JP4974569B2 - サニタリーショーツ - Google Patents

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本発明は、クロッチ部に吸収性物品が取り付けられて使用されるサニタリーショーツに関する。
生理用品やパンティライナー等の吸収性物品は一般に、その着衣対向面に施されたホットメルト粘着剤等の固定材料によって、サニタリーショーツ等の衣類に固定されて使用される。これによって吸収性物品の変形を防ぐと共に吸収性物品を着用者の身体に密着させ、吸収性物品からの液漏れを防止すると共に装着感を良好にすることを図っている。
従来のサニタリーショーツとしては、着用時に着用者の腹側に配される前身頃と背側に配される後身頃と股間部に配されるクロッチ部とが別々のパーツから形成されたものが知られている。
このような従来のサニタリーショーツにおいては、前身頃を形成する生地と後身頃を形成する生地とを、着用者の両側部において縫合等により接合していたため、身体に接合線の跡が付いたり、接合線によって装着感が悪化したりする場合がある。
また、吸収性物品を着用者の身体に密着させることを目的として、サニタリーショーツの横方向中心で縦方向に延びる中央線に沿って伸縮部を形成し、伸縮部が胴回り部から股下部に向けて幅方向寸法が徐々に短くなるように形成したサニタリーショーツが提案されている(特許文献1参照)しかし、特許文献1記載のショーツにおける前記伸縮部は、その両側方に位置する周辺部とは別の生地で形成されており、伸縮部を形成する生地と周辺部を形成する生地とは横方向に並べて縫合されているか、又はショーツ全体を形成する生地により周辺部を形成し、その一部に伸縮部を形成する別の生地を重ねて縫合されている。そのため、伸縮部と周辺部との境界部に生じる縫合線によって身体に跡が付いたり、伸縮部と周辺部との境界部や前記周辺部におけるフィット性が悪化したりする問題があった。
特開2001−276129号公報
従って本発明の目的は、吸収性物品を身体に対して良好にフィットさせることができると共に、接合線による跡が付かず、全体としてのフィット性や装着感にも優れたサニタリーショーツを提供することにある。
本発明は、吸収性物品がクロッチ部に取り付けられて使用されるサニタリーショーツであって、生地である編地を接合することなく筒状の胴回り部が形成されており、後身頃に、胴開口部の周縁部付近からクロッチ部方向に向かって延びる難伸長領域が形成されており、前記難伸長領域は、前記編地の繊維密度をその両側に位置する部位より高めて形成されているサニタリーショーツを提供することにより前記目的を達成したものである。
また、本発明は、吸収性物品がクロッチ部に取り付けられて使用されるサニタリーショーツであって、生地である編地を接合することなく筒状の胴回り部が形成されており、前記クロッチ部の幅方向中央部に、前記編地の繊維密度をその両側に位置する部位より高めて形成された高剛性領域が形成されているサニタリーショーツを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明のサニタリーショーツは、吸収性物品を身体に対して良好にフィットさせることができると共に、接合線による跡が付かず、全体としてのフィット性や装着感にも優れたものである。
以下、本発明のサニタリーショーツ(以下、単にショーツともいう。)を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるサニタリーショーツを示す図で、(a)は、着用された状態の該ショーツを前身頃側の斜め上方からみた斜視図であり、(b)は着用された状態の該ショーツを後身頃側の斜め上方からみた斜視図である。図2は、図1に示すショーツを、着用者の両側部に位置する部分で仮想的に切断し展開した状態を内面側から見た仮想展開図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のショーツ1は、前身頃2、後身頃3、クロッチ部4を有している。また、ショーツ1は、胴開口部5と一対の脚開口部6,6とを有している。
本実施形態のショーツ1は、図3に示すように、丸編機により製造した筒状の編地11を、ショーツ1の一枚分の長さに切断し、切断したショーツ1枚分の編地11から一対の脚開口部6を形成する部分16を除去した後、クロッチ部4に対応する部分14と前身頃2に対応する部分12とを縫合して製造されたものである。
従って、ショーツ1における前身頃2、後身頃3及びクロッチ部4は、一枚の連続した編地(生地)から形成されている。特に、ショーツ1における胴開口部5と一対の脚開口部6,6との間の筒状の胴回り部7は、前身頃2を形成する編地と後身頃3を形成する編地とが連続した共通の編地から形成されており、該胴回り部7の周方向には、編地同士を縫合等により接合した接合部が形成されていない。また、図2に示すように、クロッチ部4を形成する編地は、クロッチ部4の後身頃3側において、後身頃3を形成する編地と連続している。これに対して、クロッチ部4を形成する編地は、クロッチ部4の前身頃2側において、前身頃2を形成する編地とが縫合されており、クロッチ部4と前身頃2との境界部に接合部15が形成されている。
尚、前身頃2、後身頃3及びクロッチ部4を形成する編地は、図2に示す仮想展開状態のショーツ1における長手方向(図2中のX方向)及びその直交方向に伸縮性を有していることが好ましい。
本実施形態のショーツ1の後身頃3には、図1(b)及び図2に示すように、胴開口部の周縁部50付近からクロッチ部4方向に向かって延びる難伸長領域31が形成されている。難伸長領域31は、後身頃3の幅方向中央部に縦方向に延びるように形成されており、難伸長領域31は、少なくとも該縦方向において、その両側に位置する部分32,32よりも伸長応力を高めるように形成されており、結果として使用者の装着時に伸長しにくくなっている。
難伸長領域31は、下記方法により測定した50%伸長時の引張荷重が10〜100cN、特に15〜30cNであることが好ましい。
〔引張荷重の測定方法〕
腰天からクロッチ部にいたる方向を長手方向としたときに、長手方向120mm/幅方向10mmの大きさで難伸長領域を切り出し試験片となし、テンシロン引張・圧縮試験機RTA‐100((株)ボールドウイン製)を使用して計測する。RTA−100のチャック間距離を100mmとし、試験片の長手方向上端と下端の各々10mmをチャックによって把持する。ヘッドスピードを300mm/分で稼動させ、100%伸張時もしくは500cN荷重を上限として計測をおこなう。試験片の幅方向が10mm未満である場合は、10mm幅への換算をおこなう。上記試験片を3点計測した平均値を難伸張領域の引張荷重とする。
また、難伸長領域31は、ショーツ1の製造に用いた編地11の当該部位における繊維密度を少なくともその両側に位置する部位32,32より高めることによって形成されている。即ち、難伸長領域31は、その両側に位置する部分32,32を形成する編地間に別の編地を配してそれら編地間を接合したり、連続する編地で、難伸長領域31の両側に位置する部分32,32を形成しその編地に別の編地を重ねて縫合したりして形成されたものではなく、図3に示すように、丸編機で筒状の編地11を製造する際に、該編地の一部における、編み方及び/又は編み込む糸を、他の部分とは異ならせることで形成したものである。
編み方を代えて難伸長領域を形成する方法としては、例えば、横方向の伸縮性より縦方への伸縮性を抑える平編やゴム編で鹿の子などのタック等の糸抜きを用いることでより縦方向の伸びを調整することが出来る。
編み込む糸を代えて難伸長領域を形成する方法としては、例えば、難伸張領域の両側に位置する部分より剛性の高い繊維(太い繊維、剛性の高い素材等)を配合する方法を用いることができる。また、編み込む繊維の本数を両側に位置する部分より多くする方法等を用い、難伸張領域を形成することもできる。
本実施形態のショーツ1は、着用者に着用されたときに、後身頃3における、難伸長領域31の両側に位置する部分32,32がショーツ1の縦方向に良好に伸長する一方、難伸長領域31は相対的に伸長しない。そのため、クロッチ部4及び後身頃3のクロッチ部近傍の幅方向中央部が、着用者の股間ないし臀部の谷間に向かってひきつけられる。そのため、クロッチ部4に固定した生理用ナプキン等の吸収性物品を身体に対して良好にフィットさせることができる。
しかも、筒状の胴回り部7が編地を接合することなく形成されており、胴回り部7における着用者の両側部に位置する部分や、難伸長領域31とその両側に位置する部分32,32の境界部に、編地同士を縫合等して生じた接合線が存在しないため、着用者の肌に接合線による跡が付かず、全体としてのフィット性や装着感にも優れている。
特に、難伸長領域31とその両側に位置する部分32,32とが連続する一枚の編地から形成されていることは、難伸長性領域31とその両側に位置する部分32,32との境界部で編地の性状が急激に変化することを防止でき、違和感を生じさせ難く、またフィット性や装着感を悪化させることも防止することができる。
尚、後身頃3の縦方向における難伸長領域31の長さは、図2に示す仮想展開状態のショーツの全長(図2中のX方向の全長)の20%以上、特に30〜40%であることが好ましい。ここで、後身頃3のX方向長さはショーツ全長の40%とする。
また、本実施形態のショーツ1は、図1(a)及び図2に示すように、クロッチ部4の幅方向中央部に高剛性領域41を有している。高剛性領域41は、仮想展開状態のショーツの長手方向(X方向)に長い形状を有している。高剛性領域41は、ショーツ1の製造に用いた編地11の当該部位における繊維密度を当該部位の両側に位置する部位42,42より高めることによって形成されている。即ち、高剛性領域41は、その両側に位置する部位42,42を形成する編地間に別の編地を配してそれら編地間を接合したり、連続する編地で、高剛性領域41の両側に位置する部位42,42を形成しその編地に別の編地を重ねて縫合したりして形成されたものではなく、図3に示すように、丸編機で筒状の編地11を製造する際に、該編地の一部における、編み方及び/又は編み込む糸を、他の部分とは異ならせることで形成したものである。
編み方を代えて高剛性領域を形成する方法としては、例えば、平編やゴム編、パール編で部分的に伸縮弾性糸を投入しテンションを加えてより凹凸状にする方法が挙げられる。またゴム編や平編、パール編に糸抜きをして鹿の子やミラノリブ、シングルピケやダブルピケにして用いても良い。より横方向からの剛性を上げるためにパール編を用いるのが好ましい。
編み込む糸を代えて高剛性領域を形成する方法としては、例えば難伸張領域の両側に位置する部分より編み込む繊維の本数を多くする方法を用いることが好ましく、さらに剛性の高い繊維(太い繊維、剛性の高い素材等)を配合する方法を併用することがより好ましい。クロッチ部における高剛性領域は、編み方を代える方法、編み込む繊維を代える方法ともに、クロッチ部における生地の厚みを厚くするような目的で施すことが、後述する理由で好ましい。剛性かつ装着したナプキンの形状保持(ヨレ防止)性を高める観点から好ましく、生地の厚みを増す事でナプキンの身体へのフィット性を高める効果も有する。
本実施形態のショーツ1は、クロッチ部4の幅方向中央部に高剛性領域41を有するため、剛性かつ装着したナプキンの形状保持(ヨレ防止)性を高めることができる。しかも、高剛性領域41を、編地11の当該部位における繊維密度を当該部位の両側に位置する部位42,42より高めることによって形成してあるため、ナプキンの身体へのフィット性を高める効果も有する。
高剛性領域41は、装着したナプキンの形状保持(ヨレ防止)性を高める観点から、クロッチ部4の幅方向における幅W(図2参照)がクロッチ部の最小幅位置における全幅の25%以上、特に30〜60%であることが装着時の違和感を低下させる観点から好ましい。また、高剛性領域41は、図2中のX方向の長さLが、同方向におけるショーツの全長の15%以上、特に15〜25%であることが好ましい。また、クロッチ部4の高剛性領域41と後身頃3の高剛性領域31は連続して形成されていても良いが、長手方向中心線上で連続するのではなく、両脚部に延びるように高剛性領域31、41が形成され、長手方向中心線上に高剛性領域が形成されていないほうが、身体の動きによるナプキンの形状保持性を高める観点から好ましい。
ここで、クロッチ部4のX方向長さはショーツ全長の30%とする。
本実施形態のショーツ1における前記高剛性領域41は、図2に示すように、編地11の繊維密度を高剛性領域41の他の部位より更に高めて形成した模様43を有している。この模様43は、丸編機で筒状の編地11を製造する際に、編地における高剛性領域41に対応する部分の一部の編み方及び/又は編み込む糸を、高剛性領域41に対応する部分の他の部分とは異ならせることによって形成することができる。このような模様を設けることで、ショーツの生産性を損なうことなく、ショーツの意匠性(デザイン性)を向上させることができる。尚、ショーツの意匠性(デザイン性)を向上させるために、クロッチ部4の高剛性領域41以外の部位、更には前身頃2や後身頃3等にも、同様の手法により模様を設けることもできる。
本実施形態のショーツ1における前記高剛性領域41は、図2に示すように、高剛性領域41の前身頃2側に、左右の脚開口部それぞれの周縁部に向かって延びる左右一対の難伸長領域44,44を有している。また、本実施形態のショーツ1における前記高剛性領域41は、図2に示すように、後身頃3側にも、左右の脚開口部それぞれの周縁部に向かって延びる左右一対の難伸長領域45,45を有している。
高剛性領域41の前身頃2側及び/又は後身頃3側に、このような難伸長領域を形成することで、高剛性領域41上に固定した生理用ナプキン等の吸収性物品の身体に対するフィット性を一層向上させることができる。本実施形態における難伸長領域44,44,45,45は、何れも高剛性領域41を形成した方法と同様の手法でクロッチ部4に形成してある。難伸長領域44,44,45,45は、そのそれぞれが延びる方向における伸長性が、それぞれの両側に位置する部分の伸長性よりも劣っている。
また、本実施形態のショーツ1における前身頃2及び後身頃3における脚開口部の周縁部近傍には、該周縁部に沿って延びるように、レース様の外観を呈する高伸長領域61,61が形成されている。高伸長領域61,61は、ショーツ1の製造に用いた編地11の当該部位における繊維密度を他の部位より低減して形成されている。即ち、高伸長領域61,61は、前身頃2、後身頃3及びクロッチ部4における、難伸長領域や高剛性領域以外の部位よりも繊維密度が低減されている。このようにしてレース様の外観を呈する高伸長領域61,61を形成することで、着用者に生理用ショーツを着用しているような感覚を与えないため、使用時の気持ちを和らげることができる。また、抜き柄様のレース模様によって、伸張性を高める事ができる。
尚、本実施形態のショーツ1は、胴開口部の周縁部近傍に、該周縁部に沿って延びる高弾性領域51を有しており、また、脚開口部の周縁部に、フリル62を設けてある。高弾性領域51は、筒状の編地11を製造する際に、当該部分に高弾性糸を使用して形成されている。高弾性糸は、単独で使用しても他の糸と組み合わせて使用することもできる。フリル62は、細帯状の別部材を、編地11からなる脚開口部の周縁部に接合して形成されている。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。
例えば前記実施形態においては、高剛性領域41の前身頃2側及び後身頃3側に難伸長領域44,44,45,45が設けられていたが、これに代えて、前身頃2側及び後身頃3側の何れか一方にのみに難伸長領域44,44,45,45を設けることもできる。但し、より好ましい形態としては、高剛性領域の前後方向に力のバランスがとれるような形状で難伸張領域が形成されていることが好ましい。その具体的な実施形態としては、前後身頃の中央に1領域ずつ、前身頃側の両側に向かう2領域と後身頃の中央に1領域等が挙げられる。なお、高剛性領域の後身頃側中央域に難伸張領域を形成した場合には、腰天から延びる難伸長領域31とは連続しないことが、ショーツの引き上げによる後部フィット効果と股間部の動きへの追従性が独立して働くことから、全体のフィット効果が高まることから好ましい。
また、前記実施形態における、後身頃3の難伸長領域31は、胴開口部の周縁部付近からクロッチ部に近づくに連れてその幅が漸減しているが、胴開口部の周縁部付近からクロッチ部の近傍に亘って同じ幅であっても良い。
また、ショーツ1に装着される吸収性物品としては、生理用ナプキン、失禁用パッド、パンティライナーが挙げられる。
図1は、本発明の一実施形態であるサニタリーショーツを示す図で、(a)は、着用された状態の該ショーツを前身頃側の斜め上方からみた斜視図であり、(b)は着用された状態の該ショーツを後身頃側の斜め上方からみた斜視図である。 図2は、図1に示すショーツを、着用者の両側部に位置する部分で仮想的に切断し展開した状態を内面側から見た仮想展開図である。 図3は、図2に示すショーツの製造方法を示す概略図である。
符号の説明
1 サニタリーショーツ
2 前身頃
3 後身頃
31 難伸長領域
4 クロッチ部
41 高剛性領域
5 胴開口部
6 脚開口部
7 胴回り部

Claims (6)

  1. 吸収性物品がクロッチ部に取り付けられて使用されるサニタリーショーツであって、
    生地である編地を接合することなく筒状の胴回り部が形成されており、
    前身頃、後身頃及びクロッチ部が一枚の連続した編地から形成されており、
    前身頃、後身頃及びクロッチ部を形成する前記編地は、仮想展開状態のショーツにおける長手方向及びその直交方向に伸縮性を有しており、
    前記筒状の胴回り部が、胴開口部と一対の脚開口との間に形成されており、
    前記胴回り部は、前身頃を形成する編地と後身頃を形成する編地とが連続した共通の編地から形成されており、該胴回り部の周方向には、編地同士を縫合により接合した接合部が形成されておらず、
    前記クロッチ部を形成する編地は、該クロッチ部の後身頃側においては、該後身頃を形成する編地と、接合部を介することなく連続している一方、該クロッチ部の前身頃側においては、該前身頃を形成する編地と縫合されて、該クロッチ部と該前身頃との境界部に接合部が形成されており、
    後身頃に、胴開口部の周縁部付近からクロッチ部方向に向かって延びる難伸長領域が形成されており、該難伸長領域は、前記編地の繊維密度をその両側に位置する部位より高めて形成されており、
    前記クロッチ部の幅方向中央部に、前記編地の繊維密度をその両側に位置する部位より高めて形成された高剛性領域が形成されており、
    前記高剛性領域は、前記クロッチ部の幅方向における幅Wが、該クロッチ部の最小幅位置における該クロッチ部の全幅の25%以上であり、
    前記難伸長領域は、横方向の伸縮性より縦方向への伸縮性を抑える平編若しくはゴム編の部分を配する方法、該難伸張領域の両側に位置する部分より剛性の高い繊維を配合する方法、又は編み込む繊維の本数を該難伸張領域の両側に位置する部分より多くする方法によって、前記長手方向に相当する縦方向の伸縮性を抑制して形成されており、
    前記高剛性領域は、前身頃側に、左右の脚開口部それぞれの周縁部に向かって延びる左右一対の難伸長領域を有しており、一対の該高剛性領域それぞれが、前記クロッチ部と前記前身頃との境界部に形成された前記接合部に達しているサニタリーショーツ。
  2. 前記難伸長領域と前記高剛性領域とが、仮想展開状態のショーツの長手方向中心線上で連続していない、請求項1記載のサニタリーショーツ。
  3. 前記高剛性領域は、前記クロッチ部の幅方向における幅Wが、前記難伸長領域の該クロッチ部側の端部の幅より大きい、請求項1又は2記載のサニタリーショーツ。
  4. 前記高剛性領域に、前記編地の繊維密度を該高剛性領域の他の部位より更に高めて形成した模様を有している請求項1〜3の何れか1項記載のサニタリーショーツ。
  5. 前記高剛性領域は、後身頃側に、左右の脚開口部それぞれの周縁部に向かって延びる左右一対の難伸長領域を有している請求項1〜の何れか1項記載のサニタリーショーツ。
  6. 前記編地の繊維密度を他の部位より低減して形成した、レース様の外観を呈する高伸長領域を有する請求項1〜の何れか1項記載のサニタリーショーツ。
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