JP4953716B2 - 半導体集積回路およびその関連技術 - Google Patents

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Description

本発明は半導体集積回路にかかわり、特に微細化において顕著となる複数のMOSFET間にランダムに発生するプロセスばらつきによる影響を抑制するための技術に関する。
近年、半導体集積回路装置の製造に対する微細プロセスの進化に伴い、MOSFETのチャネル長が0.1μmオーダー以下のプロセスで製造されるようになってきた。このようなプロセスの微細化に伴い、温度および製造(プロセスばらつき)に起因するばらつきが顕著となり、以下のような報告がなされている。
ばらつきを抑制する技術として、P型およびN型のMOSFETのソース−ドレイン間電流を基板電圧によって一定に制御する方法がある(例えば特許文献1参照)。この方法によれば、MOSFETのドレイン電流(特に、サブシュレッショルド領域または飽和領域の任意のゲート電圧値におけるドレイン電流)が、温度依存性やプロセスばらつき依存性がないように制御でき、動作安定性の向上を図ることができる。
特開2004−165649号公報
しかし、特許文献1の技術では、微細化に伴い複数のMOSFET間でランダムに発生するプロセスばらつき(ランダムばらつき)が顕著となり、その影響を抑制することが困難になる。
例えば、動作周波数を決定するパスにおいて、ランダムばらつきにより遅延時間が増大し、セットアップエラーが発生する。また、フリップフロップのホールド制約が厳しいパスにおいて、ランダムばらつきにより遅延時間が減少し、ホールドエラーが発生する。このような場合、特許文献1の方法では両方のエラーを同時に回避することが不可能である。
本発明は、このような事情に鑑みて創作したものであり、ランダムばらつきが発生した場合においても動作安定性の向上を実現することを目的としている。
本発明は、上記の課題を解決するために次のような手段を講じる。
[1]本発明による半導体集積回路は、1つ以上のフリップフロップ回路と、前記フリップフロップ回路に接続された1つ以上の組み合わせ回路と、前記フリップフロップ回路にクロックを供給する1つ以上のクロックバッファと、前記フリップフロップ回路と前記組み合わせ回路の遅延時間を互いに独立に制御可能な制御回路とを備えているものである。
この構成によれば、MOSFETのランダムばらつきのために遅延時間が局所的に短くなったり長くなったりした場合においても、フリップフロップ回路と組み合わせ回路の遅延時間を独立に制御することにより、そのランダムばらつきに対する影響を抑制することが可能となる。よって、半導体集積回路の動作安定性の向上が図られる。
[2]上記の構成において、前記フリップフロップ回路と前記組み合わせ回路は、動作周波数に対して十分に低い周波数にて動作されたときに期待値の違反が発生した場合に、前記フリップフロップ回路の遅延時間が長くなるよう制御するという態様がある。これにより、要望の動作周波数に対して十分に低い周波数におけるエラーすなわちホールドエラーが発生した場合において、フリップフロップ回路の遅延時間を調整することにより、ホールドエラーを回避することが可能となる。
[3]上記の構成において、前記フリップフロップ回路と前記組み合わせ回路は、動作周波数にて動作されたときに期待値の違反が発生した場合に、前記組み合わせ回路の遅延時間が短くなるよう制御するという態様がある。これにより、要望の動作周波数におけるエラーすなわちセットアップエラーが発生した場合において、組み合わせ回路の遅延時間を調整することにより、セットアップエラーを回避することが可能となる。
[4]上記の構成における前記制御回路は、基板電圧制御によって遅延時間を制御するという態様がある。これにより、エラーが発生している回路の遅延時間を適正な値に制御することが可能となる。
[5]上記の構成における前記制御回路は、電源電圧制御によって遅延時間を制御するという態様がある。これにより、エラーが発生している回路の遅延時間を適正な値に制御することが可能となる。
[6]上記の構成において、第1のロウおよび第2のロウおよび第3のロウを含む複数のロウに対して、前記第1のロウには前記フリップフロップ回路を有し、前記第2のロウには前記組み合わせ回路を有し、前記第3のロウには前記クロックバッファを有するという態様がある。これにより、電源配線および基板配線を最適に配線することにより、抵抗値の低下および配線リソースの最小化が可能となる。
[7]上記の構成において、さらに、温度変化を検知し、温度変化量に応じて前記制御回路を調整する温度検出回路を備えているという態様がある。これにより、動作中において、温度変動に応じて最適な遅延時間に制御することが可能となる。
[8]上記の構成において、さらに、電圧変化を検知し、電圧変化量に応じて前記制御回路を調整する電圧検出回路を備えているという態様がある。これにより、動作中において、電圧変化に応じて最適な遅延時間に制御することが可能となる。
[9]上記の構成において、さらに、電流量の変化を検知し、電流量が一定になるように前記制御回路を調整するモニタ回路を備えているという態様がある。この構成によれば、動作中において、電流量をモニタすることにより、最適な遅延時間に制御することが可能となる。
[10]上記の構成において、さらに、遅延時間の変化を検知し、遅延時間が一定になるように前記制御回路を調整するレプリカ回路を備えているという態様がある。この構成によれば、動作中において、レプリカ回路での遅延時間の変化に応じて最適な遅延時間に制御することが可能となる。
[11]上記の構成において、さらに、前記フリップフロップ回路が停止動作となる場合において、前記フリップフロップ回路に対し負の基板電圧を印加するよう前記制御回路を制御する停止信号発生回路を備えているという態様がある。これにより、フリップフロップ回路の値を保持したまま、低消費電力化が可能となる。
[12]上記の構成において、さらに、前記組み合わせ回路および前記クロックバッファが停止動作となる場合において、前記組み合わせ回路および前記クロックバッファの電源電圧に対し接地電位を印加するよう制御する停止信号発生回路を備えているという態様がある。これにより、動作停止状態において低消費電力化が可能となる。
以上のように本発明によれば、フリップフロップ回路と組み合わせ回路の遅延時間を独立に制御することにより、MOSFETのランダムばらつきのために遅延時間が局所的に短くなったり長くなったりした場合においても、そのランダムばらつきに対する影響を抑制することが可能となる。よって、半導体集積回路の動作安定性の向上を実現することができる。
具体的には、フリップフロップ回路の遅延時間を調整することにより、ホールドエラーを回避することが可能となる。また、組み合わせ回路の遅延時間を調整することにより、セットアップエラーを回避することが可能となる。
以下、本発明にかかわる半導体集積回路の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、半導体集積回路は、回路ブロック1とフリップフロップ制御回路2と組み合わせ回路制御回路3とクロックバッファ制御回路4と期待値比較回路6とを具備している。回路ブロック1は、データ入力端子Dinとデータ出力端子Douta,Doutbとクロック入力端子CKとクロックを分配するクロックバッファCBa,CBb,CBcと値を保持する順序回路であるフリップフロップ回路FFa,FFb,FFcとANDやORなどの論理ゲートである組み合わせ回路5とを具備している。フリップフロップ制御回路2は、フリップフロップ回路FFa,FFb,FFcの電源電圧および基板電圧を制御する。組み合わせ回路制御回路3は、組み合わせ回路5の電源電圧および基板電圧を制御する。クロックバッファ制御回路4は、クロックバッファCBa,CBb,CBcの電源電圧および基板電圧を制御する。なお、データ入力端子、データ出力端子の個数は任意である。
フリップフロップ回路FFa,FFb,FFcは、クロックの立ち上がりエッジにて制御される回路であり、クロックの立ち上がりエッジより一定時間後に出力信号が変化するときの遅延時間をCKQ遅延時間と定義する。さらに、正常動作を実現するためには、クロックの立ち上がりタイミングの前および後において一定時間値を確定しておく必要がある。このクロックの立ち上がりタイミングの前に確定しておくべき時間の最短時間をセットアップ制約値とし、クロックの立ち上がりタイミングの後に確定しておくべき時間の最短時間をホールド制約値と定義する。
このフリップフロップ回路FFa,FFb,FFcは、負の基板電圧(バックバイアス)を印加した場合に比べ、正の基板電圧(フォワードバイアス)を印加した場合には、基板電圧が正方向に大きくなればなるほど、CKQ遅延時間は短くなり、セットアップ制約値、ホールド制約値も小さくなる。
なお、クロックの立ち上がりエッジにて制御されるフリップフロップ回路に代えて、クロックの立ち下がりエッジにて制御されるフリップフロップを用いることもできる。
また、組み合わせ回路5は、負の基板電圧(バックバイアス)を印加した場合に比べ、正の基板電圧(フォワードバイアス)を印加した場合には、基板電圧が正方向に大きくなればなるほど、入力が変化した後、出力が変化するまでの遅延時間は短くなる。フリップフロップ制御回路2、組み合わせ回路制御回路3、クロックバッファ制御回路4は、内部に不揮発メモリ等をもち、そのメモリに格納された情報を基に基板電圧を決定し、供給する回路である。なお、このメモリは内部ではなく、回路ブロック外部に配置される構成でもよい。
期待値比較回路6は、データ入力端子Dinにデータを出力し、データ出力端子Douta,Doutbよりデータ入力して、その回路の動作が正常であるかを判定する回路である。なお、期待値比較回路6は半導体集積回路内に配置されているが、外部に配置される構成でもよい。
次に、フリップフロップ制御回路2および組み合わせ回路制御回路3の制御電圧を決定する方法について説明する。この制御電圧の決定は、製造工程が完了した後の半導体集積回路に対して出荷検査を行う際に実行することが望ましい。
(a)電源電圧の最適化
図2は、図1の構成の半導体集積回路においてフリップフロップ制御回路2および組み合わせ回路制御回路3にて供給する電源電圧を決定するフローチャートである。
(1)ホールドエラー回避のためのフリップフロップ制御回路2の電源電圧の最適化
まずステップS11において、フリップフロップ制御回路2、組み合わせ回路制御回路3およびクロックバッファ制御回路4より出力する電源電圧を使用プロセス固有の標準値に設定し、基板電圧をゼロの基板電圧すなわち電源電圧と同一の電圧を出力するよう制御する。
次いでステップS12において、この状態においてホールドエラーを検出するために、回路ブロック1の要望される動作周波数に対して低い周波数にて動作を行い、期待値比較回路6にて期待値比較を行う。動作が期待値どおりでなければ、ステップS13に進んで、フリップフロップ制御回路2の電源電圧を負方向に一定値だけ変化させ、動作が期待値どおりであれば、ステップS14に進んで、フリップフロップ制御回路2の電源電圧を正方向に一定値だけ変化させる。このように再設定した電源電圧において再度、期待値比較を行う。
次いでステップS15において、電圧の変動幅が規定値以下になるかを判断する。電圧の変動幅が規定値以下になっていなければ、次いでステップS16において、電源電圧の変動幅を先ほどの変動幅の半分の値に変更する。
このように期待値比較フローを電圧の変動幅が規定値以下になるまで繰り返し実行する。
以上の手法により、フリップフロップ制御回路2の電源電圧をホールドエラーが発生しない最適な電源電圧に決定する。
(2)セットアップエラー回避のための組み合わせ回路制御回路3の電源電圧の最適化
次いでステップS17において、フリップフロップ制御回路2、組み合わせ回路制御回路3およびクロックバッファ制御回路4より出力する電源電圧および基板電圧を先ほど決定した値において制御する。この状態においてセットアップエラーを検出するために、回路ブロック1に要望される動作周波数に対して同一の周波数にて動作を行う。
次いでステップS18において、期待値比較回路6にて期待値比較を行う。動作が期待値どおりでなければ、ステップS19に進んで、組み合わせ回路制御回路3の電源電圧を正方向に一定値だけ変化させ、動作が期待値どおりであれば、ステップS20に進んで、組み合わせ回路制御回路3の電源電圧を負方向に一定値だけ変化させる。このように再設定した電源電圧において再度、期待値比較を行う。
次いでステップS21において、電圧の変動幅が規定値以下になるかを判断する。電圧の変動幅が規定値以下になっていなければ、次いでステップS22において、電源電圧の変動幅を先ほどの変動幅の半分の値に変更する。
このように期待値比較フローを電圧の変動幅が規定値以下になるまで繰り返し実行する。
以上の手法により、組み合わせ回路制御回路3の電源電圧を要望される動作周波数においてセットアップエラーが発生しない最適な電源電圧に決定する。
(3)次いでステップS23において、フリップフロップ制御回路2、組み合わせ回路制御回路3およびクロックバッファ制御回路4より出力する電源電圧および基板電圧を先ほど決定した値において制御する。この状態において、回路ブロック1の要望される動作周波数に対して低い周波数にて動作を行う。
次いでステップS24において、期待値比較回路6にて期待値比較を行い、動作が期待値どおりであることを確認する。期待値どおりでなければ、(1),(2)のフローを繰り返す。
このように決定した値をフリップフロップ制御回路2、組み合わせ回路制御回路3およびクロックバッファ制御回路4内の不揮発性メモリ等に格納しておき、実動作において所望の電源電圧を印加する。
なお、決定した値を格納しておく不揮発性メモリ等は、各制御回路外にある場合においても同様の効果を得ることができる。さらに、半導体集積回路に要望される動作周波数が複数ある場合、(2)の手順を繰り返し、各々決定した値を不揮発性メモリ等に格納しておき、それぞれの動作周波数に応じて電源電圧および基板電圧を供給する。
なお、フリップフロップ回路FFa,FFb,FFcと組み合わせ回路5間が異なる電圧振幅の信号にて接続されるため、この異なる電圧振幅間にはレベルシフタを接続しておくことが望ましい。
なお、電源電圧の決定フローは1つの例であり、その他のフローにて電源電圧を決定しても同様な効果を得ることができる。
(b)基板電圧の最適化
図3は、図1の構成の半導体集積回路においてフリップフロップ制御回路2および組み合わせ回路制御回路3にて供給する基板電圧を決定するフローチャートである。
(1)ホールドエラー回避のためのフリップフロップ制御回路2の基板電圧の最適化
まずステップS31において、フリップフロップ制御回路2、組み合わせ回路制御回路3およびクロックバッファ制御回路4より出力する電源電圧を使用プロセス固有の標準値に設定し、基板電圧をゼロの基板電圧すなわち電源電圧と同一の電圧を出力するよう制御する。
次いでステップS32において、この状態においてホールドエラーを検出するために、回路ブロック1の要望される動作周波数に対して低い周波数にて動作を行い、期待値比較回路6にて期待値比較を行う。動作が期待値どおりでなければ、ステップS33に進んで、フリップフロップ制御回路2の基板電圧を負方向に一定値だけ変化させ、動作が期待値どおりであれば、ステップS34に進んで、フリップフロップ制御回路2の基板電圧を正方向に一定値だけ変化させる。このように再設定した基板電圧において再度、期待値比較を行う。
次いでステップS35において、電圧の変動幅が規定値以下になるかを判断する。電圧の変動幅が規定値以下になっていなければ、次いでステップS36において、基板電圧の変動幅を先ほどの変動幅の半分の値に変更する。
このように期待値比較フローを電圧の変動幅が規定値以下になるまで繰り返し実行する。
以上の手法により、フリップフロップ制御回路2の基板電圧をホールドエラーが発生しない最適な基板電圧に決定する。
(2)セットアップエラー回避のための組み合わせ回路制御回路3の基板電圧の最適化
次いでステップS37において、フリップフロップ制御回路2、組み合わせ回路制御回路3およびクロックバッファ制御回路4より出力する電源電圧および基板電圧を先ほど決定した値において制御する。この状態においてセットアップエラーを検出するために、回路ブロック1に要望される動作周波数に対して同一の周波数にて動作を行う。
次いでステップS38において、期待値比較回路6にて期待値比較を行う。動作が期待値どおりでなければ、ステップS39に進んで、組み合わせ回路制御回路3の基板電圧を正方向に一定値だけ変化させ、動作が期待値どおりであれば、ステップS40に進んで、組み合わせ回路制御回路3の基板電圧を負方向に一定値だけ変化させる。このように再設定した基板電圧において再度、期待値比較を行う。
次いでステップS41において、電圧の変動幅が規定値以下になるかを判断する。電圧の変動幅が規定値以下になっていなければ、次いでステップS42において、基板電圧の変動幅を先ほどの変動幅の半分の値に変更する。
このように期待値比較フローを電圧の変動幅が規定値以下になるまで繰り返し実行する。
以上の手法により、組み合わせ回路制御回路3の基板電圧を要望される動作周波数においてセットアップエラーが発生しない最適な基板電圧に決定する。
(3)次いでステップS43において、フリップフロップ制御回路2、組み合わせ回路制御回路3およびクロックバッファ制御回路4より出力する電源電圧および基板電圧を先ほど決定した値において制御する。この状態において、回路ブロック1の要望される動作周波数に対して低い周波数にて動作を行う。
次いでステップS44において、期待値比較回路6にて期待値比較を行い、動作が期待値どおりであることを確認する。期待値どおりでなければ、(1),(2)のフローを繰り返す。
このように決定した値をフリップフロップ制御回路2、組み合わせ回路制御回路3およびクロックバッファ制御回路4内の不揮発性メモリ等に格納しておき、実動作において所望の基板電圧を印加する。
なお、決定した値を格納しておく不揮発性メモリ等は、各制御回路外にある場合においても同様の効果を得ることができる。さらに、半導体集積回路に要望される動作周波数が複数ある場合、(2)の手順を繰り返し、各々決定した値を不揮発性メモリ等に格納しておき、それぞれの動作周波数に応じて基板電圧および基板電圧を供給する。
なお、基板電圧の決定フローは1つの例であり、その他のフローにて基板電圧を決定しても同様な効果を得ることができる。
(c)電源電圧および基板電圧の最適化
図4は、図1の構成の半導体集積回路においてフリップフロップ制御回路2および組み合わせ回路制御回路3にて供給する電源電圧および基板電圧を決定するフローチャートである。
(1)ホールドエラー回避のためのフリップフロップ制御回路2の電源電圧および基板電圧の最適化
まずステップS51において、フリップフロップ制御回路2、組み合わせ回路制御回路3およびクロックバッファ制御回路4より出力する電源電圧を使用プロセス固有の標準値に設定し、基板電圧をゼロの基板電圧すなわち電源電圧と同一の電圧を出力するよう制御する。
次いでステップS52において、この状態においてホールドエラーを検出するために、回路ブロック1の要望される動作周波数に対して低い周波数にて動作を行い、期待値比較回路6にて期待値比較を行う。動作が期待値どおりでなければ、ステップS53に進んで、フリップフロップ制御回路2の電源電圧および基板電圧を負方向に一定値だけ変化させ、動作が期待値どおりであれば、ステップS54に進んで、フリップフロップ制御回路2の電源電圧および基板電圧を正方向に一定値だけ変化させる。このように再設定した電源電圧および基板電圧において再度、期待値比較を行う。
次いでステップS55において、電圧の変動幅が規定値以下になるかを判断する。電圧の変動幅が規定値以下になっていなければ、次いでステップS56において、電源電圧および基板電圧の変動幅を先ほどの変動幅の半分の値に変更する。
このように期待値比較フローを電圧の変動幅が規定値以下になるまで繰り返し実行する。
以上の手法により、フリップフロップ制御回路2の電源電圧および基板電圧をホールドエラーが発生しない最適な電源電圧および基板電圧に決定する。
なお、電源電圧と基板電圧との関係に関しては、動作電流およびリーク電流との合計が最小となる関係は一義的決定されるため、この関係を満足するよう電源電圧および基板電圧を制御することが望ましい。
(2)セットアップエラー回避のための組み合わせ回路制御回路3の電源電圧および基板電圧の最適化
次いでステップS57において、フリップフロップ制御回路2、組み合わせ回路制御回路3およびクロックバッファ制御回路4より出力する電源電圧および基板電圧を先ほど決定した値において制御する。この状態においてセットアップエラーを検出するために、回路ブロック1に要望される動作周波数に対して同一の周波数にて動作を行う。
次いでステップS58において、期待値比較回路6にて期待値比較を行う。動作が期待値どおりでなければ、ステップS59に進んで、組み合わせ回路制御回路3の電源電圧および基板電圧を正方向に一定値だけ変化させ、動作が期待値どおりであれば、ステップS60に進んで、組み合わせ回路制御回路3の電源電圧および基板電圧を負方向に一定値だけ変化させる。このように再設定した電源電圧および基板電圧において再度、期待値比較を行う。
次いでステップS61において、電圧の変動幅が規定値以下になるかを判断する。電圧の変動幅が規定値以下になっていなければ、次いでステップS62において、電源電圧および基板電圧の変動幅を先ほどの変動幅の半分の値に変更する。
このように期待値比較フローを電圧の変動幅が規定値以下になるまで繰り返し実行する。
以上の手法により、組み合わせ回路制御回路3の電源電圧および基板電圧を要望される動作周波数においてセットアップエラーが発生しない最適な電源電圧および基板電圧に決定する。
(3)フリップフロップ制御回路2、組み合わせ回路制御回路3およびクロックバッファ制御回路4より出力する電源電圧および基板電圧を先ほど決定した値において制御する。この状態において、回路ブロック1の要望される動作周波数に対して低い周波数にて動作を行い、期待値比較回路6にて期待値比較を行い、動作が期待値どおりであることを確認する。期待値どおりでなければ、(1),(2)のフローを繰り返す。
このように決定した値をフリップフロップ制御回路2、組み合わせ回路制御回路3およびクロックバッファ制御回路4内の不揮発性メモリ等に格納しておき、実動作において所望の電源電圧および基板電圧を印加する。なお、決定した値を格納しておく不揮発性メモリ等は、各制御回路外にある場合においても同様の効果を得ることができる。さらに、半導体集積回路に要望される動作周波数が複数ある場合、(2)の手順を繰り返し、各々決定した値を不揮発性メモリ等に格納しておき、それぞれの動作周波数に応じて電源電圧および基板電圧を供給する。
なお、フリップフロップ回路FFa,FFb,FFcと組み合わせ回路5間が異なる電圧振幅の信号にて接続されるため、この異なる電圧振幅間にはレベルシフタを接続しておくことが望ましい。
さらに、電源電圧および基板電圧の決定フローは1つの例であり、その他のフローにて電源電圧および基板電圧を決定しても同様な効果を得ることができる。
図5は、図1の構成の回路ブロック1のレイアウト構成図である。回路ブロック1は、第1のロウ1a、第2のロウ1bおよび第3のロウ1cを含む複数のロウを備えている。この複数のロウにおいて、第1のロウ1aにはフリップフロップ回路が配置され、第2のロウ1bには組み合わせ回路が配置され、第3のロウ1cにはクロックバッファが配置されている。このように各々のロウに関して同一の電源電圧および基板電圧をもつ回路素子を配置することにより、電源および基板を最適な配線にて接続することが可能となり、抵抗値が低下し、配線リソースも最小化することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、半導体集積回路が実際に動作している場合において、温度変化や電圧変化やプロセスの劣化等によりフリップフロップ回路FFa,FFb,FFcや組み合わせ回路5の遅延時間が変動した場合について説明する。
図6に示すように、半導体集積回路は、回路ブロック1とフリップフロップ制御回路2と組み合わせ回路制御回路3とクロックバッファ制御回路4と温度検出回路7とを具備している。温度検出回路7は温度を検出し、その検出信号を基にフリップフロップ制御回路2および組み合わせ回路制御回路3を制御する。
半導体集積回路の動作時において、温度が変化した場合、トランジスタの閾値電圧や配線による遅延時間が変化する。この温度変化により半導体集積回路が誤動作しないよう、あらかじめ温度変化と電源電圧および基板電圧との関係式を作成しておき、温度の変化量に応じて、フリップフロップ制御回路2と組み合わせ回路制御回路3の電源電圧または基板電圧または電源電圧および基板電圧を制御する。
例えば、半導体集積回路は、温度が増加すると遅延が増大するプロセスにて作製されている場合、温度が上昇すれば、セットアップエラーが発生する可能性がある。そのため、その温度の変化量に応じて、フリップフロップ制御回路2と組み合わせ回路制御回路3の電源電圧を上昇させ、あるいは基板電圧を正方向に印加するよう変化させ、あるいは電源電圧の上昇および基板電圧を正方向に印加するよう変化させるという方法により、遅延時間を減少させ、セットアップエラーを回避する。
一方、温度が低下すれば、ホールドエラーが発生する可能性がある。そのため、その温度の変化量に応じて、フリップフロップ制御回路2と組み合わせ回路制御回路3の電源電圧を低下させ、あるいは基板電圧を負方向に印加するよう変化させ、あるいは電源電圧の低下および基板電圧を負方向に印加するよう変化させるという方法により、遅延時間を増加させ、ホールドエラーを回避する。
なお、温度検出回路7は半導体集積回路の外部にある場合でも同様の効果が得ることが可能である。
(実施の形態3)
図7に示すように、半導体集積回路は、回路ブロック1とフリップフロップ制御回路2と組み合わせ回路制御回路3とクロックバッファ制御回路4と電圧検出回路8とを具備している。電圧検出回路8は電圧を検出し、その検出信号を基にフリップフロップ制御回路2および組み合わせ回路制御回路3を制御する。
半導体集積回路の動作時において、電圧が変化した場合、トランジスタの閾値電圧や配線による遅延時間が変化する。この電圧変化により半導体集積回路が誤動作しないよう、あらかじめ電圧変化と電源電圧および基板電圧との関係を示すテーブルを作成しておき、電圧の変化量に応じて、フリップフロップ制御回路2と組み合わせ回路制御回路3の電源電圧または基板電圧または電源電圧および基板電圧を制御する。
例えば、電圧が降下すれば、セットアップエラーが発生する可能性がある。そのため、その電圧の変化量に応じて、フリップフロップ制御回路2と組み合わせ回路制御回路3の基板電圧を正方向に印加するよう変化させるという方法により、遅延時間を減少させ、セットアップエラーを回避する。
一方、電圧が上昇すれば、ホールドエラーが発生する可能性がある。そのため、その電圧の変化量に応じて、フリップフロップ制御回路2と組み合わせ回路制御回路3の基板電圧を負方向に印加するよう変化させるという方法により、遅延時間を増加させ、ホールドエラーを回避する。
なお、電圧検出回路8は半導体集積回路の外部にある場合でも同様の効果が得ることが可能である。
(実施の形態4)
図8に示すように、半導体集積回路は、回路ブロック1とフリップフロップ制御回路2と組み合わせ回路制御回路3とクロックバッファ制御回路4とモニタ回路9a,9bとを具備している。モニタ回路9a,9bは、単体トランジスタにて構成されており、モニタ回路9aの電源電圧および基板電圧はフリップフロップ制御回路2より供給され、モニタ回路9bの電源電圧および基板電圧は組み合わせ回路制御回路3より供給される。
電圧変動、温度変動が発生した場合、モニタ回路9a,9bの単体トランジスタの値が変化するため、この飽和電流を一定にすることにより電圧変動、温度変動による遅延を抑制することができる。
例えば、モニタ回路9aの飽和電流の減少を検出した場合、フリップフロップ制御回路2の電源電圧を上昇させ、あるいは基板電圧を正方向に印加するよう変化させ、あるいは電源電圧の上昇および基板電圧を正方向に印加するよう変化させるという方法により、遅延時間を減少させ、セットアップエラーを回避する。
また、モニタ回路9aの飽和電流の増加を検出した場合、フリップフロップ制御回路2の電源電圧を低下させ、あるいは基板電圧を負方向に印加するよう変化させ、あるいは電源電圧の低下および基板電圧を負方向に印加するよう変化させるという方法により、遅延時間を増加させ、ホールドエラーを回避する。
モニタ回路9bと組み合わせ回路制御回路3に関しても同様に制御することが可能である。
(実施の形態5)
図9に示すように、半導体集積回路は、回路ブロック1とフリップフロップ制御回路2と組み合わせ回路制御回路3とクロックバッファ制御回路4とレプリカ回路10a,10bとを具備している。レプリカ回路10aは、ホールド制約値が最も厳しいパスを1つ以上配置し、レプリカ回路10bは、セットアップ制約値が最も厳しいパスを1つ以上配置しており、レプリカ回路10aの電源電圧および基板電圧はフリップフロップ制御回路2より供給され、レプリカ回路10bの電源電圧および基板電圧は組み合わせ回路制御回路3より供給される。
電圧変動、温度変動が発生した場合、レプリカ回路10a,10bの遅延時間が変化するため、この遅延時間を一定にすることにより電圧変動、温度変動の影響を抑制することができる。
例えば、レプリカ回路10aの遅延時間の増加を検出した場合、フリップフロップ制御回路2の電源電圧を上昇させ、あるいは基板電圧を正方向に印加するよう変化させ、あるいは電源電圧の上昇および基板電圧を正方向に印加するよう変化させるという方法により、遅延時間を減少させ、セットアップエラーを回避する。
また、レプリカ回路10aの遅延時間の減少を検出した場合、フリップフロップ制御回路2の電源電圧を低下させ、あるいは基板電圧を負方向に印加するよう変化させ、あるいは電源電圧の低下および基板電圧を負方向に印加するよう変化させるという方法により、遅延時間を増加させ、ホールドエラーを回避する。
レプリカ回路10bと組み合わせ回路制御回路3に関しても同様に制御することが可能である。
(実施の形態6)
図10に示すように、半導体集積回路は、回路ブロック1とフリップフロップ制御回路2と組み合わせ回路制御回路3とクロックバッファ制御回路4と停止信号発生回路11とを具備している。停止信号発生回路11は、回路ブロック1の動作を停止させる制御信号を発生する回路である。この制御信号がアクティブになった場合、回路ブロック1内のクロックは停止し、フリップフロップ回路の値は保持した状態となる。この状態において、トランジスタの漏れ電流による消費電流を低減するため、フリップフロップ制御回路2の電源電圧のみ動作状態と同一の電位を保ち、組み合わせ回路制御回路3およびクロックバッファ制御回路4の電源電圧を接地電位に制御する。さらにフリップフロップ制御回路2の基板電圧を負方向に印加することによりフリップフロップ回路の漏れ電流を低減する。これにより、動作停止状態において低消費電力化を実現することが可能となる。
なお、停止信号発生回路11は半導体集積回路の外部にある場合でも同様の効果が得ることが可能である。
(実施の形態7)
図11(a)は、本発明の半導体集積回路を備えた通信装置の概観を示す。携帯電話20は、ベースバンドLSI21およびアプリケーションLSI22を備えている。ベースバンドLSI21およびアプリケーションLSI22は、本発明の技術内容を有する半導体集積回路である。この半導体集積回路は従来よりも少ない消費電力で動作可能であるため、ベースバンドLSI21およびアプリケーションLSI22ならびにこれらを備えた携帯電話20についても低消費電力動作が可能となる。さらに、携帯電話20が備えている半導体集積回路であってベースバンドLSI21およびアプリケーションLSI22以外のものについても、当該半導体集積回路が備える論理回路を同様の構成にすることによって、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、このような通信装置は、携帯電話に限定されるものではなく、これ以外にも、例えば、通信システムにおける送信機・受信機やデータ伝送を行うモデム装置などを含むものである。このように構成することによって、有線・無線や光通信・電気通信の別を問わず、また、デジタル方式・アナログ方式の別を問わず、あらゆる通信装置について消費電力低減の効果を得ることができる。
図11(b)は、本発明の半導体集積回路を備えた情報再生装置の概観を示す。光ディスク装置30は、光ディスクから読み取った信号を処理するメディア信号処理LSI31と、その信号の誤り訂正や光ピックアップのサーボ制御を行う誤り訂正・サーボ処理LSI32とを備えている。メディア信号処理LSI31および誤り訂正・サーボ処理LSI32は、本発明の技術内容を有する半導体集積回路である。この半導体集積回路は従来よりも少ない消費電力で動作可能であるため、メディア信号処理LSI31および誤り訂正・サーボ処理LSI32ならびにこれらを備えた光ディスク装置30も低消費電力動作が可能となる。さらに、光ディスク装置30が備えている半導体集積回路であってメディア信号処理LSI31および誤り訂正・サーボ処理LSI32以外のものについても、当該半導体集積回路が備える論理回路を同様の構成にすることによって、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、このような情報再生装置は、光ディスク装置に限定されるものではなく、これ以外にも、例えば、磁気ディスクを内蔵した画像録画再生装置や半導体メモリを媒体とした情報記録再生装置などを含むものである。このように構成することによって、情報が記録されたメディアの別を問わず、あらゆる情報再生装置(情報記録機能を含んでいてもよい)について消費電力低減の効果を得ることができる。
図11(c)は、本発明の半導体集積回路を備えた画像表示装置の概観を示す。テレビジョン受像機40は、画像信号や音声信号を処理する画像・音声処理LSI41と、表示画面やスピーカなどのデバイスを制御するディスプレイ・音源制御LSI42とを備えている。画像・音声処理LSI41およびディスプレイ・音源制御LSI42は、本発明の技術内容を有する半導体集積回路である。この半導体集積回路は従来よりも少ない消費電力で動作可能であるため、画像・音声処理LSI41およびディスプレイ・音源制御LSI42ならびにこれらを備えたテレビジョン受像機40も低消費電力動作が可能となる。さらに、テレビジョン受像機40が備えている半導体集積回路であって画像・音声処理LSI41およびディスプレイ・音源制御LSI42以外のものについても、当該半導体集積回路が備える論理回路を同様の構成にすることによって、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、このような画像表示装置は、テレビジョン受像機に限定されるものではなく、これ以外にも、例えば、電気通信回線を通じて配信されるストリーミングデータを表示する装置をも含むものである。このように構成することによって、情報の伝送方法の別を問わず、あらゆる画像表示装置について消費電力低減の効果を得ることができる。
図11(d)は、本発明の半導体集積回路を備えた電子装置の概観を示す。デジタルカメラ50は、本発明の技術内容を有する半導体集積回路である信号処理LSI51を備えている。本発明の半導体集積回路は従来よりも少ない消費電力で動作可能であるため、信号処理LSI51およびこれを備えたデジタルカメラ50も低消費電力動作が可能となる。さらに、デジタルカメラ50が備えている半導体集積回路であって信号処理LSI51以外のものについても、当該半導体集積回路が備える論理回路を同様の構成にすることによって、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、このような電子装置は、デジタルカメラに限定されるものではなく、これ以外にも、例えば、各種センサ機器や電子計算機など、およそ半導体集積回路を備えた装置全般を含むものである。このように構成することによって、電子装置全般について消費電力低減の効果を得ることができる。
図11(e)は、本発明の半導体集積回路を備えた電子制御装置およびその電子制御装置を備えた移動体の概観を示す。自動車60は、電子制御装置61を備えている。電子制御装置61は、本発明の技術内容を有する半導体集積回路であって、自動車60のエンジンやトランスミッションなどを制御するエンジン・トランスミッション制御LSI62を備えている。また、自動車60は、ナビゲーション装置63を備えている。ナビゲーション装置63もまた電子制御装置61と同様に、本発明の技術内容を有する半導体集積回路であるナビゲーション用LSI64を備えている。
本発明の半導体集積回路は従来よりも少ない消費電力で動作可能であるため、エンジン・トランスミッション制御LSI62およびこれを備えた電子制御装置61も低消費電力動作が可能となる。同様に、ナビゲーション用LSI64およびこれを備えたナビゲーション装置63も低消費電力動作が可能となる。さらに、電子制御装置61が備えている半導体集積回路であってエンジン・トランスミッション制御LSI62以外のものについても、当該半導体集積回路が備える論理回路を同様の構成にすることによって、上記と同様の効果を得ることができる。ナビゲーション装置63についても同様のことが言える。そして、電子制御装置61の低消費電力化によって、自動車60における消費電力も低減することができる。
なお、このような電子制御装置は、上記のエンジンやトランスミッションを制御するものに限定されるものではなく、これ以外にも、例えば、モータ制御装置など、およそ半導体集積回路を備え、動力源を制御する装置全般を含むものである。このように構成することによって、その電子制御装置について消費電力低減の効果を得ることができる。
また、本発明の半導体集積回路を備えた移動体は、自動車に限定されるものではなく、これ以外にも、例えば、列車や飛行機など、およそ動力源であるエンジンやモータなどを制御する電子制御装置を備えたもの全般を含むものである。このように構成することによって、その移動体について消費電力低減の効果を得ることができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることはもちろんである。
本発明の技術は、MOSFETのランダムばらつきのために遅延時間が局所的に短くなったり長くなったりした場合においても、ホールドエラーやセットアップエラーを回避し、安定した動作を行う半導体集積回路として有用である。
本発明の実施の形態1における半導体集積回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における電源電圧を決定するフローチャート 本発明の実施の形態1における基板電圧を決定するフローチャート 本発明の実施の形態1における電源電圧および基板電圧を決定するフローチャート 本発明の実施の形態1におけるレイアウト構成図 本発明の実施の形態2における半導体集積回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3における半導体集積回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4における半導体集積回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5における半導体集積回路の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態6における半導体集積回路の構成を示すブロック図 本発明の半導体集積回路を備えた通信装置、情報再生装置、画像表示装置、電子装置および移動体の概観図
符号の説明
1 回路ブロック
1a 第1のロウ
1b 第2のロウ
1c 第3のロウ
2 フリップフロップ制御回路
3 組み合わせ回路制御回路
4 クロックバッファ制御回路
5 組み合わせ回路
6 期待値比較回路
7 温度検出回路
8 電圧検出回路
9a,9b モニタ回路
10a,10b レプリカ回路
11 停止信号発生回路
CBa,CBb,CBc クロックバッファ
CK クロック入力端子
Din データ入力端子
Douta,Doutb データ出力端子
FFa,FFb,FFc フリップフロップ回路

Claims (18)

  1. 1つ以上のフリップフロップ回路と、前記フリップフロップ回路に接続された1つ以上の組み合わせ回路と、前記フリップフロップ回路にクロックを供給する1つ以上のクロックバッファと、前記フリップフロップ回路と前記組み合わせ回路の遅延時間を互いに独立に制御可能な制御回路とを備えている半導体集積回路。
  2. 前記フリップフロップ回路と前記組み合わせ回路は、動作周波数に対して十分に低い周波数にて動作されたときに期待値の違反が発生した場合に、前記フリップフロップ回路の遅延時間が長くなるよう制御するように構成されている請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記フリップフロップ回路と前記組み合わせ回路は、動作周波数にて動作されたときに期待値の違反が発生した場合に、前記組み合わせ回路の遅延時間が短くなるよう制御するように構成されている請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 前記制御回路は、基板電圧制御によって遅延時間を制御する請求項1から請求項3までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  5. 前記制御回路は、電源電圧制御によって遅延時間を制御する請求項1から請求項3までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  6. 第1のロウおよび第2のロウおよび第3のロウを含む複数のロウに対して、前記第1のロウには前記フリップフロップ回路を有し、前記第2のロウには前記組み合わせ回路を有し、前記第3のロウには前記クロックバッファを有する請求項1から請求項5までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  7. さらに、温度変化を検知し、温度変化量に応じて前記制御回路を調整する温度検出回路を備えている請求項1から請求項6までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  8. さらに、電圧変化を検知し、電圧変化量に応じて前記制御回路を調整する電圧検出回路を備えている請求項1から請求項6までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  9. さらに、電流量の変化を検知し、電流量が一定になるように前記制御回路を調整するモニタ回路を備えている請求項1から請求項6までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  10. さらに、遅延時間の変化を検知し、遅延時間が一定になるように前記制御回路を調整するレプリカ回路を備えている請求項1から請求項6までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  11. さらに、前記フリップフロップ回路が停止動作となる場合において、前記フリップフロップ回路に対し負の基板電圧を印加するよう前記制御回路を制御する停止信号発生回路を備えている請求項1から請求項10までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  12. さらに、前記組み合わせ回路および前記クロックバッファが停止動作となる場合において、前記組み合わせ回路および前記クロックバッファの電源電圧に対し接地電位を印加するよう制御する停止信号発生回路を備えている請求項1から請求項10までのいずれかに記載の半導体集積回路。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載の半導体集積回路を備えた通信装置。
  14. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載の半導体集積回路を備えた情報再生装置。
  15. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載の半導体集積回路を備えた画像表示装置。
  16. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載の半導体集積回路を備えた電子装置。
  17. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載の半導体集積回路を備えた電子制御装置。
  18. 請求項17に記載の電子制御装置を備えた移動体。
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