JP3004909U - 吊クランプ - Google Patents

吊クランプ

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JP3004909U
JP3004909U JP1994007632U JP763294U JP3004909U JP 3004909 U JP3004909 U JP 3004909U JP 1994007632 U JP1994007632 U JP 1994007632U JP 763294 U JP763294 U JP 763294U JP 3004909 U JP3004909 U JP 3004909U
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旭 青島
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旭 青島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吊クランプにおいて被吊り上げ物に傷が付く
ことを防止する。 【構成】 クランプ本体に略コ状の受け部を設け、該受
け部における相対向する構成部分のうちの一方の構成部
分には回動部材を枢着し、該回動部材を吊り上げること
により被吊り上げ物を回動部材における受け部側の一端
と受け部における他方の構成部分との間に挟持させるよ
うにした吊りクランプにおいて、前記回動部材における
当該一端には作用部材を枢着し、該作用部材には略円弧
状の押圧縁を備えさせ、該押圧縁に被吊り上げ物を押圧
させるようにしたことを特徴とする吊りクランプ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は形鋼その他の重量物を吊り上げる際に使用される吊クランプに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
吊クランプとしては図9に示すものが従来より使用されている。この吊クラン プはクランプ本体1に略コ状の受け部3を設け、該受け部3における相対向する 構成部分5、9のうちの一方の構成部分5には回動部材7を枢着し、該回動部材 7における受け部側の一端7aの表面と受け部3の他方の構成部分9における回 動部材対向面とに歯11、13を形成し、回動部材7を吊り上げることにより被 吊り上げ物15を回動部材7の当該一端7aと受け部3の他方の構成部分9との 間に挟持させるようにしてなるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来の吊クランプにおいては、被吊り上げ物15は表面に歯1 1を備えた回動部材7の当該一端7aと表面に歯13を備えた受け部3の他方の 構成部分9との間に強力に挟持されるため、被吊り上げ物15の表面に傷が付く のである。このようにして被吊り上げ物に付いた傷はその補修作業に多大の時間 と労力を要するのである。 本考案はこのような問題を解決しようとしてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は吊りクランプの挟持機構を改良することにより上記課題を解決するも のである。
【0005】 即ち、本考案は、クランプ本体に略コ状の受け部を設け、該受け部における相 対向する構成部分のうちの一方の構成部分には回動部材を枢着し、該回動部材を 吊り上げることにより被吊り上げ物を回動部材における受け部側の一端と受け部 における他方の構成部分との間に挟持させるようにした吊りクランプにおいて、 前記回動部材における当該一端には作用部材を枢着し、該作用部材には略円弧状 の押圧縁を備えさせ、該押圧縁に被吊り上げ物を押圧させるようにしたことを特 徴とする吊りクランプを提供するものである。(請求項1)
【0006】 前記回動部材の他端にはその枢軸を中心とする略円弧状の縁部を備えさせ、回 動部材の吊り上げ手段を当該略円弧状の縁部に沿わせるようになし、回動部材の 枢軸の中心と回動部材における略円弧状の縁部との間の距離(a)が回動部材の 枢軸の中心と前記作用部材の略円弧状の押圧縁における該作用部材の枢軸の中心 から最短距離にある部分との間の距離(b)よりも常に大きくなるようになすの が望ましい。(請求項2)
【0007】
【作用】
[請求項1の吊りクランプ] 請求項1の吊りクランプにおいては、回動部材を吊り上げたときには被吊り上 げ物は回動部材における受け部側の一端と受け部における前記他方の構成部分と の間に挟持されるのであるが、回動部材の当該一端は直接被吊り上げ物に接触す るのではなく、回動部材の当該一端に枢着した作用部材の押圧縁が被吊り上げ物 を押圧する。即ち、回動部材が吊り上げられたときには、該回動部材はその枢軸 を回動中心として図2における反時計方向に回動し、回動部材の当該一端を被吊 り上げ物に押し付ける方向に回動させる。すると、回動部材の当該一端に枢着し た作用部材は被吊り上げ物の表面に押圧されるのであるが、作用部材の押圧縁は 略円弧状をなすため、該押圧縁における作用部材の枢軸の中心から最短距離にあ る部分(35a’)が被吊り上げ物に押圧する。このとき、被吊り上げ物が落下 する方向(図2における下方)に動こうとすると、作用部材はこれと同一方向に 回動する傾向を与えられる。しかるに、作用部材はその押圧縁における作用部材 の枢軸の中心から最短距離にある部分が被吊り上げ物に押圧しているのであるか ら、該作用部材が若干でも回動すると作用部材はその押圧縁における作用部材の 枢軸の中心から最短距離にある部分以外の部分が被吊り上げ物に押圧することに なる。即ち、作用部材の枢軸の中心から被吊り上げ物に当接している押圧縁部分 までの距離が長くなることになる。換言すれば、作用部材における被吊り上げ物 に当接している押圧縁部分と受け部における他方の構成部分との間の間隔が小さ くなることになる。従って、被吊り上げ物が落下する方向に動こうとすると、被 吊り上げ物は作用部材における被吊り上げ物に当接している押圧縁部分と受け部 における他方の構成部分との間により強力に挟持されることになる。その結果、 被吊り上げ物の落下は防止される。このように、被吊り上げ物は作用部材におけ る前記押圧縁部分と受け部における他方の構成部分との間に強力に挟持されるた め、作用部材の押圧縁や受け部における他方の構成部分の表面に滑り止めの歯を 形成する必要はない。
【0008】 [請求項2の吊りクランプ] 請求項2の吊りクランプにおいては、回動部材の枢軸の中心と回動部材におけ る略円弧状の縁部との間の距離(a)が回動部材の枢軸の中心と前記作用部材の 略円弧状の押圧縁における該作用部材の枢軸の中心から最短距離にある部分との 間の距離(b)よりも常に大きくなるようにしたため、回動部材と作用部材はて ことしての作用をなし、被吊り上げ物を作用部材における押圧縁部分と受け部に おける他方の構成部分との間に強力に固定する。この場合、回動部材の枢軸がて この支点となり、回動部材の略円弧状縁部がてこの力点となり、作用部材におけ る被吊り上げ物に当接している押圧縁部分がてこの作用点となる。因みに、この とき作用部材はその押圧縁における作用部材の枢軸の中心から最短距離にある部 分が被吊り上げ物に押圧した状態で回動が阻止されている。
【0009】
【実施例】
次に、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。 符号21はクランプ本体である。クランプ本体21には略コ状の受け部23を 設け、該受け部23における相対向する構成部分25、27のうちの一方の構成 部分25には回動部材29を枢着する。符号31は回動部材29の枢軸である。 回動部材29をチェーン、ワイヤ等の吊り上げ手段33により吊り上げることに より被吊り上げ物15を回動部材29における受け部側の一端29aと受け部2 3における他方の構成部分27との間に挟持させるようにする。
【0010】 しかして本考案においては、前記回動部材29における当該一端29aには作 用部材35を枢着し、該作用部材35には略円弧状の押圧縁35aを備えさせ、 該押圧縁35aに被吊り上げ物15を押圧させるようになす。符号37は作用部 材35の枢軸である。なお、図3、図4に示す事例においては、回動部材29は 一対の板状部材29’、29”を所定の間隔をおいて組み合わせてなり、作用部 材35は当該一対の板状部材29’、29”間に挟持されている。また、クラン プ本体21は一対の板状部材21’、21”を所定の間隔をおいて組み合わせて なり、回動部材29は当該一対の板状部材21’、21”間に挟持されている。
【0011】 前記回動部材29の他端にはその枢軸31を中心とする略円弧状の縁部29b を備えさせ、回動部材29の吊り上げ手段33を当該略円弧状の縁部29bに沿 わせるようになす。図4における吊り上げ手段33はチェーンである。回動部材 29の枢軸31の中心と回動部材29における略円弧状の縁部29bとの間の距 離aは回動部材29の枢軸31の中心と前記作用部材35の略円弧状の押圧縁3 5aにおける該作用部材35の枢軸37の中心から最短距離cにある部分35a ’との間の距離bよりも常に大きくなるようになす。符号39は吊り上げ手段3 3の先端を回動部材29に固定するための固定手段である。
【0012】 図7、図8は被吊り上げ物15たるH形鋼を本考案の吊クランプ2個を用いて 吊り上げている状態を示すものである。これらの事例においては、吊り上げ手段 33をクレーンのフック40に係止して吊り上げている。
【0013】 図1、2、3、5に示す事例においては、クランプ本体21と回動部材29と の間にばね41を配設している。このばね41は、地上に載置した被吊り上げ物 15に吊クランプを取り付けるに当り吊クランプを被吊り上げ物に仮止する際、 或いは吊クランプを用いて吊り上げた被吊り上げ物の一端を地上に接地させたと き等に吊クランプが被吊り上げ物から脱落することを防止するために、図1、2 、5における反時計方向、即ち作用部材35に被吊り上げ物を押圧させる方向に 回動部材29を回動する傾向を与えるようにしたものである。
【0014】 図3は前記ばね41の一例を示すものである。このばね41は、棒状体43の 一端43aを回動部材29に取り付け、該棒状体43の他端にエンドプレート4 5を設け、該棒状体43にカバー47を摺嵌し、棒状体43のエンドプレート4 5とカバー47の回動部材側端47aとの間にコイルばね49を配設し、該カバ ー47に係止枠51を固定し、該係止枠51をクランプ本体21の切り欠き53 に係止してなるものである。
【0015】 図5、図6に示す事例においては、クランプ本体21の受け部23における前 記他方の構成部分27に受け部材55を取り付けている。この受け部材55は構 成部材27に摺嵌し、固定軸57により該構成部材27に固定されるものである が、固定軸57は該固定軸57にねじ59を螺合させることにより構成部材27 に取り付けられている。従って、受け部材55は、ねじ59を固定軸57から外 した上で該固定軸57を構成部材27から引き抜くことにより、構成部材27か ら取り外すことが可能である。しかして、この受け部材55はその一側部55a と他側部55bとの突出具合が異なるため、一側部55aと他側部55bとのい ずれを略コ状の受け部23側に位置させるかにより回動部材29に枢着された作 用部材35の押圧縁35aにおける該作用部材35の枢軸37の中心から最短距 離cにある部分35a’と受け部材55との間の間隔が異なる。従って、被吊り 上げ物15の厚さに応じて受け部材55における一側部55a又は他側部55b を選択的に略コ状の受け部23側に位置させることが可能である。
【0016】
【考案の効果】
[請求項1の吊クランプ] 請求項1の吊クランプにおいては、回動部材における前記一端には作用部材を 枢着し、該作用部材には略円弧状の押圧縁を備えさせ、該押圧縁に被吊り上げ物 を押圧させるようにしたため、被吊り上げ物は作用部材における前記押圧縁部分 と受け部における前記他方の構成部分との間に強力に挟持され。従って、作用部 材の押圧縁や受け部における他方の構成部分の表面に滑り止めの歯を形成する必 要はないため、吊り上げた被吊り上げ物に吊クランプによる傷等が付くことはな い。
【0017】 [請求項2の吊クランプ] 請求項2の吊クランプにおいては、回動部材の枢軸の中心と回動部材における 略円弧状の縁部との間の距離(a)が回動部材の枢軸の中心と前記作用部材の略 円弧状の押圧縁における該作用部材の枢軸の中心から最短距離にある部分との間 の距離(b)よりも常に大きくなるようにしたため、回動部材と作用部材はてこ としての作用をなし、被吊り上げ物を作用部材における前記押圧縁部分と受け部 における前記他方の構成部分との間に強力に固定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による吊クランプの一例を示す一部切欠
側面図である。
【図2】同上吊クランプの使用状態を示す一部切欠側面
図である。
【図3】ばねの一例を示す平面図である。
【図4】上記吊クランプの平面図である。
【図5】本考案による吊クランプの別の一例を示す側面
図である。
【図6】図5のVI−VI線における断面図である。
【図7】本考案の吊クランプを用いて被吊り上げ物たる
H形鋼を吊り上げている状態を示す側面図である。
【図8】本考案の吊クランプを用いて被吊り上げ物たる
H形鋼を吊り上げている別の状態を示す側面図である。
【図9】従来の吊クランプを示す側面図である。
【符号の説明】 1 クランプ本体 3 受け部 5 構成部分 7 回動部材 7a 一端 9 構成部分 11 歯 13 歯 15 被吊り上げ物 21 クランプ本体 21’ 板状部材 21” 板状部材 23 受け部 25 構成部分 27 構成部分 29 回動部材 29a 一端 29b 略円弧状の縁部 29’ 板状部材 29” 板状部材 31 枢軸 33 吊り上げ手段 35 作用部材 35a 押圧縁 35a’ 最短距離にある部分 37 枢軸 39 固定手段 40 フック 41 ばね 43 棒状体 43a 一端 45 エンドプレート 47 カバー 47a 回動部材側端 49 コイルばね 51 係止枠 53 切り欠き 55 受け部材 55a 一側部 55b 他側部 57 固定軸 59 ねじ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ本体に略コ状の受け部を設け、
    該受け部における相対向する構成部分のうちの一方の構
    成部分には回動部材を枢着し、該回動部材を吊り上げる
    ことにより被吊り上げ物を回動部材における受け部側の
    一端と受け部における他方の構成部分との間に挟持させ
    るようにした吊りクランプにおいて、前記回動部材にお
    ける当該一端には作用部材を枢着し、該作用部材には略
    円弧状の押圧縁を備えさせ、該押圧縁に被吊り上げ物を
    押圧させるようにしたことを特徴とする吊りクランプ。
  2. 【請求項2】 クランプ本体に略コ状の受け部を設け、
    該受け部における相対向する構成部分のうちの一方の構
    成部分には回動部材を枢着し、該回動部材を吊り上げる
    ことにより被吊り上げ物を回動部材における受け部側の
    一端と受け部における他方の構成部分との間に挟持させ
    るようにした吊りクランプにおいて、前記回動部材にお
    ける当該一端には作用部材を枢着し、該作用部材には略
    円弧状の押圧縁を備えさせ、該押圧縁に被吊り上げ物を
    押圧させるようになし、更に前記回動部材の他端にはそ
    の枢軸を中心とする略円弧状の縁部を備えさせ、回動部
    材の吊り上げ手段を当該略円弧状の縁部に沿わせるよう
    になし、回動部材の枢軸の中心と回動部材における略円
    弧状の縁部との間の距離(a)が回動部材の枢軸の中心
    と前記作用部材の略円弧状の押圧縁における該作用部材
    の枢軸の中心から最短距離にある部分(35a’)との
    間の距離(b)よりも常に大きくなるようにしたことを
    特徴とする吊りクランプ。
JP1994007632U 1994-06-02 1994-06-02 吊クランプ Expired - Lifetime JP3004909U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012509426A (ja) * 2008-11-26 2012-04-19 サムスン ヘヴィ インダストリーズ カンパニー リミテッド 足場板固定装置

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