JP4955325B2 - 織機のロールの支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、送り出しビームから引き出される経糸を案内するロールを支持するための織機のロールの支持装置に関する。
送り出しビームから引き出される経糸を案内するロールの支持装置には、ロールの両軸部を、一対のレバーの一端にそれぞれ支持するロールの支持装置があり、軸部に設けられる第1の軸受けを介してロールを回転可能に支持すると共に、前記一対のレバーを第2の軸受を介してフレームにそれぞれ支持している。該支持装置は、ロールに加わる荷重を前記レバーを介して検出して経糸張力を検出したり、また、ロールが前後方向に揺動して所謂イージング運動を行うことにより、経糸開口運動に伴う経糸経路長さの変化を緩和し、経糸張力の変動を抑えたりしている。
特許文献1の公報では、ロールの支持装置は、更に、一対の第2のレバーが設けられており、前記一対のレバーが第2の軸受を介して前記一対の第2のレバーにそれぞれ支持されている。また、前記一対の第2のレバーは、第3の軸受けを介してフレームにそれぞれ支持されると共に、1つの張力検出部材が前記第2のレバーとフレームとを連結している。更に、前記一対のレバーはイージングロッドと連結されており、ロールは、経糸によって従動回転しながら前記一対のレバーの揺動に伴ってイージング運動を行う。
ロールは、経糸によって従動回転し、送り出しビームから引き出される経糸は、互い交差した状態のままロールに達しても、ロールが回転することにより交差を解消する方向に導かれる。これにより、経糸同士が強く擦れ合うのが抑えられ、糸切れやケバの発生を抑えることができる。
しかし、製織条件が比較的太い経糸の場合、ロールは回転しない、即ちロールは、前記一対のレバーに対し固定状態である方が望ましいことが、一般に知られている。ロールは、回転しないと、経糸との摩擦力により経糸の前後の移動を規制し、筬打ちの際に経糸が筬によって織前側に移動するのを抑える。これにより、筬の打ち込み性能が良くなって、高品質の織布が得られる。
このように、製織条件によって、ロールを回転可能または回転不能に切り替えるため、特許文献2の公報では、ロールの軸部に設けられる第1の軸受けを介して、ロールを回転可能に支持している一対のレバーを、第1の軸受けから軸線方向に離間する位置に、半円弧状面をそれぞれ有する2つの部材によって形成しており、半円弧状面同士を対向させてロールの軸部を囲繞すると共に、前記2つの部材をボルトを介して連結している。ボルトを締め上げることにより、半円弧状面同士が接近して半円弧状面に設けられているブレーキシューを介して、ロールの軸部を挟持する。これにより、ロールは2つの部材、即ちレバーと相対回転不能状態となり、比較的太い経糸の製織条件に利用される。また、前記ボルトを緩めることにより、半円弧状面が互いに離間してブレーキシューがロールの軸部から離間する。これにより、ロールは回転可能となって、比較的細い経糸の製織条件に利用される。
特開平5−51845号 特公昭60−28941号
しかし、特許文献2の装置においては、経糸張力による回転力に抗して、ロールの軸部とブレーキシューとの摩擦力によってロールを固定状態に維持するために、2つの部材の半円弧状面同士でロールの軸部を十分に挟持する必要がある。ロールは、この挟持力が弱いと経糸張力の変動に伴って固定状態が損なわれて回転し、筬の打ち込みムラが生じてかえって織布品質が損なわれる。そのため、ボルトが大きな締付力で締結され、レバーを形成する2つの部材とロールの軸部とが強固に一体化される。
ところで、ロールは、経糸張力によって撓み、軸部が傾斜する。レバーは、このようにロールの軸部と一体化されているので、ロールの軸部の傾斜に伴って傾斜する。レバーは第2の軸受けが嵌合され、該第2の軸受けにフレームに固定されるシャフトが挿通されており、レバーは、第2の軸受けと前記シャフトとを介してフレームに支持されている。従って、前記第2の軸受けは、レバーの傾斜に伴って傾斜して、前記シャフトと軸線同士が交差する。レバーは一方向に回転せずに揺動するので、前記シャフトおよび前記第2の軸受けは、潤滑油が全周面に亘って供給されず、所謂片当たりとなって早急に偏摩耗し、早期に交換をせざるをえない。
以上の従来技術の問題点を鑑み、本発明の目的は、送り出しビームから引き出される経糸を案内するロールが、一対のレバーに回転可能に支持される織機のロールの支持装置において、ロールを回転不能にした場合に、一対のレバーを支持する軸受け、および該軸受けに嵌合されるシャフトが摩耗するのを抑えることにある。
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、送り出しビームから引き出される経糸を案内するロールを該ロールの両端部において支持する一対のレバーであって、それぞれの一端において前記ロールの両軸部に嵌合される第1の軸受けを介して前記軸部を支持するとともに他端において第2の軸受と該第2の軸受に嵌合されるシャフトとを介して織機のフレームに支持される一対のレバーを備えた織機のロールの支持装置を前提とする。
そして、本発明の織機のロールの支持装置は、前記ロールの前記軸部に接続される中間部材と、該中間部材を介して前記ロールの端部と前記レバーとを連結して前記ロールを回転不能とする腕木であって前記ロールの両端部のうちの少なくとも一方に設けられる腕木とを備えると共に、前記腕木が前記ロール側および前記レバー側の各接続部分を結ぶ直線の延在方向と前記ロールが経糸から受ける荷重方向とが交差するように設けられか(請求項1)、または、前記腕木が可撓性部材によって形成される(請求項2)ことを特徴とする。
なお、本発明のロールの支持装置において、前記腕木と前記中間部材との接続、および前記腕木と前記レバーとの接続の少なくとも一方が解除可能であるものとしてもよい(請求項3)。また、前記腕木が、軸受けを介して前記中間部材及び前記レバーの少なくとも一方と接続されるものとしてもよい(請求項4)。
更に、前記一対のレバーの少なくとも一方が、張力検出部材を介してフレームに連結されるものとしてもよい(請求項5)。また、前記一対のレバーが、前記第2の軸受に嵌合されるシャフトを揺動中心としてイージング駆動装置よって揺動され、かつ、少なくとも一方が前記第2の軸受と該第2の軸受に嵌合されるシャフトとを介し、第3の軸受、該第3の軸受に嵌合されるシャフト及び張力検出部材を介して織機のフレームに支持される第2のレバーに支持されるものとしてもよい(請求項6)。
本発明によれば、腕木が、ロールの軸部に接続される中間部材を介してロールの端部とレバーとを連結するので、ロールがレバーに対し相対回転不能となり、筬の打ち込み性が良くなって高品質の織布が得られる。
また、ロールは、経糸張力によって撓み、そのためロールの軸部は軸線が傾斜するが、ロールの端部とレバーとは腕木を介して連結されるため、この経糸張力によるロールの軸線の傾斜は、腕木のロールの端部との接続部分、または腕木のレバーとの接続部分が変位することによって、または腕木が変形することによって吸収され、レバーに波及してレバーを傾斜させるのが抑えられる。換言すれば、腕木は、接続部分が変位することによって、または変形することによって、ロールの軸線の傾斜を許容する。そのため、レバーを支持している第2の軸受と前記シャフトとは、腕木によってロールの端部とレバーとが連結されていない状態、即ち、ロールが回転可能となっている状態と同様に、軸線の一致が維持される。よって、レバーを支持している第2の軸受と前記シャフトとは、偏摩耗が抑えられ、早急な交換が避けられる。
更には、腕木のロール側との接続部分は、前記軸線の傾斜に伴って移動し、レバー側の接続部分に対し相対変位する、即ち、腕木の両接続部分が相対変位するが、腕木の一方の接続部分は、レバーとの接続部分なので、ロールは、腕木の剛性力、即ち腕木の外力に抗する力を介して、前記相対変位を解消する力をレバーから受けて微小回転する。そこで、ロール側およびレバー側との各接続部分を結ぶ直線の延在方向が、経糸からロールへの荷重方向と交差するものとすれば、ロールのより小さな微小回転によって前記相対変位が解消される。即ち、前記相対変位の量が同じであっても前記延在方向と前記荷重方向との交差角度が大きい程、ロールのより小さな微小回転によって、前記相対変位が解消される。よって、経糸張力が変動し、そのためロールの軸線の傾斜の程度が変化しても、ロールは、静止状態が維持され、当接する経糸の動きを十分に規制する。前記交差角度については、15°以上であるのが好ましく、ロールは経糸張力が変動しても静止状態が確実に維持される。
また、腕木を弾性変形可能とすれば、ロールの撓みによるロールの軸部の傾斜を吸収し、レバーに波及するのを抑えるので、レバーを支持している第2の軸受と前記シャフトとは、偏摩耗が抑えられる。可撓性部材として、板バネ、コイルバネ、ゴム、合成樹脂等の弾性部材が好ましく、弾性係数を適切にすることにより、ロールの撓みによるロ
ールの軸部の傾斜を吸収すると共に、ロールの回転を確実に規制する。
また、中間部材を介して腕木によりロールの端部とレバーとを連結する、即ち、ロールの端部に接続されてロールと一体化された中間部材に腕木との接続部分を設けることにより、腕木に対するロール側の接続部分を形成することで、前記接続部分をより自由に設けることができる。例えば、接続部分を半径方向においてより外側に設けることが可能となり、腕木がより小さな力でロールの回転を規制できるので、腕木は、剛性を低くすることができる。また、腕木をロールの両端部に設ける場合、腕木とロール側との接続部分の位相、即ち円周方向の位置関係を、ロールの両端部において一致させる必要があるが、ロールは、所謂長物であるため、前記接続部分を両端部において位相が一致するように機械加工するのが困難である。しかし、中間部材がロールの端部に接続されているので、中間部材とロールとの位相を調整することにより、腕木のロール側との接続部分の位相を、ロールの両端部において一致させることが可能となる。従って、腕木をロールの両端部に設けることが技術的に可能となり、ロールは確実にかつ捻れることなく回転が規制されると共に、腕木は、2つ設けられるので剛性を低くすることができる。
中間部材をロールの端部に接続する方法として、中間部材をロールの端部の外周面に嵌合させてボルト、ピン、キー等を用いて固定する方法や、ロールの端面にボルト、ピン等を用いて固定する方法がある。特に、中間部材に半径方向に内周面から外周面に貫通するスリットであって、軸線方向に延在するスリットを1つ以上設けると共に、中間部材をロールの端部に嵌合させ、ボルトを介してロールに固定する所謂割締めの方法を採用すれば、中間部材とロールとの位相を任意に調整できるので、腕木とロール側との接続部分の位相を、ロールの両端部において正確に一致させることが可能となる。
請求項3に係る発明によれば、ロールの端部とレバーとの接続を解除することにより、ロールは回転可能となる。従って、ロールは、回転可能または回転不能に、製織条件に応じて切り替えることが可能となり、高品質の織布を製織することができる。中間部材がロールの端部に接続され、腕木は中間部材を介してロールの端部とレバーとを連結する場合、腕木とロール側の接続を解除するには、中間部材とロールの端部との接続、または中間部材と腕木との接続のいずれかを解除する。
請求項4に係る発明によれば、腕木を前記ロール側及び前記レバー側の少なくとも一方に接続される軸受けが、ロールの撓みによるロールの軸部の傾斜を吸収し、レバーに波及するのを抑えるので、レバーを支持している第2の軸受と前記シャフトとは、偏摩耗が抑えられる。軸受けとしては、球面軸受け、自動調心ベアリング、滑り軸受けが用いられ、球面軸受けと自動調心ベアリングは、軸心の方向が変化することにより、ロールの軸部の傾斜が吸収される。また滑り軸受けは、嵌合されるシャフトとの間に潤滑油膜を介在させるために微小隙間を有しており、該微小隙間は滑り軸受けとシャフトの軸線同士が相対変位するのを規制しない。従って、滑り軸受けとシャフトの軸線同士が相対変位することにより、ロールの軸部の傾斜が吸収される。
請求項5に係る発明よれば、前記レバーに加わる力が張力検出部材によって検出され、その検出値からロールに加わっている力、即ち経糸張力が算出される。腕木によってロールを回転不能として製織している場合、腕木は、接続部分が変位することによって、または変形することによって、ロールの軸線の傾斜を許容する。従って、ロールとレバーとは相対変位不能状態、即ち剛体状態とならず、ロールを回転可能として製織している場合と同様、ロールの軸部は自由端、またはほぼ自由端となって、第1の軸受けを介してレバーに支持される。従って、張力検出部材の検出値からの経糸張力の算出は、ロールとレバーとの剛体状態の程度によって演算式を補正する必要がなく、回転可能の場合と同一の演算式を用いることが可能であり、正確に算出することができる。また、ロール軸部の傾斜がレバーに波及するのが抑えられているので、レバーは傾斜するのが抑えられる。レバーが傾斜することにより、張力検出部材は、検出方向以外からの力が加わって、検出方向以外にも歪むため、検出値が不正確となる。しかし、上記のように、ロールが回転不能の場合も、レバーの傾斜が抑えられるので、張力検出部材は、検出方向以外からの力が加わるのが抑えられ、ロールが回転可能の場合と同様、正確な経糸張力の検出を可能とする。
請求項6に係る発明によれば、前記一対のレバーは、前記第2の軸受に嵌合されるシャフトを揺動中心としてイージング駆動装置よって揺動されるが、ロールに加わっている力、即ち経糸張力を反映した力が、揺動中心となるシャフトに加わる。この揺動中心となるシャフトに加わる力は、第3の軸受に嵌合されるシャフトを中心とするモーメントとして、第2のレバーに作用し、張力検出部材によって検出される。ロールを回転不能として製織している場合、腕木によってロールの端部と前記レバーとが連結されてロールが回転不能なので、ロールと前記レバーとは一体化されず、即ちロールと前記レバーとは剛体状態とならず、ロールを回転可能として製織している場合と同様、ロールの軸部は自由端、またはほぼ自由端となって、第1の軸受けを介して前記レバーに支持される。
従って、張力検出部材の検出値からの経糸張力の算出は、ロールと前記レバーとの剛体状態の程度によって演算式を補正する必要がなく、回転可能の場合と同一の演算式を用いることが可能であり、正確に算出することができる。また、ロール軸部の傾斜が、前記レバーに波及するのが抑えられ、更に、第2の軸受と第2の軸受に嵌合されるシャフトとを介して、第2のレバーに波及するのが抑えられ、第2のレバーは傾斜するのが抑えられる。ロールが回転不能の場合も、第2のレバーの傾斜が抑えられるので、張力検出部材は、検出方向以外からの力が加わるのが抑えられ、ロールが回転可能の場合と同様、正確な経糸張力の検出を可能とする。イージング駆動装置は、前記レバーに連結されるイージングロッドを介して、前記レバーを揺動したり、また、前記第2の軸受に嵌合されるシャフトと前記レバーとをボルト等で一体化した構成において、前記シャフトを揺動して前記レバーを揺動する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6は、本発明の第1の実施例のロールの支持装置65が用いられている送り出し装置60を示す。図1は織機の送り出し装置60の全体を示す平面図であり、一部分に断面図を用いている。図2は送り出し装置60の巻取側から見て左側部分の平面図であり、図3は送り出し装置60の左側部分の側面図である。図4、図5はそれぞれ図2、図3の要部拡大図である。図6は腕木によるロールの端部とレバーとの連結が解除され、ロールが回転可能となっている状態を示す。
送り出し装置60は、送り出しビーム2、バックロール3、本発明のロールを構成するテンションロール4を有し、送り出しビーム2から引き出された経糸Wは、バックロール3を経てテンションロール4に達し、該テンションロール4で屈曲して開口装置に送られ経糸開口を形成する。送り出しビーム2は、回転が制御されて経糸張力が制御される。即ち、送り出しビーム2は、検出された経糸張力が設定値よりも高ければ、回転を上げて経糸Wの送り出し速度を速くする。また、検出された経糸張力が設定値よりも低ければ、回転を下げて経糸Wの送り出し速度を遅くする。
また、織機1回転中の開口運動に伴う経糸張力変動を抑えるために、イージング機構が設けられており、該イージング機構は、カム機構等を用いた図示しないイージング駆動装置によってイージングロッド9を前後方向に往復運動させ、テンションロール4の両軸部4bをそれぞれ支持する一対のテンションレバー5をイージングロッド9に連結することにより、テンションロール4を前後方向に揺動させ、これにより開口運動に伴う経糸経路長さの変化を緩和して経糸張力の変動を抑えている。また、張力検出部材としてロードセル27が織機の左側に設けられ、経糸張力が検出される。
シャフト8が、左右のフレーム1に押しネジ25を介して固定されており、織機の左側に配設され本発明の第2のレバーを構成する張力検出レバー6のボス部6aと、右側に配設される保持レバー30のボス部30aとに、それぞれニードルベアリング15が嵌合され、各ニードルベアリング15にシャフト8がそれぞれ嵌合される。これにより、張力検出レバー6と保持レバー30は、ニードルベアリング15とシャフト8とを介してフレーム1に支持されており、ニードルベアリング15とシャフト8は、本発明の第3の軸受けと、該第3の軸受けに嵌合されるシャフトをそれぞれ構成する。張力検出レバー6と保持レバー30とに、シャフト7が押しネジ24によってそれぞれ固定されている。織機の左右に配設され本発明の一対のレバーを構成する各テンションレバー5に、滑り軸受けによって形成されるメタル14が設けられ、該メタル14にシャフト7が嵌合されている。メタル14とシャフト7は、本発明の第2の軸受けと、該第2の軸受けに嵌合されるシャフトをそれぞれ構成し、各テンションレバー5は、それぞれ張力検出レバー6、保持レバー30に回転可能に支持されている。
また、各テンションレバー5は、本発明の第1の軸受けを構成し滑り軸受けによって形成されるメタル13が設けられている。該メタル13にテンションロール4の軸部4bが嵌合されており、各テンションレバー5は、テンションロール4の各軸部4bを支持する。更に、張力検出レバー6は、両端に球面軸受け16を有するロードセル27を介しボルト21でフレーム1に連結され、また、保持レバー30は、両端に球面軸受け16を有する連結部材31を介しボルト21でフレーム1に連結される。イージングロッド9が、球面軸受け17を介してボルト22で各テンションレバー5に連結される。また、張力検出レバー6、保持レバー30は、それぞれロードセル27および連結部材31を介してフレーム1に連結されて変位が規制されているので、テンションレバー5の揺動中心、即ちシャフト7は、変位することなく定位置に維持される。従って、テンションロール4は、イージングロッド9によって所定の揺動運動、即ちイージング運動を行うことができ、経糸Wの開口時には巻取側に、閉口時には反巻取側にそれぞれ移動して、経糸開口に伴う張力変動を抑える。
図3に示すように、第1の実施例のテンションロール4の支持装置65は、板状部材からなり本発明の腕木としてのアーム11と、一対の球面軸受け12とを有し、該球面軸受け12はアーム11の両端にカシメ等によってそれぞれ接合される。本発明の中間部材を構成する一対のロールアタッチメント10が、半径方向に内周面から外周面に貫通するスリットであって、軸線方向に全体に亘って延在するスリットを1つ有しており、テンションロール4の軸部の外周面に嵌合された状態でボルト23によって締結されることにより、テンションロール4の両軸部にそれぞれ割締め固定されて接続される。また、ロールアタッチメント10の側面にメネジ10aが設けられ、更に、テンションレバー5に座が形成され、該座にメネジ5aが設けられている。一対の球面軸受け12は、ボルト20を介してメネジ5a、10aに取り付けられており、アーム11は、テンションレバー5およびロールアタッチメント10に対し、ボルト20によって共に着脱可能である。
図5に示す要部拡大図のように、経糸Wの送出ビーム2側の経糸張力T、巻取側の経糸張力Tは、テンションロール4の接線方向の力として作用し、それらの合力がテンションロール4に荷重Pとして作用する。テンションロール4は中央部分が荷重Pの方向に撓み、端部に在る軸部4bの軸線は、荷重Pの方向と逆方向に傾斜するので、軸部4bの軸心位置がA0からA1に移動量eだけ変位する。そのためロールアタッチメント10の接続部分は、B0からB1に同じく移動量eだけ変位しようとする。そのため、テンションレバー5のメネジ5aにボルト20を介して接続されているアーム11に圧縮力が作用し、アーム11はロールアタッチメント10による圧縮力に対し、反力をロールアタッチメント10に作用させる。そのためロールアタッチメント10は、回転角γだけ微小回転してロールアタッチメント10の接続部分はB2に位置し、ロールアタッチメント10が割締め固定されているテンションロール4は、撓んだ状態を維持しながら微小回転移動する。
テンションロール4の撓みに伴うよるロールアタッチメント10の変位によって、アーム11に加わる力、詳細にはロールアタッチメント10との接続部分B0を介してアーム11に加わる力は、アーム11とテンションレバー5との接続部分Cと接続部分B0とを結ぶ方向の力と、該方向と直交する方向の力とに分けられ、接続部分Cと接続部分B0とを結ぶ方向の力が、アーム11に圧縮力として作用する。各接続部分B0、Cを結ぶ直線B0−Cの延在方向と荷重P方向との交差角度θが大きい程、前記圧縮力が小さくなると共に、テンションロール4の回転角γが小さくなるので、好ましい。即ち、経糸張力変動によってテンションロール4の撓み具合が変動しても、回転角γの変化は小さく、そのためテンションロール4は、静止状態が維持され、当接する経糸Wの動きを十分に規制する。
前記交差角度θは、15°以上が好ましく、本実施例では30°に形成される。なお、交差角度θが90°で、テンションロール4の回転移動量、即ち回転角γは最小となる。本実施例ではアーム11とテンションレバー5との接続部分Cは、テンションロール4の経糸Wとの接触側に設けたが、反対側に設けてもよい。その場合、テンションロール4の撓みによってアーム11には引張力が作用する。なお、テンションロール4は、経糸張力による撓みをできるだけ抑えるために、剛性を備えており、図5において、テンションロール4の撓みによる軸部4bの軸心の移動量eは、説明を容易とするため、実際よりも遙かに大きく記載されている。従って、テンションロール4の実際の回転角γは、図5に示されるよりも遙かに小さい。
ロールアタッチメント10とテンションレバー5とは、アーム11と、アーム11の両端にそれぞれ設けられる2つの球面軸受け12とを介して連結される。経糸張力によるテンションロール4の端部4bの軸線の傾斜は、アーム11の接続部分が変位すること、即ち2つの球面軸受け12の軸心方向が変化することによって許容される。従って、テンションロール4の端部4bの軸線の傾斜が、アーム11を介してテンションレバー5に波及し、テンションレバー5を傾斜させるのが抑えられる。
アーム11は、テンションロール4の両端部に設けられる方が好ましく、テンションロール4に捻れが生ぜず、また、2つ設けられるのでアーム11の剛性を低くしても、テンションロール4を回転不能に維持する。その場合、テンションロール4に捻れが生じないように、テンションロール4の両軸部で、接続部分の位相を一致させる必要がある。本発明の中間部材としてロールアタッチメント10が、ボルト23によって割締めされテンションロール4の両軸部にそれぞれ固定されるので、ロールアタッチメント10に設けられているアーム11との接続部分B0の位相、即ちテンションロール4に対するメネジ10aの位相を、ボルト23を緩めることにより任意に無段階に調整することができ、正確にテンションロール4の両軸部で、接続部分の位相を一致させることが可能となる。
前述のように、太い経糸等の製織条件では、このようにアーム11を介してテンションロール4とテンションレバー5を連結し、テンションロール4を回転不能とするのが好ましいが、細い経糸等の製織条件によっては、テンションロール4を回転可能とする方が好ましい場合がある。テンションロール4を回転可能に切り替えるには、アーム11とテンションロール4側の接続、およびアーム11とテンションレバー5の接続の内、少なくともいずれかの接続を解除する。なお、アーム11とテンションロール4側の接続を解除するには、ロールアタッチメント10とテンションロール4との接続、アーム11とロールアタッチメント10との接続の内、少なくともいずれかの接続を解除する。ロールアタッチメント10とテンションロール4との接続を解除するには、ボルト23を緩める。アーム11とロールアタッチメント10との接続を解除するには、ボルト20をメネジ10aから取り外す。アーム11とテンションレバー5の接続を解除するには、ボルト20をメネジ5aから取り外す。
図6では、アーム11とロールアタッチメント10との接続を解除する方法が用いられ、ボルト20をロールアタッチメント10のメネジ10aから取り外し、更にアーム11のロールアタッチメント10側の球面軸受け12を、テンションレバー5のメネジ5bに、取り外したボルト20を利用して取り付けている。本実施例では、このようにアーム11を織機から取り外していないので、取り外した部材を保管する必要がなく、また迅速にテンションロール4を回転不能に切り替えることができる。
テンションロール4は、経糸張力によって撓み、軸部分4bが傾斜する。テンションレバー5に嵌合されているメタル13と軸部分4bとの間に、潤滑油膜を介在させる微小な隙間が形成されているため、テンションロール4の軸部分4bの傾斜がメタル13を介してテンションレバー5に波及することが抑えられると共に、テンションロール4の軸部分4bは、メタル13を介し自由端支持、またはほぼ自由端支持状態でテンションレバー5に支持される。テンションロール4をアーム11を介して回転不能とした場合、前述のように、テンションロール4の軸部分4bの傾斜が、アーム11に設けられる2つの球面軸受け12によって吸収され、アーム11を介してテンションレバー5に波及するのが抑えられている。
従って、テンションロール4が回転可能であっても、またはアーム11によって回転不能であっても、テンションレバー5は、テンションロール4の軸部分4bの傾斜が、メタル13を介して、またはメタル13とアーム11とを介して波及しそのために傾斜するのが、共に抑えられる。テンションレバー5はイージングロッド9が連結されて前後方向に揺動しており、一方向回転でないため、メタル14とシャフト7とは、潤滑油の油膜切れを生じ易く、そのため、軸線方向が互いに一致していないと、非常に偏摩耗し易い。しかし、前述のようにテンションレバー5の傾斜が抑えられるため、メタル14とシャフト7とは、軸線の一致が維持され、偏摩耗が抑えられる。
経糸張力を検出するため、送り出し装置60は左側部分のみに張力検出部材としてロードセル27が設けられており、張力検出レバー6が、ロードセル27と、該ロードセル27の両端にそれぞれ配設される一対の球面軸受け16とを介して、フレーム1に連結されている。また、送り出し装置60の右側部分は、ロードセル27および張力検出レバー6の代わりに、連結部材31および保持レバー30が設けられており、保持レバー30が、連結部材31と、該連結部材31の両端にそれぞれ配設される一対の球面軸受け16とを介して、フレーム1に連結されている。
テンションロール4の左側軸部4bの荷重は、イージングロッド9による荷重と共に左側のテンションレバー5の支点、即ちシャフト7に作用し、張力検出レバー6にシャフト8を中心とするモーメントを与え、フレーム1に連結されるロードセル27に荷重を付加する。ロードセル27は付加された荷重、即ち、引張力を検出し、図示しない経糸張力演算装置に出力する。経糸張力演算装置は、所定の演算式を用いて、ロードセル27の検出値から経糸張力を算出する。
テンションロール4の撓みによるテンションレバー5の傾斜が、抑えられているので、メタル14とシャフト7とを介して張力検出レバー6を傾斜させることが抑えられる。そのため、ロードセル24に検出方向以外の方向から力が加わるのが抑えられる。よって、ロードセル24は、張力検出レバー6による引張力を正確に検出することが可能であり、該検出値に基づき、経糸張力を正確に算出する。
織機は、仕掛けられる織布が変更されそのため織り幅が変更されると、経糸張力の荷重位置が、テンションロール4の中央でなく一方の側に偏る場合がある。テンションロール4が回転可能である場合、前述のように、テンションロール4の軸部4bは、テンションレバー5に嵌合されているメタル13との間に、潤滑油膜を介在させるための隙間、所謂遊びが形成され、そのため、自由端、またはほぼ自由端状態でメタル13に支持される。テンションロール4の軸部4bが、自由端、またはほぼ自由端状態でメタル13に支持されていると、テンションロール4の経糸張力による荷重が、経糸張力の荷重位置と軸部4bとの距離に基づき各軸部4bに配分され、荷重位置との距離が小さい軸部4bには大きな荷重が加わる。従ってテンションロール4が回転可能である場合、経糸配列の織り幅方向の偏りを考慮した演算式が、経糸張力の算出に用いられる。本実施例では、ロードセル27が一方の側のみに設けられているが、経糸張力は、経糸配列の織り幅方向の偏りを考慮した演算式を用いて、一方の側のロードセル27の検出値から算出できるので、必ずしも両側にロードセル27を設けなくてもよい。
テンションロール4が規制され回転不能の場合、従来技術のように、テンションロール4とテンションレバー5とが、剛体に近い状態に堅固に一体化されていると、テンションロール4の各軸部4bに加わる荷重は、経糸配列の織り幅方向の偏りによる荷重のほか、テンションロール4とテンションレバー5の剛体の程度に応じた荷重が考慮される。即ち、テンションロール4とテンションレバー5とが完全な剛体として一体化された場合、各軸部4bには、全経糸張力の1/2の荷重が加わる。
しかし、完全な剛体はあり得ないので、経糸張力による荷重は、経糸配列の織り幅方向の偏りと、テンションロール4とテンションレバー5の剛体の程度とによって、各軸部4bに配分される。そのため軸部4bの検出値から経糸張力を正確に算出するのは、非常に困難であり、実験的に求めた演算式を用いて経糸張力を算出する必要がある。また、テンションロール4の回転可能から回転不能に切り替えの都度、即ち、テンションロール4の支持を、テンションレバー5による自由端状態での支持、またはほぼ自由端状態での支持から、テンションレバー5による一体化状態での支持に切り替えの都度、前回の回転不能に切り替え時と、テンションロール4とテンションレバー5との剛体の程度が異なる恐れがあり、実験的に求めた演算式は不正確にならざるを得ない。そのため、張力設定が安定化せず、織布品質に悪影響を与える。また、テンションロール4を回転可能から回転不能に、回転不能から回転可能にそれぞれ切り替える都度、用いる演算式を変更する必要があり作業者の負担となるほか、作業者のミス、例えば演算式の変更忘れや思い違いよって、経糸張力が間違って設定され、織布品質が損なわれる恐れがある。
本実施例では、支持装置65において、アーム11は、テンションロール4を回転不能に規制した状態で、テンションロール4の軸部4bが傾斜するのを何ら規制しないので、回転可能の場合と同様、テンションロール4の軸部4bを、自由端、またはほぼ自由端状態で支持する。従って、経糸張力は、テンションロール4が回転不能であっても、テンションロール4が回転可能、即ちテンションレバー5に連結されていない状態の場合と同一の演算式が適用されて、ロードセル27の検出値から算出される。
本実施例では、アーム11は、両端に設けられる球面軸受け12を介して、テンションレバー5およびロールアタッチメント10に接続され、テンションロール4とテンションレバー5とを連結しているが、一方の端部のみに球面軸受け12が設けられ、他方の端部が、ボルトやピンを介してテンションレバー5またはロールアタッチメント10に接続されてもよい。また、アーム11は板状部材からなり、一対の球面軸受け12がアーム11の両端にカシメ等によってそれぞれ接合され、球面軸受け12に挿通されるボルト20を介して、テンションレバー5およびロールアタッチメント10に接続されているが、ボルト20の端部外周面を球面とし、アーム11にカシメ等によって接合される内周面が球面である部材を設け、該部材の内周面とボルト20の端部外周面との球面同士を嵌合させることにより、アーム11の端部に球面軸受けを設けてもよい。更に、アーム11を丸棒材、または六角棒材等の棒材により形成し、球面軸受け12を有するロッドエンドを、螺合等によりアーム11に取り付けてもよい。
図7に示すのは、本発明の第2の実施例のテンションロール4の支持装置75が設けられる送り出し装置70の要部拡大図である。
支持装置75は、板状部材からなり腕木としてのアーム35と一対の球面軸受け12とを有し、該球面軸受け12はアーム35の両端にカシメ等によってそれぞれ接合される。一対のロールアタッチメント36が、ボルト23によって割締めされテンションロール4の両軸端に固定されている。また、ロールアタッチメント36の外周面に形成される座にメネジ36aが設けられ、更にテンションレバー37に形成される座にメネジ37aが設けられ、ボルト20を介して球面軸受け12がそれぞれの座に取り付けられており、アーム35は、テンションレバー37およびロールアタッチメント36に対し、ボルト20によって着脱可能である。
第2の実施例のテンションロール4の支持装置75は、第1の実施例の支持装置65と同様に、テンションロール4とテンションレバー37とを連結して相対回転不能とすると共に、経糸張力によるテンションロール4の撓みによる軸部4bの傾斜が、テンションレバー37の傾斜に波及しないように、テンションロール4を支持する。テンションロール4を回転可能に切り替える場合、ロールアタッチメント36に取り付けられている球面軸受け12を、ボルト20と共に取り外し、テンションレバー37のメネジが設けられている図示しない座に、取り外したボルト20を介して取り付ける。これによりテンションロール4は、テンションレバー37との連結が解除されて回転可能となる。
図8に示すのは、本発明の第3の実施例のテンションロール4の支持装置85が設けられる送り出し装置80の要部拡大図である。
支持装置85は、板状部材からなり腕木としてのアーム40を備え、該アーム40は両端に厚さ方向に貫通する一対の孔40aを有する。アーム40の各孔40aに、滑り軸受けを形成するメタル41が嵌合される。各メタル41にピン42がそれぞれ嵌合され、各ピン42は、ボルト43を介して、ロールアタッチメント10、テンションレバー5に形成される段部孔付きのメネジ42a、5aにそれぞれ固定される。ピン42のフランジ部分は、ロールアタッチメント10との間、およびテンションレバー5との間が、アーム40の厚みよりも共に大きく、アーム40がピン42の軸線方向に僅かに移動するのを許容する。
また、メタル41とピン42との間に、潤滑油膜を介在させる僅かな隙間が形成されている。従って、メタル41は、軸線がピン42の軸線に対し傾斜することが可能である。これにより、ロールアタッチメント10とテンションレバー5とは、アーム40を介して連結され、テンションロール4は、回転不能な状態でテンションレバー5に支持されると共に、アーム40が傾斜することにより、経糸張力によるテンションロール4の軸部4bの傾斜が、テンションレバー5に波及せず、テンションロール4は、回転可能時と同様、自由端支持、またはほぼ自由端支持状態でメタル13を介しテンションレバー5に支持される。なお、アーム40を板バネ等の可撓性の弾性部材によって形成してもよく、テンションロール4は、より自由端支持状態で支持される。
図9に示すのは、本発明の第4の実施例のテンションロール4の支持装置95が設けられる送り出し装置90の要部拡大図である。
支持装置95は、板バネ等の可撓性の弾性部材によって形成される腕木としてのアーム38を備え、該アーム38は両端に厚さ方向に貫通する孔38aをそれぞれ2つ有する。アーム38は、各孔38aにボルト20が挿通され、各ボルト20は、ロールアタッチメント10およびテンションレバー5に設けられるメネジ10a、5aに螺合される。これにより、ロールアタッチメント10とテンションレバー5とは、アーム38を介して連結され、テンションロール4は、回転不能な状態でテンションレバー5に支持される。また、アーム38は可撓性部材なので、容易に変形可能であり、アーム38が変形することにより、経糸張力によるテンションロール4の軸部4bの傾斜が、テンションレバー5に波及せず、テンションロール4は、回転可能時と同様、自由端支持、またはほぼ自由端支持状態でメタル13を介しテンションレバー5に支持される。
える。
図10示すのは、本発明の第5の実施例のテンションロール4の支持装置105が設けられる送り出し装置100であり、支持装置105は、第1の実施例のアーム11を腕木として用いている。
送り出し装置100は、テンションロール4の各端を支持し本発明のレバーを構成する一対のテンションレバー45を備える。各テンションレバー45は、本発明の第2の軸受けを構成し滑り軸受けによって形成されるメタル14が嵌合されると共に、フレーム1に固定されているシャフト46がメタル14に嵌合されており、ボルトを介してワッシャ55がシャフト46に固定されている。これにより、テンションレバー45は、メタル14と、該メタル14に嵌合されるシャフト46とを介してフレーム1にそれぞれ支持されると共に、ワッシャ55によってシャフト46の軸線方向の移動が規制される。圧縮コイルスプリングである一対のイージングスプリング47が、弾性部材として設けられ、一対のテンションレバー45の一端は、イージングスプリング47とそれぞれ係合する。イージングスプリング47の内、一方は、イージングロッド48を介して張力検出部材であるロードセル27に連結され、ロードセル27は球面軸受け16を介してフレーム1に連結されている。一対のイージングスプリング47の他方は、図示しないイージングロッドに連結され、該イージングロッドは球面軸受け16を介してフレーム1に連結されており、張力検出部材を介することなくフレーム1に連結される。
イージングスプリング47は、係合しているテンションレバー45の一端を押圧し、テンションレバー45が支持しているテンションロール4を反巻取側に付勢して、経糸開口運動に伴う経糸経路長さの変化を緩和し、経糸張力の変動を抑えている。即ち開口して経糸経路長さが長くなり、そのため経糸張力が増大し、イージングスプリング47がテンションロール4を付勢して経糸Wを牽引する力よりも大きくなると、テンションロール4は巻取側に移動する。これにより経糸経路長さが短くなり、経糸張力の増大が抑えられる。閉口して経糸経路長さが短くなり、そのため経糸張力が低下し、イージングスプリング47がテンションロール4を付勢して経糸Wを牽引する力よりも小さくなると、テンションロール4は反巻取側に移動する。これにより経糸経路長さが長くなり、経糸張力の低下が抑えられる。
テンションロール4の支持装置105は、アーム11がロールアタッチメント10とテンションレバー5とを連結しており、第1の実施例のテンションロール4の支持装置65と同様、テンションレバー5がテンションロール4を自由端支持、またはほぼ自由端支持状態で支持する。従って、テンションロール4の撓みによる軸部4bの傾斜が、テンションレバー5に波及してメタル14と、該メタル14に嵌合されるシャフト46とを偏摩耗するを抑える。
イージングスプリング47がテンションレバー45を付勢する力は、シャフト46を中心とするテンションレバー45のレバー比に基づく力でテンションロール4の軸部4bに作用し、テンションロール4が経糸張力に応じた力で経糸Wを反巻取側に牽引する。イージングスプリング47がテンションロール4の軸部4bに作用する力は、ロードセル27によって検出され、第1の実施例の送り出し装置60と同様に、経糸配列の織り幅方向の偏りが考慮された演算式を用いて、テンションロール4の軸部4bに加わる力から経糸張力が算出される。従って、経糸張力は、第1の実施例の送り出し装置60と同様に、テンションロール4が回転不能、回転可能に係わらず同一の演算式を用いることができる。
図11示すのは、本発明の第6の実施例のテンションロール4の支持装置115が設けられる送り出し装置110であり、支持装置115は、第1の実施例のアーム11を腕木として用いている。
送り出し装置110は、テンションロール4の各端を支持し本発明のレバーを構成する一対のテンションレバー54を備える。各テンションレバー54は、本発明の第2の軸受けを構成し滑り軸受けによって形成されるメタル14が嵌合されると共に、フレーム1に固定されているシャフト46がメタル14に嵌合されており、ボルトを介してワッシャ55がシャフト46に固定されている。これにより、テンションレバー54は、メタル14と、該メタル14に嵌合されるシャフト46とを介してフレーム1にそれぞれ支持されると共に、ワッシャ55によってシャフト46の軸線方向の移動が規制される。一対のテンションレバー54の一端は、それぞれフレーム1に連結される。即ち、一対のテンションレバー54の内、一方は、一対の球面軸受け16を両端にそれぞれ有するロードセル27の一端に連結され、ロードセル27の他端は球面軸受け16を介してフレーム1に連結されている。一対のテンションレバー54の他方は、図示しない連結部材と、該連結部材の両端に設けられる一対の球面軸受け16とを介してフレーム1に連結される。
経糸張力に応じた力が、テンションロール4を介してテンションレバー54に加わって、シャフト46を中心とするモーメントをテンションレバー54に作用させる。テンションレバー54をフレーム1に連結しているロードセル27には、このモーメントによって引張力が作用し、該引張力をロードセル27が検出する。支持装置115は、第1の実施例の送り出し装置60と同様に、テンションロール4の軸部4bを、自由端支持、またはほぼ自由端支持状態で支持し、経糸張力は、経糸配列の織り幅方向の偏りが考慮された演算式を用いて、ロードセル27の検出値から算出される。従って、経糸張力は、第1の実施例の送り出し装置60と同様に、テンションロール4が回転不能、回転可能に係わらず同一の演算式を用いることができる。
図12示すのは、本発明の第7の実施例のテンションロール4の支持装置125が設けられる送り出し装置120であり、支持装置125は、第1の実施例のアーム11を腕木として用いている。
送り出し装置120は、張力検出レバー50と保持レバー51とを、織機の左側と右側にそれぞれ有する。フレーム1の左右のベアリング収容孔に、本発明の第3の軸受けを構成するニードルベアリング52がそれぞれ嵌合され、該ニードルベアリング52に左右通しのシャフト49の両端が嵌合されている。張力検出レバー50、保持レバー51は、シャフト49の両端に、ボルト53を介してそれぞれ割り締めされており、シャフト49を介して、張力検出レバー50と保持レバー51とは、堅固に一体化されると共に、ニードルベアリング52とシャフト49とを介して、フレーム1に支持されている。張力検出レバー50は、送り出し装置60の張力検出レバー6と同様、ロードセル27を介してフレーム1に連結されているが、保持レバー51は、送り出し装置60の保持レバー30と異なり、フレーム1に連結されていない。従って、図12において、テンションロール4の右側の軸部4bの荷重も、シャフト49を介しモーメントとして張力検出レバー50に作用するので、ロードセル27の検出値は、全体の経糸張力を反映した値となり、経糸配列の織り幅方向の偏りが考慮された演算式を用いることなく、経糸張力を測定できる。
図13示すのは、本発明の第8の実施例のテンションロール4の支持装置135が設けられる送り出し装置130であり、支持装置135は、第1の実施例のアーム11を腕木として用いている。送り出し装置130は所謂ツィンビーム織機と呼ばれる織機に設けられ、2つの送り出しビーム2が搭載される。
テンションロール4の支持装置135は、左右共、張力検出レバー6が設けられ、各張力検出レバー6は、球面軸受け16を両端に有するロードセル27を介してフレーム1に連結される。各ロードセル27は、第1の実施例と同様、張力検出レバー6を介してテンションレバー5に加わるテンションロール4の各軸部4bの荷重をそれぞれ検出する。
テンションロール4を回転不能とするため、従来のように、ボルト等を用いてテンションロール4と一対のテンションレバー5とを剛体状態に一体化した場合、左右に設けられている各ロードセル27は、全経糸張力の1/2をそれぞれ検出するので、各送り出しビーム2毎の張力を検出することができない。そのため、ツィンビーム織機では、各送り出しビーム2毎の経糸張力管理ができないので、テンションロール4を回転不能として製織することは不可能であった。
しかし、本実施例ではテンションロール4は第1の実施例のアーム11を介してテンションレバー5に連結されて回転不能となっており、テンションロール4が回転可能の場合と同様、テンションレバー5によって自由端支持、またはほぼ自由端支持されている。従って、テンションロール4が回転可能の場合と同様、各送り出しビーム2から引き出される経糸張力は、2つのロードセル27の検出値から経糸配列の織り幅方向における偏りを考慮した所定の演算式を用いて、それぞれ算出することができる。各送り出しビーム2は、この算出した経糸張力に基づいてそれぞれ独立して駆動され、所定の経糸張力に維持される。
本発明は上記のいずれの実施例にも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々に変更することが可能である。
本発明の第1の実施例のテンションロール4の支持装置65を備える送り出し装置60の全体を示す平面図である。 送り出し装置60の左側部分の平面図である。 送り出し装置60の左側部分の側面図である。 図2の要部拡大図である。 図3の要部拡大図である。 図3に対し、テンションロール4を回転可能に切り替えた場合の送り出し装置60の左側部分の側面図である。 本発明の第2の実施例のテンションロール4の支持装置75の要部拡大図である。 本発明の第3の実施例のテンションロール4の支持装置85の要部拡大図である。 本発明の第4の実施例のテンションロール4の支持装置95の要部拡大図である。 本発明の第5の実施例のテンションロール4の支持装置105を備える送り出し装置100の側面図である。 本発明の第6の実施例の支持装置115を備える送り出し装置110の側面図である。 本発明の第7の実施例の支持装置125備える送り出し装置120の平面図である。 本発明の第8の実施例の支持装置135備える送り出し装置130の平面図である。
1 フレーム
2 送り出しビーム
3 バックロール
4 テンションロール
4a 軸心
4b 軸部
5 テンションレバー
5a メネジ
5b メネジ
6 張力検出レバー
6a ボス部
7 シャフト
8 シャフト
9 イージングロッド
10 ロールアタッチメント
10a メネジ
11 アーム
12 球面軸受け
13 メタル
14 メタル
15 ニードルベアリング
16 球面軸受け
17 球面軸受け
20 ボルト
21 ボルト
22 ボルト
23 ボルト
24 押しネジ
25 押しネジ
27 ロードセル
30 保持レバー
30a ボス部
31 連結部材
35 アーム
36 ロールアタッチメント
36a メネジ
37 テンションレバー
37a メネジ
38 アーム
40 アーム
40a 孔
41 メタル
42 ピン
43 ボルト
45 テンションレバー
46 シャフト
47 イージングスプリング
48 イージングロッド
49 シャフト
50 張力検出レバー
51 保持レバー
52 ニードルベアリング
53 ボルト
54 テンションレバー
55 ワッシャ
60 送り出し装置
65 支持装置
70 送り出し装置
75 支持装置
80 送り出し装置
85 支持装置
90 送り出し装置
95 支持装置
100 送り出し装置
105 支持装置
110 送り出し装置
115 支持装置
120 送り出し装置
125 支持装置
130 送り出し装置
135 支持装置
W 経糸

Claims (6)

  1. 送り出しビームから引き出される経糸を案内するロールを該ロールの両端部において支持する一対のレバーであって、それぞれの一端において前記ロールの両軸部に嵌合される第1の軸受けを介して前記軸部を支持するとともに他端において第2の軸受と該第2の軸受に嵌合されるシャフトとを介して織機のフレームに支持される一対のレバーを備えた織機のロールの支持装置において、
    前記ロールの前記軸部に接続される中間部材と、該中間部材を介して前記ロールの端部と前記レバーとを連結して前記ロールを回転不能とする腕木であって前記ロールの両端部のうちの少なくとも一方の側に設けられる腕木とを備え、
    前記腕木は、前記ロール側および前記レバー側の各接続部分を結ぶ直線の延在方向と前記ロールが経糸から受ける荷重方向とが交差するように設けられる
    ことを特徴とする織機のロールの支持装置。
  2. 送り出しビームから引き出される経糸を案内するロールを該ロールの両端部において支持する一対のレバーであって、それぞれの一端において前記ロールの両軸部に嵌合される第1の軸受けを介して前記軸部を支持するとともに他端において第2の軸受と該第2の軸受に嵌合されるシャフトとを介して織機のフレームに支持される一対のレバーを備えた織機のロールの支持装置において、
    前記ロールの前記軸部に接続される中間部材と、該中間部材を介して前記ロールの端部と前記レバーとを連結して前記ロールを回転不能とする腕木であって前記ロールの両端部のうちの少なくとも一方の側に設けられる腕木とを備え、
    前記腕木は、可撓性部材によって形成される
    ことを特徴とする織機のロールの支持装置。
  3. 前記腕木と前記中間部材との接続、および前記腕木と前記レバーとの接続の少なくとも一方が解除可能である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の織機のロールの支持装置。
  4. 前記腕木は、軸受けを介して前記中間部材及び前記レバーの少なくとも一方と接続される
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の織機のロールの支持装置。
  5. 前記一対のレバーの少なくとも一方は、張力検出部材を介してフレームに連結される
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の織機のロールの支持装置。
  6. 前記一対のレバーは、前記第2の軸受に嵌合されるシャフトを揺動中心としてイージング駆動装置よって揺動され、かつ、少なくとも一方が前記第2の軸受と該第2の軸受に嵌合されるシャフトとを介して第2のレバーに支持され、
    前記第2のレバーは、第3の軸受、該第3の軸受に嵌合されるシャフト及び張力検出部材を介して織機のフレームに支持される
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の織機のロールの支持装置。
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