JP5777763B1 - 電子キー装置 - Google Patents
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Abstract
Description
そして、照合結果が合致した場合、ドアノブに取り付けられたセンサに触れるだけで、車載機がドアを施開錠し、運転席に取り付けられたボタンを押すだけで、エンジン始動ができることとなる(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されているキーレスエントリシステムは、キーレスエントリシステムが通信していない期間に受信される信号の信号強度を測定し、この測定値をノイズ成分として保持し、通信時にアンテナから送信された信号強度からノイズ成分を減じることにより信号強度を補正してアンテナとの距離を求めるものである。
しかし、ノイズ成分によってはノイズ源との電波干渉により単純に減じるだけでは完全に補正できないため、連続的なノイズや間欠的なノイズの発生に応じてアンテナとの距離に誤差がでてしまうことにより、場合によっては車内にある携帯機が車外にあると判定されて、閉じ込めが発生してしまう可能性がある。
しかし、車の使用者としては、なぜ動作しないのか、車のどこかが故障しているかもしれないという不安から修理工場に持って行き、状況を説明する場合でも、場所的な問題もあり、発生した現場にて調査する必要がある。
また、現場で再現しない場合は、システム供給メーカが、さらに発生現場にて技術的な調査を行い、原因特定しなければならないため、調査に対する時間とコストがかかり、システムの故障でなくてもクレームとなるという問題があった。
以下、この発明の電子キー装置の好適な実施の形態につき、図を用いて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1における電子キー装置を含むシステム全体を示す概念図である。
図1において、電子キー装置は、親機である車載機1と、使用者に保有される子機である携帯機50と、携帯機50と同じ構成で、保有するIDコードのみ異なる複数の携帯機
70により構成されている。
車載機1に接続されている外部の構成要素としては、制御機器30、表示装置31、警報装置32及びスイッチ34がある。制御機器30は、ドアの施開錠やエンジン始動を実施するための制御機器に相当し、車載機1は駆動手段13を介して、この制御機器30を制御する。表示装置31は、車載機1の表示手段14により制御されて、種々の表示を行う。警報装置32は、車載機1の警報手段15により制御され、使用者に警報を発する。
また、スイッチ34は、ドアの施開錠やエンジン始動を要求するための、車両の所定に位置に配置されたスイッチ(あるいはセンサ)であり、所定の外部入力に相当する。
第1のCPU2は、携帯機50へ認証要求やノイズ判定パターンを要求するためのLF(Low Frequency:長波)信号をLF信号送信アンテナ20を介して送信するLF信号送信手段3と、携帯機50へ認証要求やノイズ判定パターンを要求するためのRF(Radio Frequency:高周波)信号を送信する第1のRF信号送信手段4と、携帯機50から、要求に対する応答としてのRF信号を受信する第1のRF信号受信手段5と、受信したRF信号の認証を行う第1の認証手段6(LF認証手段)と、環境がノイズ環境か否かを判定するノイズ環境判定手段7と、近距離かざし認証LF信号送信アンテナ18に携帯機50がかざされた場合に、認証を行う近距離かざし認証手段10とを有する。
第1のRF信号送信手段4及び第1のRF信号受信手段5は、第1のRF信号送受信アンテナ17を介して、RF信号の送信または受信を行う。
エンジン始動時に、エンジンスタートボタンの周辺に備えられた近距離かざし認証LF信号送信アンテナ18に携帯機50をかざすことにより、近距離かざし認証手段10で認証を実施でき、エンジン始動することができる。
第2のCPU51は、固有のキーIDを格納した第2の記憶手段52と、車載機1からの要求に応じてRF信号を送信する第2のRF信号送信手段53と、車載機1からの認証要求またはノイズ判定パターン要求のRF信号を受信する第2のRF信号受信手段54と、LF信号受信アンテナ59及びLF受信IC60を介して、車載機1の認証要求やノイズ判定パターン要求であるLF信号を受信するLF信号受信手段55と、車載機1からの認証要求に応じて、第2の記憶手段52に記憶している固有のキーID A52を含むレスポンスデータを生成する第2の認証手段56(応答手段)とを有する。
第2のRF信号送信手段53と第2のRF信号受信手段54とは、第2のRF信号送受信アンテナ58を介してRF信号を送信または受信する。
遠隔操作スイッチ61は、遠隔から車両のドア施開錠を行うためのスイッチであり、エマージェンシーキー62は、ノイズ環境下でドアの施開錠を行うために設けられている。
そこで、以下では、携帯機に関しては、携帯機50の1台を用いて説明する。
図2において、認証要求信号100は、LF信号[1]とRF信号[親1]であり、Wake Up IDのフィールドには車載機1のIDが格納され、続くフィールドには認証要求を示すデータが格納されている。チャレンジデータのフィールドには、任意のデータ
が格納されてよい。認証応答信号101は、RF信号[子1]であり、認証応答信号101の先頭を示す同期信号に続いて、キーIDを含むレスポンスデータが格納される。ノイズ判定パターン要求信号102は、LF信号[2]とRF信号[親2]であり、ノイズ判定パターン要求のフィールドにノイズ判定パターンを要求するデータが格納される。ノイズ判定パターン信号103は、RF信号[子2]であり、一定のパルス幅の信号が複数パルス送信される。
図3において、通常手順とノイズ判定手順における親機と子機との信号送信タイミングを示している。
図4において、LF(親機)−RF(子機)通信の状況と、RF(親機)−RF(子機)通信の状況とに応じて、ノイズ環境下判定結果を示している。
まず、車載機1及び携帯機50の通常の動作について説明する。
[通常手順1]正規使用者が、車両のドアに備えられたスイッチ34を押すと、車載機1は、車両の近くに登録された携帯機50があるか否かを確認するために、携帯機50の認証を開始する。
[通常手順2]車載機1内の第1の認証手段6は、認証要求するための認証要求信号100であるLF信号[1]を、LF信号送信手段3及びLF信号送信アンテナ20を介して送信する。
[通常手順4]次に、第2の認証手段56は、LF信号受信手段55を介して受信した認証要求に相当するLF信号[1]を、車載機1のID等により認証して、認証に成功すれば、第2の記憶手段52に記憶している固有のキーID A52を含むレスポンスデータを生成し、認証応答信号101を生成する。
[通常手順5]次に、第2の認証手段56は、第2のRF信号送信手段53及び第2のRF信号送受信アンテナ58を介して、生成した認証応答信号101をRF信号[子1]として送信する。
[通常手順7]そして、第1の認証手段6は、第1のRF信号受信手段5を介して取得したRF信号[子1]に含まれるキーIDが、あらかじめ記憶されている第1の記憶手段16のキーIDと一致するか否かを認証する。
[通常手順9]一方、認証に失敗したと判断した場合には、第1の認証手段6は、通常手順1におけるスイッチ34の操作が、正規使用者による操作ではないと判断し、制御機器30を作動させることなく、処理を終了する。
この場合、エンジンスタートボタンは、図1におけるスイッチ34に相当する。すなわち、図1では、例としてスイッチ34を1つのスイッチとして図示しているが、ドア開閉のスイッチ、エンジン始動停止のスイッチなど、機能毎に複数のボタンを設ければよい。
許可されている周波数は、各国によって規定されており、キーレスシステム以外においても同じ周波数帯の信号を使用しているシステムが存在する。
このため、周囲で使用されている他のシステムの周波数と電波干渉が発生し、ノイズ環境となり、キーレスシステム自体に問題がない場合でも、目的の機能が動作しない場合がある。
[ノイズ判定手順1]通常手順9にて、認証失敗と判断した後、ノイズ環境判定手段7がノイズ環境の判定を実施するために、車載機1の第1の認証手段6は、通常手順と同様にして、ノイズ判定パターンを要求するノイズ判定パターン要求信号102であるLF信号[2]を送信する。この信号は、RF信号にノイズが含まれているか否かを確認する信号で、基本的には通常手順のLF信号[1]と同等の信号に、携帯機50に対してノイズ判定パターンを要求する信号を付加したものである。
[ノイズ判定手順2]これに対して、携帯機50は、車載機1から送信されたノイズ判定用のLF信号[2]を正常に受信した場合、通常手順と同様な手順で、第2の認証手段56が、ノイズ判定パターン信号103であるRF信号[子2]を規定時間内に送信する。
この信号は、ノイズを判定するための一定のパルス幅の信号を、複数パルス例えば10パルス分、送信する。
しかし、10パルス分検出できなかったが、5パルス分以上検出できた場合(△:応答が不安定)は、LF信号[2]は正常に受信できたが、RF信号[子2]については10パルス分の信号が検出できなかったことから、RF信号にノイズが混入したと推定できる。
また、自然界のノイズを考慮して、例えば3パルス以下の受信しかできなかった場合(×:応答が全く無い)には、LF信号[2]が正常に受信できなかった、RF信号[子2]が正常に受信できなかった、または登録された携帯機50が判定エリアに子機が無い可能性があるという判断をすることができる。
[ノイズ判定手順5]これに対して、携帯機50は、第2のRF信号受信手段54により第2のRF信号送受信アンテナ58を介してRF信号[親2]を受信し、[ノイズ判定手順2]と同様に、ノイズ判定用のRF信号[子2]を第2のRF信号送受信アンテナ5
8を介して、規定時間内に送信する。
この信号の受信状況により、10パルス分検出できた場合は、RF信号[親2]及びRF信号[子2]は、ノイズの影響を受けていないと判断できる。この結果と[ノイズ判定手順3]の結果、RF信号[子2]が、例えば3パルス以下の受信しかできなかった場合、LF信号−RF信号通信は、正常に通信できなかったが、RF信号−RF信号通信は、正常に通信できたことから、LF信号に関してノイズ環境下であると判断することが可能となる。
しかし、10パルス分検出できなかったが、例えば5パルス分以上検出できた場合は、RF信号[親2]は正常に受信できたが、RF信号[子2]については10パルス分の信号が検出できなかったことから、RF信号にノイズが混入したと推定できる。この結果と[ノイズ判定手順3]の結果から、RF信号に関してノイズ環境下であると判断することが可能となる。
LF信号、RF信号共に連続したノイズ環境下である可能性は低いため、図3のノイズ判定手順タイミングチャートのように3回繰り返すことで、1回でもノイズ判定用応答があった場合は、ノイズ環境下であるということをより確実に判定することが可能となる。
判定結果の分類や判定するパルス幅やパルス信号の数、ノイズ判定する回数については判定例であり、使用する周波数やシステムを考慮して結果を分類する最適な判定閾値を設定すれば良い。
ノイズ環境下と判定され、目的の機能の動作に至らなかった場合、車載機1は使用者にノイズ環境下で動作しない可能性があることを使用者に報知するために表示手段14により、車に搭載されているディスプレイ装置である表示装置31に通信成功確率を表示する。
さらには、使用者により確実に報知するための警報手段15により、警報装置32にて警報音や音声ガイドを行う。この警報により、使用者はノイズ環境下であることを知ることが可能となり、車両に搭載される機器の故障でないことを確認できるため、安心できる。
しかし、使用者は目的の動作が行われないため、ノイズ環境の通信成功確率を報知するだけでは戸惑う場合がある。例えば、ドアのロックやアンロックを行いたい場合に、LF信号に関してノイズ環境下であると判定し、RF信号に関しては問題ないと判定した場合は、RF信号のみで遠隔操作が可能な携帯機50の遠隔操作スイッチ61の操作によるロック、アンロックを警報装置32により音声ガイドで促すことにより、使用者は目的の機能を代替手段で達成することができる。
ドアのロックやアンロックを行いたい場合に、RF信号に関してノイズ環境下であると判定した場合は、携帯機50に備えられているエマージェンシーキー62である、例えばメカニカルキーによるロック、アンロックを、警報装置32により例えば音声ガイドで代替手段を促すことにより使用者は目的を達成できる。
また、エンジン始動時においても、エンジンスタートボタンの周辺に備えられた近距離かざし認証LF信号送信アンテナ18に携帯機50をかざすことにより、近距離かざし認証手段10で認証を実施し、エンジン始動可能なエマージェンシー始動を促すことで、使用者は代替手段で目的の機能を達成することができる。
図5は、この発明の実施の形態2における電子キー装置を含むシステム全体を示す概念図である。
図5において、1〜7、10、13〜16、16a、16b、17、18、20、30〜32、34、50〜62、70は図1におけるものと同一のものである。図5では、第1のCPU2は、ノイズ判定時RF認証切替手段8(RF認証切替手段)と、ノイズ判定時RF認証手段9(RF認証手段)とを有している。
ノイズ判定時RF認証切替手段8は、ノイズ環境下と判定された場合に、セキュリティ性を重視した代替手段を実施するか、正確なエリア判定は不可能であるが、利便性を重視したRF信号−RF信号通信認証による自動動作を実施するかを切替える。
ノイズ判定時RF認証手段9は、LF信号に関してノイズ環境下と判断された場合、RF信号(親機)−RF信号(子機)通信による携帯機50の認証を実施する。
実施の形態2は、このような問題を解決するためのものである。
[RF認証手順1]正規使用者が、車両のドアに備えられたスイッチ34を押すと、車載機1は、車両の近くに登録された携帯機50があるか否かを確認するために、通常手順1〜9を実施し、その後ノイズ判定手順1〜7を実施する。
ノイズ判定手順7の結果、LF信号に関してノイズ環境下と判断された場合、ノイズ判定時RF認証手段9は、RF信号(親機)−RF信号(子機)通信認証を実施することで、代替手段を自動的に実行するために携帯機50の認証を開始する。
[RF認証手順4]次に、第2の認証手段56は、第2のRF信号送信手段53を介して受信した認証要求するRF信号[親1]に応じて、第2の記憶手段52にあらかじめ有している固有のキーID A52を含むレスポンスデータを生成する。
[RF認証手順5]次に、第2の認証手段56は、第2のRF信号送信手段53及び第2のRF信号送受信アンテナ58を介して、生成したレスポンスデータを、認証応答信号101のRF信号[子1]として送信する。
[RF認証手順7]そして、第1の認証手段6は、第1のRF信号受信手段5を介して取得したRF信号[子1]に含まれるIDコードが、あらかじめ記憶されている第1の記憶手段16のキーIDと一致するか否かを認証する。
[RF認証手順9]一方、認証に失敗したと判断した場合には、第1の認証手段6は、通常手順1におけるスイッチ34の操作が、正規使用者による操作ではないと判断し、制御機器30を作動させることなく、処理を終了する。
図6は、この発明の実施の形態3における電子キー装置を含むシステム全体を示す概念図である。
図6において、1〜10、13〜16、16a、16b、17、18、20、30〜32、34、50〜62、70は図5におけるものと同一のものである。図6では、車載機1に、Bluetooth(登録商標)により構成され、GPS搭載のスマートフォンなどの携帯端末である情報通信端末41(GPS搭載の外部機器)との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信手段12を設け、また、車載機1に接続されている外部の構成要素として、GPS搭載のNAVIユニット33(GPS搭載の外部機器)を有している。
このGPS情報に関連付けて記憶されるノイズ情報は、ノイズ環境下にある信号(LF信号、RF信号)の情報や携帯機50との間の通信の成功確率の情報などを含む。
また、日時を記憶することによって、日付、曜日、時間で周囲の装置の稼働状況が変わり発生するノイズもあるため、同じ場所であっても日時によるノイズ情報を蓄積し、発生確率やノイズ発生量を数値化する通信成功確率のデータを情報が入力される毎に反映することで、より安心できる情報の提供が可能となる。
図7は、この発明の実施の形態4における電子キー装置を含むシステム全体を示す概念図である。
図7において、1〜10、12〜16、16a、16b、17、18、20、30〜34、41、50〜62、70は図6におけるものと同一のものである。図7では、車載機1にデータセンタ通信手段11を設け、クラウドサービスであるデータセンタ40と通信できるように構成している。
また、従来はノイズ環境下において目的の機能が動作しなかった使用者は、車両の修理工場に調査を依頼していたが、車両の修理工場においてもクラウドサービスを利用することにより、目的の機能が動作しなかった場所に関して情報を参照し、ノイズ環境情報がアップロードされていれば、調査に関する工数の削減ができ、使用者に対しての説明も早急に対応することが可能となる。
このため、システム提供メーカに対する調査依頼も不要となるケースが大部分となり、原因調査にかかる時間の削減、原因調査コストの低減、さらにはクレームの低減にもつながる。
5 第1のRF信号受信手段、6 第1の認証手段、7 ノイズ環境判定手段、
8 ノイズ判定時RF認証切替手段、9 ノイズ判定時RF認証手段、
10 近距離かざし認証手段、11 データセンタ通信手段、12 近距離無線通信手段、
13 駆動手段、14 表示手段、15 警報手段、16 第1の記憶手段、
17 第1のRF信号送受信アンテナ、18 近距離かざし認証LF信号送信アンテナ、20 LF信号送信アンテナ、30 制御機器、31 表示装置、32 警報装置、
33 NAVIユニット、34 スイッチ、40 データセンタ、41 情報通信端末、50 携帯機、51 第2のCPU、52 第2の記憶手段、
53 第2のRF信号送信手段、54 第2のRF信号受信手段、
55 LF信号受信手段、56 第2の認証手段、57 電池、
58 第2のRF信号送受信アンテナ、59 LF信号受信アンテナ、
60 LF受信IC、61 遠隔操作スイッチ、62 エマージェンシーキー、
70 携帯機。
Claims (14)
- 車載機である親機が、使用者の保有する携帯機である子機との間で通信することにより上記子機の有するIDコードを認証したのち制御機器を作動させる電子キー装置であって、
上記親機は、
上記子機に対してLF信号により認証要求し、この認証要求に応答して、上記子機から送信される上記子機のIDコードを含むRF信号に基づき、上記子機の認証を行うLF認証手段と、
上記子機の認証に失敗した場合に、上記子機にノイズ判定パターン信号の送信を要求し、これに応じて上記子機から送信される複数の一定幅のパルスを含むノイズ判定パターン信号に基づき、LF信号及びRF信号のいずれか一方または両方に係わるノイズ環境下にあるか否かを、上記ノイズ判定パターン信号のうちの検出された上記パルスの数に応じて判定するノイズ環境判定手段とを備え、
上記子機は、
上記親機からの認証要求に応じて、当該子機のIDコードを含む応答信号を生成し、RF信号にして上記親機に送信するとともに、上記親機からのノイズ判定パターン信号の送信要求に応じて、上記ノイズ判定パターン信号を送信する応答手段を備えたことを特徴とする電子キー装置。 - 上記親機は、
ノイズ環境下と判定した場合に、上記子機との間の通信の成功確率を表示装置に表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子キー装置。 - 上記LF認証手段は、上記制御機器を作動させるための所定の外部入力があった場合に、上記子機に対して認証要求するように構成され、
上記親機は、
ノイズ環境下と判定した場合に、LF信号及びRF信号のいずれか一方または両方のノイズ環境下に応じて、上記所定の外部入力の代替手段を警報装置により使用者に通知する警報手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子キー装置。 - 上記親機は、
上記ノイズ環境判定手段により、LF信号に関するノイズ環境下にあると判定された場合に、
上記子機に対してRF信号により認証要求し、この認証要求に応答して、上記子機から送信された上記子機のIDコードを含むRF信号に基づき、上記子機の認証を行うRF認証手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子キー装置。 - 上記親機は、
上記RF認証手段による上記子機の認証を実施するかしないかを選択可能にするRF認証切替手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の電子キー装置。 - 上記親機は、
GPS搭載の外部機器からGPS情報を取得するように構成され、
上記ノイズ環境判定手段によりノイズ環境下にあることが判定された場合に、上記GPS情報を取得し、この取得したGPS情報をノイズ環境に係わる情報と関連付けて記憶することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電子キー装置。 - 上記GPS情報に関連付けて記憶されるノイズ環境に係わる情報は、ノイズ環境下にある信号の情報及び上記子機との間の通信の成功確率情報のいずれかを含むことを特徴とする請求項6に記載の電子キー装置。
- 上記記憶されるGPS情報は、日時情報であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の電子キー装置。
- 上記記憶されるGPS情報は、場所情報であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の電子キー装置。
- 上記記憶されるGPS情報は、日時情報及び場所情報であり、
上記GPS情報に関連付けて記憶されるノイズ環境に係わる情報を、場所情報ごと及び日時情報ごとに蓄積し、上記親機の存在する日時及び場所に応じた上記子機との間の通信の成功確率を計算して、使用者に報知することを特徴とする請求項6に記載の電子キー装置。 - 上記記憶されるGPS情報は、日時情報及び場所情報であり、
上記親機が、上記記憶されたGPS情報に一致する日時及び場所に存在する場合に、ノイズ環境下にあることを使用者に報知することを特徴とする請求項6に記載の電子キー装置。 - 上記親機は、クラウドサービスであるデータセンタと通信が可能なデータセンタ通信手段を備え、
上記データセンタ通信手段により、上記ノイズ環境に係わる情報とこれに関連付けて記憶されたGPS情報とを、上記データセンタにアップロードすることを特徴とする請求項6から請求項11のいずれか一項に記載の電子キー装置。 - 上記親機は、上記データセンタ通信手段により、上記データセンタから、他の親機によってアップロードされた上記ノイズ環境に係わる情報とこれに関連付けられたGPS情報とをダウンロードすることを特徴とする請求項12に記載の電子キー装置。
- 上記親機の上記データセンタ通信手段による上記データセンタの利用を使用者が選択できるように構成されていることを特徴とする請求項12または請求項13に記載の電子キー装置。
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