JPH09185247A - 電子写真現像装置 - Google Patents

電子写真現像装置

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JPH09185247A
JPH09185247A JP30395596A JP30395596A JPH09185247A JP H09185247 A JPH09185247 A JP H09185247A JP 30395596 A JP30395596 A JP 30395596A JP 30395596 A JP30395596 A JP 30395596A JP H09185247 A JPH09185247 A JP H09185247A
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JP
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toner
bias
roller
developing
development
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JP30395596A
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English (en)
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Susumu Kikuchi
進 菊地
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は予備現像工程では二成分磁気ブラシ現
像法を採用して現像ローラ33上に高密度トナー薄層を
形成し、現像位置側では、該トナーを現像バイアスで像
担持体9側にトナーを飛翔させて現像を行うものであ
る。 【解決手段】本発明は二成分現像剤を用いた電子写真現
像装置において、像担持体9に選択的にトナーを付着さ
せる現像ローラ33と、キャリアとトナーとを摩擦帯電
させる攪拌手段31との間に、磁石集成ロール32bを
内包した非磁性スリーブ32aからなる中間ローラ32
を介在させ、前記中間ローラ32上にキャリアとトナー
からなる磁気ブラシを担持させた後、前記中間ローラ3
2と現像ローラ33間に形成した予備現像バイアスを利
用してトナーのみを現像ローラ33側に転移させ、次に
前記現像ローラ33と像担持体9間に本現像バイアスを
印加させ、該バイアスによりトナーを飛翔させて現像を
行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリアとトナー
からなる二成分現像剤を用いた電子写真現像装置に係
り、特に前記キャリアとトナーとの摩擦帯電若しくは現
像バイアスを利用して帯電されたトナーを現像ローラに
担持させた後、感光体ドラムその他の像担持体の潜像部
(正転現像の場合)若しくは非潜像部(反転現像の場
合)に選択的にトナーを付着させる電子写真現像装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、感光体ドラムその他の像担持
体の潜像部(正転現像の場合)若しくは非潜像部(反転
現像の場合)に選択的にトナーを付着させる電子写真現
像装置、より具体的には乾式電子写真現像装置は周知で
ある。この種の現像装置には、現像剤としてトナーのみ
を用いる一成分現像法とトナーとキャリアを用いる二成
分現像法に分類され、更にトナーの磁性の有無に応じて
磁性一成分(二成分)現像法と非磁性一成分(二成分)
現像法にも分類される。
【0003】磁性一成分現像法には例えば現像スリーブ
上に薄層のトナー層を形成し、これを感光体面(像担持
体)面に近接させ、この間に交流バイアスを印加し、ト
ナーを静電像に印加させる、いわゆるジャンピング現像
方式(USP4281329、USP4292387、
USP4395476他)が提案されている。
【0004】しかしながら前記ジャンピング現像方式は
現像スリーブ内に内包されたマグネットロールの磁力に
より現像スリーブ上に磁気ブラシが形成されて、高密度
なトナー層が形成できず、特にフルカラー電子写真のよ
うに転写紙全面にトナーを付着させるような場合に十分
且つ均一な画像濃度を確保できないという問題が有る。
【0005】一方非磁性一成分現像法は、磁性トナーに
比較して透明性のよいトナーが使えるために、フルカラ
ー電子写真装置に適用する場合に有利であるが、トナー
が非磁性であるために、現像スリーブのトナー供給にト
ナー磁力が使えないために、トナー供給ローラを追加し
た技術が提案されている。(Ricoh Tecnical Report,N
o.16,18(1987))かかる技術は図7に示されるように、
マグネットローラ111を内包した現像スリーブ112
の上流側にトナー供給ローラ113を配置したもので、
この場合マグネットローラ111の磁力は、トナー吸引
力としては働かないが、弾性を有する磁性のトナー薄層
化ブレード114に対して現像スリーブ112への吸引
力として作用させている。図中115は除電ブラシ、1
17はトナーアジテータ、116はトナーホッパであ
る。
【0006】しかしながらかかる非磁性一成分現像法に
おいては前記したように磁性トナー薄層化ブレード11
4に対して現像スリーブ112への吸引力として作用さ
せているが、トナーが非磁性であり、又、トナーアジテ
ータ117等を利用して摩擦帯電によるトナー攪拌を行
っているがトナー同士の攪拌では十分なる電荷を注入で
きず、結果として現像スリーブ112上に高密度なトナ
ー層が形成できず、前記と同様にフルカラー電子写真の
ように転写紙全面にトナーを付着させるような場合に十
分且つ均一な画像濃度を確保できないという問題が有
る。
【0007】一方二成分現像法は一般に二成分磁気ブラ
シ現像法が用いられており、該現像方式を簡単に説明す
るに、この方式は、鉄、フェライト等の磁性粉をそのま
まか、若しくはその表面にポリマーコート層を被覆する
か、あるいはバインダポリマ中に磁性微粒子を分散した
キャリアをトナーとともに用い、その直径50〜200
μm程度に設定したキャリアと、該キャリアより小さい
粒径、例えば5〜20μm前後に設定したトナーとを一
定の割合で混合して現像剤を構成し、該現像剤同士を攪
拌手段により攪拌して、キャリアとトナーとを摩擦帯電
させて、静電力によってキャリア表面にトナーを付着さ
せた後、マグネットローラを内包した非磁性現像スリー
ブ上に前記トナーとともに、キャリアを担持させるとと
もに、前記マグネットローラの磁極(主極)を利用して
現像位置における現像スリーブ上に磁気ブラシを形成す
る。そして前記現像位置で磁気ブラシを感光体上に摺擦
させながら、該現像位置に現像バイアスを印加すること
により、感光体上の潜像部(正転現像の場合)若しくは
非潜像部(反転現像の場合)に選択的にトナーを付着さ
せるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの種の
磁気ブラシ現像方式においては、現像スリーブに形成さ
れるキャリアを中心とする磁気ブラシが感光体表面を摺
擦するために、現像工程で付着したトナー画像を乱した
り、若しくは感光体ドラム側にキャリアが転移し白筋等
を発生しやすい。即ち前記従来技術の問題を整理する
に、磁性トナーを用いる磁性現像法においては、透明性
のよいトナーが使えないために、フルカラー電子写真装
置に適用する場合に不利である。特に前記ジャンピング
現像方式においては、現像スリーブ上に担持されるトナ
ー層が低密度であり、特にべた黒現像や写真現像若しく
はフルカラー現像のように転写紙全面にトナーを付着さ
せるような場合に十分且つ均一な画像濃度を確保できな
いという問題が有る。
【0009】一方二成分磁気ブラシ現像法においては磁
性若しくは非磁性トナーのいずれも用いる事が出来るが
キャリアがトナー表面を摺擦するために、感光体ドラム
側に転移したトナー画像に乱れが生じやすい。
【0010】本発明の目的は、前記した二成分現像法と
一成分現像法を効果的に組合せて、前記した従来技術の
欠点を容易に解消し得る電子写真現像装置を提供するこ
とにある。
【0011】本発明の他の目的はフルカラー電子写真の
為に、透明性のよい非磁性トナーを用いた場合において
も、現像スリーブ上に担持されるトナー層を高密度化
し、且つべた黒現像や写真現像若しくはフルカラー現像
のように転写紙全面にトナーを付着させるような場合に
おいても十分な濃度を確保できるようにした電子写真現
像装置を提供することにある。又本発明の他の目的は二
成分磁気ブラシ現像法と一成分飛翔現像法とを効果的に
組合せて、一の感光体ドラムに複数の現像ユニットを装
着するカラー電子写真装置への適用を可能にした電子写
真現像装置を提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、簡単なバイア
ス制御により濃度調整その他の現像特性を調整させるこ
とができる電子写真現像装置を提供することである。ま
た、本発明の他の目的は、現像間隔を離間させる等の機
械的制御を行う事なく、簡単なバイアス制御により像担
持体へのトナー供給/停止を制御できる電子写真現像装
置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は図1に示すよう
に、キャリアとトナーを現像容器30内に収納してなる
いわゆる二成分現像剤を用いた電子写真現像装置におい
て、像担持体9に選択的にトナーを付着させる現像ロー
ラ33と、キャリアとトナーとを摩擦帯電させる攪拌手
段31との間に、磁石集成ロール32bを内包した非磁
性スリーブ32aからなる中間ローラ32を介在させ、
前記中間ローラ32上にキャリアとトナーからなる磁気
ブラシを担持させた後、前記中間ローラ32と現像ロー
ラ33間に形成した第一のバイアス(予備現像バイア
ス)を利用してトナーのみを現像ローラ33側に転移さ
せることを特徴とする。
【0014】即ち本発明は前記現像ローラ33に至る予
備現像工程まではいわゆる二成分磁気ブラシ現像により
高密度なトナー層のみを現像ローラ33上に担持させる
ものである。そして前記現像ローラ33より像担持体9
に選択的にトナーを付着させる本現像工程では、前記現
像ローラ33と像担持体9間に第二のバイアス(本現像
バイアス)を印加させ、該本現像バイアスによりトナー
を飛翔させて現像を行うことを特徴とするものである。
【0015】従って本発明は予備現像工程では二成分磁
気ブラシ現像法を採用して現像ローラ33上に高密度ト
ナー薄層を形成し、現像位置側では、該トナーを現像バ
イアスで像担持体9側にトナーを飛翔させて現像を行う
事により濃度の高い画像形成、具体的にはべた黒現像や
写真現像若しくはフルカラー現像のように転写紙全面に
トナーを付着させるような場合においても十分な濃度を
確保できる。
【0016】又現像ローラ33にはキャリアの磁気ブラ
シにより十分摩擦帯電されたトナーが現像ローラ33側
に薄層担持される為に、透明性のよい非磁成トナーを用
いた場合においても現像ローラ33上に担持されるトナ
ー層を高密度化出来、フルカラー電子写真に有効であ
る。又本発明は二成分現像剤を用いるも現像位置では、
トナーを飛翔させて現像を行うものであるために、一層
の鮮明画像の形成が可能であるとともに、一の感光体ド
ラムに複数の現像ユニットを装着するカラー電子写真装
置への適用も容易で有る。
【0017】従って本発明においてはトナーの帯電につ
いて着目して検討してみるに、キャリアとトナーを現像
容器30内に収納してなる電子写真現像装置において、
像担持体9に選択的にトナーを付着させる現像ローラ3
3と、キャリアとトナーとを摩擦帯電させる攪拌手段3
1との間に、磁石集成ロール32bを内包した非磁性ス
リーブ32aからなる中間ローラ32を介在させ、前記
攪拌手段31によりトナーの第一の帯電を行った後、中
間ローラ32上にキャリアとトナーからなる磁気ブラシ
を担持させた後、該磁気ブラシを利用して第二の帯電を
行いながら前記中間ローラ32と現像ローラ33間で逆
帯電トナーを分離し正の帯電トナーを現像ローラ33側
に転移させることを特徴とする電子写真現像装置である
といえる。
【0018】即ち図1においてトナーの攪拌手段31と
中間ローラ32との間では、攪拌手段31(混合攪拌
器)の摩擦帯電で帯電させ、次に磁気ブラシを利用して
第二の帯電を行うために、十分な帯電が可能となる。前
記中間ローラ32と現像ローラ33間では例えばバイア
スを介しての転移であるために、逆帯電トナー(像担持
体の背景部に付着する側に帯電しているトナー)が現像
ローラ33側に転移されずに中間ローラ32側への付着
が維持される。
【0019】言換えれば逆帯電トナーは分離し正の帯電
トナーのみが現像ローラ33側に転移させる事が出来、
帯電フィルタ効果を得る事が出来る。従って現像ローラ
33側には像形成に寄与する正の帯電トナーのみが現像
ローラ33に担持されて現像が行われているために、か
ぶりのない鮮明画像の現像が可能となる。
【0020】又本発明は前記第一のバイアスの印加電圧
を現像時と非現像時で切り換え可能に構成し、現像時は
中間ローラ32より現像ローラ33へのトナー転移が、
一方非現像時は現像ローラ33から中間ローラ32への
トナー回収が行われるようにしたことを特徴とする。
【0021】この結果、非現像時は現像ローラ33から
中間ローラ32へのトナー回収が行われる為に、像担持
体9側への像履歴が発生する余地がなく、特に現像間隔
を離間させる等の機械的制御を行う事なく、簡単なバイ
アス制御により像担持体9へのトナー供給/停止を制御
出来、特にトナー色の異なる複数の現像ユニットを一の
感光体ドラムに装着する構成の装置において有効であ
る。この場合前記第二のバイアスを、DC成分が重畳さ
れた交番バイアスで構成し、一方第一のバイアスをDC
バイアスで構成する事により、前記現像時と非現像時で
の切り換えを容易に行う事が出来る。
【0022】より具体的には、第一のバイアスのDC電
圧レベルを現像時と非現像時で切り換え可能に構成し、
該第一のバイアスのDC電圧レベルが、現像時には前記
第二のバイアスの重畳DC成分レベルより高く、一方非
現像時には前記第二のバイアスの重畳DC成分レベルよ
り低く設定するのがよい。
【0023】即ちより明瞭に説明するに、使用するトナ
ーと同極性の電圧を正バイアス、逆極性を逆バイアスと
した場合において、前記第一のバイアスが現像時正バイ
アスに、非現像時逆バイアスに切り換え可能に設定する
のがよい。この場合前記第二のバイアスのDC成分が正
バイアスである方が現像ローラ33よりのトナー回収が
容易に行われる。又前記第一のバイアスの現像時の正バ
イアス、及び非現像時の逆バイアスの夫々の絶対値を1
50〜500Vの範囲とする事によりトナー疲労が軽減
し、好ましい。
【0024】更に前記第二のバイアスをDC成分を重畳
した交番バイアスで構成するとともに、該交番バイアス
が正弦波または矩形波であり、そのピークツーピーク電
圧ACppを2.4〜1.2Kv、周波数ACHzを
2.5〜1.5KHzに夫々設定したトナーの電界振動
が円滑に出来、一層の高速現像が可能となる。又前記第
二のバイアスのDC成分は、像担持体9の潜像部にトナ
ーを付着させる正転現像方式においては像担持体9のV
o(帯電電位レベル)±100vとし、像担持体9の非
潜像部にトナーを付着させる反転現象方式においては、
前記第二のバイアスのDC成分を像担持体9のVl(表
面電位)±100vとするのがよい。
【0025】更に現像時において前記第1バイアスと予
備現像バイアスとの電位差を可変可能に構成することに
より現像ローラ33に担持されるトナー層厚の調整も可
能であり、結果として濃度調整等も容易である。又本発
明は前記キャリアの体積固有抵抗を107〜1012Ω・
cmとし、より具体的には体積固有抵抗が1010Ω・c
m以下のキャリアと1012Ω・cm以上のキャリアを混
合使用するのがよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。
【0027】先ず本発明を図1に基づいて具体的に説明
するに10は現像ユニット、9は感光体ドラム等の像担
持体、26は中間転写体(シート状のベルト)で、現像
ユニット10を構成する現像容器30内には感光体ドラ
ム9に選択的にトナーを付着させる現像ローラ33と、
キャリアとトナーとを摩擦帯電させる混合攪拌器31と
の間に、磁石集成ロール32bを内包した非磁性スリー
ブ32aからなる中間ローラ32が介在させている。そ
して前記中間ローラ32には予備現像バイアスとしてD
Cバイアスが、又現像ローラ33には、DC成分が重畳
された交番バイアスが印加されている。
【0028】そして例えば図3に示すように反転現像に
おいて感光体ドラム9の帯電(背景)電位レベルが正の
場合において、混合攪拌器31Aの攪拌回転によりキャ
リア43は負、トナー44は正に摩擦帯電され、そして
キャリアは磁性粉で形成されているために、トナーが静
電的に付着したキャリアが矢印方向に回転する中間ロー
ラ32の表面上に磁気ブラシ状に担持される。
【0029】一方、前記現像ローラ33に印加される本
現像バイアス電圧Vt、前記中間ローラ32に印加され
る予備バイアス電圧Vmとすると、中間ローラ32Aの
磁気ブラシ状キャリアに吸着されてトナーは、Vt<V
mのとき前記現像ローラ33に転移し、Vt>Vmのと
き前記現像ローラ33から中間ローラ32に回収され
る。
【0030】したがって、図2及び図4に示すように、
前記現像ローラ33に印加されるバイアスVtを、直流
電圧20〜80Vが重畳されピークツーピーク値200
0Vに設定し周波数を2kHzとした交番バイアスと
し、一方中間ローラ32に印加されるバイアス電圧Vm
を、現像時に直流電圧200Vに設定すると、前記バイ
アス電圧Vt<Vmである期間Tl2のときにトナー4
4は中間ローラ32から現像ローラ33に転移する。そ
して、Vt>Vmである期間Tl1のときにトナー44
は現像ローラ33から中間ローラ32に回収される。
【0031】すなわち、現像時には現像ローラ33のバ
イアス電圧Vtが200V以下に変化する期間Tl2
ときにトナーは中間ローラ32から現像ローラ33に転
移し、Vtが200V以上に変化する期間Tl1ときに
トナー44が現像ローラ33から中間ローラ32に回収
される。前記期間Tl2がTl1より長いために現像ロー
ラ33にトナー層が転移する。
【0032】一方中間ローラ32に印加されるバイアス
電圧Vmを、非現像時に直流電圧−200Vに切り換え
ると、現像ローラ33のバイアス電圧Vtが−200V
以下に変化する期間Tl’2のときにトナー44は中間
ローラ32から現像ローラ33に転移し、Vtが−20
0V以上に変化する期間Tl’1ときにトナー44が現
像ローラ33から中間ローラ32に回収されるが、前記
期間Tl2がTl1より短いために現像ローラ33のトナ
ーが回収される。
【0033】又、前記交番バイアス電圧と前記直流バイ
アス電圧Vm1との電圧差(Vtmax−Vm1)を可
変設定することによりトナーの転移もしくは回収期間T
1、Tl2が変化して、現像ローラ33へのトナー層の
厚さが変化し、トナー濃度や現像特性を制御することが
できる。
【0034】次に感光体ドラム9と現像ローラ33の関
係では、現像ローラ33に印加される中心バイアス電圧
Vbias(重畳DC成分)を感光体ドラム9の表面電位V
l(20v)以上で且つ帯電(背景)電位レベルVo
(300〜350V)以下に設定する事により現像ロー
ラ33より感光体ドラム9側にトナーを飛翔させて現像
を行うことが出来る。
【0035】この場合、現像ローラには正に帯電したト
ナーのみが高密度で担持されている為に、前記中心バイ
アス電圧Vbiasを表面電位Vl側に低く(例えば80v
前後)設定した場合においても円滑に現像が可能であ
り、いわゆる低電界現像が可能になるとともに、更にこ
れによりVbias〜Voとの位相差(かぶり除去電界)を
大きく取る事が出来、背景部のトナーかぶりを完全阻止
できる。
【0036】次にかかる現像装置を組込んだフルカラー
電子写真プリンタについて説明する。図5は、本発明が
適用されるフルカラー電子写真プリンタの外観図で、6
0は夫々異なる色のトナー画像に対応する光信号を走査
する2ビーム光走査タイプの光走査系で、図示しない光
源からの2ビーム光変調光をポリゴンミラー61、レン
ズ系63等で構成される光走査系60により、夫々像担
持体9である感光ドラム9A及び9Bに静電潜像が結像
される。
【0037】また、感光ドラム9A,9Bには、それぞ
れ該ドラムを帯電するチャージャ27及び残留トナーを
除去するクリーニングブレード28が設けられている。
感光ドラム9A,9Bの転写位置には、背面側に設けた
転写ローラ50により押圧された中間転写シートベルト
26が接触回転し、該中間転写シートベルト26は体積
抵抗率が1010〜1014Ωcmの中抵抗領域にある無端
状のベルト体であり、厚さ150μm程度のポリカーボ
ネイト、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン等で
成形されている。図中12は転写シートベルト26より
残留トナーを除去するクリーナ、13は残留トナー回収
器である。
【0038】又中間転写シートベルト26の外周はほぼ
転写紙の最大長とほぼ同一の周長若しくはそれより長く
形成されており、そして中間転写シートベルト26の1
の回転時に感光ドラム9Aよりマゼンタ色のトナーが、
又感光ドラム9Bよりイエロー色のトナーが夫々転写ロ
ーラ50を介して重畳転写され、次の中間転写シートベ
ルト26の第2の回転時に感光ドラム9Aよりブラック
色のトナーが、又感光ドラム9Bよりシアン色のトナー
が夫々重畳されて中間転写シートベルト26上に4色の
トナーが重畳担持されるように構成している。
【0039】即ち、感光ドラム9A、9Bには、ブラッ
ク色とイエロー色トナーの現像器10A、10B及びマ
ゼンタ色とシアンイエロー色トナーの現像器10C、1
0Dの複数の現像器が付設され、該複数の現像器10A
〜10Dは中間転写シートベルト26の1回転毎に前記
した現像ローラ33及び中間ローラ32のバイアス制御
により交互に現像及び非現像を繰り返すように構成して
いる。尚それぞれの現像器の現像ローラ33は、前記感
光ドラム9A、9Bと非接触で微小間隔を存して対峙さ
せている。尚、本実施例に用いるトナーは非磁性高抵抗
トナーを用い、5〜20μm程度の平均粒径のものを用
いている。又現像ローラ33に担持するトナー層は感光
体ドラムに移行するトナー量の1.5〜2.5倍になる
ように前記バイアスを制御するとともに、そのトナーの
平均帯電量の絶対値を5〜20μQ/mgとした。
【0040】又キャリアはフェライトにシリコーンコー
トされた磁性粒子の表面にポリエチレンを重合被覆した
キャリアを用い体積固有抵抗を107〜1012Ωcmと
し、より好ましくはその体積固有抵抗が1010Ωcm以
下のキャリアと1012Ωcm以上のキャリアを混合使用
し、より具体的には1012Ωcm以上のキャリアを10
wt%以上、具体的には10〜40wt%含むのがよ
い。
【0041】又中間ローラ32に内包する磁石集成ロー
ルは図1に示すように、現像位置側に位置する主極(N
極)を1極としているが、主極(N極)を2極とし、そ
の主極(N極)の間に現像ローラ33と中間ローラ32
の最近接点を位置するようにしてもよく、又主極(N
極)が一極でも二極でも現像ローラ33に対する中間ロ
ーラ32の主極(N極)の極位置を最近接点より上流側
6度以下、下流側を12度以内とする。そして前記キャ
リアに平均粒径70μm以上の前記磁性粉分散重合キャ
リアを用いて主極の最大磁力を650Gauss以上と
するのがよい。
【0042】又前記現像ローラ33の径はφ10〜6m
m、中間ローラ32に印加するバイアスを正弦波、また
は矩形波とし、ACpp=2.4〜1.2Kv、ACH
z=2.5〜1.5KHz、又感光体ドラム9と現像ロ
ーラ33との現像ギャップは0.3〜0.2mmとする
のがよい。
【0043】また、現像ローラ33と中間ローラ32間
のギャップは0.85mm、中間ローラ32と規制部材
29とのギャップは0.90mmに設定した。そして、
前記重合コートキャリアに平均粒径約7ミクロンのポリ
エステル樹脂をメインバインダーとした粉砕トナーを重
量混合比95:5±2の割合で混合し、現像ローラ33
の周速より中間ローラ32の周速を2〜5倍、好ましく
は2.5〜3倍速くするのがよい。
【0044】元に戻り、4色のトナーが中間転写シート
ベルト26に転写されると、用紙カセット14に収納さ
れている転写紙が給紙ローラ15等によって給紙通路1
6、17を通って、レジストローラ18の入口部に待機
させた後、前記4色の重畳トナーを転写後、その画像始
端のタイミングと合致させてレジストローラ18を回転
させて中間転写シートベルト26と第2転写ローラ19
間の転写位置に導き、該転写紙に4色トナー像が転写さ
れ、該未定着トナー像が転写された転写紙は搬送装置2
0の搬送ベルト21により、定着部22に搬送される。
定着部22においては、定着ローラ23及び加圧ローラ
24間にニップにより加熱定着され、排紙ローラ25に
よって外部に排出されるように構成されている。
【0045】次に、上記の電子写真プリンタに組込まれ
た現像器10の構成を説明する。図3に示すように、現
像器10は、感光体ドラム9側を開口した長方形状の容
器の奥側にトナータンク46が設けられ、該トナータン
ク46には対応する色のトナー44が供給され、このト
ナー44は混合攪拌器31の下方に設けたトナーセンサ
49によりキャリア/トナー混合比を検知し、所定混合
比以下になった際にトナー補給ローラ39が回転し、混
合攪拌器31側にトナーが補給され、キャリア/トナー
混合比を一定に維持する。
【0046】キャリア/トナーは混合攪拌器31により
均一に混合攪拌され、トナー44は正にキャリア43は
負に帯電される。混合攪拌器31に隣接して、磁石集成
ロール32Bを内包した中間ローラ32が設けられ、こ
の中間ローラ32の外周面上にトナー44を静電吸着し
たキャリア43の厚さを規制する規制部材29が設けら
れている。
【0047】よって、中間ローラ32内には磁石集成ロ
ール32bが内包され層厚規制されたキャリア43が磁
気ブラシを形成している。また、前記中間ローラ32に
は電圧変換回路36Aを介して現像用直流電源(DCm
1)34、及び非現像用直流電源(DCm2)35が切
り換え可能に印加されている。
【0048】即ち、前記電圧変換回路36Aは非現像時
と現像時で直流電源(DCm1:200V)34、及び
直流電源(DCm2:−200V)35が切り換え可能
に構成されている。中間ローラ32と所定間隔存して対
峙している現像ローラ33には、バイアス電圧として、
直流電圧(DCt)37が重畳された交流電源89(本
現像バイアス)が印加されている。
【0049】よって直流電源(DCm1)34が印加さ
れた現像時、前記バイアス電圧の位相差を利用して中間
ローラ32からトナー44のみが現像ローラ33側に転
移しトナー薄層を形成させる。
【0050】又直流電源(DCm2)35が印加された
非現像時は、前記バイアス電圧の位相差を利用して現像
ローラ33より中間ローラ32側にトナー44が転移し
トナー44の回収を行う。現像ローラ33は、感光ドラ
ム9と微小間隔存して感光ドラムと対峙して配設されて
いるとともに、前記感光ドラム9Aの周速度より前記現
像ローラ33周速度が速くなるように回転可能に構成し
ているとともに、前記本現像バイアスの印加により、感
光ドラム9A上の非潜像部(Vl)にトナーが付着し所
定の現像を行う。
【0051】前記現像ローラ33に印加される本現像バ
イアス電圧Vtは、前記した通り直流電圧20〜80
V、交流電圧をACpp=2.4〜1.2Kv、ACH
z=2.5〜1.5KHz、現像ギャップ=0.3〜
0.2mmするのがよい。尚、現像ローラに印加するバ
イアス電圧Vtは、かならずしも正弦波でなくても、振
幅可変のパルス波形であってもよい。
【0052】また、トナー濃度を含む現像特性の調整
は、中間ローラ32へのバイアス電圧34(DCm1)
の調整設定により行っても又、現像ローラ33へのバイ
アス電圧Vtを調整により行ってもよい。
【0053】即ち図4に示すように、前記本現像バイア
ス電圧の最大値Vtmaxと前記予備現像バイアス電圧
Vm1との電圧差(Vtmax−Vm1)を可変設定可
能にするためには、Vtmaxの値を変更することであ
り、それは、Vtを形成する交流電源のピークツーピー
ク値を変更するか、該交流電源に重畳する直流電源DC
tを変更することによって達成される。
【0054】また、前記本現像バイアス電圧の最小値V
tminと前記予備現像バイアス電圧Vm1との電圧差
(Vtmin−Vm1)を可変設定可能にするために
は、Vtminの値を変更することであり、それは、V
tを形成する交流電源のピークツーピーク値を変更する
か、該交流電源に重畳する直流電源DCtを変更するこ
とによって達成される。
【0055】これらの電圧差(Vtmax−Vm1)、
(Vtmin−Vm1)を変更設定すると、図4のトナ
ーの転移もしくは回収期間Tl1、Tl2が変化して、現
像ローラ33へのトナー層の厚さが変化し、現像器の現
像特性を制御することができる。
【0056】従って、本実施例は、中間ローラ32から
現像ローラ33側にトナー薄層のみを転移させているの
で、現像ローラ33にはキャリアが混入する事なく、又
感光ドラム9Aに現像後のトナーの欠落部分周囲のトナ
ーは磁気ブラシにより摺擦されて掃き落とされ、常にフ
レッシュなトナーが中間ローラ32側より転移するとと
もに、帯電メモリトナーは中間ローラ32側に回収さ
れ、そこで、前記欠落部分の周囲のメモリトナー画像は
消滅され、再度画像を形成することはなく、ゴーストの
発生することがない、鮮明でコントラストのよい画像が
提供される。
【0057】本発明に係る実施例の機構部分は上述のよ
うに構成されるが、その回路構成は図6に示されるよう
になる。CU(コントロールユニット)40には、本フ
ルカラー電子写真プリンタによる印刷をスタートさせる
スタートスイッチ80、印刷動作を中断させる中断スイ
ッチ81、電源スイッチ45よりの信号が入力可能に構
成されている。そして、CU40よりの出力信号は、現
像器の現像ローラ33、マグネットローラ32、混合攪
拌器31およびトナーセンサ49の検知信号に基づいて
トナー補給ローラ39を適宜駆動するモータ(M1)8
3A、(M2)83B、(M3)83C、(M4)83
Dを制御可能に構成し これらのモータから前記各ロー
ラ33、32、39、及び混合攪拌器31を回転制御し
ている。
【0058】また、電圧変換回路36A、36B、36
C、36Dは中間転写ドラムの1回転毎にCU40の指
令によりそれぞれバイアス直流電源34、及び35を切
り換え可能に構成されている。尚、バイアス直流電源3
4はトナー濃度調整を図るためにCU40の指令によ
り、その電圧可変に構成されている。そして、これらの
電圧変換回路36A〜36Dの検出電圧は電圧変換検出
回路50に導かれCUの制御下で電圧変換回路36の出
力電圧を監視している。
【0059】CU40の出力信号は、中間転写シートベ
ルト26及び感光ドラム9A、9Bを駆動するモータ
(M5)12を駆動制御するモータ駆動回路の制御を行
い、該モータ12にはスタート信号、中断信号によりリ
セットされモータ回転数を検出する回転数検出手段41
が接続されている。また、CU40は、ポリゴンミラー
を回転駆動するポリゴンモータ(M6)38が接続さ
れ、該モータ38の出力端には、スタート信号、中断信
号でリセットされるモータ38の回転数を検出する回転
検出手段42が接続されている。
【0060】このように構成された本発明の実施例の動
作を簡単に説明する。スタートスイッチ80が閉成され
ると、CU40は出力信号を送出して、モータM1〜M
5が回転し、現像器の各機構が回転を始めるとともに、
感光ドラム9A及び中間転写シートベルト26の回転数
を検出する回転数検出手段41をリセットし、感光ドラ
ム9A及び中間転写シートベルト26が回転を始める。
【0061】現像器10の中間ローラ32に、電圧変換
回路36Aによって現像器10A及び10Cに直流電源
34(200V、現像時レベル)が又現像器10B及び
10Dに直流電源35(−200V、非現像時レベル)
印加されているかどうかが判断され、現像時レベルのバ
イアス電圧が印加されている現像器10A及び10Cは
中間ローラ32より現像ローラ33側にトナーが転移さ
れ現像可能状態となる。又非現像時レベルのバイアス電
圧が印加されている現像器10B及び10Dは中間ロー
ラ32側に現像ローラ33側よりトナーが回収され非現
像状態となる。
【0062】CU40は、ポリゴンモータ38(M4)
を回転するとともに、マゼンタ及びイエローの夫々の画
像に対応する光像を対応する感光体ドラム9に結像させ
る。感光ドラム9Aはクリーニングブレード28Aによ
り残留トナーを除去した後、チャージャ27Aにより帯
電した感光ドラム9Aに光学系60よりマゼンダ及びイ
エローに対応する夫々の静電潜像を形成し、現像器10
A、10Cは夫々対応するマゼンダ及びイエローの現像
を行う。感光ドラム9A上に形成されたマゼンダトナー
像は転写ローラにより中間転写シートベルト26に転写
され、続いて感光ドラム9B上に形成されたイエローの
トナー像が中間転写シートベルト26に重畳して転写さ
れる。マゼンダ及びイエローの夫々の転写紙1枚分の画
像が中間転写シートベルト26に転写されると、CU4
0は、電圧変換回路36Aに出力信号を送出して、現像
器10A、10Cの中間ローラ32に印加するバイアス
電圧を非現像レベル(−200V)に切り換え、又現像
器10B、10Dの中間ローラ32に印加するバイアス
電圧を現像レベル(200V)に切り換えて感光ドラム
9Bにより、夫々シアン及びブラックのトナーの現像を
行い、これらの各色のトナー像をシアン及びイエローの
夫々トナー像が転写された中間転写シートベルト26に
重畳して転写する。
【0063】4色のトナーが中間転写シートベルト26
に転写されると、用紙カセット14に収納されている転
写紙が給紙ローラ15等によって給紙通路16、17を
通って、レジストローラ18の入口部に待機させた後、
前記4色の重畳トナーを転写後、その画像始端のタイミ
ングと合致させてレジストローラ18を回転させて中間
転写シートベルト26と第2転写ローラ19間の転写位
置に導き、該転写紙に4色トナー像が転写され、該未定
着トナー像が転写された転写紙は搬送装置20の搬送ベ
ルト21により、定着部22に搬送される。定着部22
においては、定着ローラ23及び加圧ローラ24間にニ
ップにより加熱定着され、排紙ローラ25によって外部
に排出される。
【0064】
【発明の効果】従って本発明によれば、二成分現像法と
一成分現像法を効果的に組合せて、透明性のよい非磁成
トナーを用いた場合においても、現像ローラ上に担持さ
れるトナー層を高密度化し、且つべた黒現像や写真現像
若しくはフルカラー現像のように転写紙全面にトナーを
付着させるような場合においても十分な濃度を確保でき
る。又本発明は二成分磁気ブラシ現像法と一成分飛翔現
像法とを効果的に組合せて、前工程で他色のトナーを付
着させる、一の感光体ドラムに複数の現像ユニットを装
着するカラー電子写真装置にも容易に適用可能である。
【0065】また、本発明は、簡単なバイアス制御によ
り濃度調整その他の現像特性を調整させることができ
る。また、本発明は、現像間隔を離間させる等の機械的
制御を行う事なく、簡単なバイアス制御により像担持体
へのトナー供給/停止を制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成にかかる電子写真現像装置の
基本動作説明図である。
【図2】図1の現像装置の中間ローラ、現像ローラ夫々
に印加するバイアス及び感光体ドラムの表面電位を示す
説明図である。
【図3】本発明の実施例に係る現像器の構成図である。
【図4】中間ローラ、現像ローラ夫々に印加するバイア
スの位相差により中間ローラから現像ローラにトナーが
転移する状態、現像ローラより中間ローラにトナーが回
収する状態を示す説明図である。
【図5】本発明が適用される画像形成装置の外観図であ
る。
【図6】本発明に用いられる回路のブロック構成図であ
る。
【図7】従来技術の現像器を示す概略図である。
【符号の説明】
9 感光体ドラム 31 トナーの攪拌手段 32 中間ローラ 33 現像ローラ 39 トナー補給ローラ 43 キャリア 44 トナー 46 トナータンク

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアとトナーを現像容器内に収納し
    てなる電子写真現像装置において、 像担持体に選択的にトナーを付着させる現像ローラと、
    キャリアとトナーとを摩擦帯電させる攪拌手段との間
    に、磁石集成ロールを内包した非磁性スリーブからなる
    中間ローラを介在させ、 前記中間ローラ上にキャリアとトナーからなる磁気ブラ
    シを担持させた後、前記中間ローラと現像ローラ間に形
    成した第一のバイアスを利用してトナーのみを現像ロー
    ラ側に転移させることを特徴とする電子写真現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像ローラと像担持体間に第二のバ
    イアスを印加させ、該バイアスによりトナーを飛翔させ
    て現像を行うことを特徴とする請求項1記載の電子写真
    現像装置。
  3. 【請求項3】 前記第一のバイアスの印加電圧を現像時
    と非現像時で切り換え可能に構成し、現像時は中間ロー
    ラより現像ローラへのトナー転移が、一方非現像時は現
    像ローラから中間ローラへのトナー回収が行われるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の電子写真現像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第二のバイアスを、DC成分が重畳
    された交番バイアスVtで構成し、一方第一のバイアス
    をDCバイアスで構成したことを特徴とする請求項1記
    載の電子写真現像装置。
  5. 【請求項5】 第一のバイアスのDC電圧レベルを現像
    時と非現像時で切り換え可能に構成し、該第一のバイア
    スのDC電圧レベルが、現像時には前記第二のバイアス
    の重畳DC成分レベルより高く、一方非現像時には前記
    第二のバイアスの重畳DC成分レベルより低く設定した
    ことを特徴とする請求項1記載の電子写真現像装置。
  6. 【請求項6】 前記第1バイアスと第2バイアスとの電
    位差を可変可能に構成したことを特徴とする請求項1記
    載の電子写真現像装置。
  7. 【請求項7】 前記トナーが非磁性トナーである請求項
    1記載の電子写真現像装置。
  8. 【請求項8】 前記キャリアの体積固有抵抗を107
    1012Ω・cmとした請求項1記載の電子写真現像装
    置。
  9. 【請求項9】 体積固有抵抗が1010Ω・cm以下のキ
    ャリアと1012Ω・cm以上のキャリアを混合使用した
    請求項1記載の電子写真現像装置。
  10. 【請求項10】 使用するトナーと同極性の電圧を正バ
    イアス、逆極性を逆バイアスとした場合において、前記
    第一のバイアスが現像時正バイアスに、非現像時逆バイ
    アスに切り換え可能に設定した請求項1記載の電子写真
    現像装置。
  11. 【請求項11】 前記第二のバイアスのDC成分が正バ
    イアスである請求項2記載の電子写真現像装置。
  12. 【請求項12】 前記第一のバイアスの現像時の正バイ
    アス、及び非現像時の逆バイアスの夫々の絶対値を15
    0〜500Vの範囲としたことを特徴とする請求項1記
    載の電子写真現像装置。
  13. 【請求項13】 前記第二のバイアスをDC成分を重畳
    した交番バイアスで構成するとともに、該交番バイアス
    が正弦波または矩形波であり、そのピーク ツーピーク
    電圧ACppを2.4〜1.2Kv、周波数ACHzを
    2.5〜1.5KHzに夫々設定した請求項2記載の電
    子写真現像装置。
  14. 【請求項14】 像担持体の潜像部にトナーを付着させ
    る正転現像方式において、前記第二のバイアスのDC成
    分を像担持体のVo(帯電電位レベル)±100vとす
    ることを特徴とする請求項2記載の電子写真現像装置。
  15. 【請求項15】 像担持体の非潜像部にトナーを付着さ
    せる反転現象方式において、前記第二のバイアスのDC
    成分を像担持体のVl(表面電位)±100vとするこ
    とを特徴とする請求項2記載の現像システム。
  16. 【請求項16】 第一のバイアスの印加電圧をDC成分
    で構成したことを特徴とする請求項1記載の電子写真現
    像装置。
  17. 【請求項17】 キャリアとトナーを現像容器内に収納
    してなる電子写真現像装置において、 像担持体に選択的にトナーを付着させる現像ローラと、
    キャリアとトナーとを摩擦帯電させる攪拌手段との間
    に、磁石集成体を内包した非磁性スリーブからなる中間
    ローラを介在させ、 前記攪拌手段によりトナーの第一の帯電を行った後、中
    間ローラ上にキャリアとトナーからなる磁気ブラシを担
    持させた後、該磁気ブラシを利用して第二の帯電を行い
    ながら前記中間ローラと現像ローラ間で逆帯電トナーを
    分離し正の帯電トナーを現像ローラ側に転移させること
    を特徴とする電子写真現像装置。
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