JP4967412B2 - 多孔質耐熱層の形成方法および多孔質耐熱層の形成装置 - Google Patents

多孔質耐熱層の形成方法および多孔質耐熱層の形成装置 Download PDF

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Description

本発明は非水電解液二次電池などの電極フープの表面に多孔質耐熱層を形成する方法に関し、より詳しくは活物質を含む合剤層を芯材の上に複数条設けた電極フープに対し、高い寸法精度で各合剤層の上に多孔質耐熱層を設ける方法に関する。
電子機器のポータブル化、コードレス化が進むにつれて、軽量でかつ高エネルギー密度を有する非水電解液二次電池への期待は高まりつつある。ただし非水電解液二次電池の活物質は反応性の高いリチウムであり、短絡によって正極と負極とが異常時に直接触れ合うと発熱し、正極と負極とを隔てる樹脂性微多孔膜セパレータが短絡箇所を中心に溶融することにより、短絡箇所が拡大して異常な過熱が発生する。これを防ぐために樹脂性微多孔膜セパレータと併用する形で、耐熱性樹脂や無機酸化物などを主成分とする多孔質耐熱層を配置し、万一短絡が発生しても短絡箇所の拡大による過熱を抑止する技術が展開されつつある。
この多孔質耐熱層は電池の設計容量を損なわぬよう、厚みが2〜10μmとなるように正極あるいは負極(以下、単に電極と称す)の表面に設けられる。このような厚みの小さい層を精度よく作製する方法として、多孔質耐熱層の前駆体である塗液を複数条の溝を設けたグラビアロールに転写し、対象物である電極フープ(電極の前駆体)の表面に塗布する方法(以下、グラビア法と略記)を採用するのが好ましい。ここで電極フープの走行方向とグラビアロールの回転方法を逆向きにすることにより、塗布対象物の表面に設ける層の厚みの精度を高め薄く塗布することができる。
ところで多孔質耐熱層の下地となる電極フープは、生産性を高める観点から個々の電極に対し数倍の幅を有する芯材を用意し、その上に活物質を含む合剤層を複数条設け、その後に各条をスリットなどで分離して加工するのが一般的である。したがって多孔質耐熱層を設ける際も、この電極の形状を配慮して複数条に分ける必要がある。その具体的方法として、芯材表面における合剤層を設けたくない箇所に種々の工夫を凝らしたマスキングテープを貼り付けてあとでこのマスキングテープを除去する方法(例えば特許文献1〜3)を活用し、電極フープの表面における多孔質耐熱層を設けたくない箇所にこの技術を展開することが有効と考えられる。
特開2005−183181号公報 特開2005−216722号公報 特開2005−216723号公報
芯材の上に活物質を含む合剤層を複数条設けた電極フープを具体的に作製しようとした場合、幅方向の両端に芯材露出部を設けることを前提に、以下のいずれかの手段を採ることになる。
(1)芯材の上に合剤ペースト(合剤層の前駆体)を1条塗布した後、乾燥前にこの合剤ペーストを部分的に掻き取って複数条にする。
(2)芯材の上に合剤ペーストを1条塗布した後、乾燥後に形成された合剤層を部分的に掻き取って複数条にする。
(3)芯材の上に一定間隔をあけて、合剤ペーストを複数条塗布する。
以上のようにして作製された電極フープにおいて、以下に示す理由に基づいて、複数条
設けた合剤層は幅方向に頻繁に位相変化している。(1)および(2)の場合、合剤層の両端(後で多条化したときの両端の2条の合剤層の一部となる)は合剤ペーストの経時変化によって両端の芯材露出部への滲み幅が変化するので、他の条の合剤層とは無関係にその幅が変化する。(3)の場合、合剤層の形成箇所に該当する芯材上の複数箇所に同じ性状の合剤ペーストを供給するのは実質上困難であり、互いの条の合剤層とは無関係にその幅が変化する。
上述した電極フープに特許文献1〜3の方法を展開した場合、制御手段を用いてマスキングテープを貼り付ける位置を頻繁に変更する必要がある。ところがマスキングテープのように材質が柔軟であれば変形が容易なため、例えば貼り付ける位置を変更させた時点でマスキングテープに皺が発生し、十分なマスキング効果が得られない虞が高い。
マスキング効果が不十分であると、電極フープをスリットなどで各条に分離する際に、切断予定箇所に塗液の一部が流れ込んで多孔質耐熱層を形成してしまい、スリット刃などの分離手段に多孔質耐熱層の一部(特に硬質な無機酸化物フィラーなど)が混入して切れ味を低下させ、切断箇所にバリ(切断方向に連続した突起)を発生させる虞がある。このバリが最終製品である電池に混入すると、電池を内部短絡させることになるので好ましくない。
本発明は上述した課題に基づいてなされたものであり、芯材の上に複数条の合剤層を設けた電極フープの表面に、各合剤層に応じて多孔質耐熱層を複数条設ける際に、下地となる合剤層の幅方向の位相変化に左右されることなく適確な位置に多孔質耐熱層を連続形成させることを目的とする。
上記課題を鑑みて、本発明の多孔質耐熱層の形成方法は、活物質を含む合剤層を芯材の上に複数条設けてなる電極フープを走行させ、周面に溝を設けた合剤層の条数に対応した数のグラビアロールを合剤層と個々に当接させつつその走行方向とは逆向きに回転させることにより、合剤層の表面に多孔質耐熱層の前駆体である塗液を塗布する工程を含み、合剤層の幅方向の位相変化に相応して、グラビアロールを個々に移動させることを特徴とする。
上述した構成と制御を実現することにより、各条間で無関係に発生する合剤層の幅方向の位相変化への追従を無理なく行えるので、多孔質耐熱層を所定位置に設けられない不具合や、切断予定箇所に塗液の一部が流れ込んで多孔質耐熱層を形成することによる切断不具合が回避できるようになる。
本発明によれば、芯材の上に複数条の合剤層を設けた電極フープの表面に多孔質耐熱層を精確に形成させることができるので、切断不具合などの課題なく、短絡時の安全性が高い電池(特に非水電解液二次電池)を多量に作製することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図を用いて説明する。
第1の発明は、活物質を含む合剤層を芯材の上に複数条設けてなる電極フープを走行させ、周面に溝を設けた合剤層の条数に対応した数のグラビアロールを合剤層と個々に当接させつつその走行方向とは逆向きに回転させることにより、合剤層の表面に多孔質耐熱層の前駆体である塗液を塗布する工程を含み、合剤層の幅方向の位相変化に相応して、グラビアロールを個々に移動させることを特徴とする多孔質耐熱層の形成方法に関する。
図1および2は本発明の多孔質耐熱層の形成方法の一例を示す概略図であり、図1は側面方向を、図2は塗液槽の下面から見上げた方向を示したものである。芯材5の上に活物質を含む合剤層3を複数条設けてなる電極フープは、駆動部(図示せず)を兼ねるアンコイラーから連続的に供給され、一定方向(矢印A)に走行させられる。一方で多孔質耐熱層4の前駆体である塗液2を収容する塗液槽8の内部には、溝7が設けられたグラビアロール1が配置されている。このグラビアロール1を複数個用意し、上述した合剤層3の表面に個々に当接させ、かつ電極フープの走行方向とは逆向き(矢印B)に回転させることで、塗液槽8に収容された塗液2がグラビアロール1の溝7に沿って合剤層3の表面に塗布される。
一方で合剤層3は、上述した種々の理由により電極フープの幅方向に頻繁に位相変化している。この位相変化はアンコイラーとグラビアロール1との任意の位置に設置された検知部(図示せず)によって検知された後、制御部9に位相差が伝えられる。図2の場合では、伝えられた位相差に相応して制御部9が回転軸10を矢印C方向に伸縮させ、適切な位置にグラビアロール1を配置する。この動作はグラビアロール1ごとに独立して行われる。この後、電極フープが乾燥部6を通過することにより、複数条の多孔質耐熱層4が形成される。
第1の発明によって設けられた多孔質耐熱層4は、図3に示す従来の形成方法を用いた場合とは異なり、合剤層の幅方向の位相変化に相応して多孔質耐熱層を精確に形成させることができる。
ここで合剤層3の全面を覆うように多孔質耐熱層4を設ける場合、制御部9の動作の一例として、合剤層3の幅方向の中心とグラビアロール1の幅方向の中心とを常に一致させる方法を挙げることができる。例えば合剤層3の幅をA、塗液2の塗布幅を(A+B)とした場合、合剤層3の幅が(A+B)に達しない限りは、この方法によって常に合剤層3の全面を覆うように多孔質耐熱層4を設けることができる。
なお図1および2では合剤層3の全面を覆うように多孔質耐熱層4を設ける場合を示したが、合剤層3の幅方向の両端のみを覆うように多孔質耐熱層4を設ける場合、グラビアロール1は合剤層3の条数の2倍の個数が必要となる。この場合、各々のグラビアロール1はそれぞれの所定位置に対して個々に制御されることになる。
第2の発明は、第1の発明において、塗液2を収容する塗液槽8をグラビアロール1に対し個々に設けることを特徴とする。塗液槽8の開口部面積を広くして全てのグラビアロール1をこの塗液槽8の内部に配置すれば、塗液2を一元管理できると考えられる。しかし本発明のように塗布対象物への塗布厚が小さい場合、塗液2をニュートニアン流体にせざるを得ないので沈降が顕著化する。発明者らはグラビアロール1の回転が塗液2を適度に攪拌して沈降を防止する効果があることを知見した。この知見を活かし、グラビアロール1の回転による攪拌効果が及ばないデッドスペースを設けて塗液2を一元管理するよりも、塗液2を収容する塗液槽8をグラビアロール1に対し個々に設けて上述した攪拌効果が塗液槽8の全域に亘るようにする方が塗液2の沈降を効率的に抑止できるので、長時間に亘る塗布においても多孔質耐熱層4の厚みを均一にすることができる。
第3の発明は、第2の発明において、塗液2に無機酸化物フィラーを含ませたことを特徴とする。無機酸化物フィラーは溶融温度が1000℃を超えるので多孔質耐熱層4の原材料として有望であるが、比重が3g/mlを超えるので沈降性が著しい。よって第2の発明を展開したときの効果が高いので好ましい。
第4の発明は、図1および2に示すように、合剤層3を芯材5の上に複数条設けてなる電極フープの表面に、合剤層3の条数と同数の多孔質耐熱層4を形成する多孔質耐熱層の形成装置であって、電極フープを一定方向に走行させる駆動部と、合剤層3の幅方向の位相変化を検知する検知部と、塗液2を収容する塗液槽8と、複数条の溝7を有しかつ電極フープの走行方向とは逆向きに回転することで塗液2を溝7に沿わせて合剤層3の表面に塗布する機能を有する複数のグラビアロール1と、検知部が検知した合剤層3の幅方向の位相変化に相応してグラビアロール1の当接位置を変化させる制御部9と、合剤層3の表面に塗布された塗液2を乾燥させる乾燥部6とを有することを特徴とする。この多孔質耐熱層の形成装置の効果は第1の発明と同様である。
第5の発明は、第4の発明において、塗液2を収容する塗液槽8をグラビアロール1に対し個々に設けることを特徴とする。この多孔質耐熱層の形成装置の効果は第2の発明と同様である。
本発明の多孔質耐熱層4としては、融点や熱分解温度が200℃を大きく上回る材料を用いることが好ましい。具体的にはポリテトラフルオロエチレン(以下PTFEと略記)、ポリイミド、ポリアミドなどの耐熱性樹脂のほか、アルミナやマグネシアなどの無機酸化物フィラーを用いることができる。ここで塗布対象物である電極との密着性を確保するために、多孔質耐熱層4にポリフッ化ビニリデン(以下PVDFと略記)やアクリル単位を有するゴム粒子(日本ゼオン(株)製BM−500B/商品名など)などの結着剤を加えるとより好ましい。上述した結着剤は適度な耐熱性を有するほかに、電解液に対する膨潤性が抑制されているために多孔質耐熱層4内の空隙を保ち、イオン伝導性を維持できるという利点を有する。なお多孔質耐熱層4の前駆体である塗液2を作製する場合、上述した原材料をN−メチルピロリドン(以下、NMPと略記)などの極性有機溶媒に分散あるいは溶解させるのが好ましい。
塗布対象物である電極フープが非水電解液二次電池の負極の前駆体の場合、活物質としては黒鉛などの炭素質材料の他に、理論容量密度が400mAh/g以上のリチウムと合金化可能な元素を含む高容量材料を用いることができる。リチウムと合金化可能な元素としては特に限定されないが、例えばAl、Zn、Ge、Cd、Sn、Pb等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を用いてもよい。なお、吸蔵可能なリチウム量の多い材料が得られ、入手も容易である点で、特にSi、Sn等がリチウムと合金化可能な元素として好ましい。Si、Sn等を含む材料としては、Si単体、Sn単体等の単体、SiOx(0<x<2)、SnOx(0<x≦2)等の酸化物、Ni−Si合金、Ti−Si合金、Mg−Sn合金、Fe−Sn合金等の遷移金属元素を含む合金等、様々な材料を用いることができる。なお活物質が粒子状であって芯材5の上に塗布する形式を採る場合、結着剤としてPVDFやスチレン−ブタジエン共重合体(以下SBRと略記)、アクリル酸系ポリマーの変性体などを用いることができる。水系のペーストを経て塗工する場合には、水溶性の増粘剤としてカルボキシメチルセルロース(以下CMCと略記)やポリアクリル酸などを用いるとペーストの安定性が高まる。また上述した高容量材料の多くは導電性が乏しいので、人造黒鉛などのグラファイトやアセチレンブラック、ケッチェンブラックなどのカーボンブラック類、炭素繊維などを導電剤として加えるのも好ましい態様の1つである。上述した諸材料を芯材5の上に設けることにより、合剤層3が形成される。なお芯材5には、銅や銅合金などの金属箔や多孔体(ラスメタルや発泡メタルなど)を用いることができる。
塗布対象物である電極フープが非水電解液二次電池の正極の前駆体の場合、活物質としてはLiCoO2やLiNixCoy2(x+y=1)、LiNixMnyCoz2(x+y+z=1)などを挙げることができる。これら活物質は粒子状であって芯材5の上に塗布する形式を採るので、結着剤としてPVDFやPTFEなどを用いることができる。水系
のペーストを経て塗工する場合には、水溶性の増粘剤としてCMCやポリアクリル酸などを用いることができる。また上述した活物質は導電性が乏しいので、人造黒鉛などのグラファイトやアセチレンブラック、ケッチェンブラックなどのカーボンブラック類、炭素繊維などを導電剤として加えるのが好ましい。上述した諸材料を芯材5の上に設けることにより、合剤層3が形成される。なお芯材5には、アルミニウム、アルミニウム合金やニッケルなどの金属箔や多孔体(ラスメタルや発泡メタルなど)を用いることができる。
以下に実施例を示して、本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例1)
図1に示すように、芯材5である厚み10μmの銅箔の両面に、黒鉛とSBRとCMCとの重量比が100:1:1である合剤層3を設けた負極フープ(厚み150μm、活物質密度1.6g/ml、全幅200mm、うち合剤層幅180mm、両端の芯材1の露出部幅10mm/片側、長さ100m)をコイル状に捲回し、駆動部を兼ねたアンコイラーに装着した。一方で塗液槽8(開口部面積0.5m2)の中に、アルミナ(住友化学工業株式会社製AES−12)と結着剤であるPVDF(呉羽化学株式会社製#1320)と溶媒であるNMPとの重量比を100:42:113とした塗液2を収容し、この塗液2に一部が浸かるように、溝7を周面に有するグラビアロール1(周面幅180.5mm、直径120mm、溝7の幅0.2mm、深さ0.1mm、平行間隔0.25mm、周面の端辺への入角45°)を設置した。
アンコイラーから3m/分で負極を走行させる一方、各々の合剤層3の幅方向の中央をアンコイラーとグラビアロール1との間に設置したマイクロスコープ(検知部)に検知させた。この検知結果に基づき、制御部9が回転軸10を伸縮させ、グラビアロール1の幅方向の中央が合剤層3の幅方向の中央と一致するように制御しつつ、各々のグラビアロール1の上端に負極フープの下側の合剤層3をそれぞれ当接させた。この後、乾燥炉6(長さ2m)に導入して120℃、で乾燥させることにより、合剤層3の表面に平均厚み4μmの多孔質耐熱層4を3条設け、コイラー(図示せず)で再びコイル状に捲回した。なおここでグラビアロール1の周速は4m/分とし、回転方向は負極の走行方向と逆向きにした。これを実施例1とする。
3条の合剤層3のうち中央のものに塗布した多孔質耐熱層4を評価した結果、合剤層3が露出している箇所は見受けられなかった。しかしながらマイクロゲージによる厚み測定値と合剤層3を含む負極フープの厚みの差分から多孔質耐熱層4の厚みは、塗液2を塗布した当初は所定厚み(4μm)を示したものの、塗布終了直前では2μmに半減していた。この理由として、グラビアロール1の回転による攪拌効果が塗液槽8の全域に亘らず、塗液2の沈降がやや顕著になったことが挙げられる。
(実施例2)
実施例1に対し、塗液2を収容する塗液槽8(開口部面積0.03m2)をグラビアロール1に対し個々に設けたこと以外は、実施例1と同様の負極フープを用いて同様の制御で多孔質耐熱層4を形成させた。これを実施例2とする。
3条の合剤層3のうち中央のものに塗布した多孔質耐熱層4を評価した結果、合剤層3が露出している箇所は見受けられなかった。さらにマイクロゲージによる厚み測定値と合剤層3を含む負極フープの厚みの差分から多孔質耐熱層4の厚みは、塗液2を塗布した全ての範囲に亘って所定厚み(4μm)を示した。この理由として、グラビアロール1の回転による攪拌効果が塗液槽8の全域に亘り、塗液2の沈降が抑止できたことが挙げられる。
(比較例1)
実施例1に対し、図3に示すように合剤層3の幅方向の位相変化に相応してグラビアロール1を個々に移動させる制御を行わなかったこと以外は、実施例1と同様の負極フープを用いて多孔質耐熱層4を形成させた。これを比較例1とする。
3条の合剤層3のうち中央のものに塗布した多孔質耐熱層4を評価した結果、合剤層3の幅方向の位相変化に相応してグラビアロール1を個々に移動させなかったために、左端が3mm左に振れた箇所の近傍で合剤層3が露出していた。なおこの結果をもって、多孔質耐熱層4の厚みバラツキに関する評価は割愛した。
本発明の多孔質耐熱層の形成方法および多孔質耐熱層の形成装置は、電気自動車の補助電源やパーソナルコンピュータの主電源など、大量に生産する必要がありかつ高い安全性が必要とされる電池の電極の上に多孔質耐熱層を形成するのに有用であり、かつその利用可能性は極めて高い。
本発明の多孔質耐熱層の形成方法の一例を示す側面概略図 本発明の多孔質耐熱層の形成方法の一例を示す下面概略図 従来の多孔質耐熱層の形成方法の一例を示す下面概略図
符号の説明
1 グラビアロール
2 塗液
3 合剤層
4 多孔質耐熱層
5 芯材
6 乾燥炉
7 溝
8 制御部
9 塗液槽
10 回転軸

Claims (5)

  1. 活物質を含む合剤層を芯材の上に複数条設けてなる電極フープを走行させ、周面に溝を設けた前記合剤層の条数に対応した数のグラビアロールを前記合剤層と個々に当接させつつその走行方向とは逆向きに回転させることにより、前記合剤層の表面に多孔質耐熱層の前駆体である塗液を塗布する工程を含む多孔質耐熱層の形成方法であって、
    前記合剤層の幅方向の位相変化に相応して、前記グラビアロールを個々に移動させることを特徴とする多孔質耐熱層の形成方法。
  2. 前記塗液を収容する塗液槽を前記グラビアロールに対し個々に設けることを特徴とする、請求項1記載の多孔質耐熱層の形成方法。
  3. 前記塗液に無機酸化物フィラーを含ませたことを特徴とする、請求項2記載の多孔質耐熱層の形成方法。
  4. 活物質を含む合剤層を芯材の上に複数条設けてなる電極フープの表面に、合剤層の条数に対応した数の多孔質耐熱層を形成する多孔質耐熱層の形成装置であって、
    前記電極フープを一定方向に走行させる駆動部と、
    前記合剤層の幅方向の位相変化を検知する検知部と、
    前記多孔質耐熱層の前駆体である塗液を収容する塗液槽と、
    複数条の溝を有し、かつ前記電極フープの走行方向とは逆向きに回転することで、前記塗液槽に収容された前記塗液をこの溝に沿わせて前記合剤層の表面に塗布する機能を有する複数のグラビアロールと、
    前記検知部が検知した前記合剤層の幅方向の位相変化に相応して、前記グラビアロールの当接位置を変化させる制御部と、
    前記合剤層の表面に塗布された前記塗液を乾燥させる乾燥部と、
    を有することを特徴とする多孔質耐熱層の形成装置。
  5. 前記塗液槽を前記グラビアロールに対し個々に設けることを特徴とする、請求項4記載の多孔質耐熱層の形成装置。
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