JP4975376B2 - 音響再生システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車室内のような狭空間で低い周波数帯域の音響を再生する音響再生システムに関する。
図8A及び図8Bは、従来の車両に搭載された音響再生システムの構成を示す図である。また、図8Aは、車両の側面から見た断面図、図8Bは、車両を上方から見た上面図である。
図8A及び図8Bにおいて、従来の音響再生システムは、セダン型車両1の車室2内に備わり、車室2内のリアトレイにサブウーファ5を備える。サブウーファ5は、トランクルーム6をエンクロージャとして車室2側に向けて取り付けられる。
セダン型車両1の場合、車室2で低音を再生するにはリアトレイに口径約20cmのサブウーファ5を設置し、約120Hz以下の帯域の音響信号を再生するのが一般的である。
また、車両に搭載される他の部品が原因でリアトレイにサブウーファを設置するのに十分な場所が確保できない場合は、運転席の下に例えば7リットル乃至15リットル程度のエンクロージャと共に口径約16cmのサブウーファを設置し、約150Hz以下の帯域の音響信号を再生する。
また、近年普及しているワゴン型の車両の場合、リアトレイが無いので、上記と同様に運転席の下にサブウーファを設置するのが一般的である。
あるいは、車室の共振モードを考慮し第1次共振モードと第3次共振モードの節が交差する場所にサブウーファを配置する技術がある。
また、特許文献1には、セダン型の車の第1次共振モードと第3次共振モードの節が交差する後部ドアの付け根付近にサブウーファを設置し、第3次共振周波数以下の帯域をサブウーファから再生する技術が開示されている。
上記共振モード及び共振周波数について説明する。
本明細書において説明する共振とは、いわゆるヘルツホルムの共鳴器同様に、車室の形状と寸法によって決定される音の共振現象のことである。共振周波数とは、共振現象が起こる特定の離散的な周波数をいう。共振モードとは、前記共振周波数が車室で再生された場合の音圧分布のことであり、車室内で音圧が著しく高くなる領域を「腹」と呼び、音圧が低くなる領域を「節」と呼ぶ。車室内で、ある特定の共振モードの腹にスピーカを設置し、その共振モードに対応する共振周波数を再生すると、共振現象が起こり、音圧の高い領域と低い領域とが顕著に現れる。共振周波数と共振モードは、理論上、車室において無限の個数が存在するが、音響再生システムを設計する上で特に問題となるのは、低い周波数帯域(以下、低域という)のモードのいくつかである。
共振周波数と共振モードは、有限要素法などの数値解析手法で求めることができ、例えば、排気量2000ccクラスのセダン型車両の場合は、第1次共振周波数が約80Hzで車室最先端と最後端が第1次共振モードの腹となり、車室中央付近で進行方向に対して垂直な面が第1次共振モードの節となることが分かっている。また、第2次共振周波数は約130Hzであり、車室のダッシュボード上一帯と、前席足元一帯が第2次共振モードの腹となり、搭乗者の肩付近の高さで地面に対してほぼ平行な面が第2次共振モードの節となる。これらは、前記数値解析手法の他にも、実際の車両にスピーカとマイクロホンを設置して測定して求めることができる。
図9A〜Cは、車室内の第1乃至第3次共振モードの節と腹を表す図であり、図9Aは、その車両の斜視図、図9Bは、その車両の側面から見た断面図、図9Cは、その車両の上方からみた平面図である。
図9A〜図9Cの破線に示すように、車室内には第1乃至第3次共振モードの節a〜cが現れ、また図9B及び図9Cにおいてハッチングを付けて示すように共振モードの腹d及びeが現れる。
特開平7−131884号公報
しかしながら、このような従来の車載用の音響再生システムにあっては、リアトレイに設置したサブウーファでは、再生音の低域が後席では大きすぎ、前席では小さすぎるという課題がある。これはセダン型車両の場合、車室の第1次共振周波数が約80Hzであり、リアトレイと後席のヘッドレスト付近がその共振モードの腹になり、前席のヘッドレスト付近が節になることによる。サブウーファから再生された低音は後席に乗った人の頭部付近で増強され、後席の人には80Hz付近の音が大きくなりすぎるのである。
図10及び図11は、リアトレイにのみサブウーファがある場合の音圧−周波数特性を示す図である。図中、一点鎖線部分は、周波数軸上の第1次共振周波数f1(=80Hz)を示す。
図10に示すように、前席で音圧周波数特性が平坦になるよう調整すると(直線Laを参照)、後席では80Hz付近の音が大きくなりすぎる(曲線Caを参照)。逆に、図11に示すように、後席で音圧周波数特性が平坦になるように調整すると(直線Lbを参照)、前席で、第1次共振周波数周辺の音圧が小さくなる(曲線Cbを参照)。
実際の車両において、腹と節それぞれの位置での第1次共振周波数の音圧は、場合によっては10dB以上の差があることがあり、この場合、前席で80Hzの周波数が心地よく聴こえるように再生機のイコライザを調整すると、後席では低域が大きくなりすぎ不快である。逆に、後席で心地よく聴こえるように調整すると、前席では低音が物足りなく感じる。
また、例えば、座席が3列のワンボックス型車両の場合は、車室の第1次共振周波数が約40Hzで、2列目の座席位置が第1次共振モードの節となり、3列目の座席位置が腹となる。さらに、第2次共振周波数が約80Hzであり、1列目と2列目の座席の間及び2列目と3列目の座席の間が節となり、2列目の座席位置が腹となる。
また、上記特許文献1の技術には、以下の課題がある。
一つ目の課題は、後部座席のドア付け根付近に口径の大きなサブウーファを設置できない場合がある。特に、人の可聴帯域の限界と言われる20Hz付近の低域を再生するにはたとえば口径25cmのサブウーファが必要となるが、サブウーファを配置するのに最適な位置である共振モードの節とドアの付け根が重なってしまうと、口径の大きなサブウーファは設置できない。このように、従来の構成では、サブウーファの取り付け場所が制約されるという問題点があった。
また、二つ目の課題は、近年普及しているワゴン型の車両の場合、1次共振モードの節の位置が2次共振モードの腹の位置と一致あるいは近くなるために、1次共振モードの節にサブウーファを設置すると、2次共振モードの共振周波数の音が増強され、再生音の音質が劣化する。つまり、特定の座席でしか心地よい低音が楽しめないという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、取り付け場所の制約を少なくするとともに、車室内の座席による低域の音圧周波数特性のばらつきが少なくなり、どの座席でも心地よい低音が楽しめる音響再生システムを提供することを目的とする。
本発明の音響再生システムは、再生装置から出力された音声信号が入力され、車室の第1次共振周波数よりも低い帯域を通過させる第1のフィルタと、前記第1のフィルタの出力信号が入力される第1のサブウーファと、前記再生装置から出力された音声信号が入力され、前記車室の第1次共振周波数を含みかつ第2次共振周波数を含まない帯域を通過させる第2のフィルタと、前記第2のフィルタの出力信号が入力され、前記車室の第1次共振モードの節付近に設置された第2のサブウーファと、前記再生装置から出力された音声信号が入力され、前記第2次共振周波数を含みかつ前記第1次共振周波数を含まない帯域を通過させる第3のフィルタと、前記第3のフィルタの出力信号が入力され、前記車室の第2次共振モードの節付近に設置された第3のサブウーファとを備える。
一般的な車両のサイズでは、車室の第1共振周波数は、人間の可聴域の下限(約20Hz)よりも高い。また、一般的に、スピーカの口径は、再生周波数帯域が高くなると、小さくすることができる。従って、第2のサブウーファの口径を従来よりも小さくすることができる。これによって、第2のサブウーファの取り付け場所の制約を少なくすることができる。また、本発明は、車室の第1次共振モードの節付近に設置された第2のサブウーファとを備える。これによって、車室内の座席による低域の音圧周波数特性のばらつきが少なくなり、どの座席でも心地よい低音を楽しむことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る音響再生システムの構成を示す図であり、図1Aは、車両の側面から見た断面図、図1Bは、図1Aに示す車両の上部から見た平面図である。本実施の形態は、図1A及び図1Bに示すセダン型車両(以下、本実施形態では単に「車両」という)100に搭載する音響再生システムに適用した例である。
図1A及び図1Bにおいて、音響再生システムは、車両100のリアトレイに設置される第1のサブウーファ104と、車室101の第1次共振モードの節に第2のサブウーファ105とを備える。第1のサブウーファ104は、車両100のトランクルーム106をエンクロージャとして車室101側に向けて取り付けられる。第1のサブウーファ104は、口径が約20cm以上でトランクルーム106をエンクロージャとして利用するものであり、人の可聴帯域下限の20Hz付近まで充分な再生能力を持つ。
第1のサブウーファ104及び第2のサブウーファ105は、音響再生システムに接続される再生装置107から出力される低域用の音響信号を再生して、音響として出力する。
再生装置107は、CDプレーヤ,DVDプレーヤ,MDプレーヤ,カセットプレーヤ,ラジオ,テレビジョン受像機,情報端末の再生部、その他車室内で再生される音を表す音響信号を出力する。再生装置107から出力された音響信号は、第1のフィルタ108及び第2のフィルタ109に入力される。
第1のフィルタ108は、ローパスフィルタ(LPF)であり、図3の遮断特性曲線C11に示すように、そのカットオフ周波数は車室101の第1次共振周波数f1以下に設定される。第1次共振周波数は、車両100の形状によって異なるが、セダン型の場合、約70乃至約85Hzである。よって、第1のフィルタ108の遮断特性は、例えば、カットオフ周波数60Hzで、該カットオフ周波数以上では1オクターブあたり12dBの減衰となるものがある。他の遮断特性としては、カットオフ周波数40Hzで、該カットオフ周波数以上では1オクターブあたり18dBの減衰となるものがある。なお、上記の遮断特性は一例であり、カットオフ周波数とそれ以上の周波数帯域の減衰特性との組み合わせは任意である。試聴及び物理的な音響測定により、音質が最良の組み合わせが設定されれば良い。
ここで、第1次共振周波数で励起される第1次共振モードについて説明する。
図2は、図1に示すセダン型車両100の車室101内の共振モードの音圧分布を示す図である。
図2に示すように、車両100の前席搭乗者の頭付近であって直進方向にほぼ垂直な面が第1次共振モードの節110になり、リアトレイ付近又は前席足元付近であって直進方向に垂直な面が第1次共振モードの腹になる。これは車室の形状に依存するものであって、腹の位置にスピーカを取り付け、その第1次共振モードに対応する第1次共振周波数の信号を再生すると、共振が起こる。つまり、第1次共振周波数を含む音響信号が、第1次共振モードの腹の位置に設置されたスピーカに入力されると、その周波数成分の共振が起こり、第1次共振モードの腹の位置ではその周波数成分の音圧が増強され、また節の位置では増強されず、車室101内において特定の周波数の音圧分布の極端な偏りが生じる。セダン型車両100の場合、リアトレイに設置したサブウーファで第1次共振周波数である80Hzを再生すると、前席ではそれほど大きくない音量であっても後席ではとても大きな音量となり、搭乗者全員が快適なオーディオを楽しむことができない。
本実施の形態では、リアトレイに設置した第1のサブウーファ104で、この第1次共振モードを励起する第1次共振周波数を含まない低域のみを再生することを特徴とする。これにより、第1次共振周波数である80Hz付近の音が前席では小さすぎ、後席では大きすぎるという課題が解決される。
図1A及び図1Bに戻って、第2のサブウーファ105は、第1次共振モードの節110(図2の破線参照)に設置される。例えば、図1Bに示すように、運転席の下や運転席と助手席の間の車室床に設置される。
第2のフィルタ109は、図3の通過特性曲線C12で示すように、第1次共振周波数f1を通過帯域に含むフィルタであり、再生装置107からの出力信号のうち、該通過帯域内の信号成分を通過させて、それによって得られる信号を第2のサブウーファ105に出力する。第2のフィルタ109について詳しく説明すると、その特性は第1次共振周波数f1を通過帯域に含むバンドパスフィルタ(BPF)である。低域側の遮断特性は、第1のフィルタ108を通過して第1のサブウーファ104から出力される音の特性と組み合わせて音質が最もよくなるように設定されればよい。例えば、カットオフ周波数55Hzで、該カットオフ周波数以下の周波数帯域で1オクターブあたり6dBの減衰となるものである。このような第2のフィルタ109をカットオフ周波数が50Hz乃至40Hzの第1のフィルタ108と組み合わせる。また、第2のフィルタ109の高域側の遮断特性は、カットオフ周波数110Hzで、それ以上の周波数帯域でオクターブ12dBの減衰特性となるものである。高域側の遮断特性は、車両100のドアに取り付けられているドアスピーカやその他のスピーカの音響特性と組み合わせて決めればよい。このドアスピーカは、第2のサブウーファ105が出力する音よりも高い周波数帯域を再生すれば良い。
また、第2のフィルタ109は、第1次共振周波数を通過帯域の中心とするオクターブバンドパスフィルタであってもよい。
ところで、第1次共振モードの節の位置は、理論的な計算、コンピュータシミュレーション、実測、及び試聴のいずれか、又はそれらのうちの2つ以上の組み合わせで求められ、車種によっては前後にずれる場合がある。また、第2のサブウーファ105の位置と、第2のフィルタ109の通過帯域の中心周波数とは、例えば下記のようにして求められる。つまり、リアトレイに第1のサブウーファ104が取り付けられた上で、約120Hz以下の周波数帯域における車室101内の音圧分布を実測し、最も音圧分布の偏りが大きな周波数と、その周波数における節になる位置が、第2のフィルタ109の通過帯域の中心周波数及び第2のサブウーファ105の位置とされる。
図3は、前席及び後席における音圧−周波数特性を示す図である。なお、図3は、第1のフィルタ108の遮断特定曲線C11、第2のフィルタ109の通過特性曲線C12及び図示しないドアスピーカが出力する周波数帯域の特性を示す曲線C13をも示す。図4は、前席及び後席における音圧−周波数特性により効果を説明する図である。
図3に示すように、リアトレイに設置された第1のサブウーファ104は、第1のフィルタ108により第1次共振モードを励起する第1次共振周波数(セダン型車両100では約70乃至約85Hz)を含まない低域のみを再生するので、第1次共振周波数である80Hz付近の音が前席では小さすぎ、後席では大きすぎるという課題がまず解決される。次に、第1次共振モードの節に設けられた第2のサブウーファ105は、第2のフィルタ109により第1次共振周波数を中心とする通過帯域を再生することで、第1のサブウーファ104によりカバーできない中低域の音を再生する。さらに、ドアスピーカは、第2のサブウーファ105が出力する音よりも高い周波数帯域(図3の曲線C13を参照)に含まれる信号成分を再生する。これにより、図4に示すように、車室の音圧−周波数特性は、前席及び後席というリスニングポイントによらずほぼ平坦な音圧となり、車室内の座席による低域の音圧周波数特性のばらつきを減少させることができる。
このように、車室固有の共振モードの節の位置に配置した第2のサブウーファ105が、第2のフィルタ109によりその共振モードに対応する共振周波数を含むように帯域制限された信号のみを再生することで、車室の全座席で一様な低音を再生することができる。
以上詳細に説明したように、音響再生システムによれば、第2のフィルタ109は、再生装置107からの音響信号から、第1のフィルタ108のカットオフ周波数よりも高く、かつ第1次共振周波数を中心周波数とする周波数帯域を取り出して、第2のサブウーファ105に加える。一般的な車両のサイズでは、車室の第1共振周波数は、人間の可聴域の下限(約20Hz)よりも高い。また、一般的に、スピーカの口径は、再生周波数帯域が高くなると、小さくすることができる。従って、第2のサブウーファの口径を従来よりも小さくすることができる。これによって、第2のサブウーファの取り付け場所の制約を少なくすることができる。
また、セダン型車両100の音響再生システムは、車室101の第1次共振周波数よりも低い帯域を通過させる第1のフィルタ108と、第1のフィルタ108の出力信号が入力される第1のサブウーファ104と、車室の第1次共振周波数を含む帯域を通過させる第2のフィルタ109と、第2のフィルタ109の出力信号が入力され、車室101の第1次共振モードの節付近に設置された第2のサブウーファ105とを備えて構成したので、第1のフィルタ108で第1次共振周波数以下の帯域を通過した音成分を第1のサブウーファ104で再生し、第2のフィルタ109で約80Hzの第1次共振周波数を通過帯域の中心とした音成分を第2のサブウーファ105で再生することにより、車室内の座席による低域の音圧周波数特性のばらつきが少なくなり、どの座席でも心地よい低音が楽しめるようになる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係る音響再生システムの構成を示す図であり、図5Aは、車両の側面から見た断面図、図5Bは、車両の上部から見た平面図である。図1と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。本実施形態は、近年普及しているワゴン型車両200(図5A及び図5Bを参照)に搭載する音響再生システムに適用した例である。
図5A及び図5Bにおいて、音響再生システムは、それぞれが車室201内に設置される第1のサブウーファ211、第2のサブウーファ212、第3のサブウーファ213、及び第4のサブウーファ214と、第1のフィルタ221と、第2のフィルタ222と、第3のフィルタ223と、及び第4のフィルタ224とを備える。
再生装置107から出力された音響信号は、第1のフィルタ221、第2のフィルタ222、第3のフィルタ223、及び第4のフィルタ224に入力される。
ワゴン型車両200は、実施の形態1のセダン型車両100に比べて直進方向に車室201が長い。この特徴から実施の形態1と異なる部分について説明する。
図6は、ワゴン型車両200の車室内の共振モードの音圧分布を示す図である。
図6に示すように、ワゴン型車両200の車室201には、第1次共振モードM1と第2次共振モードM2が存在する。第1次共振モードM1は、車室201の前端部と3列目座席の頭部位置が腹、2列目の座席位置が節251となる。この第1次共振モードM1が励起される第1次共振周波数f1は、約40から50Hzである場合が多い。また、第2次共振モードM2は、第1次共振モードM1の節251の位置が逆に腹となり、その前後両側に節252,253ができる。
従来、運転席の下にサブウーファが取り付けられることが多いが、それにより2列目ではDVDの映画コンテンツに含まれるような40Hzから50Hzの低域の音量が不足し、3列目では過多になるというアンバランスな面があった。また、第2次共振モードM2を励起する第2次共振周波数f2は約80Hzから90Hzであり、第1次共振モードM1の節251にサブウーファを設置して例えば120Hz以下の低域を再生すると、第2次共振モードM2が励起されて2列目では80Hz付近の音圧が高すぎ、1列目では低すぎるという問題が発生する。
そこで、実施の形態2では、第1のフィルタ221は、再生装置107から出力された音響信号のうち、図7の通過特性曲線C21で示すように、第1次共振周波数f1よりも低い帯域に含まれる成分を通過させる。第1のフィルタ221の出力信号に基づいて、第1のサブウーファ211は音響を再生する。また、第2のフィルタ222は、再生装置107から出力された音響信号のうち、図7の通過特性曲線C22で示すように、第1次共振周波数f1を含みかつ第2次共振周波数f2を含まない帯域内の成分を通過させる。第2のフィルタ222の出力信号に基づいて、第2のサブウーファ212は音響を出力する。
実施の形態1と異なるのは、第2のフィルタ222の高域側の遮断特性として、第2次共振周波数f2を含まない帯域で遮断することである。
ところで、第2のフィルタ222の高域側のカットオフ周波数よりもさらに高い帯域の音は、1列目のドアに取り付けられたドアスピーカで再生しても良いが、その場合、3列目が遠いために3列目の低音が不足する。また、設置場所が確保できないために各座席ごとに第2次共振周波数帯域以上を再生する口径16cm乃至18cmのスピーカが取り付けられない。
そこで、実施の形態2では、音響再生システムは、再生装置107からの音響信号のうち、図7の通過特性曲線C23で示すように、第2次共振周波数f2を含む帯域に含まれる成分を通過させる第3のフィルタ223を備え、このような第3のフィルタ223の出力信号が、第2次共振モードの節252に設置した第3のサブウーファ213に入力される。これにより、第2次共振モードM2を励起することなく、80Hz付近の低音を再生でき、座席位置による低音の過不足が解消できる。なお、ドアスピーカなど他のスピーカは、第2次共振周波数f2以上の帯域を再生できれば良いので(図7の曲線C24を参照)、口径約10cm以下のスピーカが各座席付近に取付ければ良い。
また、第3のサブウーファ213は、3列目の座席からはやや遠いので、第2次共振モードM2のもうひとつの節253の近傍に第4のサブウーファ214を設置し、第4のフィルタ224の出力信号に基づく音響を再生する。第4のフィルタ224の特性は、第2次共振周波数f2を含む帯域を通過するフィルタであれば良い。これにより、さらに座席による低域の再生音圧の偏りがなくなり、どの座席においても一様な低音が受聴できる。
第1〜第4のサブウーファ211〜214は、図5A及び図5Bでは車室201の床に設置するよう示しているが、第2のサブウーファ212は第1次共振モードM1の節251付近(例えば、ドア付近)であればどこでもよい。また、第3のサブウーファ213及び第4のサブウーファ214は、第2次共振モードの節251及び252の付近(例えば、ドア付近)であればどこでもよい。
上述の説明及び図7から分かるように、第1のサブウーファ211は、第1のフィルタ221の出力信号、つまり第1次共振モードM1を励起する第1次共振周波数f1を含まない低域の信号に基づいて音響を再生する。第1次共振モードM1の節251に設けられた第2のサブウーファ212は、第2のフィルタ222の出力信号、つまり第1次共振周波数f1を中心とする通過帯域内の信号成分に基づいて音響を再生する。第3及び第4のサブウーファ213及び214は、車室の第2次共振周波数f2を含む帯域を通過させる第3及び第4のフィルタ223及び224の各出力信号、つまり第2次共振周波数f2を中心とする通過帯域内の信号成分に基づいて音響を再生する。さらに、図示しないドアスピーカは、2次共振周波数f2よりも高い周波数帯域を再生する。これにより、車室の音圧−周波数特性は、各席で平坦となり、車室内の座席による低域の音圧周波数特性のばらつきを減少させることができる。
以上のように、ワゴン型車両200の音響再生システムは、第1次共振周波数f1以下の帯域内の信号成分を第1のサブウーファ211で再生し、第1次共振周波数f1(約40Hz)を中心とした帯域内の信号成分を第2のサブウーファ212で再生し、第2次共振周波数f2(約80Hz)を中心とした帯域内の信号成分を第3のサブウーファ及び第4のサブウーファで再生することにより、車室内の座席による低域の音圧周波数特性のばらつきが少なくなり、ワゴン型車両200の各座席、すなわち前席202、中席203及び後席204でも心地よい低音が楽しめるようになる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。
また、本実施の形態では、セダン型及びワゴン型車両に搭載する音響再生システムに適用した例について説明しているが、同様の他の車両に搭載するものでもよい。
また、本実施の形態では音響再生システムという名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、オーディオシステム、車載用スピーカ装置、車載用電子機器等であってもよいことは勿論である。
さらに、上記音響再生システムを構成する各回路部、例えば信号処理部等の種類、数及び接続方法などは前述した実施の形態に限られない。
本発明に係る音響再生システムは、車両の車室内に設置される車載用音響再生システムとして有用であり、低音再生用スピーカを複数持つ製品等の用途にも応用できる。また、車両以外にも、狭い空間に設置される音響再生システムに好適である。
本発明の実施の形態1に係る音響再生システムの構成と、側面からみたときの車両とを示す図 本発明の実施の形態1に係る音響再生システムの構成と、上方からみたときの車両とを示す図 上記実施の形態に係る音響再生システムのセダン型車両の車室内の共振モードの音圧分布を示す図 上記実施の形態に係る音響再生システムの前席及び後席における音圧−周波数特性を示す図 上記実施の形態に係る音響再生システムの前席及び後席における音圧−周波数特性により効果を説明する図 本発明の実施の形態2に係る音響再生システムの構成と、側方からみた時の車両とを示す図 本発明の実施の形態2に係る音響再生システムの構成と、上方からみた時の車両とを示す図 上記実施の形態に係る音響再生システムのワゴン型車両の車室内の共振モードの音圧分布を示す図 上記実施の形態に係る音響再生システムの前席及び後席における音圧−周波数特性を示す図 従来の車両に搭載された音響再生システムの構成と、側面からみたときの車両とを示す図 従来の車両に搭載された音響再生システムの構成と、上方からみたときの車両とを示す図 車室内の第1乃至第3次共振モードの節a及びcを表す図 車室内の第3次共振モードの節cと腹eを表す図 車室内の第2次共振モードの節bと腹dを表す図 リアトレイにのみサブウーファがある場合の音圧−周波数特性を示す第1の図 リアトレイにのみサブウーファがある場合の音圧−周波数特性を示す第2の図
符号の説明
100 セダン型車両
101,201 車室
102,202 前席
103,204 後席
104,211 第1のサブウーファ
105,212 第2のサブウーファ
106 トランクルーム
107 再生装置
108,221 第1のフィルタ
109,222 第2のフィルタ
200 ワゴン型車両
203 中席
213 第3のサブウーファ
214 第4のサブウーファ
223 第3のフィルタ
224 第4のフィルタ

Claims (9)

  1. 再生装置から出力された音声信号が入力され、車室の第1次共振周波数よりも低い帯域を通過させる第1のフィルタと、
    前記第1のフィルタの出力信号が入力される第1のサブウーファと、
    前記再生装置から出力された音声信号が入力され、前記車室の第1次共振周波数を含みかつ第2次共振周波数を含まない帯域を通過させる第2のフィルタと、
    前記第2のフィルタの出力信号が入力され、前記車室の第1次共振モードの節付近に設置された第2のサブウーファと、
    前記再生装置から出力された音声信号が入力され、前記第2次共振周波数を含みかつ前記第1次共振周波数を含まない帯域を通過させる第3のフィルタと、
    前記第3のフィルタの出力信号が入力され、前記車室の第2次共振モードの節付近に設置された第3のサブウーファと
    を備えることを特徴とする音響再生システム。
  2. 前記第2のフィルタは、通過帯域に前記車室の第1次共振周波数を含むバンドパスフィルタであることを特徴とする請求項1記載の音響再生システム。
  3. 前記第2のフィルタは、通過帯域に前記車室の第1次共振周波数を含むオクターブバンドパスフィルタであることを特徴とする請求項1記載の音響再生システム。
  4. 前記第2のフィルタは、中心周波数が前記車室の第1次共振周波数であるオクターブバンドパスフィルタであることを特徴とする請求項1記載の音響再生システム。
  5. 前記第3のフィルタは、通過帯域に前記車室の第2次共振周波数を含むバンドパスフィルタであることを特徴とする請求項1記載の音響再生システム。
  6. 前記第3のフィルタは、前記車室の第2次共振周波数を通過帯域の中心とするオクターブバンドフィルタであることを特徴とする請求項1記載の音響再生システム。
  7. 前記再生装置から出力された音声信号が入力され、前記車室の第2次共振周波数を含む帯域を通過させる第4のフィルタと、
    前記第3のサブウーファを設置した前記第2次共振モードの節とは異なるもう一方の節付近に設置された第4のサブウーファと
    を備えることを特徴とする請求項1記載の音響再生システム。
  8. 前記第4のフィルタは、通過帯域に前記車室の第2次共振周波数を含むバンドパスフィルタであることを特徴とする請求項7記載の音響再生システム。
  9. 前記第4のフィルタは、前記車室の第2次共振周波数を通過帯域の中心とするオクターブバンドフィルタであることを特徴とする請求項7記載の音響再生システム。
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