JP5152342B2 - 弾性表面波装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば共振子や帯域フィルタなどに用いられる弾性表面波装置に関し、詳細には、絶縁層により被覆されたIDT電極を有する弾性表面波装置に関する。
移動体通信システムなどに用いられるデュプレクサ(DPX:Duplexer)やRFフィルタでは、広帯域かつ良好な温度特性の両方が要求されている。広帯域かつ良好な温度特性の両方を満たす弾性表面波装置として、例えば特許文献1には、LiTaO基板に埋め込まれたAlからなるIDT電極を有する弾性表面波装置が開示されている。特許文献1に開示された弾性表面波装置のように、IDT電極を圧電基板に埋め込むことにより、大きな電気機械結合係数(k)が得られる。その結果、広い帯域が実現される。
WO2006/011417 A1号公報
IDT電極が圧電基板に埋め込まれた弾性表面波装置において、より大きな電気機械結合係数(k)を得るためには、IDT電極の密度を高くすることが好ましい。また、挿入損失を小さくする観点から、IDT電極の電極指を低い比抵抗の材料により厚く形成し、電極指の抵抗を小さくすることが好ましい。
しかしながら、IDT電極の密度を大きくしたり、IDT電極を厚くしたりすると、弾性波の音速が遅くなる傾向にあった。このため、例えば、数百MHz〜数GHz帯といった高周波数帯の弾性波を利用する弾性表面波装置を作製しようとすると、IDT電極の電極指のピッチを狭くしなければならないという問題があった。電極指のピッチを狭くすると、弾性表面波装置の静電気耐性が低くなる傾向にあった。
本発明の目的は、電気機械結合係数(k)が大きく、かつ低挿入損失であって、高い静電気耐性を有する弾性表面波装置を提供することにある。
本発明に係る弾性表面波装置は、圧電体と、IDT電極とを備えている。圧電体には、複数本の溝が形成されている。IDT電極は、複数本の電極指を有する。各電極指の一部は、溝内に位置している。電極指は、第1の電極層と、第2の電極層とを有する。第1の電極層は、溝の内部に位置している。第2の電極層は、第1の電極層の上に形成されている。第2の電極層は、溝の上端面よりも上側に位置している。本発明に係る弾性表面波装置では、第1の電極層の平均密度(ρ)の3乗と、第1の電極層の平均スティフネス(C44)との積の1/2乗(ρ ×C441/2が、第2の電極層の平均密度(ρ)の3乗と、第2の電極層の平均スティフネス(C44)との積の1/2乗(ρ ×C441/2よりも大きい。
本発明に係る弾性表面波装置のある特定の局面では、(ρ ×C441/2<6.54×1010≦(ρ ×C441/2が満たされる。この構成によれば、挿入損失をより低くすると共に静電気耐性をより高くすることができる。
本発明に係る弾性表面波装置の他の特定の局面では、(ρ ×C441/2<5.0×1011がさらに満たされる。この構成によれば、挿入損失をより低くすると共に静電気耐性をより高くすることができる。
本発明に係る弾性表面波装置の別の特定の局面では、第2の電極層は、実質的に、AlまたはAlを主成分とする合金からなるものである。
本発明に係る弾性表面波装置のさらに他の特定の局面では、第1の電極層は、実質的に、Ti,Cu,Ag,Cr,Ni,Mo及びAuからなる群から選ばれた金属または該群から選ばれた少なくとも1種の金属を主成分とする合金からなるものである。
本発明に係る弾性表面波装置のさらに別の特定の局面では、第1の電極層は、実質的に、Cu,Ti,NiまたはNiCrからなるものである。
本発明に係る弾性表面波装置のまた他の特定の局面では、第1及び第2の電極層の少なくとも一方は、複数の金属膜からなる。第1の電極層が複数の金属膜からなる場合は、第1の電極層の平均密度(ρ)は、第1の電極層を構成する各金属膜の密度と膜厚との積の総和を各金属膜の膜厚の総和で除算した値となる。第1の電極層の平均スティフネス(C44)は、第1の電極層を構成する各金属膜の平均スティフネスと膜厚との積の総和を各金属膜の膜厚の総和で除算した値となる。第2の電極層が複数の金属膜からなる場合は、第2の電極層の平均密度(ρ)は、第2の電極層を構成する各金属膜の密度と膜厚との積の総和を各金属膜の膜厚の総和で除算した値となる。第2の電極層の平均スティフネス(C44)は、第2の電極層を構成する各金属膜の平均スティフネスと膜厚との積の総和を各金属膜の膜厚の総和で除算した値となる。
なお、本発明において、「金属膜」には、実質的に合金からなる膜が含まれるものとする。
本発明に係る弾性表面波装置のまた別の特定の局面では、圧電体がLiTaO基板またはLiNbO基板である。
本発明に係る弾性表面波装置のさらにまた他の特定の局面では、圧電体がLiTaO基板である。
本発明に係る弾性表面波装置のさらにまた別の特定の局面では、LiTaO基板のオイラー角(φ,θ,ψ)のθは、120°以上140°以下である。
本発明に係る弾性表面波装置では、溝の内部に位置している第1の電極層の平均密度(ρ)の3乗と平均スティフネス(C44)との積の1/2乗(ρ ×C441/2が、溝の上端面よりも上側に位置している第2の電極層の平均密度(ρ)の3乗と平均スティフネス(C44)との積の1/2乗(ρ ×C441/2よりも大きくされているため、電気機械結合係数(k)が大きく、かつ低挿入損失であって、高い静電気耐性を有する弾性表面波装置を提供することができる。
図1は、実施形態に係る弾性表面波装置の略図的断面図である。 図2は、実施形態に係る弾性表面波装置の略図的平面図である。 図3は、第1の実施例並びに第1及び第2の比較例における音速を表すグラフである。 図4は、第1の比較例に係る弾性表面波装置の略図的断面図である。 図5は、第2の比較例に係る弾性表面波装置の略図的断面図である。 図6は、第1の実施例及び第1の比較例における第1の電極層の波長規格化厚さと音速との関係を表すグラフである。 図7は、Al膜の波長規格化厚さと音速との関係を表すグラフである。図7中、符号126を附した菱形で示すデータは、オイラー角のθが126°である場合のデータである。図7中、符号130を附したデータは、オイラー角のθが130°である場合のデータである。図7中、符号136を附した正方形で示すデータは、オイラー角のθが136°である場合のデータである。 図8は、波長規格化膜厚とシート抵抗との関係を表すグラフである。 図9は、第1の実施例並びに第1及び第2の比較例におけるストップバンドを表すグラフである。 図10は、第1の実施例並びに第1及び第2の比較例における比帯域を表すグラフである。 図11は、第2の実施例並びに第3及び第2の比較例における音速を表すグラフである。 図12は、第2の実施例並びに第3及び第2の比較例におけるストップバンドを表すグラフである。 図13は、第2の実施例並びに第3及び第2の比較例における比帯域を表すグラフである。 図14は、第3の実施例並びに第4及び第2の比較例における音速を表すグラフである。 図15は、第3の実施例並びに第4及び第2の比較例におけるストップバンドを表すグラフである。 図16は、第3の実施例並びに第4及び第2の比較例における比帯域を表すグラフである。 図17は、変形例に係る弾性表面波装置の略図的断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本実施形態に係る弾性表面波装置1の略図的断面図である。図2は、本実施形態に係る弾性表面波装置1の略図的平面図である。図1及び図2に示すように、弾性表面波装置1は、圧電体10を備えている。圧電体10は、適宜の圧電材料により形成することができる。具体的には、圧電体10は、例えば、LiTaO基板やLiNbO基板などにより構成することができる。なかでも、圧電体10は、LiTaO基板により構成されていることが好ましく、より詳細には、オイラー角(φ,θ,ψ)のθが120°〜140°であるLiTaO基板により構成されていることがより好ましい。さらに詳細には、圧電体10は、オイラー角が(0±5°,120°〜140°,0±5°)であるLiTaO基板により構成されていることがより好ましい。
図2に示すように、圧電体10の上には、電極30が形成されている。電極30は、IDT電極37を有する。弾性表面波伝搬方向dにおけるIDT電極37の両側には、反射器33,34が配置されている。IDT電極37は、互いに間挿し合う第1及び第2のくし歯電極31,32を備えている。第1のくし歯電極31は、第1の端子35に電気的に接続されている。一方、第2のくし歯電極32は、第2の端子36に電気的に接続されている。
第1のくし歯電極31は、第1のバスバー31aと、第1のバスバー31aに接続されている複数の第1の電極指31bとを備えている。複数の第1の電極指31bは、相互に略平行に配置されている。第2のくし歯電極32は、第2のバスバー32aと、第2のバスバー32aに接続されている複数の第2の電極指32bとを備えている。複数の第2の電極指32bは、相互に平行に配置されている。複数の第2の電極指32bと複数の第1の電極指31bとは、弾性表面波の伝搬方向dにおいて交互に配置されている。第1の電極指31bと第2の電極指32bとのそれぞれの一部は、圧電体10に形成されている複数本の溝10a内に位置している。
図1に示すように、第1及び第2の電極指31b、32bは、第1の電極層21と第2の電極層22とを備えている。第1の電極層21は、圧電体10に形成されている複数本の溝10a内に形成されている。第1の電極層21の表面と、圧電体10の溝10aが形成されていない部分の表面とは、略面一とされている。
第2の電極層22は、第1の電極層21の上に形成されている。第2の電極層22は、溝10aの上端面よりも上側に位置している。すなわち、第2の電極層22は、溝10aの内部に形成されておらず、溝10aの外に形成されている。
本実施形態では、第1の電極層21の平均密度(ρ(kg/m))の3乗と平均スティフネス(C44(N/m))との積の1/2乗(ρ ×C441/2が、第2の電極層22の平均密度(ρ(kg/m))の3乗と平均スティフネス(C44(N/m))との積の1/2乗(ρ ×C441/2よりも大きく設定されている〔(ρ ×C441/2>(ρ ×C441/2〕。すなわち、本実施形態では、平均密度をρとし、平均スティフネスをC44としたとき、(ρ×C44)1/2が大きい第1の電極層21が溝10a内に埋設され、(ρ×C44)1/2が小さい第2の電極層22が溝10aの上端面よりも上側に形成されている。
これにより、以下の実施例においても裏付けられるように、第1及び第2の電極指31b、32bの密度を高くしつつ、弾性表面波の音速を高くすることができる。従って、電気機械結合係数(k)を大きくすることができる。
また、弾性表面波の音速を高くすることができるため、第1及び第2の電極指31b、32bのピッチ(波長)を大きくすることができる。よって、静電気耐性を高くすることができる。また、弾性表面波装置1の製造容易性を高めることができる。
さらに、第1及び第2の電極指31b、32bのピッチ(波長)を大きくすることができるため、第1及び第2の電極指31b、32bの断面積を大きくすることができる。よって、第1及び第2の電極指31b、32bの抵抗を低くすることができる。従って、挿入損失を小さくすることができる。
すなわち、本実施形態によれば、電気機械結合係数(k)が大きく、かつ低挿入損失であって、高い静電気耐性を有する弾性表面波装置を提供することができる。なお、この効果は、圧電体10のオイラー角に関わらず得られる効果である。
一方、(ρ×C44)1/2が大きい第1の電極層21の少なくとも一部を溝10aの上端面よりも上側に配置した場合は、電気機械結合係数(k)が小さくなる傾向にある。
また、(ρ×C44)1/2が小さい第2の電極層22を溝10a内に配置した場合は、反射係数が小さくなる傾向にある。
また、(ρ×C44)1/2が小さい第2の電極層22を設けず、(ρ×C44)1/2が大きい第1の電極層21のみを厚く形成することにより第1及び第2の電極指31b、32bの低抵抗化を図った場合は、弾性表面波の音速が低くなる。このため、電極指31b、32bのピッチが狭くなる傾向にある。従って、静電気耐性が低くなると共に、弾性表面波装置の製造容易性が低くなる傾向にある。
電気機械結合係数(k)をより大きくし、かつ挿入損失をより小さくすると共に静電気耐性をより高くする観点からは、第1の電極層21と第2の電極層22とが(ρ ×C441/2<6.54×1010≦(ρ ×C441/2を満たすように形成されていることが好ましく、(ρ ×C441/2<6.54×1010≦(ρ ×C441/2<5.0×1011を満たすように形成されていることがさらに好ましい。
第1及び第2の電極層21,22の構成は、(ρ ×C441/2>(ρ ×C441/2の関係を満たす限りにおいて、特に限定されない。第1及び第2の電極層21,22のそれぞれは、ひとつの金属膜により構成されていてもよいし、複数の金属膜の積層体により構成されていてもよい。
第1の電極層21がひとつの金属膜により構成されている場合は、(ρ×C44)1/2(但し、ρは金属膜の密度、C44は平均スティフネス)が大きな金属または合金材料により第1の電極層21を形成することが好ましく、(ρ×C44)1/2が6.54×1010以上である金属または合金材料により第1の電極層21を形成することがより好ましい。具体的には、第1の電極層21は、実質的に、Ti,Cu,Ag,Cr,Ni,Mo及びAuからなる群から選ばれた金属または該群から選ばれた少なくとも1種の金属を主成分とする合金からなるものであることが好ましい。なかでも、第1の電極層21は、実質的に、Cu,Ti,NiまたはNiCrからなるものであることがより好ましい。
第2の電極層22がひとつの金属膜により構成されている場合は、(ρ×C44)1/2が小さな金属または合金材料により第2の電極層22を形成することが好ましく、(ρ×C44)1/2が6.54×1010よりも小さい金属材料により第2の電極層22を形成することがより好ましい。具体的には、第2の電極層22は、実質的に、AlまたはAlを主成分とする合金からなるものであることが好ましい。
第1の電極層21が複数の金属膜の積層体により構成されている場合は、第1の電極層21の平均密度(ρ(kg/m))は、第1の電極層21を構成する各金属膜の密度と膜厚との積の総和を各金属膜の膜厚の総和で除算した値となる。第1の電極層21の平均スティフネス(C44(N/m))は、第1の電極層21を構成する各金属膜の平均スティフネスと膜厚との積の総和を各金属膜の膜厚の総和で除算した値となる。
また、第2の電極層22が複数の金属膜の積層体により構成されている場合は、第2の電極層22の平均密度(ρ(kg/m))は、第2の電極層22を構成する各金属膜の密度と膜厚との積の総和を各金属膜の膜厚の総和で除算した値となる。第2の電極層22の平均スティフネス(C44(N/m))は、第2の電極層22を構成する各金属膜の平均スティフネスと膜厚との積の総和を各金属膜の膜厚の総和で除算した値となる。
このため、第1及び第2の電極層21,22の少なくとも一方が、複数の金属膜の積層体により構成されている場合は、第1の電極層21を構成する複数の金属膜のなかに、第2の電極層22を構成する電極膜よりも密度及び平均スティフネスのうちの少なくとも一方が小さい金属または合金材料からなる金属膜があってもよい。また、第2の電極層22を構成する複数の金属膜のなかに、第1の電極層21を構成する電極膜よりも密度及び平均スティフネスのうちの少なくとも一方が大きい金属または合金材料からなる金属膜があってもよい。
第1及び第2の電極層21,22に使用し得る金属材料例の(ρ×C44)1/2を下記の表1に示す。但し、下記の表1に示す金属材料は、単なる一例であって、第1及び第2の電極層21,22に使用し得る金属や合金は、下記の表1に示す金属材料に限定されない。
Figure 0005152342
また、本実施形態では、弾性表面波装置の例として共振子を挙げて説明したが、本発明の弾性表面波装置は共振子に限定されず、例えば、弾性波を利用したフィルタであってもよい。フィルタの具体例としては、例えば、縦結合共振子型フィルタやラダー型フィルタ等が挙げられる。
(第1の実施例並びに第1及び第2の比較例)
第1の実施例として、以下の条件にて、図1及び図2に示す弾性表面波装置1を作製し、圧電体10のオイラー角の各θにおける弾性表面波装置1の音速とストップバンドと比帯域とを測定した。音速の測定結果を図3及び図6に示すグラフにおいて実線で表す。ストップバンドの測定結果を図9に示すグラフにおいて実線で示す。比帯域の測定結果を図10に示すグラフにおいて実線で示す。
ここで、音速とは、弾性表面波の位相速度(m/秒)を意味する。
ストップバンドとは、グレーティング構造で弾性表面波の閉じこもる範囲(広さ)を意味し、(Vsu−Vsl)/Vslで表される。但し、Vsuは、電気的短絡グレーティング構造におけるストップバンドの上端側の音速であり、Vslは、電気的短絡グレーティング構造におけるストップバンドの下端側の音速である。ストップバンドは、反射係数と相関する。
比帯域は、(Vol−Vsl)/Vslで表される。比帯域は、電気機械結合係数(k)と相関する。なお、ストップバンドや比帯域を求める場合は、Vsu=Vouとなる。但し、Volは、電気的開放グレーティング構造におけるストップバンドの下端側の音速であり、Vouは、電気的開放グレーティング構造におけるストップバンドの上端側の音速である。
第1の実施例の条件:
圧電体10:オイラー角(0°,θ,0°)のLiTaO基板
第1の電極層21:Cu膜((ρ×C44)1/2=1.91×1011
第1の電極層21の波長規格化厚さ(h/λ):0.1
第2の電極層22:Al膜((ρ×C44)1/2=2.27×1010
第2の電極層22の波長規格化厚さ(h/λ):0.01〜0.05
第1の比較例として、図4に示すように、圧電体10に溝を形成せずに、圧電体10の上に第1及び第2の電極層21,22の両方を形成したこと以外は第1の実施例と同様の条件にて弾性表面波装置を作製し、圧電体10のオイラー角の各θにおける弾性表面波装置1の音速とストップバンドと比帯域とを測定した。音速の測定結果を図3及び図6に示すグラフにおいて一点破線で表す。ストップバンドの測定結果を図9に示すグラフにおいて一点破線で示す。比帯域の測定結果を図10に示すグラフにおいて一点破線で示す。
第2の比較例として、図5に示すように、圧電体10に溝を形成せずに、圧電体10の上に波長規格化厚さ0.1のAl電極層40を形成したこと以外は第1の実施例と同様の条件にて弾性表面波装置を作製し、圧電体10のオイラー角の各θにおける弾性表面波装置1の音速とストップバンドと比帯域とを測定した。音速の測定結果を図3に示すグラフにおいて二点破線で表す。ストップバンドの測定結果を図9に示すグラフにおいて二点破線で示す。比帯域の測定結果を図10に示すグラフにおいて二点破線で示す。
なお、これら図3,図9及び図10並びに下記の図11〜図16において、符号101を附した実線は、第2の電極層22の波長規格化厚さ(h/λ)が0.01である実施例のデータを表す。符号102を附した実線は、第2の電極層22の波長規格化厚さ(h/λ)が0.02である実施例のデータを表す。符号103を附した実線は、第2の電極層22の波長規格化厚さ(h/λ)が0.03である実施例のデータを表す。符号104を附した実線は、第2の電極層22の波長規格化厚さ(h/λ)が0.04である実施例のデータを表す。符号105を附した実線は、第2の電極層22の波長規格化厚さ(h/λ)が0.05である実施例のデータを表す。符号201を附した一点破線は、第2の電極層22の波長規格化厚さ(h/λ)が0.01である比較例のデータを表す。符号202を附した一点破線は、第2の電極層22の波長規格化厚さ(h/λ)が0.02である比較例のデータを表す。符号203を附した一点破線は、第2の電極層22の波長規格化厚さ(h/λ)が0.03である比較例のデータを表す。符号204を附した一点破線は、第2の電極層22の波長規格化厚さ(h/λ)が0.04である比較例のデータを表す。符号205を附した一点破線は、第2の電極層22の波長規格化厚さ(h/λ)が0.05である比較例のデータを表す。なお、図9では、描画の便宜上、符号101を附した実線と、符号105を附した実線のみを描画している。
図3に示すように、圧電体10のオイラー角のθの大きさに関わらず、第1の電極層21が圧電体10の溝10a内に埋め込まれている第1の実施例の方が、第1の比較例よりも音速が高いことがわかる。この結果から、(ρ×C44)1/2が大きい第1の電極層21を圧電体10内に埋め込むことにより、音速を高くできることがわかる。
また、図6に示すように、第1の電極層21が圧電体10内に埋め込まれていない第1の比較例では、第1の電極層21の波長規格化厚さが厚くなるに従って音速が急激に低くなることがわかる。このため、第1の比較例では、第1の電極層21の波長規格化厚さを厚くした場合、音速が低くなってしまう。また、音速が低くなってしまうため、所望の周波数を実現するためには、第1及び第2の電極指31b、32bのピッチを小さくする必要がある。このため、第1及び第2の電極指31b、32bの断面積を小さくする必要がある。よって、第1及び第2の電極指31b、32bの抵抗を低くすることも困難となる。従って、第1の比較例の構成の弾性表面波装置では、小さい挿入損失と高い静電気耐性とを実現させることは困難である。
また、図7に示すように、圧電体10の上にAl電極層40を形成した場合は、Al電極層40の波長規格化厚さの増大に従って音速が大きく低下する。このため、圧電体10の上にAl電極層40を形成した場合においても、第1の比較例の場合と同様に、小さい挿入損失と高い静電気耐性とを実現させることは困難である。
それに対して、第1の電極層21が圧電体10内に埋め込まれている第1の実施例では、第1の電極層21の波長規格化厚さが厚くなってもそれほど音速が低下しない。このため、第1及び第2の電極指31b、32bのピッチを大きくできるため、第1及び第2の電極指31b、32bの断面積を大きくできる。
さらに、第1の電極層21がCuである場合は、CuはAlよりも導電性が高いため、第1及び第2の電極指31b、32bをAl電極層で形成する場合と比較して、第1及び第2の電極指31b、32bのシート抵抗を小さくすることができる。具体的には、図8に示すように、波長規格化厚さが0.03であるCuからなる第1の電極層21と、波長規格化厚さが0.1であるAlからなる第2の電極層22とからなる、波長規格化厚さが0.13である電極指のシート抵抗(Ω/square)は、波長規格化厚さが0.14であるAl膜のシート抵抗と同等となる。
従って、第1の電極層21が圧電体10内に埋め込まれている第1の実施例では、第1及び第2の電極指31b、32bの電気抵抗を小さくすることができる。よって、挿入損失を小さくすることができる。
さらに、第1の実施例では、第1及び第2の電極指31b、32bのピッチを大きくできるため、静電気耐性を高めることができる。すなわち、高い静電気耐性と小さな挿入損失とを両立させることができる。
次に、図9を参照しつつ、第1の実施例並びに第1及び第2の比較例におけるストップバンドについて説明する。図9に示すように、第1の電極層21が圧電体10内に埋め込まれていない第1の比較例では、ストップバンドが比較的大きくなる。このため、第1の比較例では、IDT電極37の反射係数が過度に大きいため、設計自由度が低くなる。さらに、このIDT電極37を用いて縦結合共振子型フィルタを作製した場合は、フィルタの急峻性が悪くなる。
また、第1の電極層21が圧電体10内に埋め込まれている第1の実施例におけるストップバンドは、従来広く用いられていたAl電極層40を用いる第2の比較例におけるストップバンドと同等である。また、図10に示すように、第1の実施例と、第1及び第2の比較例とでは、比帯域はほぼ同等である。従って、Al電極層40を用いる弾性表面波装置に関する従来のノウハウの適用が容易であり、弾性表面波装置の設計が容易である。
(第2及び第3の実施例並びに第3及び第4の比較例)
第2の実施例として、第1の電極層21の材質をTi((ρ×C44)1/2=6.54×1010)に変更したこと以外は、上記の第1の実施例と同じ構成を有する弾性表面波装置を作製し、音速とストップバンドと比帯域とを測定した。
第3の比較例として、第1の電極層21の材質をTiに変更したこと以外は、上記の第1の比較例と同じ構成を有する弾性表面波装置を作製し、音速とストップバンドと比帯域とを測定した。
第2の実施例及び第3の比較例における音速とストップバンドと比帯域とを、それぞれ図11〜図13に示す。
第3の実施例として、第1の電極層21の材質をNi((ρ×C44)1/2=2.54×1011)に変更したこと以外は、上記の第1の実施例と同じ構成を有する弾性表面波装置を作製し、音速とストップバンドと比帯域とを測定した。
第4の比較例として、第1の電極層21の材質をNiに変更したこと以外は、上記の第1の比較例と同じ構成を有する弾性表面波装置を作製し、音速とストップバンドと比帯域とを測定した。
第3の実施例及び第4の比較例における音速とストップバンドと比帯域とを、それぞれ図14〜図16に示す。
図11及び図14に示すように、第1の電極層21の材質がTiまたはNiである場合も、圧電体10のオイラー角のθの大きさにかかわらず、第1の電極層21が圧電体10の溝10a内に埋め込まれている第1の実施例の方が、第1の比較例よりも音速が高いことがわかる。従って、第1の実施例の場合と同様に、高い静電気耐性と小さな挿入損失とを両立させることができる。
また、図12及び図15に示すように、第1の電極層21が圧電体10内に埋め込まれている第2及び第3の実施例におけるストップバンドは、従来広く用いられていたAl電極層40を用いる第2の比較例におけるストップバンドと同等である。また、図13及び図16に示すように、第2及び第3の実施例と、第2の比較例とでは、比帯域はほぼ同等である。従って、第1の電極層21の材質がTiまたはNiである場合も、Al電極層40を用いる弾性表面波装置に関する従来のノウハウの適用が容易であり、弾性表面波装置の設計が容易である。
(変形例)
図17は、本変形例に係る弾性表面波装置の略図的断面図である。図17に示すように、第1の電極層21を第1の金属膜21a及び第2の金属膜21bで構成し、第2の電極層22を第1の金属膜22a及び第2の金属膜22bで構成してもよい。この場合であっても、第1の電極層21の(ρ ×C441/2が第2の電極層22の(ρ ×C441/2よりも大きい場合は、上記実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本変形例において、ρは、第1の金属膜21aの密度と膜厚との積と、第2の金属膜21bの密度と膜厚との積との総和を第1の電極層21の膜厚で除算して得られる。C44は、第1の金属膜21aの平均スティフネスと膜厚との積と、第2の金属膜21bの平均スティフネスと膜厚との積との総和を第1の電極層21の膜厚で除算して得られる。
ρは、第1の金属膜22aの密度と膜厚との積と、第2の金属膜22bの密度と膜厚との積との総和を第2の電極層22の膜厚で除算して得られる。C44は、第1の金属膜22aの平均スティフネスと膜厚との積と、第2の金属膜22bの平均スティフネスと膜厚との積との総和を第2の電極層22の膜厚で除算して得られる。
1…弾性表面波装置
10…圧電体
10a…圧電体に形成されている溝
21…第1の電極層
21a…第1の金属膜
21b…第2の金属膜
22…第2の電極層
22a…第1の金属膜
22b…第2の金属膜
30…電極
31…第1のくし歯電極
31a…第1のバスバー
31b…第1の電極指
32…第2のくし歯電極
32a…第2のバスバー
32b…第2の電極指
33,34…反射器
35…第1の端子
36…第2の端子
37…IDT電極
40…Al電極層
C44…第1の電極層の平均スティフネス
ρ…第1の電極層の密度
C44…第2の電極層の平均スティフネス
ρ…第2の電極層の密度

Claims (10)

  1. 複数本の溝が形成された圧電体と、
    一部が前記複数本の溝内に位置する複数本の電極指を有するIDT電極とを備え、
    前記電極指は、前記溝の内部に位置する第1の電極層と、前記第1の電極層の上に形成されており、前記溝の上端面よりも上側に位置する第2の電極層とを有し、
    前記第1の電極層の平均密度(ρ)の3乗と、前記第1の電極層の平均スティフネス(C44)との積の1/2乗(ρ ×C441/2が、第2の電極層の平均密度(ρ)の3乗と、第2の電極層の平均スティフネス(C44)との積の1/2乗(ρ ×C441/2よりも大きい、弾性表面波装置。
  2. (ρ ×C441/2<6.54×1010≦(ρ ×C441/2を満たす、請求項1に記載の弾性表面波装置。
  3. (ρ ×C441/2<5.0×1011をさらに満たす、請求項2に記載の弾性表面波装置。
  4. 前記第2の電極層は、実質的に、AlまたはAlを主成分とする合金からなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の弾性表面波装置。
  5. 前記第1の電極層は、実質的に、Ti,Cu,Ag,Cr,Ni,Mo及びAuからなる群から選ばれた金属または該群から選ばれた少なくとも1種の金属を主成分とする合金からなる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の弾性表面波装置。
  6. 前記第1の電極層は、実質的に、Cu,Ti,NiまたはNiCrからなる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の弾性表面波装置。
  7. 前記第1及び第2の電極層の少なくとも一方は、複数の金属膜からなる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の弾性表面波装置。
  8. 前記圧電体がLiTaO基板またはLiNbO基板である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の弾性表面波装置。
  9. 前記圧電体がLiTaO基板である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の弾性表面波装置。
  10. 前記LiTaO基板のオイラー角(φ,θ,ψ)のθは、120°以上140°以下である、請求項に記載の弾性表面波装置。
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