンドル24に替えて取り付ける構成とする。このような構成によれば、ハンドルを回転させることによってピニオン127が回転し、それに伴いラック126が上下動する。また、ラック126とピニオン127との噛み合わせごとに、ラック126の上下方向の配置位置を決定することができる。したがって、揺れ止め部材21の吊り下げ長さをより簡易かつ精密に調整することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 マンホール金蓋開閉器、2 レバーブロック、3 チェーン、4 フック部、5 蝶ナット、6 ボルト、7 支持部材、8 長穴、9 チェーン掛け、10 移動部材、11 キャスター、12 ロック、13 把持部、21 揺れ止め部材、22 押圧部、23 溝部、24 固定ハンドル、25 アイナット、30 ガス用金蓋、31 吊り金具、32 ボルト部、33 リング部、34 蝶ナット、35 角ワッシャ、36 引掛爪、39 開口部、40 電力用金蓋、41 Uボルト、50 壁、51 アダプター、52 アイナット、53 吊り金具、54 ボルト部、55 リング部、56 角ワッシャ、57 フランジナット、58 引掛爪、107a,107b 支持部材、108 長穴、109 接合ボルト、110 孔、117a,117b,117c 支持部材、118 長穴、119 ヒレ部、120 接合ボルト、121 ヒンジ部、122 孔、126 ラック、127 ピニオン。
Claims (5)
- 金蓋を吊り上げる一対の吊り上げ部材と、
前記吊り上げ部材を支持する支持部材と、
前記支持部材を移動可能とする移動部材と、
前記支持部材に固定され、前記支持部材から吊り下げされる吊り下げ長さを調整可能に設けられた、前記吊り上げ部材によって吊り上げられた前記金蓋の表面の少なくとも一部を押圧して前記金蓋の揺れを抑制する、揺れ止め部材とを備える、マンホール金蓋開閉器。 - 前記揺れ止め部材が前記支持部材に固定される位置は、前記吊り上げ部材が前記支持部材によって支持される二点を結ぶ線分上にある、請求項1に記載のマンホール金蓋開閉器。
- 前記揺れ止め部材において、前記金蓋を押圧する押圧部は、前記吊り上げ部材が前記支持部材によって支持される二点を結ぶ直線の方向に対して直交する方向に延在する、請求項1または請求項2に記載のマンホール金蓋開閉器。
- 前記押圧部の平面形状は、円形状に成形されている、請求項3に記載のマンホール金蓋開閉器。
- 前記吊り上げ部材が前記支持部材によって支持される二点を結ぶ直線の方向に対して直交する方向に沿って前記金蓋に連結される複数の連結部を含み、前記吊り上げ部材に吊られたアダプターをさらに備える、請求項1から請求項4のいずれかに記載のマンホール金蓋開閉器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007128155A JP2008280814A (ja) | 2007-05-14 | 2007-05-14 | マンホール金蓋開閉器 |
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Publications (1)
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ID=40141864
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JP2007128155A Withdrawn JP2008280814A (ja) | 2007-05-14 | 2007-05-14 | マンホール金蓋開閉器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012229720A (ja) * | 2011-04-25 | 2012-11-22 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 蓋開閉治具及び蓋開閉装置 |
KR101267598B1 (ko) | 2011-05-30 | 2013-05-27 | 현대제철 주식회사 | 코크스오븐가스 정제설비용 맨홀장치 |
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JP7043094B1 (ja) * | 2020-12-15 | 2022-03-29 | 西部技術コンサルタント株式会社 | 共同溝蓋開閉運搬装置 |
-
2007
- 2007-05-14 JP JP2007128155A patent/JP2008280814A/ja not_active Withdrawn
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