JP4973732B2 - 弾性波装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば共振子や帯域フィルタとして用いられる弾性波装置及びその製造方法に関し、より詳細には、圧電基板上に形成されている配線パターン同士が積層される部分が改良された弾性波装置及びその製造方法に関する。
近年、携帯電話機の小型化に伴って、携帯電話機に用いられる帯域フィルタにおいても小型化が強く求められている。この種の帯域フィルタとしては、弾性表面波を利用した弾性表面波装置が広く用いられている。小型化を進めるために、弾性表面波装置では、圧電基板上にIDT(インターデジタルトランスデューサ)等を形成するための導電膜が形成された弾性表面波フィルタチップが、パッケージに対して、ワイヤーボンディングではなく、バンプを用いたフリップチップボンディングにより接続されている。
この種の弾性表面波装置の一例が、下記の特許文献1に開示されている。
図23は、特許文献1に開示されている弾性表面波装置を説明するための部分切欠正面断面図である。弾性表面波装置1001は、圧電基板1002を有する。圧電基板1002上に、積層導電膜によりIDT1003が形成されている。IDT1003は、Cuからなる主電極層1003aを有する。主電極層1003aの下側には、Tiからなる密着層1003bが積層されている。Tiからなる密着層1003bの形成により、IDT1003の圧電基板1002に対する密着強度が高められている。
また、主電極層1003aの上側には、Alからなる保護層1003cが積層されている。AlはCuよりも酸化され難いため、主電極層1003aを保護層1003cにより保護することができる。なお、弾性表面波装置1001では、周波数温度特性を改善するために、また保護を図るために、酸化ケイ素膜1004によりIDT1003が被覆されている。
他方、下記の特許文献2では、IDTが、圧電基板上に形成されたTiからなる下地層と、下地層上に形成されており、Alからなる主電極層とを有する。すなわち、上から順にAl/Tiの積層構造を有するIDTが示されている。また、特許文献2では、IDTに電気的に接続される電極パッドが、Alからなる下部電極と、Alからなる上部電極と、下部電極と上部電極との間に積層されており、Tiからなるバリア層とを有する。すなわち、電極パッドは、上から順にAl/Ti/Alの積層構造を有する。これは、比較的柔らかいAlからなる下部電極を圧電基板上に形成することにより、フリップチップボンディング時におけるバンプを用いた接合に際しての圧電基板のクラックを防止するためである。
特開2006−115548号公報 特開2003−174056号公報
特許文献2に記載のように、バンプ接合が行われる電極パッド部分において、最下層の電極層をAlとすることにより、圧電基板のクラックを防止することができる。
いま、弾性表面波装置のIDTに連なる配線パターンを第1の配線パターンとし、上記電極パッドに連なる配線パターンを第2の配線パターンとする。
上記電極パッドに連なる第2の配線パターンは、電極パッドと同時に形成される。従って、特許文献2に記載のように電極パッド部分を形成した場合、電極パッドに連なる第2の配線パターンも同様に、Al/Ti/Alの積層構造を有することとなる。このような第2の配線パターンが、IDTに連なる第1の配線パターンに重ねられて電気的に接続されるコンタクト部においては、上記第2の配線パターンの最下層の導電膜であるAl膜が、第1の配線パターンの最上層の導電膜に重ねられることとなる。
従って、特許文献1に記載のように、IDTを構成する積層導電膜を、Al/Cu/Tiの積層構造とした場合、第1の配線パターンも同様の積層構造を有するため、コンタクト部においては、Al膜とAl膜とが重ねられることとなる。このような構造では、コンタクト部における接触抵抗が大きくなり、弾性表面波装置の挿入損失が悪化しがちであった。
他方、本願発明者は、信頼性や耐電力性を高めるために、IDT及びIDTに連なる第1の配線パターンを、上から順に、Al/Ti/Pt/NiCr合金の積層導電膜で形成することを検討した。主たる電極層としてAl膜及びPt膜を用いることにより、特に、Alより密度の大きなPt膜を用いることにより反射係数を高めることが可能となる。しかしながら、この場合においても、上記電極パッドに連なる第2の配線パターンがAl/Ti/Alである場合、両者の接続部であるコンタクト部において、Al膜上に、やはりAl膜が重ねられることになり、コンタクト抵抗が大きくなり、弾性表面波装置の挿入損失が悪化することがわかった。
本発明の目的は、フリップチップボンディング時に圧電基板のクラックが生じ難いだけでなく、配線パターン同士が電気的に接続されるコンタクト部における接触抵抗を低めることができ、それによって挿入損失を改善することが可能とされている弾性波装置を提供することにある。
発明によれば、圧電基板と、前記圧電基板上に形成された第1の積層導電膜と、前記圧電基板上に形成された第2の積層導電膜とを備え、前記第1の積層導電膜により、少なくとも複数本の電極指を有するIDT及び該IDTに接続された第1の配線パターンが形成されており、前記第2の積層導電膜により、少なくとも電極パッド及び該電極パッドに連ねられた第2の配線パターンが形成されており、前記第2の配線パターンが、前記第1の配線パターンに重ねられている少なくとも1つのコンタクト部において、前記第1,第2の配線パターン間に積層された層間導電膜をさらに備え、前記第2の積層導電膜が、AlまたはAlを主体とする合金からなる最下層導電膜を有し、前記第1の積層導電膜が、Tiからなる最上層導電膜と、前記最上層導電膜より下方に配置されたAlまたはAlを主体とする合金からなるAl系導電膜とを有することを特徴とする、弾性波装置が提供される。
発明において、好ましくは、上記層間導電膜は、Tiからなる。その場合、コンタクト部における接触抵抗を低めることができる。それによって、挿入損失を低減することができる。
発明では、好ましくは、前記第1の積層導電膜が、前記Al系導電膜よりも下方に積層されており、Cu、Au及びAgを除き、Alよりも密度の大きい金属または該金属を主体とする合金からなる高密度導電膜を有する。この場合には、高密度導電膜を有するため、耐電力性や信頼性を高めることができる。
より好ましくは、第1の積層導電膜において、上記Al系導電膜と、上記高密度導電膜との間にTi膜が積層され、それによって、AlもしくはAlを主体とする合金と、上記高密度導電膜を構成している金属または合金との拡散を抑制することができる。
Alよりも密度の大きい上記金属としては、特に限定されないが、好ましくはPtが用いられる。
また、本発明においては、好ましくは、第2の積層導電膜が、前記最下層導電膜よりも上方に配置されたTi膜と、該Ti膜よりも上方に配置されており、AlまたはAlを主体とする合金からなるAl系導電膜とをさらに含む。この場合には、Al/Ti/AlCu合金とすることができる。従って、Al上に形成されたAuバンプとの接合信頼性が良好とされる。
本発明に係る弾性波装置では、パッケージがさらに備えられていてもよく、その場合、上記圧電基板及び第1,第2の積層導電膜を有する弾性波フィルタチップが該パッケージにフリップチップボンディングされる。フリップチップボンディングを行ったとしても、上記第2の積層導電膜がAlまたはAlを主体とする合金からなる最下層導電膜を有するため、圧電基板上に形成された第2の積層導電膜からなる電極パッドにおいてバンプ接合を果たすことにより、圧電基板のクラックを確実に防止することができる。
発明の効果)
発明に係る弾性波装置において、電極パッドが第2の積層導電膜からなり、該第2の積層導電膜がAl系導電膜からなる最下層導電膜を有する。そのため、電極パッド上においてバンプによるフリップチップボンディングを行ったとしても、圧電基板に接している最下層導電膜が比較的柔らかいため、圧電基板にクラックが生じ難い。
また、発明に係る弾性波装置において、コンタクト部においては、第2の配線パターンを構成している第2の積層導電膜のAl系導電膜からなる最下層導電膜と、第1の配線パターンを構成している第1の積層導電膜のTiからなる最上層導電膜との間に、Tiからなる層間導電膜が配置されている。すなわちTi同士が積層されているため、接触抵抗を低めることができる。よって、弾性波装置の挿入損失を改善することが可能となる。
また、発明に係る弾性波装置は、第1の積層導電膜において、Tiからなる最上層導電膜を有しているので、主たる電極層であるAl系導電膜の表面がTi膜により保護される。例えば、層間導電膜の形成や第2の積層導電膜の形成に際し現像液などが用いられるが、現像液などにより、Al系導電膜がダメージを受けるのを防止できる。よって、弾性波装置の電気的特性の劣化を防止することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置の要部を示す図であり、図2のA−A線に沿う階段断面図である。 図2は、本発明の一実施形態の弾性波装置の平面図である。 図3は、本発明の一実施形態の弾性波装置が送信フィルタとして用いられるデュプレクサの回路構成を示す図である。 図4は、図3に示したデュプレクサの模式的平面図である。 図5は、比較のために用意した比較例の弾性波装置の要部を示す部分切欠断面図である。 図6(a),(b)は、第1の実施形態及び比較例の弾性波装置の直列腕共振子のインピーダンス周波数特性及び位相周波数特性を示す図である。 図7は、第1の実施形態の直列腕共振子及び比較例の直列腕共振子のインピーダンススミスチャートを示す図である。 図8は、第1の実施形態及び比較例の弾性波装置の各直列腕共振子の反射特性S11のリターンロスを示す図である。 図9は、第1の実施形態の弾性波装置及び比較例の弾性波装置の減衰量周波数特性を示す図である。 図10は、第1の実施形態の弾性波装置において、アニール処理を行った場合と行わない場合の直列腕共振子のインピーダンススミスチャートを示す図である。 図11は、第1の実施形態の弾性波装置において、アニール処理を行った場合と行わなかった場合の直列腕共振子の反射特性S11のリターンロスを示す図である。 図12は、第2の実施形態の弾性波装置の要部を示す断面図である。 図13は、第2の実施形態の弾性波装置の直列腕共振子及び比較例の弾性波装置の直列腕共振子のインピーダンススミスチャートを示す図である。 図14は、第2の実施形態及び比較例の弾性波装置の各直列腕共振子の反射特性S11のリターンロスを示す図である。 図15は、第2の実施形態の弾性波装置及び比較例の弾性波装置の減衰量周波数特性を示す図である。 図16は、第2の実施形態の弾性波装置において、アニール処理を行った場合と行わない場合の直列腕共振子のインピーダンススミスチャートを示す図である。 図17は、第2の実施形態の弾性波装置において、アニール処理を行った場合と行わなかった場合の直列腕共振子の反射特性S11のリターンロスを示す図である。 図18は、第3の実施形態の弾性波装置及び第2の比較例の弾性波装置の減衰量周波数特性を示す図である。 図19(a)〜(g)は、第1の実施形態の弾性波装置の製造方法を説明するための各模式的断面図である。 図20(a)〜(e)は、第2の実施形態の弾性波装置の製造方法を説明するための各模式的断面図である。 図21は、第4の実施形態の弾性波装置の要部を示す断面図である。 図22(a)及び(b)は、本発明が適用される弾性境界波装置の一例を模式的に示す正面断面図及びその要部を示す模式的正面断面図である。 図23は、従来の弾性表面波装置の部分切欠断面図である。
符号の説明
1…弾性表面波装置
2…圧電基板
3…デュプレクサ
4…送信フィルタ
5…アンテナ端子
6…送信端子
7…受信端子
8…受信フィルタ
9〜13…電極パッド
14…接続導電部
15a〜15c…電極パッド
16…第1の配線パターン
17…第2の配線パターン
21…IDT電極
22,23…反射器
24…絶縁膜
31…第2の積層導電膜
31a…Al膜
31b…Ti膜
31c…AlCu合金膜
32…バンプ
33…第1の積層導電膜
33a…Ti膜
33b…AlCu合金膜
33c…Ti膜
33d…Pt膜
33e…NiCr合金膜
41…パッケージ基板
42,43…弾性表面波フィルタチップ
51…第1のレジストパターン
51a…開口部
52…第1の積層導電膜
53…第2のレジストパターン
53a…開口部
54…第2の積層導電膜
61…第1の積層導電膜
62…第2のレジストパターン
63…層間導電膜
64…第2の積層導電膜
101…弾性表面波装置
102…第1の積層導電膜
102a…AlCu合金膜
102b…Ti膜
102c…Pt膜
102d…NiCr合金膜
102e…Ti膜
103…第1の配線パターン
104…第2の積層導電膜
104a…Al膜
104b…Ti膜
104c…AlCu合金膜
105…第2の配線パターン
106…層間導電膜
201…弾性境界波装置
202…圧電基板
203,206…電極パッド
207…金属バンプ
216…コンタクト部
231…電極
232…誘電体
234,235…アンダー・バンプ・メタル層
301…弾性表面波装置
S1〜S7…直列腕共振子
P1〜P3…並列腕共振子
L1〜L3…インダクタンス
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置の模式的平面図である。本実施形態の弾性波装置は、弾性表面波装置である。弾性表面波装置1は、圧電基板2を有する。本実施形態では、カット角126°のLiNbO基板が用いられている。もっとも、圧電基板2は、他のカット角のLiNbO基板、あるいはLiTaOや水晶などの他の圧電単結晶により形成されていてもよく、あるいは圧電セラミックスにより形成されていてもよい。
圧電基板2上に、図示の電極構造を形成することにより、弾性表面波装置1が構成されている。弾性表面波装置1は、ラダー型回路構成を有する弾性表面波フィルタであり、図3に示すデュプレクサ3の送信フィルタ4を構成するために用いられる。デュプレクサ3は、EGSM方式の携帯電話用のデュプレクサであり、送信側通過帯域は、880〜915MHzである。
図3に示すように、デュプレクサ3は、アンテナに接続されるアンテナ端子5と、送信端子6と、受信端子7とを有する。アンテナ端子5と送信端子6との間に送信フィルタ4が接続されている。
他方、アンテナ端子5と受信端子7との間に受信フィルタ8が接続されている。受信フィルタ8は、図3ではブロックで示されているが、ラダー型回路構成の弾性表面波フィルタなどの適宜の回路構成の帯域フィルタにより形成され得る。
他方、送信フィルタ4は、アンテナ端子5と送信端子6とを結んでいる直列腕に挿入された複数の直列腕共振子S1〜S7と、並列腕共振子P1〜P3とを有する。並列腕共振子P1は、直列腕共振子S2,S3間の接続点とグラウンド電位との間に接続されている。並列腕共振子P2は、直列腕共振子S5,S6間の接続点とグラウンド電位との間に接続されている。並列腕共振子P1,P2のグラウンド電位側端部は共通接続されており、かつインダクタンスL1を介してグラウンド電位に接続されている。
並列腕共振子P3は、直列腕共振子S7とグラウンド電位との間に接続されている。また、並列腕共振子P3に直列にインダクタンスL2が接続されている。
他方、アンテナ端子5と、グラウンド電位との間に、インピーダンス調整用のインダクタンスL3が接続されている。
図2に戻り、弾性表面波装置1は、上述した送信フィルタ4の内、直列腕共振子S1〜S7及び並列腕共振子P1〜P3を形成している弾性表面波フィルタチップである。より具体的には、圧電基板2上に、送信信号が入力される送信端子6としての電極パッド10と、出力端子としての電極パッド9とが形成されている。また、圧電基板2上には、グラウンド電位に接続されている複数の電極パッド11〜13が形成されている。電極パッド11と電極パッド12とは、接続導電部14により電気的に接続されている。
他方、圧電基板2上には、グラウンド電位や送信入出力端に接続されていない浮き電極パッド15a〜15cも形成されている。
上記直列腕共振子S1〜S7及び並列腕共振子P1〜P3は、いずれも、複数本の電極指を有するIDTと、IDTの表面波伝搬方向両側に配置された一対の反射器とを有する1ポート型弾性表面波共振子である。直列腕共振子S1を例にとると、互いに間挿し合う複数本の電極指を有するIDT電極21と、IDT電極21の表面波伝搬方向両側に配置された反射器22,23とが備えられている。なお、図2において、直列腕共振子S1〜S7及び並列腕共振子P1〜P3の寸法が異なるのは、それぞれ、所望とするフィルタ特性を得るために、静電容量などが異ならされているためである。
圧電基板2上においては、上記電極構造を形成するために、第1の積層導電膜と、第2の積層導電膜とが形成されている。より具体的には、電極パッド9〜13、接続導電部14及び電極パッド15a〜15cが第2の積層導電膜により形成されている。また、これらの各電極パッド9〜13はいずれかに連ねられている電極部分である第2の配線パターン17もまた、第2の積層導電膜により形成されている。
本実施形態では、第2の積層導電膜は、圧電基板上に形成されたAlCu合金膜、Ti膜及びAl膜をこの順序で積層した構造を有する。すなわち、第2の積層導電膜は、上から順に、Al/Ti/AlCu合金の積層構造を有する。AlCu合金は、Cuを10重量%含み、残部がAlからなるAlを主体とする合金である。各層の厚みは、Al/Ti/AlCu合金=1140/200/500である。なお、各層の厚みの単位はnmである。
言い換えれば、第2の積層導電膜は、AlまたはAlを主成分とする合金からなるAl系導電膜からなる一対の主電極間にTi膜を積層した構造を有する。なお、Ti膜は、Al膜と、AlCu合金膜との間の拡散を防止するために設けられているバリア層である。Al膜及びAlCu合金膜が、主電極層である。主電極層とは、IDT、電極パッドまたは配線パターンなどにおいて、支配的な電極層をいうものとし、上記バリア層や、後述する保護層としてのTi膜や密着層としてのNiCr合金膜よりも厚みの相対的に厚い電極層をいうものとする。
図1は、図2のA−A線に沿う階段断面図である。ここでは、電極パッド9を構成している第2の積層導電膜31上にバンプ32が形成されている状態が示されている。上記バンプ32が形成される位置を、図2においては、円で示す。図1に戻り、上記第2の積層導電膜31は、上から順に上述したAl膜31a、Ti膜31b及びAlCu合金膜31cを積層した構造を有する。
従って、比較的柔らかいAlCu合金膜31cが圧電基板2に接触しているため、バンプ32を用いてフリップチップボンディングした場合に、圧電基板2に大きな衝撃は加わり難い。よって、圧電基板2のクラックを確実に防止することができる。
他方、上記圧電基板2上に形成されている電極構造の内、第2の積層導電膜31により形成されている部分以外は、第1の積層導電膜33により形成されている。すなわち、各共振子S1〜S7,P1〜P3のIDT、反射器及びこれらに連なるバスバーを含む第1の配線パターン16は第1の積層導電膜からなる。
図1に示すように、直列腕共振子S1の反射器23が形成されている部分近傍では、反射器23を覆うように絶縁膜24が形成されている。なお、絶縁膜24は、直列腕共振子S1のIDT電極21及び反射器22をも覆うように、また他の直列腕共振子S2〜S7及び並列腕共振子P1〜P3のIDT及び反射器をも覆うように形成されている。
絶縁膜24は、図1では、単一の絶縁層として形成されているが、本実施形態では、厚み1000nmのSiO膜及び厚み50nmのSiN膜を順次成膜し、積層した。SiO膜の厚みとSiN膜の厚みの合計は約1050nmである。
圧電基板2は、前述したようにLiNbOからなる。従って、SiO膜の形成により、周波数温度係数TCFの絶対値を小さくすることができ、温度特性の安定化を図ることが可能とされている。
第1の積層導電膜33は、NiCr合金膜、Pt膜、Ti膜、AlCu合金膜及びTi膜をこの順序で積層した構造を有する。上から順に示すと、Ti膜33a/AlCu合金膜33b/Ti膜33c/Pt膜33d/NiCr合金膜33eであり、その厚みは、Ti/AlCu合金/Ti/Pt/NiCr合金=10/140/10/80/10(単位はnm)である。上記AlCu合金膜33bは、Cuを1重量%含み、残部がAlからなるAlCu合金膜である。また、NiCr合金膜33eは、Niを80重量%含み、残部がCrからなるNiCr合金膜である。
図1に示すように、第1の積層導電膜33においては、最下層の導電膜がNiCr合金膜33eであり、Alに比べて硬い。しかしながら、第1の積層導電膜33は、バンプ32が接合される部分ではないため、それほど軟らかくする必要はない。
逆に、上記NiCr合金膜33eは、圧電基板2に対する密着性に優れている。従って、IDT電極21を含む電極部分の圧電基板2に対する密着性を高めることができる。
他方、第1の積層導電膜33は、主電極層として、140nmの厚みのAlCu合金膜33bと、80nmのPt膜33dとを有する。Ptは、Alよりも密度が高いので第1の積層導電膜33からなるIDTの密度が高められる。IDTの密度が高いので反射係数を高めることができる。また、Cuと異なり、Ptは酸化し難い。
さらに、AlCu合金膜33bと、Pt膜33dとの間に、薄いTi膜33cがバリア層として積層されているため、Alと、Ptとの拡散が生じ難い。
また、主電極層として低抵抗金属のAlCu合金膜33bを積層したのでIDTの抵抗を低減することができる。
さらに、第1の積層導電膜33では、AlCu合金膜33bの上面に、すなわち最上層の導電層としてTi膜33aが形成されている。AlCu合金膜33bがTi膜33aで被覆されているため、本実施形態では、図1に示されているコンタクト部Bにおける接触抵抗を低めることができる。これをより詳細に説明する。
コンタクト部Bとは、第1の配線パターン16と、第2の配線パターン17とが電気的に接続されるように、第2の配線パターン17が第1の配線パターン16上に重なり合っている部分である。図1では、電極パッド9と直列腕共振子S1とが接続されている部分において、上記コンタクト部Bが形成されているが、圧電基板2上においては、電極パッド10〜13に連なる第2の配線パターン17と第1の配線パターン16とが接続される部分においても同様にコンタクト部が形成されている。
前述したように、この種のコンタクト部Bでは、従来、Al膜とAl膜とが直接接触された場合には、接触抵抗が高くなり、挿入損失が悪化するという問題があった。これに対して、本実施形態では、図1に示すように、第1の積層導電膜33の最上層の導電膜は、厚み10nmのTi膜33aである。他方、第2の積層導電膜31の最下層の導電膜は、AlCu合金膜31cである。従って、コンタクト部Bでは、AlCu合金/Tiの積層構造が形成される。このような積層構造では、界面における接触抵抗は、Al−Al界面に比べて低くされ得る。従って、上記弾性表面波装置1における挿入損失を小さくすることが可能となる。
図2では、第2の配線パターン17が第1の配線パターン16の端部のみと重なっている。第2の配線パターン17が、第1の配線パターン16の大部分を覆うように延ばされていてもよい。
なお、図4は、本実施形態の弾性表面波装置1が搭載されるデュプレクサの略図的平面図である。デュプレクサ3は、パッケージを構成するパッケージ基板41を有する。パッケージ基板41上に、送信フィルタ4(図3参照)を構成する弾性表面波フィルタチップ42及び受信フィルタを構成する弾性表面波フィルタチップ43がフリップチップボンディングにより実装されている。図4では、フリップチップボンディングに際し、バンプにより接合される部分を一点鎖線で描かれた円で示すこととする。
上記実施形態の弾性表面波装置1は、この送信側の弾性表面波フィルタチップ42に相当するものであり、パッケージ基板41上にフリップチップボンディングにより実装される。
図5は、比較のために用意した弾性表面波装置のコンタクト部の構造を説明するための模式的階段断面図である。図5に示されている部分は、上記実施形態について示した図1に示した部分に相当するので、上記実施形態と同じ部分については同じ参照番号を付することとする。
図5に示す比較例の弾性表面波装置1101では、圧電基板2上に、第1の積層導電膜1102と、第2の積層導電膜1104とが形成されている。第1の積層導電膜1102は、IDT電極(図示せず)及び反射器23並びに第1の配線パターン1103を形成している。他方、第2の積層導電膜1104は、バンプ32が接合される電極パッド9と、電極パッド9に連ねられた第2の配線パターン1105とを形成している。そして、コンタクト部Bにおいて、第1の配線パターン1103上に、第2の配線パターン1105が重なって、両者が電気的に接続されている。
比較例の弾性表面波装置1101では、第1の積層導電膜1102は、上から順にAlCu合金膜1102a/Ti膜1102b/Pt膜1102c/NiCr合金膜1102d=140/10/85/10(単位とはnm)の各厚みとなるようにこれらを積層した構造を有する。AlCu合金膜1102aは、第1の実施形態の場合と同様に、1重量%のCuを含み、残部がAlからなるAlCu合金膜である。また、NiCr合金膜1102dは、上記実施形態で用いたNiCr合金膜と同様にした。
他方、第2の積層導電膜1104は、上から順にAl膜1104a/Ti膜1104b/AlCu合金膜1104cを、Al/Ti/AlCu合金=1140/200/500(単位はnm)の厚みとなるように積層した構造を有する。AlCu合金膜1104cは、Cuを10重量%含み、残部がAlからなるAlCu合金膜である。すなわち、上記実施形態の第2の積層導電膜と同様に形成されている。従って、比較例の弾性表面波装置1101においても、フリップチップボンディングに際し、バンプ32を用いて接合したとしても、圧電基板2においてクラックが生じ難い。
他方、上記コンタクト部Bにおいては、第1の積層導電膜1102の最上層の導電膜がAlCu合金膜1102aであり、Alを主体とする導電膜である。これに、第2の積層導電膜1104の最下層の導電膜であるAlCu合金膜1104cが重なっている。従って、両者の界面は、AlCu合金膜1104c/AlCu合金膜1102aである。
図6(a)及び(b)は、上記実施形態の弾性表面波装置1及び比較例の弾性表面波装置1101の各直列腕共振子S1のインピーダンス周波数特性及び位相周波数特性を示す。図7は、上記実施形態の弾性表面波装置1及び比較例の弾性表面波装置1101の各直列腕共振子S1のインピーダンススミスチャートを示す図であり、図8は、該直列腕共振子の反射係数S11のリターンロスを示す図である。図6(a),(b)〜図8において、実線は実施形態の結果を、破線は比較例の結果を示す。
図6(a)及び(b)〜図8から明らかなように、特に、インピーダンススミスチャート及びリターンロスを示す図7及び図8から明瞭に現れているように、実施形態によれば、比較例に比べて共振点と反共振点との間の周波数域、すなわち通過帯域となる周波数域において挿入損失を小さくし得ることがわかる。
また、図8より、フィルタ通過帯域高域側肩部、すなわち910〜930MHzにおけるリターンロスが比較例に比べて、小さくされていることがわかる。
これは、第2の配線パターンと第1の配線パターンとが接続されている上記コンタクト部Bにおける接触抵抗が低められていることによる。
従って、本実施形態の弾性表面波装置1によれば、上記比較例の弾性表面波装置1101に比べて、挿入損失の低減を図ることが可能となる。
なお、図9は、前述した第1の実施形態における弾性表面波装置1及び比較例の弾性表面波装置1101の減衰量周波数特性を示す図であり、実線が実施形態の結果を、破線が比較例の結果を示す。図9から明らかなように、第1の実施形態によれば、比較例に比べて最小挿入損失を0.18dB改善し得ることがわかる。
また、上記実施形態の弾性表面波装置1では、製造工程において加熱によるアニール処理を施すことにより、挿入損失をより一層改善することができる。これを、図10及び図11を参照して説明する。
図10は、上記実施形態の弾性表面波装置の製造に際し、280℃の温度に60分維持するアニール処理を施した場合の直列腕共振子のインピーダンススミスチャート及び該アニール処理を施さなかった場合のインピーダンススミスチャートを示す図である。図11は、上記アニール処理を施した場合の直列腕共振子の反射特性のリターンロス及びアニール処理を施さなかった場合の直列腕共振子の反射特性のリターンロスを示す図である。実線がアニール処理後の特性を、破線がアニール処理を行わない場合の特性を示す。
図10及び図11から明らかなように、アニール処理を施すことにより、共振子特性が改善され、挿入損失をより一層小さくし得ることがわかる。
このアニール処理とは、ウェーハ状態で弾性表面波装置1の電極構造を形成し、絶縁膜24を形成した後に、個々の弾性表面波フィルタチップにダイシングする前に加熱する処理である。この加熱は、アニール炉にウェーハを通過させる方法、あるいは適宜のヒーターを用いて加熱する方法などに行い得る。アニール処理の温度及び時間は、使用するウェーハ及び電極によっても異なるが、第1の積層導電膜の最上層のAl系導電膜の酸化層を還元させ得る限り、適宜の条件とすることができる。例えば、230〜280℃程度の温度で、60〜360分程度維持すればよい。
第1の積層導電膜の最上層の導電膜がAlまたはAlを主体とする合金からなるため、表面に酸化層を有している場合であっても、上記アニール処理により、該酸化層が還元され、接触抵抗を低めることができる。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る弾性波装置の要部を示す模式的正面断面図である。弾性表面波装置101は、第1の積層導電膜の構造及び上記コンタクト部の構造が異なることを除いては、第1の実施形態の弾性表面波装置1と同様である。従って、図12を参照して異なる部分を主として説明し、他の部分については、第1の実施形態の説明を援用することにより省略することとする。
弾性表面波装置101では、圧電基板2上において、第1の積層導電膜102と、第2の積層導電膜104とが形成されている。第1の積層導電膜102は、IDTや反射器23と、これらに連なる第1の配線パターン103を形成するために用いられている。他方、第2の積層導電膜104は、電極パッド9及び電極パッド9に連なる第2の配線パターン105を形成するために用いられている。電極パッド9上においては、バンプ32を用いてボンディングが行われる。
他方、本実施形態では、第1の配線パターン103と、第2の配線パターン105とが積層されて電気的に接続されるコンタクト部Bにおいて、層間導電膜106が積層されている。
第1の積層導電膜102は、上から順にAlCu合金膜102a/Ti膜102b/Pt膜102c/NiCr合金膜102dをこの順序で積層した構造を有する。各導電膜の厚みは、AlCu合金/Ti/Pt/NiCr合金=140/10/85/10(単位はnm)である。従って、主たる電極層は、厚みが140nmであるAlCu合金膜102a及び厚みが85nmであるPt膜102cである。
よって、Cu、Au及びAgを除き、Alよりも密度の高いPt膜102cを主電極層として備えるため、耐電力性に優れており、かつ耐酸化性においても優れている。
他方、AlCu合金膜102aは、Cuを1重量%含み、残部がAlからなるAl系合金からなる。従って、耐酸化性に優れている。
他方、第2の積層導電膜104は、上から順に、Al膜104a/Ti膜104b/AlCu合金膜104cをこの順序で積層した構造を有する。厚みは、Al/Ti/AlCu合金=1140/200/500(単位はnm)である。従って、厚みが1140nm及び500nmであるAl膜104a及びAlCu合金膜104cが主たる電極層である。Ti膜104bはバリア層である。
なお、AlCu合金膜104cは、Cuを10重量%含み、残部がAlからなるAl系合金膜からなる。
層間導電膜106は、Tiからなり、その厚みは本実施形態では100nmである。なお、層間導電膜106の厚みは、100nmに限らず、5nm以上であれば層間導電膜として十分に機能する。もっとも、層間導電膜106の厚みが厚すぎると電気抵抗が大きくなることがあるため、200nm以下であることが望ましい。
本実施形態においても、電極パッド9においては、最下層の導電膜が上記AlCu合金膜104cであるため、すなわち、Al系合金膜からなるため比較的軟らかく、従って、バンプ32を用いたフリップチップボンディングに際し、圧電基板2にクラックが生じ難い。
加えて、コンタクト部Bにおいては、第2の配線パターン105が第1の配線パターン103上に重なって電気的接続が図られている。ここで、第2の積層導電膜104の最下層に位置しているAlCu合金膜104cと、第1の積層導電膜102の最上層の導電膜であるAlCu合金膜102aとの間に層間導電膜106が配置されている。従って、Al系膜同士が接触する界面は存在しない。よって、本実施形態においても、コンタクト部における接触抵抗の低減を図ることができ、それによって挿入損失を改善することができる。これを、図13及び図14を参照して説明する。
図13は、上記第2の実施形態の弾性表面波装置101及び前述した比較例の弾性表面波装置1101の各直列腕共振子S1のインピーダンススミスチャートを示す図であり、図14は各直列腕共振子の反射特性S11のリターンロスを示す図である。なお、図13及び図14において実線は第2の実施形態の結果を、破線は比較例の結果を示す。図13及び図14から明らかなように、第2の実施形態においても、比較例に比べて、挿入損失が小さくされ得ることがわかる。
また、図15は、第2の実施形態及び比較例の弾性表面波装置の減衰量周波数特性を示す図であり、実線が第2の実施形態の結果を、破線が比較例の結果を示す。図15から明らかなように、最小挿入損失が、比較例に比べて第2の実施形態によれば、0.16dB改善していることがわかる。
また、上記層間導電膜106を有する第2の実施形態においては、加熱によるアニール処理を施すことにより、挿入損失をより一層改善することができる。これを、図16及び図17を参照して説明する。
図16は、第2の実施形態の弾性表面波装置101の製造に際し、280℃の温度に1時間維持するアニール処理を施した場合の直列腕共振子のインピーダンススミスチャートと、アニール処理を施さなかった場合の同じく直列腕共振子のインピーダンススミスチャートを示す図である。また、図17は、アニール処理を施した場合及び施さなかった場合の各反射特性のリターンロスを示す図である。実線がアニール処理後の特性を、破線がアニール処理を行わない場合の特性を示す。
図16及び図17から明らかなように、上記アニール処理を施すことにより、挿入損失をより一層小さくし得ることがわかる。
第3の実施形態として、第2の実施形態の弾性表面波装置101と同様の弾性表面波表面波装置を作製した。もっとも、第3の実施形態の弾性表面波装置の作製に際しては、カット角126°のLiNbO基板上に、SiO膜を220nmの厚みに成膜し、IDTや反射器が形成される部分をエッチングした後、金属膜を付与し、第1の積層導電膜を形成した。第1の積層導電膜は、上から順にAlCu合金膜、Ti膜、Pt膜/NiCr合金膜を、140/10/85/10(単位はnm)の厚みとした。AlCu合金膜は、Cuを1重量%含み、残部がAlからなる組成のものを用い、NiCr合金膜については、第1の実施形態と同様とした。IDTにおける電極指ピッチは2μm、デューティは0.5とした。また、第2の積層導電膜は第1の実施形態と同様とした。SiO膜を1000nmの厚みにさらに成膜し、しかる後周波数調整用のSiN膜を50nmの厚みに成膜し、絶縁膜24を形成した。
なお、LiNbO基板のカット角は124°〜128°でもよく、Pt膜厚は70〜90nm、AlCu合金膜厚は80〜140nmでもよい。X軸を回転軸にして上記カット角回転させたY軸を法線とする面にX軸方向に弾性表面波が伝搬するようにIDTが形成されている。
第3の実施形態によれば、CuがIDTに用いられていないので酸化による特性の劣化も生じ難い。よって、耐候信頼性も高められる。
次に、第3の実施形態の弾性表面波装置と、比較のために、第1の積層導電膜に代えて、従来例に従って、上からTi/Pt/NiCr合金が10/100/10nmの厚みに成膜してなるPt膜を用いたことを除いては、第3の実施形態と同様にして形成された第2の比較例の弾性表面波装置等を用意した。図18は、第3の実施形態の弾性表面波装置と、上記第2の比較例の弾性表面波装置の減衰量周波数特性を示す図である。図18から明らかなように、第2の比較例に比べて、第3の実施形態によれば、最小挿入損失が約0.26dB改善されていることがわかる。
これはIDTにAlCu合金膜を加えたことによりオーミック損を低減した効果である。
なお、Alよりも密度の高い高密度金属をIDTに用いる構成は十分な反射係数を得ることができる公知技術である。密度が2699(kg/m)のAlよりも密度の高い金属として、Pt以外にもAu,Cu,Ta,W,Ag,Ni,Mo,NiCr,Cr,Tiが挙げられる。但し、Cu及びAgは酸化され易い。また、Auでは耐電力性が低くなる。従って、好ましくは、Cu、Ag及びAuを除いた高密度金属が用いられる。
だが、酸化されやすいCuやAg、耐電力性の弱いAuを除くと、他のこれらの金属は、全て比抵抗の大きな金属である。そのため、密度の高い金属のみを主電極とすると、オーミック損増加によりロスが劣化する。それに対して本発明では、Alなどの比抵抗の小さな金属をPtなどの密度の高い金属と組み合わせることにより、十分な反射係数を維持したまま、オーミック損を減らすことが可能である。密度の高い金属としては、密度が21400(kg/m)のPt、密度が16678(kg/m)のTa、密度が19265(kg/m)のW、密度が10219(kg/m)のMoなど、密度が10000(kg/m)以上の金属が望ましい。特に、融点が2000℃以下のPtは蒸着による成膜が容易なので、さらに望ましい。
各導電膜の成膜方法は、特に限定されるわけではないが、適宜のエッチング法やリフトオフ等を用いて形成することができる。図19(a)〜(g)は、第1の実施形態の弾性表面波装置における第1,第2の積層導電膜の形成方法の実施形態を示す各模式的正面断面図である。
まず、図19(a)に示すように、圧電基板2上に第1のレジストパターン51をレジスト塗布することにより形成する。
次に、図19(b)に示すようにフォトリソグラフィ法により、第1のレジストパターン51に開口部51aを形成する。開口部51aは、第1の積層導電膜が形成される部分に相当する。
次に、図19(c)示すように、第1の積層導電膜52を形成する。図19(c)では、第1の積層導電膜52は単一の導電膜のように図示されているが、前述した第1の実施形態のように、複数層の導電層を順次形成する。この各導電層の形成は、蒸着、メッキ、もしくはスパッタリングなどの適宜の薄膜形成方法により行い得る。
しかる後、図19(d)に示すように、溶剤を用いて上記第1のレジストパターン51を除去する。すなわち、リフトオフにより第1のレジストパターン51上の不要金属膜も同時に除去する。このようにして、図19(d)に示すように、第1の積層導電膜52を圧電基板2上に形成することができる。この第1の積層導電膜52は、前述したIDT電極及び反射器並びに第1の配線パターンを形成している。しかる後、図19(e)に示すように、第2のレジストパターン53を、開口部53aが第2の積層導電膜が形成される部分に開口部を有するように形成する。次に、図19(f)に示す第2の積層導電膜54をコンタクト部Bを有するように形成し、リフトオフにより第2のレジストパターン53と不要金属膜を除去する。しかる後、図19(g)に示すように、バンプ32を接合する。
また、図20は、第2の実施形態における第1,第2の積層導電膜及び層間導電膜を形成する工程を説明するための各模式的正面断面図である。
第2の実施形態においても、第1の実施形態の製造方法と同様にして、圧電基板2上において、図示しない第1のレジストパターンを形成した後、第1の積層導電膜を形成する各導電層を順次形成し、リフトオフ法により第1のレジストパターンと不要金属膜を除去することにより、図20(a)に示す第1の積層導電膜61を形成する。しかる後、図20(b)に示すように、層間導電膜が形成される部分を開口部とする第2のレジストパターン62を形成し、層間導電膜63を形成するためのTi膜を全面に成膜し、しかる後にリフトオフにより第2のレジストパターン62と、第2のレジストパターン62上の不要Ti膜を除去することにより形成される。
しかる後、図20(d)に示すように、層間導電膜63の少なくとも一部を覆い、コンタクト部Bが形成されるように、第2の積層導電膜64を形成する。第2の積層導電膜64は、第1の実施形態の第2の積層導電膜と同様に形成することができる。ここでは、第2のレジストパターン62を用いてTiからなる層間導電膜63が形成されていたので、第3のレジストパターンとして、開口部が第2の積層導電膜64が形成される部分に相当するレジストパターンを形成した後、同様の方法を実施すればよい。しかる後、図20(e)に示すようにバンプ32を第2の積層導電膜64上に形成する。
図21は、本発明の第4の実施形態に係る弾性表面波装置の要部を説明するための部分切欠正面断面図であり、第2の実施形態において示した図12に相当する図である。第4の実施形態の弾性表面波装置301は、第1の積層導電膜102が、最上部にTi膜102eを有することを除いては、第2の実施形態と同様とされている。従って、同一部分については、同一の参照番号を付することにより省略する。本実施形態では、第1の積層導電膜102は、上から順に、Ti膜102e/AlCu合金膜102a/Ti膜102b/Pt膜102c/NiCr合金膜102dをこの順序で積層した構造を有する。最上部のTi膜102eの厚みは、他の導電膜が第2の実施形態の場合と同様である場合、10nmとした。
また、第2の積層導電膜104については、第2の実施形態と同様に、上から順に、Al膜104a/Ti膜104b/AlCu合金膜104cをこの順序で積層した構造を有し、厚みは第2の実施形態の場合と同様である。従って、本実施形態は、第2の実施形態と同様に、圧電基板2のクラックを確実に防止できる効果を有する。さらに、第1の積層導電膜102において、最上部にTi膜102eを有するため、主たる電極層であるAlCu合金膜102aの表面がTi膜102eにより保護される。例えば、層間導電膜106や第2の積層導電膜104の形成に際し現像液などが用いられるが、現像液などにより、AlCu合金膜102aがダメージを受け難い。よって、電気的特性の劣化を防止することができる。
また、コンタクト部Bにおいては、第2の積層導電膜104のAl系導電膜からなる最下層導電膜であるAlCu合金膜104cと、第1の積層導電膜102の最上層導電膜であるTi膜との間に、Ti膜からなる層間導電膜106が配置されている。層間導電膜106の厚みは、第2の実施形態の場合と同様、100nmである。第2の実施形態の場合と同様、接触抵抗を低めることができる。よって、弾性表面波装置301の挿入損失をより改善することが可能となる。なお、Ti膜106の厚みは、100nmに限らないのは第2の実施形態と同様である。
なお、上記第1〜第4の実施形態では、図3に示した携帯電話機用デュプレクサの送信フィルタに本発明の弾性表面波装置を適用した例を示したが、本発明に係る弾性波装置は、携帯電話機の送信フィルタだけでなく、様々な帯域フィルタや弾性波共振子等に広く用いることができる。
また、本発明は、弾性表面波装置以外の弾性波装置、例えば弾性境界波装置にも用いることができる。図22(a)及び(b)は、本発明が適用される弾性境界波装置の一例を模式的に示す正面断面図及びその要部を示す模式的正面断面図である。弾性境界波装置201では、圧電基板202と、誘電体232との間に電極231が形成されている。この電極231は、IDTと、IDTに接続された第1の配線と、電極パッド203,206に接続された第2の配線パターンとを本発明に従って有する。これらの電極構造は、第1の積層導電膜と第2の積層導電膜とからなる。第1の積層導電膜により、IDTとIDTに接続された第1の配線とが形成されている。第2の積層導電膜により、電極パッド203,206と、電極パッド203,206に連ねられた第2の配線パターンとが形成されている。IDT、第1の配線パターン及び第2の配線パターンについては、上述した実施形態と同様とされている。
電極パッド203,206をそれぞれ露出させるように、誘電体232に複数の貫通孔が形成されている。図22(b)に示すように、貫通孔内で、アンダー・バンプ・メタル層234,235が設けられている。アンダー・バンプ・メタル層235上に金属バンプ207が設けられている。ここでは、第1の配線パターンの一部の上に第2の配線パターンが重ねられて、少なくとも1つのコンタクト部216が設けられている。このような弾性境界波装置においても、本発明に従って、コンタクト部216における第1の積層導電膜と第2の積層導電膜との接触抵抗の増加を防止することができる。従って、挿入損失を小さくすることができる。

Claims (7)

  1. 圧電基板と、
    前記圧電基板上に形成された第1の積層導電膜と、
    前記圧電基板上に形成された第2の積層導電膜とを備え、
    前記第1の積層導電膜により、少なくとも複数本の電極指を有するIDT及び該IDTに接続された第1の配線パターンが形成されており、
    前記第2の積層導電膜により、少なくとも電極パッド及び該電極パッドに連ねられた第2の配線パターンが形成されており、
    前記第2の配線パターンが、前記第1の配線パターンに重ねられている少なくとも1つのコンタクト部において、前記第1,第2の配線パターン間に積層された層間導電膜をさらに備え、
    前記第2の積層導電膜が、AlまたはAlを主体とする合金からなる最下層導電膜を有し、
    前記第1の積層導電膜が、Tiからなる最上層導電膜と、前記最上層導電膜より下方に配置されたAlまたはAlを主体とする合金からなるAl系導電膜とを有することを特徴とする、弾性波装置。
  2. 前記層間導電膜が、Tiからなることを特徴とする、請求項に記載の弾性波装置。
  3. 前記第1の積層導電膜が、前記Al系導電膜よりも下方に積層されており、Cu、Au及びAgを除き、Alよりも密度の大きい金属または該金属を主体とする合金からなる高密度導電膜をさらに有する、請求項1または2に記載の弾性波装置。
  4. 前記第1の積層導電膜において、Alよりも密度の大きい前記金属が、Ptである、請求項に記載の弾性波装置。
  5. 前記第1の積層導電膜において、前記Al系導電膜と、前記高密度導電膜との間に積層されたTi膜をさらに備える、請求項またはに記載の弾性波装置。
  6. 前記第2の積層導電膜が、前記最下層導電膜よりも上方に配置されたTi膜と、該Ti膜よりも上方に配置されており、AlまたはAlを主体とする合金からなるAl系導電膜をさらに含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  7. パッケージをさらに備え、前記圧電基板及び第1,第2の積層導電膜を有する弾性波フィルタチップが前記パッケージにフリップチップボンディングされている、請求項1〜のいずれか1項に記載の弾性波装置。
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