JP2001011752A - 布移動方式のパイル織機の地経糸送り出しテンション装置 - Google Patents

布移動方式のパイル織機の地経糸送り出しテンション装置

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JP2001011752A JP11181585A JP18158599A JP2001011752A JP 2001011752 A JP2001011752 A JP 2001011752A JP 11181585 A JP11181585 A JP 11181585A JP 18158599 A JP18158599 A JP 18158599A JP 2001011752 A JP2001011752 A JP 2001011752A
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    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D39/00Pile-fabric looms
    • D03D39/22Terry looms
    • D03D39/223Cloth control
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D49/00Details or constructional features not specially adapted for looms of a particular type
    • D03D49/04Control of the tension in warp or cloth
    • D03D49/12Controlling warp tension by means other than let-off mechanisms

Abstract

(57)【要約】 【課題】 布移動方式のパイル織機において、地経糸テ
ンションロールを移動する際のテリーモーション装置に
掛かる負荷を小さくし、また地経糸に対する張力付与に
関与する部分の破損を未然に防止する。 【解決手段】 テリーモーション装置16により地経糸
テンションロール4を前後に移動させる布移動方式のパ
イル織機の地経糸送り出しテンション装置1において、
地経糸テンションロール4を回転自在に支持するととも
に、テリーモーション装置16に連結されている左右一
対の第1の揺動レバー43と、左右のフレーム17にそ
れぞれ揺動自在に支持され、かつ第1の揺動レバー43
に回動可能に連結されている左右一対の第2の揺動レバ
ー45と、この第2の揺動レバー45に回動する方向の
付勢力を与え、地経糸テンションロール4を介して地経
糸2を押圧する張力付与手段48とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、布移動方式のパイル織機
において、地経糸テンションロールの変位によって、地
経糸に張力を付与する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】布移動方式のパイル織機は、テリーモー
ション装置を備えている。テリーモーション装置は、織
布の織り前を前後に移動させるために、地経糸テンショ
ンロールをも織布と同じ方向に移動させる。このため、
テリーモーション装置は、地経糸テンションロールの支
持機構に関連し、地経糸テンションロールを前後方向に
移動させる。もちろん、地経糸テンションロールは、地
経糸にテンションを付与する方向に付勢されている。
【0003】図1は、特開平9−111597号公報に
記載されている従来の代表的な布移動方式のパイル織機
の地経糸送り出しテンション装置1の概要を示してい
る。図1において、地経糸2は、地経糸送り出しビーム
3から送り出され、地経糸テンションロール4に接した
後、綜絖5の上下運動によって開口8を形成しながら、
織布6の織り前7に達している。一方、パイル経糸9
は、パイル経糸送り出しビーム10から送り出され、パ
イル経糸テンションロール11に接した後、織布6の織
り前7に達している。開口8の位置で、緯入れされた緯
糸12は、筬13によって織り前7に筬打ちされ、織布
6となり、布移動ロール14を経て布巻きロール15に
巻き取られていく。
【0004】ここで、布移動ロール14および地経糸テ
ンションロール4は、織布6および地経糸2を前後方向
に移動させるために、テリーモーション装置16および
これに連動する機構によって支持されている。この例
で、テリーモーション装置16は、左右のフレーム17
に取り付けられたブラケット18、19、それぞれのブ
ラケット18、19に対してシャフト23、24により
回動自在に支持されたL字形のテリーモーションレバー
20、レバー21、これらの端部を連結するリンク2
2、シャフト25、26によって構成されている。
【0005】上記のテリーモーションレバー20は、引
っ張りスプリング27により、時計方向に付勢されてお
り、織機の主軸32の回転に連動して駆動されるカム軸
29と一体のカム28、テリーモーションレバー20に
対してローラ軸31により回転自在に支持され、カム2
8の外周に接触するカムローラ30によって、主軸32
の回転と同期して、前後方向に揺動するように支持され
ている。
【0006】そして、テリーモーションレバー20の揺
動運動は、シャフト34、連動リンク33およびシャフ
ト35を介して左右一対の揺動レバー36の一端に伝達
される。揺動レバー36は、フレーム17に固定されて
いるブラケット37およびシャフト38によって揺動自
在に支持されており、中間位置のシャフト39により左
右一対のレバー41を揺動自在に支持している。
【0007】この左右一対のレバー41は、一端におい
て、左右通しのシャフトであるロール軸40により連結
一体化されると共に、地経糸テンションロール4が回動
自在に支持され、他端においては、引っ張りスプリング
42によって、地経糸テンションロール4を介して地経
糸2に張力を付与する方向に付勢されている。なお、左
右一対のレバー41が連結一体化されると、引っ張りス
プリング42の付勢力は、地経糸テンションロール4の
左右に同一に作用し、地経糸2に均一な張力を付与する
ことができる。
【0008】製織運転時に、カム28は、主軸32の回
転に同期して、テリーモーションレバー20に前後方向
の揺動運動を与える。このため、テリーモーションレバ
ー20は、リンク22、レバー21を介して、布移動ロ
ール14を前後方向に移動させるとともに、連動リンク
33、揺動レバー36を介して地経糸テンションロール
4を前後方向に移動させる。この結果、地経糸2および
織布6は、前後方向に移動することによって、織り前7
を織り組織に対応するファーストピック、ルーズピック
の位置に設定する。
【0009】ところで、最近の織機の高速化、広幅化に
より、剛性アップに対応するため、各部の装置は、重量
化されている。このため、テリーモーション装置16に
掛かる負荷が増大している。これによって、テリーモー
ション装置16の破損事故が発生している。また、装置
の前後方向の移動により、引っ張りスプリング42が繰
り返し前後方向に移動するため、引っ張りスプリング4
2の疲労により、所望の弾力が得られず、また早い時期
に破損事故が発生する。また、地経糸テンションロール
4のロール軸40が、左右一対のレバー41を連結一体
化する通しのシャフトであり、重量物となるため、地経
糸テンションロール4の慣性力が大きくなる。このため
地経糸テンションロール4が地経糸2の張力の変化に追
従し、一定の張力となるように、迅速に応動するのが困
難となる。
【0010】
【発明の目的】本発明の目的は、布移動方式のパイル織
機において、地経糸テンションロールを移動する際のテ
リーモーション装置に掛かる負荷を小さくし、また、地
経糸に対する張力付与に関与する部分の破損を未然に防
止することであり、さらに、地経糸の張力変化に対し
て、地経糸テンションロール4の追従性を良くすること
にある。
【0011】
【発明の解決手段】上記目的の下に、本発明は、テリー
モーション装置により地経糸テンションロールを前後に
移動させる布移動方式のパイル織機において、前記の地
経糸テンションロールを回転自在に支持するとともに、
前記のテリーモーション装置に少なくとも左右の一方が
連結されている左右一対の第1の揺動レバーと、左右の
フレームにそれぞれ揺動自在に支持され、かつ前記第1
の揺動レバーに回動可能に連結されている左右一対の第
2の揺動レバーと、この第2の揺動レバーに回動する方
向の付勢力を与え、前記地経糸テンションロールを介し
て、地経糸を押圧する張力付与手段とで、布移動方式の
パイル織機の地経糸送り出しテンション装置を構成して
いる。
【0012】前記左右一対の第2の揺動レバーは、連結
一体化部材により連結一体化されている。また、前記左
右一対の第2の揺動レバーは、前記連結一体化部材であ
る支点軸により左右のフレームに揺動自在に支持され
る。
【0013】さらに、前記張力付与手段は、スプリング
により構成されており、このスプリングの弾力によっ
て、前記第2の揺動レバーに回動する付勢力を消極的に
付与する。また、前記張力付与手段は、変換手段により
構成されており、この変換手段により、織機の主軸の回
転と同期し、前記第2の揺動レバーに往復運動を積極的
に付与する。
【0014】
【発明の実施の形態】図2、3は、本発明による布移動
方式のパイル織機の地経糸送り出しテンション装置1を
示している。この図2、3の例でも、一部の構成につい
て、従来のものと同様の構成となっている。したがっ
て、符号は、従来のものと同じ部分について、同一とな
っている。
【0015】図2、3において、地経糸2は、地経糸送
り出しビーム3から送り出され、地経糸テンションロー
ル4に接した後、綜絖5の上下運動によって、開口8を
形成しながら、織布6の織り前7に達している。一方、
パイル経糸9は、パイル経糸送り出しビーム10から送
り出され、パイル経糸テンションロール11に接した
後、織布6の織り前7に達している。開口8の位置で、
開口8内に緯入れされた緯糸12は、筬13によって織
り前7に筬打ちされ、織布6となり、布移動ロール14
を経て布巻きロール15に巻き取られていく。
【0016】ここで、布移動ロール14および地経糸テ
ンションロール4は、織布6および地経糸2を前後方向
に移動させるために、テリーモーション装置16および
これに連動する機構によって支持されている。この例
で、テリーモーション装置16は、左右のフレーム17
に取り付けられたブラケット18、19、それぞれのブ
ラケット18、19に対してシャフト23、24により
回動自在に支持されたL字形のテリーモーションレバー
20、レバー21、これらの端部を連結するリンク2
2、シャフト25、26によって構成されている。
【0017】上記のテリーモーションレバー20は、引
っ張りスプリング27により、時計方向に付勢されてお
り、織機の主軸32の回転に連動して駆動されるカム軸
29と一体のカム28、テリーモーションレバー20に
対してローラ軸31により回転自在に支持され、カム2
8の外周に接触するカムローラ30によって、主軸32
の回転と同期して、前後方向に揺動するように支持され
ている。
【0018】そして、テリーモーションレバー20の揺
動運動は、シャフト34、左右一対の連動リンク33お
よびシャフト35を介して左右一対の第1の揺動レバー
43の一端に伝達される。第1の揺動レバー43は、中
間のロール軸40により地経糸テンションロール4を回
転自在に支持するとともに、他端の第1シャフト44に
より、左右一対の第2の揺動レバー45の一端に連結さ
れている。
【0019】そして、左右一対の第2の揺動レバー45
は、フレーム17に固定されているブラケット47に対
し、支点軸としての第2シャフト46により揺動自在に
支持されるとともに、通しのシャフトであり連結一体化
部材としての第2シャフト46により、左右で連結一体
化され、さらに、他端部分で、張力付与手段48として
の引っ張りスプリング49によりフレーム17に係合さ
れている。なお、左右一対の第2の揺動レバー45は、
左右で連結一体化されているので、引っ張りスプリング
49の付勢力は、左右一体の第2の揺動レバー45に対
し等しく作用する。
【0020】第1のシャフト44は、第1の揺動レバー
43の揺動中心として作用すればよく、また、ロール軸
40は、地経糸テンションロール4の回転中心として作
用すればよいので、ロール軸40、第1のシャフト44
は、共に左右にわたり重量物となる通しのシャフトとす
る必要はない。本実施例では、できるだけ軽くするため
に、左右それぞれ別々に設けられている。このため、引
っ張りスプリング49が、地経糸2の張力変化に追従し
て地経糸テンションロール4を応動するのに妨げとなる
慣性力を、小さくすることができ、地経糸テンションロ
ール4を俊敏に応動させ、地経糸張力を一定に維持する
ことができる。
【0021】なお、連動リンク33を左右に一方のみ設
け、左右一対の第1の揺動レバー43の一方のみと連結
させた場合、ロール軸40、第1のシャフト44、、お
よびシャフト35のいずれかを通しのシャフトとし、左
右一対の第1の揺動レバー43を連結一体化する必要が
ある。その場合は、第1のシャフト44を通しのシャフ
トとするのが、テリーモーション装置16に加わる負荷
が小さくなるので有利である。また、左右一対の第2の
揺動レバー45の連結一体化部材として第2のシャフト
46を用いる代わりに、第1のシャフト44を用いても
よい。その場合に、地経糸テンションロール4の地経糸
2の張力変化に対する追従性は悪くなるものの、テリー
モーション装置16の負荷を小さくする効果は、変わら
ない。
【0022】なお、引っ張りスプリング49の途中に、
ロードセルなどの張力検知装置50が介在している。こ
の張力検知装置50は、引っ張りスプリング49の応力
から地経糸2の張力を間接的に測定し、その張力に比例
した信号を送り出し装置51に送る。送り出し装置51
は、地経糸2の目標の張力と、検出した張力との張力差
に基づいて、送り出しモータ52の回転速度を加減し、
地経糸送り出しビーム3を送り出し方向に回転させるこ
とにより、地経糸2を目標の張力に維持しながら送り出
す。
【0023】テリーモーション装置16は、パイル形成
の筬打ち直前に、図3のように、織布6、その織り前7
および地経糸テンションロール4を後方すなわち地経糸
送り出しビーム3の方向に移動させ、パイル形成の筬打
ち後、逆方向に駆動し、図2のように、織布6、その織
り前7および地経糸テンションロール4を元の位置に戻
す。地経糸テンションロール4が前後方向に移動する過
程で、第1の揺動レバー43は、第1シャフト44を回
転中心として揺動する。
【0024】したがって、第1の揺動レバー43が前後
方向に揺動する過程で、第2の揺動レバー45は、第1
の揺動レバー43の揺動運動に直接駆動されず、テリー
モーション装置16の前後方向の動きに応動しないこと
になる。この結果、張力付与手段48の引っ張りスプリ
ング49は、テリーモーション装置16の運動に連動せ
ず、地経糸2の張力変動にのみ消極的に応動し、地経糸
テンションロール4を介して、地経糸2を張り方向に押
圧し、地経糸2に必要な張力を付与する。地経糸2の消
費により、その張力が高まったとき、送り出し装置51
は、送り出しモータ52の回転速度を高め、地経糸2を
単位時間内に多く送り出すことにより、その張力を目標
の張力に近づける。
【0025】なお、図4の例は、連動リンク33を下方
に位置させるものである。下方の連動リンク33は、テ
リーモーションレバー20の下端と第1の揺動レバー4
3とを連結する。このため、テリーモーションレバー2
0は、T字状のレバーとして構成されている。
【0026】つぎに、図5は、他の例を示している。こ
の図5で、ロードセルなどの張力検知装置50は、前記
例の引っ張りスプリング49の位置でなく、ブラケット
47の位置に取り付けられており、左右一対の第2の揺
動レバー45の連結一体化部材であり、支点軸としての
第2シャフト46に掛かる荷重から、地経糸2の張力を
間接的に測定する。また張力付与手段48は、図2、3
の例の引っ張りスプリング49に代えて、主軸32の回
転と連動するイージング軸53、イージング軸53と一
体のホイール54、このホイール54に取り付けられた
偏心ピン55、この偏心ピン55と第2の揺動レバー4
5のピン56とを連結するロッド57によって構成され
ている。
【0027】主軸32の回転は、減速機または変速機5
8などを介してホイール54に伝達されるため、イージ
ング軸53を回転中心とする偏心ピン55の公転運動
は、往復運動に変換され、第2の揺動レバー45に伝達
される。したがって、第2の揺動レバー45は、織機の
主軸32の回転と同期して、地経糸テンションロール4
の位置を積極的に移動させることにより、開口運動に同
期した状態で、開口8の形成時に、地経糸2の張力を緩
める方向に、地経糸テンションロール4を変位させ、ま
た開口8の閉口時に、地経糸テンションロール4を地経
糸2の張り方向に移動させることにより、閉口状態を確
保する。
【0028】このようにして、張力付与手段48は、地
経糸2の押圧を積極的に加減し、地経糸2の張力を主軸
32の回転角度に応じた最適値に設定する。なお、図5
の張力付与手段48は、回転運動・往復運動の運動変換
機構によるいわゆる積極イージング機構であり、他の公
知の運動変換機構により構成することもできる。これに
対し、図2、3、4の引っ張りスプリング49による張
力付与手段48は、いわゆる消極イージング機構であ
る。
【0029】本発明は、テリーモーション装置16を前
提としているが、このテリーモーション装置16の構成
は、図示のものに限定されず、他の公知の機構、例えば
クランク機構とリンク機構とを組み合わせたものとして
構成できる。また、パイル経糸テンションロール11に
ついても、同様に前後方向に移動させる機構を付設する
こともできる。
【0030】
【発明の効果】本発明によると、第2の揺動レバーは、
テリーモーション装置により駆動される第1の揺動レバ
ーを揺動自在に支持するが、第2の揺動レバーやその揺
動運動の支点軸となる第2シャフト、および第1の揺動
レバーと第2の揺動レバーを連結する第1のシャフト
は、テリーモーション装置により駆動されない。さら
に、左右一対の第1の揺動レバーを連結一体化する必要
がないため、ロール軸やシャフト35を通しのシャフト
としなくてもよく、テリーモーション装置は重量物であ
る通しのシャフトを駆動する必要がない。したがって、
従来技術と比較して、テリーモーション装置の負荷が減
少し、負荷の増大によるテリーモーション装置の破損事
故が未然に防止できる。さらに、支持軸である第2のシ
ャフトを、通しのシャフトとし左右一対の第2の揺動レ
バーを連結一体化した場合には、第1のシャフトは通し
のシャフトとしなくてもよい。よって引っ張りスプリン
グの被揺動部材は、重量物となる通しのシャフトをなく
して、慣性力を小さくできる。張力付与手段が引っ張り
スプリングの場合、引っ張りスプリングは、地経糸テン
ションロールを地経糸の張力の変化に敏感に応動させ、
追従させることができる。また、第2の揺動レバーが前
後方向に移動しない状態となっているので、スプリング
の前後方向の変形がなくなり、変形動作による疲労が解
消され、スプリングの破損が少なくなる。また、張力付
与手段が積極イージング機構によって構成されている場
合でも、第2の揺動レバーが前後方向に移動しないた
め、主軸の回転と同期する運動が正確に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の布移動方式のパイル織機の地経糸送り出
しテンション装置の側面図である。
【図2】本発明の布移動方式のパイル織機の地経糸送り
出しテンション装置で布前進時の側面図である。
【図3】本発明の布移動方式のパイル織機の地経糸送り
出しテンション装置で布後退時の側面図である。
【図4】本発明の他の布移動方式のパイル織機の地経糸
送り出しテンション装置の側面図である。
【図5】本発明の他の布移動方式のパイル織機の地経糸
送り出しテンション装置の側面図である。
【符号の説明】
1 布移動方式のパイル織機の地経糸送り出しテンショ
ン装置 2 地経糸 3 地経糸送り出しビーム 4 地経糸テンションロール 5 綜絖 6 織布 7 織り前 8 開口 9 パイル経糸 10 パイル経糸送り出しビーム 11 パイル経糸テンションロール 12 緯糸 13 筬 14 布移動ロール 15 布巻きロール 16 テリーモーション装置 17 フレーム 18 ブラケット 19 ブラケット 20 テリーモーションレバー 21 レバー 22 リンク 23 シャフト 24 シャフト 25 シャフト 26 シャフト 27 引っ張りスプリング 28 カム 29 カム軸 30 カムローラ 31 ローラ軸 32 主軸 33 連動リンク 34 シャフト 35 シャフト 36 揺動レバー 37 ブラケット 38 シャフト 39 シャフト 40 ロール軸 41 レバー 42 引っ張りスプリング 43 第1の揺動レバー 44 第1シャフト 45 第2の揺動レバー 46 第2シャフト 47 ブラケット 48 張力付与手段 49 引っ張りスプリング 50 張力検知装置 51 送り出し装置 52 送り出しモータ 53 イージング軸 54 ホイール 55 偏心ピン 56 ピン 57 ロッド 58 減速機または変速機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テリーモーション装置により地経糸テン
    ションロールを前後に移動させる布移動方式のパイル織
    機において、 前記の地経糸テンションロールを回転自在に支持すると
    ともに、前記のテリーモーション装置に少なくとも左右
    の一方が連結されている左右一対の第1の揺動レバー
    と、左右のフレームにそれぞれ揺動自在に支持され、か
    つ前記第1の揺動レバーに回動可能に連結されている左
    右一対の第2の揺動レバーと、この第2の揺動レバーに
    回動する方向の付勢力を与え、前記地経糸テンションロ
    ールを介して、地経糸を押圧する張力付与手段とを有す
    ることを特徴とする布移動方式のパイル織機の地経糸送
    り出しテンション装置。
  2. 【請求項2】 前記左右一対の第2の揺動レバーは、連
    結一体化部材により連結一体化されていることを特徴と
    する請求項1記載の布移動方式のパイル織機の地経糸送
    り出しテンション装置。
  3. 【請求項3】 前記左右一対の第2の揺動レバーは、前
    記連結一体化部材である支点軸により左右のフレームに
    揺動自在に支持されることを特徴とする請求項2記載の
    布移動方式のパイル織機の地経糸送り出しテンション装
    置。
  4. 【請求項4】 前記張力付与手段をスプリングにより構
    成し、このスプリングの弾力により、前記第2の揺動レ
    バーに回動する付勢力を消極的に付与することを特徴と
    する請求項1、請求項2、または請求項3記載の布移動
    方式のパイル織機の地経糸送り出しテンション装置。
  5. 【請求項5】 前記張力付与手段を運動変換機構により
    構成し、この運動変換機構により、織機の主軸の回転と
    同期し、前記第2の揺動レバーに往復運動を積極的に付
    与することを特徴とする請求項1、請求項2、または請
    求項3記載の布移動方式のパイル織機の地経糸送り出し
    テンション装置。
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