JPH0542338U - ハンドリング装置のワーク落下防止機構 - Google Patents

ハンドリング装置のワーク落下防止機構

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JPH0542338U
JPH0542338U JP10202091U JP10202091U JPH0542338U JP H0542338 U JPH0542338 U JP H0542338U JP 10202091 U JP10202091 U JP 10202091U JP 10202091 U JP10202091 U JP 10202091U JP H0542338 U JPH0542338 U JP H0542338U
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JP
Japan
Prior art keywords
work
hook
clamp body
arm
handling device
Prior art date
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Pending
Application number
JP10202091U
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English (en)
Inventor
俊一 勘田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0542338U publication Critical patent/JPH0542338U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランプ本体とアームとの間にワークを挟持
するハンドリング装置において、ワークの自重やハンド
リング作業中の振動によるワークの落下を防止する機構
を設ける。 【構成】 クランプ本体1およびアームの先端に、それ
ぞれねじりコイルばねによって付勢されるほぼU字状の
フック5を軸着する。アンクランプ状態では、ねじりコ
イルばねの付勢によって、フック5の基部5aがクラン
プ本体1、アームのワーク接触面から突出しているが、
クランプ時にはワークによって前記基部5aが押され、
ピン6を支点としてフック5が回転し、フック5のスト
ッパ部5bがワーク前面に位置する。このため、ワーク
挟持中にクランプ力が低下しても、フック5がワークの
落下を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧式作業車等に装着するハンドリング装置に用いられるワーク落 下防止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧力によって駆動されるハンドリング装置は、従来から油圧式作業車の作業 機アタッチメントとして開発され、実用化されている。図4はその一例を示した ものであるが、クランプ本体1の上端に軸着されたアーム3が油圧シリンダ2の 伸縮に伴って揺動し、アーム3の先端に軸着された押え金具4とクランプ本体1 とによってワークを挟持する。
【0003】 上記ハンドリング装置によってたとえば長尺の土木・建築用資材を挟持し、所 望の場所まで搬送する場合、油圧式作業車等の走行時の安定を保ち、進行方向に 対する車体幅を可能な限り狭めるため、ハンドリング装置を下向きにすることが ある。その場合ハンドリング装置には、対象とするワークを重力や振動等による 外力に抗して挟持し続けるクランプ力が要求されるが、クランプ力がワークの圧 縮強度を超える程大きいと、ワークを圧壊してしまう。そこで、クランプ本体1 および押え金具4のワーク接触面にゴム板を貼着し、ハンドリング装置のワーク に対する摩擦力を高めることによってワークの滑り、落下を防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしゴム板貼着による摩擦力の増大だけでは油圧系統の内部洩れによるクラ ンプ油圧の低下や、走行によるワークの振動負荷に十分対応することができず、 ワークが落下するおそれがある。また、ゴム板とワークとの接触面に水が付着す ると、摩擦力が低下してワークが落下しやすくなることも問題となる。
【0005】 本考案は上記従来の問題点に着目し、ワークの自重やハンドリング作業中の振 動によるハンドリング装置からのワークの落下を防ぐことができるような、ハン ドリング装置のワーク落下防止機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案に係るハンドリング装置のワーク落下防止機 構は、L字状のクランプ本体と、前記クランプ本体の上端に軸着され、油圧シリ ンダの伸縮によって揺動するアームとを備え、クランプ本体とアームとの間にワ ークを挟持するハンドリング装置において、 前記クランプ本体およびアームの先端に、それぞれねじりコイルばねによって 付勢されるほぼU字状のフックを軸着する構成とし、このような構成において、 クランプ開放状態においては、前記ねじりコイルばねによって付勢されたフッ クの基部がクランプ本体およびアームのワーク接触面からそれぞれ突出し、対向 するフック先端の間隔がクランプ本体とアームのワーク接触面間距離よりも大き くなり、ワークを挟持したときは前記フックの基部がワークによって押されるこ とによって、フック先端がワークの落下を阻止する位置に回転するものとした。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、ハンドリング装置のクランプ本体およびアームの先端に、 それぞれねじりコイルばねによって付勢されるほぼU字状のフックを軸着し、ク ランプ開放状態においては、フックの基部がクランプ本体およびアームのワーク 接触面からそれぞれ突出し、対向するフック先端の間隔がクランプ本体とアーム のワーク接触面間距離よりも大きくなるようにしたので、ワークを挟み込む際に フック先端が障害となるおそれはない。また、ワークを挟持したとき前記フック の基部がワークによって押されると、フック先端はワークの落下を阻止する位置 に回転するので、ハンドリング装置を下向きにした場合でも、ワークの落下を防 止することができる。
【0008】
【実施例】
以下に、本考案に係るハンドリング装置のワーク落下防止機構の実施例につい て、図面を参照して説明する。 図1はハンドリング装置の先端に設けられたクランプ部分の断面図で、ワーク を挟持した状態を示し、クランプ部分の後方には図示しないクランプ部分回転装 置、揺動装置等が装着されている。また、図2は図1のA−A断面図である。前 記クランプ部分はクランプ本体1と、油圧シリンダ2の伸縮によって揺動するア ーム3およびアーム3の先端に軸着された押え金具4とからなり、クランプ本体 1、アーム3の幅方向中央付近にほぼU字状に屈曲したフック5,5が軸着され ている。
【0009】 前記クランプ本体1を構成する板1a,1bの先端に設けられた穴にピン6が 挿着され、前記フック5はピン6に回動自在に軸着されている。フック5と板1 aおよび1bとの間にはそれぞれねじりコイルばね7,8がピン6を包囲するよ うに装着されていて、ねじりコイルばね7の両端はそれぞれ板1aとフック5と に設けられた穴に挿着され、ねじりコイルばね8の両端はそれぞれ板1bとフッ ク5とに設けられた穴に挿着されている。
【0010】 図3は前記フック5の動きを示す説明図である。クランプ本体1に装着された フック5は、アンクランプ状態ではねじりコイルばね7,8に付勢され、実線で 示したように、ワークと接触する板9に設けた切り欠き溝9aから基部5aの先 端が突出している。ワークを挟持する際、板9にワークが当接すると、フック5 の基部5aはワークによって切り欠き溝9a内に押し下げられ、フック5は鎖線 で示す位置に回転する。このときねじりコイルばね7,8にはねじり力が加えら れている。これにより、フック5のストッパ部5bは挟持したワークの落下を阻 止することができる。
【0011】 アーム3に軸着したフックについても上記と同一の動きをする。すなわち、ア ンクランプ状態では押え金具4に設けた切り欠き溝からフック5の基部5aが突 出し、ワークを挟持する際、押え金具4にワークが当接すると、フック5の基部 5aはワークによって前記切り欠き溝内に押し上げられ、ストッパ部5bが下降 してワークの落下を阻止する。
【0012】 油圧シリンダ2を縮めてアーム3が開放側に作動し、図1に示すワーク10が クランプ部分から取り外されると、フック5はねじりコイルばね7,8の復元力 により、図3の実線で示した位置に戻る。なお、アンクランプ状態においては、 上下のフック5のストッパ部5b先端の間隔が、押え金具4の下面と板9の上面 との間隔より大きくなるので、ワークをクランプする際にフック5が障害となる ことはない。また、クランプ本体1のワーク接触面となる板9の上面と押え金具 4の下面とに、従来と同様にゴム板を貼着すれば、ワーク落下防止はより確実と なる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ハンドリング装置のクランプ本体および アームの先端に、それぞれねじりコイルばねによって付勢されるほぼU字状のフ ックを軸着し、ワークを挟持したとき前記フック先端がワークの落下を阻止する 位置に回転する構成としたので、ハンドリング作業中に油圧力の低下、ワークの 縦揺れ等によってクランプ部分とワークとの間に滑りが発生した場合でも、フッ クがワークを支えるため、直ちにワーク落下に至ることはない。従って、ハンド リング装置を下向きにした場合でも、落下によるワークの損傷を回避することが できるとともに、ワーク落下を懸念することなく、安心してハンドリング作業を 遂行することができるので、作業能率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハンドリング装置を構成するクランプ部分の断
面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】クランプ本体に軸着したフックの動きを示す説
明図である。
【図4】従来のハンドリング装置の側面図である。
【符号の説明】
1 クランプ本体 2 油圧シリンダ 3 アーム 5 フック 5a 基部 7,8 ねじりコイルばね 10 ワーク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 L字状のクランプ本体と、前記クランプ
    本体の上端に軸着され、油圧シリンダの伸縮によって揺
    動するアームとを備え、クランプ本体とアームとの間に
    ワークを挟持するハンドリング装置において、 前記クランプ本体およびアームの先端に、それぞれねじ
    りコイルばねによって付勢されるほぼU字状のフックを
    軸着したことを特徴とするハンドリング装置のワーク落
    下防止機構。
  2. 【請求項2】 クランプ開放状態においては、前記ねじ
    りコイルばねによって付勢されたフックの基部がクラン
    プ本体およびアームのワーク接触面からそれぞれ突出
    し、対向するフック先端の間隔がクランプ本体とアーム
    のワーク接触面間距離よりも大きくなり、ワークを挟持
    したときは前記フックの基部がワークによって押される
    ことによって、フック先端がワークの落下を阻止する位
    置に回転することを特徴とする請求項1のハンドリング
    装置のワーク落下防止機構。
JP10202091U 1991-11-15 1991-11-15 ハンドリング装置のワーク落下防止機構 Pending JPH0542338U (ja)

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Publications (1)

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JPH0542338U true JPH0542338U (ja) 1993-06-08

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ID=14316068

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010064872A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Eagle Kuranpu Kk C形フックのコイル落下防止装置
JP2011078847A (ja) * 2002-08-02 2011-04-21 Liebel-Flarsheim Co 注入器
JP2013144611A (ja) * 2013-04-26 2013-07-25 Eagle Kuranpu Kk C形フックのコイル落下防止装置
CN109514330A (zh) * 2018-12-10 2019-03-26 秦皇岛立中车轮有限公司 一种新型铝合金上轮机械手

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