JP4971699B2 - 遅延回路 - Google Patents

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Description

本発明は遅延回路に関し、特に温度に依存した遅延特性を有する遅延回路に関する。
半導体装置は、一般的に各種特性が温度に伴い変化する温度特性を有している。この温度特性の1つに信号遅延特性がある。この信号遅延特性は、従来のように動作電源電圧が高い場合は、温度が高くなるにしたがって遅延が大きくなる正温度特性となる。しかし、動作電源電圧が低下した場合、遅延特性は、温度が低くなるにしたがって大きくなる負温度特性となる。一方、半導体装置では、信号のタイミング調整のために遅延回路が用いられる。この遅延回路においても、動作電源電圧の低電圧化に伴い、遅延特性が負温度特性となる。
近年、半導体装置では、動作電源電圧の低電圧化が進んでいる。特に、携帯機器等に搭載されるメモリ、あるいはロジックデバイスでは低電圧化による消費電力の削減要求が高まっている。そのため、このような半導体装置では、信号遅延特性の負温度特性が顕著になってきている。信号遅延特性の負温度特性が大きくなると、外部から入力される信号とタイミング調整が困難になり、動作速度を低下させなければならない問題がある。そこで、遅延回路の遅延特性の負温度特性を軽減する技術が特許文献1(従来例)に開示されている。
遅延回路は、一般的に複数の遅延回路を多段接続した多段遅延回路として形成される。従来例の多段遅延回路100の回路図を図15に示す。図15に示すように、従来の多段遅延回路100は、遅延回路101、102が直列に接続されている。遅延回路101、102は、それぞれインバータINVの出力に抵抗RとMOSトランジスタMCで形成されるコンデンサが接続されている。
従来の多段遅延回路100で使用されるコンデンサは、MOSトランジスタMCの寄生容量を用いて形成される。このコンデンサの容量値は、MOSトランジスタMCが非導通状態では小さく、導通状態では大きくなる。MOSトランジスタMCの閾値電圧は、温度特性を有している。
例えば、PMOSトランジスタで形成されるMOSトランジスタMCの閾値電圧は、温度が高くなるにしたがって高くなる。一方、NMOSトランジスタで形成されるMOSトランジスタMCの閾値電圧は、温度が高くなるにしたがって低くなる。つまり、コンデンサの容量値は、高温になるにしたがって容量値が大きくなる電圧範囲が広がる。これによって、抵抗Rとコンデンサとによって決まる時定数は、温度が高くなるにしたがって大きくなる。また、遅延回路101、102の出力信号の遅延時間も温度が高くなるにしたがって長くなる。つまり、従来の多段遅延回路100は、MOSトランジスタMCの寄生容量の温度特性を用いることで、遅延回路全体の遅延特性の負温度特性を軽減する。
また、従来の多段遅延回路100は、リセットトランジスタRTrを有している。遅延回路101のリセットトランジスタRTrは、遅延回路101の出力信号の立ち上がりを急速に行う。一方、遅延回路102のリセットトランジスタRTrは、遅延回路102の出力信号の立ち下がりを急速に行う。つまり、リセットトランジスタRTrは、遅延回路101、102の出力信号の立ち上がり、あるいは立ち下がりのいずれか一方の動作を急速に行う。
特開2003−273712号公報
従来の多段遅延回路100は、遅延させた信号を次段に接続される遅延回路のインバータINVに入力していた。また、各遅延回路は、それぞれが反転回路となっている。例えば、前段の遅延回路が立ち上がりエッジを遅延させるものである場合、その遅延回路は、入力信号の立ち上がりエッジを遅延させた立ち下がりエッジを出力する。そして、次段の遅延回路は、前段の遅延回路の立ち下がりエッジを遅延させた立ち上がりエッジを出力する。
しかしながら、従来の多段遅延回路100は、入力信号INに応じて、リセットトランジスタRTrか非導通状態となる。これによって、各遅延回路の出力の変化が開始されるタイミングは、インバータINVの出力が変化するタイミングとなる。インバータINVの出力は、初段の遅延回路101の場合、NMOSトランジスタN1が導通状態となった後、PMOSトランジスタP1が非導通状態になることでインバータINVの出力が変化する。ここで、NMOSトランジスタN1は高閾値のトランジスタであり、PMOSトランジスタP1は低閾値のトランジスタである。しかし、NMOSトランジスタN1が導通状態となった後に、PMOSトランジスタが非導通状態となるまでに遅延時間が生じる。この遅延時間がインバータの遅延時間の原因となる。また、次段の遅延回路102の場合、PMOSトランジスタP2が導通状態となった後、NMOSトランジスタN2が非導通状態になることでインバータINVの出力が変化する。ここで、PMOSトランジスタP2は高閾値のトランジスタであり、NMOSトランジスタN2は低閾値のトランジスタである。しかし、NMOSトランジスタN1が導通状態となった後に、PMOSトランジスタが非導通状態となるまでに遅延時間が生じる。この遅延時間がインバータの遅延時間の原因となる。
ここで、従来の多段遅延回路100の動作のタイミングチャートを図16に示す。図16に示すように、従来の多段遅延回路100は、各遅延回路のインバータINVの入力が変化した後に遅延時間Aを有し出力が変化する。この遅延時間Aは、インバータINVの遅延時間であるため、トランジスタの閾値の温度特性に起因した温度特性を有している。なお、遅延時間Aの温度特性は他の回路と同様に負の温度特性となる。つまり、この遅延時間Aの負温度特性が、抵抗とコンデンサとによって生成される遅延時間の正温度特性よりも大きくなる場合、従来の多段遅延回路100は、回路全体で生成する遅延時間を正の温度特性とすることができない。つまり、従来の遅延回路では、抵抗とコンデンサとによって生成される正温度特性の遅延時間をインバータINVの負の温度特性で打ち消してしまう問題が発生する。また、多段遅延回路100が生成する遅延時間の温度特性は、インバータINVの遅延時間の負温度特性と抵抗及びコンデンサによって生成される正温度特性との合成となるため、遅延時間の計算が複雑になり、遅延時間を精度良く設定することが困難になる問題がある。
本発明にかかる遅延回路は、入力信号に対する出力信号の遅延時間を設定する遅延時間設定回路と、前記遅延時間設定回路の入力端子に接続され、前記遅延時間設定回路の入力端子に第1の電圧を設定する第1のトランジスタと、前記遅延時間設定回路の出力端子に接続され、前記遅延時間設定回路の出力を第2の電圧にリセットし、前記第1の電圧が設定された後に前記遅延時間設定回路の出力端子のリセットを解除する第2のトランジスタとを有するものである。
本発明にかかる遅延回路によれば、第2のトランジスタによって、遅延時間設定回路の出力端子を第2の電圧(例えば、リセット電圧)でリセットし、第1のトランジスタによって、遅延時間設定回路の入力端子に第1の電圧(例えば、入力電圧)を設定する。その後、遅延時間設定回路の出力端子のリセットを解除する。そして、このリセット解除に応じて、遅延時間設定回路の出力電圧は、リセット電圧から入力電圧に変化する。このとき、遅延時間設定回路の出力電圧は、設定された遅延時間に応じて出力電圧が変化したと認識される電圧に遷移する。つまり、本発明にかかる遅延回路は、遅延時間設定回路の入力電圧を設定した後に、リセット解除を行い、このリセット解除に基づき遅延時間設定回路の出力信号の変化を開始する。これによって、本発明にかかる遅延回路が生成する遅延時間は、従来の遅延回路のようにインバータINVに起因する遅延時間を含まないため、遅延時間設定回路で設定される時間とほぼ同じになる。従って、1段の遅延回路が生成する遅延時間は、リセット解除タイミングを基準として遅延時間を計算することが可能である。また、基準となるタイミングと遅延時間とを設計段階で精度良く設計することで、精度の高い遅延時間の設定が可能である。さらに、遅延時間設定回路で生成する遅延時間を正の温度特性とすることで、遅延回路で生成される遅延時間を正の温度特性とすることが可能である。
また、遅延時間設定回路の出力信号を次段に接続される遅延回路のリセット解除信号とし、遅延回路を多段に接続することで、回路全体の遅延時間は、各段の遅延時間設定回路で設定された遅延時間の和とすることができる。これによって、本発明にかかる遅延回路は、正の温度特性を有する大きな遅延時間を設定することが可能である。
本発明にかかる遅延回路によれば、信号の遅延時間を精度良く設定し、信号遅延特性を正温度特性とすることが可能である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に実施の形態1の多段遅延回路1の回路図を示す。図1に示すように、多段遅延回路1は、例えば遅延回路10、11が直列に接続されている。遅延回路10、11は、それぞれ第1、第2のトランジスタ、遅延時間設定回路を有している。
遅延回路10の第1のトランジスタは、例えばセットトランジスタSTr10であって、NMOSトランジスタで形成される。また、セットトランジスタSTr10は、ドレインが遅延時間設定回路DC10の入力に接続され、ソースが接地電位VSSに接続されている。セットトランジスタSTr10のゲートには、入力信号INが入力されている。実施の形態1にかかるセットトランジスタSTr10は、製造プロセスにおいて標準的に形成されるトランジスタよりも閾値電圧Vthが小さいトランジスタが使用される。
遅延回路10の第2のトランジスタは、例えばリセットトランジスタRTr10であって、PMOSトランジスタで形成される。また、リセットトランジスタRTr10は、ドレインが遅延時間設定回路DC10の出力に接続され、ソースが電源電位VDDに接続されている。リセットトランジスタRTr10のゲートには、入力信号INが入力されている。実施の形態1にかかるリセットトランジスタRTr10は、製造プロセスにおいて標準的に形成されるトランジスタよりも閾値電圧Vthが小さいトランジスタが使用される。
一方、遅延回路10の遅延時間設定回路DC10は、抵抗R10と容量トランジスタCTr10(遅延回路10では、PMOSトランジスタが用いられる。)を有している。抵抗R10の一端は、遅延時間設定回路DC10の入力端子Din10となっている。抵抗R10の他端は、遅延時間設定回路DC10の出力端子Dout10となっている。また、抵抗10の他端には、容量トランジスタCTr10のゲートが接続される。容量トランジスタCTr10のソース及びドレインは電源電位VDDに接続されている。容量トランジスタCTr10の容量値について詳しくは後述する。
遅延回路11の第1のトランジスタは、例えばセットトランジスタSTr11であって、PMOSトランジスタで形成される。また、セットトランジスタSTr11は、ドレインが遅延時間設定回路DC11の入力に接続され、ソースが電源電位VDDに接続されている。セットトランジスタSTr11のゲートには、遅延時間設定回路DC10の入力信号が入力されている。セットトランジスタSTr11は、製造プロセスにおいて標準的に形成されるトランジスタの閾値電圧を有するトランジスタである。
遅延回路11の第2のトランジスタは、例えばリセットトランジスタRTr11であって、NMOSトランジスタで形成される。また、リセットトランジスタRTr11は、ドレインが遅延時間設定回路DC11の出力に接続され、ソースが接地電位VSSに接続されている。リセットトランジスタRTr11のゲートには、遅延時間設定回路DC10の出力信号が入力されている。リセットトランジスタRTr11は、製造プロセスにおいて標準的に形成されるトランジスタの閾値電圧を有するトランジスタである。
一方、遅延回路11の遅延時間設定回路DC11は、抵抗R11と容量トランジスタCTr11(遅延回路11では、NMOSトランジスタが用いられる。)を有している。抵抗R11の一端は、遅延時間設定回路DC11の入力端子Din11となっている。抵抗R11の他端は、遅延時間設定回路DC11の出力端子Dout11となっており、多段遅延回路1の出力端子OUTに接続されている。また、抵抗R11の他端には、容量トランジスタCTr11のゲートが接続される。容量トランジスタCTr11のソース及びドレインは接地電位VSSに接続されている。容量トランジスタCTr11の容量値について詳しくは後述する。
容量トランジスタCTr10、CTr11は、ゲートの寄生容量によってコンデンサを形成している。このコンデンサの容量値は、ゲートに印加される電圧値の変動に応じて変動するソース/ドレイン領域とウェル領域との間に形成される空乏層の幅に基づき変動する。例えば、容量トランジスタCTr10としてPMOSトランジスタを使用した場合、ゲートに電源電位VDDが印加されているときは容量値が小さく、ゲートに接地電位VSSが印加されているときは容量値が大きくなる。また、容量トランジスタCTr11としてNMOSトランジスタを使用した場合、ゲートに接地電位VSSが印加されているときは容量値が小さく、ゲートに電源電位VDDが印加されているときは容量値が大きくなる。
ここで、遅延時間設定回路DC10について詳細に説明する。遅延時間設定回路DC10は、入力端子Din10に第1の電圧(例えば、入力電圧)が設定され、出力端子Dout10に第2の電圧(例えば、リセット電圧)が設定される。この状態において、リセットトランジスタRTr10がリセットを解除すると、出力端子Dout10出力電圧は、出力端子Dout10の出力電圧は、リセット電圧から入力電圧に向かって遷移する。このとき、出力電圧は、抵抗R10と容量トランジスタCTr10の容量値で決まる時定数に基づき設定される曲線に沿って変動する。なお、リセット解除は、入力電圧が設定された後に行われることが好ましい。本実施の形態においては、初段に配置されるセットトランジスタSTr10とリセットトランジスタRTr10とが低Vthのトランジスタとなっている。これによって、入力電圧を設定するタイミングとリセット解除のタイミングとの時間差を大きくしている。
遅延時間設定回路DC10の出力電圧の変動曲線の一例を図2に示す。図2では、高温、室温、低温の3種類の周囲温度毎に変動曲線を示した。ここで、高温とは、例えば製品の使用限界温度のうち高い温度である。低温とは、例えば製品の使用限界温度のうち低い温度である。室温とは、例えば27℃程度の温度である。また、図2に示す曲線は、縦軸に出力電圧VOUTの電圧値を示し、横軸に経過時間Timeを示した。縦軸と横軸の交点が変化開始時点となる。
まず、周囲温度が室温の場合の変動曲線について説明する。出力電圧の変化が開始された時点において、出力電圧は、電源電位VDDである。そのため、小さな容量値と抵抗R10とによって決まる時定数に基づき、出力電圧は、急峻に低下する。続いて、出力電圧が室温状態におけるPMOSトランジスタの閾値電圧Vthp(室温)を下回ると、容量値が大きくなる。これによって、出力電圧がVDD−Vthp(室温)を下回る領域では、出力電圧の降下は緩やかになる。遅延時間設定回路DC10の出力は、NMOSトランジスタで形成されるリセットトランジスタRTr11のゲートに入力される。そのため、NMOSトランジスタの室温状態における閾値電圧Vthn(室温)を出力電圧が下回る時点で、次段の遅延回路11は、遅延時間設定回路DC10の出力が変化したと認識する。ここで、室温状態における遅延時間設定回路DC10の出力の変化開始から、次段の素子が出力信号の変化を認識するまでの時間を遅延時間DT2とする。
続いて、周囲温度が高温の場合の変動曲線について説明する。出力電圧の変化が開始された時点において、出力電圧は、電源電位VDDである。そのため、小さな容量値と抵抗R10とによって決まる時定数に基づき、出力電圧は、急峻に低下する。続いて、出力電圧が高温状態におけるPMOSトランジスタの閾値電圧Vthp(高温)を下回ると、容量値が大きくなる。これによって、出力電圧がVDD−Vthp(高温)を下回る領域では、出力電圧の降下は緩やかになる。ここで、高温状態におけるPMOSトランジスタの閾値電圧Vthp(高温)は、室温状態におけるPMOSトランジスタの閾値電圧Vthp(室温)よりも高い電圧である。そのため、高温状態においては、室温状態よりも出力信号が急峻に変化する時間が短く、緩やかに変化する時間が長い。出力信号の変化は、NMOSトランジスタの高温状態における閾値電圧Vthn(高温)を出力電圧が下回る時点で認識される。ここで、高温状態における遅延時間設定回路DC10の出力の変化開始から、次段の素子が出力信号の変化を認識するまでの時間を遅延時間DT3とする。
一方、周囲温度が低温の場合の変動曲線について説明する。出力電圧の変化が開始された時点において、出力電圧は、電源電位VDDである。そのため、小さな容量値と抵抗R10とによって決まる時定数に基づき、出力電圧は、急峻に低下する。続いて、出力電圧が低温状態におけるPMOSトランジスタの閾値電圧Vthp(低温)を下回ると、容量値が大きくなる。これによって、出力電圧がVDD−Vthp(低温)を下回る領域では、出力電圧の降下は緩やかになる。ここで、低温状態におけるPMOSトランジスタの閾値電圧Vthp(低温)は、室温状態におけるPMOSトランジスタの閾値電圧Vthp(室温)よりも低い電圧である。そのため、低温状態においては、室温状態よりも出力信号が急峻に変化する時間が長く、緩やかに変化する時間が短い。出力信号の変化は、NMOSトランジスタの低温状態における閾値電圧Vthn(低温)を出力電圧が下回る時点で認識される。ここで、低温状態における遅延時間設定回路DC10の出力の変化開始から、次段の素子が出力信号の変化を認識するまでの時間を遅延時間DT1とする。図2に示すように、各温度における遅延時間の関係は、DT1<DT2<DT3となっており、周囲温度が高温になるほど遅延時間が大きくなることがわかる。
また、遅延時間設定回路DC11の出力電圧の変動曲線の一例を図3に示す。図3においても、図2と同様に、高温、室温、低温の3種類の周囲温度毎に変動曲線を示した。また、図3に示す曲線は、縦軸に出力電圧VOUTの電圧値を示し、横軸に経過時間Timeを示した。縦軸と横軸の交点が変化開始時点となる。
図3に示すように、遅延時間設定回路DC10の出力は、電源電位VDDから接地電位VSSに向かって変化していたのに対し、遅延時間設定回路DC11の出力は、接地電位VSSから電源電位VDDに向かって変化する。各温度における遅延時間設定回路DC11の遅延時間の関係も、遅延時間設定回路DC10と同様に、DT1<DT2<DT3となっている。つまり、遅延時間設定回路DC11においても、遅延時間設定回路DC10と同様に高温になるほどに遅延時間が大きくなる。
本実施の形態の多段遅延回路1は、遅延時間設定回路の上記のような特性を効率よく利用することが可能である。ここで、多段遅延回路1の動作について説明する。図4に多段遅延回路1のタイミングチャートを示す。図4に示すように、多段遅延回路1は、タイミングT10で、入力信号INが立ち上がると、セットトランジスタSTr10が導通状態となり、遅延時間設定回路DC10の入力端子に第1の電圧(例えば、入力電圧であって、接地電位VSSの電位を有する電圧)を設定する。続いて、リセットトランジスタRTr10が非導通状態となり、遅延時間設定回路DC10の出力のリセットを解除する。遅延時間設定回路DC10の出力端子は、リセット状態において第2の電圧(例えば、リセット電圧であって、電源電位VDDの電位を有する電圧)が印加されている。リセットが解除されると、遅延時間設定回路DC10の出力電圧は、抵抗R10と容量トランジスタCTr10の容量値とに基づき変化し、入力電圧の電圧値となる。なお、本実施の形態においては、セットトランジスタSTr10の閾値電圧がリセットトランジスタRTr10の閾値電圧よりも低い。これによって、入力信号INがロウレベルからハイレベルに変化する場合、遅延時間設定回路DC10の入力電圧が先に設定され、遅れてリセットが解除される動作となる。
一方、遅延回路11のセットトランジスタSTr11は、遅延時間設定回路DC10の入力電圧が立ち下がったのに応じて導通状態となる。これによって、遅延時間設定回路DC11の入力端子に第1の電圧(例えば、入力電圧であって、接地電位VSSの電位を有する電圧)が設定される。また、リセットトランジスタRTr11は、遅延時間設定回路DC10の出力電圧がリセットトランジスタRTr11の閾値電圧を下回るのに応じて、非導通状態となり、遅延時間設定回路DC11の出力端子のリセットを解除する。遅延時間設定回路DC11の出力端子は、リセット状態において第2の電圧(例えば、リセット電圧であって、電源電位VDDの電位を有する電圧)が印加されている。リセットの解除に応じて、遅延時間設定回路DC11が出力する出力電圧の変化が開始される。遅延時間設定回路DC11の出力電圧は、抵抗R11と容量トランジスタCTr11の容量値とに基づき変化する。
ここで、遅延時間設定回路DC11の出力は、多段遅延回路1の出力となっている。多段遅延回路1の出力にPMOSトランジスタが接続される場合、そのPMOSトランジスタの閾値電圧を、多段遅延回路1の出力電圧が上回った時点で、信号が伝達されたとする。このタイミングをT11とする。つまり、多段遅延回路1が生成する立ち上がりエッジ遅延時間RDTは、タイミングT10からタイミングT11に至る時間である。この立ち上がりエッジ遅延時間RDTは、遅延時間設定回路DC10、DC11によって生成される遅延時間の和にほぼ等しい。なお、リセットトランジスタRTrの遅延よりも遅延時間設定回路が生成する遅延時間の方が遙かに大きいとする。
また、入力信号の立ち下がった場合の、多段遅延回路1の動作について説明する。タイミングT12で入力信号が立ち下がる。この立ち下がりに応じて、セットトランジスタSTr10は非導通状態となり、リセットトランジスタRTr10は導通状態となる。これによって、遅延時間設定回路DC10の出力端子Dout10には、リセット電圧(例えば、電源電位VDD)が設定される。また、入力端子Din10はオープン状態となる。つまり、設定されていた入力電圧が解除される。このとき、入力端子Din10には出力端子Dout10のリセット電圧が抵抗Rを介して供給される。
遅延回路11のセットトランジスタSTr11は、遅延時間設定回路DC10の入力端子Din10が電源電位VDDになるのに応じて、非導通状態となる。また、リセットトランジスタRTr11は、遅延時間設定回路DC10の出力端子Dout10がリセット電圧になるのに応じて、導通状態となる。これによって、遅延時間設定回路DC11の出力端子Dout11はリセット電圧(例えば、接地電位VSS)が設定される。また、遅延時間設定回路DC11の入力端子Din11は、オープン状態となる。つまり、設定されていた入力電圧が解除される。このとき、入力端子Din11には出力端子Dout11のリセット電圧が抵抗Rを介して供給される。
つまり、多段遅延回路1に入力される信号の立ち下がりエッジは、トランジスタの動作切り替えに伴う若干の遅延があるのみであって、立ち上がりエッジ側の遅延時間に比べ遙かに小さい遅延時間である。
上記説明より、本実施の形態の多段遅延回路1によれば、遅延回路10、11を直列に接続することで、遅延時間設定回路で設定した遅延時間に基づいた信号の遅延時間を生成することが可能である。また、この遅延時間は、容量トランジスタCTr10、11の温度特性を利用することで、正温度特性とすることが可能である。
また、本実施の形態の多段遅延回路1は、遅延時間設定回路DC10によって遅延された信号を用いて、次段の遅延時間設定回路DC11のリセット解除を行う。つまり、各段においてリセット解除が行われるタイミングは、前段の遅延時間設定回路の出力に基づき決まる。このとき、リセットトランジスタRTrの導電型を、前段の遅延回路のリセットトランジスタRTrの導電型と逆にすることで、容量トランジスタCTrの容量値が大きな電圧範囲を効率よく使用することが可能である。これによって、容量トランジスタCTrの容量値の温度特性を効率よく使用できるため、遅延時間を大きな正温度特性とすることが可能である。
さらに、リセットトランジスタRTrがリセット解除を行う前に、セットトランジスタSTrによって遅延時間設定回路の入力端子Dinに入力電圧を設定する。リセット解除は、遅延時間設定回路の入力端子Dinに入力電圧が設定された後に行われる。このとき、本実施の形態では、遅延させたい信号によってリセットを解除する。これによって、遅延させる信号に、遅延時間設定回路で設定された遅延時間を正確に足し合わせることが可能である。つまり、本実施の形態の遅延回路が生成する遅延時間には、従来の遅延回路のようにインバータに起因する遅延時間はなく、実質的に遅延時間設定回路で設定した遅延時間によって求まる。したがって、本実施の形態の遅延回路を多段接続した場合、各遅延時間設定回路で設定した遅延時間を足し合わせた時間を多段遅延回路1が生成する遅延時間とすることが可能である。また、遅延時間と遅延開始タイミングを正確に知ることで、精度の高い遅延時間の設定が可能である。これによって、設計において、遅延時間を設定する場合の労力を削減することが可能である。
上記、多段遅延回路1は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性半導体記憶装置のタイミング調整回路として使用される。ここで、一例として、DRAMの内部回路として多段遅延回路1を使用した場合について説明する。図5にDRAM2のブロック図を示す。
図5に示すように、DRAM2は、周辺回路20、多段遅延回路21、入力バッファ22、調停回路23、ワードドライバ(図中では、WDと表記)24、セルコア25、入出力バッファ27、センス/ライトアンプ(図中では、WA/SAと表記)28を有している。
周辺回路20は、例えば外部から入力される動作クロックに基づきDRAMセルのリフレッシュ期間を生成し、リフレッシュ信号を出力する。多段遅延回路21は、上記多段遅延回路1に相当する。入力バッファ22は、外部から入力されるリード/ライト命令を受信し、内部の調停回路23にその命令を伝達する。調停回路23は、リード/ライト命令とリフレッシュ信号とが同時に入力された場合、いずれか一方の命令を選択し、選択した命令をワードドライバに出力する。ワードドライバ24は、セルコア25に格子状に配置されたDRAMセル26のうちいずれか1行に接続されるDRAMセル26を活性化させる。
DRAMセル26は、1つのトランジスタTrと1つのコンデンサCとによって形成される。トランジスタTrのゲートには、ワード線WLが接続されている。ワード線WLは、ワードドライバ24によって駆動される。ワード線WLにハイレベルが印加されると、トランジスタTrは導通状態となり、ビット線BLとコンデンサCが接続される。これによって、ビット線BLを介してデータの読み出し、あるいはデータの書き込みが行われる。なお、ビット線BLは、センスアンプとライトアンプに選択的に接続される。ライト/センスアンプ28は、入出力バッファ28を介して入力されたデータに基づきDRAMセル26にデータの書き込みを行う。また、ライト/センスアンプ28は、入出力バッファ28を介して読み出したデータを外部に出力する。
ここで、周辺回路20と多段遅延回路21の信号遅延の温度特性を図6に示し、周辺回路20と多段遅延回路21の信号遅延特性について説明する。周辺回路20は、例えば論理回路で構成されており、温度が上昇するにつれて遅延時間が小さくなる。つまり、周辺回路20の信号遅延特性は、負温度特性となっている。これに対し、多段遅延回路21の信号遅延時間は、温度の上昇とともに遅延時間が大きくなる正温度特性となっている。
図6に示すように、本実施の形態では、多段遅延回路21の信号遅延特性と周辺回路20の信号遅延特性との中点が温度によって変動しないように、多段遅延回路21の信号遅延特性を調整している。一例として、図6では、低温時と高温時とで30%程度信号の遅延時間が増加するように調整している。
上記説明より、本実施の形態の多段遅延回路21を用いることで、調停回路23に入力されるリフレッシュ信号は、温度によらず一定の遅延時間を有することが可能である。これによって、外部から入力されるリード/ライト命令のタイミングを設定する際に、リフレッシュ信号のタイミングの温度依存性を考慮する必要がない。また、リフレッシュ信号のタイミングが温度に依存して変動しないために、従来では必要であったリフレッシュ信号のタイミングの温度依存性に関する余裕が必要ない。そのため、リード/ライト命令を早い周期で入力することが可能になる。
実施の形態2
実施の形態2にかかる多段遅延回路3を図7に示す。図7に示すように、実施の形態2にかかる多段遅延回路3は、実施の形態1の遅延回路11が初段に接続され、実施の形態1の遅延回路10が2段目に接続される。ここで、実施の形態1と同様のものについては、実施の形態1と同様の符号を付して説明を省略する。
実施の形態2にかかる多段遅延回路3についてより詳細に説明する。遅延回路11のセットトランジスタSTr11は、閾値電圧が製造プロセスにおいて標準的に形成されるトランジスタよりも小さい低Vthのトランジスタである。セットトランジスタSTr11のゲートには、入力信号INが入力されている。また、遅延回路11のリセットトランジスタRTr11は、閾値電圧が製造プロセスにおいて標準的に形成されるトランジスタよりも小さい低Vthのトランジスタである。リセットトランジスタRTr11のゲートには、入力信号INが入力されている。
遅延回路10のセットトランジスタSTr10は、製造プロセスにおける標準的な閾値を有するトランジスタである。セットトランジスタSTr10のゲートは、遅延時間設定回路DC11の入力端子Din11に接続されている。また、遅延回路10のリセットトランジスタRTr10は、製造プロセスにおける標準的な閾値を有するトランジスタである。リセットトランジスタRTr10のゲートは、遅延時間設定回路DC11の出力端子Dout11に接続されている。
実施の形態2にかかる多段遅延回路3の動作のタイミングチャートを図8に示し、図8を参照して多段遅延回路3の動作について説明する。図8に示すように、タイミングT20で入力信号INが立ち上がると、リセットトランジスタRTr11が導通状態となる。続いて、セットトランジスタSTr11が非導通状態となる。これによって、遅延時間設定回路DC11の入力端子Din11と出力端子Dout11は、接地電位VSSとなる。
遅延時間設定回路DC11の入出力端子の電位に応じて、セットトランジスタSTr10は非導通状態となり、リセットトランジスタRTr11は導通状態となる。これによって、多段遅延回路3の出力はハイレベルになる。つまり、実施の形態2にかかる多段遅延回路3の入力信号と出力信号との立ち上がりエッジの遅延はほとんどない。
一方、タイミングT22で入力信号が立ち下がると、まずセットトランジスタSTr11が導通状態となり、遅延時間設定回路DC11の入力端子Din11に入力電圧(例えば、電源電位VDD)を設定する。次に、リセットトランジスタRTr11が非導通状態となり、リセットを解除する。このリセット解除に応じて、遅延時間設定回路DC11の出力信号の変化が開始される。
また、セットトランジスタSTr11が遅延時間設定回路DC11の入力端子Din11に入力電圧を設定したのに応じて、セットトランジスタSTr10が導通状態となる。これによって、遅延時間設定回路DC10の入力端子Din10に入力電圧(例えば、接地電位VSS)が設定される。また、リセットトランジスタRTr10は、遅延時間設定回路DC11の出力電圧がリセットトランジスタRTr10の閾値電圧を上回るとリセットを解除する。このリセット解除に応じて、遅延時間設定回路DC10の出力信号の変化が開始される。
つまり、実施の形態2にかかる多段遅延回路3は、入力信号の立ち下がりエッジが遅延した信号を出力する。この遅延時間は、実施の形態1と同様に遅延回路11、10の遅延時間設定回路で設定された遅延時間を足し合わせたものとなる。
上記説明より、実施の形態2にかかる多段遅延回路3は、リセット解除前にセットトランジスタによって、遅延時間設定回路の入力電圧が設定され、リセット解除に応じて出力信号の変化を開始する。このとき、リセット解除は、遅延させたい信号に応じてなされる。これによって、実施の形態2にかかる多段遅延回路3は、実施の形態1と同様に、大きな遅延時間の生成と、遅延時間の正温度特性を実現することが可能である。
実施の形態3
実施の形態3にかかる多段遅延回路4の回路図を図9に示す。実施の形態3にかかる多段遅延回路4は、実施の形態1にかかる多段遅延回路1に対して遅延時間調整機能が追加されている。実施の形態3にかかる遅延時間設定回路DC10'は、抵抗R10と直列に抵抗R10'が追加されている。さらに、抵抗R10'に並列に抵抗R10'を短絡するスイッチとして動作するスイッチトランジスタSWTr10が接続されている。また、実施の形態3にかかる遅延時間設定回路DC11'は、抵抗R11と直列に抵抗R11'が追加されている。さらに、抵抗R11'に並列に抵抗R11'を短絡するスイッチとして動作するスイッチトランジスタSWTr11が接続されている。
スイッチトランジスタSWTr10、SWTr11を導通状態とすることで、抵抗R10'、R11'は無効になる。このとき多段遅延回路4の動作は、多段遅延回路1と同様になる。一方、スイッチトランジスタSWTr10、SWTr11を非導通状態とすることで、抵抗R10'、R11'は有効になる。このとき多段遅延回路4の動作は、抵抗R10、R11の抵抗値が大きくなるのと等価となり、多段遅延回路1よりも大きな時定数となる。つまり、出力信号の遅延時間が大きくなる。
このスイッチトランジスタSWTr10、SWTr11の制御信号と遅延量との関係を図10に示す。図10に示すように、スイッチトランジスタSWTr10、SWTr11がともにOFF状態である場合に遅延時間が最も大きい。スイッチトランジスタSWTr10、SWTr11がともにON状態である場合に遅延時間が最も小さい。スイッチトランジスタSWTr10、SWTr11のうちいずれか一方がON状態である場合は、遅延時間は、他の2つの場合の中間的なものとなる。
上記説明より、実施の形態3にかかる多段遅延回路4によれば、遅延時間を制御信号に基づき変更することが可能である。これによって、例えば設計段階におけるタイミング調整を、半導体装置を作り替えることなく行うことが可能である。また、出荷検査の結果に基づき遅延時間を調整することも可能である。したがって、実施の形態3にかかる多段遅延回路4によれば、より柔軟な遅延時間の設定を行うことが可能である。
実施の形態4
実施の形態4にかかる多段遅延回路5の回路図を図11に示す。図11に示すように、多段遅延回路5は、遅延回路51〜53、OR回路54を有している。遅延回路51〜53は、同じ構成であるため、遅延回路51を例に、遅延回路について詳細に説明する。
遅延回路51は、電源電位VDDと接地電位VSSの間に抵抗R1を介してPMOSトランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1とが直列に接続されている。PMOSトランジスタMP1と抵抗R1との間の接点は、遅延回路51の第1の出力端子OUT1aとなっている。また、第1の出力端子OUT1aには、コンデンサとなる容量PMOSトランジスタMPC1のゲートが接続されている容量PMOSトランジスタMPC1のソースとドレインは、それぞれ電源電位VDDに接続されている。
一方、NMOSトランジスタMN1と抵抗R1との接点は、遅延回路51の第2の出力端子OUT1bとなっている。また、第2の出力端子OUT1bには、コンデンサとなる容量NMOSトランジスタMNC1のゲートが接続されている容量NMOSトランジスタMNC1のソースとドレインは、それぞれ接地電位VSSに接続されている。
実施の形態4にかかる多段遅延回路5は、上記遅延回路が直列に3段接続されており、3段目の遅延回路53の出力にOR回路54が接続される。初段に接続される遅延回路51のPMOSトランジスタMP1のゲートとNMOSトランジスタMN1のゲートには、入力信号INが入力されている。また、PMOSトランジスタMP1とNMOSトランジスタMN1とは、製造プロセスにおける標準の閾値よりも小さい閾値を有する低Vthのトランジスタである。
2段目に接続される遅延回路52のPMOSトランジスタMP2のゲートは、遅延回路51の第2の出力端子OUT1bに接続される。遅延回路52のNMOSトランジスタMN2のゲートは、遅延回路51の第1の出力端子OUT1aに接続される。3段目に接続される遅延回路53のPMOSトランジスタMP3のゲートは、遅延回路52の第2の出力端子OUT1bに接続される。遅延回路53のNMOSトランジスタMN3のゲートは、遅延回路52の第1の出力端子OUT1aに接続される。遅延回路53の出力は、それぞれOR回路54に接続されている。
OR回路54は、電源電位側に、2つのPMOSトランジスタMP41、MP42が直列に接続されており、接地電位側に2つのNMOSトランジスタMN41、MN42が直列に接続されている。PMOSトランジスタ42とNMOSトランジスタMN41との接続点は、多段遅延回路5の出力端子OUTに接続される。また、PMOSトランジスタMP41とNMOSトランジスタMN41のゲートは、遅延回路53の第2の出力端子OUT3bに接続されている。PMOSトランジスタMP42とNMOSトランジスタMN42のゲートは、遅延回路53の第1の出力端子OUT3bに接続されている。このような接続によって、OR回路54は、遅延回路53の出力がともにハイレベルとなるとロウレベルを出力し、遅延回路53の出力がともにロウレベルとなるとハイレベルを出力する。一方、遅延回路53の出力のいずれか一方のみがハイレベルとなる場合、それ以前の出力を保持する動作となる。
多段遅延回路5の動作について説明する。多段遅延回路5は、入力信号INの立ち上がりエッジに対しては、NMOSトランジスタMN1、PMOSトランジスタMP2、NMOSトランジスタMN3をセットトランジスタとする。このとき、PMOSトランジスタMP1、NMOSトランジスタMN2、PMOSトランジスタMP3はリセットトランジスタとして動作する。これによって、入力信号INの立ち上がりエッジを遅延させる。
一方、入力信号INの立ち下がりエッジに対しては、NMOSトランジスタMN1、PMOSトランジスタMP2、NMOSトランジスタMN3をリセットトランジスタとする。このとき、PMOSトランジスタMP1、NMOSトランジスタMN2、PMOSトランジスタMP3はセットトランジスタとして動作する。これによって、入力信号INの立ち下がりエッジを遅延させる。
OR回路54は、上記のような動作によって得られた信号の波形整形を行う。多段遅延回路5の動作のタイミングチャートを図12に示す。図12に示すように、多段遅延回路5では、入力信号INの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとをともに遅延させた出力信号OUTが生成されている。
上記説明より、実施の形態4にかかる多段遅延回路5によれば、立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとをともに遅延させることが可能である。これによって、例えば立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとをともに利用する回路に対しても、正確な遅延時間を有する信号を供給することが可能である。
実施の形態5
実施の形態5にかかる多段遅延回路6は、実施の形態2にかかる多段遅延回路3と実施の形態1にかかる多段遅延回路1とを直列に接続したものである。多段遅延回路6のブロック図を図13に示す。また、多段遅延回路6の動作のタイミングチャートを図14に示す。図14における中間出力の波形は、図13のブロック図における多段遅延回路3と多段遅延回路1との接続点での信号波形である。
図14に示すように、中間出力の波形は、入力信号INの立ち下がりエッジを遅延させたものである。また、出力信号OUTの波形は、中間出力の波形の立ち上がりエッジを遅延させたものである。
実施の形態4の多段遅延回路5の出力信号OUTは、入力信号OUTの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとをともに遅延させることができたものの、遅延回路53の第1の出力端子OUT3aの出力波形をみると、ハイレベルの区間が短くなっていることがわかる。つまり、多段遅延回路5では、立ち上がりエッジの遅延を大きくしようとすると、信号のハイレベル区間が消滅するおそれがある。
これに対し、多段遅延回路6は、まず入力信号の立ち下がりエッジを遅延させた中間出力を生成し、この中間出力の立ち上がりエッジを多段遅延回路1で遅延させる。つまり、信号のハイレベル区間が消滅するおそれがない。したがって、多段遅延回路6によれば、立ち下がりエッジと立ち上がりエッジとを大きく遅延させることが可能である。これによって、遅延時間の設定範囲を、上記実施の形態よりも大きくすることが可能である。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、直列に接続する遅延回路は2段、あるいは3段に限られたものではなく、1段で使用しても良く、あるいは複数の遅延回路を直列に接続しても良い。
実施の形態1にかかる多段遅延回路の回路図である。 実施の形態1にかかる遅延時間設定回路の出力電圧の変化のグラフを示す図である。 実施の形態1にかかる遅延時間設定回路の出力電圧の変化のグラフを示す図である。 実施の形態1にかかる多段遅延回路のタイミングチャートを示す図である。 実施の形態1にかかる多段遅延回路をDRAMの内部回路として使用した場合のブロック図である。 実施の形態1にかかるDRAMの周辺回路と多段遅延回路との遅延時間の温度特性を示す図である。 実施の形態2にかかる多段遅延回路の回路図である。 実施の形態2にかかる多段遅延回路のタイミングチャートを示す図である。 実施の形態3にかかる多段遅延回路の回路図である。 実施の形態3にかかる多段遅延回路のスイッチの状態と遅延時間の関係を示す図である。 実施の形態4にかかる多段遅延回路の回路図である。 実施の形態4にかかる多段遅延回路のタイミングチャートを示す図である。 実施の形態5にかかる多段遅延回路の回路図である。 実施の形態5にかかる多段遅延回路のタイミングチャートを示す図である。 従来の多段遅延回路の回路図である。 従来の多段遅延回路のタイミングチャートを示す図である。
符号の説明
1、3、4、5、6 多段遅延回路
2 DRAM
10、11、51〜53 遅延回路
20 周辺回路
21 多段遅延回路
22 入力バッファ
23 調停回路
24 ワードドライバ
25 セルコア
26 DRAMセル
27 入出力バッファ
28 ライト/センスアンプ
28 入出力バッファ
54 OR回路
DC10、DC10'、DC11、DC11' 遅延時間設定回路
RTr10、RTr11 リセットトランジスタ
STr10、STr11 セットトランジスタ
SWTr10、SWTr11 スイッチトランジスタ
CTr10、CTr11 容量トランジスタ
Din10、Din11 入力端子
Dout10、Dout11 出力端子
DT1、DT2、DT3 遅延時間
MN1〜MN3、MN41、MN42 NMOSトランジスタ
MP1〜MP3、MP41、MP42 PMOSトランジスタ
MNC1 容量NMOSトランジスタ
MPC1 容量PMOSトランジスタ
OUT1a〜OUT3a、OUT1b〜OUT3b 出力端子
R10、R10'、R11、R11' 抵抗

Claims (11)

  1. 入力信号に対する出力信号の遅延時間を設定する第1の遅延時間設定回路と、
    前記第1の遅延時間設定回路の入力端子に接続され、前記第1の遅延時間設定回路の入力端子に第1の電圧を設定する第1のトランジスタと、
    前記第1の遅延時間設定回路の出力端子に接続され、前記第1の遅延時間設定回路の出力を第2の電圧にリセットし、前記第1の電圧が設定された後に前記第1の遅延時間設定回路の出力端子のリセットを解除する第2のトランジスタと、を有する第1の遅延回路と、
    前記第1の遅延回路の出力端子の後段に接続されるリセットトランジスタと
    第2の遅延時間設定回路と、
    前記第2の遅延時間設定回路の入力端子に接続され、前記第1の遅延時間設定回路の入力端子に接続された制御端子を有する第3のトランジスタと、を有する第2の遅延回路と、
    を備え、
    前記リセットトランジスタは、前記第2の遅延時間設定回路の出力端子に接続され、前記第1の遅延時間設定回路の出力端子に接続された制御端子を有する第4のトランジスタで構成される遅延回路。
  2. 前記第1及び第2の遅延時間設定回路の各々は、抵抗と、当該抵抗との接続点の電位に応じて容量値を可変とする容量素子と、からなることを特徴とする請求項1に記載の遅延回路。
  3. 前記第1及び第2の遅延時間設定回路の各々は、抵抗値を変更するスイッチを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の遅延回路。
  4. 前記第1の遅延回路の前記第1のトランジスタの制御端子と前記第2のトランジスタの制御端子とには、同一の信号源で生成される信号が入力されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遅延回路。
  5. 直列接続される前記遅延回路のうち、初段に接続される前記遅延回路の前記第1、第2のトランジスタは、製造プロセスにおいて標準的に形成されるトランジスタよりも小さな閾値電圧を有するトランジスタであることを特徴とする請求項4に記載の遅延回路。
  6. 前記遅延回路は、入力される信号の立ち上がりと立ち下がりのいずれか一方を遅延させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の遅延回路。
  7. 入力信号の立ち下がりを遅延させた第1の出力信号を生成する前記遅延回路に続けて、前記第1の出力信号の立ち上がりを遅延させた第2の出力信号を生成する前記遅延回路を接続したこと特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の遅延回路。
  8. 前記遅延回路は、揮発性半導体記憶装置内の回路の1つとして使用されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の遅延回路。
  9. 前記第1のトランジスタは、導通状態に応じて前記第1の遅延時間設定回路の入力端子に前記第1の電圧を設定するか、あるいは、前記第1の遅延時間設定回路の入力端子をオープンな状態に設定するかを制御する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の遅延回路。
  10. 前記第3のトランジスタは、導通状態に応じて前記第2の遅延時間設定回路の入力端子に前記第2の電圧を設定するか、あるいは、前記第2の遅延時間設定回路の入力端子をオープンな状態に設定するかを制御する請求項1乃至9のいずれか1項に記載の遅延回路。
  11. 前記第1および第2のトランジスタは互いに逆の導電型であり、前記第3および第4のトランジスタは互いに逆の導電型であり、さらに、前記第1のトランジスタと前記第4のトランジスタは同じ導電型であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の遅延回路。
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