JP4968892B2 - 二成分現像剤 - Google Patents
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〔1〕 結着樹脂、荷電制御剤及び着色剤を含有してなるトナー母粒子と外添剤とを有するトナーであって、トナー母粒子及び/又は外添剤が、体積抵抗率が100〜1000Ω・cmで、且つかさ密度が600〜1000g/lである金属酸化物微粒子を含有してなるトナーとキャリアからなる二成分現像剤、並びに
〔2〕 前記〔1〕記載の二成分現像剤を、非接触現像方式の画像形成装置に用いる画像形成方法
に関する。
で表される化合物が好ましい。
で表されるサリチル酸化合物の金属錯体が好ましい。
フローテスター(島津製作所、CFT-500D)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押出した。温度に対し、フローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とする。
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを昇温速度10℃/分で昇温し、吸熱の最高ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点の温度とする。
JIS K0070の方法に基づき測定する。但し、測定溶媒のみJIS K0070の規定のエタノールとエーテルの混合溶媒から、アセトンとトルエンの混合溶媒(アセトン:トルエン=1:1(容量比))に変更した。
測定機:コールターマルチサイザーII(ベックマンコールター社製)
アパチャー径:100μm
解析ソフト:コールターマルチサイザーアキュコンプ バージョン 1.19(ベックマンコールター社製)
電解液:アイソトンII(ベックマンコールター社製)
分散液:エマルゲン109P(花王社製、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、HLB:13.6)を5重量%の濃度となるよう前記電解液に溶解させて分散液を得る。
分散条件:前記分散液5mlに測定試料10mgを添加し、超音波分散機にて1分間分散させ、その後、電解液25mlを添加し、さらに、超音波分散機にて1分間分散させて、試料分散液を調製する。
測定条件:前記試料分散液を前記電解液100mlに加えることにより、3万個の粒子の粒径を20秒で測定できる濃度に調整した後、3万個の粒子を測定し、その粒度分布から体積中位粒径(D50)を求める。
試料を40mmφのアルミリングに入れ、500kgf/cm2で加圧成形し、4端子4探針法定電流印加方式の抵抗率計ロレスタAP((株)ダイヤインスツルメンツ製)にて4端子プローブを用いて体積抵抗値を測定する。なお、室温は20〜25℃、湿度は40〜60%とする。
メスシリンダー(容量100ml)にゆっくり所定量の試料を投入して重量を測定し、投入し終わった後、1分間メスシリンダーを静置した後に体積を読み取り、重量/体積×1000=かさ密度(g/l)を求める。なお、室温は20〜25℃、湿度は40〜60%とする。
下記式より求める。
平均粒径(μm)=6/(ρ×比表面積(m2/g))
式中、ρは外添剤の比重であり、例えば、二酸化チタンの比重は4.0、シリカの比重は2.2である。比表面積は、窒素吸着(BET)法により求められたBET比表面積である。疎水化処理された外添剤の場合は、疎水化処理前の原体の比表面積とする。
なお、上記式は、粒子径Rの球と仮定して、
比表面積=S×(1/m)
m(粒子の重さ)=4/3×π×(R/2)3×比重
S(表面積)=4π(R/2)2
から得られる式である。
(1) 外径7mm(内径6mm)、高さ5mmの蓋付プラスティックケースにキャリアをタッピングしながら充填し、プラスティックケースの重量とキャリアを充填したプラスティックケースの重量の差から、キャリアの質量を求める。
(2) 理研電子(株)の磁気特性測定装置「BHV-50H」(V.S.MAGNETOMETER)のサンプルホルダーにキャリアを充填したプラスティックケースをセットし、バイブレーション機能を使用して、プラスティックケースを加振しながら、79.6kA/mの磁場を印加して飽和磁化を測定する。得られた値は充填されたキャリアの質量を考慮し、単位質量当たりの飽和磁化に換算する。
ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン1,040g、ポリオキシエチレン(2.0)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン10g、テレフタル酸199g及びエステル化触媒として酸化ジブチル錫4gを窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した5リットル容の四つ口フラスコに入れ、常圧下230℃にて5時間かけて反応させた後、8.3kPaにて2時間反応させた。反応溶液を210℃に冷却し、フマル酸209g及び重合禁止剤としてハイドロキノン1gを添加し、5時間反応させた後、さらに8.3kPaにて、所定の軟化点に達するまで反応させて、樹脂A(ポリエステル)を得た。得られた樹脂Aの軟化点は109.5℃、ガラス転移点は64.4℃、酸価は21.3mgKOH/gであった。
二酸化チタン200gを水3リットルに分散させ懸濁液とした。この懸濁液を70℃に加熱し、四塩化スズ(SnCl4/5H2O)100gを添加した。その後、20容量%の希硫酸水溶液と10重量%の水酸化ナトリウム水溶液とを、pHが2〜3を維持するように1時間かけて添加し、酸化スズによる被膜を二酸化チタン粒子の表面に形成した。その後、懸濁液を濾過・洗浄した後、温度600℃で約1時間焼成し、ジェットミルで解砕して、BET比表面積が15m2/g、平均粒径が100nmの酸化スズ被膜二酸化チタンA(酸化スズ含有量:15重量%)を得た。
四塩化スズ(SnCl4/5H2O)の使用量を150gに変更した以外は、上記金属酸化微粒子の製造例1と同様にして、BET比表面積が12.5m2/g、平均粒径が120nmの酸化スズ被膜二酸化チタンB(酸化スズ含有量:19重量%)を得た。
酸化スズ被膜二酸化チタンとして、平均粒径が40nmのものを得た以外は、製造例1と同様にして金属酸化物微粒子Cを得た。
酸化スズ被膜二酸化チタンA 100gに、ステアリン酸(花王製、ルナック)1gを投入し、ミキサーで攪拌した後、100℃で加熱処理して有機表面処理を行った以外は、製造例1と同様にして金属酸化物微粒子Dを得た。
酸化スズ被膜二酸化チタンとして、平均粒径が60nmのものを得た以外は、製造例1と同様にして金属酸化物微粒子Eを得た。
樹脂A 100重量部、キナクリドン顔料「Fastogen Super Magenta R」(大日本インキ化学工業社製)5重量部、サリチル酸化合物のクロム錯体「ボントロンE-81」(オリエント化学工業社製)3.5重量部、カルボン酸の4級アンモニウム塩「COPY CHARGE PSY」(クラリアント社製)1重量部及びポリプロピレンワックス「NP-105」(三井化学社製)1重量部をヘンシェルミキサーにて混合後、二軸押出機により溶融混練し、冷却後、ハンマーミルを用いて1mm程度に粗粉砕した。得られた粗粉砕物をエアージェット方式の粉砕機により微粉砕後、分級し、体積中位粒径(D50)8.5μmの負帯電性のトナー母粒子を得た。
二成分現像剤を、非磁性二成分現像方式の画像形成装置「Vario stream 9000」(Oce Printing Systems社製)に実装し、トナー濃度を6%に調整した後、印字率9%、線速1000mm/secで、3万枚印刷した。1000枚印刷時(印刷初期)と3万枚印刷時(耐刷後)にベタ画像を印刷し、画像濃度及び画像ムラを以下の方法により評価した。結果を表1に示す。
画像濃度を色彩計「GretagMacbeth Spectroeye」(グレタグ社製)で画像印字部を5点測定し、その平均値を画像濃度(ID)として算出し、以下の評価基準に従って、画像濃度を評価した。
○:画像濃度が1.1以上、1.2未満
△:画像濃度が1.0以上、1.1未満
×:画像濃度が1.0未満
ベタ画像の画像ムラの有無を目視にて観察し、以下の評価基準に従って評価した。
○:ムラが殆ど無い。
△:ムラが少しある。
×:ムラがある。
Claims (3)
- 結着樹脂、荷電制御剤及び着色剤を含有してなるトナー母粒子と外添剤とを有するトナーであって、トナー母粒子及び/又は外添剤が、体積抵抗率が100〜1000Ω・cmで、且つかさ密度が600〜1000g/lである金属酸化物微粒子を含有してなり、前記結着樹脂が、アルコール成分と、フマル酸及び/又はマレイン酸を40〜90モル%含有したカルボン酸成分とを縮重合させて得られるポリエステルであり、前記荷電制御剤が式:
で表されるカルボキシル基を有する正帯電性荷電制御剤を含有してなるトナーと、キャリアからなる二成分現像剤。 - トナーがカラートナーである、請求項1記載の二成分現像剤。
- 請求項1又は2記載の二成分現像剤を、非接触現像方式の画像形成装置に用いる画像形成方法。
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