JP4968334B2 - 弾性表面波装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば共振子や帯域フィルタとして用いられる弾性表面波装置に関し、より詳細には、圧電基板上の溝に充填された金属を用いてIDTが形成されている構造を有する弾性表面波装置に関する。
従来、共振子や帯域フィルタとして弾性表面波装置が広く用いられている。例えば下記の特許文献1には、図30に略図的に断面構造を示す弾性表面波装置1001が開示されている。弾性表面波装置1001では、LiTaO基板1002の上面1002aに、複数本の溝1002bが形成されている。複数本の溝1002bに金属が充填されており、それによって該金属からなる複数本の電極指を有するIDT1003が形成されている。LiTaO基板1002の上面1002aを覆うように、SiO膜1004が積層されている。LiTaO基板1002が負の周波数温度係数TCFを有するため、正の周波数温度係数TCFを有するSiO膜1004が積層されて、弾性表面波装置1001の周波数温度係数TCFの絶対値が小さくされている。また、複数本の溝1002bに埋め込まれた金属を用いてIDTを形成することにより、IDTにおいて大きな反射係数が得られるとされている。具体的には、表面波の波長をλとしたときに、溝1002bに充填されたAlの厚み、すなわちAlからなるIDTの厚みを0.04λとした場合、電極指1本あたりの反射係数が0.05とされ、電極厚みが大きいほど、大きな反射係数の得られることが示されている。
他方、下記の特許文献2には、図31に示す弾性表面波装置が開示されている。弾性表面波装置1101では、LiTaOまたはLiNbOからなる圧電基板1102上に、IDT1103が形成されている。また、IDT1103を覆うように保護膜1104が形成されている。他方、IDT1103及び保護膜1104が形成されている部分を除く残りの領域には、IDT1103及び保護膜1104を積層してなる積層金属膜の厚みと等しいSiOからなる第1絶縁物層1105が形成されている。そして、第1絶縁物層1105を覆うように、SiOからなる第2絶縁物層1106が積層されている。ここでは、IDT1103として、Alよりも密度の大きい金属を用いることにより、反射係数の絶対値を大きくすることができ、所望でないリップルを抑圧し得ることが示されている。
WO2006/011417A1 特開2004−112748号公報
特許文献1に記載の弾性表面波装置1001では、AlからなるIDTの厚みが大きいほど、反射係数の絶対値を大きくし得る旨が示されている。しかしながら、本願発明者は、単に反射係数の絶対値を大きくしただけでは、良好な共振特性が得られないことを見出した。すなわち、特許文献1に記載の弾性表面波装置では、Alからなる電極の厚みを厚くすることにより、反射係数の絶対値を大きくし得るものの、反射係数の符号が負のため、通過帯域に多数のリップルが生じ、良好な共振特性が得られないことを見出した。
特許文献1では、IDTの厚みと反射係数との関係については、LiTaO基板上にAlからなるIDTを用いた場合について説明されているにすぎない。なお、特許文献1の段落0129では、Auなどの他の金属を用いてIDTを形成してよい旨が示唆されているが、この記載は、LiNbO基板を用いた場合に、Auなどの他の金属を用いてよいと記載されているにすぎない。すなわち、特許文献1には、LiTaO基板を用いた場合に、Al以外の金属を用いてIDTを形成してもよい旨の示唆は存在しない。
他方、特許文献2では、上記のように、Alよりも密度の大きい金属からなるIDTを用いた場合に、反射係数の絶対値を高め得る旨は示されているものの、特許文献2では、反射係数の絶対値を高めてリップルを抑圧し得る旨が単に示されているにすぎず、反射係数の符号についての示唆は存在しない。また、特許文献2に記載の弾性表面波装置においても、電気機械結合係数kが小さいという問題があった。
本発明の目的は、従来技術の欠点を解消し、圧電基板としてLiTaO基板を用いており、しかも、IDTの反射係数が十分に大きいだけでなく、その符号が正であり、さらに電気機械結合係数kが大きく、良好な共振特性やフィルタ特性を得ることができる、弾性表面波装置を提供することにある。
本発明によれば、LiTaO基板からなり、上面に複数本の溝が形成されている圧電基板と、前記圧電基板の上面の複数本の溝に充填された金属からなる複数本の電極指を有するIDTとを備えており、前記金属の密度をρ(kg/m)、スティフネスをC44(N/m)としたときに、前記金属が下記の式(1)で示す条件を満たすことを特徴とする、弾性表面波装置が提供される。
(ρ×C441/2>1.95×1011 … 式(1)
上記金属としては、Mo、Ta、Au及びPtからなる群から選択した少なくとも1種の金属または該金属を主成分とする合金が用いられる。それによって、IDTの反射係数を確実に正の値とし、しかも十分にその絶対値を大きくすることができ、大きな電気機械結合係数kを実現することができる。
なお、IDTを構成する金属は、単一の金属である必要は必ずしもない。本発明の他の広い局面では、LiTaO 基板からなり、上面に複数本の溝が形成されている圧電基板と、前記圧電基板の上面の複数本の溝に充填された金属からなる複数本の電極指を有するIDTとを備えており、前記IDTがAl、Au、Ta、Pt、Cu、Ni及びMoからなる群から選択された複数の金属のそれぞれからなる複数の金属膜を積層している積層金属膜からなり、前記積層金属膜を構成する各金属膜の膜厚Tと各金属膜を構成している金属の密度との積の総和を、前記積層金属膜を構成する各金属膜の膜厚Tの総和で除算して得られた商を平均密度とし、該平均密度を前記ρ(kg/m )とし、前記積層金属膜を構成する各金属膜の膜厚Tと各金属膜を構成している金属のスティフネスとの積の総和を、前記積層金属膜を構成する各金属膜の膜厚Tの総和で除算して得られた商である平均スティフネスを前記C 44 (N/m )としたときに、前記式(1)を満たしていることを特徴とする、弾性表面波装置が提供される。この場合には、前記積層金属膜を構成する各金属膜の膜厚Tと各金属膜を構成している金属の密度との積の総和を、前記積層金属膜を構成する各金属膜の膜厚Tの総和で除算して得られた商を平均密度とし、該平均密度を前記ρ(kg/m)とし、前記積層金属膜を構成する各金属膜の膜厚Tと各金属膜を構成している金属のスティフネスとの積の総和を、前記積層金属膜を構成する各金属膜の膜厚Tの総和で除算して得られた商である平均スティフネスを前記C44(N/m)としたときに、前記式(1)を満たしておればよい。




また、本発明に係る弾性表面波装置では、好ましくは、前記IDT及び前記圧電基板を覆っている、SiOあるいはSiOを主成分とする無機材料からなる誘電体膜がさらに備えられている。この場合には、SiOあるいはSiOを主成分とする無機材料からなる誘電体膜の周波数温度係数が正の値であり、LiTaOの周波数温度係数TCFが負の値であるため、全体として周波数温度係数TCFの絶対値が小さい弾性表面波装置を提供することができる。
本発明に係る弾性表面波装置では、好ましくは、弾性表面波の波長をλとした場合、前記誘電体膜のλで規格化してなる規格化膜厚が0.05以上、0.3以下とされている。この場合には、より一層大きく、かつ正の反射係数と、大きな電気機械結合係数kとを得ることができる。
また、好ましくは、前記LiTaO基板のカット角が、オイラー角で(0°±10°,70°〜180°,0°±10°)であるとされている。この場合には、レイリー波及びSH波を利用して、本発明に従って、大きな正の反射係数を有し、しかも電気機械結合係数kの大きい弾性表面波装置を提供することができる。
(発明の効果)
本発明によれば、LiTaO基板の上面の溝に充填された金属からなる複数本の電極指を有するIDTにおいて、金属が上述した式(1)を満たすため、IDTの反射係数の絶対値が単に大きいだけでなく、反射係数が正の値であり、大きな電気機械結合係数kを得ることができる。よって、弾性表面波装置の共振特性やフィルタ特性において通過帯域内のリップルを抑圧でき、良好な周波数特性を得ることができる。
図1(a)及び(b)は、本発明の一実施形態に係る弾性表面波装置の要部を示す模式的部分正面断面図であり、(b)は該弾性表面波装置の模式的平面図である。 図2は、図1に示した実施形態において、IDTの反射係数が0.13である場合のインピーダンス位相特性及び周波数位相特性を示す図である。 図3は、比較のために用意したIDTの反射係数γが−0.13である場合の弾性表面波装置のインピーダンス周波数特性及び位相周波数特性を示す図である。 図4は、図1に示した実施形態において、IDTの反射係数が0.09である場合のインピーダンス位相特性及び周波数位相特性を示す図である。 図5は、比較のために用意したIDTの反射係数γが−0.09である場合の弾性表面波装置のインピーダンス周波数特性及び位相周波数特性を示す図である。 図6は、SiO膜の規格化膜厚が0.2であり、オイラー角が(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面に各種金属からなるIDTが形成されている弾性表面波装置のIDTの規格化膜厚H/λと、電気機械結合係数kとの関係を示す図である。 図7は、SiO膜の規格化膜厚が0.25であり、オイラー角が(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面に各種金属からなるIDTが形成されている弾性表面波装置のIDTの規格化膜厚H/λと、電気機械結合係数kとの関係を示す図である。 図8は、SiO膜の規格化膜厚が0.3であり、オイラー角が(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面に各種金属からなるIDTが形成されている弾性表面波装置のIDTの規格化膜厚H/λと、電気機械結合係数kとの関係を示す図である。 図9は、SiO膜の規格化膜厚が0.05であり、オイラー角が(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面の溝に各種金属が充填されてIDTが形成されている弾性表面波装置において、IDTの規格化膜厚H/λと電気機械結合係数kとの関係を示す図である。 図10は、SiO膜の規格化膜厚が0.1であり、オイラー角が(0°,126°,0°)のLiTaO基板の溝に各種金属が充填されてIDTが形成されている弾性表面波装置において、IDTの規格化膜厚H/λと電気機械結合係数kとの関係を示す図である。 図11は、SiO膜の規格化膜厚が0.15であり、オイラー角が(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面の溝に各種金属が充填されてIDTが形成されている弾性表面波装置において、IDTの規格化膜厚H/λと電気機械結合係数kとの関係を示す図である。 図12は、SiO膜の規格化膜厚が0.25であり、オイラー角が(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面の溝に各種金属が充填されてIDTが形成されている弾性表面波装置において、IDTの規格化膜厚H/λと電気機械結合係数kとの関係を示す図である。 図13は、SiO膜の規格化膜厚が0.3であり、オイラー角が(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面の溝に各種金属が充填されてIDTが形成されている弾性表面波装置において、IDTの規格化膜厚H/λと電気機械結合係数kとの関係を示す図である。 図14は、SiO膜の規格化膜厚が0.05であり、LiTaO基板の上面の溝に各種金属が充填されてIDTが形成されている弾性表面波装置におけるIDTの規格化膜厚H/λと反射係数との関係を示す図である。 図15は、SiO膜の規格化膜厚が0.1であり、オイラー角が(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面の溝に各種金属が充填されてIDTが形成されている弾性表面波装置におけるIDTの規格化膜厚H/λと反射係数との関係を示す図である。 図16は、SiO膜の規格化膜厚が0.15であり、オイラー角が(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面の溝に各種金属が充填されてIDTが形成されている弾性表面波装置におけるIDTの規格化膜厚H/λと反射係数との関係を示す図である。 図17は、SiO膜の規格化膜厚が0.25であり、オイラー角が(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面の溝に各種金属が充填されてIDTが形成されている弾性表面波装置におけるIDTの規格化膜厚H/λと反射係数との関係を示す図である。 図18は、SiO膜の規格化膜厚が0.3であり、オイラー角が(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面の溝に各種金属が充填されてIDTが形成されている弾性表面波装置におけるIDTの規格化膜厚H/λと反射係数との関係を示す図である。 図19は、オイラー角(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面の複数本の溝に各種金属を充填して規格化膜厚が0.005であるIDTが形成されている弾性表面波装置におけるSiO膜の規格化膜厚と、反射係数との関係を示す図である。 図20は、オイラー角(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面の複数本の溝に各種金属を充填して規格化膜厚が0.03であるIDTが形成されている弾性表面波装置におけるSiO膜の規格化膜厚と、反射係数との関係を示す図である。 図21は、オイラー角(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面の複数本の溝に各種金属を充填して規格化膜厚が0.05であるIDTが形成されている弾性表面波装置におけるSiO膜の規格化膜厚と、反射係数との関係を示す図である。 図22は、オイラー角(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面の複数本の溝に各種金属が充填されて規格化膜厚が0.005のIDTが形成されており、さらにSiO膜が積層されている弾性表面波装置のSiO膜の規格化膜厚と、電気機械結合係数kとの関係を示す図である。 図23は、オイラー角(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面の複数本の溝に各種金属が充填されて規格化膜厚が0.03のIDTが形成されており、さらにSiO膜が積層されている弾性表面波装置のSiO膜の規格化膜厚と、電気機械結合係数kとの関係を示す図である。 図24は、オイラー角(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面の複数本の溝に各種金属が充填されて規格化膜厚が0.05のIDTが形成されており、さらにSiO膜が積層されている弾性表面波装置のSiO膜の規格化膜厚と、電気機械結合係数kとの関係を示す図である。 図25は、オイラー角(0°,90°,0°)のLiTaO基板を用い、該LiTaO基板の上面の複数本の溝に各種金属が充填されており、さらにSiO膜が規格化膜厚0.25の厚みに形成されている弾性表面波装置における、IDTの規格化膜厚H/λと反射係数との関係を示す図である。 図26は、オイラー角(0°,110°,0°)のLiTaO基板を用い、該LiTaO基板の上面の複数本の溝に各種金属が充填されており、さらにSiO膜が規格化膜厚0.25の厚みに形成されている弾性表面波装置における、IDTの規格化膜厚H/λと反射係数との関係を示す図である。 図27は、オイラー角(0°,150°,0°)のLiTaO基板を用い、該LiTaO基板の上面の複数本の溝に各種金属が充填されており、さらにSiO膜が規格化膜厚0.25の厚みに形成されている弾性表面波装置における、IDTの規格化膜厚H/λと反射係数との関係を示す図である。 図28は、オイラー角(0°,170°,0°)のLiTaO基板を用い、該LiTaO基板の上面の複数本の溝に各種金属が充填されており、さらにSiO膜が規格化膜厚0.25の厚みに形成されている弾性表面波装置における、IDTの規格化膜厚H/λと反射係数との関係を示す図である。 図29は、各種金属元素と表1に示すA値との値を示す図である。 図30は、従来の弾性表面波装置の一例を説明するための模式的正面断面図である。 図31は、従来の弾性表面波装置の他の例を示す部分切欠正面断面図である。
符号の説明
1…弾性表面波装置
2…LiTaO基板
2a…上面
2b…溝
3…IDT
4…SiO
5,6…反射器
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1(a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態に係る弾性表面波装置のIDTが形成されている部分の模式的部分正面断面図であり、(b)は、該弾性表面波装置の模式的平面図である。
図1(a)に示すように、弾性表面波装置1は、LiTaO基板2を有する。LiTaO基板2の上面2aには、複数本の溝2bが形成されている。複数本の溝2bに金属を充填することにより、複数本の電極指を有するIDT3が形成されている。このIDT3の上面と、LiTaO基板2の上面2aは面一とされている。
上面2a及びIDT3を覆うように、SiO膜4が形成されている。
図1(b)に示すように、弾性表面波装置1は、上記IDT3と、IDT3の表面波伝搬方向両側に配置された第1,第2の反射器5,6とを有する、1ポート型の弾性表面波共振子である。なお、反射器5,6は、それぞれ、複数本の電極指の両端を短絡してなるグレーティング反射器である。
上記反射器5,6も、IDT3と同様に、LiTaO基板2の上面2aに設けられた複数本の溝に同じ金属を充填することにより形成されている。従って、反射器5,6においても、電極表面とLiTaO基板2の上面2aとが略面一にされている。よって、SiO膜4の上面は、弾性表面波装置1の全体にわたり略平坦化されている。
LiTaO基板2の周波数温度係数TCFは負の値であるが、SiO膜4の周波数温度係数TCFは正の値であるため、全体として周波数温度係数TCFの絶対値が小さくされている。従って、弾性表面波装置1では、温度変化による周波数特性の変化が小さい。
本実施形態の弾性表面波装置1の特徴は、上記IDTを構成している金属の密度をρ(kg/m)、スティフネスをC44(N/m)としたときに、上記金属が下記の式(1)を満たしていることにある。
(ρ×C441/2>1.95×1011 … 式(1)
それによって、本実施形態の弾性表面波装置1では、IDT3の反射係数の絶対値が大きくされているだけでなく、反射係数が正の値であり、大きな電気機械結合係数kを得ることができ、リップルの少ない良好な共振特性を得ることができる。
従来、弾性表面波装置では、IDTの反射係数の絶対値が大きくなればよいことが認識されていたが、反射係数の極性については注意が払われていなかった。しかしながら、本願発明者は、反射係数の極性が負の値である場合には、リップルが発生し、良好な共振特性やフィルタ特性の得られないことを見出した。これを、以下において、具体的な実験例に基づき説明する。
図2は、上記実施形態において、IDTの反射係数γを0.13とした場合のインピーダンス周波数特性及び位相周波数特性を示す図である。ここでは、オイラー角(0°,126°,0°)のLiTaO基板上に、0.05λの深さの溝2bを溝幅が約0.5μmとなるように形成した。この複数本の溝に電極材料として金(Au)を充填し、対数が100対であり、交叉幅が30μmであるIDT3を形成した。また、反射器5,6も、電極指の幅及び電極厚みはIDT3と同様とし、反射器における電極指の本数は各100本とした。このようにして作製した弾性表面波装置1では、IDTの電極指の反射係数は0.13である。
他方、比較のために、LiTaO基板の溝に充填される金属をAlに変更し、IDTの反射係数γ=−0.13とし、反射器5,6における反射係数もγ=−0.13とした弾性表面波装置を作製した。このようにして得られた第1の比較例の弾性表面波装置のインピーダンス周波数特性及び位相周波数特性を図3に示す。
図2と図3を比較すれば明らかなように、第1の比較例の弾性表面波装置では、通過帯域内において、多数のリップルが現れているのに対し、上記実施形態では、このようなリップルは現れておらず、良好な共振特性を得られていることがわかる。
また、上記Auの膜厚を0.05λから0.3λに変更し、反射係数γが0.09である実施形態の弾性表面波装置を作製し、インピーダンス周波数特性及び位相周波数特性を測定した。結果を図4に示す。
また比較のために、IDT及び反射器を構成する金属をAlに変更し、反射係数γを−0.09としたことを除いては、上記と同様にして構成された弾性表面波装置を第2の比較例として用意した。第2の比較例の弾性表面波装置のインピーダンス周波数特性及び位相周波数特性を図5に示す。
図5から明らかなように、通過帯域内において多数のリップルが現れているのに対し、図4に示す実施形態では、このようなリップルが現れていないことがわかる。
従って、図2と図3との比較及び図4と図5との比較から明らかなように、IDT3の反射係数の極性が負である場合には、通過帯域内において所望でない複数のリップルが現れているのに対し、反射係数γが正の値である上記実施形態では、このような複数のリップルが現れておらず、良好な共振特性の得られていることがわかる。
他方、図6〜図8は、図31に示した従来の弾性表面波装置1101と同様に、LiTaO基板1002の上面に、金属からなるIDTが形成されており、該IDTを覆うようにかつ上面が平坦なSiO膜が形成されている第3の比較例の弾性表面波装置におけるIDTの規格化膜厚と電気機械結合係数kとの関係を示す各図である。なお、LiTaOのオイラー角は(0°,126°,0°)である。なお、規格化膜厚は、厚みを弾性表面波の波長λで除算して得られる値である。図6では、SiO膜の規格化膜厚が0.2である場合の結果を示し、図7はSiOの規格化膜厚が0.25である場合の結果を示し、図8はSiO膜の規格化膜厚が0.3である場合の結果を示す。
また、図9〜図13は、図1(a)と同様に、LiTaO基板の上面に形成された複数本の溝に金属を充填してIDTが形成されており、かつSiO膜がLiTaO基板上に積層されている構造の弾性表面波装置において、IDTの規格化膜厚と電気機械結合係数kとの関係を示す図である。ここでは、LiTaO基板のオイラー角は(0°,126°,0°)である。図9〜図13は、それぞれ、SiOの規格化膜厚が0.05、0.1、0.15、0.25、0.3の場合の結果を示す。
図6〜図8の結果と、図9〜図13の結果とを比較すれば明らかなように、LiTaO基板の上面に形成された複数本の溝に金属を埋め込んだ場合、すなわち図9〜図13では、電気機械結合係数kを大きくし得ることがわかる。特に、図9〜図13の結果から、LiTaO基板の上面に設けられた溝に金属を充填することにより形成されたIDTの場合には、SiO膜の膜厚が厚くなったとしても、電気機械結合係数kの低下が少ないことがわかる。
従って、大きな電気機械結合係数kを得るには、上記実施形態のように、LiTaO基板上に設けられた複数本の溝に金属材料を充填して複数本の電極指が形成されているIDTが望ましいことがわかる。
他方、図14〜図18は、図9〜図13と同様に、オイラー角(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面に設けられた複数本の溝に各種金属を充填して複数本の電極指が形成されているIDTを有し、上面にSiO膜が様々な規格化膜厚で積層されている弾性表面波装置におけるIDTの規格化膜厚H/λと、反射係数との関係を示す図であり、図14〜図18は、それぞれ、SiO膜の規格化膜厚が0.05、0.1、0.15、0.25及び0.3の場合の結果を示す。
図14〜図18から明らかなように、IDTを構成する金属として、Alを用いた場合、並びにAgやCuを用いた場合、反射係数の値は、負の値となったり、正の値であってもその絶対値が比較的小さいことがわかる。しかも、IDTの規格化膜厚を厚くした場合、Al、AgまたはCuを用いた場合、反射係数が正の値側から負の値側にシフトしていくことがわかる。
これに対して、Agよりも重い金属を用いた場合には、SiO膜の膜厚及びIDTの膜厚の如何にかかわらず、反射係数を正の値とし、かつ反射係数の絶対値を、IDTの規格化膜厚を大きくするに従って大きくし得ることがわかる。
従って、図14〜図18の結果から、Agよりも重い、Mo、Ta、Au、Pt及びWからなる群から選択した金属を用いることが望ましいことがわかる。すなわち、これらの金属からなる群から選択した少なくとも1種の金属または該金属を主成分とする合金を用いれば、反射係数を正の値とし、かつ反射係数の絶対値を、IDTの規格化膜厚を厚くすることにより大きくし得ることがわかる。
また、図19〜図21は、オイラー角(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面に設けられた複数本の溝に各種金属を充填してIDTを形成し、さらにSiO膜を積層した構造において、SiO膜の規格化膜厚と、反射係数との関係を示す各図であり、図19〜図21は、それぞれ、IDTの規格化膜厚が0.005、0.03及び0.05の場合の結果を示す。
図19〜図21から明らかなように、IDTの規格化膜厚が0.005、0.03及び0.05のいずれの場合においても、SiO膜の膜厚を変化させたとしても、図14〜図18の場合と同様に、Al、CuまたはAgを用いた場合には、反射係数が正の値の場合には小さく、また場合によっては負の値になることがわかる。これに対して、Agよりも重い上記各種金属を用いた場合には、反射係数がSiO膜の膜厚を変化させたとしても正の値であり、かつSiO膜の膜厚を厚くしたとしても、反射係数はさほど低下しないことがわかる。
よって、図14〜図18及び図19〜図21から明らかなように、SiO膜の膜厚を変化させた場合であっても、Agよりも重い金属を用いてIDTを形成した場合、正の反射係数であり、かつ絶対値の大きな反射係数を得ることができることがわかる。
また、図22〜図24は、オイラー角(0°,126°,0°)のLiTaO基板の上面に設けられた複数本の溝に各種金属を充填してIDTを形成し、さらにSiO膜を積層した構造において、SiO膜の規格化膜厚と、電気機械結合係数との関係を示す各図であり、図22〜図24は、それぞれ、IDTの規格化膜厚が0.005、0.03及び0.05の場合の結果を示す。SiO膜を積層した構造では、SiO膜の積層により電気機械結合係数kは低下しがちであるのが普通であるが、IDTをAgよりも重い金属を用いて形成した上記構造では、図22〜図24から明らかなように、電気機械結合係数kの低下も生じ難い。すなわち、十分大きな電気機械結合係数kを得ることができる。
図25は、オイラー角を(0°,90°,0°)と変更したことを除いては、図6〜図24に示した実験例の場合と同様に、LiTaO基板の上面に形成された複数本の溝に各種金属を充填し、さらにSiO膜を積層した弾性表面波装置において、各種金属からなるIDTの規格化膜厚H/λを変化させた場合の反射係数の変化を示す図である。ここでは、SiO膜の規格化膜厚は0.25とした。
図25から明らかなように、オイラー角を(0°,90°,0°)に変更したとしても、図6〜図24に示した結果の場合と同様に、Agよりも重い金属を用いた場合には、反射係数が正の値であり、しかもIDTの規格化膜厚H/λを厚くすることにより反射係数の絶対値を大きくし得ることがわかる。
よって、オイラー角(0°,126°,0°)の場合だけでなく、オイラー角(0°,90°,0°)の場合においても、上記実施形態と同様の結果が得られることがわかる。
また、図26〜図28は、オイラー角(0°,110°,0°)、(0°,150°,0°)及び(0°,170°,0°)のLiTaO基板を用いた場合に、IDTの規格化膜厚を変化させた場合の反射係数の変化を示す図である。なお、SiO膜の膜厚は、いずれも0.25とした。
図26〜図28から明らかなように、オイラー角を(0°,126°,0°)や(0°,90°,0°)だけでなく、(0°,110°,0°)、(0°,150°,0°)及び(0°,170°,0°)の場合においても、同様にAgよりも重い金属を用いた場合に反射係数を正の値とし、かつIDTの膜厚が増加するにつれて反射係数の絶対値を大きくし得ることがわかる。
すなわち、オイラー角に依存せずに、LiTaO基板上に形成された複数本の溝にAgよりも重い金属を充填してIDTを形成すれば、上記実施形態と同様に、反射係数を正の値とし、しかも反射係数の絶対値を大きくし、かつ電気機械結合係数kを高め得ることがわかる。
なお、上記実施形態において、金属が式(1)を満たすことが必要である旨を規定したのは、Agよりも単に重い金属を用いればよいのではなく、上記式(1)を満たす範囲であればよいからである。すなわち、図6〜図24では、密度が10219kg/mとAgの密度10500kg/mよりも小さいMoの場合にも良好な結果が得られている。すなわち、Moを用いた場合には、反射係数が、Agを用いた場合の反射係数よりも絶対値が大きく、かつ正の反射係数を得ることができる。従って、上記金属の密度だけでなく、他のパラメータを種々を検討した。その結果、Al、Cu、Ag、Mo、Au、Ta、Pt及びWの密度及びスティフネスC44及び式(1)の左辺であるA=(ρ×C441/2>1.95×1011は、下記の表1に示す関係及び図29に示す関係があるため、上記A値を1.95×1011よりも大きく、すなわち前述した式(1)を満たす金属を用いればよいことを見出した。
Figure 0004968334
なお、前述したように、本願発明では、LiTaOのオイラー角(φ,θ,ψ)は特に限定されない旨を示したが、表面波として、レイリー波及びSH波を利用するには、オイラー角のφが0°±10°の範囲、θが70°〜180°の範囲、ψが0°±10°の範囲とすることが望ましい。すなわち、オイラー角で(0°±10°,70°〜180°,0°±10°)の範囲とすることにより、レイリー波及びSH波を好適に用いることができる。より具体的には、(0°±10°,90°〜180°,0°±10°)でSH波をより好適に利用することができる。
また、LSAW波を用いてもよく、その場合には、オイラー角は(0°±10°,110°〜160°,0°±10°)の範囲とすればよい。また、上記実施形態では、1ポート型SAW共振子の電極構造を示したが、本発明の弾性表面波装置は、他の共振器構造あるいは他の共振器型弾性表面波フィルタに広く適用することができる。

Claims (5)

  1. LiTaO基板からなり、上面に複数本の溝が形成されている圧電基板と、
    前記圧電基板の上面の複数本の溝に充填された金属からなる複数本の電極指を有するIDTとを備えており、前記金属が、Mo、Ta、Au及びPtからなる群から選択した少なくとも1種の金属または該金属を主成分とする合金であり、
    前記金属の密度をρ(kg/m)、スティフネスをC44(N/m)としたときに、前記金属が下記の式(1)で示す条件を満たすことを特徴とする、弾性表面波装置。
    (ρ×C441/2>1.95×1011 … 式(1)
  2. LiTaO基板からなり、上面に複数本の溝が形成されている圧電基板と、
    前記圧電基板の上面の複数本の溝に充填された金属からなる複数本の電極指を有するIDTとを備えており、
    前記IDTがAl、Au、Ta、Pt、Cu、Ni及びMoからなる群から選択された複数の金属のそれぞれからなる複数の金属膜を積層している積層金属膜からなり、
    前記積層金属膜を構成する各金属膜の膜厚Tと各金属膜を構成している金属の密度との積の総和を、前記積層金属膜を構成する各金属膜の膜厚Tの総和で除算して得られた商を平均密度とし、該平均密度を前記ρ(kg/m)とし、前記積層金属膜を構成する各金属膜の膜厚Tと各金属膜を構成している金属のスティフネスとの積の総和を、前記積層金属膜を構成する各金属膜の膜厚Tの総和で除算して得られた商である平均スティフネスを前記C44(N/m)としたときに、下記の式(1)を満たしていることを特徴とする、弾性表面波装置。
    (ρ ×C 44 1/2 >1.95×10 11 … 式(1)
  3. 前記IDT及び前記圧電基板を覆っている、SiOあるいはSiOを主成分とする無機材料からなる誘電体膜をさらに備える、請求項1または2に記載の弾性表面波装置。
  4. 弾性表面波の波長をλとした場合、前記誘電体膜のλで規格化してなる規格化膜厚が0.05以上、0.3以下である、請求項3に記載の弾性表面波装置。
  5. 前記LiTaO基板のカット角が、オイラー角で(0°±10°,70°〜180°,0°±10°)である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の弾性表面波装置。
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