JP4954197B2 - パターンを被転写体に転写する手段 - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、主として、パターン転写の分野に関し、この分野では、パターニングされた面を有するテンプレートを、感光性被膜が配置された被転写面に接触配置する。次に、被膜のうちの選択された部分を、放射線で露光して、その部分の特性に影響を及ぼし、それによって、その後の現像プロセスで被膜内にパターンを形成することが可能である。具体的には、本発明は、このようなプロセスで使用されるテンプレートおよび装置、ならびに、パターンを転写するプロセス方法、およびそのプロセスに適するテンプレートの製造方法に関する。
背景
例えば、ハードドライブや電子回路を製造する分野では、ナノ構造物を製造するための様々な技術が提案されている。近年多くの注目を集めている、具体的な技術の1つが、ナノ構造物、すなわち、100nm以下のオーダーの構造物を製造するための、いわゆるナノインプリントリソグラフィである。このようなリソグラフィの主要ステップでは、ナノ構造物のパターンをスタンプから被転写体に転写する。被転写体は、基板と、それに貼り付けられる、例えば、重合体材料のフィルム(レジストと呼ばれることが多い)とを備える。このフィルムを適切な温度まで加熱した後、スタンプをフィルムに押し付ける。その後、所望の深さの凹部が層状に形成されたら、スタンプを被転写体から取り外す。その後、例えば、エッチングにより基板を露出させて、凹部内に残っているフィルムをすべて除去する。その後のプロセスステップで、フィルム内のパターンを、基板または基板に貼り付けられた他の何らかの材料に複写する。
関連するリソグラフィ技術として、フォトリソグラフィがある。フォトリソグラフィプロセスは、典型的には、基板にフォトレジスト材料を塗布して、基板の表面にレジスト層を形成するステップを伴う。その後、好ましくはマスクを使用することにより、レジスト層の選択された部分を放射線で露光する。その後の現像ステップで、レジストの部分を除去して、レジスト内に、マスクに対応するパターンを形成する。レジスト部分を除去すると、基板表面が露出し、基板表面は、例えば、エッチング、ドーピング、またはメタライゼーションによって処理されることが可能である。精細な複製を行うには、フォトリソグラフィは、回折による制約があり、これは、使用される放射線の波長に依存する。50nm未満のスケールで構造物を製造する場合は、このような短波長が必要になるため、光学系の材料要件が重要になる。
別の形式のリソグラフィとして、放射線支援インプリント(radiation-assisted imprint)があり、これは、米国特許第6334960号明細書において、Willsonらによって、ステップアンドフラッシュインプリントリソグラフィとして提示されている。この技術は、前で少し述べたインプリント技術と同様に、基板に転写されるべきパターンを定義する構造化された面を有するテンプレートまたはスタンプを必要とする。基板は、重合可能な流体の層で覆われ、この層にテンプレートが押し付けられて、パターン構造内の凹部がこの流体で満たされる。テンプレートは、重合可能流体、典型的には、UV光を重合させることに使用可能な放射線の波長域に対して透過的である材料で作られる。テンプレートを通してこの流体に放射線を当て、場合によってポストベーキングを行うことにより、流体は硬化し、固体化する。その後、テンプレートを取り外すと、テンプレートのパターンが、重合された流体から作られた固体重合体材料層に複製される。その後のプロセスにより、固体重合体材料層内の構造が基板に転写される。
放射線支援インプリントに関連する問題として、テンプレートまたは基板のいずれかが、重合体層の硬化に使用可能な波長の放射線に対して透過的でなければならない。このため、選択できる材料は限られる。プロセスの目的が、例えば、電気回路の構造を与えることであれば、基板は、シリコン、または他の何らかの形態の半導体材料から作られることが多いが、これらの材料は、典型的には、UV放射線に対して非透過的である。すなわち、テンプレートは、石英やSiOなどの透過性材料で形成される必要がある。しかしながら、このようなテンプレートは、製造コストが高く、さらに摩耗に非常に弱い。
発明の概要
本発明の目的は、先行技術の前述の問題を全面的または部分的に克服する、パターンを被転写体に転写する方法、このようなプロセスに使用されるテンプレート、上記方法を実施するための装置、およびこのようなテンプレートを製造する方法を提供することである。具体的には、特定のテンプレート材料または基板材料に制限されずに、感光性被膜を有する被転写体にテンプレートのパターンを転写する解決法を提供することが目的である。
第1の態様によれば、本目的は、請求項1に記載の発明によって実現される。
以下では、本発明とその利点について、現時点での本発明の好ましい実施形態を例示的に示す添付概略図面を参照しながら詳細に説明する。
好ましい実施形態の詳細な説明
本発明の詳細な実施形態を説明する前に、本発明の原理について説明する。ナノインプリント技術の主な利点は、制御されたプロセスで超微細パターンを形成できることである。ナノインプリントリソグラフィを用いて基板上に、例えば、集積回路を印刷する場合は、基板の導電性部分または絶縁性部分を定義する中間プロセスを含め、連続するステップで、様々なスタンプを使用して、様々なパターンを基板に転写する。感光性レジスト層を用い、放射線露光を行うことにより、リソグラフィを一定温度で行うことができるという、さらなる利点が得られる。これは、テンプレートおよび基板の間の熱膨張の問題が最小化されるか、なくなり、それによって、複製精度が向上し、特に大きな面積のリソグラフィの場合の複製精度が向上することを意味する。
本発明は、感光性被膜層が設けられた被転写体に放射線支援リソグラフィを用いることを、より広い範囲のテンプレート材料および基板材料に適用できるようにすることによって、新たなレベルまで高めるものである。具体的には、本発明は、放射線に対して非透過的である金属テンプレートベースを製造して使用することを可能にする。本発明によれば、この有利な効果は、表面に層または層のセットの形で導波路が設けられた、ベース構造を備えるテンプレートを与えることによって得られる。テンプレートが、被転写体の感光性被膜に接触配置される導波路を有するように構成された場合は、放射線が導波路に入り、そこから放射線がエバネッセント波として近視野域に漏れる。
古典的な光学顕微鏡では、空間分解能は、光波長λの約半分に対する回折によって制限される(アッベの分解能)。この制限が生じるのは、イメージングされる被転写体と相互作用する電磁波が常に以下の2つの成分に回折(屈折分解)されるためである。
1)低空間周波数(<2/λ)を有する伝搬波
2)高空間周波数(>2/λ)を有するエバネッセント波
古典光学は、遠視野域に関し、遠視野域では、イメージングされる被転写体のサブ波長構造を抽出することができない。しかしながら、近視野域、典型的には、λ未満の距離で作業をすることにより、アッベの分解能を越えることが可能である。これらの現象は、よく知られており、ナノメートル分解能を与える走査型近視野光学顕微鏡(SNOM)で用いられている。しかしながら、この技術の重要な特徴は、エバネッセント波が急速に抑えられるために、監視対象被転写体との近距離を維持することである。場の強度Iは、I〜s−4に従って強く低下する。
フォトン走査型トンネル顕微鏡(Photon Scanning Tunnelling Microscopy、PSTM)と呼ばれる、SNOMの特定分野では、全反射(TIR)が起こされる被転写体の上方のエバネッセント場をプローブするために、鋭利な光ファイバチップが使用される。すべてのフォトンが位置確率分布を有するため、被転写体表面の各反射点には、特定の確率で、被転写体の表面の外側にフォトンが位置する。このようなフォトンは、エバネッセント場を形成し、これが光ファイバチップによって捉えられる。このファイバは、何らかの形のフォトン検出器に接続され、例えばステップモータにより、表面を走査することが可能である。近視野顕微鏡の詳細については、「Scanning probe microscopy and spectroscopy,methods and applications」(Roland Wiesendanger、1994年、ISBN 0 521 41810 0)を参照されたい。
本発明は、被転写体の感光性被膜層を露光するために、表面からの近視野トンネリング(near-field tunnelling)という物理的過程を利用する。このプロセスの背後にある目的は、感光性被膜の材料が架橋および固体化するか、現像および除去の対象になるように、放射線によって感光性被膜の材料に影響を及ぼすことである。
図1〜3は、本発明の第1の実施形態を示す。テンプレート10が、図面の下方を向いている第1の面を有するキャリヤベース11を備え、第1の面には、凸部12および凹部13含む、パターニングされた構造物が形成されている。キャリヤベース11は、任意の好適な材料から作られることが可能であるが、ニッケルやアルミニウムのような金属材料、またはシリコンのような半導体材料から作られることが好ましい。キャリヤベースは、材料が単一でなくてもよく、例えば、シリコン層とシリコン酸化物層、あるいは、金属層と金属酸化物層のように、層構造を備えてもよい。特に、ニッケルは、当該技術分野においてよく知られているように、テンプレートの製造に非常に好適な金属である。
キャリヤベース11の第1の面の上に、導波路14が配置される。導波路14は、少なくとも、後述のように使用可能な、特定の波長域に対して透過的である材料から作られる。この導波路は、少なくとも、200〜400nmの範囲の紫外(UV)光に対して透過的であることが好ましい。導波路14に使用可能な材料として、例えば、SiO、Si、ダイヤモンド、サファイア、およびITOがある。導波路14は、いくつかある周知かつ好適な方法、例えば、熱蒸発法、化学気相堆積法(CVD)、エピタキシ、スパッタリングなどのいずれかでテンプレート表面に設けられることが可能である。
図1〜3による実施形態の場合、テンプレート10のパターニングされた第1の面の構造物の実際の寸法は、凸部12および凹部13の寸法によって、ならびに導波路14の厚さによって、決定される。導波路は、せいぜい10nm、好ましくは5nm以下の厚さでテンプレート10のパターニングされた第1の面に配置されることが好ましい。このような薄い導波路であれば、導波路14によって追加される厚さを考慮することを必要とせずに、100nm以上のサイズの構造物を、電気めっきなどによって、キャリヤベースに作ることが可能である。しかしながら、キャリヤベースの表面構造の寸法は、もちろん、その後に設けられる導波路を基準にして、凸部12、凹部13、および導波路14の追加寸法が所望のサイズおよび形状になるように、構成されることが可能である。
図1〜3の実施形態では、テンプレート10に、さらに、非透過性シールド15が設けられる。非透過性シールド15は、凹部13と、凸部12の垂直壁部分とにおいて導波路14を覆い、導波路14の最も外側の部分はシールドされない。非透過性シールド15は、1つまたはいくつかの原子層であってもよく、典型的には、例えば、アルミニウムまたは金の金属層から形成される。代替実施形態(図示せず)では、導波路14は、凸部12の上記最も外側の部分だけを覆う網状構造であってもよい。このような実施形態であれば、非透過性シールド15は省略可能である。網状構造の実施形態の場合、導波路14は、光が導波路のどの部分から別のどの部分にでも伝搬できるように、連続的であることが好ましい。導波路14と同様に、非透過性シールドも、既述の方法を含め、いくつかの周知の方法で設けられることが可能である。
テンプレート10は、被転写体20と対向して配置され、被転写体20は、第2の面23を有する基板21を備え、第2の面23の上に感光性被膜層22が配置される。基板21は、例えば、シリコン、GaAs、Ge、InP、または他の任意のタイプの半導体材料、または、例えば、重合体または金属で作られることが可能である。感光性被膜22は、選択された波長の放射線、典型的には、200〜400nmの範囲のUV放射線で露光されると特性が変化するように適応された、好適なレジスト材料から作られる。
図2に示されたプロセスステップでは、テンプレート10が、そのパターニングされた第1の面を被膜22に接触配置させるように配置され、それによって、被膜22が、構造化された第1の面の形状に、好ましくは、凹部13が完全に満たされることにより、適応する。これは、典型的には、図面に太い矢印で示されている一般的な方法に従って、テンプレート10と被転写体20とを互いに押し付け合うことによって実施される。テンプレート10は、凸部12の最も外側の部分が第2の面23から一定の距離に位置する、図示された位置に配置される。この状態では、放射線は、図面に波矢印で示されているように、導波路14に入る。導波路14に入った光は、全反射(TIR)によって導波路14の始めから終わりまで伝搬する。しかしながら、凸部12の未シールド部分では、エバネッセント波が漏れ出て、選択された下層部分24で、下層被膜22を露光する。下層被膜22は、被膜22に使用されているレジスト材料のタイプに応じた影響を受ける。図1〜3は、ネガ型レジスト材料の使用を示しており、ネガ型レジスト材料は、そのように、UV光で露光されて硬化および固体化するように考案(devised)されている。層22向けに入手および使用が可能な、重合可能または硬化可能な流体の例として、ZEN Photonics社(104−11 Moonj i−Dong,Yusong−Gu,Daejeon 305−308,South Korea)のNIP−K17およびNIP−K22がある。NEP−K17は、アクリレートの主成分を有し、25℃での粘性率が約9.63cpsである。MP−K22も、アクリレートの主成分を有し、25℃での粘性率が約5.85cpsである。いずれの物質も、12mW/cmを超える紫外線で2分間露光されると硬化するようになっている。層22向けに入手および使用が可能な、重合可能流体の例として、Micro Resist Technology GmbH社(Koepenicker Strasse 325,Haus 211,D−12555 Berlin,Germany)のOrmocoreがある。この物質は、1〜3%の光重合開始剤を含む、非飽和の無機−有機ハイブリッド重合体の組成を有する。粘性率は、25℃で3〜8mPasであり、この流体は、波長が365nmの、500mJ/cmの放射線で露光されて硬化することが可能である。
図1〜3のプロセスおよびテンプレートは、典型的には、ナノインプリントに使用されるため、凸部12および凹部13の幅は、100nm未満であってもよく、10nm未満であってもよい。これらの範囲では、凸部12の非シールド部分は、導波路14に対するシールド15のアパーチャを定義する。このアパーチャは、導波路14から入る光の波長より小さい。このため、遠視野伝搬波(far-field propagating wave)の導波路14からの漏れは回折によって阻止されるが、エバネッセント波は凸部12から漏れる可能性がある。
温度や、特に、被膜層22に使用されたレジスト材料などの現在のプロセスパラメータに応じて選択された時間だけ放射線で露光された後、テンプレート10は、基板20から取り外される。被膜層22の露出部分24を固体化するために、テンプレート10から分離する前、または分離した後に、高温でポストベーキングを行う場合がある。テンプレート10を取り外した後、湿式現像プロセスなどの現像プロセスを用いて、エバネッセント波で露光されていない被膜層22を除去して、基板表面23を露出させることが可能である。被膜層22に使用される材料に適した、任意の在来の湿式現像プロセスを用いることが可能である。現像後、図3に示されるように、基板21の表面には、放射線で露光された部分24だけが残る。
前述のプロセスの目的に応じて、凸部12の最も外側の部分と基板表面23との間の距離は、異なってもよい。目的が、被膜14の材料で形成された凸部24を基板21に設けることであって、凸部24を製品の一部として残す場合、その距離を、典型的には、それらの凸部の高さをどれだけにすべきかに応じて、設定する。このような実施形態は、被転写体20が、エピタキシャル成長用にプリパターニングされた面として使用される。しかしながら、前述のように、エバネッセント波の強度は、距離とともに急速に減衰することに注意されたい。入力放射線強度を高めることによってエバネッセント波の強度を高めることが可能であっても、20ナノメートルより高い構造物を製造するのは困難であろう。しかしながら、凸部24を残す目的が、基板表面23のエッチングまたはめっきのためのマスクとして使用することだけであれば、凸部12の最も外側の部分と基板表面23との間の実際の距離は、おそらくは1〜10nmより長くなくてもよい。ただし、基板21のその後のプロセスについては、その態様が本発明の範囲外であることから、これ以上説明しない。
図4〜6は、本発明の第2の実施形態を示し、ここでは、テンプレート40がベースキャリヤ41を備える。ベースキャリヤ41は、平坦面42を有し、この上に導波路42が配置される。導波路43の上に、非透過性シールド44がさらに配置される。図4は、テンプレート40の3つの構成要素41、43、44を、別々の物体として示している。しかしながら、導波路43は、代替として、例えば、ベースキャリヤ41上で成長することによって、ベースキャリヤ41と一体であってもよく、同様に、シールド44も、導波路43上で成長することによって、導波路43と一体であってもよい。キャリヤベース41、導波路43、およびシールド44の材料および寸法は、図1〜3に関して説明されたとおりであってもよい。非透過性シールド44にはさらに、アパーチャ45が設けられ、アパーチャ45の幅は、5nmから数百nmの範囲であってもよく、あるいはさらに小さくてもよい。したがって、テンプレート41のパターンは、アパーチャの分布およびサイズのみによって定義され、したがって、基本的に二次元である。テンプレート40に対向する被転写体20は、図1〜3に関して説明されたものと同様に構成されてもよい。
図5は、感光性被膜22が非透過性シールド44に接触配置されるように、テンプレート40と被転写体20とを互いに押し合わせる様子を示している。光、好ましくはUV放射線は、導波路43に入り、導波路43内を伝搬して、アパーチャ45から感光性被膜22にエバネッセント波を漏らす。したがって、感光性被膜22のうちの、アパーチャ45の下にある部分だけが、図示されるように、放射線で露光され、その影響を受ける。
図6は、図3と同様に、テンプレートを取り外し、感光性被膜22の非露光部分を現像して除去した後の、固体化した感光性被膜材料の残存部分24を有する、被転写体20を示している。図3の実施形態の場合は、感光性被膜22に使用されるレジスト材料に応じて、場合により、ポストベーキングおよび湿式現像を用いることが可能である。
この第2の実施形態は、テンプレートがあまり複雑でない分、第1の実施形態よりシンプルである。さらに、感光性被膜22に押し付けられる構造物がないため、図5のステップでテンプレート40と被転写体20とを一体にしておくための圧力が、場合によっては、より小さくてもよい。
図7〜9は、ナノチューブのような、小さなサイズのチューブやコンジットの製造に使用可能な、本発明の第3の実施形態を示す。テンプレート70は、図1のテンプレート10とよく似ているが、非透過性シールドを有しない。したがって、類似する機能には、同じ参照符号を用いている。バリヤベース11のテンプレート表面の凸部12および凹部13の上に、導波路14が配置される。被転写体20も、図1と同じであってもよい。
図8では、テンプレート70が、基板21の表面23に配置された感光性被膜22に押し付けられる。放射線、好ましくは、UV光が導波路14に入れられ、導波路14内を伝搬する。しかしながら、導波路14の上にシールドがないため、図8に示されるように、エバネッセント波が、導波路の全面にわたって漏れ出て、隣接する、感光性被膜22の材料に影響を与える。
図9は、図3および6の場合と同様に、テンプレート70から分離し、場合によりポストベーキングを行い、現像して感光性被膜22の非露光部分を除去した後の被転写体20を示している。テンプレート表面内のチャネルのような形状であることが好ましい、凸部12および凹部13の形状により、感光性被膜22の固体化した残存部分74は、凹部13によって定義されたコンジットを内部に封入して、基板の表面23にチューブ75を形成する。これを可能にするには、感光性被膜22の全体が硬化してしまわないように、テンプレートと基板表面との間の放射線強度距離(radiation intensity distance)と、凸部12および凹部13の寸法とを慎重に一致させることが重要であることはもちろんである。さらに、非露光材料を除去して中空のコンジットまたはチューブ75を形成するためには、基板表面23に近い非露光部分に現像液が行き渡ることが必要である。キャリヤベースおよび導波路の材料および寸法は、図1〜3に関して説明されたとおりであってもよい。
図10〜12は、図1〜3とよく似た別の実施形態を示し、したがって、ここでも、類似する機能には、同じ参照符号を用いている。キャリヤベース41、導波路43、およびシールド44の材料および寸法も、図1〜3に関して説明されたとおりであってもよい。主な違いは、感光性被膜層22に、例えば、Shipley 1800などのポジ型レジスト材料を使用していることである。したがって、図11の放射線プロセスは、感光性被膜22の露光部分を、後の現像プロセスで可溶であるようにするよう働く。図12は、図3と同様の、現像後の被転写体を示しているが、この場合、残存しているのは、凹部に対応する部分124であり、被膜の露光部分は、湿式現像プロセスで除去されることが好ましい。さらに、図10〜12に示されたプロセスは、テンプレートより高いアスペクト比を有するパターニングされた面23を形成する。
図13は、本発明による、導波路14に放射線を入れる方法の一実施形態を示し、この実施形態は、光源130およびレンズ装置131を利用し、光源130からの光を導波路14の周辺部分にフォーカスさせるようなっており、導波路14の横向き仕上げ面部分が放射線入力を構成する。光源130は、典型的には、少なくとも、400nm未満の紫外領域で発光するようになっている。好ましい実施形態では、200〜1000nmの範囲の発光スペクトルを有する空冷式キセノンランプが、放射線源130として用いられる。好ましいキセノン型放射線源130は、1〜10W/cmの放射線を提供し、毎秒1〜5パルスのパルスレートで、1〜5マイクロ秒のパルス閃光を発するようになっている。代替として、UVダイオードの集合を、光源として使用することが可能である。
図14は、光源130から導波路14までが光ファイバ接続141によって光で結合される、別の実施形態を示す。このような、光を導波路に結合する手段は、UVダイオードのアレイのような、ダイオード形式の光源の場合に好ましい。光ファイバは、導波路、好ましくは、導波路14の側面部分に接続され、この、光ファイバの接続点が、導波路への放射線入力を構成する。
図15は、光源150を円形テンプレート10の周囲に環状に配置し、放射線を半径方向に導波路14に入れるように考案する方法を概略的に示す。光源150は、1つのキセノンランプ、または複数のUVダイオードを含むことが可能である。光源150も、図13のレンズ装置、あるいは、図14の1つまたは複数の光ファイバのような、光を導波路14の周辺部分に結合する手段を含むことが好ましい。
図16は、本発明の実施形態による装置1600の概略図である。この装置は、本発明の実施形態による導波路(図示せず)を有するようになっているテンプレート1601から、感光性被膜を有するようになっている被転写体1602に、パターンを転写することを意図したものであり、プレス機1610と、プレス機1610と連係して動作する受面1620とを備える。プレス機1610は、油圧式プレス機のような、先行技術型のプレス機であり得、プレス機1610の、固定配置された本体1612を基準として明確に定義された方向を往復運動することが可能なピストン部品1611を有する。ピストン部品1611は、本体1612から遠い側の仕上げ面に、テンプレート1601を受ける面1613を有する。受面1620は、基部1621および保持器1622を備え、保持器1622は、基部1621から遠い側の仕上げ面に、被転写体1602を受ける面1623を有する。被転写体1602を固定するロック手段(図示せず)が、面1623に配置される。このロック手段は、任意の種類のロック手段であり得るが、自動生産の場合は、この、被転写体の固定に準大気圧を使用することが好ましい。テンプレート1601を面1613に保持する場合にも、同様のロック機構を用いることが好ましい。プレス機1610の本体1612、および受面1620の基部1621は、シャーシ1624によって支持されている。
本発明によれば、光源1626が、好ましくは、環状キセノンランプ、またはUV発光ダイオードの環状アレイの形で、テンプレート1601の周辺部分に近接するようになっている。光源1626はさらに、ランプから導波路の周辺部分に向かう光をフォーカスさせるレンズ装置、あるいは、UV発光ダイオードから導波路の周辺部分までを光で接続する光ファイバのような、光結合手段を備える。装置1600は、図1〜12と併せて説明された実施形態のいずれかに従って操作されるようになっており、その操作は、テンプレート1601および被転写体1602を互いに接触させて配置し、好ましくは、それらを押し付け合わせ、光源1626を駆動して放射線をテンプレート1601の導波路に入力し、エバネッセント波が導波路から、被転写体1602上の感光性被膜のうちの、テンプレート1601の表面パターンに対応する選択された部分に漏れることによって、その部分の特性が影響を受けるようにすることによってなされる。
本発明の第1の実施形態による、導波路および非透過性シールドを有する、構造物があるテンプレート面のパターンを、感光性ネガ型レジスト被膜を有する被転写体に転写するリソグラフィプロセスを、概略的に示す図である。 本発明の第1の実施形態による、導波路および非透過性シールドを有する、構造物があるテンプレート面のパターンを、感光性ネガ型レジスト被膜を有する被転写体に転写するリソグラフィプロセスを、概略的に示す図である。 本発明の第1の実施形態による、導波路および非透過性シールドを有する、構造物があるテンプレート面のパターンを、感光性ネガ型レジスト被膜を有する被転写体に転写するリソグラフィプロセスを、概略的に示す図である。 本発明の第2の実施形態による、導波路および非透過性シールドを有する、構造物がないテンプレート面のパターンを、感光性ネガ型レジスト被膜を有する被転写体に転写するリソグラフィプロセスを、概略的に示す図である。 本発明の第2の実施形態による、導波路および非透過性シールドを有する、構造物がないテンプレート面のパターンを、感光性ネガ型レジスト被膜を有する被転写体に転写するリソグラフィプロセスを、概略的に示す図である。 本発明の第2の実施形態による、導波路および非透過性シールドを有する、構造物がないテンプレート面のパターンを、感光性ネガ型レジスト被膜を有する被転写体に転写するリソグラフィプロセスを、概略的に示す図である。 本発明の第3の実施形態による、被転写体内に空洞を形成するために、導波路を有する、構造物があるテンプレート面のパターンを、感光性ネガ型レジスト被膜を有する被転写体に転写するリソグラフィプロセスを、概略的に示す図である。 本発明の第3の実施形態による、被転写体内に空洞を形成するために、導波路を有する、構造物があるテンプレート面のパターンを、感光性ネガ型レジスト被膜を有する被転写体に転写するリソグラフィプロセスを、概略的に示す図である。 本発明の第3の実施形態による、被転写体内に空洞を形成するために、導波路を有する、構造物があるテンプレート面のパターンを、感光性ネガ型レジスト被膜を有する被転写体に転写するリソグラフィプロセスを、概略的に示す図である。 図1〜3の実施形態とよく似ているが、被転写体が感光性ポジ型レジスト被膜を有する、リソグラフィプロセスを概略的に示す図である。 図1〜3の実施形態とよく似ているが、被転写体が感光性ポジ型レジスト被膜を有する、リソグラフィプロセスを概略的に示す図である。 図1〜3の実施形態とよく似ているが、被転写体が感光性ポジ型レジスト被膜を有する、リソグラフィプロセスを概略的に示す図である。 本発明の実施形態による、光源およびレンズ装置を使用する、テンプレートへの横向きの光入力を概略的に示す図である。 光源および光ファイバ装置を使用する、テンプレートへの横向きの光入力の代替実施形態を概略的に示す図である。 本発明の実施形態による、テンプレートおよびパターニングされる被転写体を有するリソグラフィのセットアップを概略的に示す図であり、テンプレート上に設けられた導波路に光を入力するために、導波路の周辺部分の周囲に光源が配置されている。 本発明の実施形態による装置の概略図である。

Claims (26)

  1. 凸部および凹部を有する構造物を含み、前記構造物の上に、導波路が層として配置された第1の面を有し、前記第1の面のパターンを、感光性被膜で覆われた第2の面を有する被転写体に、前記パターニングされた第1の面を前記被膜に接触させること及び前記被膜が前記凹部を埋めるように前記凸部を前記被膜に押し付けることによって、転写することに使用可能であるテンプレートにおいて、
    前記テンプレートは、キャリヤベースをさらに備え前記導波路は、前記第1の面において前記キャリヤベース上に配置されており、前記導波路が、光を中に導き、前記被膜のうちの前記パターンに対応する部分にエバネッセント波を漏らすようになっていることを特徴とする、テンプレート。
  2. 前記第1の面の、前記導波路のうちの選択された部分の上に、非透過性シールドが配置されることを特徴とする、請求項1に記載のテンプレート。
  3. 前記凹部の、前記導波路の上に非透過性シールドが配置されることを特徴とする、請求項に記載のテンプレート。
  4. 前記非透過性シールドが前記第1の面の前記パターンを形成することを特徴とする、請求項に記載のテンプレート。
  5. 前記感光性被膜がネガ型レジスト材料から作られることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のテンプレート。
  6. 前記感光性被膜がポジ型レジスト材料から作られることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のテンプレート。
  7. 前記キャリヤベースが金属材料から作られることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のテンプレート。
  8. 前記キャリヤベースがニッケルから作られることを特徴とする、請求項に記載のテンプレート。
  9. 前記導波路が、SiO、Si、ダイヤモンド、サファイア、またはITOから選択される材料から作られることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のテンプレート。
  10. 前記導波路の厚さが5nm以下であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のテンプレート。
  11. パターニングされた第1の面を有するテンプレートから、感光性被膜で覆われた第2の面を有する被転写体に、パターンを転写する装置であって、前記パターニングされた第1の面を前記被膜に接触配置する接触手段と、前記被膜を放射線で露光するための光源とを備える装置において、
    前記テンプレートが、キャリヤベースと、前記第1の面において前記キャリヤベース上に配置された導波路とを備え、
    前記第1の面は、凸部および凹部を有する構造物を備え、前記構造物の上に、前記導波路が層として配置され、
    前記装置は、前記被膜が前記凹部を埋めるように前記凸部を前記被膜に押し付けるためのプレス機をさらに備え、
    前記光源が、前記導波路に導入するために結合され、前記導波路が、前記被膜をエバネッセント波で露光するために、光を中に導き、前記被膜のうちの前記パターンに対応する部分にエバネッセント波を漏らすようになっていることを特徴とする、装置。
  12. 前記光源が、前記テンプレートの周辺部分において光を前記導波路に導入するようになっていることを特徴とする、請求項11に記載の装置。
  13. 前記光源が環状であることを特徴とする、請求項12に記載の装置。
  14. 前記光源がUV放射線を発するようになっていることを特徴とする、請求項11に記載の装置。
  15. 前記光源がUVダイオードのアレイを備えることを特徴とする、請求項11に記載の装置。
  16. レンズ装置が、前記光源からの放射線を前記導波路の放射線入力に結合するようになっていることを特徴とする、請求項11に記載の装置。
  17. 光ファイバ装置が、前記光源からの放射線を前記導波路の放射線入力に結合するようになっていることを特徴とする、請求項11に記載の装置。
  18. 前記テンプレートが、請求項1〜10のいずれか一項に従って創案されていることを特徴とする、請求項1117のいずれか一項に記載の装置。
  19. パターニングされた第1の面を有するテンプレートから、感光性被膜で覆われた第2の面を有する被転写体に、パターンを転写する方法であって、
    前記第1の面は、凸部および凹部を有する構造物を備え、前記構造物の上に、前記導波路が層として配置されており、
    前記パターニングされた第1の面を前記被膜に接触配置するステップと、
    前記被膜が前記凹部を埋めるように前記凸部を前記被膜に押し付けるステップと、
    前記第1の面に配置された前記導波路に光を導入するステップと、
    前記導波路からのエバネッセント波で前記被膜を露光して、前記被膜の、選択された部分の特性に影響を与えるステップと、
    を備える方法。
  20. 前記テンプレートを前記被転写体から分離するステップと、
    前記特性に依存する現像プロセスにおいて前記被膜から材料を除去して、前記被膜の前記選択された部分に対応する三次元構造物を作成するステップと、
    を備える、請求項19に記載の方法。
  21. 前記感光性被膜がネガ型レジスト材料から作られ、
    前記選択された部分を、前記エバネッセント波で露光することによって硬化させるステップと、
    現像プロセスにおいて非硬化部分を除去するステップと、
    を備える、請求項19または20に記載の方法。
  22. 前記感光性被膜がポジ型レジスト材料から作られ、
    前記選択された部分を、現像プロセスにおいて前記エバネッセント波で露光することによって可溶にするステップと、
    現像プロセスにおいて前記可溶部分を除去するステップと、
    を備える、請求項19または20に記載の方法。
  23. 前記現像プロセスにおいて前記第2の面の選択された範囲を露光するステップを備える、請求項2022のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記第1の面の前記導波路の上に非透過性シールドが配置され、
    前記導波路から、前記非透過性シールド内のアパーチャを通って、前記被膜の前記選択された部分まで、前記エバネッセント波を導くステップを備える、請求項1923のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記テンプレートの周辺部分において前記導波路に光を導入するステップを備える、請求項1924のいずれか一項に記載の方法。
  26. UV放射線が前記導波路に導入される、請求項1925のいずれか一項に記載の方法。
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