JP3213486U - 板材吊り上げ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】吊り枠を用いない多点吊りにおいても安全且つ確実に板材を水平に保った状態で吊り上げることができる板材吊り上げ構造を提供する。【解決手段】板材吊り上げ構造は、板材1の両側縁に取り付けられる複数の吊り具2を備え、各吊り具は、板材の縁部が嵌め込まれる吊り具本体と、吊り具本体の上板に突設されたワイヤ連結部とを備え、吊り具本体の上板の縁部には、係合溝12が形成され、係合溝が板材に突設されたストッパ5と係合し、板材に対する吊り具の移動を防止する。【選択図】図1

Description

本発明は、主に土木工事等の工事現場において使用される敷鉄板等の板材を吊り上げるための板材吊り上げ構造に関する。
従来、土木工事等の工事現場においては、未舗装の地盤上を車両が通行することも多く、地盤上に敷鉄板と呼ばれる鉄板を敷設し、車両の通路を確保している。
この敷鉄板等の鉄板は、工事現場に搬入された鉄板の側縁に複数の吊り具を取り付け、各吊り具に連結された玉掛け用ワイヤを介してクレーンで水平に保った状態で吊り上げ、その状態で所定の場所に敷設する。
また、敷鉄板等の鉄板を撤去する際には、敷設時と同様に鉄板の側縁に複数の吊り具を取り付けてクレーンによって水平に保った状態で吊り上げて運搬車両等に積込み撤去する。
吊り具としては、玉掛けワイヤから受ける吊り上げ力を掴み力に変換して鉄板の側縁を挟持するようにしたクランプ型のもの(例えば、特許文献1を参照)や磁石を鉄板表面に吸着させるようにしたもの等が広く用いられている。
特開2001−080873号公報
しかしながら、上述の如き従来のクランプ型の吊り具では、吊り枠を用いずに多点吊りし、各玉掛けワイヤの上端をクレーンのフックに連結した状態で吊り上げると、吊り具に鉄板側板と平行な分力が作用するため、吊り具が取り付け位置から滑ってずれるおそれがあり、安全性に不安があった。
また、従来のクランプ型の吊り具は、構造が複雑であり、高価であった。
一方、磁石を用いた吊り具では、敷鉄板等の鉄板に泥土等が付着した場合、磁石による吸着力が低下するおそれがあり、安全性に不安があった。
そこで、本考案は、このような従来の問題に鑑み、吊り枠を用いない多点吊りにおいても安全且つ確実に板材を水平に保った状態で吊り上げることができる板材吊り上げ構造の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決するための請求項1に記載の考案の特徴は、板材の両側縁に取り付けられる複数の吊り具を備え、該各吊り具に連結された玉掛け用ワイヤを介して前記板材を吊り上げるようにした板材吊り上げ構造において、前記各吊り具は、上板と下板との間に前記板材の縁部が嵌め込まれる吊り具本体と、前記上板に突設されたワイヤ連結部とを備え、前記上板の縁部には、前記板材に突設されたストッパと係合し、前記板材に対する吊り具の移動を防止する係合溝が形成されていることにある。
請求項2に記載の考案の特徴は、請求項1の構成に加え、前記ワイヤ連結部は、前記玉掛けワイヤ連結用の連結孔を備え、該連結孔の開口側を前記玉掛けワイヤと交差する方向に向けて固定されていることにある。
請求項3に記載の考案の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記係合溝は、開口側が広いテーパ溝状に形成されていることにある。
本考案に係る板材吊り上げ構造は、請求項1の構成を具備することによって、吊り枠を用いずに板材を多点吊りした場合においても、板材に対する吊り具のズレが防しされ、安全に吊り上げることができる。また、板材に対する吊り具の着脱が容易で効率よく作業を行うことができる。
また、本考案において、請求項2の構成を具備することによって、吊り具の水平方向の回転が規制されるようになっている。
さらに、本考案において、請求項3の構成を具備することによって、ストッパと係合溝とが強固に係合し、安全性が向上する。
本考案に係る板材吊り上げ構造の実施態様を示す平面図である。 同上の正面図である。 同上の側面図である。 図1中の吊り具を板材に取り付けた状態を示す平面図である。 図4中のA−A線矢視断面図である。 同上のB−B線矢視断面図である。
次に、本発明に係る板材吊り上げ構造の実施態様を図1〜図6に示した実施例に基づいて説明する。
本実施例は、板材1として土木工事等の工事現場において使用される敷鉄板を板材吊り上げ構造を用いて吊り上げる場合を示している。
この板材吊り上げ構造は、板材1の両側縁に取り付けられる複数の吊り具2,2…を備え、各吊り具2,2…が玉掛け用ワイヤ3,3…を介してクレーンフック4に吊り下げられ、板材1が水平に保った状態で吊り上げられるようにしている。尚、図中符号5はクレーンワイヤである。
板材1は、板厚約25mm、幅約1500mmの長方形の鉄板であって、長さの異なる2種類(3000mmと6000mm)のものが主に使用されている。
この板材1には、両側縁部の表面に互いに間隔をおいてストッパ5,5…が突設されている。
ストッパ5,5…は、鋼棒等によって構成され、溶接等によって堅固に敷鉄板表面に固定されている。
各ストッパ5,5…の固定位置は、吊り上げる板材1の長さ、材質、重量、玉掛け用ワイヤ3,3…の長さ等に基づいて設定され、例えば、長さ6000mmの敷鉄板を長さ4mの玉掛け用ワイヤ3,3…を用いて吊り上げる場合、両側縁の中央からそれぞれ1000mm離れた位置に突設されている。
各吊り具2,2…は、板材1の縁部が嵌め込まれる吊り具本体6と、吊り具本体6の上面に突設されたワイヤ連結部7とを備え、ワイヤ連結部7に玉掛け用ワイヤ3の下端がシャックル8等を介して連結されている。
吊り具本体6は、平板状の上板9と、上板9と対向する平板状の下板10と、上板9と下板10の側縁間を連結する連結板11とを備え、断面コ字状を成し、上板9と下板10との間に板材1の側縁が嵌まり込むようになっている。
下板10は、縦横に一定幅を有する矩形平板状に形成され、板材1の側縁下面を面で支持するようになっている。
上板9は、矩形平板状に形成され、その一方の縁部、板材長手方向で隣り合って配置される他の吊り具2側にスリット状の係合溝12が形成され、この係合溝12にストッパ5が係合することにより、板材1に対する吊り具2,2…のズレ(滑動)が防止されるようになっている。
係合溝12は、板材1に取り付けた際に板材1の側縁と平行となる方向に長い溝状に形成され、側縁側の開口よりストッパ5が差し込まれるようになっている。
この係合溝12は、開口側の幅が広いテーパ溝状に形成され、ストッパ5が溝の途中で内側面12a、12aに当接し、楔状に係合するようになっている。
ワイヤ連結部7は、例えば、逆U字状の吊り環によって構成され、U字開口側の両端が上板9上面に溶接等によって固定され、U字の内側が玉掛け用ワイヤ3連結用の連結孔13となっている。
このワイヤ連結部7は、連結孔13の開口側を玉掛け用ワイヤ3,3…と交差する方向、即ち、上板9の側縁に対して所定の角度だけ傾けて上板9の上面に固定されている。
各吊り具2,2…は、ストッパ5,5…より離れた位置で上板9と下板10との間に板材1の側縁を嵌め込み、その状態から側縁に沿ってスライドさせ、ストッパ5,5…と係合溝12とを係合させることによって取り付けられる。
このように構成された板材吊り上げ構造では、クレーンによる吊り上げ作業によって玉掛け用ワイヤ3,3…が緊張すると、板材1の側縁下面が各吊り具2,2…によって支持され、板材1が水平を保った状態で吊り上げられる。
その際、各吊り具2,2…には、玉掛け用ワイヤ3,3…を介してクレーンフック4側に引き付けられる力が作用し、板材1の側縁と平行な方向と板材1の側縁と垂直な方向にそれぞれ水平分力が作用する。
これに対し、各吊り具2,2…は、板材1に突設されたストッパ5,5…と吊り具2,2…の上板9に形成された係合溝12とが係合していることによって、吊り具本体6の移動が規制され、板材1に対し吊り具2,2…がズレない(滑動しない)ようになっている。
また、各吊り具2,2…は、板材1の側縁に沿ってスライドさせることにより容易に取り外すことができるようになっている。
尚、上述の実施例では、板材1を4点吊りした例について説明したが、何点で吊り上げるかは限定されない。
また、上述の実施例では、一方に長い長方形状をした敷鉄板を例に説明したが、板材1は、この実施例に限定されず、木材等の他の材質であってもよく、また、楕円形状の板材1等の他の形状のものにも適用することができる。
さらに、上述の実施例では、縦向きの棒状に形成したストッパ5,5…を例に説明したが、ストッパ5,5…の態様はこれに限定されず、例えば、係合溝12と係合する楔状に形成してもよい。
また、係合溝12の態様も上述の実施例に限定されず、玉掛け用ワイヤ3,3…の向きに合わせて溝の方向を調節してもよく、対向する内側面が互いに平行であってもよい。
1 板材
2 吊り具
3 玉掛け用ワイヤ
4 クレーンフック
5 ストッパ
6 吊り具本体
7 ワイヤ連結部
8 シャックル
9 上板
10 下板
11 連結板
12 係合溝
14 連結孔

Claims (3)

  1. 板材の両側縁に取り付けられる複数の吊り具を備え、該各吊り具に連結された玉掛け用ワイヤを介して前記板材を吊り上げるようにした板材吊り上げ構造において、
    前記各吊り具は、上板と下板との間に前記板材の縁部が嵌め込まれる吊り具本体と、前記上板に突設されたワイヤ連結部とを備え、
    前記上板の縁部には、前記板材に突設されたストッパと係合し、前記板材に対する吊り具の移動を防止する係合溝が形成されていることを特徴とする板材吊り上げ構造。
  2. 前記ワイヤ連結部は、前記玉掛けワイヤ連結用の連結孔を備え、該連結孔の開口側を前記玉掛けワイヤと交差する方向に向けて固定されている請求項1に記載の板材吊り上げ構造。
  3. 前記係合溝は、開口側が広いテーパ溝状に形成されている請求項1又は2に記載の板材吊り上げ構造。
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