JP6270524B2 - 吊り具 - Google Patents
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Description
例えば特開平9−151073号において落下防止フックは、2本の下部固定管にアーム取付管が外接するように、且つ、該下部固定管周囲を回転可能に、取設されている。更にこのアーム取付管に落下防止アーム(落下防止フック)が取り付けられている。
吊持は、支持腕に取設された板状体の挟持部と落下防止アーム(落下防止フック)にて行なうのであるが、挟持部による挟持力は確実性・安全性に欠くものであり、現実には落下防止アームがこれを担保するものとならざるをえなかった。理由として、ストックヤードなどに積み上げられた板状重量物というものは、垂直方向に積層するに留まらず、水平方向にも敷き並べられることが多いため、初期の引き上げ作業にあっては、隣接する板状重量物との小さな間隙に挟持部を差し込むしかなかったからである。不安定を承知で僅かな距離を引き上げて空間を確保し、その状態で板状重量物の側面と底面を落下防止アームで包み込んでやる、というのがこれまでの対応であった。
従って、落下防止アームはこのリンク機構に連結されることはなく、これとは別体のリンク機構その他の開閉機構に接続され、把持部動作とは独立して作動させる。
ところが従来の同様吊り具においては、そうした注意がなされていないか、コイルバネ等によって落下防止フックを開状態に付勢するといった複雑な機構のものしか見られず、理想的なものが存在していないというのが実情であった。
L字鋼とは、断面が「L」字になった鋼であり一般に「山形鋼」・「アングル」と呼ばれる。このL字鋼を用いて把持部を形成した場合、例えばスラブを吊持する場合、スラブ側面は鉛直であることは少なく、ほとんどの場合上下が側方に突出する凹凸面で構成されていることが多いので、これをL字鋼で挟持すると、差し込み片となる部分は鉛直とはならず、その先端のみがスラブ側面に接することになる。そこで把持部先端箇所の、板状体との対向面部分に金属プレートを固定(溶接固定、ボルト固定、又は接着剤固定)し、更にこの金属プレートにはテーパ面を設けるようにすると好ましい。更に、金属プレート全体を先細り(楔状)に形成したものにテーパ面を構成すると利便性・把持力はより向上する。
金属プレートへのテーパ加工は、予めテーパ加工を施してから支持部に固定するようにしても良いが、固定後にテーパ加工を施すようにしても良い。
手動で作動させるわけであるが、作動させるための構造は、本発明においてはリンク機構であるものとする。本発明者らが試作・実験した範囲では、確実な保持がなされ、作動のための作業を簡便なものとするにはリンク機構採用が最適であった。
回動係止ピンは、落下防止フックが開状態にあるときはその開状態を、閉状態にあるときはその閉状態を保持するための部材であるが、より詳細に説明すると、落下防止フックが開状態にあるときには該フックが閉状態側に回動することを防止できれば良いので、「更に開く方向」への回動規制が備わっていることを述べているわけではない。即ち、閉状態に向かって回動することが規制できれば目的は達成される。
(2) 回動係止ピンを差し込むだけで安全が図れるので、作業性が良い。
(3) 回動を係止するための機構が単純であるので、故障が少なく、安価に提供できる。
本例では、対向する一対の長尺状のL字鋼より成る把持部2を、二つの把持部開閉リンク機構4に連結したものを、更にワイヤWに連結している。これにより、ワイヤWを引き上げてゆくと把持部開閉リンク機構4は閉動作を開始することになる。
また落下防止フック3は、落下防止フック開閉リンク機構5に連結されており、これは把持部開閉リンク機構4の動作とは無関係に作動するものである。
開状態の保持は、回動係止ピン6によってなされる。その機構の詳細は後述する。
回動係止ピン6は既述の通り把持部開閉リンク機構4側に付勢されているので、閉状態では透孔41に、開状態では切欠42に嵌り込み、落下防止フック3の開閉動作を止めることになる。
これを解除するには、作業者が回動係止ピン6を透孔41又は切欠42から引き抜く必要がある。ばね力によって常時付勢されているので、作業者の意によらず不用意に回動係止ピン32が外れることはない。
その際、金属プレート7は楔状であるので、板状体Sの側面とが接触し易いことになる。
予めこの接触が、面接触となるように設計しておくことが好ましいが、把持部2はリンク機構に連結されたものであり、リンク機構は節を具有するものであるので遊びが多少あるため、この遊びによっても板状体S側面に追従しやすいという性質がある。
2 把持部
21 開状態保持フック
22 ピン係止具
3 落下防止フック
4 把持部開閉リンク機構
41 透孔
42 切欠
5 落下防止フック開閉リンク機構
6 回動係止ピン
7 金属プレート
71 テーパ面
W ワイヤ
S 板状体
Claims (2)
- ワイヤ若しくはこれに代わるものに連結した上で、板状体を吊持するための吊り具であって、本体には、該板状体を側面から挟圧把持する少なくとも一対の把持部と、該板状体をその側面から底面にかけて支持する少なくとも一対の落下防止フックを備えており、該把持部は把持部開閉リンク機構に連結され自重並びに該板状体重量で閉じられ、該落下防止フックは、該把持部開閉リンク機構の先端である把持部との連結部近傍に設けられた軸に可回動に連結され、且つ、該把持部に連結されたリンク機構とは別体の落下防止フック開閉リンク機構に連結されており、また、該落下防止フックには透孔及び切欠が設けられ、該把持部には該透孔又は切欠に嵌り込む回動係止ピンを摺動自在に保持するピン係止具が固設されていることを特徴とする吊り具。
- 該把持部はL字鋼にて構成されており、板状体との対向面にテーパ面が設けられた金属プレートを一体化したものである請求項1記載の吊り具。
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