JP4961007B2 - 動作制御装置および機能制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、動作制御装置および機能制御システムに関し、特に既存の主システムに追加される機能制御システムと当該機能制御システムに設けられる動作制御装置に関するものである。
車両に設置された車載装置とユーザの携帯する携帯用送受信機との間で認証を行うことにより、車両の施錠開錠を制御するキーレスエントリシステムが開示されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1には、携帯用送受信機以外から送信されてくる信号と、携帯用受信機からの信号とが干渉するために携帯用送受信機と車載装置との通信が不能であった場合に、携帯用送受信機と車載装置との通信が不能である不作動状態をユーザに通知すると共に、不能状態から容易に復帰させることができると記載されている。
特開2009−114754号公報
上記特許文献1の場合、もともと車両に設けられた車載装置とユーザの携帯する携帯用送受信機とからなるキーレスエントリシステムに、新たなシステム、例えばエンジンスタータシステムを追加する場合、車載装置において統括的に制御を行うため、当該車載装置を変更、または改造する必要があるため、作業が煩雑になる、という問題があった。
そこで、本発明は、主システムの変更を最小限に抑え、通信信号の混信を防止することができる動作制御装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る発明は、マスターデバイスと、前記マスターデバイスから送出された第1マスタ信号の認証を行うことにより所定の動作制御を行うスレーブデバイスとを有する主システムに接続され、第2マスタ信号を前記スレーブデバイスに送出し前記スレーブデバイスに所定の動作制御をさせる動作制御装置において、前記マスターデバイスと前記スレーブデバイスとを電気的に接続する通信線に電気的に接続され、前記通信線における前記第1マスタ信号の有無を検出する信号検出部と、前記第2マスタ信号の送出開始後、終了するまでの間に前記第1マスタ信号を検出した場合に、前記通信線における全ての信号を消去するキャンセル信号を送出するキャンセル制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る発明は、前記キャンセル信号を送出後、所定時間経過後に再度前記第2マスタ信号を前記スレーブデバイスへ送出することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る発明は、前記キャンセル信号を送出後、所定時間内に前記第1マスタ信号を再度検出した場合、前記第2マスタ信号の送出を中止することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る発明は、マスターデバイスと、前記マスターデバイスから送出された第1マスタ信号の認証を行うことにより所定の動作制御を行うスレーブデバイスとを有する主システムに接続され、第2マスタ信号を前記スレーブデバイスに送出し前記スレーブデバイスに所定の動作制御をさせる動作制御装置と、前記動作制御装置と通信可能な携帯送受信機とを備える機能制御システムにおいて、前記動作制御装置は、前記マスターデバイスと前記スレーブデバイスとを電気的に接続する通信線に電気的に接続され、前記通信線における前記第1マスタ信号の有無を検出する信号検出部と、前記第2マスタ信号の送出開始後、終了するまでの間に前記第1マスタ信号を検出した場合に、前記通信線における全ての信号を消去するキャンセル信号を送出するキャンセル制御部と、前記第2マスタ信号を送出した動作結果に対応するアンサー信号を生成し前記携帯送受信機に送信するアンサー信号処理部とを有し、前記携帯送受信機は、前記アンサー信号に基づき動作結果を表示する表示部を有することを特徴とする。
本発明の請求項1によれば、追加される動作制御装置により第1マスタ信号の有無を検出し、信号が衝突する場合はキャンセル信号を創出することとしたので、主システムの変更を最小限に抑え、通信信号の混信を防止することができる。
本発明の請求項2によれば、混信状態が解消した後に当初の第2マスタ信号を送出させることができるので、ユーザの利便性を向上することができる。
本発明の請求項3によれば、混信状態が解消した後に第1マスタ信号を検出した場合、当該第1マスタ信号を優先させることによりユーザの利便性を向上することができる。
本発明の請求項4によれば、追加される動作制御装置により第1マスタ信号の有無を検出し、信号が衝突する場合はキャンセル信号を創出することとしたので、主システムの変更を最小限に抑え、通信信号の混信を防止することができる。さらに、実行結果を携帯用送受信機に表示させることにより、ユーザの利便性を向上することができる。
本発明に係る第2マスターデバイスを含む制御システムの全体構成を示すブロック図である。 第2マスターデバイスの動作を説明するタイミングチャート(1)である。 第2マスターデバイスの動作を説明するタイミングチャート(2)である。 混信防止制御のフローチャートである。 キャンセル制御のフローチャートである。
図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(全体構成)
図1に示す制御システム1は、主システム2と当該主システム2に追加された機能制御システム3とからなる。主システム2は、マスターデバイスとしての第1マスターデバイス4と、当該第1マスターデバイス4と通信線としてのコマンドライン5で電気的に接続されたスレーブデバイス6とを有する。スレーブデバイス6は、第1マスターデバイス4から送出される第1マスタ信号に基づき所定の動作制御をし得るように構成されている。
また、機能制御システム3は、動作制御装置としての第2マスターデバイス7とスレーブデバイス6とを有し、前記コマンドライン5に電気的に接続されている。したがって、スレーブデバイス6は、主システム2と機能制御システム3とにそれぞれ含まれており、共通の構成となる。スレーブデバイス6は、第2マスターデバイス7から送出される第2マスタ信号に基づき所定の動作制御をし得るように構成されている。
第2マスターデバイス7は、コマンドライン5における第1マスタ信号の有無を監視し、スレーブデバイス6において、第1マスタ信号と第2マスタ信号とが混信するのを防止し得るように構成されている。
本実施形態の場合、制御システム1は、車両(図示しない)に搭載された車載装置と、ユーザが携帯する送受信機との間で通信を行うことによって、車両のドアの施錠・開錠を制御するキーレスエントリシステムや、エンジンの始動を制御するエンジンスタータシステムとして利用される。
(主システム)
本図において、第1マスターデバイス4、スレーブデバイス6、第2マスターデバイス7は、それぞれ車両に搭載されている。
主システム2では、第1携帯送受信機8と、第1マスターデバイス4とが無線で通信し得るように構成されている。第1携帯送受信機8は、ドアロックスイッチ9を有し、当該ドアロックスイッチ9の操作に応じ、第1指示信号を第1マスターデバイス4へ送信し得るように構成されている。
具体的には、ドアロックスイッチ9は、施錠スイッチ9Aと開錠スイッチ9Bとからなる。第1指示信号は、開錠スイッチ9Bに対応した開錠信号と、施錠スイッチ9Aに対応した施錠信号とからなる。第1マスターデバイス4は、第1携帯送受信機8から送信された第1指示信号を受信すると、第1マスターデバイス4は、対応した第1マスタ信号を生成し、スレーブデバイス6へ送出する。スレーブデバイス6は、第1マスタ信号を受け取ると、第1マスタ信号の認証を行い、認証が成功すると、当該第1マスタ信号に基づき、所定の動作制御、すなわち、ドアの施錠・開錠を制御する。
(機能制御システム)
次に、本発明の特徴的構成である機能制御システム3の構成について説明する。第2マスターデバイス7は、信号検出部11、信号送出部12、キャンセル制御部13、および、アンサー信号処理部14を備え、携帯送受信機としての第2携帯送受信機15と無線で通信し得るように構成されている。
これにより、第2マスターデバイス7は第2携帯送受信機15の指示に基づき第2マスタ信号を生成し、前記第2マスタ信号をスレーブデバイス6に送出する。このようにして、第2マスターデバイス7は、スレーブデバイス6に所定の動作制御をさせ得るように構成されている。さらに、第2マスターデバイス7は、スレーブデバイス6に第2マスタ信号を送出する際、コマンドライン5上の第1マスタ信号の有無を監視し、当該第1マスタ信号と第2マスタ信号とが混信することを防止する混信防止制御を行い得るように構成されている。
信号検出部11は、コマンドライン5を監視し、第1マスターデバイス4から第1マスタ信号が送信されているか否かを、所定のタイミングで検出する。信号送出部12は、第2携帯送受信機15から送信された第2指示信号に基づき、対応する第2マスタ信号を生成し、スレーブデバイス6へ送出する。
本実施形態の場合、信号検出部11は、第2指示信号を受信すると、所定時間、例えば0.1sec間、コマンドライン5を監視し、第1マスターデバイス4から第1マスタ信号が送信されているか否かを検出する。また、信号検出部11は、信号送出部12が第2マスタ信号をスレーブデバイス6へ送出した後、当該第2マスタ信号の送出が終了するまで、第1マスターデバイス4から第1マスタ信号が送信されているか否かを検出する。
キャンセル制御部13は、キャンセル信号を生成して、当該キャンセル信号をコマンドライン5上に所定時間、継続して送出することにより、コマンドライン5上の全ての信号、すなわち、第1マスタ信号および第2マスタ信号を消去し得るように構成されている。本実施形態の場合、キャンセル信号は、0(V)信号である。また、キャンセル制御部13は、キャンセル信号を所定時間、例えば1.2sec間、コマンドライン5に送出する。
アンサー信号処理部14は、スレーブデバイス6に対する第2マスタ信号の送出動作の実行結果に応じて、所定のアンサー信号を生成し、第2携帯送受信機15へ送信する。この場合、アンサー信号は、ドアの施錠・開錠状態を通知する状態通知信号、エンジン始動の成功を通知する始動信号、ドアの施錠・開錠制御やエンジン始動制御が不成功であったことを通知する不成功信号である。
第2携帯送受信機15は、操作部18と、表示部19とを有し、操作部18の操作状況に応じ、第2指示信号を第2マスターデバイス7へ送信し得る。また、第2携帯送受信機15は、第2マスターデバイス7から受信したアンサー信号に基づき、所定の実行結果を表示部19に表示し得るように構成されている。
具体的には、操作部18は、ドアロックスイッチ9と、エンジンスタートスイッチ20とからなる。ドアロックスイッチ9は、施錠スイッチ9Aと開錠スイッチ9Bとからなる。第2指示信号は、施錠スイッチ9Aに対応した施錠信号と、開錠スイッチ9Bに対応した開錠信号と、エンジンスタートスイッチ20に対応したエンジン始動信号とからなる。
表示部19は、アンサー信号としての状態通知信号に基づきドアの施錠・開錠状態を表示する。また、表示部19は、アンサー信号としての始動信号に基づき、エンジン始動が成功したことを表示する。さらに、表示部19は、アンサー信号としての不成功信号に基づき、ドアの施錠・開錠制御またはエンジン始動制御が不成功であったことを表示する。
スレーブデバイス6は、第2マスターデバイス7から送出された第2マスタ信号を受け取ると、第2マスタ信号の認証を行い、当該認証が成功すると、当該第2マスタ信号に基づき、所定の動作制御、すなわち、ドアの施錠・開錠、エンジン始動を制御する。
以上のように構成された第2マスターデバイス7は、第2携帯送受信機15から第2指示信号を受信すると、混信防止制御を開始する。すなわち、第2マスターデバイス7は、所定のタイミングで第1マスタ信号を検出し、必要に応じてキャンセル制御を行ってコマンドライン5上の全ての信号を消去し、スレーブデバイス6における混信を防止する。
例えば、図2に示すように、第2マスターデバイス7は、第2携帯送受信機15から送信された第2指示信号を受信すると、コマンドライン5を時間t1(例えば、0.1sec)だけ監視する。
ここで第1マスタ信号が検出されなかった場合には、第2マスターデバイス7は、第2指示信号に対応した第2マスタ信号を生成し、コマンドライン5を介してスレーブデバイス6へ送出する。
この第2マスタ信号を送出している最中に第1マスタ信号を検出した場合、第2マスターデバイス7は、キャンセル信号をコマンドライン5上に時間t3(例えば、1.2sec)だけ送出する。
これにより、第2マスターデバイス7は、コマンドライン5上の全ての信号、すなわち第1マスタ信号および第2マスタ信号を消去し、スレーブデバイス6において第1マスタ信号および第2マスタ信号が混信することを防止することができる。
キャンセル信号の送出が完了した後、第2マスターデバイス7は、コマンドライン5を時間t4(例えば、0.1sec)だけ監視し、第1マスタ信号を検出しなかった場合には、第2マスタ信号を再びコマンドライン5を介してスレーブデバイス6へ送出する。
第2マスタ信号の送出が完了した場合、第2マスターデバイス7は、第2マスタ信号の送出が成功したことを通知するアンサー信号を生成し、第2携帯送受信機15へ送信する。
一方、キャンセル信号の送出が完了した後、第2マスターデバイス7は、コマンドライン5を時間t4(例えば、0.1sec)だけ監視し、第1マスタ信号を検出した場合は、図3に示すように、第2マスタ信号を送出することを停止する。この場合、第2マスターデバイス7は、第2マスタ信号の送出が不成功であったことを通知するアンサー信号を生成し、第2携帯送受信機15へ送信する。
第2マスターデバイス7は、第2指示信号を1回受信した場合、キャンセル制御を所定回数、例えば2回のみ行い、当該所定回数を超えた場合は、第2マスタ信号の送出を停止することとしてもよい。この場合、第2マスターデバイス7は、第2マスタ信号の送出が不成功であったことを通知するアンサー信号を生成し、第2携帯送受信機15へ送信することにより、ユーザへ所望の制御が行われなかったことを通知することができる。
(作用および効果)
上記実施形態に係る第2マスターデバイス7の作用および効果を説明する。なお、本発明の特徴的構成であるキャンセル制御部13においては、第2指示信号の種類に対し、その作用は特に変わりがないので、第2指示信号がドアの施錠を制御する施錠信号である場合について、説明する。
まず、ユーザが所望の制御を行わせるため施錠スイッチ9Aを押下すると、第2携帯送受信機15は、第2指示信号として施錠信号を第2マスターデバイス7へ送信する。第2マスターデバイス7は、前記第2指示信号を受信すると、図4に示す混信防止制御を開始する。
ここで、第2マスターデバイス7は、キャンセル制御を行った数をカウントするカウンタのカウント値Nを「0」すなわちリセットし、続くステップSP1において、第1マスタ信号を検出したか否かを判定する。
ここで肯定結果が得られると、このことは、第1マスターデバイス4からすでに第1マスタ信号が送信されていることを意味し、このとき第2マスターデバイス7は、第2マスタ信号を送出することなく、ステップSP5に移る。すなわち、第2マスターデバイス7は、第1マスタ信号に基づいてスレーブデバイス6が所定の動作制御を行うことを優先させる。
一方、ステップSP1において否定結果が得られると、このことは、コマンドライン5上に第1マスタ信号が未だ送信されていないことを意味し、このとき第2マスターデバイス7は、次のステップSP2に移る。
ステップSP2において第2マスターデバイス7は、第2指示信号に基づき第2マスタ信号を生成し、コマンドライン5を介して当該第2マスタ信号をスレーブデバイス6へ送出して、次のステップSP3に移る。
続いてステップSP3において第2マスターデバイス7は、第1マスタ信号を検出したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは第2マスタ信号の送信開始後、コマンドライン5上に第1マスタ信号が未だ送信されていないことを意味し、このとき第2マスターデバイス7は、次のステップSP4に移る。
ステップSP4において第2マスターデバイス7は、第2マスタ信号の送出が終了したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、肯定結果が得られるまで待ち受ける。
これに対し肯定結果が得られると、このことは第2マスタ信号の送出が成功したことを意味し、このとき第2マスターデバイス7は、次のステップ5に移る。
一方、ステップSP3において肯定結果が得られると、このことは第2マスタ信号の送信開始後、終了までの間に、第1マスターデバイス4から第1マスタ信号が送信され、第2マスタ信号と第1マスタ信号とが衝突したことを意味し、このとき第2マスターデバイス7は、ステップSP6に移る。
ステップSP6において、第2マスターデバイス7は、カウンタのカウント値Nが「3」であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはキャンセル制御がすでに所定回数行われたことを意味し、このとき第2マスターデバイス7は、第2マスタ信号の送出を諦め、ステップSP5に移る。なお、この際、キャンセル制御を行い、コマンドライン5上の全ての信号を消去した後、ステップSP5に移ることとしてもよい。
これに対しステップSP6において否定結果が得られると、第2マスターデバイス7は、サブルーチンSRT1に移って、キャンセル制御を行い、第1マスタ信号と第2マスタ信号とがスレーブデバイス6において混信することを防止する。
すなわち、図5に示すように、サブルーチンSRT1の開始ステップから入ってステップSP11に移り、当該ステップSP11において、第2マスターデバイス7はカウンタのカウント値Nに「1」を加えて、ステップSP12に移る。
ステップSP12において第2マスターデバイス7は、キャンセル信号をコマンドライン5に送出し、ステップSP13に移る。
ステップSP13において第2マスターデバイス7は、所定時間キャンセル信号を継続して送出したか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことはコマンドライン5上の信号の消去が十分でないことを意味し、このとき第2マスターデバイス7は肯定結果が得られるまで待ち受ける。
これに対し肯定結果が得られると、このことはコマンドライン5上の信号を完全に消去することができたことを意味し、このとき第2マスターデバイス7は、ステップSP14に移る。
ステップSP14において第2マスターデバイス7は、キャンセル信号を停止し、ステップSP15へ移ってキャンセル制御を終了した後、ステップSP1に戻るようになされている。
ステップSP1、ステップSP4、および、ステップSP6で肯定結果が得られると、第2マスターデバイス7は、ステップSP5に移り、各種アンサー信号を生成し、第2携帯送受信機15へ送信するアンサー信号処理を行う。
ステップSP1において肯定結果が得られた場合、第2マスターデバイス7は、第1マスタ信号に基づいてスレーブデバイス6によって所定の動作制御がなされることを優先させる。したがって、第2マスターデバイス7は、アンサー信号として、第2マスタ信号に基づく動作制御、すなわちドアの施錠が不成功であったことを通知する不成功信号を生成し、第2携帯送受信機15へ送信する。
ステップSP4において肯定結果が得られた場合、このことは第2マスタ信号に基づく動作制御、すなわちドアの施錠が成功したことを意味する。したがって、第2マスターデバイス7は、アンサー信号として、ドアの施錠状態を通知する状態通知信号を生成し、第2携帯送受信機15へ送信する。
ステップSP6において肯定結果が得られた場合、第2マスターデバイス7は、第2マスタ信号の送出を諦め、アンサー信号として、第2マスタ信号に基づく動作制御、すなわちドアの施錠が不成功であったことを通知する不成功信号を生成し、第2携帯送受信機15へ送信する。なお、本実施形態では、ステップSP7においてカウンタのカウント値Nが「3」のとき第2マスターデバイス7は第2マスタ信号の送出を停止することとしたが、本発明はこれに限らず、カウント値Nは適宜選択できることはいうまでもない。
第2マスターデバイス7は、ステップSP5において、第2携帯送受信機15へ送信するアンサー信号処理を行った後、ステップSP8に移って混信防止制御を終了する。
このように第2マスターデバイス7は、第2マスタ信号の送出中において、第1マスタ信号を検出した場合、キャンセル制御を行い、コマンドライン5上の全ての信号を消去することにより、スレーブデバイス6において混信を防止し得るようになされている。
この制御システム1では、主システム2に別途機能制御システム3を追加した場合、第2マスターデバイス7が第1マスタ信号を検出し、必要に応じてキャンセル信号を送出するように構成したので、主システム2を特に変更することなく、第2マスターデバイス7によって機能制御システム3による信号と、主システム2による信号とが混信することを防止することができる。この結果、制御システム1において、主システム2と機能制御システム3とが同時に使用された場合でも、混信による誤動作を防止することができ、ユーザが従来よりもスムーズにドアの施錠・開錠や、エンジン始動などの操作をし得る動作制御機能を提供することができる。
(変形例)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することが可能である。例えば、上記実施形態では、主システムが車両に搭載されるキーレスエントリシステムであって、機能制御システムが前記主システムに追加されるエンジンスタートシステムである場合について説明したが、本発明はこれに限らず、家電製品、例えばテレビ、冷蔵庫、電子レンジや、ポットなどのリモートシステムに適用することもできる。
また、上記実施形態では、第1マスターデバイスおよび第2マスターデバイスはいずれも携帯送受信機と通信可能に設けられている場合について説明したが、本発明はこれに限らず、携帯送受信機を用いずに第1マスターデバイスおよび第2マスターデバイスを直接ユーザが操作することとしてもよい。
2 主システム
3 機能制御システム
4 第1マスターデバイス(マスターデバイス)
5 コマンドライン(通信線)
6 スレーブデバイス
7 第2マスターデバイス(動作制御装置)
11 信号検出部
13 キャンセル制御部
14 アンサー信号処理部
15 第2携帯送受信機(携帯送受信機)
19 表示部

Claims (4)

  1. マスターデバイスと、前記マスターデバイスから送出された第1マスタ信号の認証を行うことにより所定の動作制御を行うスレーブデバイスとを有する主システムに接続され、第2マスタ信号を前記スレーブデバイスに送出し前記スレーブデバイスに所定の動作制御をさせる動作制御装置において、
    前記マスターデバイスと前記スレーブデバイスとを電気的に接続する通信線に電気的に接続され、
    前記通信線における前記第1マスタ信号の有無を検出する信号検出部と、
    前記第2マスタ信号の送出開始後、終了するまでの間に前記第1マスタ信号を検出した場合に、前記通信線における全ての信号を消去するキャンセル信号を送出するキャンセル制御部と
    を備えることを特徴とする動作制御装置。
  2. 前記キャンセル信号を送出後、所定時間経過後に再度前記第2マスタ信号を前記スレーブデバイスへ送出することを特徴とする請求項1記載の動作制御装置。
  3. 前記キャンセル信号を送出後、所定時間内に前記第1マスタ信号を再度検出した場合、前記第2マスタ信号の送出を中止することを特徴とする請求項1記載の動作制御装置。
  4. マスターデバイスと、前記マスターデバイスから送出された第1マスタ信号の認証を行うことにより所定の動作制御を行うスレーブデバイスとを有する主システムに接続され、第2マスタ信号を前記スレーブデバイスに送出し前記スレーブデバイスに所定の動作制御をさせる動作制御装置と、
    前記動作制御装置と通信可能な携帯送受信機と
    を備える機能制御システムにおいて、
    前記動作制御装置は、
    前記マスターデバイスと前記スレーブデバイスとを電気的に接続する通信線に電気的に接続され、
    前記通信線における前記第1マスタ信号の有無を検出する信号検出部と、
    前記第2マスタ信号の送出開始後、終了するまでの間に前記第1マスタ信号を検出した場合に、前記通信線における全ての信号を消去するキャンセル信号を送出するキャンセル制御部と、
    前記第2マスタ信号を送出した動作結果に対応するアンサー信号を生成し前記携帯送受信機に送信するアンサー信号処理部と
    を有し、
    前記携帯送受信機は、前記アンサー信号に基づき動作結果を表示する表示部を有する
    ことを特徴とする機能制御システム。
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