JP2007178627A - 負帯電性トナー - Google Patents
負帯電性トナー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007178627A JP2007178627A JP2005375751A JP2005375751A JP2007178627A JP 2007178627 A JP2007178627 A JP 2007178627A JP 2005375751 A JP2005375751 A JP 2005375751A JP 2005375751 A JP2005375751 A JP 2005375751A JP 2007178627 A JP2007178627 A JP 2007178627A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- silica
- particle size
- negatively chargeable
- carboxylic acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】結着樹脂及び着色剤を含有した原料を溶融混練する工程(I)、該工程(I)で得られた混練物を冷却し、無機微粉末の存在下、粉砕する工程(II)、及び該工程(II)で得られた粉砕物を分級する工程(III)を有する電子写真用トナーの製造方法であって、前記結着樹脂が炭素数1〜18のアルキル基を有するモノアルキルスズ化合物の存在下、アルコール成分とカルボン酸成分とを縮重合させて得られるポリエステルを含有してなり、前記モノアルキルスズ化合物中に不純物として存在するジアルキルスズ化合物及びトリアルキルスズ化合物の含有量が2重量%以下である電子写真用トナーの製造方法。
【選択図】なし
Description
で表される化合物が好ましい。
で表されるサリチル酸化合物の金属錯体が好ましい。
フローテスター(島津製作所、CFT-500D)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押出する。温度に対し、フローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度を軟化点とする。
示差走査熱量計(セイコー電子工業社製、DSC210)を用いて200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを昇温速度10℃/分で昇温し、吸熱の最高ピーク温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点の温度とする。
JIS K0070の方法により測定する。
測定機:コールターマルチサイザーII(ベックマンコールター社製)
アパチャー径:100μm
測定粒径範囲:2〜60μm
解析ソフト:コールターマルチサイザーアキュコンプ バージョン 1.19(ベックマンコールター社製)
電解液:アイソトンII(ベックマンコールター社製)
分散液:エマルゲン109P(花王社製、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、HLB:13.6)5%電解液
分散条件:分散液5mlに測定試料10mgを添加し、超音波分散機にて1分間分散させ、その後、電解液25mlを添加し、さらに、超音波分散機にて1分間分散させる。
測定条件:ビーカーに電解液100mlと分散液を加え、3万個の粒子の粒径を20秒で測定できる濃度で、3万個の粒子を測定し、その粒度分布から体積中位粒径(D50)を求める。
下記式より求める。
平均粒径(nm)=6/(ρ×比表面積(m2/g))×1000
式中、ρはシリカの比重(2.2)であり、比表面積は疎水化処理前の原体の、窒素吸着法により求められたBET比表面積である。
なお、上記式は、粒子径Rの球と仮定して、
比表面積=S×(1/m)
m(粒子の重さ)=4/3×π×(R/2)3×比重
S(表面積)=4π(R/2)2
から得られる式である。
ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン1,040g、ポリオキシエチレン(2.0)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン10g、テレフタル酸199g及び酸化ジブチル錫4gを窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した5リットル容の四つ口フラスコに入れ、常圧下230℃にて5時間かけて反応させた後、8.3kPaにて2時間反応させた。反応溶液を210℃に冷却し、フマル酸209g及びハイドロキノン1gを添加し、5時間反応させた後、さらに8.3kPaにて、所定の軟化点に達するまで反応させた。得られたポリエステルAの軟化点は109.5℃、ガラス転移点は64.4℃、酸価は21.3mgKOH/gであった。
ポリエステルA 100重量部、キナクリドン顔料「Fastogen Super Magenta R」(大日本インキ化学工業社製)5重量部、及び表1に示す荷電制御剤をヘンシェルミキサーにて混合後、二軸押出機により溶融混練し、冷却後、ハンマーミルを用いて1mm程度に粗粉砕した。得られた粗粉砕物をエアージェット方式の粉砕機により微粉砕後、分級し、体積中位粒径8.5μmの未処理トナーを得た。さらに、得られた未処理トナー100重量部に対して表1に示す外添剤を添加して、ヘンシェルミキサーにて5分間攪拌後、目開き100μmの金網で篩って、トナーに外添処理を施した。
各実施例及び各比較例で得られたトナー各々48gと、フェライトキャリア(平均粒径60μm、飽和磁化69Am2/kg、シリコーン樹脂の表面処理あり)756gを1L容積の円柱状ポリボトルに入れ、容器をターブラシェイカーミキサー中に固定し、90r/minの速度で10分間回転させて二成分現像剤を得た。
各々の結果を表1に示す。
試験例1の後、ベタ画像(293mm×206mm)の連続印刷を3時間行い、印刷初期(クリーニング性評価時)のベタ画像の画像濃度と連続印刷後のベタ画像の画像濃度の差から、下記の評価基準に従って印字安定性を評価した。
△:画像濃度の差が0.02以上、0.05未満
×:画像濃度の差が0.05以上
Claims (5)
- 結着樹脂、着色剤、荷電制御剤及び外添剤を含有してなる負帯電性トナーであって、前記荷電制御剤がカルボン酸の4級アンモニウム塩を含有してなり、前記外添剤が平均粒径が3〜50nmのシリカ及び平均粒径が60〜300nmのシリカを含有してなる負帯電性トナー。
- 荷電制御剤が、さらにサリチル酸化合物の金属錯体を含有してなる請求項1記載の負帯電性トナー。
- カルボン酸の4級アンモニウム塩とサリチル酸化合物の金属錯体の重量比(カルボン酸の4級アンモニウム塩/サリチル酸化合物の金属錯体)が1/8〜1/2である請求項2記載の負帯電性トナー。
- 結着樹脂がポリエステルを含有してなる請求項1〜3いずれか記載の負帯電性トナー。
- 請求項1〜4いずれか記載の負帯電性トナーとキャリアとを含有してなる二成分現像剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005375751A JP2007178627A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 負帯電性トナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005375751A JP2007178627A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 負帯電性トナー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007178627A true JP2007178627A (ja) | 2007-07-12 |
Family
ID=38303890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005375751A Pending JP2007178627A (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 負帯電性トナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007178627A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010026404A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Kao Corp | 混合トナー用ベーストナーの製造方法 |
JP2010128066A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Kyocera Mita Corp | 2成分現像剤用トナー、および画像形成装置 |
JP2019039976A (ja) * | 2017-08-23 | 2019-03-14 | シャープ株式会社 | トナー、二成分現像剤、トナーカートリッジ及び現像槽 |
-
2005
- 2005-12-27 JP JP2005375751A patent/JP2007178627A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010026404A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Kao Corp | 混合トナー用ベーストナーの製造方法 |
JP2010128066A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Kyocera Mita Corp | 2成分現像剤用トナー、および画像形成装置 |
JP2019039976A (ja) * | 2017-08-23 | 2019-03-14 | シャープ株式会社 | トナー、二成分現像剤、トナーカートリッジ及び現像槽 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5230167B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP4953880B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP4958261B2 (ja) | 非磁性一成分現像用トナー | |
JP2007178869A (ja) | 二成分現像剤 | |
JP5106067B2 (ja) | 混色トナーの製造方法 | |
JP2005326842A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2004258265A (ja) | 非磁性一成分現像用トナー | |
JP2008096539A (ja) | 電子写真用トナー | |
JP4836728B2 (ja) | 電子写真用トナー | |
JP2007178627A (ja) | 負帯電性トナー | |
JP4437975B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2007058134A (ja) | 電子写真用トナー | |
JP4959400B2 (ja) | 電子写真用透明トナー | |
JP2007171261A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP4968892B2 (ja) | 二成分現像剤 | |
JP4139246B2 (ja) | トナー | |
JP4884201B2 (ja) | 非磁性一成分現像用トナー | |
JP4864807B2 (ja) | 二成分現像剤 | |
JP5427570B2 (ja) | マゼンタトナー | |
JP2007256363A (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP5038122B2 (ja) | 静電荷像現像用混合トナー | |
JP5471215B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2007178623A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2008040160A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP2005352081A (ja) | 静電荷像現像用トナー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080916 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100802 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110209 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110209 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110309 |