JP4951935B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナーとキャリヤを含む現像剤を用いて、像担持体上の潜像を現像する現像装置及び画像形成装置に関する。
従来より、電子写真方式を用いた画像形成装置における像担持体上に形成された静電潜像の現像方式としては、現像剤としてトナーのみを用いる一成分現像方式、及びトナーとキャリヤを用いる二成分現像方式が知られている。
一成分現像方式は一般的に、トナー担持体とそのトナー担持体に押圧された規制板とによって形成される規制部にトナーを通過させることでトナーを帯電し、かつ所望のトナー薄層を得ることもできる。そのため装置の簡略化、小型化、低コスト化の面で有利である。しかし、規制部の強いストレスによりトナーの劣化が促進されやすく、トナーの電荷受容性が低下しやすい。さらに、トナーヘの電荷付与部材である規制部材やトナー担持体表面がトナーや外添剤により汚染されることで、トナーヘの電荷付与性も低下する。そのため、トナー帯電量の低下が生じ、かぶり等の問題を引き起こすなど、現像装置の寿命が短い。
一方、二成分現像方式では、トナーをキャリヤとの混合による摩擦帯電で帯電するため、ストレスが小さく、トナーの劣化に対して有利である。さらにトナーへの電荷付与部材であるキャリヤも、その表面積が大きいため、トナーや外添剤による汚染に対しても相対的に強く、寿命の面で有利である。しかしながら、二成分現像剤を用いた場合においても、トナーや外添剤によってキャリヤ表面の汚染が生じることには変わりなく、長期に渡る使用によりトナー帯電量の低下が引き起こされ、かぶりやトナー飛散などの問題が生じる。そのため、その寿命は決して十分とは言えず、より長寿命化が望まれる。
これに対して、キャリヤの劣化を抑制し、二成分現像剤を長寿命化する技術がいくつか提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1では、現像剤に対してトナーと共に、もしくは単独でキャリヤを少量ずつ補給し、それに応じて、荷電性の低下した劣化現像剤を排出することで、キャリヤの入れ替えを行い、劣化キャリヤ比率の増大を抑える現像装置が開示されている。
また特許文献2では、キャリヤおよびトナー帯電極性と逆極性の帯電性を有する粒子を外添したトナーからなる二成分現像剤およびこれを用いた現像方法が開示されている。
特開昭59−100471号公報 特開2003−215855号公報
特許文献1で開示されている現像装置ではキャリヤを入れ替えているため、キャリヤ劣化によるトナーの帯電量低下を一定のレベルで抑えることが可能となり、長寿命化に有利である。しかしながら、排出されたキャリヤを回収する機構が必要であることや、キャリヤが消耗品となることからコスト、環境面などの問題がある。また、キャリヤの新旧比率が安定するまでに所定量の印刷を繰り返す必要があり、必ずしも初期の特性を維持することが可能とはなっていない。
また特許文献2では逆極性帯電粒子が研磨剤およびスペーサ粒子としての作用を狙い添加されており、キャリヤ表面のスペント物を取り除く効果により劣化抑制に効果があることが示されている。さらに、像担持体のクリーニング部においてはクリーニング性の向上や像担持体研磨に効果があるとしている。しかしながら、開示されている現像方法では、画像面積率によってトナーと逆極性帯電粒子の消費量が異なり、特に画像面積率が小さい場合において、面積の大きい非画像部に付着する逆極性帯電粒子の消費が過剰となり、現像装置内におけるキャリヤ劣化抑制効果が低下する問題がある。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、画像面積率が比較的小さい画像の形成を連続して行う場合であっても、長期にわたってキャリヤの劣化を抑制することができる現像装置及び画像形成装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有するものである。
(1)像担持体上の静電潜像を現像し、トナー像を形成する現像装置であって、
トナーと、前記トナーの帯電極性に対して逆極性に帯電される逆極性粒子が表面に添加処理された磁性キャリヤとを混合した現像剤を収容する現像剤槽と、
前記現像剤槽から供給される前記現像剤を磁力により表面に担持して搬送する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体と前記像担持体との間に設けられ、前記現像剤担持体上の現像剤から前記トナーを分離して担持し、担持した前記トナーによって前記像担持体上の静電潜像を現像するトナー担持体と、
前記トナー担持体に対して、前記現像剤担持体上の現像剤から前記トナーを分離するためのバイアス電圧を印加する分離電圧印加手段とを備えることを特徴とする現像装置。
)前記トナーは、表面に前記逆極性粒子が添加処理されていることを特徴とする(1)に記載の現像装置。
)前記現像剤槽内の現像剤に対して前記逆極性粒子を補充する逆極性粒子補充手段を有することを特徴とする(1)に記載の現像装置。
)前記逆極性粒子補充手段は、
前記逆極性粒子を外添した前記トナーを補給するトナー補給装置であることを特徴とする()に記載の現像装置。
)前記現像剤における前記逆極性粒子の個数平均粒径は、100nm以上800nm以下であることを特徴とする(1)乃至()の何れか1項に記載の現像装置。
)前記現像剤における前記逆極性粒子の添加量は、キャリヤに対して0.01質量%以上5質量%以下であることを特徴とする(1)乃至()の何れか1項に記載の現像装置。
前記像担持体と、
前記像担持体上に静電潜像を形成する手段と、
(1)乃至()の何れか1項に記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、逆極性粒子のトナー荷電効果によりキャリヤの劣化が補完される。また逆極性粒子を表面に添加処理した磁性キャリヤをトナーと混合して調製した現像剤を使用し、バイアス電圧を印加することで、現像前に逆極性粒子をトナーから分離しておくことにより、逆極性粒子が現像領域で消費されることが有効に防止され、逆極性粒子はトナーの帯電に寄与するというその本来の機能を果たし続けることができ、画像面積率が比較的小さい画像の形成を連続して行う場合であっても、長期にわたってキャリヤの劣化を抑制することができる。
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1に本発明の第1の実施形態である画像形成装置の主要部分の構成図を示す。この画像形成装置は、電子写真方式により像担持体(感光体)に形成されたトナー像を用紙等の転写媒体に転写して画像形成を行うプリンタである。図1を用いて、本実施形態に係る画像形成装置の構成と機能動作について説明する。
図1に示した画像形成装置は、画像を担持するための像担持体1として感光体ドラムを有しており、像担持体1の周辺には、像担持体1を帯電するための帯電装置3、像担持体1上の静電潜像を現像する現像装置2a、像担持体1上の現像されたトナー像を転写するための転写ローラ4、及び像担持体1上の残留トナー除去用のクリーニングブレード5が、像担持体1の回転方向Aに沿って順に配置されている。
像担持体1は、帯電手段3で帯電された後に、図中のE点の位置で不図示の露光装置により露光されて、その表面上に静電潜像が形成される。現像装置2aは、この静電潜像を現像してトナー像にする。転写ローラ4は、この像担持体1上のトナー像を転写媒体Pに転写した後、図中の矢印C方向に排出する。クリーニングブレード5は、転写後の像担持体1上の残留トナーを機械的な力で除去する。
画像形成装置に用いられる像担持体1、帯電装置3、露光装置、転写ローラ4、クリーニングブレード5等は、周知の電子写真方式の技術を任意に使用してよい。例えば、帯電装置として図中、帯電ローラが示されているが、像担持体1と非接触の帯電装置であってもよい。また例えば、クリーニングブレードはなくてもよい。
(現像装置2aの構成)
図1を用いて、現像装置2aの構成について、詳細を説明する。
現像装置2aは、トナーと該トナーを帯電するためのキャリヤと逆極性粒子とを含む現像剤24を用いるものであり、現像剤24を収容する現像剤槽16、現像剤槽16から現像剤24を供給するバケットローラ17,供給された現像剤24を表面に担持して搬送する現像剤担持体11、および現像剤担持体11上の現像剤24から逆極性粒子を分離する分離手段としての逆極性粒子分離部材22とそれに電圧を印加する電源14を備えている。つまり電源14は分離電圧印加手段として機能する。分離手段としてトナー担持体を用いてトナー粒子を分離する実施形態については後述する。
現像剤槽16は、ケーシング18より形成されており、通常は、内部に現像剤担持体11への現像剤供給用のバケットローラ17を収納している。ケーシング18のバケットローラ17に対向する位置には、トナー濃度検出用のATDC(Automatic Toner Density Control)センサ20が配設されている。
現像剤担持体11は、固定配置された磁石ローラ13と、これを内包する回転自在なスリーブローラ12とから構成される。磁石ローラ13は、スリーブローラ12の回転方向Bに沿ってN1、S1、N3、N2、S2の5つの磁極を有する。これらの磁極のうち、主磁極N1は、像担持体1と対向する現像領域6の位置に配されており、また、スリーブローラ12上の現像剤24を剥離するための反発磁界を発生させる同極部N3、N2は、現像剤槽16内部に対向した位置に配置されている。
現像装置2aは通常、現像領域6で消費される分のトナーを現像剤槽16内に補給するためのトナー補給装置7、及び現像剤担持体11上の現像剤量を規制するための現像剤薄層化用の規制部材(規制ブレード)15を有している。トナー補給装置7は、補給トナー23を収納したホッパ21と、現像剤槽16内へのトナー補給用の補給ローラ19とから構成される。
補給トナー23としては逆極性粒子を外添処理されたトナーを用いることが望ましい。逆極性粒子を外添されたトナーを用いることで、耐久によって徐々に劣化するキャリヤの荷電性低下の抑制を有効に補助することが可能となる。予め逆極性粒子が添加処理されたキャリヤと、予め逆極性粒子が外添処理されたトナーとを組み合わせて用いることで、現像剤の荷電性低下を極めて有効に抑制できるようになる。補給トナー23における逆極性粒子の外添量はトナーに対して0.1〜10.0質量%、特に0.5〜5.0質量%が好ましい。
補給トナー23として逆極性粒子を外添処理されたトナーを用いる場合は、トナー補給装置7は逆極性粒子補充手段として機能する。
上記現像装置2aの機能動作について述べる前に、現像装置2aで用いている逆極性粒子を含んだ現像剤24について説明する。
本実施形態において現像剤24はトナー、該トナーを帯電するためのキャリヤおよび逆極性粒子を含むものである。逆極性粒子は、使用されるキャリヤによってトナーの帯電極性に対して逆極性に帯電され得る。例えば、トナーがキャリヤによって負に帯電されるとき、逆極性粒子は現像剤中で正に帯電されている正帯電性粒子である。また例えば、トナーがキャリヤによって正に帯電されるとき、逆極性粒子は現像剤中で負に帯電されている負帯電性粒子である。
逆極性粒子を二成分系現像剤に含有させ、かつ分離手段により現像剤中に逆極性粒子を蓄積させることにより、トナーや後処理剤のキャリヤへのスペント等によりキャリヤの荷電性が低下しても、逆極性粒子もトナーを正規極性に荷電し得るため、キャリヤの荷電性を有効に補うことができ、結果としてキャリヤの劣化を抑制できる。
(現像剤の構成)
逆極性粒子を含む現像剤の構成について、以下に詳細に説明する。
本発明において使用される逆極性粒子はトナーの帯電極性によって適宜選択される。トナーとして負帯電性トナーを用いる場合、逆極性粒子としては、正帯電性を有する微粒子が用いられ、例えば、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、アルミナ等の無機微粒子やアクリル樹脂、ベンゾグァナミン樹脂、ナイロン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂で構成された微粒子を使用することができる。また樹脂中に正帯電性を付与する正荷電制御剤を含有させたり、含窒素モノマーの共重合体を構成するようにしてもよい。
上記の正荷電制御剤としては、例えば、ニグロシン染料、四級アンモニウム塩等を使用することができ、また上記の含窒素モノマーとしては、アクリル酸2−ジメチルアミノエチル、アクリル酸2−ジエチルアミノエチル、メタクリル酸2−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸2−ジエチルアミノエチル、ビニールピリジン、N−ビニールカルバゾール、ビニールイミダゾール等を使用することができる。
一方、正帯電性トナーを用いる場合、逆極性粒子としては、負帯電性を有する微粒子が用いられ、例えば、シリカ、酸化チタン等の無機微粒子に加え、フッ素樹脂、ポリオレフィン樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂で構成された微粒子を使用することができる。また樹脂中に負帯電性を付与する負荷電制御剤を含有させたり、含フッ素アクリル系モノマーや含フッ素メタクリル系モノマーの共重合体を構成するようにしてもよい。上記の負荷電制御剤としては、例えば、サリチル酸系、ナフトール系のクロム錯体、アルミニウム錯体、鉄錯体、亜鉛錯体等を使用することができる。
また、逆極性粒子の帯電性および疎水性を制御するために、無機微粒子の表面をシランカップリング剤、チタンカップリング剤、シリコーンオイル等で表面処理するようにしてもよく、特に、無機微粒子に正帯電性を付与する場合には、アミノ基含有カップリング剤で表面処理することが好ましく、また負帯電性を付与する場合には、フッ素基含有カップリング剤で表面処理することが好ましい。
本実施形態に使用するトナーとしては、特に限定されず、一般に使用されている公知のトナーを使用することができ、バインダー樹脂中に着色剤や必要に応じて、荷電制御剤や離型剤等を含有させ、外添剤を処理させたものを使用できる。トナー粒径としてはこれに限定されるものではないが、3〜15μm程度が好ましい。
このようなトナーを製造するにあたっては、一般に使用されている公知の方法で製造することができる。例えば、粉砕法、乳化重合法、懸濁重合法等を用いて製造することができる。
トナーに使用するバインダー樹脂としては、これに限定されるものではないが、例えば、スチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)やポリエステル樹脂、エポキシ系樹脂、塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。これらの樹脂単体もしくは複合体により、軟化温度が80〜160℃の範囲のものを、またガラス転移点が50〜75℃の範囲のものを用いることが好ましい。
また、着色剤としては、一般に使用されている公知のものを用いることができ、例えば、カーボンブラック、アニリンブラック、活性炭、マグネタイト、ベンジンイエロー、パーマネントイエロー、ナフトールイエロー、フタロシアニンブルー、ファーストスカイブルー、ウルトラマリンブルー、ローズベンガル、レーキーレッド等を用いることができ、一般に上記のバインダー樹脂100質量部に対して2〜20質量部の割合で用いることが好ましい。
また、上記の荷電制御剤としても、公知のものを用いることができ、正帯電性トナー用の荷電制御剤としては、例えばニグロシン系染料、4級アンモニウム塩系化合物、トリフェニルメタン系化合物、イミダゾール系化合物、ポリアミン樹脂などがある。負帯電性トナー用荷電制御剤としては、Cr、Co、Al、Fe等の金属含有アゾ系染料、サリチル酸金属化合物、アルキルサリチル酸金属化合物、カーリックスアレーン化合物などがある。荷電制御剤は一般に上記のバインダー樹脂に対する質量比が0.1〜10質量%の割合で用いることが好ましい。
また、上記の離型剤としても、一般に使用されている公知のものを用いることができ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、カルナバワックス、サゾールワックス等を単独あるいは2種類以上組み合わせて使用することができ、一般に上記のバインダー樹脂に対する質量比が0.1〜10質量%の割合で用いることが好ましい。
また、上記の外添剤としても、一般に使用されている公知のものを用いることができ、流動性改善例えば、シリカ、酸化チタン、酸化アルミニウム等の無機微粒子や、アクリル樹脂、スチレン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等の樹脂微粒子を使用することができ、特にシランカップリング剤やチタンカップリング剤やシリコンオイル等で疎水化したものを用いるのが好ましい。そして、このような流動化剤を上記のトナーに対する質量比が0.1〜5質量%の割合で添加させて用いるようにする。
本発明に使用するキャリヤとしては、特に限定されず、一般に使用されている公知のキャリヤを使用することができ、バインダー型キャリヤやコート型キャリヤなどが使用できる。キャリヤ粒径としてはこれに限定されるものではないが、15〜100μmが好ましい。
バインダー型キャリヤは、磁性体微粒子をバインダー樹脂中に分散させたものであり、キャリヤ表面に正または負帯電性の帯電性微粒子を固着させたり、表面コーティング層を設けることもできる。バインダー型キャリヤの極性等の帯電特性は、バインダー樹脂の材質、帯電性微粒子、表面コーティング層の種類によって制御することができる。
バインダー型キャリヤに用いられるバインダー樹脂としては、ポリスチレン系樹脂に代表されるビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ナイロン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂、フェノール樹脂等の硬化性樹脂が例示される。
磁性体微粒子としては、マグネタイト、ガンマ酸化鉄等のスピネルフェライト、鉄以外の金属(Mn、Ni、Mg、Cu等)を一種または二種以上含有するスピネルフェライト、バリウムフェライト等のマグネトプランバイト型フェライト、表面に酸化層を有する鉄や合金の粒子を用いることができる。その形状は粒状、球状、針状のいずれであってもよい。特に高磁化を要する場合には、鉄系の強磁性微粒子を用いることが好ましい。また、化学的な安定性を考慮すると、マグネタイト、ガンマ酸化鉄を含むスピネルフェライトやバリウムフェライト等のマグネトプランバイト型フェライトの強磁性微粒子を用いることが好ましい。強磁性微粒子の種類及び含有量を適宜選択することにより、所望の磁化を有する磁性樹脂キャリヤを得ることができる。磁性体微粒子は磁性樹脂キャリヤ中に50〜90質量%の量で添加することが適当である。
バインダー型キャリヤの表面への帯電性微粒子あるいは導電性微粒子の固着は、例えば、磁性樹脂キャリヤと微粒子とを均一混合し、磁性樹脂キャリヤの表面にこれら微粒子を付着させた後、機械的・熱的な衝撃力を与え、微粒子を磁性樹脂キャリヤ中に打ち込むようにして固定することにより行なわれる。この場合、微粒子は、磁性樹脂キャリヤ中に完全に埋設されるのではなく、その一部を磁性樹脂キャリヤ表面から突き出すようにして固定される。
帯電性微粒子としては、有機、無機の絶縁性材料が用いられる。具体的には、有機系としては、ポリスチレン、スチレン系共重合物、アクリル樹脂、各種アクリル共重合物、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂およびこれらの架橋物などの有機絶縁性微粒子を用いることができ、帯電レベルおよび極性については、素材、重合触媒、表面処理等により、希望するレベルの帯電および極性を得ることができる。また、無機系としては、シリカ、二酸化チタン等の負帯電性の無機微粒子や、チタン酸ストロンチウム、アルミナ等の正帯電性の無機微粒子などが用いられる。
一方、コート型キャリヤは磁性体からなるキャリヤコア粒子に樹脂コートがなされてなるキャリヤであり、コート型キャリヤにおいてもバインダー型キャリヤ同様、キャリヤ表面に正または負帯電性の帯電性微粒子を固着させたりできる。コート型キャリヤの極性等の帯電特性は、表面コーティング層の種類や帯電性微粒子により制御することができ、バインダー型キャリヤと同様の材料を用いることができる。
逆極性粒子、トナーおよびキャリヤの組み合わせによるトナーおよび逆極性粒子の帯電極性は、それぞれを混合撹拌し現像剤とした後、図4に示すような装置を用いて現像剤からトナーまたは逆極性粒子を分離するときの電界の方向から容易に知見できる。図4は、トナーなどの帯電粒子の帯電量を測定する装置の概略図である。
すなわち図4に示す装置において、トナー及びキャリヤ、逆極性粒子からなる現像剤を導電性スリーブ31の表面全体に均一になる様に載せると共に、この導電性スリーブ31内に設けられたマグネットロール32の回転数を1000rpmにセットし、バイアス電源33よりバイアス電圧をトナーの帯電電位と同じ極性に2kV印加し、15秒間上記導電性スリーブ31を回転させ、この導電性スリーブ31を停止させた時点での円筒電極34における電位Vmを読み取ると共に、円筒電極34に付着したトナーの質量を精密天秤で計量して、トナーの帯電量を求めることができる。
またトナー及びキャリヤ以外の添加する粒子の極性は、バイアス電源33より印加するバイアス電圧の極性により判別することができる。つまりバイアス電源33より印加するバイアス電圧をトナーの帯電電位と逆の極性に印加したときに、円筒電極34に付着する粒子はトナーの帯電極性と逆帯電、すなわち逆極性粒子である。
トナーとキャリヤの混合比は所望のトナー帯電量が得られるよう調製されれば良く、トナー混合比はトナーとキャリヤとの合計質量に対して3〜50質量%、好ましくは6〜30質量%が適している。
初期の現像剤に含まれる逆極性粒子の量は、本発明の目的が達成される限り特に制限されず、例えば、キャリヤに対して0.01〜5質量%が好ましい。また現像剤は予めキャリヤに逆極性粒子を外添処理した後で、トナーと混合することによって調製される。逆極性粒子はキャリヤに添加されることで常に現像剤槽中に存在することが期待できる。すなわち、逆極性粒子はキャリヤの帯電機能を補完しながらもキャリヤに拘束されることで、トナーとともに現像領域へ搬送され、消費される恐れがなくなる。
しかしながら長期的には、一部の逆極性粒子はトナー表面に付着し、トナーとともに消費されることが起こり得る。このため前述したトナー表面に付着した逆極性粒子を分離し、回収捕集する部材が必要となる。また、分離を前提として、トナーにも逆極性粒子を外添処理しておけば荷電性低下の抑制にきわめて有効である。その場合、トナーに対する逆極性粒子の添加量はトナーに対して0.1〜10質量%、特に0.5〜5.0質量%が好ましい。
(現像装置2aの機能動作)
上記逆極性粒子を含む現像剤を用いて現像を行う現像装置2aの機能動作について説明する。
図1に示す現像装置2aにおいて、現像剤槽16内の逆極性粒子を含む現像剤24は、バケットローラ17の回転により混合撹拌され、摩擦帯電した後、バケットローラ17によって汲み上げられて現像剤担持体11表面のスリーブローラ12へと供給される。
この現像剤24は、現像剤担持体(現像ローラ)11内部の磁石ローラ13の磁力によってスリーブローラ12の表面上に保持され、スリーブローラ12の回転と共にB方向に回転移動して、現像ローラ11に対向して設けられた規制部材15で通過量を規制される。
その後、逆極性粒子分離部材22との対向部において、現像剤に含まれる逆極性粒子が逆極性粒子分離部材22によって分離・捕集される。この過程については後述する。
逆極性粒子が分離された残りの現像剤は、像担持体1と対向する現像領域6へと搬送される。現像領域6では、磁石ローラ13の主磁極N1の磁力によって現像剤の穂立ちが形成され、像担持体1上の静電潜像と現像バイアスの印加された現像ローラ11との間に形成された電界がトナーに与える力により、現像剤中のトナーが像担持体1上の静電潜像側へと移動して、静電潜像が顕像へと現像される。現像方式は反転現像方式であってもよいし、または正規現像方式であってもよい。
現像領域6でトナーを消費した現像剤24は、現像剤槽16に向けて搬送され、バケットローラ17に対向して設けられた磁石ローラ同極部N3、N2の反発磁界によって現像剤担持体11上から剥離され、現像剤槽16内へと回収される。
キャリヤ表面に拘束されている逆極性粒子は、上述の逆極性粒子分離部材22によって分離・捕集されることなく、現像領域に到達するが、そのままキャリヤとともに現像剤槽16内へと回収される。
トナー補給装置7に設けられた不図示の補給制御部は、ATDCセンサ20の出力値から現像剤24中のトナー濃度が画像濃度確保のための最低トナー濃度以下になったことを検出すると、トナー補給ローラ19の駆動手段に駆動開始信号を送る。そして、トナー補給ローラ19の回転が始まり、この回転に伴って、ホッパ21内に貯蔵された補給トナー23が現像剤槽16内へ供給される。
一方、逆極性粒子分離部材22により分離・捕集された逆極性粒子は、非画像形成時に現像剤担持体11と逆極性粒子分離部材22の間に印加される電界の向きを反転させることで、現像剤担持体11上へ戻され、現像剤担持体11の回転に伴って現像剤と共に搬送され、現像剤槽16に戻される。
逆極性粒子分離部材は、規制部材15やケーシング18が兼ねても良い。その際には規制部材15やケーシング18に逆極性粒子分離バイアス電圧を印加すればよい。これによって、省スペースおよび低コストを実現できる。
キャリヤへの外添処理など、逆極性粒子に対する拘束力が働かず、現像装置が上記分離手段を有していないと、特に画像面積率が小さい場合において現像装置内におけるキャリヤ劣化抑制効果が低下する。そのメカニズムは以下のように考えられる。
二成分現像装置では、現像領域において振動電界を印加するなどして強電界を形成することで、現像剤中のキャリヤからのトナー分離性を向上させ、現像効率を向上させる。そのため、逆極性粒子を含む現像剤を用いるとキャリヤ、トナー、逆極性粒子の三者が分離され、キャリヤは磁気吸引力により現像剤担持体上に残留するものの、トナーは静電潜像の画像部に、逆極性粒子は同じく非画像部にそれぞれ消費される。
従って、画像面積率によってトナーと逆極性粒子の消費バランスが安定せず、特に背景部面積の大きい画像を大量に印刷した場合には、現像剤中の逆極性粒子が優先的に消費され、キャリヤの荷電性を補うことができず、キャリヤ劣化抑制効果が低下すると考えられる。
(逆極性粒子の分離動作)
図1に示した現像装置2aの構成において、逆極性粒子分離部材22による逆極性粒子の分離回収方法について以下に説明する。
現像装置2aにおいては、現像剤担持体11上の現像剤から逆極性粒子を分離する分離手段として、逆極性粒子分離部材22を採用している。
逆極性粒子分離部材22は、図1に示すように、現像剤担持体11における現像領域6よりも現像剤移動方向上流側に設けられる。すなわち、逆極性粒子はキャリヤの荷電性を補い、トナーの帯電に寄与するものであるから、混合撹拌時に機能するものであり、現像時には必要としない。むしろ現像により消費されることを防止するために、現像領域の手前で分離回収が行われる。
逆極性粒子分離部材22は、分離電圧印加手段としての電源14に接続され、逆極性粒子分離バイアス電圧が印加される。その印加された電界により、現像剤中の逆極性粒子が電気的に逆極性粒子分離部材22の表面に分離・捕集される。
逆極性粒子分離部材22によって逆極性粒子が分離された後、現像剤担持体11上の残りの現像剤、すなわちトナーおよびキャリヤは引き続き搬送され、現像領域6において像担持体1上の静電潜像が現像される。
逆極性粒子分離部材22に印加される逆極性粒子分離バイアス電圧は、逆極性粒子の帯電極性によって異なる。すなわちトナーが負に帯電され、逆極性粒子が正に帯電されるときは、現像剤担持体11に印加される電圧の平均値よりも低い平均電圧が逆極性粒子分離バイアス電圧として印加される。また、トナーが正に帯電され、逆極性粒子が負に帯電されるときは、現像剤担持体11に印加される電圧の平均値よりも高い平均電圧が逆極性粒子分離バイアス電圧として印加される。
逆極性粒子が正または負のいずれの極性に帯電されるときであっても、逆極性粒子分離部材22に印加される平均電圧と現像剤担持体11に印加される平均電圧との差は20〜500V、特に50〜300Vであることが好ましい。電位差が小さすぎると、逆極性粒子を十分に分離回収することが困難となる。一方、電位差が大きすぎると、現像剤担持体11上に磁力で保持されているキャリヤが電界により分離されてしまい、現像領域において本来の現像機能が損なわれる恐れがある。
現像装置2aにおいては、さらに、逆極性粒子分離部材22と現像剤担持体11との間に交流電界が形成されることが好ましい。交流電界が形成されることで、トナーの振動を励起するため、トナー表面に付着している逆極性粒子を有効に分離することができ、逆極性粒子の分離回収性を向上させることが可能となる。
(分離電界の印加)
逆極性粒子分離部材22と現像剤担持体11との間で形成される電界は通常、逆極性粒子分離部材22または現像剤担持体11の一方、または両方に交流電圧を印加することで得られる。特に静電潜像をトナーで現像するための現像バイアスとして現像剤担持体11に交流電圧が印加される場合には、現像剤担持体11に印加される交流電圧を利用して、逆極性粒子分離回収のための電界を形成することが望ましい。
例えば、逆極性粒子の帯電極性が正であり、現像剤担持体11には現像バイアスとして直流電圧と交流電圧が印加され、逆極性粒子分離部材22には直流電圧のみが印加されるときには、逆極性粒子分離部材22には現像剤担持体11に印加される電圧(直流+交流)の平均値よりも低い直流電圧が印加される。
また、逆極性粒子の帯電極性が負であり、現像剤担持体11には現像バイアスとして直流電圧と交流電圧が印加され、逆極性粒子分離部材22には直流電圧のみが印加されるときは、逆極性粒子分離部材22には現像剤担持体11に印加される電圧(直流+交流)の平均値よりも高い直流電圧が印加される。
また、逆極性粒子の帯電極性が正であり、現像剤担持体11には直流電圧のみが印加され、逆極性粒子分離部材22には交流電界と直流電圧が印加されるときは、逆極性粒子分離部材22には現像剤担持体11に印加される直流電圧よりも低い平均電圧となるよう交流電界を重畳した直流電圧が印加される。
また、逆極性粒子の帯電極性が負であり、現像剤担持体11には直流電圧のみが印加され、逆極性粒子分離部材22には交流電界と直流電圧が印加されるときは、逆極性粒子分離部材22には現像剤担持体11に印加される直流電圧よりも高い平均電圧となるよう交流電界を重畳した直流電圧が印加される。
また、逆極性粒子の帯電極性が正であり、現像剤担持体11および逆極性粒子分離部材22の双方に交流電圧が重畳された直流電圧を印加するときは、逆極性粒子分離部材22には現像剤担持体11に印加される電圧(直流+交流)の平均値より平均電圧が小さい電圧(直流+交流)が印加される。
また、逆極性粒子の帯電極性が負であり、現像剤担持体11および逆極性粒子分離部材22の双方に交流電圧が重畳された直流電圧を印加するときは、逆極性粒子分離部材22には現像剤担持体11に印加される電圧(直流+交流)の平均値より平均電圧が大きい電圧(直流+交流)が印加される。
ここでいう平均電圧は、それぞれに印加される交流電圧成分の振幅や位相、周波数、デューティー比等も考慮したものである。
(回収の動作)
上記の分離回収動作の結果、逆極性粒子分離部材22によって分離され、当該部材表面上に捕集された逆極性粒子は、現像剤槽16に回収されるようになっている。逆極性粒子分離部材22から現像剤槽16へ逆極性粒子を回収する際は、逆極性粒子分離部材22に印加される電圧の平均値と現像剤担持体11に印加される電圧の平均値の大小関係を反転させればよく、画像形成開始前や画像形成終了後、連続動作時の画像形成の間の紙間などの非画像形成時のタイミングで行うことができる。
これにより逆極性粒子は、現像時にトナーと共に消費されることもなく、現像剤槽16において現像剤とともに混合撹拌され、トナーの帯電に寄与するというその本来の機能を果たし続けることができる。
(分離部材の構成)
逆極性粒子分離部材22は、上記電圧を印加可能な限り、いかなる材料を用いてもよい。例えば、表面処理を施したアルミローラが挙げられる。
その他アルミ等の導電性基体上に、例えば、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポルスルホン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等の樹脂コートやシリコーンゴム、ウレタンゴム、ニトリルゴム、天然ゴム、イソプレンゴム等のゴムコーティングを施したものを用いてもよい。コーティング材料としては、これに限定されるものではない。
さらに上記コーティングのバルクもしくは表面に導電剤が添加されていてもよい。導電剤としては、電子導電剤もしくはイオン導電剤が挙げられる。電子導電剤として、ケッチンブラック、アセチレンブラック、ファーネスブラック等のカーボンブラックや、金属粉、金属酸化物の微粒子等が挙げられるが、これに制約されない。イオン導電剤として、四級アンモニウム塩等のカチオン性化合物や、両性化合物、その他イオン性高分子材料が挙げられるが、これにもこだわらない。さらに、アルミ等の金属材料からなる導電性ローラであっても構わない。
(第2の実施形態)
図2に本発明に係る第2の実施形態である画像形成装置の主要部分の構成図を示す。図2において図1と同様の働きをする部材には図1と同じ番号を付し、詳細説明は省略する。
(現像装置2bの構成)
図2に示す実施形態の構成及び機能動作が図1の場合と異なるのは、現像装置、特に分離手段に関わる部分である。図1の現像装置2aにおいては、分離手段として逆極性分離部材22が設けられ、現像剤24から逆極性粒子を分離する機能を有するのに対して、図2の現像装置2bにおいては、分離手段としてトナー担持体25が設けられ、現像剤24からトナーを分離する機能を有している。
(現像装置2bの機能動作)
図1の現像装置2aに対して、図2の現像装置2bの機能動作を以下に説明する。
図2に示す現像装置2bにおいて、現像剤槽16内の逆極性粒子を含む現像剤24は、図1で示した現像装置2aにおいてと同様に、バケットローラ17の回転により混合撹拌され、摩擦帯電した後、バケットローラ17によって汲み上げられて現像剤担持体11表面のスリーブローラ12へと供給される。
この現像剤24は、現像剤担持体(搬送ローラ)11内部の磁石ローラ13の磁力によってスリーブローラ12の表面上に保持され、スリーブローラ12の回転と共にB方向に回転移動して、現像ローラ11に対向して設けられた規制部材15で通過量を規制される。
その後、分離手段として機能するトナー担持体25との対向部において、現像剤に含まれるトナーのみがトナー担持体25によって分離・担持される。この過程については後述する。
分離されたトナーは像担持体1と対向する現像領域6へと搬送される。現像領域6では、像担持体1上の静電潜像と現像バイアスの印加されたトナー担持体25との間に形成された電界がトナーに与える力により、トナー担持体25上のトナーが像担持体1上の静電潜像側へと移動して、静電潜像が顕像へと現像される。現像方式は反転現像方式であってもよいし、または正規現像方式であってもよい。
現像領域6を通過したトナー担持体25上のトナー層は、トナー担持体25と現像剤担持体11との対向部における磁気ブラシによるトナー供給・回収を経て、現像領域に搬送される。
一方、トナーが分離されて現像剤担持体11上に残った現像剤は、そのまま現像剤槽16に向けて搬送され、バケットローラ17に対向して設けられた磁石ローラ同極部N3、N2の反発磁界によって現像剤担持体11上から剥離され、現像剤槽16内へと回収される。
トナー補給装置7に設けられた不図示の補給制御部は、図1においてと同様に、現像剤24中のトナー濃度が画像濃度確保のための最低トナー濃度以下になったことを検出すると、トナー補給ローラ19の駆動手段に駆動開始信号を送り、補給トナー23が現像剤槽16内へ供給される。
(トナーの分離動作)
分離手段については、図2に示す現像装置2bの構成及び機能動作が図1の場合と異なる。分離手段、すなわちトナー担持体によるトナーの分離方法について以下に説明する。
図2に示す現像装置2bは、現像剤担持体11上の現像剤からトナーまたは逆極性粒子を分離する分離手段として、図1において示した逆極性粒子分離部材22の代わりに、現像剤担持体11上の現像剤からトナーの方を分離するトナー担持体25を採用している。
トナー担持体25は、図2に示すように、現像剤担持体11と像担持体1との間に設けられる。トナー担持体25は、分離電圧印加手段として機能する電源14に接続され、所定のトナー分離バイアス電圧が印加されることにより、対向する現像剤担持体11上の現像剤中のトナーを電気的にトナー担持体25表面に分離し、トナー担持体25が分離したトナーを担持する。
トナー担持体25によって分離・担持されたトナーは、トナー担持体25によって搬送され、現像領域6において対向する像担持体1上の静電潜像を現像する。
このように現像装置2bにおいては、図1で示した実施形態とは異なり、現像剤から逆極性粒子を分離するのではなく、トナー担持体25によって、現像剤からトナーを分離して担持させ、トナー担持体25に分離・担持させたトナーを像担持体1上の静電潜像の現像に供する。すなわち、現像剤担持体11ではなく、トナー担持体25が現像ローラとして機能動作する。
(分離電界の印加)
トナー担持体25に印加されるトナー分離バイアス電圧は、トナーの帯電極性によって異なる。すなわちトナーが負に帯電されるときは、現像剤担持体11に印加される電圧の平均値よりも高い平均電圧であり、トナーが正に帯電されるときは、現像剤担持体11に印加される電圧の平均値よりも低い平均電圧である。
トナーが正または負のいずれの極性に帯電されるときであっても、トナー担持体25に印加される平均電圧と現像剤担持体11に印加される平均電圧との差は、20〜500V、特に50〜300Vであることが好ましい。電位差が小さすぎると、トナーを十分に分離することが困難となる。一方、電位差が大きすぎると、現像剤担持体上に磁力で保持されているキャリヤが電界により分離されてしまい、現像領域において本来の現像機能が損なわれる恐れがある。
現像装置2bにおいては、さらに、トナー担持体25と現像剤担持体11との間に交流電界が形成されることが好ましい。交流電界が形成されることで、トナーの振動が励起されるため、逆極性粒子を有効に分離することができる。
トナー担持体25と現像剤担持体11との間で形成される電界電界は通常、トナー担持体25または現像剤担持体11の一方、または両方に交流電圧を印加することで得られる。特に静電潜像をトナーで現像するための現像バイアスとして、トナー担持体25に交流電圧が印加される場合には、トナー担持体25に印加される交流電圧を利用して、トナーを分離するための電界を形成することが望ましい。
例えば、トナーの帯電極性が正であり、現像剤担持体11には現像バイアスとして直流電圧と交流電圧が印加され、トナー担持体25には直流電圧のみが印加されるときには、トナー担持体25には現像剤担持体11に印加される電圧(直流+交流)の平均値よりも低い直流電圧のみが印加される。
また、トナーの帯電極性が負であり、現像剤担持体11には現像バイアスとして直流電圧と交流電圧が印加され、トナー担持体25には直流電圧のみが印加されるときは、トナー担持体25には現像剤担持体に印加される電圧(直流+交流)の平均値よりも高い直流電圧のみが印加される。
また、トナーの帯電極性が正であり、現像剤担持体11には直流電圧のみが印加され、トナー担持体25には交流電界と直流電圧が印加されるときは、トナー担持体25には現像剤担持体11に印加される直流電圧よりも低い平均電圧となるよう交流電界を重畳した直流電圧が印加される。
また、トナーの帯電極性が負であり、現像剤担持体11には直流電圧のみが印加され、トナー担持体25には交流電界と直流電圧が印加されるときは、トナー担持体25には現像剤担持体11に印加される直流電圧よりも高い平均電圧となるよう交流電界を重畳した直流電圧が印加される。
また、トナーの帯電極性が正であり、現像剤担持体11およびトナー担持体25の双方に交流電圧が重畳された直流電圧を印加するときは、トナー担持体25には現像剤担持体11に印加される電圧(直流+交流)の平均値より平均電圧が小さい電圧(直流+交流)が印加される。
また、トナーの帯電極性が負であり、現像剤担持体11およびトナー担持体25の双方に交流電圧が重畳された直流電圧を印加するときは、トナー担持体25には現像剤担持体11に印加される電圧(直流+交流)の平均値より平均電圧が大きい電圧(直流+交流)が印加される。
ここでいう平均電圧は、それぞれに印加される交流電圧成分の振幅や位相、周波数、デューティー比等も考慮したものである。
(回収の動作)
上記のようにトナー担持体25によってトナーが分離された結果、現像剤担持体11上に残された現像剤、すなわちキャリヤおよび逆極性粒子は、そのまま現像剤担持体11によって搬送され現像剤槽16に回収される。すなわち、現像領域に搬送されるのはトナーのみであり、逆極性粒子は現像領域に搬送されず、もちろん消費されることもない。
この実施形態においては、トナーの分離後、逆極性粒子はそのまま現像剤担持体11によって現像剤槽16内へ回収されるため、図1の実施形態で説明した、逆極性粒子分離部材22で捕集した逆極性粒子を非画像形成時に現像剤槽16に戻す工程を省略することが可能となる。
このように逆極性粒子は、現像時にトナーと共に消費されることもなく、現像剤槽16において現像剤とともに混合撹拌され、トナーの帯電に寄与するというその本来の機能を果たし続けることができる。
(トナー担持体の構成)
トナー担持体25は、上記電圧を印加可能な限り、いかなる材料を用いてもよい。例えば、表面処理を施したアルミローラが挙げられる。
その他アルミ等の導電性基体上に、例えば、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポルスルホン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等の樹脂コートやシリコーンゴム、ウレタンゴム、ニトリルゴム、天然ゴム、イソプレンゴム等のゴムコーティングを施したものを用いてもよい。コーティング材料としては、これに限定されるものではない。
さらに上記コーティングのバルクもしくは表面に導電剤が添加されていてもよい。導電剤としては、電子導電剤もしくはイオン導電剤が挙げられる。電子導電剤として、ケッチンブラック、アセチレンブラック、ファーネスブラック等のカーボンブラックや、金属粉、金属酸化物の微粒子等が挙げられるが、これに制約されない。イオン導電剤として、四級アンモニウム塩等のカチオン性化合物や、両性化合物、その他イオン性高分子材料が挙げられるが、これにもこだわらない。さらに、アルミ等の金属材料からなる導電性ローラであっても構わない。
図1及び図2の現像装置を用いて実施した結果を以下に示す。それぞれ分離手段として、逆極性粒子分離部材を用いた場合とトナー担持体を用いた場合である。
用いた現像剤、実施条件などは、評価結果と合わせて表1から表3に示す。用いた現像剤、実施条件の詳細については後述する。
評価方法は以下の通りである。
コニカミノルタ製複写機bizhub C350を改造した画像形成装置を用い、各条件で画像面積率約2%の画像パターンを3枚間欠モードにて10万枚の耐久評価を行った。なお、このモードはユーザーが使用する一般的な状況を想定した評価方法で、1ジョブあたり文字パターン(印字率約2%)を3枚連続出力し、一旦停止する動作を繰り返し行うモードである。耐久評価の各ポイントで現像剤槽からサンプリングした現像剤のトナー帯電量を図4の装置を用いて評価した結果を表1〜3に示した。いずれの画像形成装置においても、補給トナーはそれぞれの実施条件に記載したトナーを用いた。
(実施例1、2及び比較例)
実施例1及び2、そして比較例の評価には以下のキャリヤ及びトナーを用いた。
<実施例1、2及び比較例の使用現像剤>
キャリヤA:
キャリヤは磁性体からなるキャリヤコア粒子にシリコーン樹脂コートがなされてなるコート型キャリヤで、体積平均粒径約33μmのコニカミノルタ製複写機bizhub C350用キャリヤを用いた。
キャリヤB:
キャリヤAに対して、2質量%の逆極性粒子である疎水性チタン酸ストロンチウム粒子をペイントコンディショナー(No.5400型:レッドデビル社製)にて1時間分散処理したものを用いた。
ここで用いた疎水性チタン酸ストロンチウム粒子は、硫酸法によって得られたメタチタン酸スラリーに、TiO2と等モル量のSrCl2を加えた後、CO2ガスを1L/minの流量でTiO2の2倍のモル量吹き込むと同時にアンモニア水を添加し(この際、ph値は8であった)、沈澱物を水洗して110℃で1日乾燥後、900℃で焼結させて得られたものであり、個数平均粒径300nmである。
トナーB:
湿式造粒法により作製された粒径約6.5μmのトナー母材に対し、第一の疎水性シリカ0.2質量%と第二の疎水性シリカ0.5質量%と疎水性酸化チタン0.5質量%をヘンシェルミキサ(三井金属鉱山社製)を用いて40m/sの速度で3分間表面処理を行って外添処理し、まず負極性トナーAを得た。
ここで用いた第一の疎水性シリカは、平均一次粒径16nmのシリカ(#130:日本アエロジル社製)を疎水化剤であるヘキサメチルジシラザン(HMDS)により表面処理を施したものである。また、第二の疎水性シリカは、平均一次粒径20nmのシリカ(#90G:日本アエロジル社製)をHMDSにより表面処理したものである。疎水性酸化チタンは、平均一次粒径30nmのアナターゼ型酸化チタンを水系湿式中で疎水化剤であるイソブチルトリメトキシシランにより表面処理をしたものである。
トナーAに逆極性粒子として個数平均粒径300nmの疎水性チタン酸ストロンチウムをトナーAに含まれるトナー母材粒子に対して2質量%、上記ヘンシェルミキサを用いて40m/sの速度で3分間外添処理し、負極性トナーBを得た。
実施例1及び2、そして比較例の評価は以下の実施条件で行った。
<実施例1及び比較例1の実施条件>
図1に示した現像装置で、現像剤としては前記キャリヤ及びトナーBを組み合わせたものを用い、現像剤中のトナー比率は8質量%とした。現像剤担持体には振幅1.4kV、DC成分−400V、Duty比50%、周波数2kHzの矩形波の現像バイアスを印加した。現像バイアスの平均電位に対して−150Vの電位差、現像バイアスの最大電位との電位差850Vとなる−550Vの直流バイアスを逆極性粒子分離部材に印加した。逆極性粒子分離部材としては表面にアルマイト処理を施したアルミローラを用い、現像剤担持体と逆極性粒子分離部材との最近接部のギャップは0.3mmとした。像担持体上に形成された静電潜像の背景部電位は−550V、画像部電位は−60Vであった。像担持体と現像剤担持体との最近接部のギャップは0.35mmとした。逆極性粒子分離部材と現像剤担持体との間に形成される電界の絶対値の最大値は850V/0.3mm=2.8×106V/mであった。逆極性粒子分離部材に捕集された逆極性粒子の現像剤槽への回収は紙間のタイミングで、現像剤担持体と逆極性粒子分離部材に印加する電圧を逆にすることで行った。
<実施例2及び比較例2の実施条件>
図2に示した現像装置を用い、現像剤としては前記キャリヤ及びトナーBを組み合わせたものを用い、現像剤中のトナー比率は8質量%とした。現像剤担持体には−400Vの直流電圧を印加した。トナー担持体には振幅1.6kV、DC成分−300V、Duty比50%、周波数2kHzの矩形波の現像バイアスを印加した。現像剤担持体の電位に対してトナー担持体の平均電位は100Vの電位差を有し、最大電位差は電位差900Vである。トナー担持体には表面にアルマイト処理を施したアルミローラを用い、現像剤担持体とトナー担持体との最近接部のギャップは0.3mmとした。像担持体上に形成された静電潜像の背景部電位は−550V、画像部電位は−60Vであり、像担持体とトナー担持体との最近接部のギャップは0.15mmとした。トナー担持体と現像剤担持体との間に形成されるトナー分離電界の絶対値の最大値は900V/0.3mm=3.0×106V/mであった。
実施例1及び2、そして比較例を実施し、評価を行った結果を表1に示す。
Figure 0004951935
表1より、実施例1及び2において、初期のトナー帯電量に対する耐刷中のトナー帯電量の変化幅は3μC/g以下である(○評価とした)。実施例1及び2ではトナー帯電量の変化幅が極僅かしか変化していないが、比較例1及び2では何れもトナー帯電量変化がほぼ5μC/gのレベルに達している(×評価とした)。
ここで、トナー帯電量が極僅かしか変化していない実施例1及び実施例2の条件は、キャリヤ表面に逆極性粒子であるチタン酸ストロンチウムを添加した現像剤を用いて、またそのチタン酸ストロンチウムを回収する部材、機構を設けた構成で、さらに補給されるトナーにチタン酸ストロンチウムが外添処理されたものであることがわかる。
また比較例1及び2は、トナーには逆極性微粒子であるチタン酸ストロンチウムが外添処理されているものの、キャリヤ表面にはチタン酸ストロンチウムを添加しておらず、特に初期において大きくトナー帯電量が低下している。
また、図3に示す現像装置を用いて、実施例と同じトナーBとキャリヤBを組み合わせた現像剤で実施したが、結果は10μC/g以上であった(×評価)。図3に示した現像装置は、図1の現像装置において逆極性粒子分離部材を外したものであり、現像バイアス等のその他の条件は図1の現像装置を用いた場合と同じとした。
このように、トナーBとキャリヤBを組み合わせた現像剤では、初期的にはキャリヤに添加したチタン酸ストロンチウムの作用により、また耐刷が進むにつれてトナーとともに補給されるチタン酸ストロンチウムの作用で、さらにそのチタン酸ストロンチウムを現像剤槽中に回収する部材、機構を設けることで初期から耐刷中にかけてトナー帯電量は安定維持される。
また、実施例1及び2で、トナーBの代わりにチタン酸ストロンチウムを添加していないトナーを用いても、逆極性粒子を全く添加していない現像剤に比べるとはるかに良好な結果が得られる。但し、長期的には帯電量低下の懸念があり、適宜チタン酸ストロンチウム粒子を補給する、あるいは補給トナーとしてトナーBを使用することが望ましい。
(実施例3及び4)
実施例3及び4の評価には以下のキャリヤ及びトナーを用いた。
<実施例3及び4の使用現像剤>
キャリヤC:
キャリヤは磁性体からなるキャリヤコア粒子にシリコーン樹脂コートがなされてなるコート型キャリヤで、体積平均粒径約33μmのコニカミノルタ製複写機bizhub C350用キャリヤに、キャリヤに対して2質量%の疎水性チタン酸ストロンチウム粒子をペイントコンディショナー(No.5400型:レッドデビル社製)にて1時間分散処理したものを用いた。
ここで用いた疎水性チタン酸ストロンチウム粒子は、硫酸法によって得られたメタチタン酸スラリーに、TiO2と等モル量のSrCl2を加えた後、CO2ガスを1L/minの流量でTiO2の2倍のモル量吹き込むと同時にアンモニア水を添加し(この際、ph値は8であった)、沈澱物を水洗して110℃で1日乾燥後、700℃で焼結させて得られたものであり、個数平均粒径70nmである。
キャリヤD:
キャリヤCと同様に、コニカミノルタ製複写機bizhub C350用キャリヤに、キャリヤに対して2質量%の疎水性チタン酸ストロンチウム粒子の処理を施した。
ここで用いた疎水性チタン酸ストロンチウム粒子は、硫酸法によって得られたメタチタン酸スラリーに、TiO2と等モル量のSrCl2を加えた後、CO2ガスを1L/minの流量でTiO2の2倍のモル量吹き込むと同時にアンモニア水を添加し(この際、ph値は8であった)、沈澱物を水洗して110℃で1日乾燥後、800℃で焼結させて得られたものであり、個数平均粒径100nmである。
キャリヤB:
実施例1で用いたキャリヤBを使用した。
キャリヤE:
キャリヤCと同様に、コニカミノルタ製複写機bizhub C350用キャリヤに、キャリヤに対して2質量%の疎水性チタン酸ストロンチウム粒子の処理を施した。
ここで用いた疎水性チタン酸ストロンチウム粒子は、硫酸法によって得られたメタチタン酸スラリーに、TiO2と等モル量のSrCl2を加えた後、CO2ガスを1L/minの流量でTiO2の2倍のモル量吹き込むと同時にアンモニア水を添加し(この際、ph値は8であった)、沈澱物を水洗して110℃で1日乾燥後、1000℃で焼結させて得られたものであり、個数平均粒径800nmである。
キャリヤF:
キャリヤCと同様に、コニカミノルタ製複写機bizhub C350用キャリヤに、キャリヤに対して2質量%の疎水性チタン酸ストロンチウム粒子の処理を施した。
ここで用いた疎水性チタン酸ストロンチウム粒子は、硫酸法によって得られたメタチタン酸スラリーに、TiO2と等モル量のSrCl2を加えた後、CO2ガスを1L/minの流量でTiO2の2倍のモル量吹き込むと同時にアンモニア水を添加し(この際、ph値は8であった)、沈澱物を水洗して110℃で1日乾燥後、1100℃で焼結させて得られたものであり、個数平均粒径850nmである。
トナーB:
実施例1に用いたトナーBである。
実施例3及び4の評価は以下の実施条件で行った。
<実施例3の実施条件>
図1に示した現像装置で、現像剤としては前記キャリヤとトナーBを組み合わせたものを用いた。その他の条件は実施例1の実施条件と同じとした。
<実施例4の実施条件>
図2に示した現像装置で、現像剤としては前記キャリヤとトナーBを組み合わせたものを用いた。その他の条件は実施例2の実施条件と同じとした。
実施例3及び4を実施し、評価を行った結果を表2に示す。
Figure 0004951935
表2より、実施例3及び実施例4において、キャリヤに添加した逆極性粒子であるチタン酸ストロンチウムの個数平均粒径が70nmから850nmの範囲で、初期のトナー帯電量に対する耐刷中のトナー帯電量の変化幅が抑制された(評価○または△)。
しかし実施例3−1、3−2のように、この個数平均粒径が100nmより小さい場合には、キャリヤに添加したチタン酸ストロンチウムが現像剤槽中でトナーの混合された際にトナー表面に移行し、一旦移行したチタン酸ストロンチウムがトナーの帯電極性と逆極性であるため強固に付着し、トナーとともに消費されてしまう恐れがある。
また実施例3−5、4−5のように、この個数平均粒径が850nmを超える場合には、キャリヤに添加処理してもキャリヤ表面に固定化することが困難となり、現像剤中で浮遊するチタン酸ストロンチウム粒子の比率が多くなり、この浮遊した粒子がトナーの表面に付着して、初期のトナーの帯電量を低下させてしまう現象が発生する恐れがある。
このようにキャリヤに添加する逆極性粒子であるチタン酸ストロンチウム粒子の粒径は、トナー表面に移行して付着してもトナーの帯電性に影響が小さく、また回収する部材や機構によってトナー表面より容易に剥離する好ましい範囲が存在し、特に100nmから800nmの範囲では、初期のトナー帯電量に対する耐刷中のトナー帯電量の変化が極僅かしか見られず良好である(○評価)。
(実施例5及び6)
実施例5及び6の評価には以下のキャリヤ及びトナーを用いた。
<実施例5及び6の使用現像剤>
キャリヤG:
キャリヤは磁性体からなるキャリヤコア粒子にシリコーン樹脂コートがなされてなるコート型キャリヤで、体積平均粒径約33μmのコニカミノルタ製複写機bizhub C350用キャリヤに、0.008質量%の疎水性チタン酸ストロンチウム粒子をペイントコンディショナー(No.5400型:レッドデビル社製)にて1時間分散処理したものを用いた。ここで用いた疎水性チタン酸ストロンチウム粒子は、キャリヤBと同じ個数平均粒径300nmのものを用いた。
キャリヤH:
キャリヤGと同様に、コニカミノルタ製複写機bizhub C350用キャリヤに、0.01質量%の疎水性チタン酸ストロンチウム粒子の処理を施した。ここで用いた疎水性チタン酸ストロンチウム粒子は、キャリヤBと同じ個数平均粒径300nmのものを用いた。
キャリヤI:
キャリヤGと同様に、コニカミノルタ製複写機bizhub C350用キャリヤに、0.1質量%の疎水性チタン酸ストロンチウム粒子の処理を施した。ここで用いた疎水性チタン酸ストロンチウム粒子は、キャリヤBと同じ個数平均粒径300nmのものを用いた。
キャリヤB:
実施例1に用いたキャリヤBである。
キャリヤJ:
キャリヤGと同様に、コニカミノルタ製複写機bizhub C350用キャリヤに、5質量%の疎水性チタン酸ストロンチウム粒子の処理を施した。ここで用いた疎水性チタン酸ストロンチウム粒子は、キャリヤBと同じ個数平均粒径300nmのものを用いた。
キャリヤK:
キャリヤGと同様に、コニカミノルタ製複写機bizhub C350用キャリヤに、5.2質量%の疎水性チタン酸ストロンチウム粒子の処理を施した。ここで用いた疎水性チタン酸ストロンチウム粒子は、キャリヤBと同じ個数平均粒径300nmのものを用いた。
トナーB:
実施例1に用いたトナーBである。
実施例5及び6の評価は以下の実施条件で行った。
<実施例5の実施条件>
図1に示した現像装置で、現像剤としては前記キャリヤとトナーBを組み合わせたものを用いた。その他の条件は実施例1の実施条件と同じとした。
<実施例6の実施条件>
図2に示した現像装置で、現像剤としては前記キャリヤとトナーBを組み合わせたものを用いた。その他の条件は実施例2の実施条件と同じとした。
実施例5及び6を実施し、評価を行った結果を表3に示す。
Figure 0004951935
表3より、実施例5及び実施例6において、キャリヤに添加した逆極性粒子であるチタン酸ストロンチウムの添加量が0.008質量%から5.2質量%の範囲で、初期のトナー帯電量に対する耐刷中のトナー帯電量の変化幅が抑制された(評価○または△)。
しかしこの添加量が0.01質量%程度を下回る場合には、トナーの帯電量を高める効果が低下する可能性があり、また添加量が5質量%程度を超える場合には、すべてのチタン酸ストロンチウム粒子をキャリヤ表面に固定化することが困難となり、現像剤中で浮遊するチタン酸ストロンチウム粒子の比率が多くなり、この浮遊した粒子がトナーの表面に付着して、初期のトナーの帯電量を低下させてしまう現象が発生する恐れがある。
このようにキャリヤに添加する逆極性粒子であるチタン酸ストロンチウム粒子の添加量は、好ましい範囲が存在し、特に0.01質量%から5質量%の範囲では、初期のトナー帯電量に対する耐刷中のトナー帯電量の変化が極僅かしか見られず良好である(○評価)。
なお、これまでの実施例として疎水化されたチタン酸ストロンチウムを用いて説明を行ってきたが、トナーとして負帯電性トナーを用いる場合、チタン酸バリウム、アルミナ等の無機微粒子やアクリル樹脂、ナイロン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂で構成された微粒子を使用することができる。
同様に正帯電性トナーを用いる場合、逆極性粒子としては負帯電性を有する微粒子が用いられ、例えば、シリカ、酸化チタン等の無機微粒子に加え、フッ素樹脂、ポリオレフィン樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂で構成された微粒子を使用することができる。
これら粒子は適正な粒径と添加量によって効果が発揮されることは容易に推察される。
特に微粒子としての硬度が高い無機微粒子は、キャリヤ表面に付着した逆極性粒子以外の外添剤やトナーの微粉成分を研磨、除去する効果をも期待できることからより好ましい。
本発明の実施形態によれば、逆極性粒子のトナー荷電効果によりキャリヤの劣化が補完される。また逆極性粒子を表面に添加処理した磁性キャリヤをトナーと混合して調製した現像剤を使用し、バイアス電圧を印加することで、現像前に逆極性粒子をトナーから分離しておくことにより、逆極性粒子が現像領域で消費されることが有効に防止され、逆極性粒子はトナーの帯電に寄与するというその本来の機能を果たし続けることができ、画像面積率が比較的小さい画像の形成を連続して行う場合であっても、長期にわたってキャリヤの劣化を抑制することができる。
なお、上述の実施形態例は、すべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る第1の実施形態による画像形成装置の主要部を示す概略構成図である。 本発明に係る第2の実施形態である画像形成装置の主要部を示す概略構成図である。 比較例としての画像形成装置の主要部を示す概略構成図である。 帯電量の測定装置を示す概略構成図である。
符号の説明
1 像担持体(感光体ドラム)
2a、2b 現像装置
3 帯電装置
4 転写ローラ
5 クリーニングブレード
6 現像領域
7 トナー補給装置
11 現像剤担持体
12 スリーブローラ
13 磁石ローラ
14 電源
15 規制部材(規制ブレード)
16 現像剤槽
17 バケットローラ
18 ケーシング
19 補給ローラ
20 ATDCセンサ
21 ホッパ
22 逆極性粒子分離部材
23 補給トナー
24 現像剤
25 トナー担持体
31 導電性スリーブ
32 マグネットロール
33 バイアス電源
34 円筒電極

Claims (7)

  1. 像担持体上の静電潜像を現像し、トナー像を形成する現像装置であって、
    トナーと、前記トナーの帯電極性に対して逆極性に帯電される逆極性粒子が表面に添加処理された磁性キャリヤとを混合した現像剤を収容する現像剤槽と、
    前記現像剤槽から供給される前記現像剤を磁力により表面に担持して搬送する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体と前記像担持体との間に設けられ、前記現像剤担持体上の現像剤から前記トナーを分離して担持し、担持した前記トナーによって前記像担持体上の静電潜像を現像するトナー担持体と、
    前記トナー担持体に対して、前記現像剤担持体上の現像剤から前記トナーを分離するためのバイアス電圧を印加する分離電圧印加手段とを備えることを特徴とする現像装置。
  2. 前記トナーは、表面に前記逆極性粒子が添加処理されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤槽内の現像剤に対して前記逆極性粒子を補充する逆極性粒子補充手段を有することを特徴とする請求項に記載の現像装置。
  4. 前記逆極性粒子補充手段は、
    前記逆極性粒子を外添した前記トナーを補給するトナー補給装置であることを特徴とする請求項に記載の現像装置。
  5. 前記現像剤における前記逆極性粒子の個数平均粒径は、100nm以上800nm以下であることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の現像装置。
  6. 前記現像剤における前記逆極性粒子の添加量は、キャリヤに対して0.01質量%以上5質量%以下であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の現像装置。
  7. 前記像担持体と、
    前記像担持体上に静電潜像を形成する手段と、
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置
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