JP2001022178A - 電子写真現像装置 - Google Patents

電子写真現像装置

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JP2001022178A
JP2001022178A JP19145399A JP19145399A JP2001022178A JP 2001022178 A JP2001022178 A JP 2001022178A JP 19145399 A JP19145399 A JP 19145399A JP 19145399 A JP19145399 A JP 19145399A JP 2001022178 A JP2001022178 A JP 2001022178A
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JP
Japan
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roll
toner
developing
voltage
magnet roll
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JP19145399A
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English (en)
Inventor
Yukio Nishio
行生 西尾
Masakazu Aoki
正和 青木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で低い負荷トルクで現像ロールの
外周面に均一な帯電量のトナー層を迅速かつ容易に形成
することができる電子写真現像装置を提供することであ
る。 【解決手段】 磁石ロール3cの上方に間隙を隔てて穂
切りブレード7cが設けられる。磁石ロール3cに対し
て間隙を隔てて現像ロール2cが平行に配置される。現
像ロール2cに対して平行に感光体ドラム9cが配置さ
れる。磁石ロール3cには直流電源81cにより直流電
圧が印加される。現像ロール2cには直流電源82cお
よび交流電源83cにより直流電圧に交流電圧が重畳さ
れた重畳電圧が印加される。現像ロール2cと磁石ロー
ル3cとの近接部には交番電界が発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真形成装置
に利用される電子写真現像装置に関し、特に非磁性のト
ナーとトナー搬送磁性粉末とを混合した2成分現像剤を
用いた電子写真現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真形成装置における現像装置に
は、トナーを単独で感光体の静電潜像に作用させる1成
分現像装置や、トナーとトナー搬送磁性粉末(以下、キ
ャリアと呼ぶ)とを混合攪拌し、帯電させたトナーをキ
ャリアに付着させた状態で所定の位置まで搬送した後、
トナーのみを感光体の静電潜像に作用させる2成分現像
装置がある。
【0003】1成分現像装置としては、磁性トナーまた
は非磁性トナーを使用するものがある。特に、非磁性ト
ナーを使用する1成分現像装置は、キャリアを使用しな
いこと、およびトナーとキャリアとの混合比を制御する
手段を設ける必要がないことから、構成が簡単で小型軽
量化および低コスト化に有利であり、さらには、感光体
へのキャリアの付着がない等の利点があるために、単色
あるいはカラーの電子写真形成装置に多く用いられてい
る。
【0004】また、2成分現像装置としては、トナーと
キャリアとが混合攪拌されて生成された2成分現像剤
を、複数の磁極を外周面に有する磁石ロールの外周面に
所定の厚さに成形しながら一旦付着させた後、トナーの
みを感光体ドラム表面の静電潜像が形成された部分に転
移付着させるといった比較的簡易な現像装置が提案され
ている(特開平10−333363号または特開平10
−333410号公報)。
【0005】さらに、他には、感光体ドラムと磁石ロー
ルとの間に、磁石ロール上の2成分現像剤からトナーの
みを転移付着させるとともに感光体ドラム上の静電潜像
部にトナーを転移させる現像ロールを配置するといった
2成分現像装置が提案されている(特開平9−3256
15号公報)。この2成分現像装置の磁石ロールは、表
面に付着した2成分現像剤を持ち上げる方向に回転し、
現像ロールは磁石ロールと同一方向に回転する。したが
って、磁石ロール表面に付着して磁石ロールの回転とと
もに持ち上げられた2成分現像剤は、磁石ロールと現像
ロールとの間に滞留し、この滞留している2成分現像剤
からトナーのみが現像ロール外周面に付着する。現像ロ
ール外周面に付着したトナーは、感光体ドラム表面の静
電潜像が形成された部分に移転付着することにより、ト
ナー像が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非磁性
トナーを使用する1成分現像装置では、トナーを弾性体
からなる現像ロールにこすりつけ、さらに板状のブレー
ドでトナーを薄層化するため、現像ロールを回転させる
負荷トルクが大きくなる。また、現像ロールおよびブレ
ードの磨耗を原因とする筋状の濃淡差が画像に現れ、高
画質を要求される装置では長い寿命設定が困難であっ
た。
【0007】一方、2成分現像装置においては、トナー
とキャリアとを混合攪拌してトナーを帯電させるため、
トナーとキャリアとの混合比の変動および環境の変化に
より、トナーの帯電量の分布が変動しやすくなる。ま
た、このようにして生成されたトナーを用いて現像する
と、濃度安定性が低くなる。さらに、帯電不良のトナー
が静電潜像部以外の部分に付着する等の不具合が発生す
るため、トナーとキャリアとの混合比を検出するセンサ
および混合比を安定させる制御装置が必要となる。
【0008】さらに、トナーを十分に帯電させるため
に、磁石ロールの外周面と磁石ロールを覆うように設け
られたスリーブと呼ばれる薄い透磁性のパイプの内周面
との間にトナーおよびキャリアを入れ、磁石ロールおよ
びスリーブを回転させることによりトナーおよびキャリ
アを変化する磁界の中で動揺させることによりトナーを
帯電させている。そのため、磁石ロールおよびスリーブ
からなる帯電装置は、複雑な構造となっている。
【0009】また、上記の前者の2成分現像装置では、
磁石ロール上の2成分現像剤におけるトナーとキャリア
との飽和混合比が、磁石ロール上から感光体ドラム上へ
のトナーの転移等により変動することにより、トナーの
帯電量の分布が不均一になりやすく、画像品質が安定し
ない。
【0010】さらに、上記の後者の2成分現像装置で
は、磁石ロールと現像ロールとの間に2成分現像剤が滞
留しており、磁石ロールと現像ロールとの間に2成分現
像剤が入り込んだ際に、磁石ロールおよび現像ロールの
負荷トルクが大きくなるという問題がある。
【0011】本発明の目的は、簡易な構造で低い負荷ト
ルクで現像ロールの外周面に均一な帯電量のトナー層を
迅速かつ容易に形成することができる電子写真現像装置
を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子写真現
像装置は、非磁性のトナーおよびトナー搬送磁性粉末を
混合した現像剤を現像剤を外周面に吸着して磁気ブラシ
を形成する磁石ロールと、磁石ロールに近接して平行に
配置され、磁石ロールの外周面に形成される磁気ブラシ
の層厚を規制する規制部材と、磁石ロールに近接して平
行に配置され、規制部材により層厚を規制された磁気ブ
ラシに含まれるトナーを吸着して外周面にトナー層を形
成する現像ロールと、現像ロールに平行に配置され、静
電潜像が形成される感光体ドラムと、磁気ロールおよび
現像ロールのうちの一方に交流電圧を印加する電圧印加
手段とを備えたものである。
【0013】本発明に係る電子写真現像装置において
は、非磁性のトナーおよびトナー搬送磁性粉末を混合し
た現像剤が磁石ロールの外周面に吸着されて磁気ブラシ
が形成され、磁石ロールの外周面に形成される磁気ブラ
シの層厚が規制部材により規制される。それにより、磁
石ロールの外周面に均一な層厚を有する磁気ブラシが形
成される。磁気ブラシに含まれるトナーおよびトナー搬
送磁性粉末は互いに逆極性に帯電する。そして、磁石ロ
ール上の磁気ブラシに含まれるトナーが現像ロールの外
周面に吸着され、現像ロールの外周面にトナー層が形成
される。
【0014】この場合、磁気ロールおよび現像ロールの
うちの一方に交流電圧を印加し、この交流電圧により磁
気ロールと現像ロールとの間に交番電界を発生させるこ
とができる。したがって、この交番電界によりトナーが
振動して帯電量の良好なトナーが現像ロールの外周面に
接触する確率が高くなり、帯電量の良好なトナーを選択
的に磁石ロールから現像ロールへ容易かつ均一に移動さ
せることができる。それにより、現像ロールの外周面に
ほぼ均一な帯電量のトナー層を形成することができる。
さらに、現像ロール上に形成された均一なトナー層を感
光体ドラムに形成された静電潜像へ均一に移動させるこ
とができる。この結果、簡単な構造かつ低い負荷トルク
でトナーの帯電量の均一化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項1の発明に係る電子写真現
像装置は、非磁性のトナーおよびトナー搬送磁性粉末を
混合した現像剤を外周面に吸着して磁気ブラシを形成す
る磁石ロールと、磁石ロールに近接して平行に配置さ
れ、磁石ロールの外周面に形成される磁気ブラシの層厚
を規制する規制部材と、磁石ロールに近接して平行に配
置され、規制部材により層厚を規制された磁気ブラシに
含まれるトナーを吸着して外周面にトナー層を形成する
現像ロールと、現像ロールに平行に配置され、静電潜像
が形成される感光体ドラムと、磁石ロールおよび現像ロ
ールのうちの一方に交流電圧を印加する電圧印加手段と
を備えたものである。
【0016】これにより、磁石ロールと現像ロールとの
間に交番電界を発生させてトナーを振動させながら、帯
電量が良好なトナーを選択的に磁石ロールから現像ロー
ルへ移動させることができるので、簡略な構造でかつ低
い負荷トルクで現像ロールの外周面にほぼ均一な帯電量
のトナー層を形成することができる。さらに、現像ロー
ル上に形成された均一なトナー層を感光体ドラムに形成
された静電潜像へ均一に移動させることができる。
【0017】請求項2の発明に係る電子写真現像装置
は、請求項1の発明に係る電子写真現像装置の構成にお
いて、電圧印加手段は、磁石ロールから現像ロールへト
ナーを移動させるように、磁石ロールおよび現像ロール
のうちの一方に直流電圧と交流電圧との重畳電圧を印加
し、他方に直流電圧を印加するものである。
【0018】この場合、磁石ロールおよび現像ロールの
うちの一方に直流電圧と交流電圧との重畳電圧を印加
し、他方に直流電圧を供給して、磁石ロールから現像ロ
ールへトナーを移動させている。したがって、交流電圧
により磁石ロールと現像ロールとの間に交番電界を発生
させ、この交番電界によりトナーを振動させながら直流
電圧の差によりトナーを磁石ロールから現像ロールへ移
動させることができる。この場合、現像ロールが磁気ブ
ラシから離れる時点、すなわち振動運動が終了する時点
で所望量のトナーを現像ロールに付着させることができ
る。この結果、迅速かつ均一に現像ロール上にトナー層
を形成することができる。
【0019】請求項3の発明に係る電子写真現像装置
は、請求項2の発明に係る電子写真現像装置の構成にお
いて、電圧印加手段は、現像ロールから感光体ドラムへ
トナーを移動させるように、現像ロールに印加する直流
電圧を設定するものである。
【0020】それにより、現像ロールに形成された均一
なトナー層を感光体ドラムの外周面に形成された静電潜
像に容易かつ均一に移動させることができる。
【0021】請求項4の発明に係る電子写真現像装置
は、請求項1〜請求項3のいずれかの発明に係る電子写
真現像装置の構成において、交流電圧の周波数が0.2
kHz以上1.5kHz以下であることを特徴とする。
【0022】これにより、現像ロールに対するトナーの
振動運動をより効果的に行うことができ、さらに迅速か
つ均一に所望量のトナーを磁石ロールから現像ロールに
移動させることができる。
【0023】請求項5の発明に係る電子写真現像装置
は、請求項1〜請求項4のいずれかの発明に係る電子写
真現像装置の構成において、交流電圧の最高値と最低値
との差が0.5kV以上1.8kV以下であることを特
徴とする。
【0024】これにより、現像ロールに対するトナーの
振動運動をより効果的に行うことができ、さらに迅速か
つ均一に所望量のトナーを磁石ロールから現像ロールに
移動させることができる。
【0025】請求項6の発明に係る電子写真現像装置
は、請求項1〜請求項5のいずれかの発明に係る電子写
真現像装置の構成において、磁石ロールと規制部材との
対向間隙が0.1mm以上0.5mm以下、磁石ロール
の磁力が300ガウス以上800ガウス以下、かつ磁石
ロールの直径が10mm以上24mm以下の場合、現像
剤のトナー搬送磁性粉末量は5g以上50g以下である
ことを特徴とする。
【0026】それにより、磁石ロールに付着したトナー
を規制部材に搬送すると同時に規制部材でトナーの層厚
を均一に規制し、トナーおよびトナー搬送磁性粉末を混
合攪拌することができる。この場合、磁石ロールを低い
負荷トルクで駆動することができ、安定したトナー層を
形成することができる。
【0027】請求項7の発明に係る電子写真現像装置
は、請求項1〜請求項6のいずれかの発明に係る電子写
真現像装置の構成において、磁石ロールと現像ロールと
の間の近接部に現像剤が滞留しないように、磁石ロール
の外周面の速度、磁石ロールの外周面と規制部材との対
向間隙、現像ロールの外周面の速度、磁石ロールの外周
面と現像ロールの外周面との対向間隙が設定されたもの
である。
【0028】これにより、磁石ロールと現像ロールとの
間の近接部に現像液が滞留することが防止される。その
結果、磁石ロールおよび現像ロールの回動負荷トルクを
低減することができる。
【0029】請求項8の発明に係る電子写真現像装置
は、請求項1〜請求項7のいずれかの発明に係る電子写
真現像装置の構成において、現像ロールと感光体ドラム
との対向間隙が0以上0.28mm以下であることを特
徴とする。
【0030】この場合、トナーの振動運動を大きくする
ことなく、現像ロールの外周面上の所望量のトナーを感
光体ドラムに付着させることができる。
【0031】請求項9の発明に係る電子写真現像装置
は、請求項1〜請求項8のいずれかの発明に係る電子写
真現像装置の構成において、現像ロールの外周面の表面
粗さが5μm以上50μm以下であることを特徴とす
る。
【0032】この場合、トナーの振動運動を起こすため
に交番電界を容易に得ることができ、かつ粗れのない滑
らかな画像品質を得ることができる。
【0033】請求項10の発明に係る電子写真現像装置
は、請求項1〜請求項9のいずれかの発明に係る電子写
真現像装置の構成において、磁石ロールは、円筒状の着
磁体であることを特徴とする。これにより、簡素で安価
な構造が提供される。
【0034】(実施の形態)図1は本発明の一実施の形
態における電子写真形成装置の構成図である。
【0035】図1に示すように、電子写真形成装置は、
画像情報に対応したレーザ光26c,26m,26y,
26kを出射するレーザユニット(LSU)12、複数
のプロセスカートリッジ14c,14m,14y,14
kおよび中間転写ユニット25を備える。レーザ光26
c,26m,26y,26kは、プロセスカートリッジ
14c,14m,14y,14kに含まれる感光体ドラ
ム9c,9m,9y,9kにそれぞれ照射される。これ
により、感光体ドラム9c,9m,9y,9kにそれぞ
れ静電潜像が形成される。
【0036】プロセスカートリッジ14c,14m,1
4y,14kは、ユニット化された電子写真現像装置で
あり、電子写真形成装置に等間隔に設けられた所定の収
納部に着脱自在に配置されている。プロセスカートリッ
ジ14c,14m,14y,14kには、シアン色のト
ナー6c、マゼンタ色のトナー6m、イエロー色のトナ
ー6yおよびブラック色のトナー6kがそれぞれ収納さ
れている。これらのプロセスカートリッジ14c,14
m,14y,14kは、感光体ドラム9c,9m,9
y,9kにそれぞれシアン色のトナー6c、マゼンタ色
のトナー6m、イエロー色のトナー6yおよびブラック
色のトナー6kによるトナー像を形成する。プロセスカ
ートリッジ14c,14m,14y,14kの構成およ
び動作については後述する。
【0037】中間転写ユニット25は、導電性の樹脂等
からなる中間転写体ベルト15、中間転写体ベルト15
を支持する1対の支持搬送ローラ15a,15b、中間
転写ローラ16c,16m,16y,16kを備える。
中間転写ローラ16c,16m,16y,16kは、中
間転写ベルト15上の感光体ドラム9c,9m,9y,
9k上のトナー像を転写するため、中間転写体ベルト1
5を挟んで感光体ドラム9c,9m,9y,9kに対向
する位置に配置されている。感光体ドラム9c,9m,
9y,9k上に形成されたトナー像が中間転写体ベルト
15上に順次重ねて転写されることにより、4色のトナ
ーが重なり合うフルカラー画像(合成像)が形成され
る。
【0038】電子写真形成装置の下方には、用紙17を
収納する用紙カセット18が設けられている。用紙17
は給紙ローラ19により1枚ずつ用紙搬送路へ給紙され
る。なお、用紙17として、例えばOHPフィルムなど
も使用できる。
【0039】用紙搬送路には、レジストローラ20およ
びレジストローラ20に当接する従動ローラ21が設け
られている。レジストローラ20および従動ローラ21
は、用紙17と中間転写体ベルト15上に形成された合
成像の位置とを一致させるために、一時的に用紙17を
待機させるためのものである。
【0040】さらに、用紙搬送路には、中間転写体ベル
ト15上に形成された合成像を用紙17に転写する転写
ローラ22が設けられている。転写ローラ22には、中
間転写体ベルト15上に形成された合成像と異なる極性
の電圧が印加されている。また、転写ローラ22は、中
間転写体ベルト15上の合成像を用紙17に転写すると
きにのみ、中間転写体ベルト15と接触しながら回転
し、転写が終了すると中間転写体ベルト15から離れ
る。
【0041】本実施の形態では、転写ローラ22は東洋
ポリマー株式会社製の商標ルビーセルというカーボンタ
イプの導電性発泡ポリウレタンにより形成される。
【0042】支持搬送ローラ15bに近接した位置に、
中間転写ベルト15上に残留したトナーを掻き取るため
の中間転写体ベルトクリーニング装置23が配設されて
いる。この中間転写体ベルトクリーニング装置23は、
回動可能なファーブラシ23aおよびウレタンゴムから
なるブレード23bを有する。
【0043】さらに、用紙搬送路には、内部に熱源を有
するヒートローラ24aおよび加圧ローラ24bからな
る定着器24が配設されている。用紙17上の合成像
は、定着器24内を通過する際に、加熱および加圧され
ることにより用紙17に定着される。
【0044】次に、プロセスカートリッジ14c,14
m,14y,14kの詳細な構成および動作について説
明する。これらのプロセスカートリッジ14c,14
m,14y,14kは、収納されているトナー6c,6
m,6y,6kの種別を除いて同様の構成を有する。し
たがって、以下、プロセスカートリッジ14cについて
説明する。
【0045】図2は図1の電子写真形成装置のプロセス
カートリッジ14cの拡大断面図である。
【0046】図2に示すように、プロセスカートリッジ
14cは、現像器部1c内に現像ロール2c、外周面に
複数の磁極を有する磁石ロール3cおよびパドル4cを
有する。これらの現像ロール20、磁石ロール3cおよ
びパドル4cは、互いに平行に配置されかつそれぞれ矢
印の方向に回転する。
【0047】磁石ロール3cの上方には、磁石ロール3
cの外周面から間隙(隙間)Gbを開けて穂切りブレー
ド7cが設けられている。また、磁石ロール3cの外周
面と現像ロール2cの外周面との間には、間隙Gdkが
設けられている。さらに、現像器部1cは、感光体ドラ
ム9cの外周面と現像ロール2cの外周面との間に間隙
Gdを有し、かつ感光体ドラム9cに対し現像ロール2
cが平行になるように配置される。
【0048】磁石ロール3cに直流電圧を印加するため
の直流電源81c、現像ロール2cに直流電圧を印加す
るための直流電源82c、および現像ロール2cに交流
電圧を印加するための交流電源83cが設けられてい
る。これにより、現像ロール2cには、直流電圧に交流
電圧が重畳された重畳電圧が印加される。本実施の形態
では、磁石ロール3cに−500Vの直流電圧が印加さ
れる。また、−200Vの直流電圧に交流電圧が重畳さ
れた重畳電圧が現像ロール2cに印加される。このよう
に、現像ロール2cに交流成分を含む重畳電圧が印加さ
れることにより、現像ロール2cと磁石ロール3cとの
近接部には、交番電界が発生する。このとき、磁石ロー
ル3cおよび現像ロール2cに印加される直流電圧は、
磁石ロール3c上のキャリア5cに付着したトナー6c
が現像ロール2cに転移できる値に設定される。
【0049】感光体ドラム9cの側方には、感光体ドラ
ム9cに残ったトナー6cを除去する感光体クリーニン
グ装置13cと、並列したLED(発光ダイオード)ラ
ンプを有し感光体ドラム9cを除電する除電器10c
と、コロナ放電により感光体ドラム9cを帯電させる帯
電器111cとが配置されている。
【0050】帯電器111cは、タングステンワイヤ等
からなる帯電線11a、金属板からなるシールド板11
bおよびグリッド板11cによって構成されている。帯
電線11aに高電圧が印加されることにより、帯電線1
1aがコロナ放電を起こし、グリッド板11cを介して
感光体ドラム9cが一様に帯電される。
【0051】感光体ドラム9cの外周面には、有機光導
電体(OPC)等の感光性受容層が薄膜状に塗布されて
いる。レーザユニット12から照射されるレーザ光26
cは、ホストコンピュータ(図示せず)により制御さ
れ、一様に帯電した感光体ドラム9c上に所定の静電潜
像が形成される。
【0052】磁石ロール3c上の2成分現像剤における
キャリア5cとトナー6cとの飽和混合比は、トナー6
cが磁石ロール3c上の2成分現像剤と接している表面
積およびキャリア5cの単位重量当たりの表面積によっ
て決定される。例えば、平均粒径10μmのトナー6c
および平均粒径30μmのキャリア5cを使用し、トナ
ー溜り61cのトナー6cが直径18mmの磁石ロール
3c上の2成分現像剤と70°の範囲で接している場
合、2成分現像剤の飽和混合比は、約20〜60重量%
となる。
【0053】磁石ロール3cは、その外周面に現像剤を
吸着して磁気ブラシ10を形成する。2成分現像剤は、
磁石ロール3c上に付着することによって搬送され、間
隙Gbが0.3〜0.4mmの所定の寸法で設定された
穂切りブレード7cにより均一な厚さの層に穂切りされ
る。このとき、穂切りされた余剰の2成分現像剤は、図
2のプロセスカートリッジ内の2成分現像剤の流動状態
を示す拡大断面図として図3に示すように、穂切りブレ
ード7cの手前で、矢印Bに示すように粉流体として流
れる。それにより、穂切り後のキャリア5cの表面に付
着しているトナー6cが摩擦により攪拌帯電される。
【0054】以下に示すように磁石ロール3c上から現
像ロール2c上へトナー6cが転移すると、磁石ロール
3c上の2成分現像剤におけるトナー6cの重量比が低
下する。この場合、磁石ロール3c上のキャリア5cに
は、トナー溜り61cのトナー6cが飽和混合比に達す
るまで供給される。
【0055】図2に示す磁石ロール3cと現像ロール2
cとの間の間隙Gdkは、0.3〜0.5mmの所定の
寸法に設定されており、磁石ロール3c上の2成分現像
剤に含まれるトナー6cは、現像ロール2cと磁石ロー
ル3cとの近接部に発生する交番電界により振動し、現
像ロール2cの外周面に接触する機会を多く持つため、
転移し易くなる。さらに、トナー6cの電位と現像ロー
ル2cに印加されている重畳電圧に含まれる直流成分と
の間の電位差がトナー6cの電位と磁石ロール3cに印
加されている直流電圧との間の電位差に比べて大きいた
め、磁石ロール3c上のキャリア5cに付着したトナー
6cが、現像ロール2cの外周面に転移付着してトナー
層が形成される。本実施の形態における現像ロール2c
上のトナー層は、0.6〜2.6mg/cm2であっ
た。
【0056】現像ロール2cと感光体ドラム9cとの間
の間隙Gdは、0〜0.28mmの寸法に設定されてい
る。現像ロール2c上のトナー層は、感光体ドラム9c
との近接部において振動することにより、感光体ドラム
9c上に転移し易くなる。
【0057】本実施の形態では、感光体ドラム9c上の
電圧は、レーザ光26cにより書き込まれた静電潜像部
で−50V、非静電潜像部で−600Vである。現像ロ
ール2c上のトナー6cと静電潜像部との電位差および
現像ロール2c上のトナー6cと非静電潜像部との電位
差により、現像ロール2c上のトナー層は、感光体ドラ
ム9c上の静電潜像が形成された部分に転移付着し、ト
ナー像を形成する。
【0058】また、現像ロール2cの外周面と磁石ロー
ル3cの外周面との間に2成分現像剤が溜まらないよう
にするために、2成分現像剤の物性に起因する流動性、
磁石ロール3cの外周面の速度および間隙Gbによって
決まる単位時間当たりの2成分現像剤の搬送量、現像ロ
ール2cの外周面の速度、および間隙Gdkを適切に設
定する必要がある。
【0059】例えば、磁石ロール3cの外周面と現像ロ
ール2cの外周面との間での2成分現像剤の滞留を防止
する設定の一例として、磁石ロール3cの外周面の速度
を200mm/s、間隙Gbを0.3mm、現像ロール
2cの外周面の速度を100mm/s、間隙Gdkを
0.27mmに設定する。このとき、間隙Gdを0.1
2mm、感光体ドラム9cの外周面の速度を100mm
/sに設定する。
【0060】本実施の形態では、磁石ロール3cとし
て、日立金属株式会社製のフェライト磁性材を円筒状に
形成し着磁したものを使用した。また、キャリア5cと
して、平均粒径30μmのフェライト焼結キャリアを使
用し、トナー6cとして、ポリエステルを主成分にした
平均粒径8μmのトナーを使用した。さらに、現像ロー
ル2cとして、ステンレスのシャフトを用い、そのシャ
フトの外周面をサンドブラスト処理により10点平均粗
さで10μmの粗度に調整した。
【0061】本実施の形態では、穂切りブレード7cが
規制部材に相当し、直流電源81c,82cおよび交流
電源83cが電圧印加手段に相当する。
【0062】図4は図2のプロセスカートリッジ14c
に投入するキャリア5cの量の影響を説明するための図
である。
【0063】図4において、横軸はキャリア5cの投入
量であり、縦軸は磁石ロール3cの負荷トルクである。
特性曲線はキャリア5cの投入量と磁石ロール3cの負
荷トルクとの関係を示す。試験は、磁石ロール3cの外
周面と穂切りブレード7cとの間の間隙Gbが0.1m
m以上0.5mm以下、磁石ロール3cの磁力が300
ガウス以上800ガウス以下、磁石ロール3cの直径が
10mm以上24mm以下となる条件で行った。
【0064】図4に示すように、キャリア5cの投入量
が5g未満では画像品質が悪く、5g以上では画像品質
が良くなる。また、キャリア5cの投入量が50gを越
えると、磁石ロール3cの負荷トルクが過大となる。こ
の結果、キャリア5cの投入量は5〜50gが適切な範
囲であることが判明した。また、キャリア5cの投入量
が5〜50gにおけるトナー6cの平均帯電量は、15
〜20μC/gであった。
【0065】図5は図2の磁石ロール3cと現像ロール
2cとの間の直流成分の電位差と現像ロール2c上のト
ナー6cの付着量との関係を説明するための図である。
【0066】図5において、横軸は磁石ロール3cと現
像ロール2cとの間の直流成分の電位差であり、縦軸は
現像ロール2c上のトナー6cの付着量である。実線は
現像ロール2cと磁石ロール3cとの間に2成分現像剤
の溜まりが無い状態での直流成分の電位差とトナー付着
量との関係を示し、破線は現像ロール2cと磁石ロール
3cとの間に2成分現像剤の溜まりが生じた状態での直
流成分の電位差とトナー付着量との関係を示す。
【0067】試験は、現像ロール2cに印加する電圧に
おける交流成分のP−P値(最高電圧−最低電圧)を1
500Vに固定して行った。
【0068】図5に示すように、現像ロール2cと磁石
ロール3cとの間に2成分現像剤の溜まりが生じる場合
には、直流成分の電位差を大きくすると、現像ロール2
c上のトナー付着量が増加する。しかしながら、直流成
分の電位差がキャリア流出発生限界電圧V1に達する
と、磁石ロール3c上のキャリア5cが離脱し始める。
【0069】現像ロール2cと磁石ロール3cとの間に
2成分現像剤の溜まりが無い場合においても、直流成分
の電位差を大きくすると、現像ロール2c上のトナー付
着量が増加する。しかしながら、直流成分の電位差がキ
ャリア流出発生限界電圧V2に達すると、磁石ロール3
cのキャリア5cが離脱し始める。
【0070】現像ロール2cと磁石ロール3cとの間に
2成分現像剤の溜まりが無い場合のキャリア流出発生限
界電圧V2は、現像ロール2cと磁石ロール3cとの間
に2成分現像剤の溜まりが生じる場合のキャリア流出発
生限界電圧V1に比べて高くなる。そのため、2成分現
像剤の溜まりが無い場合のキャリア流出発生限界電圧V
2におけるトナー付着量A2は、2成分現像剤の溜まり
が生じる場合のキャリア流出発生限界電圧V1における
トナー付着量A1に比べて高くなる。
【0071】現像ロール2cと磁石ロール3cとの間の
直流成分の電位差を大きくすると、現像ロール2c上の
トナー付着量が増加するので、直流成分の電位差をキャ
リア流出発生限界電圧以下の所定の値に設定することに
より、現像ロール2c上に所望量のトナーを付着させる
ことができる。また、図2のプロセスカートリッジ14
cにおいては、現像ロール2cと磁石ロール3cとの間
に2成分現像剤の溜まりが生じないので、幅広いトナー
付着量の範囲から所望のトナー付着量を設定することが
できる。
【0072】図6(a)は現像ロール2cの印加電圧に
おける交流成分の発振周波数と現像ロール2c上におけ
るトナー6cの付着量との関係を説明するための図であ
る。
【0073】図6(a)において、横軸は現像ロール2
cの印加電圧における交流成分の発振周波数であり、縦
軸は現像ロール2c上におけるトナー6cの付着量であ
る。発振周波数が200Hzを越えると現像ロール2c
上にトナー6cが付着し始め、発振周波数が高くなる程
トナー6cの付着量が増加している。これは、発振周波
数が高くなる程磁石ロール3cと現像ロール2cとの間
の交番電界の周波数が高くなり、トナー6cの振動が激
しくなることにより、多くのトナー6cが現像ロール2
c表面に接触し、現像ロール2c上に転移するトナー6
cの量が増加するためである。
【0074】また、発振周波数が1500Hzを越える
と、交流電源83cのコイルが大きくなり、コストが高
くなる。さらに、図6(a)に示す横軸の範囲を越えて
発振周波数を上げると、発振周波数がトナー6cの固有
振動数から外れてしまい、トナー6cが振動しなくな
り、現像ロール2c上のトナー6cの付着量が低減す
る。
【0075】これにより、現像ロール2cの印加電圧に
おける交流成分の発振周波数は、200〜1500Hz
が適切な範囲であることが判明した。この範囲内で所定
の発振周波数に設定することにより、所望量のトナー6
cを迅速に現像ロール2c上に転移することが可能とな
る。
【0076】図6(b)は現像ロール2cの印加電圧に
おける交流成分のP−P値と現像ロール2c上における
トナー6cの付着量との関係を説明するための図であ
る。
【0077】図6(b)において、横軸は現像ロール2
cの印加電圧の交流成分のP−P値であり、縦軸は現像
ロール2c上におけるトナー6cの付着量である。P−
P値が500Vを越えると、現像ロール2c上にトナー
6cが付着し始め、P−P値が高くなる程トナー6cの
付着量が増加している。これは、P−P値が高くなる程
磁石ロール3cと現像ロール2cとの間の交番電界が強
くなり、トナー6cの振動が激しくなることにより、多
くのトナー6cが現像ロール2c表面に接触し、現像ロ
ール2c上に転移するトナー6cの量が増加するためで
ある。
【0078】また、P−P値が1800Vを越えると、
交流電源83cのコストが高くなる。さらに、図6
(b)に示す横軸の範囲を越えてP−P値を上げると、
磁石ロール3c上のキャリア5cが離脱し始める。
【0079】これにより、現像ロール2cの印加電圧に
おける交流成分のP−P値は、500〜1800Vが適
切な範囲であることが判明した。この範囲内で所定のP
−P値を設定することにより、所望量のトナー6cを迅
速に現像ロール2c上に転移することが可能となる。
【0080】図7は感光体ドラム9cと現像ロール2c
との間の間隙Gdと感光体ドラム9c上におけるトナー
6cの付着量との関係を説明するための図である。
【0081】図7において、横軸は感光体ドラム9cと
現像ロール2cとの間の間隙Gdであり、縦軸は感光体
ドラム9c上に付着したトナー6cの量である。間隙G
dが大きくなると、トナー付着量は低下する。間隙Gd
が0.28mmを越えると、トナー付着量は許容限界よ
りも少なくなってしまう。そのため、間隙Gdは0〜
0.28mmに設定する。
【0082】図8は磁石ロール3c上のトナー6cの帯
電量の分布と現像ロール2c上のトナー6cの帯電量の
分布との違いを説明するための図である。
【0083】図8において、横軸は磁石ロール3c上お
よび現像ロール2c上のトナー6cの帯電量であり、縦
軸は帯電量の発生度数である。実線は現像ロール2c上
のトナーの帯電量を示し、破線は磁石ロール3c上のト
ナーの帯電量を示す。
【0084】磁石ロール3c上のトナー6cは、現像ロ
ール2c上のトナー6cに比べて比較的に不均一に帯電
している。これは、磁石ロール3c上のトナー6cは、
キャリア5cとともに混合攪拌されることにより帯電さ
れるため、比較的不均一になりやすいためと考えられ
る。
【0085】しかしながら、磁石ロール3cと現像ロー
ル2cとの近接部に発生する交番電界により、磁石ロー
ル3c上のトナー6cから帯電量の良好なトナー6cが
選択的に現像ロール2c上に転移付着される。その結
果、現像ロール2c上のトナー6cの帯電量を所定の範
囲に集中させることが可能となる。
【0086】図5、図6(a)、図6(b)および図8
に示す結果は、磁石ロール3cと現像ロール2cとの近
接部に発生する交番電界によるものであると考えられ
る。
【0087】なお、現像ロール2cに直流電圧を印加
し、磁石ロール3cに直流成分および交流成分からなる
重畳電圧を印加してもよい。
【0088】図2に示す本発明のプロセスカートリッジ
14cの現像ロール2cの負荷トルク、従来の2成分現
像方式における現像器の現像ロールの負荷トルク、およ
び従来の非磁性1成分現像方式における現像器の現像ロ
ールの負荷トルクを(表1)に示す。なお、従来の非磁
性1成分現像方式における現像器は、ブレードで現像ロ
ール上のトナーを薄層化するタイプのものである。
【0089】
【表1】
【0090】(表1)の結果から、図2に示す本発明の
プロセスカートリッジ14cの現像ロール2cの負荷ト
ルクは、従来の2成分現像方式の現像ロールの負荷トル
クの約1/3となり、従来の非磁性1成分現像方式の現
像ロールの負荷トルクの1/4となっている。このよう
に、図2に示す本発明のプロセスカートリッジ14cの
現像ロール2cの負荷トルクは、従来の現像器の現像ロ
ールの負荷トルクに比べて大幅に低下している。これ
は、プロセスカートリッジ14cでは、現像ロール2c
と磁石ロール3cとの間での2成分現像剤の滞留が防止
されることにより負荷トルクが低くなったためであると
考えられる。
【0091】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、磁石ロ
ールと現像ロールとの間に交番電界を発生させてトナー
を振動させながら、帯電量が良好なトナーを選択的に磁
石ロールから現像ロールに移動させることができるの
で、簡単な構造でかつ低い負荷トルクで現像ロールの外
周面にほぼ均一な帯電量のトナー層を形成し、さらに均
一なトナー層を感光体ドラムに形成された静電潜像へ均
一に移動させることができる。その結果、静電潜像に良
好な画像を現像することが可能となる。また、構造が簡
単なため、製品コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における電子写真形成装
置の構成図
【図2】図1の電子写真形成装置のプロセスカートリッ
ジの拡大断面図
【図3】図2のプロセスカートリッジ内の2成分現像剤
の流動状態を示す拡大断面図
【図4】図2のプロセスカートリッジに投入するキャリ
アの量の影響を説明するための図
【図5】図2の磁石ロールと現像ロールとの間の直流成
分の電位差と現像ロール上のトナーの付着量との関係を
説明するための図
【図6】(a)現像ロールの印加電圧における交流成分
の発振周波数と現像ロール上におけるトナーの付着量と
の関係を説明するための図 (b)現像ロールの印加電圧における交流成分のP−P
値と現像ロール上におけるトナーの付着量との関係を説
明するための図
【図7】感光体ドラムと現像ロールとの間の間隙と感光
体ドラム上におけるトナーの付着量との関係を説明する
ための図
【図8】磁石ロール上のトナーの帯電量の分布と現像ロ
ール上のトナーの帯電量との分布との違いを説明するた
めの図
【符号の説明】
2c,2m,2y,2k 現像ロール 3c,3m,3y,3k 磁石ロール 5c キャリア 6c,6m,6y,6k トナー 7c 穂切りブレード 9c,9m,9y,9k 感光体ドラム 81c,82c 直流電源 83c 交流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H031 AC04 AC15 AC20 AC26 AC34 AD03 BA01 CA07 CA11 2H073 BA04 BA13 CA02 CA14 2H077 AC04 AC12 AC13 AD02 AD06 AD13 AD18 AD36 BA07 CA02 EA14 EA16 FA01 FA19 GA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性のトナーおよびトナー搬送磁性粉末
    を混合した現像剤を外周面に吸着して磁気ブラシを形成
    する磁石ロールと、前記磁石ロールに近接して平行に配
    置され、前記磁石ロールの外周面に形成される磁気ブラ
    シの層厚を規制する規制部材と、前記磁石ロールに近接
    して平行に配置され、前記規制部材により層厚を規制さ
    れた磁気ブラシに含まれるトナーを吸着して外周面にト
    ナー層を形成する現像ロールと、前記現像ロールに平行
    に配置され、静電潜像が形成される感光体ドラムと、前
    記磁石ロールおよび前記現像ロールのうちの一方に交流
    電圧を印加する電圧印加手段とを備えたことを特徴とす
    る電子写真現像装置。
  2. 【請求項2】前記電圧印加手段は、前記磁石ロールから
    前記現像ロールへトナーを移動させるように、前記磁石
    ロールおよび前記現像ロールのうちの一方に直流電圧と
    交流電圧との重畳電圧を印加し、他方に直流電圧を印加
    することを特徴とする請求項1記載の電子写真現像装
    置。
  3. 【請求項3】前記電圧印加手段は、前記現像ロールから
    前記感光体ドラムへトナーを移動させるように、前記現
    像ロールに印加する直流電圧を設定することを特徴とす
    る請求項2記載の電子写真現像装置。
  4. 【請求項4】前記交流電圧の周波数が0.2kHz以上
    1.5kHz以下であることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の電子写真現像装置。
  5. 【請求項5】前記交流電圧の最高値と最低値との差が
    0.5kV以上1.8kV以下であることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の電子写真現像装置。
  6. 【請求項6】前記磁石ロールと前記規制部材との対向間
    隙が0.1mm以上0.5mm以下、前記磁石ロールの
    磁力が300ガウス以上800ガウス以下、かつ前記磁
    石ロールの直径が10mm以上24mm以下の場合、前
    記現像剤のトナー搬送磁性粉末量は5g以上50g以下
    であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の電子写真現像装置。
  7. 【請求項7】前記磁石ロールと前記現像ロールとの間の
    近接部に現像剤が滞留しないように、前記磁石ロールの
    外周面の速度、前記磁石ロールの外周面と前記規制部材
    との対向間隙、前記現像ロールの外周面の速度、前記磁
    石ロールの外周面と前記現像ロールの外周面との対向間
    隙が設定されたことを特徴とする請求項1記載の電子写
    真現像装置。
  8. 【請求項8】前記現像ロールと前記感光体ドラムとの対
    向間隙が0以上0.28mm以下であることを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれかに記載の電子写真現像装置。
  9. 【請求項9】前記現像ロールの外周面の表面粗さが5μ
    m以上50μm以下であることを特徴とする請求項1〜
    8のいずれかに記載の電子写真現像装置。
  10. 【請求項10】前記磁石ロールは、円筒状の着磁体であ
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の電
    子写真現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005274924A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Kyocera Mita Corp 現像装置
JP2007057865A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Samsung Electronics Co Ltd 画像形成装置及びこれに具備されるプロセスカートリッジ
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