JP2006070572A - チエン長さ調節用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】土木建設工事現場において作業足場を吊り下げるチエンなどの弛みを解消するために使用されるチエン長さ調節用具を改善する。
【解決手段】ボルト1と、当該ボルト1の頭部側の係合部材2と、当該ボルト1の先端側の係合部材3とから成り、ボルト頭部側係合部材2は、ボルト軸部1aに自転及び軸方向移動自在に遊嵌するもので、フック先端が当該ボルト1の先端側に向いたフック部6がボルト軸部1aの横側方に位置するように固着連設され、ボルト先端側係合部材3は、ボルト軸部1aに螺嵌する雌ねじ孔8を備えると共に、フック先端が当該ボルト1の頭部1b側に向いたフック部6がボルト軸部1aの横側方に位置するように固着連設された構成。
【選択図】図1

Description

本発明は、土木建設工事現場において作業足場を吊り下げるチエンなどの弛みを解消するために使用されるチエン長さ調節用具に関するものである。
土木建設工事現場において作業足場を仮設する場合、足場板を支持する多数の水平鋼管それぞれの両端をチエンにより上方の構造体などから吊り下げる工法が採用されている。このような作業足場仮設工法が実施される場合、全ての水平鋼管吊り下げチエンが弛み無く張設されて、各水平鋼管で支持される足場板に作用する荷重が当該足場板を吊り下げることになっている全てのチエンで分散負担させることは、現実には極めて困難である。そこで、作業足場を仮設し終わった後で弛んでいるチエンを探し出し、そのチエンに、例えば特許文献1に例示されているような各種のチエン長さ調節用具を装着して、当該チエンの弛みを解消させることが行われているが、このような目的で使用される従来のチエン長さ調節用具は、特許文献1にも記載されているように、長さ調節自在なターンバックルなどのねじ機構の両端それぞれに、フック部材を枢着するかまたは、チエンなどの連結具で連結したものであった。
特開2004−176532号公報
上記のような従来のチエン長さ調節用具では、ターンバックルなどに対して一対のフック部材それぞれの姿勢と位置が決まらない構造であるため、ターンバックルなどを片手で把持した状態で両端のフック部材を弛んでいるチエンのリンクに係合させることができず、上側のフック部材を把持して先ず弛んでいるチエンの上方のリンクに係合させ、次に下側のフック部材を把持して弛んでいるチエンの下方のリンクに係合させる必要があるが、上側のフック部材を把持してこのチエン長さ調節用具を吊り下げたとき、上側のフック部材の真下に重力でターンバックルなどと下側フック部材とが一直線状に並ぼうとするため、同様に重力で一直線状に垂下している調節対象のチエンとターンバックルなどと下側フック部材とが干渉することになり、結果的に調節対象のチエンへの装着作業に手間取る欠点があった。更に、ターンバックルなどの両端それぞれに、フック部材を枢着する軸支部やチエンなどの連結具が必要であって、全体として部品点数が多くなり、単にコスト高に成るだけでなく、大型で重量が大きくなり、作業性や管理の面で不都合を来す結果となっていた。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得るチエン長さ調節用具を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、ボルト1,11と、当該ボルト1,11の頭部側の係合部材2,12,30と、当該ボルト1,11の先端側の係合部材3,13,33とから成り、ボルト頭部側係合部材2,12,30は、ボルト軸部1a,11aに自転及び軸方向移動自在に遊嵌するもので、フック先端が当該ボルト1,11の先端側に向いたフック部6,20,32がボルト軸部1a,11aの横側方に位置するように固着連設され、ボルト先端側係合部材3,13,33は、ボルト軸部1a,11aに螺嵌する雌ねじ孔8a,21a,34aを備えると共に、フック先端が当該ボルト1,11の頭部1b,11b側に向いたフック部6,20,35がボルト軸部1a,11aの横側方に位置するように固着連設された構成となっている。
上記構成の本発明に係るチエン長さ調節用具によれば、ボルト頭部側係合部材2,12,30のフック部6,20,32とボルト先端側係合部材3,13,33のフック部6,20,35とを調節対象のチエンの上下2箇所のリンクに係合させることにより、これら両部材2,12,30及び3,13,33がボルト軸部1a,11aの周りで自転するのを前記調節対象のチエンによって阻止された状態になる。係る状態でボルト1,11を締結方向に回転操作することにより、ボルト頭部1b,11bに当接するボルト頭部側係合部材2,12,30に対してボルト先端側係合部材3,13,33を引き寄せ、以て、各部材のフック部6,20,32,35が係合する調節対象のチエンの上下2箇所間の距離を狭めて当該調節対象のチエンを適度に緊張させることができる。
尚、上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、ボルト頭部側係合部材2,12,30は、板材を曲げ加工して形成され且つボルト軸部1a,11aが貫通する筒状部4,19,31と、当該筒状部4,19,31から横側方に延出して互いに重ねられた状態で固着された板材両端延出部5a,5b、17a,17b、36a,36bとから構成し、この板材両端延出部5a,5b、17a,17b、36a,36bによって前記フック部6,20,32を構成することができる。
また、請求項3に記載のように、ボルト先端側係合部材3,13は、板材を曲げ加工して形成され且つボルト軸部1a,11aが貫通する筒状部4,19と、当該筒状部4,19から横側方に延出して互いに重ねられた状態で固着された板材両端延出部5a,5b,17a,17bとから構成し、この板材両端延出部5a,5b、17a,17bによって前記フック部6,20を形成すると共に、前記筒状部4,19内にナット8,21を固定して前記雌ねじ孔8a,21aを構成することができる。
更に、請求項4に記載のように、ボルト頭部側係合部材2,12は、ナット8,21を取り付ける前の前記ボルト先端側係合部材3,13と同一のものを逆向きに使用して構成することができる。
勿論、ボルト頭部側係合部材は、ボルト軸部が貫通するパイプ材の側部に、板材や棒材などで構成した別部品のフック部材を溶接などで固着して構成することもできるし、ボルト先端側係合部材33は、ボルト軸部に螺嵌するナット部材34の側部に、板材や棒材などで構成した別部品のフック部材35を溶接などで固着して構成することもできる。
上記構成の本発明のチエン長さ調節用具によれば、上下一組のフック部がボルト軸部に嵌合するボルト頭部側係合部材とボルト先端側係合部材のそれぞれ横側方に固着連設されているので、上下一組のフック部に対し他の全ての部材、本発明の構成では各フック部を備えた上下一組の係合部材とボルト、が横側方に位置して、上下一組のフック部の間に入り込むことがない。また、上下一組のフック部が上下に対向するように各係合部材をボルト軸部に対して回転させておきさえすれば、当該上下一組のフック部は一定姿勢で上下に対向する状態で保持される。従って、調節対象のチエンにこのチエン長さ調節用具をセットするとき、ボルト頭部側係合部材を上にして当該ボルト頭部側係合部材とボルト軸部とを同時に片手で把持し、当該ボルト頭部側係合部材のフック部をチエンの上方のリンクに係合させると共にボルト先端側係合部材のフック部を当該チエンの下方のリンクに係合させることが極めて容易且つ迅速に行える。この後は、単にボルト頭部を利用してボルトを締結方向に回転操作すれば、調節対象のチエンとの係合によって回り止め状態にあるボルト頭部側係合部材に対してボルト先端側係合部材を引き寄せ、上下一組のフック部が係合する調節対象のチエンの上下2箇所を互いに引き寄せて当該調節対象のチエンを緊張させることができる。
即ち、本発明のチエン長さ調節用具によれば、調節対象のチエンに対する装着作業を片手でも極めて容易且つ迅速に行え、しかも上下一組の係合部材にフック部を連結する軸支部やチエンなどの連結具が不要で、構造が極めてシンプルで部品点数も少なく、軽量に構成できるものであるから、取り扱いが容易になり、作業性を大幅に改善できる。
尚、請求項2に記載の構成によれば、1枚の板材(鉄板など)をプレス加工してフック部を一体に備えたボルト頭部側係合部材を構成することができ、また、請求項3に記載の構成によれば、1枚の板材(鉄板など)をプレス加工したものにナットを組み込むだけで、フック部を一体に備え且つ雌ねじ孔を備えたボルト先端側係合部材を構成することができるので、一層のコストダウンと軽量化を図ることができる。
更に、上記請求項3に記載の構成を採用する場合、請求項4に記載の構成によれば、ボルト頭部側係合部材の製造コストをより一層低減できる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1〜図3に示す第一実施形態において、1はボルト、2はボルト頭部側係合部材、3はボルト先端側係合部材である。ボルト頭部側係合部材2は、鉄板などの板材を曲げ加工して形成され且つボルト軸部1aが貫通する筒状部4と、当該筒状部4から横側方に延出して互いに重ねられた状態で固着された板材両端延出部5a,5bと、当該板材両端延出部5a,5bによって形成されたフック部6と、前記筒状部4の長さ方向の中央位置に形成された拡径部7とから構成されている。ボルト頭部側係合部材2では拡径部7は使用されていないが、この拡径部7は、図3Bに示すように、ナット8の平行側面を挟む平行壁部7aを備えたもので、ナット8を筒状部4の軸心と同心状態で且つその軸心回りの自転と軸心方向の移動とができない状態に包み込むナット把持用環状凹溝部7bを形成している。
ボルト先端側係合部材3は、ボルト頭部側係合部材2と同一のものに、ボルト軸部1aに螺嵌する雌ねじ孔8a(図3B参照)を形成するナット8を組み込んで構成したものである。即ち、当該ナット8は、前記拡径部7内にその平行側面が拡径部7の平行壁部7aで挟持されて当該ナット8の周囲が拡径部7の内側のナット把持用環状凹溝部7bに嵌合し、筒状部4内を貫通するボルト軸部1aがナット8の雌ねじ孔8aを螺合貫通するように固定される。
上記説明から明らかなように、ボルト頭部側係合部材2とボルト先端側係合部材3には、拡径部7を含む筒状部4と共に板材両端延出部5a,5bを左右に開いた状態にプレス加工された素材が共通素材として使用される。このときの開度は、開かれている拡径部7内にナット8を嵌合できる程度に設定される。而して、上記共通素材の開かれている拡径部7内にナット8を嵌合した状態で拡径部7を含む筒状部4を閉じるようにプレス加工し、重ねられた板材両端延出部5a,5bを溶接やリベット止め、或いはカシメなどの固定手段(図示例はスポット溶接)で互いに固着することによりボルト先端側係合部材3が製造され、上記共通素材をそのまま閉じるようにプレス加工し、重ねられた板材両端延出部5a,5bを溶接やリベット止め、或いはカシメなどの固定手段(図示例はスポット溶接)で互いに固着することによりボルト頭部側係合部材2が製造される。
ボルト1に対しては、先ずボルト頭部側係合部材2が、そのフック部6の先端がボルト軸部1aの先端側に向く向きで筒状部4をボルト軸部1aに外嵌させてボルト頭部1bに筒状部4が座金1cを介して隣接するように、ボルト1に組み込まれる。勿論、このボルト頭部側係合部材2は、ボルト軸部1aに対してその軸心方向に自由に移動することができると共に自由に自転することができる。次にボルト先端側係合部材3が、そのフック部6の先端がボルト頭部1b側に向く向きで筒状部4をボルト軸部1aに外嵌させると共に雌ねじ孔8aをボルト軸部1aに螺嵌させることにより、ボルト1に組み込まれる。
上記のように組み立てられたチエン長さ調節用具は、ボルト頭部側係合部材2を上にして当該ボルト頭部側係合部材2の上にボルト頭部1bが載る状態で当該ボルト頭部側係合部材2とボルト軸部1aの両方を把持する。このとき、ボルト頭部側係合部材2のフック部6とボルト先端側係合部材3のフック部6とがボルト軸部1aの周方向に関して同一向きとなるように、両係合部材2,3をボルト軸部1aの周りに回転させておく。係る状態で両部材2,3のフック部6を、調節対象のチエンの上下方向に適当に離れた2つのリンクに引っ掛ける。調節対象のチエンは弛んだ状態であるから、例えば下になるボルト先端側係合部材3のフック部6を調節対象のチエンの下方のリンクに対し上向きに引っ掛け、当該フック部6でチエンを持ち上げるようにして、上になるボルト頭部側係合部材2のフック部6を調節対象のチエンの上方のリンクに対し下向きに引っ掛けることができる。勿論、この作業に先立って、ボルト軸部1aとボルト先端側係合部材3とを相対回転させて
ボルト頭部側係合部材2のフック部6とボルト先端側係合部材3のフック部6との間の間隔を適当に広げておくことは言うまでもない。
上記のようにチエン長さ調節用具を調節対象のチエンに装着したならば、ボルト頭部1bを利用してボルト1を締結方向に回転操作し、調節対象のチエンにフック部6が引っ掛けられて自転が止められている状態のボルト先端側係合部材3をボルト頭部側係合部材2に引き寄せるように移動させることにより、両係合部材2,3のフック部6間の間隔を強制的に狭める。この結果、これら両フック部6が引っ掛けられている調節対象のチエンの上下2箇所が互いに強制的に引き寄せられ、当該調節対象のチエンが緊張することになる。
チエン長さ調節用具によって張力を適度に調節したチエンで吊り下げられている仮設足場を解体する場合など、チエンからチエン長さ調節用具を取り外すときは、上記の調節対象のチエンに対するチエン長さ調節用具の装着時とは逆の手順で操作して両係合部材2,3間の間隔を広げ、両係合部材2,3のフック部6をチエンから離脱させれば良い。
次に、図4〜図6に示す第二実施形態を説明すると、この図4〜図6において、11はボルト、12はボルト頭部側係合部材、13はボルト先端側係合部材である。ボルト頭部側係合部材12は、鉄板などの板材をプレス加工して一体形成されたもので、断面U字形部分14、当該断面U字形部分14の長さ方向両端を閉じる端面板部15a,15b、断面U字形部分14の開放部を閉じるように当該断面U字形部分14の両側板部から折曲連設されたカバー板部16a,16b、及び両カバー板部16a,16bから外向きに折曲延出して互いに重ねられた状態で固着される板材両端延出部17a,17bを備えたものである。而して、端面板部15a,15bにはボルト軸部11aが貫通する切欠き凹部18a,18bが形成され、この切欠き凹部18a,18b、断面U字形部分14、及びカバー板部16a,16bによって、ボルト軸部11aが貫通する筒状部19が形成されると共に、板材両端延出部17a,17bによってフック部20が形成されている。尚、両カバー板部16a,16bを断面U字形部分14の全長より短くして、フック部20の先端側の端面板部15aとの間に開放部が残るように構成しているが、断面U字形部分14の開放部を完全に塞ぐことができるように構成しても良い。
ボルト先端側係合部材13は、ボルト頭部側係合部材12と同一のものに、雌ねじ孔21a(図6B参照)を構成するためのナット21を組み込んだものである。即ち、両カバー板部16a,16bで断面U字形部分14の開放部を閉じる前にナット21を断面U字形部分14内に嵌合させる。このとき当該ナット21は、その平行側面が断面U字形部分14の平行両側板部間に挟まれて自転不能な状態で且つ筒状部19内を貫通するボルト軸部11aと同心状態にあり、係る状態のナット21を、フック部20の先端に近い側の端面板部15aに隣接する位置で断面U字形部分14に適当な手段で固定し、両カバー板部16a,16bで断面U字形部分14の開放部を閉じると共に板材両端延出部17a,17bを互いに重ねて固着することによって製造することができる。
ナット21を断面U字形部分14内に固定する手段は、溶接でも良いが、この実施形態ではカシメを利用している。即ち、図6に示すように、断面U字形部分14の両側板部に内側に突出する突起部22a,22bを形成し、この突起部22a,22bと端面板部15aとの間でナット21を挟持固定させている。このカシメ工法によるときは、突起部22a,22bの成形工程と、両カバー板部16a,16bで断面U字形部分14の開放部を閉じると共に板材両端延出部17a,17bを互いに重ね合わせる工程とを同時に行うこともできる。互いに重ね合わされた板材両端延出部17a,17bどうしを固着する手段も、溶接、リベット止め、カシメなど種々の手段が利用できるが、この実施形態ではスポット溶接によって互いに重ね合わされた板材両端延出部17a,17bどうしを固着している。
尚、図4に仮想線で示すように、断面U字形部分14の長さを、端面板部15aの位置がフック部20の先端より突出するように長くし、当該断面U字形部分14の少なくともフック部20の先端より突出する部分が両カバー板部16a,16bで塞がれないように構成して、板材両端延出部17a,17bを互いに重ねて固着することによりフック部20が形成された係合部材に後からナット21を嵌め込んで固定し、ボルト先端側係合部材13を構成できるようにしても良い。この場合、ボルト頭部側係合部材12を上記のように構成しておけば、完成したボルト頭部側係合部材12に後からナット21を組み込んでボルト先端側係合部材13を構成することができる。
ボルト11に対しては、先ずボルト頭部側係合部材12が、そのフック部20の先端がボルト軸部11aの先端側に向く向きで筒状部19をボルト軸部11aに外嵌させてボルト頭部11bに筒状部19の端面板部15bが座金11cを介して隣接するように、ボルト11に組み込まれる。勿論、このボルト頭部側係合部材12は、ボルト軸部11aに対してその軸心方向に自由に移動することができると共に自由に自転することができる。次にボルト先端側係合部材13が、そのフック部20の先端がボルト頭部11b側に向く向きで筒状部19をボルト軸部11aに外嵌させると共に雌ねじ孔21aをボルト軸部11aに螺嵌させることにより、ボルト11に組み込まれる。このように組み立てられたチエン長さ調節用具は、先の第一実施形態に係るチエン長さ調節用具と全く同様に使用することができる。
尚、上記第一及び第二各実施形態では、ボルト頭部側係合部材とボルト先端側係合部材とを共通素材で構成したが、これは本発明の必須構成要件ではない。例えば、図7に示すようにボルト頭部側係合部材30は、ボルト軸部が貫通する筒状部31とこの筒状部31の横側部に連設されたフック部32とから構成し、図8に示すようにボルト先端側係合部材33は、ボルト軸部に螺嵌する雌ねじ孔34aを備えたナット部材34の横側部にフック部材35を固着連設して構成することも可能である。
尚、図7では、1枚の板材を円筒状に曲げ加工して構成した筒状部31から横側方に延出する板材両端延出部36a,36bを互いに重ねて固着した部分でフック部32を形成しているが、パイプ材から筒状部31を構成し、この筒状部31の横側部に、図8に示すように棒材を曲げ加工して構成したようなフック部材35を溶接などで固着連設して構成することもできる。勿論、フック部材35は板材で構成したものであっても良い。
第一実施形態を示す一部縦断側面図である。 A図はボルト頭部側係合部材の正面図、B図は同ボルト頭部側係合部材の平面図である。 A図は図2AのX−X線断面図、B図はボルト先端側係合部材の横断平面図である。 第二実施形態を示す一部縦断側面図である。 A図は図4に示すボルト頭部側係合部材の正面図、B図は同ボルト頭部側係合部材の平面図である。 A図は図4に示すボルト先端側係合部材の正面図、B図は同A図のY−Y線断面図である。 A図は第三実施形態に係るボルト頭部側係合部材の縦断側面図、B図は同ボルト頭部側係合部材の平面図である。 A図は第四実施形態に係るボルト先端側係合部材の側面図、B図は同ボルト先端側係合部材の平面図である。
符号の説明
1,11 ボルト
1a,11a ボルト軸部
1b,11b ボルト頭部
2,12,30 ボルト頭部側係合部材
3,13,33 ボルト先端側係合部材
4,19,31 筒状部
5a,5b、17a,17b、36a,36b 板材両端延出部
6,20,32 フック部
7 拡径部
7a 平行壁部
7b ナット把持用環状凹溝部
8,21 ナット
8a,21a,34a 雌ねじ孔
14 断面U字形部分
16a,16b カバー板部
18a,18b 切欠き凹部
22 カシメによる突起部
34 ナット部材
35 フック部材

Claims (4)

  1. ボルトと、当該ボルトの頭部側の係合部材と、当該ボルトの先端側の係合部材とから成り、ボルト頭部側係合部材は、ボルト軸部に自転及び軸方向移動自在に遊嵌するもので、フック先端が当該ボルトの先端側に向いたフック部がボルト軸部の横側方に位置するように固着連設され、ボルト先端側係合部材は、ボルト軸部に螺嵌する雌ねじ孔を備えると共に、フック先端が当該ボルトの頭部側に向いたフック部がボルト軸部の横側方に位置するように固着連設されている、チエン長さ調節用具。
  2. ボルト頭部側係合部材は、板材を曲げ加工して形成されてボルト軸部が貫通する筒状部と、当該筒状部から横側方に延出して互いに重ねられた状態で固着された板材両端重なり部とを備え、この板材両端重なり部によって前記フック部が形成されている、請求項1に記載のチエン長さ調節用具。
  3. ボルト先端側係合部材は、板材を曲げ加工して形成されてボルト軸部が貫通する筒状部と、当該筒状部から横側方に延出して互いに重ねられた状態で固着された板材両端重なり部とを備え、この板材両端重なり部によって前記フック部が形成され、前記筒状部内に前記雌ねじ孔を構成するナットが固定されている、請求項1または2に記載のチエン長さ調節用具。
  4. ボルト頭部側係合部材は、ナットを取り付ける前の前記ボルト先端側係合部材と同一のものを逆向きに使用したものである、請求項3に記載のチエン長さ調節用具。
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