JP2002054332A - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置

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JP2002054332A
JP2002054332A JP2000244499A JP2000244499A JP2002054332A JP 2002054332 A JP2002054332 A JP 2002054332A JP 2000244499 A JP2000244499 A JP 2000244499A JP 2000244499 A JP2000244499 A JP 2000244499A JP 2002054332 A JP2002054332 A JP 2002054332A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信装置から人の操作に伴い無線送信されて
来る動作指示信号に応じて機器を動作させるワイヤレス
制御と、その通信装置と認証用の双方向通信をした上で
機器の自動制御を実施するスマート制御とで、1つの受
信機を共用する。 【解決手段】 車両の機器について上記ワイヤレス制御
を行うワイヤレス制御部と、その機器について上記スマ
ート制御を行うスマート制御部と、受信機の使用権を上
記両制御部に振り分ける調停部とを備えた装置にて、調
停部は、両制御部の何れかから受信機の使用権獲得要求
が出されたことを検出すると、受信機を動作させ(J1
→A1→J2)、該受信機が無線信号を受信したなら
ば、ワイヤレス制御部に受信機の使用権を与えて受信処
理を行わせ(J3→A2→J4)、受信機が無線信号を
受信せず且つスマート制御部が受信機の使用権獲得要求
を出していれば、スマート制御部に受信機の使用権を与
える(J5→A3→J6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の使用者に携
帯される電気キー等の通信装置と無線通信を行ってドア
ロック用アクチュエータ等の機器を制御する電子制御装
置に関し、特に、1つの受信機を2種類の制御で共用す
る電子制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両においては、使用者に携
帯される携帯機のボタン操作に応じて、ドアのロック
(施錠)又はアンロック(解錠)を行うことにより、ド
アのロック状態を手動で遠隔操作できるようにしたワイ
ヤレス制御システムが普及している。
【0003】つまり、このワイヤレス制御システムで
は、使用者が携帯機のボタンを押すと、その携帯機から
ドアのロック又はアンロックを指示する動作指示信号と
しての無線信号が送信され、車両側に設けられた電子制
御装置が、携帯機からの上記無線信号を受信すると、ド
アのロック/アンロックを行うためのドアロック用アク
チュエータをロック側又はアンロック側に動作させる。
尚、携帯機から送信される動作指示信号としての無線信
号には、その携帯機に固有の暗証コードといった識別情
報が含まれており、車両側の電子制御装置は、携帯機か
らの識別情報が自己に対応するものである場合にのみ、
ドアロック用アクチュエータを動作させる。
【0004】また近年、車両においては、電子キーを持
っている使用者が近づくと、車両側の電子制御装置がそ
れを検知して、ドアロックの解除等を自動的に行う、と
いった制御システムも実用化されている。尚、このよう
な制御システムは、気の利いた利口なシステムという意
味から、スマート制御システムと呼ばれている。
【0005】具体的に説明すると、この種のスマート制
御システムにおいては、車両側の電子制御装置が、電子
キーの存在を確認すべき条件が成立している場合に、送
信機から無線信号を送信させて、その無線信号に対する
電子キーからの応答信号を受信機を介して受信すること
により、電子キーが正規の通信相手であるか否か(即
ち、その車両に対応するものであるか否か)を判定する
認証処理を行う。尚、この認証処理では、セキュリティ
性向上のため、電子キーとの間で複数回データをやり取
りするのが一般的である。
【0006】つまり、電子キーは、車両側からの無線信
号に対して、予め定められた規則に従い応答信号を送信
するように構成されており、車両側からの無線信号を受
信できる領域に電子キーが存在していれば、車両側の電
子制御装置は、その電子キーの存在(即ち、使用者の存
在)を認識することとなる。
【0007】そして、車両側の電子制御装置は、電子キ
ーが車両の近くに存在していることを認識できている状
態で、例えば、ドアの外側のノブに人の手が差し込まれ
たことを人センサ等によって検知すると、ドアロックを
自動的に解除する。即ち、ドアロック用アクチュエータ
を自動的にアンロック側へと動作させる。また例えば、
電子制御装置は、車両から人が降りたことを検知してい
る場合に、ドアの外側のノブの付近に設けられているド
アロック用スイッチが押されたことを検出すると、自動
的にドアロックを行う。即ち、ドアロック用アクチュエ
ータを自動的にロック側へと動作させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記のような
ワイヤレス制御とスマート制御との両方を実施する制御
システムを考えた場合、上記携帯機と上記電子キーとの
両方の機能を合わせ持った通信装置を、車両の使用者に
携帯される電子キーとすれば良い。つまり、電子キー
は、使用者によりボタンが操作された時には、ドアのロ
ック又はアンロックを指示する動作指示信号としての無
線信号を送信し、また、ボタンが操作されていない時に
車両側からの無線信号を受信すると、その信号に対応し
た応答信号を返送するように構成すれば良い。
【0009】しかし、車両側の電子制御装置について
は、電子キーからの無線信号を受信するための受信機
を、ワイヤレス制御とスマート制御との各々毎に設けな
ければならず、装置構成の大型化及びコストアップを招
いてしまうという問題があった。これは、1つの受信機
を使用してワイヤレス制御とスマート制御との両方を実
施可能な構成が全く無かったからである。
【0010】そこで、本発明は、通信装置から人の操作
に伴い無線送信されて来る動作指示信号に応じて機器を
動作させるワイヤレス制御と、その通信装置と認証用の
双方向無線通信を行った上で機器の自動制御を実施する
スマート制御とで、1つの受信機を共用可能な新しい構
成の電子制御装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた本発明の電子制御装置は、通
信相手の通信装置から送信される無線信号を受信するた
めの受信機と、その通信装置へ無線信号を送信するため
の送信機と、前記通信装置を携帯した人が所定の機器を
動作させるために前記通信装置を操作することで該通信
装置から送信される動作指示信号を、前記受信機を使用
して受信し、その動作指示信号に応じて前記機器を動作
させる、といったワイヤレス制御を行う第1制御手段
と、前記送信機に所定の無線信号を送信させて、その無
線信号に対する前記通信装置からの応答信号を前記受信
機を使用して受信することにより、前記通信装置が正規
の通信相手であるか否かを判定する認証処理を行い、前
記通信装置が正規の通信相手であると判定したならば、
前記機器を前記通信装置からの動作指示信号に拘わらず
制御する自動制御を実施する、といったスマート制御を
行う第2制御手段とを備えている。
【0012】ここで特に、本発明の電子制御装置では、
第1制御手段と第2制御手段とが1つの受信機を共用す
ることから、その受信機の使用権(受信機を使用する権
限)を第1制御手段と第2制御手段とに振り分けて与え
るための調停手段を備えている。
【0013】この調停手段は、第1制御手段と第2制御
手段との少なくとも何れか一方から、受信機の使用権を
要求することを示す使用権獲得要求が出されたことを検
出すると、受信機に電源を供給して該受信機を動作させ
る。そして、受信機が無線信号を受信したか否かを判定
して、受信機が無線信号を受信したならば、第1制御手
段に受信機の使用権を与えて該第1制御手段に受信処理
を行わせ、逆に、受信機が無線信号を受信せず且つ第2
制御手段が使用権獲得要求を出していれば、第2制御手
段に受信機の使用権を与える。そして更に、調停手段
は、両制御手段のうちで受信機の使用権を与えている方
から、受信機の使用権を放棄することを示す使用権放棄
要求が出されると、受信機への電源供給を停止して該受
信機の動作を停止させる。
【0014】尚、第1制御手段は、通信装置から動作指
示信号が送信されて来たか否かをチェックすべき条件が
成立した時に、調停手段に使用権獲得要求を出し、調停
手段によって受信機の使用権が与えられたならば、受信
処理(即ち、受信機から情報を取り込む処理)を行っ
て、通信装置から動作指示信号が送信されて来たか否か
や、受信した信号の内容を判断すれば良い。そして、そ
の受信処理が終わって、受信機を使用する必要がなくな
ったら、調停手段に使用権放棄要求を出せば良い。
【0015】また、第2制御手段は、送信機からの無線
信号が到達する範囲内に正規の通信相手である通信装置
が存在しているか否かを確認すべき条件が成立した時
に、調停手段に使用権獲得要求を出し、調停手段によっ
て受信機の使用権が与えられたならば、認証処理(即
ち、送信機に所定の無線信号を送信させて、その無線信
号に対する通信装置からの応答信号を受信機を介して取
り込むことにより、通信装置が正規の通信相手であるか
否かを判定する処理)を行えば良い。そして、その認証
処理が終わって、受信機を使用する必要がなくなった
ら、調停手段に使用権放棄要求を出せば良い。
【0016】このような本発明の電子制御装置では、第
1制御手段と第2制御手段との少なくとも何れか一方か
ら使用権獲得要求が出されると、受信機が動作させら
れ、その時に無線信号が受信されたならば、受信機の使
用権が第1制御手段に与えられて、第1制御手段が受信
処理を行うこととなる。つまり、受信機を動作させた際
に無線信号が受信された場合、その信号は、人の操作に
伴う通信装置からの動作指示信号であると考えられるた
め、仮に第1制御手段が使用権獲得要求を出していなく
ても、第1制御手段に受信機の使用権を与えて、ワイヤ
レス制御が確実に実現できるようにしている。また、受
信機を動作させた際に無線信号が受信されなかった場
合、第2制御手段が使用権獲得要求を出していれば、第
2制御手段に受信機の使用権を与えて、スマート制御の
認証処理が可能となるようにしている。
【0017】そして、このような本発明の電子制御装置
によれば、通信装置から人の操作に伴い無線送信されて
来る動作指示信号に応じて機器を動作させる第1制御手
段によるワイヤレス制御と、通信装置と認証用の双方向
無線通信を行った上で機器の自動制御を実施する第2制
御手段によるスマート制御とを、1つの受信機で確実に
実現することができる。
【0018】次に、請求項2に記載の電子制御装置で
は、請求項1の電子制御装置に対して、更に使用権強制
変更手段を設けている。そして、この使用権強制変更手
段は、調停手段によって受信機の使用権が第2制御手段
に与えられている場合に、受信機が通信装置からの動作
指示信号を受信したか否かを判定し、受信機が動作指示
信号を受信したと判定したならば、第2制御手段に使用
権放棄要求を出させると共に、調停手段に、第1制御手
段に対して受信機の使用権を付与させる。
【0019】このような請求項2の電子制御装置によれ
ば、第2制御手段が受信機の使用権を獲得して通信装置
との認証用の双方向通信を行っている最中に、その通信
装置から、人の操作に伴う動作指示信号が送信されて来
た場合には、受信機の使用権が第2制御手段から第1制
御手段に移ることとなり、その動作指示信号に迅速に対
応することができるようになる。
【0020】つまり、通信装置からの動作指示信号は、
人の操作によって送信されるため、第2制御手段による
スマート制御を継続すると、その動作指示信号を取りこ
ぼしてしまうこととなるが、そのようなことが防止され
て、人の意志に応じた機器のワイヤレス制御を確実に実
現することができるようになる。
【0021】次に、請求項3に記載の電子制御装置で
は、請求項1又は2の電子制御装置において、調停手段
は、第1制御手段が受信処理を終えて使用権放棄要求を
出した時に、第2制御手段が使用権獲得要求を出してい
る場合には、受信機への電源供給を停止せずに、第2制
御手段に受信機の使用権を与えるようになっている。
【0022】このような請求項3の電子制御装置によれ
ば、万一、受信機が無線信号を受信していると常に判定
されるような故障が生じた場合でも、第2制御手段に受
信機の使用権を与えることができ、第2制御手段による
スマート制御が不能となってしまうことを防止すること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施形
態の車両の電子キーシステムについて、図面を用いて説
明する。尚、以下の説明において、ECUとは、電子制
御ユニットのことである。
【0024】まず図1は、本実施形態の電子キーシステ
ムの構成を表すブロック図である。図1に示すように、
本電子キーシステムは、車両のドアロックに関して前述
のワイヤレス制御とスマート制御とを行うセキュリティ
ECU1を備えている。尚、セキュリティECU1は、
プログラムに従い処理を実行する周知のマイクロコンピ
ュータ(以下、マイコンという)1aを制御処理の中枢
部として構成されており、車両盗難防止用の様々なセキ
ュリティ制御の一環として、ドアロックのワイヤレス制
御とスマート制御を行うものである。
【0025】このセキュリティECU1には、車両の使
用者に携帯される通信装置としての電子キー3から送信
される無線信号を車両側で受信するためのワイヤレスチ
ューナ5(受信機に相当)と、車両側から上記電子キー
3へ無線信号を送信するための発信機7(送信機に相
当)とが接続されている。
【0026】ワイヤレスチューナ5は、動作用の電源
(以下、チューナ電源という)がセキュリティECU1
から供給されて動作する。そして、ワイヤレスチューナ
5は、電子キー3からの無線信号を受信し復調して、そ
の無線信号に含まれていた情報としてのデータ(即ち、
受信データ)をセキュリティECU1へと出力する。そ
して更に、ワイヤレスチューナ5は、電子キー3からの
何らかの無線信号(即ち、電子キー3からの電波)を受
信している時には、セキュリティECU1への電波有無
信号SQを、「電波あり」を示すハイレベルで出力し、
逆に、電子キー3からの無線信号を受信していない時に
は、上記電波有無信号SQを、「電波なし」を示すロー
レベルで出力する。
【0027】一方、発信機7は、セキュリティECU1
から供給される送信データ(即ち、電子キー3へ送信す
べきデータ)を所定周波数帯の無線信号に変換して、車
両の周囲に送信する。また、セキュリティECU1に
は、ドアロック用アクチュエータ9が接続されている。
尚、ドアロック用アクチュエータ9は、車両の各ドア毎
に存在するが、図1では1つのみ示している。そして、
ドアロック用アクチュエータ9は、ECU1から供給さ
れる制御信号に応じて、ドアのロック/アンロックを行
う。
【0028】更に、セキュリティECU1には、車両内
の通信線11を介してドアECU13や他のECU(図
示省略)が接続されており、ドアECU13には、運転
席ドアの外側のノブに人の手が差し込まれたことを検出
する人センサ15と、運転席ドアの外側のノブの付近に
設けられているドアロック用スイッチ17とが接続され
ている。
【0029】また、セキュリティECU1には、車両の
キーがステアリングホイールの脇にあるキーシリンダに
挿入されてイグニッション(IG)位置に操作されてい
るときにオンするIGスイッチ、車両のキーが上記キー
シリンダに挿入されてアクセサリ(ACC)位置に操作
されているときにオンするACCスイッチ、及び車両の
各ドアが開かれているときに夫々オンする各ドアスイッ
チ等の、各種スイッチ19が接続されている。
【0030】そして、セキュリティECU1は、人セン
サ15の検出結果(即ち、運転席ドアの外側のノブに人
の手が差し込まれたか否か)と、ドアロック用スイッチ
17が押されたか否かを、ドアECU13との通信によ
って把握し、また、ドアECU13からでは得られない
車両の他の状況情報を、上記各種スイッチ19からの信
号によって把握するようになっている。また更に、セキ
ュリティECU1は、各種スイッチ19からの信号に基
づき把握した情報を、通信線11へ送出して、ドアEC
U13を始めとする他のECUに提供している。
【0031】ここで、電子キー3は、例えば上記キーシ
リンダに挿入される車両のキーの頂部に設けられた小型
の電子ユニットであり、その電子キー3の所定位置に
は、車両のドアをロックさせるためのロック用ボタン3
aと、車両のドアをアンロックさせるためのアンロック
用ボタン3bとが設けられている。
【0032】そして、電子キー3は、使用者によってロ
ック用ボタン3aが押されると、ドアのロックを指示す
る動作指示信号としての無線信号(以下、ロック信号と
いう)を送信し、また、使用者によってアンロック用ボ
タン3bが押されると、ドアのアンロックを指示する動
作指示信号としての無線信号(以下、アンロック信号と
いう)を送信する。
【0033】このため、車両側のセキュリティECU1
は、電子キー3からの上記ロック信号をワイヤレスチュ
ーナ5を介して受信すると、全ドアのドアロック用アク
チュエータ9をロック側に動作させ、電子キー3からの
上記アンロック信号をワイヤレスチューナ5を介して受
信すると、全ドアのドアロック用アクチュエータ9をア
ンロック側に動作させる、といったドアロックのワイヤ
レス制御を行う。
【0034】尚、当然であるが、電子キー3から送信さ
れるロック信号及びアンロック信号には、その電子キー
3に固有の識別情報(暗証コード等)が付加あるいは含
まれており、セキュリティECU1は、電子キー3から
の識別情報が自己に対応するものである場合にのみ、ド
アロック用アクチュエータ9を動作させる。一方、電子
キー3が、ドアロック操作に関するボタンを1つだけ備
えると共に、そのボタンが押される毎に、同じ種類の動
作指示信号を送信するようにしても良い。つまり、この
場合には、セキュリティECU1が、電子キー3からの
動作指示信号を受信した時の車両の状況に応じて、ドア
ロック用アクチュエータ9をロック側又はアンロック側
に動作させれば良いからである。例えば、運転席ドアが
ロック状態であれば、全ドアのドアロック用アクチュエ
ータ9をアンロック側に動作させ、逆に運転席ドアがア
ンロック状態であれば、全ドアのドアロック用アクチュ
エータ9をロック側に動作させる、といった制御が考え
られる。
【0035】また、電子キー3は、上記ボタン3a,3
bが操作されていない時に、予め定められた所定内容の
無線信号を受信すると、その信号に対応した応答信号を
返送するようになっている。このため、車両側のセキュ
リティECU1は、スマート制御を目的として電子キー
3の存在を確認すべき条件(以下、スマート制御実施条
件という)が成立している場合に、発信機7から上記所
定内容の無線信号を送信させて、その無線信号に対する
電子キー3からの応答信号をワイヤレスチューナ5を介
して受信することにより、発信機7からの信号が届く領
域内に電子キー3が存在していることを検知すると共
に、その電子キー3が正規の通信相手であるか否か(即
ち、その車両に対応するものであるか否か)を判定する
認証処理を行う。つまり、セキュリティECU1は、発
信機7に送信させた無線信号に対する電子キー3からの
応答を検証して、電子キー3が車両に対応するものか否
かを確認するようにしている。尚、この認証処理では、
セキュリティ性向上のため、電子キー3との間で複数回
データをやり取りする。
【0036】例えば、セキュリティECU1は、車両の
キーシリンダにキーが挿入されておらず、且つ、運転席
ドアがロックされている状態であることを検知している
場合(つまり、車両が駐車状態であると判断している場
合)に、スマート制御実施条件が成立しているとして、
発信機7から所定内容の無線信号を送信させる。そし
て、電子キー3を携帯した人(通常、車両の使用者)が
車両の近くにいて、その電子キー3が上記発信機7から
の信号に対する応答信号を返送すると、セキュリティE
CU1は、その応答信号をワイヤレスチューナ5により
受信し、更に引き続き、電子キー3と予め決められた順
序で認証用の双方向データ通信を何回か繰り返す。そし
て更に、セキュリティECU1は、上記認証用の双方向
データ通信により、その通信相手の電子キー3が当該E
CU1の車両に対応するものであると判断できている状
態で、運転席ドアの外側のノブに人の手が差し込まれた
ことを検出すると、全ドアのドアロック用アクチュエー
タ9を自動的にアンロック側へと動作させる。このよう
なアンロック側のスマート制御により、車両の使用者
は、乗車しようとする場合に、運転席ドアのノブに手を
差し入れるだけでドアロックを解除することができる。
【0037】また例えば、セキュリティECU1は、車
両のキーシリンダにキーが挿入されておらず、且つ、運
転席ドアがロックされていない状態で、上記ドアロック
用スイッチ17が押されたことを検出すると、スマート
制御実施条件が成立しているとして、発信機7から所定
内容の無線信号を送信させる。そして、セキュリティE
CU1は、その際の認証用の双方向データ通信により、
通信相手の電子キー3が当該ECU1の車両に対応する
ものであると判断したならば、ドアロック用アクチュエ
ータ9を自動的にロック側へと動作させる。このような
ロック側のスマート制御により、車両の使用者は、車か
ら離れる場合に、運転席ドアのドアロック用スイッチ1
7を押すだけで手軽にドアロックを行うことができる。
【0038】このように本実施形態の電子キーシステム
では、車両側の1つのワイヤレスチューナ5が、ワイヤ
レス制御とスマート制御との両方で使用されている。そ
こで次に、このようなワイヤレスチューナ5の共用が、
どの様にして実現されるのかについて説明する。
【0039】まず図2は、セキュリティECU1(詳し
くは、セキュリティECU1ののマイコン1a)で実行
されるプログラムの構造を表すブロック図である。図2
に示すように、セキュリティECU1で実行されるプロ
グラムは、前述したワイヤレス制御を行うワイヤレス制
御部21と、前述したスマート制御を行うスマート制御
部22と、ワイヤレスチューナ5の使用権(ワイヤレス
チューナ5を使用する権限)をワイヤレス制御部21と
スマート制御部22との何れかに振り分けて与えるため
の調停制御を行う調停部23と、調停部23からの指示
に従ってワイヤレスチューナ5を制御するワイヤレスチ
ューナ制御部24と、ワイヤレスチューナ5により受信
された受信データの内容を解読する受信データ解読部2
5と、一定時間(本実施形態では150ms)を繰り返
し計時するタイマ部26とに分けられている。
【0040】尚、本実施形態において、セキュリティE
CU1のマイコン1aにより実行される該マイコン1a
のROM(図示省略)内のプログラムは、プログラムの
全機能を単位機能毎に細分化して、その単位機能毎にオ
ブジェクトを用意するオブジェクト指向によってプログ
ラミングされており、オブジェクトとは、データとその
データを処理する手続きである“メソッド”と呼ばれる
プログラムとを、一まとめにしたプログラムモジュール
である。
【0041】そして、図2における各部21〜26は、
マイコン1aのROMに格納された各オブジェクト(メ
ソッド及びデータ)である。そして更に、本実施形態の
説明において、例えば「ワイヤレス制御部21が…す
る。」や「調停部23は…する。」といったオブジェク
トを主語とした動作表現は、実際には、マイコン1aが
そのオブジェクトのメソッドに従って動作する(換言す
れば、マイコン1aがそのオブジェクトのメソッドを実
行する)ことで実現される機能手段が、上記「…」の動
作を行うことを示している。
【0042】また、以下の説明において、フラグをセッ
トするとは、そのフラグの値を“1”にすることを示
し、フラグをクリアするとは、そのフラグの値を“0”
にすることを示している。また更に、図2における各オ
ブジェクト21,22,23,26の枠内に記載した矢
印のうち、上向きの矢印は、その枠内のオブジェクトで
フラグがセットされることを示し、下向きの矢印は、そ
の枠内のオブジェクトでフラグがクリアされることを示
し、上下両方の向きの矢印は、その枠内のオブジェクト
でフラグがセット又はクリアされることを示している。
【0043】ここで、ワイヤレスチューナ制御部24
は、調停部23からチューナ電源ON要求が出される
と、ワイヤレスチューナ5にチューナ電源を供給して該
ワイヤレスチューナ5を動作させ、以後は、ワイヤレス
チューナ5からの電波有無信号SQの値(即ち、電波有
無信号SQがハイレベルとローレベルとの何れであるか
を示す二値データ)を調停部23へ逐次供給する。そし
て、ワイヤレスチューナ制御部24は、ワイヤレスチュ
ーナ5にチューナ電源を供給している場合に、調停部2
3からデータ収集起動指令が出されると、ワイヤレスチ
ューナ5からの受信データを受信データ解読部25に供
給する受信データ収集動作を開始し、調停部23からデ
ータ収集停止指令が出されると、上記受信データ収集動
作を止める。そして更に、ワイヤレスチューナ制御部2
4は、調停部23からチューナ電源OFF要求が出され
ると、ワイヤレスチューナ5へのチューナ電源の供給を
止める。
【0044】また、タイマ部26は、150msを繰り
返し計時すると共に、その150msを計時し終えた各
タイミング毎(換言すれば、次の150msの計時開始
タイミング毎)に、ワイヤレス定期起動イベントフラグ
Wtをセットする動作を行う。そして更に、タイマ部2
6は、ワイヤレス定期起動イベントフラグWtのセット
タイミングの2回に1回毎に、スマート定期起動イベン
トフラグStをセットする動作を行う。よって、ワイヤ
レス定期起動イベントフラグWtのセットが150ms
毎に行われ、スマート定期起動イベントフラグStのセ
ットが300ms毎に行われることとなる。尚、この両
フラグWt,Stは、後述するように調停部23によっ
てクリアされる。
【0045】調停部23は、ワイヤレス制御部21によ
ってセット/クリアされるフラグWrq,Weと、スマ
ート制御部22によってセット/クリアされるフラグS
rq,Seとに応じて、後述する手順により、ワイヤレ
スチューナ制御部24にチューナ電源ON要求を出して
該ワイヤレスチューナ5を動作させると共に、そのワイ
ヤレスチューナ5の使用権をワイヤレス制御部21とス
マート制御部22との何れかに与えるが、ワイヤレス制
御部21にワイヤレスチューナ5の使用権を与える場合
には、ワイヤレス制御使用権フラグWrcoをセット
し、スマート制御部22にワイヤレスチューナ5の使用
権を与える場合には、スマート制御使用権フラグSrc
oをセットする。
【0046】また、受信データ解読部25は、ワイヤレ
スチューナ5からワイヤレスチューナ制御部24を介し
て供給される受信データの内容を解読して、その解読結
果をワイヤレス制御部21とスマート制御部22とに供
給する。そして更に、受信データ解読部25は、スマー
ト制御使用権フラグSrcoがセットされている場合
(即ち、調停部23によりワイヤレスチューナ5の使用
権がスマート制御部22に与えられている場合)に、ワ
イヤレスチューナ制御部24からの受信データの内容が
ワイヤレス制御で使用される信号(ロック信号又はアン
ロック信号)の内容であるか否かを判定して、受信デー
タの内容がワイヤレス制御で使用される信号の内容であ
ると判定したならば(即ち、ワイヤレスチューナ5が電
子キー3からのロック信号又はアンロック信号を受信し
たと判定したならば)、スマート制御部22にワイヤレ
スチューナ5の使用権を放棄させるための使用権放棄指
示を出すと共に、ワイヤレス制御部21にワイヤレスチ
ューナ5の使用権を獲得させるための使用権獲得指示を
出す。
【0047】ワイヤレス制御部21は、電子キー3から
ロック信号又はアンロック信号が送信されて来たか否か
をチェックすべきワイヤレス制御実施条件が成立してい
る場合(例えば、車両のキーシリンダにキーが挿入され
ていない場合)に、調停部23に対してワイヤレスチュ
ーナ5の使用権を要求するためのワイヤレス定期起動要
求フラグWrqをセットし、ワイヤレス制御実施条件が
成立していない場合には、ワイヤレス定期起動要求フラ
グWrqをクリアする。
【0048】また、ワイヤレス制御部21は、調停部2
3によってワイヤレス制御使用権フラグWrcoがセッ
トされると(即ち、起動されたワイヤレスチューナ5の
使用権が与えられると)、電子キー3からのロック信号
又はアンロック信号をワイヤレスチューナ5を使用して
受信するための処理であって、具体的には受信データ解
読部25から受信データの解読結果を取得する受信処理
を行う。そして、その受信処理を終えると、ワイヤレス
制御使用権フラグWrcoをクリアして、調停部23に
対しワイヤレスチューナ5の使用権を放棄する旨を報知
する。また、ワイヤレス制御部21は、上記受信処理で
得た受信データの内容に応じて、ドアロック用アクチュ
エータ9をロック側又はアンロック側に動作させる。
【0049】また更に、ワイヤレス制御部21は、受信
データ解読部25から前述した使用権獲得指示が出され
ると、調停部23に対してワイヤレスチューナ5の使用
権を至急要求するためのワイヤレス即起動要求フラグW
eをセットし、その後、ワイヤレスチューナ5の使用権
が与えられて受信処理を完了すると、ワイヤレス即起動
要求フラグWeをクリアする。
【0050】一方、スマート制御部22は、ドアロック
用アクチュエータ9を自動的にアンロック側へと動作さ
せる場合のスマート制御実施条件(例えば、前述したよ
うに、車両のキーシリンダにキーが挿入されておらず、
且つ、運転席ドアがロックされているといった条件であ
り、以下、アンロック側へのスマート制御実施条件とい
う)が成立している場合に、調停部23に対してワイヤ
レスチューナ5の使用権を要求するためのスマート定期
起動要求フラグSrqをセットし、アンロック側へのス
マート制御実施条件が成立していない場合には、スマー
ト定期起動要求フラグSrqをクリアする。
【0051】また、スマート制御部22は、ドアロック
用アクチュエータ9を自動的にロック側へと動作させる
場合のスマート制御実施条件(例えば、前述したよう
に、車両のキーシリンダにキーが挿入されておらず、且
つ、運転席ドアがロックされていない状態でドアロック
用スイッチ17が押された、といった条件であり、以
下、ロック側へのスマート制御実施条件という)が成立
している場合に、調停部23に対してワイヤレスチュー
ナ5の使用権を至急要求するためのスマート即起動要求
フラグSeをセットし、ロック側へのスマート制御実施
条件が成立していない場合には、スマート即起動要求フ
ラグSeをクリアする。
【0052】また更に、スマート制御部22は、調停部
23によってスマート制御使用権フラグSrcoがセッ
トされると(即ち、起動されたワイヤレスチューナ5の
使用権が与えられると)、前述した認証処理を行う。つ
まり、発信機7から所定内容の無線信号を送信させ、そ
の無線信号に対する電子キー3からの応答信号の解読結
果を受信データ解読部25から取得することにより、正
規の電子キー3が車両の近くに存在することを確認す
る。そして、スマート制御部22は、その認証処理での
判定結果に応じて、ドアロック用アクチュエータ9に対
する自動制御を行うと共に、認証処理が終わってワイヤ
レスチューナ5を使用する必要がなくなったら、スマー
ト制御使用権フラグSrcoをクリアして、調停部23
に対しワイヤレスチューナ5の使用権を放棄する旨を報
知する。
【0053】また、スマート制御部22は、受信データ
解読部25から前述した使用権放棄指示が出された場合
には、スマート制御使用権フラグSrcoを即座にクリ
アする。次に、調停部23の機能について、図3を用い
て説明する。尚、図3は、調停部23の機能を表す状態
遷移図である。
【0054】まず、初期状態において、調停部23は、
ワイヤレスチューナ制御部24にチューナ電源の供給を
停止させた状態(チューナ電源OFF状態)J1とな
る。そして、調停部23は、このチューナ電源OFF状
態J1において、下記の条件−1〜条件−4の何れ
かが成立したか否かを判定する。
【0055】(条件−1):ワイヤレス定期起動イベ
ントフラグWtとワイヤレス定期起動要求フラグWrq
とが両方共にセットされている(“1”である)。尚、
この条件は、図3のを付した点線楕円内において
「(Wt・Wrq)」と記載されている。また、図3に
おける「∪」は、論理和を示している。
【0056】(条件−2):ワイヤレス即起動要求フ
ラグWeがセットされている。尚、この条件は、図3の
を付した点線楕円内において「We」と記載されてい
る。 (条件−3):スマート定期起動イベントフラグSt
とスマート定期起動要求フラグSrqとが両方共にセッ
トされている。尚、この条件は、図3のを付した点線
楕円内において「(St・Srq)」と記載されてい
る。
【0057】(条件−4):スマート即起動要求フラ
グSeがセットされている。尚、この条件は、図3の
を付した点線楕円内において「Se」と記載されてい
る。調停部23は、チューナ電源OFF状態J1におい
て上記条件−1〜−4の何れかが成立したと判定す
ると、図3のA1に示す如く、ワイヤレスチューナ制御
部24にチューナ電源ON要求を出して、ワイヤレスチ
ューナ5にチューナ電源を供給させる。すると、ワイヤ
レスチューナ5が動作を開始することとなる。
【0058】そして、調停部23は、図3のA1の動作
でチューナ電源ON要求を出した後、ワイヤレスチュー
ナ5への実際のチューナ電源が安定すると見なされる所
定時間Tw1だけ待つ状態(チューナ電源安定待機状
態)J2になる。その後、上記所定時間Tw1が経過す
ると、調停部23は、まず、下記の条件−1と条件
−2との何れかが成立しているか否かを判定する。
【0059】(条件−1):ワイヤレスチューナ5か
らワイヤレスチューナ制御部24を介して供給される電
波有無信号SQの値が、「電波あり」を示す方の値(本
実施形態では“1”)である。尚、この条件は、図3の
を付した点線楕円内において「SQ」と記されてい
る。
【0060】(条件−2):ワイヤレス即起動要求フ
ラグWeがセットされている。尚、この条件は、図3の
を付した点線楕円内において「We」と記されてい
る。そして、調停部23は、上記条件−1,−2の
何れかが成立していると判定すると、電子キー3からの
信号(この場合は、ワイヤレス制御用のロック信号又は
アンロック信号)が確実に受信可能になると見なされる
所定時間Tw2だけ待つ状態(ワイヤレス受信待機状
態)J3となる。そして更に、その状態J3で上記所定
時間Tw2が経過すると、調停部23は、図3のA2に
示す如く、ワイヤレス制御使用権フラグWrcoをセッ
トすると共に、ワイヤレスチューナ制御部24に対して
データ収集起動指令を出し、その後、ワイヤレス制御部
21によってワイヤレス制御使用権フラグWrcoがク
リアされるまで待つ状態(Wrcoセット状態)J4に
なる。
【0061】すると、ワイヤレスチューナ制御部24が
ワイヤレスチューナ5からの受信データを受信データ解
読部25に供給し、その受信データの内容を受信データ
解読部25が解読することとなる。そして、ワイヤレス
制御部21が、受信処理を行って、上記受信データ解読
部25から受信データの解読結果を取得し、その受信処
理を終えると、ワイヤレス制御使用権フラグWrcoを
クリアすることとなる。
【0062】また、調停部23は、チューナ電源安定待
機状態J2から抜けた場合に上記条件−1,−2が
両方共に成立していないと判定すると、下記の条件−
1と条件−2との何れかが成立しているか否かを判定
する。 (条件−1):スマート定期起動イベントフラグSt
とスマート定期起動要求フラグSrqとが両方共にセッ
トされている。尚、この条件は、図3のを付した点線
楕円内において「(St・Srq)」と記載されてい
る。
【0063】(条件−2):スマート即起動要求フラ
グSeがセットされている。尚、この条件は、図3の
を付した点線楕円内において「Se」と記載されてい
る。そして、調停部23は、上記条件−1,−2の
何れかが成立していると判定すると、電子キー3からの
信号(この場合は、スマート制御のための認証処理用の
信号)が確実に受信可能になると見なされる所定時間T
w2だけ待つ状態(スマート受信待機状態)J5とな
る。そして更に、その状態J5で上記所定時間Tw2が
経過すると、調停部23は、図3のA3に示す如く、ス
マート制御使用権フラグSrcoをセットすると共に、
ワイヤレスチューナ制御部24に対してデータ収集起動
指令を出し、その後、スマート制御部22によってスマ
ート制御使用権フラグSrcoがクリアされるまで待つ
状態(Srcoセット状態)J6になる。
【0064】すると、この場合には、スマート制御部2
2が前述の認証処理を行うこととなる。つまり、この場
合も、ワイヤレスチューナ制御部24がワイヤレスチュ
ーナ5からの受信データを受信データ解読部25に供給
し、その受信データの内容を受信データ解読部25が解
読するようになるため、スマート制御部22は、発信機
7から所定内容の無線信号を送信させ、その無線信号に
対する電子キー3からの応答信号の解読結果を受信デー
タ解読部25から取得することにより、正規の電子キー
3が車両の近くに存在するか否かを確認する。そして、
スマート制御部22は、このような認証処理を終える
と、スマート制御使用権フラグSrcoをクリアするこ
ととなる。
【0065】また更に、調停部23は、チューナ電源安
定待機状態J2から抜けた場合に、上記条件−1,
−2と上記条件−1,−2とが全て成立していない
と判定すると、図3のA4に示す如く、ワイヤレス定期
起動イベントフラグWtとスマート定期起動イベントフ
ラグStとのクリア処理を行うと共に、ワイヤレスチュ
ーナ制御部24に対してチューナ電源OFF要求とデー
タ収集停止指令とを出し、その後、チューナ電源OFF
状態J1に戻る。
【0066】一方、調停部23は、Wrcoセット状態
J4において、ワイヤレス制御部21によりワイヤレス
制御使用権フラグWrcoがクリアされると、下記の条
件−1と条件−2との何れかが成立しているか否か
を判定する。 (条件−1):スマート定期起動イベントフラグSt
とスマート定期起動要求フラグSrqとが両方共にセッ
トされている。尚、この条件は、図3のを付した点線
楕円内において「(St・Srq)」と記載されてい
る。
【0067】(条件−2):スマート即起動要求フラ
グSeがセットされている。尚、この条件は、図3の
を付した点線楕円内において「Se」と記載されてい
る。そして、調停部23は、上記条件−1,−2の
何れかが成立していると判定すると、図3のA5に示す
如く、今度はスマート制御使用権フラグSrcoをセッ
トして、ワイヤレスチューナ制御部24にデータ収集起
動指令を出し、その後、Srcoセット状態J6にな
る。
【0068】また、調停部23は、Wrcoセット状態
J4から抜けた場合に上記条件−1,−2が両方共
に成立していないと判定すると、図3のA4の動作(即
ち、イベントフラグWt,Stをクリアすると共に、ワ
イヤレスチューナ制御部24にチューナ電源OFF要求
とデータ収集停止指令とを出す動作)を行った後、チュ
ーナ電源OFF状態J1に戻る。
【0069】一方また、調停部23は、Srcoセット
状態J6において、スマート制御部22によりスマート
制御使用権フラグSrcoがクリアされた場合にも、図
3のA4の動作を行った後、チューナ電源OFF状態J
1に戻る。次に、上記のような調停部23によって、ワ
イヤレスチューナ5の使用権がどの様に振り分けられる
かについて、図4〜図7のタイムチャートを用いて説明
する。尚、図4〜図7のタイムチャートにおいては、タ
イマ部26により、時刻t1にて、ワイヤレス定期起動
イベントフラグWtとスマート定期起動イベントフラグ
Stとの両方が最初にセットされ、以後、t2〜t34
の各時刻毎に、ワイヤレス定期起動イベントフラグWt
のセットが行われると共に、t3,t5,t7,…とい
った奇数番目の各時刻毎に、スマート定期起動イベント
フラグStのセットが行われるものとする。
【0070】まず図4に例示するように、調停部23が
チューナ電源OFF状態J1となっている場合に、時刻
t1の直前でワイヤレス制御部21がワイヤレス定期起
動要求フラグWrqをセットしたとすると、調停部23
は、時刻t1にて、図3のA1の動作により、ワイヤレ
スチューナ制御部24にチューナ電源ON要求を出し
て、ワイヤレスチューナ5にチューナ電源を供給するこ
ととなる。これは、時刻t1で条件−1が成立するた
めである。
【0071】そして、調停部23は、所定時間Tw1が
経過すると、条件−1と条件−2との何れかが成立
しているか否かを判定するが、この場合、ワイヤレスチ
ューナ5からワイヤレスチューナ制御部24を介して供
給される電波有無信号SQの値が「電波なし」を示す値
であり(即ち、ワイヤレスチューナ5が無線信号を受信
しておらず)、また、ワイヤレス即起動要求フラグWe
もセットされていないため、条件−1,−2が両方
共に成立していないと判定することとなる。
【0072】そこで更に、調停部23は、条件−1と
条件−2との何れかが成立しているか否かを判定する
が、この場合、スマート定期起動要求フラグSrqとス
マート即起動要求フラグSeとが両方共にセットされて
いないため、条件−1,−2も両方共に成立してい
ないと判定して、図3のA4の動作(即ち、両イベント
フラグWt,Stをクリアすると共に、ワイヤレスチュ
ーナ制御部24にチューナ電源OFF要求とデータ収集
停止指令とを出す動作)を行った後、チューナ電源OF
F状態J1に戻ることとなる。
【0073】次に、図4の時刻t2で、タイマ部26に
よりワイヤレス定期起動イベントフラグWtがセットさ
れると、調停部23は、再び条件−1が成立したと判
定して、ワイヤレスチューナ5にチューナ電源を供給す
ることとなるが、この場合も、時刻t1〜t2の間の上
記動作と同様に、条件−1,−2,−1,−2
が全て成立していないため、イベントフラグWt,St
をクリアしてチューナ電源OFF状態J1に戻ることと
なる。
【0074】一方、図4の時刻t3で、タイマ部26に
よりワイヤレス定期起動イベントフラグWtが再びセッ
トされ、調停部23が、条件−1が成立したと判定し
て、ワイヤレスチューナ5にチューナ電源を供給した
後、所定時間Tw1が経過した際に、ワイヤレスチュー
ナ5が無線信号を受信しており、電波有無信号SQの値
が「電波あり」を示す値であったとする。
【0075】すると、この場合、調停部23は、条件
−1が成立していると判定して、ワイヤレス受信待機状
態J3を経た後、図3のA2の動作により、ワイヤレス
制御使用権フラグWrcoをセットすると共に、ワイヤ
レスチューナ制御部24にデータ収集起動指令を出し
て、Wrcoセット状態J4になる。つまり、この場合
には、ワイヤレス制御部21にワイヤレスチューナ5の
使用権を与える。
【0076】そして、これに伴い、ワイヤレス制御部2
1が受信処理を行い、その受信処理を終えると、ワイヤ
レス制御使用権フラグWrcoをクリアすることとな
る。すると、調停部23は、条件−1と条件−2と
の何れかが成立しているか否かを判定するが、この場合
には、スマート定期起動要求フラグSrqとスマート即
起動要求フラグSeとが両方共にセットされていないた
め、条件−1,−2が両方共に成立していないと判
定して、図3のA4の動作を行った後、チューナ電源O
FF状態J1に戻ることとなる。
【0077】尚、図4における次の時刻t4〜t5の状
況は、前述した時刻t1〜t2と同じ動作が行われるこ
とを例示している。また、図4における時刻t5〜t7
の状況は、基本的には前述した時刻t3〜t4の状況と
同様の動作であるが、ワイヤレス制御部21によるワイ
ヤレス制御使用権フラグWrcoのクリアが、時刻t6
の後で行われた場合を例示している。一方、図4におけ
る時刻t7では、ワイヤレス定期起動要求フラグWrq
がクリアされているため、条件−1〜−4が全て成
立せずに、調停部23がチューナ電源OFF状態J1の
ままになる。
【0078】次に、図5に例示するように、調停部23
がチューナ電源OFF状態J1となっている場合に、時
刻t11の直前でスマート制御部22がスマート定期起
動要求フラグSrqをセットしたとすると、調停部23
は、時刻t11にて、図3のA1の動作により、ワイヤ
レスチューナ制御部24にチューナ電源ON要求を出し
て、ワイヤレスチューナ5にチューナ電源を供給するこ
ととなる。これは、時刻t11で条件−3が成立する
ためである。
【0079】そして、調停部23は、所定時間Tw1が
経過すると、条件−1と条件−2との何れかが成立
しているか否かを判定するが、この場合、電波有無信号
SQの値が「電波なし」を示す値となっており、また、
ワイヤレス即起動要求フラグWeもセットされていない
ため、条件−1,−2が両方共に成立していないと
判定することとなる。
【0080】そこで更に、調停部23は、条件−1と
条件−2との何れかが成立しているか否かを判定する
が、この場合、スマート定期起動要求フラグSrqがセ
ットされているため、条件−1が成立していると判定
して、スマート受信待機状態J5を経た後、図3のA3
の動作により、スマート制御使用権フラグSrcoをセ
ットすると共に、ワイヤレスチューナ制御部24にデー
タ収集起動指令を出して、Srcoセット状態J6にな
る。つまり、この場合には、スマート制御部22にワイ
ヤレスチューナ5の使用権を与える。
【0081】そして、これに伴い、スマート制御部22
が認証処理を行い、その認証処理を終えると、スマート
制御使用権フラグSrcoをクリアすることとなる。す
ると、調停部23は、図3のA4の動作(即ち、両イベ
ントフラグWt,Stをクリアすると共に、ワイヤレス
チューナ制御部24にチューナ電源OFF要求とデータ
収集停止指令とを出す動作)を行った後、チューナ電源
OFF状態J1に戻ることとなる。
【0082】その後、例えば図5の時刻t12の直前
で、スマート制御部22がスマート即起動要求フラグS
eをセットしたとすると、調停部23は、即座に条件
−4が成立したと判定して、図3のA1の動作により、
ワイヤレスチューナ5にチューナ電源を供給することと
なる。
【0083】そして、この場合、調停部23は、チュー
ナ電源安定待機状態J2を経た後、条件−1,−2
が両方共に成立しておらず、且つ、条件−2が成立し
ていると判定して、スマート受信待機状態J5を経た
後、図3のA3の動作により、スマート制御使用権フラ
グSrcoをセットすると共に、ワイヤレスチューナ制
御部24にデータ収集起動指令を出して、Srcoセッ
ト状態J6になる。つまり、この場合も、スマート制御
部22にワイヤレスチューナ5の使用権を与えることと
なる。そして、その後、スマート制御部22が認証処理
を終えて、スマート制御使用権フラグSrcoをクリア
すると、調停部23は、図3のA4の動作を行った後、
チューナ電源OFF状態J1に戻ることとなる。
【0084】尚、図5における次の時刻t13〜t4の
状況は、基本的には前述した時刻t11〜t12の状況
と同様であるが、調停部23がチューナ電源OFF状態
J1ではなく、既にスマート制御使用権フラグSrco
をセットしている場合に、スマート制御部22によりス
マート即起動要求フラグSeがセットされたとしても、
調停部23の動作には影響がないことを示している。ま
た、図5における時刻t14〜t16の間の状況は、基
本的には時刻t12の直前でスマート即起動要求フラグ
Seがセットされた前述の状況と同様であるが、調停部
23が既にスマート制御使用権フラグSrcoをセット
している場合に、仮に条件−3が成立しても、調停部
23の動作には影響がないことを示している。一方、図
5における時刻t17では、スマート定期起動要求フラ
グSrqがクリアされているため、条件−1〜−4
が全て成立せずに、調停部23がチューナ電源OFF状
態J1のままになる。
【0085】次に、図6に例示するように、調停部23
がチューナ電源OFF状態J1となっている場合に、時
刻t21の直前で、ワイヤレス制御部21がワイヤレス
定期起動要求フラグWrqをセットし、また、スマート
制御部22がスマート定期起動要求フラグSrqをセッ
トしたとする。
【0086】すると、時刻t21にて、条件−1と条
件−3とが成立するため、調停部23は、図3のA1
の動作により、ワイヤレスチューナ制御部24にチュー
ナ電源ON要求を出して、ワイヤレスチューナ5にチュ
ーナ電源を供給し、チューナ電源安定待機状態J2に移
行することとなる。
【0087】そして、調停部23は、所定時間Tw1が
経過すると、条件−1と条件−2との何れかが成立
しているか否かを判定することとなるが、この場合、電
波有無信号SQの値が「電波あり」を示す値となってい
るため、条件−1が成立していると判定して、ワイヤ
レス受信待機状態J3を経た後、図3のA2の動作によ
り、ワイヤレス制御使用権フラグWrcoをセットする
と共に、ワイヤレスチューナ制御部24にデータ収集起
動指令を出して、Wrcoセット状態J4になる。つま
り、この場合には、動作させたワイヤレスチューナ5が
無線信号を受信しているため、ワイヤレス制御部21に
ワイヤレスチューナ5の使用権を与える。
【0088】すると、ワイヤレス制御部21が受信処理
を行い、その受信処理を終えると、時刻taに示す如く
ワイヤレス制御使用権フラグWrcoをクリアすること
となる。そして、ワイヤレス制御使用権フラグWrco
がクリアされると、調停部23は、条件−1と条件
−2との何れかが成立しているか否かを判定することと
なるが、この場合には、スマート制御部22がスマート
定期起動要求フラグSrqをセットしており、更にスマ
ート定期起動イベントフラグStもセットされているた
め、条件−1が成立していると判定することとなる。
【0089】このため、調停部23は、時刻taでワイ
ヤレス制御部21がワイヤレス制御使用権フラグWrc
oをクリアすると、図3のA5の動作により、今度はス
マート制御使用権フラグSrcoをセットすると共に、
ワイヤレスチューナ制御部24にデータ収集起動指令を
出して、Srcoセット状態J6になる。
【0090】つまり、この場合には、ワイヤレス制御部
21がワイヤレスチューナ5の使用権を放棄した時点
(時刻ta)で、スマート制御部22がワイヤレスチュ
ーナ5の使用権の獲得意志を表明しているため、ワイヤ
レスチューナ5へのチューナ電源の供給を停止せずに、
スマート制御部22にワイヤレスチューナ5の使用権を
与えるようにしている。
【0091】そして、これに伴い、スマート制御部22
が認証処理を行い、その認証処理を終えると、スマート
制御使用権フラグSrcoをクリアすることとなる。す
ると、調停部23は、図3のA4の動作を行った後、チ
ューナ電源OFF状態J1に戻ることとなる。
【0092】尚、図6における次の時刻t22〜t23
の状況は、前述した図4における時刻t2〜t3と同様
の動作が行われることを示している。つまり、図6の時
刻t22〜t23では、スマート定期起動要求フラグS
rqがセットされているものの、スマート定期起動イベ
ントフラグStはリセットされているため、調停部23
は、図4における時刻t2〜t3と同様に、チューナ電
源OFF状態J1→A1の動作実施→チューナ電源安定
待機状態J2→A4の動作実施→チューナ電源OFF状
態J1、という順で状態遷移するからである。
【0093】また、図6における時刻t23〜t24の
状況は、前述した図5における時刻t11〜t12と同
様の動作が行われることを示している。つまり、図6の
時刻t23〜t24においても、ワイヤレスチューナ5
にチューナ電源を供給した際の電波有無信号SQの値
は、「電波なし」を示す値となっており、この場合の調
停部23は、図5における時刻t11〜t12と同様
に、チューナ電源OFF状態J1→A1の動作実施→チ
ューナ電源安定待機状態J2→スマート受信待機状態J
5→A3の動作実施→Srcoセット状態J6→A4の
動作実施→チューナ電源OFF状態J1、という順で状
態遷移するからである。
【0094】一方、図6における時刻t24では、定期
起動要求フラグWrq,Srqがクリアされているた
め、条件−1〜−4が全て成立せずに、調停部23
がチューナ電源OFF状態J1のままになる。次に、図
7に例示するように、調停部23がチューナ電源OFF
状態J1となっている場合に、時刻t31の直前で、ワ
イヤレス制御部21がワイヤレス定期起動要求フラグW
rqをセットし、また、スマート制御部22がスマート
定期起動要求フラグSrqをセットしたとする。
【0095】すると、時刻t31にて、条件−1と条
件−3とが成立するため、調停部23は、図3のA1
の動作により、ワイヤレスチューナ5にチューナ電源を
供給して、チューナ電源安定待機状態J2に移行するこ
ととなる。そして、調停部23は、所定時間Tw1が経
過すると、条件−1と条件−2との何れかが成立し
ているか否かを判定することとなるが、この時には、電
波有無信号SQの値が「電波なし」を示す値となってお
り、また、ワイヤレス即起動要求フラグWeもセットさ
れていないため、条件−1,−2が両方共に成立し
ていないと判定することとなる。
【0096】そこで更に、調停部23は、条件−1と
条件−2との何れかが成立しているか否かを判定する
が、この場合、スマート定期起動要求フラグSrqがセ
ットされているため、条件−1が成立していると判定
して、スマート制御使用権フラグSrcoをセットする
こととなる。つまり、調停部23は、スマート受信待機
状態J5→A3の動作実施→Srcoセット状態J6、
という順で状態遷移して、スマート制御部22にワイヤ
レスチューナ5の使用権を与えることとなる。
【0097】ここで、スマート制御使用権フラグSrc
oがセットされている場合(即ち、調停部23によりワ
イヤレスチューナ5の使用権がスマート制御部22に与
えられている場合)に、前述した受信データ解読部25
により、ワイヤレスチューナ制御部24からの受信デー
タの内容がワイヤレス制御で使用される信号(ロック信
号又はアンロック信号)の内容であると判定されて、そ
の受信データ解読部25が、スマート制御部22にワイ
ヤレスチューナ5の使用権を放棄させるための使用権放
棄指示を出すと共に、ワイヤレス制御部21にワイヤレ
スチューナ5の使用権を獲得させるための使用権獲得指
示を出したとする。
【0098】すると、図7の時刻tbに示すように、ス
マート制御部22が、スマート制御使用権フラグSrc
oを即座にクリアして、ワイヤレスチューナ5の使用権
を放棄し、また、ワイヤレス制御部21が、ワイヤレス
即起動要求フラグWeをセットすることとなる。
【0099】そして、時刻tbでスマート制御使用権フ
ラグSrcoがクリアされると、調停部23は、Src
oセット状態J6→A4の動作実施→チューナ電源OF
F状態J1、という順で状態遷移するが、チューナ電源
OFF状態J1に戻った時には、ワイヤレス即起動要求
フラグWeがセットされいる(即ち、条件−2が成立
している)ため、調停部23は、直ぐに、チューナ電源
OFF状態J1→A1の動作実施→チューナ電源安定待
機状態J2、という順に状態遷移し、更にチューナ電源
安定待機状態J2から抜けた時には、依然としてワイヤ
レス即起動要求フラグWeがセットされいる(即ち、条
件−2が成立している)ため、調停部23は、ワイヤ
レス受信待機状態J3→A2の動作実施→Wrcoセッ
ト状態J4、という順に状態遷移することとなる。
【0100】これに伴い、ワイヤレス制御部21が受信
処理を行い、その受信処理を終えると、ワイヤレス制御
使用権フラグWrcoとワイヤレス即起動要求フラグW
eとをクリアすることとなる。すると、調停部23は、
条件−1と条件−2との何れかが成立しているか否
かを判定するが、この場合には、スマート定期起動要求
フラグSrqがセットされているものの、スマート定期
起動イベントフラグStが時刻tbの直後の調停部23
による上記A4の動作でクリアされており、また、スマ
ート即起動要求フラグSeはセットされていないため、
条件−1,−2が両方共に成立していないと判定す
ることとなる。よって、調停部23は、図3のA4の動
作を行った後、チューナ電源OFF状態J1に戻ること
となる。
【0101】このように、セキュリティECU1では、
調停部23によりワイヤレスチューナ5の使用権がスマ
ート制御部22に与えられている場合に、ワイヤレスチ
ューナ5が電子キー3からのワイヤレス制御用の動作指
示信号(ロック信号又はアンロック信号)を受信したか
否かを判定し、その動作指示信号を受信したと判定した
ならば、スマート制御部22にワイヤレスチューナ5の
使用権を放棄させると共に、調停部23に、ワイヤレス
制御部21に対してワイヤレスチューナ5の使用権を付
与させるようにしている。
【0102】尚、図7において、時刻t33の前でスマ
ート即起動要求フラグSeがセットされてから、チュー
ナ電源がオフされる(チューナ電源の供給が停止され
る)までの動作は、図5における時刻t14〜t16で
示した動作の内容と同じである。また、図7における時
刻t34では、定期起動要求フラグWrq,Srqがク
リアされているため、条件−1〜−4が全て成立せ
ずに、調停部23がチューナ電源OFF状態J1のまま
になる。
【0103】一方、本実施形態では、ワイヤレス制御部
21が第1制御手段に相当し、スマート制御部22が第
2制御手段に相当し、調停部23が調停手段に相当して
いる。また、受信データ解読部25(詳しくは、スマー
ト制御使用権フラグSrcoがセットされている場合
に、受信データの内容がワイヤレス制御で使用される信
号の内容であると判定すると、スマート制御部22に使
用権放棄指示を出すと共に、ワイヤレス制御部21に使
用権獲得指示を出す機能の部分)が、使用権強制変更手
段に相当している。
【0104】そして、本実施形態では、ワイヤレス制御
部21がワイヤレス定期起動要求フラグWrqをセット
する動作と、スマート制御部22がスマート定期起動要
求フラグSrq又はスマート即起動要求フラグSeをセ
ットする動作とが、ワイヤレスチューナ5の使用権を要
求することを示す使用権獲得要求を出す動作に相当して
いる。また、ワイヤレス制御部21がワイヤレス制御使
用権フラグWrcoをクリアする動作と、スマート制御
部22がスマート制御使用権フラグSrcoをクリアす
る動作とが、ワイヤレスチューナ5の使用権を放棄する
ことを示す使用権放棄要求を出す動作に相当している。
【0105】以上詳述したように、本実施形態の電子キ
ーシステムを構成するセキュリティECU1では、調停
部23が、ワイヤレス制御部21とスマート制御部22
との少なくとも何れか一方から、ワイヤレスチューナ5
の使用権獲得要求が出されたことを検出すると、ワイヤ
レスチューナ5にチューナ電源を供給して、そのワイヤ
レスチューナ5を動作させるようにしている。そして、
調停部23は、ワイヤレスチューナ5が電子キー3から
の無線信号を受信したか否かを判定して、無線信号を受
信したと判定したならば、ワイヤレス制御部21にワイ
ヤレスチューナ5の使用権を与えて該ワイヤレス制御部
21に受信処理を行わせ、逆に、ワイヤレスチューナ5
が無線信号を受信せず且つスマート制御部22が使用権
獲得要求を出していれば、スマート制御部22にワイヤ
レスチューナ5の使用権を与えるようにしている。そし
て更に、調停部23は、ワイヤレス制御部21及びスマ
ート制御部22のうちでワイヤレスチューナ5の使用権
を与えている方から、ワイヤレスチューナ5の使用権を
放棄することを示す使用権放棄要求が出されると、ワイ
ヤレスチューナへの電源供給を停止して該ワイヤレスチ
ューナ5の動作を停止させるようにしている。
【0106】このため、本実施形態のセキュリティEC
U1では、ワイヤレス制御部21とスマート制御部22
との少なくとも何れか一方から使用権獲得要求が出され
ると、ワイヤレスチューナ5が動作させられ、その際に
電子キー3からの無線信号が受信されたならば、ワイヤ
レスチューナ5の使用権がワイヤレス制御部21に与え
られて、ワイヤレス制御部21が受信処理を行うことと
なる。つまり、ワイヤレスチューナ5を動作させた際に
無線信号が受信された場合、その信号は、車両の使用者
の操作に伴う電子キー3からの動作指示信号であると考
えられるため、仮にワイヤレス制御部21がワイヤレス
チューナ5の使用権獲得要求を出していなくても、その
ワイヤレス制御部21にワイヤレスチューナ5の使用権
を与えて、ワイヤレス制御が確実に実現できるようにし
ている。また、ワイヤレスチューナ5を動作させた際に
無線信号が受信されなかった場合、スマート制御部22
がワイヤレスチューナ5の使用権獲得要求を出していれ
ば、そのスマート制御部22にワイヤレスチューナ5の
使用権を与えて、スマート制御の認証処理が可能となる
ようにしている。
【0107】そして、このような本実施形態のセキュリ
ティECU1によれば、電子キー3から使用者の手動操
作に伴い無線送信されて来る動作指示信号に応じてドア
ロック用アクチュエータ9を動作させるワイヤレス制御
と、電子キー3と認証用の双方向無線通信を行った上で
ドアロック用アクチュエータ9の自動制御を実施するス
マート制御とを、1つのワイヤレスチューナ5で確実に
実現することができる。
【0108】しかも、本実施形態のECU1では、前述
したように、調停部23によりワイヤレスチューナ5の
使用権がスマート制御部22に与えられている場合に、
ワイヤレスチューナ5が電子キー3からのワイヤレス制
御用の動作指示信号を受信したか否かを受信データ解読
部25により判定し、その動作指示信号を受信したと判
定したならば、スマート制御部22にワイヤレスチュー
ナ5の使用権を放棄させると共に、調停部23に、ワイ
ヤレス制御部21に対してワイヤレスチューナ5の使用
権を付与させるようにしている。
【0109】このため、スマート制御部22がワイヤレ
スチューナ5の使用権を獲得して電子キー3との認証用
の双方向通信を行っている最中に、その電子キー3か
ら、使用者の操作に伴う動作指示信号が送信されて来た
場合には、ワイヤレスチューナ5の使用権がスマート制
御部22からワイヤレス制御部21に移ることとなり、
その動作指示信号に迅速に対応することができるように
なる。つまり、電子キー3からの動作指示信号は、人の
操作によって送信されるため、スマート制御部22によ
るスマート制御を継続すると、その動作指示信号を取り
こぼしてしまうこととなるが、そのようなことが防止さ
れて、人の意志に応じたドアロック用アクチュエータ9
のワイヤレス制御を確実に実現することができるように
なる。
【0110】また更に、本実施形態のECU1におい
て、調停部23は、図6を用いて説明したように、ワイ
ヤレス制御部21が受信処理を終えてワイヤレスチュー
ナ5の使用権を放棄した時に、スマート制御部22がワ
イヤレスチューナ5の使用権獲得要求を出している場合
には、ワイヤレスチューナ5への電源供給を停止せず
に、スマート制御部22にワイヤレスチューナ5の使用
権を与えるようにしている。
【0111】このため、万一、ワイヤレスチューナ5か
らセキュリティECU1に入力される電波有無信号SQ
が、常に「電波あり」を示すハイレベルとなってしま
い、ワイヤレスチューナ5が無線信号を受信していると
常に判定されてしまうような故障が生じた場合でも、ス
マート制御部22にワイヤレスチューナ5の使用権を与
えることができ、スマート制御が不能となってしまうこ
とを防止することができる。
【0112】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまで
もない。例えば、上記実施形態では、ドアロック用アク
チュエータ9がセキュリティECU1に接続されていた
が、ドアロック用アクチュエータ9をドアECU13に
接続して、セキュリティECU1がドアECU13と通
信を行うことにより、そのドアECU13を介してドア
ロック用アクチュエータ9が動作させられるようにして
も良い。
【0113】また、上記実施形態は、本発明を車両の電
子キーシステムに用いたものであったが、本発明は、電
子キーシステムに限らず他のシステムにも同様に適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の電子キーシステムの構成を表すブ
ロック図である。
【図2】 実施形態のセキュリティECUのマイコンで
実行されるプログラムの構造を表すブロック図である。
【図3】 図2における調停部の機能を表す状態遷移図
である。
【図4】 調停部の作用を説明するためのタイムチャー
トのその1である。
【図5】 調停部の作用を説明するためのタイムチャー
トのその2である。
【図6】 調停部の作用を説明するためのタイムチャー
トのその3である。
【図7】 調停部の作用を説明するためのタイムチャー
トのその4である。
【符号の説明】 1…セキュリティECU、1a…マイコン(マイクロコ
ンピュータ)、3…電子キー、3a…ロック用ボタン、
3b…アンロック用ボタン、5…ワイヤレスチューナ
(受信機)、7…発信機(送信機)、9…ドアロック用
アクチュエータ(機器)、11…通信線、13…ドアE
CU、15…人センサ、17…ドアロック用スイッチ、
19…各種スイッチ、21…ワイヤレス制御部、22…
スマート制御部、23…調停部、24…ワイヤレスチュ
ーナ制御部、25…受信データ解読部、26…タイマ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/14 H04Q 9/14 J Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 BB22 CC12 DD02 FF24 FF27 FF36 HH01 JJ03 KK03 LL01 SS02 SS04 SS05 SS09 TT03 TT04 5K048 DB01 DC01 EA16 EB02 EB03 HA04 HA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信装置から送信される無線信号
    を受信するための受信機と、 前記通信装置へ無線信号を送信するための送信機と、 前記通信装置を携帯した人が所定の機器を動作させるた
    めに前記通信装置を操作することで該通信装置から送信
    される動作指示信号を、前記受信機を使用して受信し、
    その動作指示信号に応じて前記機器を動作させる第1制
    御手段と、 前記送信機に所定の無線信号を送信させて、その無線信
    号に対する前記通信装置からの応答信号を前記受信機を
    使用して受信することにより、前記通信装置が正規の通
    信相手であるか否かを判定する認証処理を行い、前記通
    信装置が正規の通信相手であると判定したならば、前記
    機器を前記通信装置からの動作指示信号に拘わらず制御
    する自動制御を実施する第2制御手段と、 前記受信機の使用権を、前記第1制御手段と前記第2制
    御手段とに振り分けて与える調停手段と、 を備えた電子制御装置であって、 前記調停手段は、 前記第1制御手段と前記第2制御手段との少なくとも何
    れか一方から、前記受信機の使用権を要求することを示
    す使用権獲得要求が出されたことを検出すると、前記受
    信機に電源を供給して該受信機を動作させると共に、前
    記受信機が無線信号を受信したか否かを判定して、前記
    受信機が無線信号を受信したならば、前記第1制御手段
    に前記受信機の使用権を与えて該第1制御手段に受信処
    理を行わせ、逆に、前記受信機が無線信号を受信せず且
    つ前記第2制御手段が前記使用権獲得要求を出していれ
    ば、前記第2制御手段に前記受信機の使用権を与え、更
    に、前記両制御手段のうちで前記受信機の使用権を与え
    ている方から、前記受信機の使用権を放棄することを示
    す使用権放棄要求が出されると、前記受信機への電源供
    給を停止して該受信機の動作を停止させるように構成さ
    れていること、 を特徴とする電子制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子制御装置におい
    て、 前記調停手段により前記受信機の使用権が前記第2制御
    手段に与えられている場合に、前記受信機が前記通信装
    置からの前記動作指示信号を受信したか否かを判定し、
    前記受信機が前記動作指示信号を受信したと判定したな
    らば、前記第2制御手段に前記使用権放棄要求を出させ
    ると共に、前記調停手段に、前記第1制御手段に対して
    前記受信機の使用権を付与させる使用権強制変更手段を
    備えていること、 を特徴とする電子制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の電子制御
    装置において、 前記調停手段は、 前記第1制御手段が受信処理を終えて前記使用権放棄要
    求を出した時に、前記第2制御手段が前記使用権獲得要
    求を出している場合には、前記受信機への電源供給を停
    止せずに、前記第2制御手段に前記受信機の使用権を与
    えること、 を特徴とする電子制御装置。
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