JP2000080539A - 織機における織布引き取り装置 - Google Patents

織機における織布引き取り装置

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JP2000080539A
JP2000080539A JP10249745A JP24974598A JP2000080539A JP 2000080539 A JP2000080539 A JP 2000080539A JP 10249745 A JP10249745 A JP 10249745A JP 24974598 A JP24974598 A JP 24974598A JP 2000080539 A JP2000080539 A JP 2000080539A
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roller
spacer
take
roller shaft
woven fabric
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JP10249745A
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Mitsuhiro Iwasaki
充博 岩崎
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】織布の織幅方向のどの位置においても織布引き
取り作用の適正化を確保して皺発生を防止する。 【解決手段】ローラ軸18を挿通した第1のスペーサ2
6の径はプレスローラ13の内径と同一である。第2の
スペーサ27及び第3のスペーサ28の径はプレスロー
ラ13の内径よりも若干小さくしてある。第1のスペー
サ26はプレスローラ13の筒内の中央部に嵌入されて
おり、第2のスペーサ27及び第3のスペーサ28はプ
レスローラ13の筒内の両端部に配置されている。加圧
ばね24,25のばね力は、支持レバー14、自動調心
軸受け191,192、ローラ軸18及び各スペーサ2
6,27,28を介してプレスローラ13の内周壁に伝
えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織布を挟圧する第
1の引き取りローラを第2の引き取りローラ側へ付勢す
るように支持し、前記一対の引き取りローラの回転によ
って織布を引き取る織機における引き取り装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】織り上げられた織布はクロスローラに巻
き取るためにサーフェスローラ及びプレスローラからな
る一対の引き取りローラの間に通されている。プレスロ
ーラはサーフェスローラ側へ付勢されており、両引き取
りローラは織布を挾圧している。織布は両引き取りロー
ラの回転によってクロスローラ側へ引きとられる。両引
き取りローラの回転によって織布を引き取る場合には、
織布の織幅方向のいずれの位置においても適度な強さで
引き取ることが織布に皺を生じさせない上で重要であ
る。
【0003】特開平10−102354号公報の装置で
は、サーフェスローラ及びプレスローラの周面に滑り止
め用のゴムシートが巻付止着されており、織布はゴムシ
ート間に挟み込まれて案内される。滑り止め用のゴムシ
ートの採用は、織布の織幅方向の位置での織布引き取り
作用の適正化に寄与する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一対の引き取りローラ
の一方であるプレスローラは、一対の引き取りローラの
他方であるサーフェスローラ側にばね力によって付勢さ
れている。このばね力は、実開平5−27084号公報
に開示されるプレスローラの両端に設けられたローラ
軸、あるいは特開平10−102354号公報に開示さ
れるプレスローラに貫設されたローラ軸の両端部に掛け
られる。このようなばね荷重はプレスローラを撓ませ、
プレスローラの軸方向の中央部における挟圧力が軸方向
の両端部における挟圧力よりも低下する。このような挟
圧力の低下は、織布の織幅方向の中央部付近での織布引
き取り作用の低下をもたらし、織布の織幅方向の中央部
での織布引き取り作用の適正化が阻害される。
【0005】本発明は、織布の織幅方向のどの位置にお
いても織布引き取り作用の適正さを確保して皺発生を防
止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、織
布を挟圧する第1の引き取りローラを第2の引き取りロ
ーラ側へ付勢するように支持し、前記一対の引き取りロ
ーラの回転によって織布を引き取る織布引き取り装置を
対象とし、請求項1の発明では、円筒形状の第1の引き
取りローラと、前記第1の引き取りローラの内部に挿通
されたローラ軸と、前記第1の引き取りローラの長手方
向中央部で前記ローラ軸に支持された第1のスペーサ
と、前記第1の引き取りローラの一端部で前記ローラ軸
に支持された第2のスペーサと、前記第1の引き取りロ
ーラの他端部で前記ローラ軸に支持された第3のスペー
サとを備えた織布引き取り装置を構成し、少なくとも前
記第2のスペーサ及び第3のスペーサは前記第1の引き
取りローラの内周壁に対して半径方向に相対移動可能に
配置されており、前記ローラ軸の両端部に荷重を掛ける
ことにより、前記第1のスペーサ、第2のスペーサ及び
第3のスペーサを介して前記荷重を前記第1の引き取り
ローラの内周壁に伝達するようにした。
【0007】前記ローラ軸を撓ませる荷重を前記第2の
引き取りローラ側に向けて前記ローラ軸の両端部に掛け
た状態では、前記荷重が撓み状態にあるローラ軸及び各
スペーサを介して第1の引き取りローラの内周壁に伝達
される。ローラ軸を撓ませた状態での荷重の伝達は第1
の引き取りローラの撓み回避を可能にする。
【0008】請求項2の発明では、請求項1において、
前記第1の引き取りローラの内周壁に対して半径方向に
相対移動不能に前記第1のスペーサを嵌合した。前記ロ
ーラ軸を撓ませる荷重を前記第2の引き取りローラ側に
向けて前記ローラ軸の両端部に掛けた状態では、第2の
スペーサ及び第3のスペーサが前記ローラ軸の撓みに伴
って第1の引き取りローラの内周壁に当接する。
【0009】請求項3の発明では、請求項1及び請求項
2のいずれか1項において、自動調心軸受けを介して前
記ローラ軸を回転可能に支持した。自動調心軸受けは撓
み変形するローラ軸の回転を支持する支持手段として好
適である。
【0010】請求項4の発明では、請求項3において、
前記第1の引き取りローラの内径はその軸線方向のいず
れにおいても一定とし、前記第1のスペーサは前記内径
に一致する径の円柱とし、前記第2及び第3のスペーサ
は前記内径よりも小さい径の円柱とし、前記各スペーサ
の円柱軸線上に前記ローラ軸を挿通した。
【0011】第1のスペーサの径と、第2及び第3のス
ペーサの径の違いは、ローラ軸のみを撓ませる上で好適
な構成である。請求項5の発明では、請求項1及び請求
項2のいずれか1項において、前記ローラ軸を回転不能
に支持し、前記第1の引き取りローラの内径はその軸線
方向のいずれにおいても一定とし、前記第1のスペー
サ、第2のスペーサ及び第3のスペーサを前記ローラ軸
に対して回動可能に支持し、前記第1のスペーサは前記
内径に一致する最大径を持つクラウニング柱形状とし、
前記第2及び第3のスペーサは前記内径よりも小さい最
大径を持つクラウニング柱形状とし、前記各スペーサの
中心軸線上に前記ローラ軸を挿通した。
【0012】クラウニング柱形状は、回転しないローラ
軸に対して回転する各スペーサの周形状として適切であ
る。請求項6の発明では、請求項1乃至請求項5のいず
れか1項において、前記第1のスペーサ、第2のスペー
サ及び第3のスペーサは弾性体とした。
【0013】各スペーサの弾性は織布の織幅方向の位置
での織布引き取り作用の適正化に寄与する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。
【0015】図1に示すように、織布Wはエキスパンシ
ョンバー11、サーフェスローラ12、プレスローラ1
3を経由して図示しないクロスローラに巻き取られる。
サーフェスローラ12は図示しない織機駆動モータから
駆動力を得る。サーフェスローラ12の周面及びプレス
ローラ13の周面には滑り止め用のゴムシート121,
131が巻付止着されている。織布Wはゴムシート12
1,131間に挟み込まれて案内される。
【0016】図示しない織機の左右のサイドフレームに
は支持レバー14,15が支軸16,17を介して回動
可能に支持されている。支持レバー14,15間にはロ
ーラ軸18が回動可能に支持されている。図2に示すよ
うに、ローラ軸18は自動調心軸受け191,192を
介して支持レバー14,15に支持されている。ローラ
軸18には第1のスペーサ26、第2のスペーサ27及
び第3のスペーサ28が止着されている。第1のスペー
サ26、第2のスペーサ27及び第3のスペーサ28は
弾性のある合成樹脂(例えばナイロン)製の円柱形状で
あり、ローラ軸18は各スペーサ26,27,28の中
心軸線上に挿通されている。プレスローラ13は、内径
が中心軸線方向のいずれにおいても一定の円筒形状であ
り、第1のスペーサ26の径はプレスローラ13の内径
と同一である。第2のスペーサ27及び第3のスペーサ
28の径はプレスローラ13の内径よりも若干小さくし
てある。第1のスペーサ26はプレスローラ13の筒内
の中央部に嵌入されており、第2のスペーサ27及び第
3のスペーサ28はプレスローラ13の筒内の両端部に
配置されている。
【0017】支持レバー14,15の先端部には加圧ボ
ルト20,21が挿通支持されている。前記サイドフレ
ームにはスタッド22,23が止着されており、加圧ボ
ルト20,21の先端部がスタッド22,23に螺合さ
れている。加圧ボルト20,21の頭部と支持レバー1
4,15との間には加圧ばね24,25が介在されてい
る。加圧ばね24,25のばね力は、支持レバー14、
自動調心軸受け191,192、ローラ軸18及び各ス
ペーサ26,27,28を介してプレスローラ13の内
周壁に伝えられる。プレスローラ13は加圧ばね24,
25のばね力によってサーフェスローラ12の周面に向
けて付勢され、織布Wがサーフェスローラ12とプレス
ローラ13との間に挾圧される。この挟圧の強さはスタ
ッド22,23に対する加圧ボルト20,21の螺合位
置を調整することによって変更される。サーフェスロー
ラ12はプレスローラ13と協働して織布Wを前記クロ
スローラ側へ引き取る。
【0018】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)加圧ばね24,25のばね力がローラ軸18に
作用していない場合にはローラ軸18は図2に鎖線で示
すように直線状態にあり、第2のスペーサ27及び第3
のスペーサ28の周面がプレスローラ13の内周壁から
離れる。加圧ばね24,25のばね力がローラ軸18に
作用している場合には、加圧ばね24,25のばね力が
第1のスペーサ26とプレスローラ13の内周壁との接
合部を支点とする荷重モーメントとしてローラ軸18の
両端部に掛かる。従って、ローラ軸18が加圧ばね2
4,25のばね力によって図2に実線で示すように撓
む。ローラ軸18の撓みはスペーサ27,28とプレス
ローラ13の内周壁との係合をもたらす。従って、加圧
ばね24,25のばね荷重は、第1のスペーサ26、第
2のスペーサ27及び第3のスペーサ28を介して略均
等に分散してプレスローラ13の内周壁に伝えられる。
ローラ軸18を撓ませた状態でのばね荷重の伝達は、第
1の引き取りローラであるプレスローラ13の撓み回避
をもたらす。つまり、ローラ軸18のみが撓み、プレス
ローラ13が撓むことはない。その結果、プレスローラ
13の撓みに起因する織布Wの織幅方向の中央部付近で
の織布引き取り作用の低下が回避され、織布引き取り作
用の適正さが確保されて皺発生が防止される。 (1-2)プレスローラ13の内径と同一の径の第1のス
ペーサ26は、プレスローラ13の半径方向の相対移動
不能にプレスローラ13の筒内の中央部に嵌入されてい
る。プレスローラ13の内径より小径の第2のスペーサ
27及び第3のスペーサ28は、プレスローラ13の内
周壁に対して半径方向の相対移動可能にプレスローラ1
3の筒内に配置されている。第1のスペーサ26の径
と、第2及び第3のスペーサ27,28の径との違い
は、ローラ軸18のみを撓ませる上で好適な構成であ
る。 (1-3)自動調心軸受け191,192は、撓み変形す
るローラ軸18の回転を支持する支持手段として好適で
ある。 (1-4)各スペーサ26,27,28は弾性のある合成
樹脂製であり、各スペーサ26,27,28の弾性はロ
ーラ軸18の撓みによるローラ軸18の内周壁への荷重
伝達の均等化に寄与する。即ち、弾性体である各スペー
サ26,27,28はローラ軸18の撓み状態での荷重
伝達の緩衝手段となり、プレスローラ13が織布Wの織
幅方向の全体にわたって織布Wをサーフェスローラ12
上に略均等に押し付ける。従って、各スペーサ26,2
7,28の弾性は織布Wの織幅方向の位置での織布引き
取り作用の均等化に寄与する。
【0019】次に、図3の第2の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、ローラ軸18が軸ピン2
9,30を介して支持レバー14,15に支持されてい
る。弾性を有する合成樹脂製の第1のスペーサ31、第
2のスペーサ32及び第3のスペーサ33は、ローラ軸
18に滑り軸受け44,45,46を介して回動可能に
支持されている。47,48,49は、ローラ軸18に
対する各スペーサ31,32,33の配置位置を規定す
る位置決め部材である。第1のスペーサ31はローラ軸
18の内径に一致する最大径を持つクラウニング柱形状
である。第2のスペーサ32及び第3のスペーサ33
は、ローラ軸18の内径よりも小さい最大径を持つクラ
ウニング柱形状である。この実施の形態におけるクラウ
ニング形状は、ローラ軸18の中心軸線の回りに円弧を
回転して得た曲面形状のことである。ローラ軸18は前
記各スペーサ31,32,33の中心軸線上に挿通され
ている。
【0020】ローラ軸18は支持レバー14,15に対
して回転不能であるが、支持レバー14,15は軸ピン
29,30の回りに相対回動可能である。加圧ばね2
4,25のばね力は支持レバー14,15及び軸ピン2
9,30を介してローラ軸18に伝達される。ローラ軸
18はばね荷重によって撓み、ローラ軸18に伝達され
たばね力は、第1のスペーサ31、第2のスペーサ32
及び第3のスペーサ33を介してプレスローラ13の内
周壁に伝達される。
【0021】プレスローラ13はサーフェスローラ12
の回転に伴って回転し、各スペーサ31,32,33は
プレスローラ13の回転に追随してローラ軸18の回り
を回転する。各スペーサ31,32,33のクラウニン
グ形状は、回転することなく撓み変形するローラ軸18
に対する各スペーサ31,32,33の円滑な回転を保
障する。
【0022】この実施の形態においても、ローラ軸18
のみが撓み、プレスローラ13が撓むことはない。従っ
て、プレスローラ13の撓みに起因する織布Wの織幅方
向の中央部付近での織布引き取り作用の低下が回避さ
れ、織布引き取り作用の適正化が確保されて皺発生が防
止される。
【0023】次に、図4の第3の実施の形態を説明す
る。第2の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、一対の第1のスペーサ3
4,35がプレスローラ13の筒内の中央部に配置され
ており、長さの短い第2のスペーサ36及び第3のスペ
ーサ37がプレスローラ13の筒内の両端部に配置され
ている。各スペーサ34,35,36,37は滑り軸受
け50,51,52,53を介してローラ軸18に回転
可能に支持されている。54,55,56,57は各ス
ペーサ34,35,36,37の取り付け位置を規定す
る位置決め部材である。長さの短い第2のスペーサ36
及び第3のスペーサ37は、回転することなく撓み変形
するローラ軸18に対する各スペーサ36,37の円滑
な回転を保障する。
【0024】プレスローラ13の筒内の中央部での第1
のスペーサ34,35の複数配置は、プレスローラ13
の筒内の中央部におけるばね荷重伝達の分散をもたら
す。このようなばね荷重伝達の分散は特に薄手の織布の
引き取りに有効である。
【0025】次に、図5の第4の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、第2のスペーサ38及び
第3のスペーサ39の周面がテーパとなっている。テー
パ周面の傾きは僅かであり、ローラ軸18が撓んだ状態
では各スペーサ38,39の周面とプレスローラ13の
内周壁との係合部における平行度が高まる。このような
平行度の向上は、第2のスペーサ38及び第3のスペー
サ39を介したばね荷重の円滑な伝達、及びプレスロー
ラ13の回転に対するスペーサ38,39の円滑な追随
をもたらす。
【0026】次に、図6の第5の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、第2のスペーサ40及び
第3のスペーサ41が第1のスペーサ26と同形同大で
あり、プレスローラ13の両端部の内径は中央部側の内
径よりも僅かに大きくしてある。ローラ軸18が撓んだ
状態では第2のスペーサ40及び第3のスペーサ41が
内径の大きい内周壁に接合する。
【0027】この実施の形態においても、第1の実施の
形態の場合と同様の効果が得られる。又、第1のスペー
サ26、第2のスペーサ40及び第3のスペーサ41を
同形同大とした構成は、部品共通化によるコスト低減を
もたらす。
【0028】本発明では、第2の実施の形態と第5の実
施の形態とを組み合わせた図7の第6の実施の形態も可
能である。この実施の形態では、第1のスペーサ31、
第2のスペーサ42及び第3のスペーサ43が同形同大
である。この実施の形態では、第2の実施の形態及び第
5の実施の形態における効果が共に得られる。
【0029】本発明では、以下のような実施の形態も可
能である。 (1)第3の実施の形態において、各スペーサの形状と
してクラウニング柱形状を用いること。 (2)第3の実施の形態において、第1のスペーサ3
4,35の間隔を変更調整できるようにすること。この
ようにすれば織布の厚みの違いに応じたばね荷重の伝達
経路の変更が可能となる。 (3)第1のスペーサの弾性率を第2,3のスペーサの
弾性率よりも大きくし、各スペーサの径を同一とするこ
と。 (4)第1の実施の形態において、第1のスペーサ26
の径をプレスローラ13の内径よりも小さくすること。 (5)第1,2,3の各スペーサを非弾性体製とするこ
と。 (6)第1のスペーサを3つ以上の分割片で分散構成す
ること。 (7)第2のスペーサ及び第3のスペーサを2つ以上の
分割片で分散構成すること。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、ローラ
軸を撓ませる荷重を第2の引き取りローラ側に向けてロ
ーラ軸の両端部に掛けた状態では、第1の引き取りロー
ラを撓ませることなくローラ軸のみを撓ませると共に、
第1のスペーサ、第2のスペーサ及び第3のスペーサを
介して前記荷重を第1の引き取りローラの内周壁に伝達
するようにしたので、織布の織幅方向のどの位置におい
ても織布引き取り作用の適正さを確保して皺発生を防止
し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す要部斜視図。
【図2】一部破断要部正面図。
【図3】第2の実施の形態を示す一部破断要部正面図。
【図4】第3の実施の形態を示す要部正断面図。
【図5】第4の実施の形態を示す要部正断面図。
【図6】第5の実施の形態を示す一部破断要部正面図。
【図7】第6の実施の形態を示す一部破断要部正面図。
【符号の説明】
12…第2の引き取りローラとなるサーフェスローラ、
13…第1の引き取りローラとなるプレスローラ、18
…ローラ軸、191,192…自動調心軸受け、24,
25…ローラ軸を撓ませる荷重を掛ける手段となる加圧
ばね、26,31,34,35…第1のスペーサ、2
7,32,36,38,40,42…第2のスペーサ、
28,33,37,39,41,43…第3のスペー
サ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織布を挟圧する第1の引き取りローラを第
    2の引き取りローラ側へ付勢するように支持し、前記一
    対の引き取りローラの回転によって織布を引き取る織布
    引き取り装置において、 円筒形状の第1の引き取りローラと、 前記第1の引き取りローラの内部に挿通されたローラ軸
    と、 前記第1の引き取りローラの長手方向中央部で前記ロー
    ラ軸に支持された第1のスペーサと、 前記第1の引き取りローラの一端部で前記ローラ軸に支
    持された第2のスペーサと、 前記第1の引き取りローラの他端部で前記ローラ軸に支
    持された第3のスペーサとを備え、 少なくとも前記第2のスペーサ及び第3のスペーサは前
    記第1の引き取りローラの内周壁に対して半径方向に相
    対移動可能に配置されており、前記ローラ軸の両端部に
    荷重を掛けることにより、前記第1のスペーサ、第2の
    スペーサ及び第3のスペーサを介して前記荷重を前記第
    1の引き取りローラの内周壁に伝達するようにした織機
    における織布引き取り装置。
  2. 【請求項2】前記第1のスペーサは、前記第1の引き取
    りローラの内周壁に対して半径方向に相対移動不能に嵌
    合されている請求項1に記載の織機における織布引き取
    り装置。
  3. 【請求項3】前記ローラ軸は自動調心軸受けを介して回
    転可能に支持されている請求項1及び請求項2のいずれ
    か1項に記載の織機における織布引き取り装置。
  4. 【請求項4】前記第1の引き取りローラの内径はその軸
    線方向のいずれにおいても一定であり、前記第1のスペ
    ーサは前記内径に一致する径の円柱であり、前記第2の
    スペーサ及び第3のスペーサは前記内径よりも小さい径
    の円柱であり、前記ローラ軸は前記各スペーサの中心軸
    線上に挿通されている請求項3に記載の織機における織
    布引き取り装置。
  5. 【請求項5】前記ローラ軸は回転不能に支持されてお
    り、前記第1の引き取りローラの内径はその軸線方向の
    いずれにおいても一定であり、前記第1のスペーサ、第
    2のスペーサ及び第3のスペーサは前記ローラ軸に対し
    て回動可能に支持されており、前記第1のスペーサは前
    記内径に一致する最大径を持つクラウニング柱形状であ
    り、前記第2及び第3のスペーサは前記内径よりも小さ
    い最大径を持つクラウニング柱形状であり、前記ローラ
    軸は前記各スペーサの中心軸線上に挿通されている請求
    項1及び請求項2のいずれか1項に記載の織機における
    織布引き取り装置。
  6. 【請求項6】前記第1のスペーサ、第2のスペーサ及び
    第3のスペーサは弾性体である請求項1乃至請求項5の
    いずれか1項に記載の織機における織布引き取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103046209A (zh) * 2012-12-28 2013-04-17 苏州焕乾纺织有限公司 一种织布机的绒棍
CN103541129A (zh) * 2013-09-26 2014-01-29 吴江伊莱纺织科技有限公司 织布机用导布装置
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