JP4967535B2 - ナノカーボンペースト及びナノカーボンエミッタの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ダイヤモンド微粒子を核に持つナノ炭素材料複合体を主成分とするナノカーボンペーストと、このナノカーボンペーストを用いたナノカーボンエミッタの製造方法に関する。
カーボンナノチューブなどのナノ炭素材料は、炭素のsp混成軌道で構成された、ナノメーター(nm)サイズの微細形状を有する。よって、ナノ炭素材料は、バルクな物質として知られているダイヤモンドやグラファイトとは異なる構造や優れた性質を有することから、次世代の強度補強材料、ナノカーボンエミッタ材料、電池の電極材料、電磁波吸収材料、触媒材料または光学材料としての応用が期待されている。
カーボンナノチューブなどのナノ炭素材料の合成方法としては、アーク放電法、レーザーアブレーション法、プラズマ化学気相成長法、熱化学気相成長法などが知られている(非特許文献1及び2)。これらのうち、アーク放電法、レーザーアブレーション法やプラズマ化学気相成長法は非平衡反応であるため、非晶質成分を生成しやすく、一般に生成するカーボンナノチューブの収率が低く、また、生成したカーボンナノチューブの直径や種類が一様でないことが知られている。
一方、特許文献1及び2には、触媒を用いて炭化水素ガスを熱分解しカーボンナノチューブを製造する熱化学気相成長法が開示されており、化学平衡反応を利用するため、収率が比較的高いことが知られている。この方法では、超微粒の鉄やニッケルなどの触媒粒子を核として成長した炭素繊維が得られる。得られた炭素繊維は、炭素網層が同心状、中空状に成長したものも含まれる。しかしながら、この方法においても、触媒となる金属の粒径や化学状態を制御することが困難であり、ナノ炭素材料の構造を制御して合成することができない。よって、実用化の際に要求される、所望の構造の材料を作り分けて得ることができず、結果的に収率が低下することは避けられなかった。
しかも、従来のナノ炭素材料では、合成したナノ炭素材料を使用形態に加工する際、例えば電池の電極の形状に加工する際には、黒鉛粒子や不定形炭素などのナノ炭素材料以外の炭素不純物を含んだ反応生成物中からナノ炭素材料を精製したり、基板上に成長したカーボンナノチューブを掻き落とすことで、必要な量のカーボンナノチューブを収集することが必要であり、低コストで大量に、かつ所望の構造を持つナノ炭素材料を使用した部材を製造することができなかった。
さらに、従来のナノ炭素材料は、個々は結晶性を持ち、繊維状の形態を持つ材料は得られているが、例えばグラム単位でみた集合体は無秩序な集まりであって、かつ、密度が低いパウダー状あるいはクラスター状の固体である。このようなナノ炭素材料を実用的な材料として適用するため、ペースト化または樹脂などの他の材料と混合しても、無秩序で低密度の集合体であるので、組成を均一化することができない、という課題がある。
特開2002−255519号公報 特開2002−285334号公報 独立行政法人 産業技術研究所 ナノカーボン研究センター編 「ナノカーボン料」 丸善株式会社 平成16年5月25日発行、p.187−191 独立行政法人 産業技術研究所 ナノカーボン研究センター編 「ナノカーボン料」 丸善株式会社 平成16年5月25日発行、p.191−192
上記したように、ナノ炭素材料は従来にない極めて優れた特徴を有しており、この優れた特徴を生かした実用デバイスを実現するためには、ナノ炭素材料が均一に分散したペーストが必要不可欠であるが、従来ではナノ炭素材料をペースト化しても無秩序で低密度の集合体であるため、高分散性で均質なペーストを得ることができないという課題がある。
このため、現状では、ナノ炭素材料が均一に分散して均質な組成で大面積のエミッタを有するナノカーボンエミッタを得ることができない。
本発明は上記課題に鑑み、ナノ炭素材料を主成分とし、高分散性を持ち、組成が均一なナノカーボンペーストを提供することを第一の目的としている。
本発明の第二の目的は、エミッタ材料となるナノ炭素材料を基体に容易にかつ大面積に均一に形成することで、製造コストが低減できる、ナノカーボンエミッタの製造方法を提供することにある。
上記の第一の目的を達成するために、本発明のナノカーボンペーストは、ダイヤモンド微粒子にニッケル若しくはニッケル化合物を介してナノ炭素材料が形成されてなるナノ炭素材料複合体と、有機バインダーと、無機バインダーと、溶剤と、を混合してなり、ダイヤモンド微粒子は、1μmよりも小さな粒径を有し、ナノ炭素材料は、直径が20〜50nmの繊維状のカーボンナノファイバーであることを特徴とする。
上記構成によれば、ナノ炭素材料とダイヤモンド微粒子とを一体化した複合体とすることで、ナノ炭素材料を集合体として扱うことが容易となり、ペースト化したり、他の物質と混合しても不均一化したり飛散したりすることがなく、高分散で高い均一組成のペーストを得ることができる。また、ダイヤモンドは化学的に極めて安定な物質であるため、様々なプロセスにおいても高い耐性を持つので、実用用途における特性に悪影響を及ぼすことがない。
本発明では、ダイヤモンド微粒子をナノサイズで構成したナノダイヤモンド微粒子とすることで、ナノ炭素材料と同等の粒径を持つため、ダイヤモンドとナノ炭素材料との結合を形成でき、核として十分な機能を果たす。これより、分散性が高く均一なペーストを得ることができる。また、核がナノサイズの微小粒径であるため、物性的にダイヤモンドの影響はなくナノ炭素材料の性能を最大限生かすことができる。
第二の目的を達成するために、本発明のナノカーボンエミッタの製造方法は、基体に導電層を形成する工程と、ダイヤモンド微粒子に金属若しくは金属化合物を介してナノ炭素材料が形成されてなるナノ炭素材料複合体と有機バインダーと無機バインダーと溶剤とを混合してなるナノカーボンペーストを、導電層上に塗布することで、導電層上にナノ炭素材料複合体を配置する工程と、ナノカーボンペーストを酸化雰囲気中で所定の温度で焼成して、脱溶剤処理と脱有機バインダー処理を行なう工程と、無機バインダーを、不活性雰囲気中で所定の温度で焼成する工程と、を含むことを特徴とする。
上記ダイヤモンド微粒子は、好ましくは1μmより小さい粒径を有し、さらに好ましくは、5〜30nmである。
上記ナノ炭素材料は、好ましくは、直径が20〜50nmの繊維状のカーボンナノファイバーである。
上記金属は、好ましくは、ニッケルからなる。
上記構成により、ナノ炭素材料複合体を主成分とし分散性が高くかつ均一性のよいペーストを、導電層に塗布してナノ炭素材料複合体を導電層上に固定するので、エミッタ材料としてのナノカーボン材料が、均一に分散した均質な組成を持つ電子放出部を大面積に亘って得られ、性能の均一性や製造コストの削減を図ることができる。
本発明のナノカーボンペーストによれば、ダイヤモンド微粒子とナノ炭素材料とが一体化しているため、集合体として扱い易いナノ炭素材料複合体を含んでいることから、ペースト化や他の材料との混合の際に不均一化や飛散を起こすことがない。よって、本発明のナノカーボンペーストは、均質な組成を持ち、実用化プロセスへの適性に優れている。また、ナノ炭素材料を担持したダイヤモンドは、化学的に安定で、他の材料とは反応を起こすことがないため、実用物性に悪影響を及ぼすことがない。従って、本発明のナノカーボンペーストを、構造材料、電気二重層キャパシタ、燃料電池、または一般的な二次電池の電極材料として、特にエミッタ材料として使用する際には良好なプロセス適性を示す。
本発明のナノカーボンエミッタの製造方法によれば、均質な組成のエミッタ材料からなる電子放出部を大面積に形成することができるとともに、製造コストを低減することができる。
以下、本発明の最良の形態について図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のナノカーボンペースト1の構成を模式的に示す断面図である。本発明のナノカーボンペースト1は、核となるダイヤモンド微粒子2とダイヤモンド微粒子2上に成長したナノ炭素材料3とからなるナノ炭素材料複合体4と、無機バインダー5と、有機バインダー6と、有機溶剤7とを混合して成る。図1では、ナノ炭素材料3が直接ダイヤモンド微粒子2上に存在する場合を示しているが、ナノ炭素材料3が金属を介在させてダイヤモンド微粒子2上に存在してもよいし、酸化物をはじめとする金属化合物を介在させてダイヤモンド微粒子2上に存在してもよい。
ここで、ダイヤモンド微粒子2として、粒径が1μmより小さいナノサイズのダイヤモンド粒子を用いることで、ナノ炭素材料3の核として、より小さな容積で、効率的に機能することができる。ダイヤモンド微粒子2として、研磨用の市販されているダイヤモンドパウダーを使用してもよい。
ナノ炭素材料3は、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、カーボンナノホーン、カーボンナノフィラメントなど、各種用途に応じて適切な材料から構成することができる。
無機バインダー5は無機材料からなり、ナノ炭素材料複合体4同士を固着するために機能し、例えば、ガラスフリットなどを用いることができる。
有機バインダー6および有機溶剤7は、一般にペースト化に用いられる材料から選択できる。例えば、有機バインダー6には、電子材料のスクリーン印刷用途に用いられているエチルセルロース(エトセル)を用いることができ、溶剤7にはカルビトールなどを用いることができる。
なお、ダイヤモンド微粒子2とナノ炭素材料3とを一体化させたナノ炭素材料複合体4は、熱化学気相成長法によるナノ炭素材料3の作製条件を制御することにより、不純物がなくかつ所望の構造を有するナノ炭素材料3をダイヤモンド微粒子2に均一に形成することで得ることができる。例えば、ダイヤモンド微粒子2を担体として、触媒成分としてニッケル、コバルト及び鉄の何れかを担持した状態で炭化水素ガスを熱分解する。すると、カーボンナノチューブやカーボンナノファイバーなどのナノ炭素材料が成長する。このとき、ダイヤモンド微粒子2の粒径に応じて、成長するナノ炭素材料3の構造を制御することができる。
本発明のナノカーボンペーストによれば、ダイヤモンド微粒子とナノ炭素材料とが一体化しているため、集合体として扱い易いナノ炭素材料複合体を含んでいるので、ペースト化や他の材料との混合の際に不均一化や飛散を起こすことがない。よって、本発明のナノカーボンペーストは、均質な組成を持ち、実用化プロセスへの適性に優れている。また、ダイヤモンドは、化学的に安定で、他の材料とは反応を起こすことがないため、実用物性に悪影響を及ぼすことがない。従って、本発明のナノカーボンペーストを、構造材料、電気二重層キャパシタ、燃料電池、または一般的な二次電池の電極材料として、特にエミッタ材料として使用する際には良好なプロセス適性を示す。
次に、本発明のナノカーボンエミッタの製造方法について説明する。
図2は、本発明のナノカーボンエミッタの製造工程を示す図である。
先ず、図2(a)に示す基体11上に薄膜または厚膜からなる導電層12を成膜する(図2(b)参照)。導電層11が薄膜の場合には、蒸着、スパッタ、イオンプレーティングなどの方法で基体11上に成膜する。その際、必要に応じてリソグラフィー法などを用いることにより所定形状にパターニングする工程を挿入してもよい。一方、導電層12が厚膜の場合には、印刷法などで基体11上に塗布する。所定のパターン形状となるよう同時に成形することもできる。
続いて、図2(c)に示すように、図2(b)の導電層12上にナノ炭素材料複合体4を積層形成する。
ここで、ナノ炭素材料複合体4は、ダイヤモンド微粒子2を核とし周囲にナノ炭素材料3が形成されてなる。ナノ炭素材料複合体4の積層は、導電層12上に、ナノカーボンペーストを用いて印刷法や転写法などにより塗布することができる。このとき、予め印刷版に所定のパターンを形成しておくことで、パターンニングも同時に行える。次に、酸化雰囲気中で所定の温度で焼成し、有機バインダー6と溶剤7の脱処理を行う。その後、ナノ炭素材料複合体4を固着させるために、ガラスよりなる無機バインダー5を不活性ガス雰囲気で所定の温度で焼成する。
以上の工程により、電界放出型のナノカーボンエミッタとしてのカーボンエミッタが完成する。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明する。
粒径が5〜30nmのダイヤモンド微粒子を担体として、それらに触媒成分としてのニッケルを金属として5wt%含む触媒0.1gを小型の固定床流通系反応管に充填し、触媒層を575℃で一定に保ち、原料ガスとしてメタンを20cm/分の流速で60分間流して反応を行なった。反応終了後に生成物を回収した。図3は、本発明の実施例1により作製された生成物の走査型電子顕微鏡(SEM)像を示す図である。図3から明らかなように、生成物は直径が20〜50nmの繊維状のカーボンナノファイバーであることが判明した。
次に、粘度40cPのエチルセルロースをカルビトールに溶かし、ガラスフリットを加え、これに上記反応で得た生成物を入れて十分混練し、実施例1のナノカーボンペーストを得た。
実施例1で作製したナノカーボンペーストを用いて、実施例2のナノカーボンエミッタを製造した。
最初に、ガラス基板上に導電層としてクロム薄膜をスパッタ法により100nm厚で成膜した。実施例1で得られたナノカーボンペーストを用いて、SUS400メッシュ版を使用してスクリーン印刷法で、スキージを用いて導電層上に印刷して塗布した。
その後、空気中で370℃で30分間焼成することで脱溶剤処理及び脱有機バインダー処理を行い、更に、真空中で420℃で30分間焼成することでガラスフリットを溶融し上記生成物中のナノ炭素材料複合体同士や導電層上に固着した。
これにより、カーボンナノファイバーによるナノカーボンエミッタを製造することができる。
本発明のナノカーボンペーストは、ナノ炭素材料複合体を主成分とし分散性が高くかつ均一性がよいので、構造材料、電気二重層キャパシタ、燃料電池、または一般的な二次電池の電極材料として、特にエミッタ材料として好適に使用することができる。
本発明のナノカーボンペーストの構成を模式的に示す断面図である。 本発明のナノカーボンエミッタの製造工程を示す図である。 本発明の実施例1により作製された生成物の走査型電子顕微鏡像を示す図である。
符号の説明
1:ナノカーボンペースト
2:ダイヤモンド微粒子
3:ナノ炭素材料
4:ナノ炭素材料複合体
5:無機バインダー
6:有機バインダー
7:溶剤
11:基体
12:導電層

Claims (6)

  1. ダイヤモンド微粒子にニッケル若しくはニッケル化合物を介してナノ炭素材料が形成されてなるナノ炭素材料複合体と、有機バインダーと、無機バインダーと、溶剤と、を混合してなり、
    上記ダイヤモンド微粒子は、1μmよりも小さな粒径を有し、
    上記ナノ炭素材料は、直径が20〜50nmの繊維状のカーボンナノファイバーであることを特徴とする、ナノカーボンペースト。
  2. 基体に導電層を形成する工程と、
    ダイヤモンド微粒子に金属若しくは金属化合物を介してナノ炭素材料が形成されてなるナノ炭素材料複合体と有機バインダーと無機バインダーと溶剤とを混合してなるナノカーボンペーストを、上記導電層上に塗布することで、上記導電層上に上記ナノ炭素材料複合体を配置する工程と、
    上記ナノカーボンペーストを酸化雰囲気中で所定の温度で焼成して、脱溶剤処理と脱有機バインダー処理を行なう工程と、
    上記無機バインダーを、不活性雰囲気中で所定の温度で焼成する工程と、
    を含むことを特徴とする、ナノカーボンエミッタの製造方法。
  3. 前記ダイヤモンド微粒子は、1μmより小さい粒径を有することを特徴とする、請求項に記載のナノカーボンエミッタの製造方法。
  4. 前記ダイヤモンド微粒子の粒径は、5〜30nmであることを特徴とする、請求項3に記載のナノカーボンエミッタの製造方法。
  5. 前記ナノ炭素材料は、直径が20〜50nmの繊維状のカーボンナノファイバーであることを特徴とする、請求項2に記載のナノカーボンエミッタの製造方法。
  6. 前記金属は、ニッケルからなることを特徴とする、請求項2に記載のナノカーボンエミッタの製造方法。
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