JP4781234B2 - 生理用ショーツ - Google Patents

生理用ショーツ Download PDF

Info

Publication number
JP4781234B2
JP4781234B2 JP2006304806A JP2006304806A JP4781234B2 JP 4781234 B2 JP4781234 B2 JP 4781234B2 JP 2006304806 A JP2006304806 A JP 2006304806A JP 2006304806 A JP2006304806 A JP 2006304806A JP 4781234 B2 JP4781234 B2 JP 4781234B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
shorts
crotch
front body
strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006304806A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008119161A (ja
Inventor
俊安 店網
哲行 木賀田
進介 長原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2006304806A priority Critical patent/JP4781234B2/ja
Publication of JP2008119161A publication Critical patent/JP2008119161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4781234B2 publication Critical patent/JP4781234B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

本発明は、吸収性物品が取り付けられて使用される生理用ショーツに関する。
従来、生理用ナプキンや失禁パッド等の吸収性物品を取り付け固定し、該吸収性物品を着用者の身体にフィットさせるために用いられる生理用ショーツが知られている。
例えば、特許文献1には、ショーツ本体の股部内側に、ナプキンを当てがって保持するための保持布片が設けられ、この保持布片は前身頃側の股部前端と後身頃側の股部後端とがショーツ本体に取着されるとともに、左右両側辺は未取着の開放辺とされ、かつ保持布片に当てがったナプキンの左右の折り返し片を左右の開放辺をそれぞれ介して保持布片の裏側に折り返したとき、折り返し片が当接する保持布片の裏面部分に、装着位置の目印となる補強布片が取着されており、この補強布片は、折り返し片にほぼ適合する形状に形成されている生理用ショーツが開示されている。
また、特許文献2には、ショーツ内側に、生理用ナプキン等の吸収性物品を装着するためのポケットを設けた生理用ショーツが開示されている。
特許第3182069号明細書 実開昭61−142030号公報
ナプキン等の吸収性物品の寸法は様々であることから、折り返し片(ウイング部)の寸法又は位置も様々である。従って、特許文献1に記載の生理用ショーツは、ウイング部の寸法又は位置が、保持布片の寸法又は位置と異なる場合には、保持布片が吸収性物品を生理用ショーツに取り付ける位置の目印とはならない場合がある。また、ウイング部を有さない吸収性物品を使用する際には、そもそもウイング部がないため、保持布片は吸収性物品を生理用ショーツに取り付ける位置の目印とはなり得ない。
また、特許文献2に記載の生理用ショーツも、ポケットの寸法及び位置が固定されているため、前述したのと同様の問題がある。
従って、本発明の目的は、種々の吸収性物品に対応可能であり、該吸収性物品を取り付ける際に、常に再現性良く位置決めが出来る生理用ショーツを提供することにある。
本発明は、前身頃、後身頃及びこれら両者間に位置する股下部を有し、吸収性物品が取り付けられて使用される生理用ショーツであって、前記前身頃における前記股下部側の領域に、該股下部側から一定の間隔で複数の縫着線が形成されており、前記縫着線それぞれは、ショーツ幅方向に延びており、肌当接面側から視認可能であり、前記縫着線を目印に前記吸収性物品の前端部の位置を決めて、該吸収性物品が取り付けられるようになされている生理用ショーツを提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の生理用ショーツによれば、種々の吸収性物品に対応可能であり、該吸収性物品を取り付ける際に、常に再現性良く位置決めが出来る。
以下、本発明の生理用ショーツをその好ましい実施形態に基づいて、図面を参照しながら説明する。
第1実施形態の生理用ショーツ1(以下、単にショーツともいう)は、図1〜4に示すように、前身頃2、後身頃3及びこれら両者間に位置する股下部4を有し、吸収性物品6が取り付けられて使用される。
また、本実施形態のショーツ1は、前身頃2における股下部4側の領域に、該股下部4側から一定の間隔で3つの縫着線7A,7B,7Cが形成されており、該縫着線それぞれは、ショーツ幅方向に延びており、肌当接面側から視認可能であり、縫着線7A,7B,7Cを目印に吸収性物品6の前端部61の位置を決めて、該吸収性物品6が取り付けられるようになされている。
本実施形態のショーツ1について、更に以下に説明する。
ショーツ1は、着用者の腹側に配される前身頃2及び着用者の背側に配される後身頃3を有しており、該前身頃2の両側縁部と該後身頃3の両側縁部とが互いに縫着により接合されてウエスト開口部7及び一対のレッグ開口部8,8が形成されている。
また、図3は、図1に示すショーツ1を、前記両側縁部で前身頃2と後身頃3とを切断し展開した状態を肌当接面側から見た平面図である。このように、ショーツ1は縦長であり、その長手方向がショーツ1の前後方向と一致している。
ショーツ1は、前身頃2、後身頃3、股下部4の各々のパーツを縫合してショーツが構成されており、各々の両端周縁部を縫合してある。
本実施形態の前身頃2は、ウエスト開口部7側の上側部22と股下部4側の下側部23とから形成されている。前身頃2の股下部4側の前記領域は、下側部23である。
また、ショーツ1は、前身頃2の上側部22が前身頃形成生地21から形成されており、後身頃3が後身頃形成生地31から形成されており、股下部4が股下部形成生地41から形成されている。各生地21,31,41は、肌触りが良く、通気性及び吸湿性が高いことが好ましい。また各生地21,31,41は、ショーツ1の長手方向及び幅方向それぞれに伸縮性を有しており、着用者の身体とのフィット性が高められている。生地が伸縮性を有するとは、同時に伸張性も有することを意味する。
また、本実施形態では、股下部形成生地41の肌当接面側に、股下内側部42が形成されている。この股下内側部42も、股下部形成生地41と同様に、股下部4を形成している生地である。即ち、本実施形態では、股下部4は、股下部形成生地41及び股下内側部42の2種類の生地から形成されている。
また、股下部4に取り付け固定される吸収性物品6について説明すると、吸収性物品6は、図4に示すように、ショーツ1に固定されるためのずれ止め材62を有しており、該ずれ止め材62を介して、ショーツ1に取り付けられる。
本実施形態のショーツ1において、縫着線7A,7B,7Cが形成されている前記領域としての下側部23には、図1〜3に示すように、3つの帯状生地片5A,5B,5Cが、その長手方向をショーツ幅方向と一致させて、ショーツ長手方向に並んでおり、縫着線7A,7B,7Cは、該帯状生地片5A,5B,5Cそれぞれが、互いに長手方向に縫着されて形成されている。
帯状生地片5A,5B,5Cは、横長であり、その長手方向がショーツ1の幅方向と一致している。帯状生地片5Aは、図4に示すように、その長手方向の一方の側部が前身頃形成生地21と縫着線7Aにより縫着されており、他方の側部が帯状生地片5Bの一方の側部と縫着線7Bにより縫着されている。また、帯状生地片5Bは、その長手方向の他方の側部が帯状生地片5Cの一方の側部と縫着線7Cにより縫着されている。そして、帯状生地片5Cの他方の側部は、股下部形成生地41と縫着されている。
3つの縫着線7A,7B,7Cそれぞれの向きは、図1〜3に示すように、ショーツ1の幅方向と一致している。
縫着線7Aは、縫着糸が、帯状生地片5Aの肌当接面側から前身頃形成生地21の非肌当接面側へ挿通され、その後前身頃形成生地21の非肌当接面側から帯状生地片5Aの肌当接面側へ挿通され、この挿通が繰り返され、図1〜3に示すように、ジグザグの軌跡を描くように、前身頃形成生地21と帯状生地片5Aとを縫着して形成されている。そのため、縫着線7Aは、図1及び図2に示すように、前身頃2の非肌当接面側及び肌当接面側それぞれから視認可能である。
縫着線7B,7Cも、同様に形成されており、それぞれが、前身頃2の非肌当接面側及び肌当接面側それぞれから視認可能である。
この縫着線7A,7B,7Cは、図4に示すように、吸収性物品6をショーツ1に取り付ける際に、ショーツ1の長手方向において、吸収性物品6の前端部61の位置決めの目印となりうるものである。
本実施形態のショーツ1において、前身頃形成生地21の下側部23側の端部は、図4に示すように、縫着線7Aから延出して、帯状生地片5Aの非肌当接面側の面の一部を覆っている。
また、帯状生地片5Aの他方の側部は、縫着線7Bから延出して、帯状生地片5Bの非肌当接面側の面の一部を覆っている。同様に、帯状生地片5Bの他方の側部は、縫着線7Cから延出して、帯状生地片5Cの非肌当接面側の面の一部を覆っている。
このように、前身頃2の下側部23を非肌当接面側から見た場合には、前身頃形成生地21及び帯状生地片5A,5Bからなるフリルが形成されており、ショーツの意匠性(デザイン性)が高められている。
本実施形態のショーツ1について、更に説明すると、前身頃2の縫着線7A,7B,7Cが形成されていない領域としての上側部22は、前述したように、伸縮性を有する前身頃形生地21により形成されており、該前身頃形成生地21の伸張率は、股下部4を形成している生地の伸張率よりも高くなっている。即ち、前身頃形成生地21は、股下部4を形成している生地よりも、伸び易く且つ身体を圧迫する力が弱い生地である。ここで、「股下部4を形成している生地の伸張率」とは、股下部を形成している生地が本実施形態のように複数(本実施形態では股下部形成生地41及び股下内側部42の2種類)ある場合は、股下部を形成する複数の生地のうち、伸張率が最も低い生地の伸張率を意味する。本実施形態では、前身頃形成生地21の伸張率は、股下部4を形成している生地41及び/又は42の伸張率よりも高くなっており、前身頃形成生地21は、生地41及び/又は42よりも、伸び易く且つ身体を圧迫する力が弱い生地である。
また、前身頃2の下側部23を形成する3つの帯状生地片5A,5B,5Cそれぞれは伸縮性、即ち伸張性を有しており、それらの伸張率は、前身頃形成生地21の伸張率と股下部4を形成している生地の伸張率との間の値を有しており、股下部4側に位置している帯状生地片ほど、その伸張率が低くなっている。つまり、帯状生地片5Cの伸張率が最も低く、帯状生地片5Aの伸張率が最も高い。帯状生地片5A,5B,5Cそれぞれは、ショーツ長手方向及び幅方向それぞれに伸張性を有している。尚、ここでいう、「股下部4を形成している生地の伸張率」は上記と同じ意味である。本実施形態では、帯状生地片5A,5B,5Cの伸張率は、前身頃形成生地21の伸張率と股下部4を形成している生地41及び/又は42の伸張率との間の値を有している。
帯状生地片それぞれの伸張率は、例えば、各帯状生地片の製造に用いた編地の繊維密度を変化させて違えることができる。各帯状生地片が、同じ繊維から構成されている場合には、編地の繊維密度を高める程、その伸張率が低くなる。
また、帯状生地片それぞれの伸張率は、複数の生地片を重ねて接合することで、生地片の伸張率を低くすることができる。
また、帯状生地片の一部における、編み方及び/又は編み込む糸を、他の部分とは異ならせることで、帯状生地片全体の伸張率を変化させることもできる。
各生地片の伸張率は、例えば、下記方法により測定することができる。
まず、各生地から、7×2.5cmの寸法の測定サンプルを切り出す。次に、この測定サンプルを、装置名ORIENTEC TENSILON RTA-100を用いて、その伸張率を測定する。ORIENTEC TENSILON RTA-100のチャック間を5cmとして、サンプルをチャックに挟み込んで固定させ、引張スピード100mm/分で、引張荷重500g時の伸びを測定し、7cmの測定サンプルが5cmを基準に伸びた量(Xcm)を計測し、次式で算出する値を伸張率とする(測定は5回行い平均する)。 式:[(X+5)/5]×100
前述した方法により測定された股下部形成生地41及び股下内側部42の伸張率は、それぞれ、110〜240%、特に120〜220%が好ましい。前身頃形成生地21の伸張率は、180〜350%、特に190〜320%が好ましい。
また、帯状生地片5Aの伸張率は、160〜310%、特に170〜290%、帯状生地片5Bの伸張率は、150〜280%、特に160〜260%、帯状生地片5Cの伸張率は、140〜250%、特に150〜230%であることが好ましい。
各生地が前述した範囲の伸張率を有することにより、前身頃2の締め付けをウエスト開口部7に向う程弱くして吸収性物品の身体への固定と下腹部の押さえを良くすることができる。また、所定の強さで、ショーツ着用者のヒップ部と股下を押さえることにより、良好なフィット性を確保すると共に、吸収性物品6が着用者の肌へ当接する。
縫着線7A,7B,7Cについて更に説明すると、各縫着線7A,7B,7C同士の間隔は、本実施形態では略同じである。具体的には、該間隔をショーツ1の長手方向に測定した長さは、10〜40mm、特に15〜30mmであることが、吸収性物品6における前端部61の位置決めが、し易くなる上で好ましい。
また、縫着線7A,7B,7Cの各々の幅(ショーツ1の幅方向に測定した最大長さ)は、70〜250mm、特に100〜230mmであることが、同様の観点から好ましい。
本実施形態では、前身頃形成生地21に隣接している帯状生地片5Aが、メッシュ生地から形成されていることが、良好な通気性を確保する上で好ましい。この場合、前身頃形成生地21が縫着線7Aから延出する部分を、縫着線7Bに達する程度に長くして、非肌当接面側から、ショーツ着用者の肌が直接視認できないようにすることも好ましい。
本実施形態のショーツ1について、更に説明すると、ショーツ1は、図1〜3に示すように、前身頃2の幅方向寸法より後身頃3の幅方向寸法が大きくなるように形成され、前身頃2がショーツ1の胴周り側部よりも腹側に偏倚した位置で縫合されるので、前身頃2と後身頃3と股下部4との縫合線がショーツ1の腹側に位置している。
また、本実施形態では、上述したように、股下部4を形成する股下部形成生地41の肌当接面側には、股下内側部42が形成されている。吸収性物品6は、股下内側部42を主体としてショーツ1に取り付けられる。股下内側部42は、他の部位(股下部形成生地41、前身頃形成生地21、帯状生地片5A,5B,5C)に比して伸張率の低い生地から形成されていることが、吸収性物品6の装着安定性の観点から好ましい。股下内側部42は、図2及び図3に示すように、股下部形成生地41よりも狭幅となっている。本実施形態のショーツ1における股下部4は、いわゆる2重クロッチ(ダブルクロッチともいう)である。2重クロッチの股下部は、特にウイング付き吸収性物品の装着に好適である。吸収性物品の左右に設けられている一対のウイング部は、それぞれ、股下内側部42の下側に接着固定されるので、一対の該ウイング部は、股下部形成生地41により覆われている。そのため、一対の該ウイング部は、ショーツ1の外側に露出しないため、体の動きによって、ウイング部が股下部4から剥がれ難くなっている。尚、前述したように、吸収性物品6の前端部61近傍は、前身頃2の下側部23の肌当接面側に接着される。
更に説明すると、股下内側部42は、その前後端が股下部形成生地41に縫合されて固着されている。縫合位置は、股下部形成生地41が帯状生地片5C及び後身頃形成生地31と縫合される位置と同位置になっている。縫合された股下内側部42の前後端の間は、その全域が図4に示すように股下部形成生地41から離隔可能になっている。つまり、股下内側部42と股下部形成生地41とは、前記前後端の間の全域が互いに離隔可能になっている。
帯状生地片5A,5B,5Cそれぞれの両側縁は、円弧状に形成されており、該側縁には、伸縮性を有するレース状の脚回りテープが縫着されている。この脚回りテープは、レッグ開口部8の全周に設けられている。
本実施形態のショーツ1おいて、前身頃形成生地21、後身頃形成生地31及び股下部形成生地41の形成材料としては、従来の生理用ショーツ等において用いられている各種の伸縮性を有する布材料を用いることができるが、特にポリウレタン糸と綿糸やナイロン糸と交編にして編み込んだ緯編や経編、また綿糸やナイロン糸、ポリエステル糸をベースにした緯編した編物が好ましい。
また、帯状生地片5A,5B,5Cの形成材料としては、従来の生理用ショーツ等において用いられている各種の伸縮性を有する布材料を用いることができるが、特にパワーネットやサテントリコットや通常の天竺やフライスなどが好ましい。
帯状生地片5A,5B,5Cは、比較的小さな生地片から形成されるので、他の製品を作製する際に余った生地を使用できるため、製造コストの低減を図ると共に、資源の有効活用が可能である。また、少量なので、比較的コストの高い機能性生地を帯状生地片5A,5B,5Cに用いても、全体としてはコストを抑えてショーツ1を作製することが可能である。
各縫着線7A,7B,7Cを形成する糸は、それぞれ、異なる色を有する糸を用いることが、縫着線ごとの識別性が向上して、吸収性物品の位置決めがし易くなる上で好ましい。
また、同様の観点から、前記糸の色は、ショーツ1の肌当接面側で縫着されている帯状生地片5A,5B,5Cの色に対してコントラストの良い色を用いることが、該糸の視認性を向上する上で好ましい。
前記糸の形成材料としては、伸縮性を有するポリウレタン繊維を用いることが、該糸と吸収性物品6との間の摩擦係数が高くなり、吸収性物品6の位置ずれが防止されると共に、前身頃2の幅方向に伸縮性を与える上で好ましい。
吸収性物品6としては、ずれ止め材で固定する吸収性物品であれば特に制限はなく、生理用ナプキン、失禁用パッド、パンティライナー、補助パッド等の吸収性物品が挙げられる。
前述した本実施形態の生理用ショーツによれば、同じ吸収性物品を使用する際には、その前端部を、毎回、縫着線7A,7B,7Cに対して同じ位置に取り付けることで、常に再現性良く吸収性物品の位置決めが出来る。この場合、吸収性物品6の前端縁を縫着線に揃えても良いし、該前端縁を、縫着線と縫着線との間に位置させても良い。
また、寸法等が異なる吸収性物品を用いる場合には、最初だけ該吸収性物品の適切な取り付け位置を縫着線7A,7B,7Cに対して確認することにより、その後は、毎回、縫着線7A,7B,7Cに対して同じ位置に該吸収性物品を取り付けることで、再現性良く吸収性物品の位置決めが出来る。
このように、本発明のショーツ1は、吸収性物品のウイング部の有無に関係なく、常に再現性良く吸収性物品の位置決めが出来る。
また、帯状生地片同士の重なり部分は、他の部分よりも厚みが増した段差部を形成しているので、吸収性物品6の前端部61が該段差部にあたるため、吸収性物品6の位置ずれが防止される。
更に、帯状生地片5A,5B,5Cそれぞれの両側縁が円弧状に形成されており、着用者の脚周りとのフィット性が良好であると共に、レース状の脚回りテープの伸びを有効にする。
次に第2実施形態の生理用ショーツ1を、図5を参照しながら説明する。第2実施形態について、特に説明しない点については、第1実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図5において、図1〜図4と同じ部材に同じ符号を付してある。
本発明の生理用ショーツ1の好ましい第2実施形態は、図5に示すように、前身頃2の縫着線7A,7B,7Cが形成されている前記領域である下側部23の両側部23A、23Aが、股下部4を形成している生地41と同じ生地から形成されている。
本実施形態のショーツ1を構成している各生地の伸張率は、前述した実施形態と同様であり、両側部23A、23Aを形成している生地の伸張率は、下側部23の中央部を形成している帯状生地片5A,5B,5Cよりも低くなっている。
本実施形態では、両側部23A、23Aには、縫着線が形成されている。
本実施形態のショーツ1は、ショーツ着用者に着用されたときに、下側部23の中央部がショーツ1の長手方向及び幅方向に良好に伸張する一方、前記両側部23A、23Aは相対的に伸張しない。そのため、下側部23の脚周り部と共に、股下部4が該両側部23A、23Aによって上方へ引き上げられ、足回り部が身体に良好にフィットし、且つ股下部4に固定した吸収性物品も身体に対して良好にフィットさせることができる。
本実施形態では、縫着線7A,7B,7Cをショーツ1の幅方向に測定した長さは、5〜190mm、特に7〜100mmであることが、前記両側部23A、23Aの幅を確保すると共に、吸収性物品6の位置決めの観点から好ましい。
本発明のショーツは、上述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、本発明のショーツ1は、前述した実施形態では、前身頃2の下側部23が複数の帯状生地片から形成されていたが、前身頃2はショーツ1の幅方向に延びる複数の縫着線が形成されていれば良く、前身頃2は一枚の生地から形成されていても良い。
また、前述した実施形態では、前身頃2の下側部23が、3つの帯状生地片5A,5B,5Cから形成されていたが、下側部23は、2つ又は3つ以上の帯状生地片から形成されていても良い。
更に、前述した一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。
図1は、本発明の生理用ショーツの第1実施形態を示す正面図である。 図2は、図1に示す生理用ショーツを裏返した状態を示す正面図である。 図3は、図1に示す生理用ショーツの展開状態を非肌当接面側からみた平面図である。 図4は、図3のX−X線拡大断面図である。 図5は、本発明の生理用ショーツの第2実施形態を示す図3に相当する平面図である。
符号の説明
1 生理用ショーツ
2 前身頃
21 前身頃形成生地
22 上側部
23 下側部
3 後身頃
31 後身頃形成生地
4 股下部
41 股下部形成生地
42 股下内側部
5A、5B、5C 帯状生地片
6 吸収性物品
61 前端部
62 ずれ止め材
7A,7B,7C 縫着線
8 レッグ開口部

Claims (4)

  1. 前身頃、後身頃及びこれら両者間に位置する股下部を有し、吸収性物品が取り付けられて使用される生理用ショーツであって、
    前記前身頃における前記股下部側の領域に、該股下部側から一定の間隔で複数の縫着線が形成されており、
    前記縫着線それぞれは、ショーツ幅方向に延びており、肌当接面側から視認可能であり、
    前記縫着線を目印に前記吸収性物品の前端部の位置を決めて、該吸収性物品が取り付けられるようになされており、
    前記前身頃の前記縫着線が形成されていない領域は、伸張性を有する前身頃形成生地により形成されており、該前身頃形成生地の伸張率は、前記股下部を形成している生地の伸張率よりも高く、
    前記前身頃の前記縫着線が形成されている前記領域には、複数の帯状生地片が、その長手方向をショーツ幅方向と一致させて、ショーツ長手方向に並んでおり、
    前記縫着線は、該帯状生地片それぞれが、互いに長手方向に縫着されて形成されている生理用ショーツ。
  2. 複数の前記帯状生地片それぞれは伸張性を有しており、それらの伸張率は、前記前身頃形成生地の伸張率と前記股下部を形成している前記生地の伸張率との間の値を有しており、前記股下部側に位置している帯状生地片ほど、その伸張率が低くなっている請求項記載の生理用ショーツ。
  3. 前記前身頃の前記縫着線が形成されている前記領域の両側部が、前記股下部を形成している生地と同じ生地から形成されている請求項記載の生理用ショーツ。
  4. 前記前身頃形成生地に隣接している前記帯状生地片が、メッシュ生地から形成されている請求項の何れか一項に記載の生理用ショーツ。
JP2006304806A 2006-11-10 2006-11-10 生理用ショーツ Active JP4781234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006304806A JP4781234B2 (ja) 2006-11-10 2006-11-10 生理用ショーツ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006304806A JP4781234B2 (ja) 2006-11-10 2006-11-10 生理用ショーツ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008119161A JP2008119161A (ja) 2008-05-29
JP4781234B2 true JP4781234B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=39504570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006304806A Active JP4781234B2 (ja) 2006-11-10 2006-11-10 生理用ショーツ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4781234B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4659109B2 (ja) * 2009-07-31 2011-03-30 大王製紙株式会社 パンツタイプ使い捨ておむつ
JP6230339B2 (ja) * 2013-08-30 2017-11-15 ユニ・チャーム株式会社 ショーツ
JP7011186B2 (ja) * 2019-10-11 2022-02-10 チーカス株式会社 吸収性パッド取付け部を有する衣類
WO2024080055A1 (ja) * 2022-10-12 2024-04-18 ユニ・チャーム株式会社 着用物品収容体、及び、着用物品

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2545279Y2 (ja) * 1990-12-28 1997-08-25 花王株式会社 吸収性物品用ホルダー
JP3667267B2 (ja) * 2001-09-26 2005-07-06 大王製紙株式会社 吸収性物品
JP4421224B2 (ja) * 2003-06-20 2010-02-24 ユニ・チャーム株式会社 生理用ナプキン
AR048903A1 (es) * 2004-05-24 2006-06-07 Procter & Gamble Articulo absorbente adaptado para uso en una prenda interior que tiene una porcion de la entrepierna bordeada en lados opuestos por partes de aberturas curvas para las piernas; metodo para colocar correctamente el articulo absorbente en la parte de la entrepierna de la prenda interior y envase para
JP4484758B2 (ja) * 2005-04-28 2010-06-16 花王株式会社 生理用ショーツ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008119161A (ja) 2008-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3372510B2 (ja) 股部を有する衣料
US6287169B1 (en) Garment for use with an absorbent article
KR100778720B1 (ko) 생리용 팬티
CN105705125B (zh) 短裤型的穿着物品
JP4781234B2 (ja) 生理用ショーツ
RU150850U1 (ru) Впитывающее изделие типа трусов
JP4067444B2 (ja) 経編地とそれを用いた衣料
WO2003092417A1 (fr) Vetement ayant pour fonction d'adherer a la silhouette
JP2545279Y2 (ja) 吸収性物品用ホルダー
JP4589653B2 (ja) 衣料
JP4049578B2 (ja) 吸収性物品装着用ショーツ
EP1648257A2 (en) Protective undergarment having pocketed sling for absorbent pad
JP4808117B2 (ja) サニタリーショーツ及びその製造方法
JP4808116B2 (ja) サニタリーショーツ及びその製造方法
JP4974569B2 (ja) サニタリーショーツ
JP5302116B2 (ja) パッドホルダー
KR100961923B1 (ko) 생리용 쇼츠
JP4866299B2 (ja) 吸収パッドホルダー
JP2008150749A (ja) 衣類
CA2309908C (en) Garment for use with an absorbent article
JP5138908B2 (ja) 吸収性物品装着用パンツ及びキット
JP2006200049A (ja) スラックス
JP4601981B2 (ja) 下衣
JP2007332480A (ja) 下衣
JP4145043B2 (ja) 生理用ショーツ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4781234

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250