JP4968482B2 - 車両のフード跳ね上げ装置 - Google Patents

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本発明は、車両のフード跳ね上げ装置に係り、詳しくは歩行者との衝突時に車両のフロントフードを持ち上げることでエンジンルーム内の空間を確保し歩行者への衝撃を低減する技術に関する。
近年、歩行者(被衝突物)との衝突を想定し車両のフロントフードに衝撃吸収機構を備え、歩行者の安全面を考慮した車両が開発されている。
例えば、歩行者との衝突時にフロントフードを持ち上げることでエンジンルーム内の空間を確保し、歩行者がフロントフードと衝突した際にエンジン等の固い部品に当たらないようにする技術がある。
具体的には、フロントフードの車両後側の両端部分において、一端が車体側にかつ他端がフロントフード側に上下方向に揺動可能に支持されたリンク部材を設け、当該リンク部材を阻止部材によりフロントフードに対してその開閉と連動するよう固定する。そして、歩行者衝突時にはアクチュエータによって阻止部材を破損させ、リンク部材とフロントフードとの固定を解除することで、車体とリンク部材との揺動だけでなく、フロントフードとリンク部材との揺動も可能とし、アクチュエータによりフロントフードの後部を強制的に跳ね上げる構成であるフード跳ね上げ装置が開示されている(特許文献1)。
特開2005−59799号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、阻止部材に設けた爪部をリンク部材に設けた孔に引っかけて固定する構造であるので、この固定部において遊びが発生してしまう。また、破損する阻止部材をリンク部材と異なる部材にしているため、遊びが冗長される。またヒンジの構成部品数が多くなることから、個々の構成部品の形状誤差が累積し、フロントフード後端上面の高さと車体側のフロントフェンダの上面の高さに、ばらつきが発生してしまう。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、フロントフードの固定部における遊びを抑制し、フロントフードの振動による騒音を防止するとともに、フロントフード後端上面の高さと車体側のフロントフェンダの上面の高さのばらつきを少なくした車両のフード跳ね上げ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、車両のフロントフード後部の下方に位置し、一端が該フロントフード側に、他端が車体側にそれぞれ上下方向に揺動自在に支持され、フロントフードの開閉におけるヒンジ機構をなすリンク部材と、フロントフードとリンク部材とを固定する固定手段と、車両と被衝突物との衝突を検出する衝突検出手段と、該衝突検出手段により衝突が検出された場合に、固定手段による固定を解除してフロントフードの後部を跳ね上げるアクチュエータと、を備えた車両のフード跳ね上げ装置において、固定手段は、フロントフード側またはリンク部材側のいずれか一方に設けられる嵌合部と、嵌合部に挿通する締結軸を有し、締結力によってフロントフード側またはリンク部材側の一方を他方に締結軸の延在方向に押し付けてフロントフードとリンク部材とを固定する締結手段とを備えるとともに、嵌合部は、固定解除の際に締結軸を押し付け方向に対して略垂直方向の移動を許容する許容部を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1において、嵌合部は、開口部を有する孔で形成されたことを特徴とする
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2において、固定手段は、フロントフードの後部の跳ね上げ方向に対して略垂直な方向にフロントフードとリンク部材とを互いに押しつけて固定することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の何れかにおいて、締結手段は、車幅方向に締結することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかにおいて、締結手段は、締結力によって変形する変形部材を更に備えたことを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかにおいて、フロントフード側またはリンク部材側には、該フロントフードまたは該リンク部材の本体部に揺動可能に係止されかつ先端に嵌合部を有するロックレバーを更に備え、アクチュエータは、衝突検出手段により衝突が検出された場合に、ロックレバーを押して揺動させ、固定手段によるリンク部材またはフロントフードとロックレバーとの固定を解除し、更にフロントフードを押して該フロントフードの後部を跳ね上げることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6において、ロックレバーは、嵌合部内で締結軸がフロントフードの後部の跳ね上げ方向へ移動するのを規制する規制部を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1の車両のフード跳ね上げ装置によれば、歩行者(被衝突物)との衝突が検出された場合にはアクチュエータが作動し、当該アクチュエータが固定手段による固定を解除しフロントフードの後部を跳ね上げることで、エンジンルーム内に空間を確保し、歩行者の衝撃を緩和させる。
特に、本発明の車両のフード跳ね上げ装置では、固定手段は、締結手段の締結によってフロントフードとリンク部材とを互いに締結軸の延在方向に押しつけて固定するので、上記特許文献1のような遊びが抑制され、フロントフードとリンク部材とがガタつきなく固定されて、フロントフードの振動による騒音を防止することができる。また、フロントフード後端上面の高さと車体側のフロントフェンダの上面の高さのばらつきを少なくすることができる。
また、締結手段を締結孔から外す必要がなく、締結手段の落下が防止されるので、落下部品による2次的不具合(落下した部品が周辺機器を破壊する、落下した部品が挟まって周辺機械の動作を阻害すること等)を防止することができる。
更に、締結手段による締結力(トルク)を適性に管理することで、フロントフードの後部を跳ね上げる際のフロントフードとリンク部材との固定解除の信頼性を向上させることができる。
また、本発明の請求項2の車両のフード跳ね上げ装置によれば、フロントフードの後部を跳ね上げる際には、締結軸を開口部を通過させることによって締結手段が嵌合部から離れ、フロントフードとリンク部材との固定を解除させることができる。したがって、より簡素な構造で固定手段を構成することができる
た、本発明の請求項3の車両のフード跳ね上げ装置によれば、フロントフードの跳ね上げ方向に対して略垂直な方向にフロントフードとリンク部材とが互いに押しつけられて固定されるので、固定手段による固定を解除させる際にその移動方向とフロントフードの跳ね上げ方向とが略同一となり、固定手段の固定解除と跳ね上げの動作が迅速かつスムーズに連なるとともに、固定手段による固定の解除をより確実に行うことができる。
また、本発明の請求項4の車両のフード跳ね上げ装置によれば、締結手段における締結作業の容易性が向上し、締結トルクの管理やフロントフードの位置調整をより正確に実施することができる。
また、本発明の請求項5の車両のフード跳ね上げ装置によれば、締結手段の締結力を適正な値に容易に調節できるとともに締結手段の締結力を維持することができ、生産性及び信頼性を向上させることができる。
また、本発明の請求項6の車両のフード跳ね上げ装置によれば、締結手段によってロックレバーとフロントフードまたはリンク部材とを締結するので、フロントフードとリンク部材とを容易に固定することができる。アクチュエータの力をロックレバーにより大きくして、ロックレバーと締結手段との固定を解除することができる。したがって、簡単な構造で請求項1の車両のフード跳ね上げ装置を実現させることができる。
また、本発明の請求項7の車両のフード跳ね上げ装置によれば、振動等によって締結手段の締結力が低下しても規制部によって締結軸の移動を規制し、フロントフードの後部の上下方向の移動を規制することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明に係るフード跳ね上げ装置を備えた車両の概略構成図である。
図1に示すように、車両1の車体前部にはエンジンルーム2が形成されている。
また、車両1の車体前部の両側面にはそれぞれフロントフェンダ4、6が配設されている。車両1の車体前端部に設けられたフロントバンパ7の内部には歩行者(被衝突物)との衝突を検知可能な衝突センサ(衝突検出手段)8が設けられており、当該衝突センサ8は車両1に備えられているECU9と電気的に接続されている。
エンジンルーム2の上面には、開閉可能なフロントフード11が配設されている。
当該フロントフード11は、全閉時にはフロントフード11の前端に設けられたストライカ12が車体側に設けられたラッチ13により固定され、開放時には後端の車幅方向両側部分にそれぞれ設けられたフード跳ね上げ機構20、22に設けられた後述するヒンジ部44を支点として上方に開放する構成をなしている。
以下、本発明の第1実施形態に係るフード跳ね上げ機構20について説明する。
図2は本発明の第1実施形態に係るフード跳ね上げ機構20の側面図、図3はフード跳ね上げ機構20の固定部の断面図である。また、図4は、フード跳ね上げ機構20の斜視図である。
図2〜図4に示すように、フード跳ね上げ機構20は、フロントフェンダ4の車幅方向内側に配置される車体側の構造部品4aに固定されているアクチュエータ10及びベースブラケット40、フロントフード11に固定されているフードブラケット50、当該フードブラケット50及びベースブラケット40を連結している中間アーム(リンク部材)60を含んで構成されている。
アクチュエータ10は筒形状をなしており、車両上下方向を軸方向としてフロントフェンダ4の車幅方向内側に配置される車体側の構造部品4aに固定されている。当該アクチュエータ10は筒形状の外形部の内部に、同軸方向に延びる棒状のピストン32とその下方に図示しない火薬式のインフレータとを備えている。そして、当該アクチュエータ10はECU9と電気的に接続されており、ECU9からの作動信号に応じてインフレータを作動させピストン32を上方に押し出す機能を有している。
ベースブラケット40は、車体側の構造部品4aに当接している板部材であり、ボルト41により車体に固定されている。当該ベースブラケット40には上方に延出したヒンジ部44が形成されている。
フードブラケット50は、断面がL字型の板部材であって、第1の面50aがフロントフード11の下面と当接してボルト52により固定される一方、第2の面50bが第1の面50aから車体下方に突出しつつ車体前後方向に延びるように配置されている。フードブラケット50の第2の面50bには、前端部にヒンジ部54が形成されている一方、後端部に嵌合孔(嵌合部)55が形成されている。嵌合孔55は、上下方向に延びたU字状の形状であって、挿通するボルト(締結手段)70の軸径より上下方向に長く形成されるとともに、フードブラケット50の第2の面50bの下端で開口している。
中間アーム60は、一端がフードブラケット50のヒンジ部54に、他端がベースブラケット40のヒンジ部44にそれぞれピン62、64を介して揺動自在に支持されている。つまり、当該中間アーム60は一端がフロントフード11に他端が車体に支持されており、一端及び他端のピン62、64を支点としてそれぞれ上下方向に揺動可能である。中間アーム60の側面は、フードブラケット50の第2の面50bと隣接して車両前後方向に延びるように配置されており、その後部には、フードブラケット50の嵌合孔55と向き合って雌ネジ66が設けられている。そして、フードブラケット50の嵌合孔55にボルト70を嵌挿して中間アーム60の雌ネジ66に車幅方向に締め付けることで、フードブラケット50の第2の面50bと中間アーム60の側面とを密接させ摩擦力によりフードブラケット50と中間アーム60とが固定されている。なお、ボルト70は、嵌合孔55及び雌ネジ66と共に、フロントフード11と中間アーム60とを固定する本発明の固定手段に含まれる。
一方、アクチュエータ10は、ピストン32が伸長した場合にその先端がフードブラケット50の第1の面50aを押すように配置されている。
以上のように構成されたフード跳ね上げ装置は、例えば車両が所定車速以上で走行していたときに歩行者と衝突し、衝突センサ8により歩行者との衝突が検出された場合に、ECU9からアクチュエータ10に作動信号が送られ、当該アクチュエータ10が作動することでフロントフード11を跳ね上げる。
以下、フード跳ね上げ機構20の作用について説明する。
図5は、フロントフード11通常開時におけるフード跳ね上げ機構20の側面図である。
まず、通常時のフロントフード11全閉状態では、フード跳ね上げ機構20は上記図2に示すようにボルト70によりフロントフード11と中間アーム60とが固定されている。そして、車両1前端のラッチ13を解除しフロントフード11を開放した場合には、図5に示すように、ベースブラケット40のヒンジ部44においてピン64を支点として中間アーム60がフードブラケット50、即ちフロントフード11と一体に車両上方向へと揺動する。
図6は、フロントフード11跳ね上げ時におけるフード跳ね上げ機構20の側面図である。
衝突センサ8により歩行者との衝突が検出され、ECU9から作動信号が送られたアクチュエータ10は、インフレータを作動させてピストン32を上方に押し出す。
このとき、フロントフード11は全閉状態であり、ピストン32が上方に押し出されることで、ピストン32の先端がフードブラケット50に接触する。そして、ピストン32がボルト70による締結力に抗してフードブラケット50を押すことで、フードブラケット50と中間アーム60との締結が解除される。ボルト70が挿通する嵌合孔55は、U字状に開口しており、ボルト70をその押し付け方向である軸線方向に対して垂直方向の移動を許容する許容部を備えているので、フロントフード11の後部は、図6に示すように、フードブラケット50を介してピストン32により上方に押されて跳ね上げられる。
そして、このようにフロントフード11の後部が跳ね上げられることで、フロントフード11とエンジンルーム2内に設けられているエンジン等の各種装置との空間が拡がり、歩行者がフロントフード11に衝突した際の衝撃を低減させることができる。
本実施形態では、ボルト70がフードブラケット50と中間アーム60とを互いに押しつけて締結するので、ボルト70によりフードブラケット50と中間アーム60とがガタ付き無く固定され、車両の走行時やフロントフード11の開閉時にフロントフード11の振動による騒音を防止することができる。また、フードブラケット50とベースブラケット40を治具にそれぞれ固定して、規定高さにセットした後に、ボルト70でフードブラケット50と中間アーム60とを互いに押しつけて締結すると、フードブラケット50とベースブラケット40の高さが一定に保たれ、フロントフード11後端上面の高さと車体側のフロントフェンダ4、6の上面の高さのばらつきを少なくすることができる。
また、ボルト70がフードブラケット50及び中間アーム60を車幅方向に押しつけて締結し、ボルト70による締結の解除方向とフロントフード11の跳ね上げ方向とが略同一となるので、フードブラケット50と中間アーム60との固定解除とフードブラケット50の跳ね上げの動作が迅速かつスムーズに連なるとともに、ボルト70による固定の解除をより確実に行うことができる。
なお、上記のようなアクチュエータ10の作動によって締結が解除されるように、ボルト70の締結力を適正値範囲にトルク管理しておくとよい。ボルト70の締結力を適正にトルク管理すれば、フロントフード11と中間アーム60との固定の信頼性、およびフロントフード11の後部を跳ね上げる際のフロントフード11と中間アーム60との固定解除の信頼性を向上させることができる。
また、軽度な衝突や、車両が路面の段差を通過する際の上下加速度、振動等によりフードブラケット50と中間アーム60との締結部がずれても、ボルト70による締結を解除または、ゆるめて高さを調整し、再度締結することでフロントフード11の高さを元に戻すことができる。また、アクチュエータが作動した場合もフード跳ね上げ機構20内の部品が破損しないので、再度ボルト70を締結し直すことで、フロントフード11を容易に全閉状態に復帰させることができる。更には、フードブラケット50と中間アーム60との締結が解除されても、ボルト70は中間アーム60側に係止されているので、ボルト70が落下することなく、周辺機器を破壊したり周辺機械に挟まって動作を阻害したりするといった2次的不具合を防止することができる。
また、本実施形態では、フードブラケット50の嵌合孔55が上下方向に長孔形状となっているので、ボルト70の締結時にフードブラケット50と中間アーム60との上下方向の相対位置を容易に調節することができる。したがって、全閉状態におけるフロントフード11の上面11aとフロントフェンダ4の上面4bとの段差をシム等を使用せずに容易に解消することができ、生産性及びメンテナンス性が向上しコスト低減を図ることができる。
なお、上記実施形態では、中間アーム60に雌ねじ66を設け、中間アーム60と締結軸であるボルト70とを締結しているが、中間アーム60にナットを溶接して雌ねじ66の代用としてもよい。
次に本発明の第2実施形態について説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係るフード跳ね上げ機能の固定部の拡大断面図である。以下、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
第2実施形態におけるフード跳ね上げ機構では、図7に示すように、フロントフード11と中間アーム60との固定部に、ボルト70の代わりにかしめ用のボルト80を用いており、更に変形部材としての皿バネ90a付のナット90を備えている。
ボルト80は、中間部に鍔部80aを備えている。ボルト80の一端80bは、中間アーム60の雌ネジ66の代わりに設けられた嵌合孔81を挿通してかしめられており、この一端80bと鍔部80aとの間に挟まれるようにして中間アーム60が固定されている。一方、ボルト80の他端部には、先端側が小径となる段付部80cが形成されており、段付部80cより先端側にはねじ部80dが形成されている。そして、ボルト80の他端側は、フードブラケット50の嵌合孔55を挿通してナット90が締結されている。即ち、本実施形態は第1実施形態と比較して、中間アーム60とボルトとの固定をねじ固定ではなくかしめによる固定にしている点と、フードブラケット50とともに皿バネ90aを共締めしている点とが異なっている。また、ボルト80に段付部80cを設けることにより、ナット90を完全に締め付けてもフードブラケット50はナット90の本体90bに接触せず、鍔部80aと皿バネ90aとの間に挟持される構造となっている。この段付部80cにより、フードブラケット50と中間アーム60との固定は、ナット90の締め付け力に左右されず皿バネ90aの反発力で規定され、ナット90の締め付け力の管理が比較的重要ではなくなる。
このような構成、特に皿バネ90aを備えた構成により、本実施形態では、フードブラケット50と中間アーム60との固定を適正かつ容易に調節できるとともに固定を維持することができ、生産性や信頼性を更に向上させることができる。また、皿バネ90aの代わりにスプリングバネや他の弾性部材をフードブラケット50と共締めしてもよい。
尚、本実施例では締結力によって弾性変形する変形部材の皿バネ90aについて示したが、締結力によって塑性変形する変形部材でもよい。つまり、該変形部材は、ナット90を完全に締め付けてもフードブラケット50はナット90の本体90bに接触せず、鍔部80aと該変形部材とでフードブラケット50と中間アーム60とを互いに押し付ける機能を有すればよく、そうする事によって、締め付け力に左右されず変形部材の反発力で規定され、ナット90の締め付け力の管理が比較的重要ではなくなる。
なお、上記実施形態では、中間アーム60と締結軸であるボルト80とをかしめて固定しているが、中間アーム60にボルト80を溶接して固定する構造でもよい。
次に本発明の第3実施形態について説明する。
図8は、本発明の第3実施形態に係るフード跳ね上げ機構100の側面図である。以下、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態では、フードブラケット50の第2の面50bの後端部に長孔の代わりにロックレバー110が設けられている。ロックレバー110は、鋭角に屈曲した略L字型の板部材であって、その屈曲部においてピン112を介してフードブラケット50の第2の面50bの後端部に上下方向に揺動可能に係止されている。ロックレバー110において屈曲部から下方に延びる一端部110aには、ボルト70が嵌挿されるU字状の嵌合孔114が形成されている。嵌合孔114は、車両後方側が開口しており、その上下方向の開口幅はボルト70の軸より余裕を持って大きく形成されている。そして、ボルト70によって、中間アーム60とロックレバー110とが締結されている。
一方、ロックレバー110の他端部110bは、ロックレバー110がボルト70により締結された状態でフードブラケット50の第1の面50aより下方に隙間を置いて車両前後方向に延びている。そして、その先端はアクチュエータ10のピストン32が伸長した場合にピストン32の先端に押されるように配置されている。
図9は、第3実施形態に係るロックレバー110解除時におけるフード跳ね上げ機構20の側面図である。図10は、第3実施形態に係るフロントフード跳ね上げ時におけるフード跳ね上げ機構100の側面図である。
上記のような構成により本実施形態では、歩行者等の衝突によりアクチュエータ10が伸長作動すると、まず、図9に示すように、ピストン32の先端がロックレバー110の他端部110bを押し、ボルト70の締結力に抗してロックレバー110が揺動して、ボルト70による中間アーム60とロックレバー110との締結が解除される。そして、更に、アクチュエータ10が伸長作動すると、図10に示すように、フロントフード11の後部はフードブラケット50を介してピストン32により跳ね上げられる。したがって、本実施形態においても、中間アーム60とロックレバー110を介したフードブラケット50との締結が解除された場合に容易に係合状態を復帰させることができる。
本実施形態では、嵌合孔114の開口幅が上下方向にボルト70の軸より大きく形成されているので、第1実施形態と同様に、ボルト70の締結時にフードブラケット50と中間アーム60との上下方向の相対位置を容易に調節することができる。
また、第3実施形態において、ピン112の周囲にスプリングを設け、一端部110aが後方に向かう方向にロックレバー110を付勢するとよい。このようにすれば、振動等によりボルト70の締結力が低下した場合に、アクチュエータ10が伸長しない限りロックレバー110が揺動せずに中間アーム60との締結が解除されないので、フロントフード11の意図しない移動が防止される。
また、第3実施形態において、嵌合孔114内でボルト70がフロントフード11の後部の跳ね上げ方向へ移動するのを規制する規制部110cを一端部110aに形成することで、振動等によりボルト70の締結力が低下した場合に、規制部110cのよってボルト70の移動を規制することができ、延いてはフロントフード11の後部の跳ね上げを規制して、アクチュエータ10の非作動時における意図しないフロントフード11の後部の移動を防止することができる。また、上記第3実施形態では、フードブラケット50にロックレバー110が枢支され中間アーム60にボルト70が締結されているが、中間アーム側にロックレバー110を設け、フードブラケット50側にボルト70を締結する構造にしてもよい。
なお、上記実施形態ではアクチュエータ10が火薬式であるが、歩行者衝突が検出された際にフードブラケット50やロックレバー110を押し上げられるものであればよく、例えば歩行者衝突時に解放されるばね等や、電動アクチュエータ等を使用してもよい。
また、上記実施形態では、ボルト70、80等の締結手段によって、フードブラケット50と中間アーム60とを車幅方向に互いに押し付けて締結しているが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば車両前後方向に押し付けて締結してもよい。あるいは、ボルト70の軸方向、即ち締結手段による締結方向は、フードブラケット50と中間アーム60とが車幅方向や車両前後方向のように略水平方向に押し付けられれば、この押し付け方向に必ずしも一致させる必要はない。
また、上記実施形態では、ボルト70、80が挿通される嵌合孔55、114がU字状に形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図11乃至図13で示すように、長孔形状としてもよい。長孔形状の嵌合孔120は、上下方向にボルト70、80の軸径より長い長径を有するように形成すればよく、ボルト70、80の軸線方向に対して略垂直方向の移動を許容する許容部120aを備えている。
このようにすれば、締結軸(ボルトの軸)を長孔内で移動させることによって、U字状孔と同様に、フードブラケット50と中間アーム60との固定を解除させることができる。更に、U字状孔と異なり開放されていないので、固定解除後の締結軸(ボルトの軸)の移動を止めて、フードの跳ね上げ高さを規制するストッパとしても利用できる。
また、以上の実施形態ではフロントフード11側に締結軸が移動可能な嵌合孔55、114、120を設け、中間アーム60側に締結軸を固定する構成であるが、逆に中間アーム60側に締結軸が移動可能な嵌合孔を設け、フロントフード11側に締結軸を固定する構成でもよい。
本発明に係るフード跳ね上げ装置を備えた車両の概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係るフード跳ね上げ機構の側面図である。 フード跳ね上げ機構の固定部の断面図である。 フード跳ね上げ機構の斜視図である。 フロントフード通常開時におけるフード跳ね上げ機構の側面図である。 フロントフード跳ね上げ時におけるフード跳ね上げ機構の側面図である。 本発明の第2実施形態に係るフード跳ね上げ機構の固定部の拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係るフード跳ね上げ機構の側面図である。 第3実施形態に係るロックレバー解除時におけるフード跳ね上げ機構の側面図である。 第3実施形態に係るフロントフード跳ね上げ時におけるフード跳ね上げ機構の側面図である。 他の実施形態に係るフロントフード跳ね上げ時におけるフード跳ね上げ機構の側面図である。 他の実施形態に係るフロントフード通常閉時におけるフード跳ね上げ機構の側面図である。 他の実施形態に係る嵌合部の断面図である。
符号の説明
1 車両
2 フロントフード
4、6 フロントフェンダ
8 衝突センサ
10 アクチュエータ
20、22、100 フード跳ね上げ機構
55、114、120 嵌合孔
66 雌ネジ
60 中間アーム
70 ボルト
80a 皿バネ
110 ロックレバー

Claims (7)

  1. 車両のフロントフード後部の下方に位置し、一端が該フロントフード側に、他端が車体側にそれぞれ上下方向に揺動自在に支持され、前記フロントフードの開閉におけるヒンジ機構をなすリンク部材と、
    前記フロントフードとリンク部材とを固定する固定手段と、
    前記車両と被衝突物との衝突を検出する衝突検出手段と、
    該衝突検出手段により衝突が検出された場合に、前記固定手段による固定を解除して前記フロントフードの後部を跳ね上げるアクチュエータと、を備えた車両のフード跳ね上げ装置において、
    前記固定手段は、前記フロントフード側またはリンク部材側のいずれか一方に設けられる嵌合部と、前記嵌合部に挿通する締結軸を有し、締結力によって前記フロントフード側またはリンク部材側の一方を他方に前記締結軸の延在方向に押し付けて前記フロントフードとリンク部材とを固定する締結手段とを備えるとともに、
    前記嵌合部は、固定解除の際に前記締結軸を前記押し付け方向に対して略垂直方向の移動を許容する許容部を備えることを特徴とする車両のフード跳ね上げ装置。
  2. 前記嵌合部は、開口部を有する孔で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の車両のフード跳ね上げ装置。
  3. 前記固定手段は、前記フロントフードの後部の跳ね上げ方向に対して略垂直な方向に前記フロントフードとリンク部材とを互いに押しつけて固定することを特徴とする請求項1または2に記載の車両のフード跳ね上げ装置。
  4. 前記締結手段は、車幅方向に締結することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の車両のフード跳ね上げ装置。
  5. 前記締結手段は、締結力によって変形する変形部材を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の車両のフード跳ね上げ装置。
  6. 前記フロントフード側または前記リンク部材側には、該フロントフードまたは該リンク部材の本体部に揺動可能に係止されかつ先端に嵌合部を有するロックレバーを更に備え、
    前記アクチュエータは、前記衝突検出手段により衝突が検出された場合に、前記ロックレバーを押して揺動させ、前記固定手段によるリンク部材またはフロントフードとロックレバーとの固定を解除し、更に前記フロントフードを押して該フロントフードの後部を跳ね上げることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の車両のフード跳ね上げ装置。
  7. 前記ロックレバーは、前記嵌合部内で前記締結軸が前記フロントフードの後部の跳ね上げ方向へ移動するのを規制する規制部を備えることを特徴とする請求項6に記載の車両のフード跳ね上げ装置。
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