JP2000066513A - 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置

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JP2000066513A
JP2000066513A JP10246529A JP24652998A JP2000066513A JP 2000066513 A JP2000066513 A JP 2000066513A JP 10246529 A JP10246529 A JP 10246529A JP 24652998 A JP24652998 A JP 24652998A JP 2000066513 A JP2000066513 A JP 2000066513A
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magnetic
gauss
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Shigeo Kimura
木村  茂雄
Tsuneji Masuda
恒司 桝田
Kazuhiro Hasegawa
和弘 長谷川
Takao Ogata
隆雄 尾形
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、現像剤容器内の現像剤が長期に亘
り劣化することのない現像装置及びこの現像装置を備え
る画像形成装置の提供を目的とする。 【解決手段】 搬送スクリュ4により撹拌された現像剤
が磁極N3により現像スリーブ10上に担持され、規制
ブレード30により現像剤スリーブ10上の規制され余
った現像剤が再び搬送スクリュ4に撹拌されると共に、
現像スリーブ10上の現像剤が、磁極N2と磁極N3と
のなす磁界が現像スリーブ10の半径方向に80ガウス
以下、且つ、現像スリーブ10表面に上記半径方向と直
交する方向に80ガウス以下の磁束密度である領域Cに
て現像スリーブ10から離脱し、搬送スクリュ4の現像
スリーブ10の回転方向上流側に落下し搬送スクリュ4
により現像剤容器2内の現像剤と撹拌されることにより
達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像装置及びこの
現像装置を備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式の画像形成装置
では、潜像担持体上に形成した静電潜像に現像剤を付与
することにより、上記静電潜像を可視化する現像装置が
知られており、実用に供されている。
【0003】かかる現像装置は、図5に示すように、二
成分現像剤の磁気ブラシ現像法により行うよう構成され
ている。
【0004】かかる現像装置は、現像剤容器2aを備
え、現像剤容器2a内に撹拌手段たる現像剤搬送スクリ
ュ4a,6aが配設され、現像剤容器2a内に収容され
た二成分現像剤は、現像剤搬送スクリュ4a,6aによ
り現像剤容器2内で循環し撹拌されるようになってい
る。
【0005】又、かかる現像装置は、矢印a方向に回転
する潜像担持体たる感光ドラム100a上の潜像を現像
するために、矢印b方向へ回転して現像剤容器2a内の
現像剤を感光ドラム100a上と対向する方へ搬送する
現像剤担持体たる現像スリーブ10aを有している。
【0006】通常、現像スリーブ10aは、円筒状であ
り現像スリーブ10aの内部に磁界発生手段たるマグネ
ットローラ11aが現像スリーブ10aの回転に対して
非回転に固定配置されている。
【0007】現像剤容器2a内の現像剤は、マグネット
ローラ11aのN3a極で現像スリーブ10a上に汲み
上げられ、現像スリーブ10aの回転に伴い現像スリー
ブ10a上をS2a極からNla極へと搬送される。
【0008】S2a極からNla極への搬送途上で現像
剤は、現像スリーブ10aに対してS2a極対向部近傍
に非接触で配置された規制ブレード30aによって現像
スリーブ10a上の現像剤量を規制され、現像スリーブ
10a上に現像剤の薄層が形成される。
【0009】マグネットローラ11aの感光ドラム10
0aに対向する現像部に位置されたNla極は、現像主
極であり、Nla極によって穂立ちした現像剤が感光ド
ラム100a上に形成された潜像を現像し、現像剤はそ
の後Sla極からN2a極を通過し、N2aとN3a極
との反発磁界により現像スリーブ10aから除去され、
現像剤が現像剤容器2a内に落下し戻されるようになっ
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の現像装置においては、規制ブレード30aに
よって規制され余った現像剤は、規制ブレード30aの
現像スリーブ10aの回転方向上流側付近に、磁極N3
aとS2aとにより発生する垂直方向の磁力Frにより
保持されて大量に溜まる。
【0011】磁力Frにより現像スリーブ10a上に溜
まった現像剤に対して、現像スリーブ10aの回転によ
って次々に現像剤が搬送されてくるので、この溜まった
現像剤に大きな圧力がかかる。
【0012】また、溜まった現像剤のなかで、現像スリ
ーブ10aと接触している現像剤や現像スリーブ10a
近傍(下層)の現像剤Cは、現像スリーブ10aの回転
に伴い現像スリーブ10aが回転する速度に近い速度で
搬送されるが、溜まっている剤の現像スリーブ10aか
ら離れた現像剤D(上層の剤)は現像スリーブ10aの
速度よりも遅く送られる。
【0013】このように、現像スリーブ10a上にて上
層の現像剤Dと下層の現像剤Cとで速度差が生じると現
像剤は剪断力を受ける。このように、規制ブレード30
aの付近に溜まった現像剤には、垂直方向の圧力と、剪
断力を受ける。
【0014】このとき、磁性キャリアと樹脂トナーとの
間に大きな力が加わって、樹脂トナーに外添されたSi
2等の微粉粒子が樹脂トナーの中に埋め込まれるとい
った現象が発生し、さらに樹脂トナーの形状自体も磁性
キャリアとの衝突によって角がとれて、丸みを帯びてく
る。
【0015】また、長時間使用すると、磁性キャリアの
表面に樹脂トナーが付着して取れなくなる、いわゆるス
ペント現象が生じ、樹脂トナーの帯電量、いわゆるトリ
ボが使用時間とともに変化し、画像濃度が変化したり、
磁性キャリアや感光ドラム100aに対する樹脂トナー
の機械的付着力が増大し、電界に対応した現像や転写が
行われにくくなり、現像トナーの部分的欠落(ムラ)が
発生してすなわち、使用とともに、初期の画像と比べ画
像が悪化する虞があった。
【0016】そこで、本発明は、現像剤容器内の現像剤
が長期に亘り劣化することのない現像装置及びこの現像
装置を備える画像形成装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、現像剤を収容するための現像剤容器と、現像剤を
担持する回転自在な円筒状の現像剤担持体と、現像剤担
持体の軸線と平行若しくはほぼ平行な軸体をもち現像剤
容器内の現像剤を撹拌するためのスクリュ体である撹拌
手段と、現像剤担持体内に固定配置された周方向に複数
の磁極をもつ磁界発生手段と、現像剤担持体上の現像剤
量を規制する規制手段とを有する現像装置において、磁
界発生手段は、現像剤容器内にて現像剤担持体の軸線か
ら下方へ延びる鉛直線より上記回転方向上流に配設され
る第一の磁極と、撹拌手段の軸体へ上記回転方向下流側
で接する鉛直線が現像剤容器内にて現像剤担持体と交わ
る位置より上記回転方向下流、且つ、現像剤担持体の軸
線を通る水平面より下方に第一の磁極と隣接し設けられ
第一の磁極と同極の第二の磁極とを有し、撹拌手段の軸
線からの鉛直線が第一の磁極と第二の磁極との隣接する
側の現像剤担持体表面と交わる領域より少なくとも上記
回転方向上流の領域にて、第一の磁極と第二の磁極との
なす磁界が、現像剤担持体の半径方向に80ガウス以
下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向と直交する
方向に80ガウス以下の磁束密度をもち、規制手段は、
第二の磁極の近傍で現像剤担持体に対向して設けられて
いるという第一に発明によって達成される。
【0018】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、磁界発生手段は、撹拌手段の軸線からの
鉛直線が第一の磁極と第二の磁極との隣接する側の現像
剤担持体表面と交わる領域より少なくとも上記回転方向
上流の領域にて、第一の磁極と第二の磁極とのなす磁界
が、現像剤担持体の半径方向に50ガウス以下、且つ、
現像剤担持体表面に上記半径方向と直交する方向に50
ガウス以下の磁束密度をもつという第二の発明によって
も達成される。
【0019】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明において、磁界発生手段は、撹拌手段の軸体へ上
記回転方向上流側で接する鉛直線が第一の磁極と第二の
磁極との隣接する側の現像剤担持体表面と交わる領域よ
り少なくとも上記回転方向上流の領域にて、第一の磁極
と第二の磁極とのなす磁界が、現像剤担持体の半径方向
に80ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径
方向と直交する方向に80ガウス以下の磁束密度をもつ
という第三の発明によっても達成される。
【0020】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、磁界発生手段は、撹拌手段の軸体へ上記
回転方向上流側で接する鉛直線が第一の磁極と第二の磁
極との隣接する側の現像剤担持体表面と交わる領域より
少なくとも上記回転方向上流の領域にて、第一の磁極と
第二の磁極とのなす磁界が、現像剤担持体の半径方向に
50ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方
向と直交する方向に50ガウス以下の磁束密度をもつと
いう第四の発明によっても達成される。
【0021】更に、本出願によれば、上記目的は、一連
の画像形成プロセスにより形成された画像を記録媒体に
記録する画像形成装置であって、第一の発明の現像装置
を備えるという第五の発明によっても達成される。
【0022】又、本出願によれば、上記目的は、第五の
発明において、磁界発生手段は、撹拌手段の軸線からの
鉛直線が第一の磁極と第二の磁極との隣接する側の現像
剤担持体表面と交わる領域より少なくとも上記回転方向
上流の領域にて、第一の磁極と第二の磁極とのなす磁界
が、現像剤担持体の半径方向に50ガウス以下、且つ、
現像剤担持体表面に上記半径方向と直交する方向に50
ガウス以下の磁束密度をもつという第六の発明によって
も達成される。
【0023】更に、本出願によれば、上記目的は、第五
の発明において、磁界発生手段は、撹拌手段の軸体へ上
記回転方向上流側で接する鉛直線が第一の磁極と第二の
磁極との隣接する側の現像剤担持体表面と交わる領域よ
り少なくとも上記回転方向上流の領域にて、第一の磁極
と第二の磁極とのなす磁界が、現像剤担持体の半径方向
に80ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径
方向と直交する方向に80ガウス以下の磁束密度をもつ
という第七の発明によっても達成される。
【0024】又、本出願によれば、上記目的は、第五の
発明において、磁界発生手段は、撹拌手段の軸体へ上記
回転方向上流側で接する鉛直線が第一の磁極と第二の磁
極との隣接する側の現像剤担持体表面と交わる領域より
少なくとも上記回転方向上流の領域において、第一の磁
極と第二の磁極とのなす磁界が、現像剤担持体の半径方
向に50ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半
径方向と直交する方向に50ガウス以下の磁束密度をも
つという第八の発明によっても達成される。
【0025】すなわち、本出願にかかる第一の発明にあ
っては、撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極
により現像剤担持体上に担持され、規制手段により現像
剤担持体上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹
拌されると共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁
極と第二の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向
に80ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径
方向と直交する方向に80ガウス以下の磁束密度である
領域にて現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転
方向上流側に落下し撹拌手段により現像剤容器内の現像
剤と撹拌される。
【0026】又、本出願にかかる第二の発明にあって
は、撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極によ
り現像剤担持体上に担持され、規制手段により現像剤担
持体上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹拌さ
れると共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁極と
第二の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向に5
0ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向
と直交する方向に50ガウス以下の磁束密度である領域
にて現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転方向
上流側に落下し撹拌手段により現像剤容器内の現像剤と
撹拌される。
【0027】更に、本出願にかかる第三の発明にあって
は、撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極によ
り現像剤担持体上に担持され、規制手段により現像剤担
持体上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹拌さ
れると共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁極と
第二の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向に8
0ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向
と直交する方向に80ガウス以下の磁束密度である領域
にて現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転方向
上流側により確実に落下し撹拌手段により現像剤容器内
の現像剤と撹拌される。
【0028】又、本出願にかかる第四の発明にあって
は、撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極によ
り現像剤担持体上に担持され、規制手段により現像剤担
持体上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹拌さ
れると共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁極と
第二の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向に5
0ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向
と直交する方向に50ガウス以下の磁束密度である領域
にて現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転方向
上流側に更に確実に落下し撹拌手段により現像剤容器内
の現像剤と撹拌される。
【0029】更に、本出願にかかる第五の発明にあって
は、撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極によ
り現像剤担持体上に担持され、規制手段により現像剤担
持体上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹拌さ
れると共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁極と
第二の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向に8
0ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向
と直交する方向に80ガウス以下の磁束密度である領域
にて現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転方向
上流側に落下し撹拌手段により現像剤容器内の現像剤と
撹拌される。
【0030】又、本出願にかかる第六の発明にあって
は、撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極によ
り現像剤担持体上に担持され、規制手段により現像剤担
持体上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹拌さ
れると共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁極と
第二の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向に5
0ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向
と直交する方向に50ガウス以下の磁束密度である領域
にて現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転方向
上流側に落下し撹拌手段により現像剤容器内の現像剤と
撹拌される。
【0031】更に、本出願にかかる第七の発明にあって
は、撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極によ
り現像剤担持体上に担持され、規制手段により現像剤担
持体上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹拌さ
れると共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁極と
第二の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向に8
0ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向
と直交する方向に80ガウス以下の磁束密度である領域
にて現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転方向
上流側により確実に落下し撹拌手段により現像剤容器内
の現像剤と撹拌される。
【0032】又、本出願にかかる第八の発明にあって
は、撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極によ
り現像剤担持体上に担持され、規制手段により現像剤担
持体上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹拌さ
れると共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁極と
第二の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向に5
0ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向
と直交する方向に50ガウス以下の磁束密度である領域
にて現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転方向
上流側に更に確実に落下し撹拌手段により現像剤容器内
の現像剤と撹拌される。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施形態に
ついて、添付図面の図1乃至図4に基づき説明する。
【0034】(第一の実施形態)図1は、本発明の第一
の実施形態における画像形成装置の一例たるレーザービ
ームプリンタ1(以下、プリンタ1という)の概略構成
を示す模式的断面図である。
【0035】プリンタ1は、図1に示すように、外周面
に静電潜像が形成されるドラム状の潜像担持体たる感光
ドラム100と、感光ドラム100の外周面を規定電位
に帯電するためのローラ状の帯電体13と、規定電位に
帯電せしめられた上記外周面に露光により静電潜像を形
成するレーザースキャナユニット14と、上記静電潜像
を現像剤により可視画像化する現像装置15と、上記外
周面に形成された可視画像(顕像)をシート状の記録媒
体たる記録紙Pに転写するローラ状の転写体16と、定
着装置たる定着器17とを備えている。
【0036】プリンタ1にあっては、先ず、帯電体13
にて規定電位に帯電せしめられた感光ドラム100の外
周面にレーザースキャナユニット14が露光することに
より、外部からプリンタ1に与えられた画像情報に応じ
た静電潜像が上記外周面に形成される。
【0037】次に、感光ドラム100の外周面に形成さ
れた静電潜像は、現像装置15から現像剤を付与される
ことにより、顕像に可視化される。
【0038】一方、与えられた画像情報に応じた画像情
報を記録される記録紙6は、プリンタ1の本体に取外し
自在に支持されたカセット18、或いは、プリンタ1の
一方の側面に配置されたマルチペーパートレイ19か
ら、感光ドラム100と転写体16との間に形成される
転写ニップ部TNへと、所定タイミング等にて給紙され
る。
【0039】よって、転写ニップ部TNに達した記録紙
6は、感光ドラム100の外周面に形成され、担持され
た顕像を転写体16から電気的相互作用により転写され
る。
【0040】次に、顕像を一方の面に未定着状態に担持
せしめられた記録材6は(以下、未定着状態にある顕像
を未定着像と称する)、定着器17において熱供給及び
圧力付与されることにより、未定着像が溶融して定着せ
しめられ、以て、記録紙6は、与えられた画像情報に応
じた画像が記録され、画像形成された記録紙Pは、プリ
ンタ1の本体の他方の側面に配置された排紙トレイ20
上に排紙される。
【0041】図2は、本発明における第一の実施形態の
現像装置の概略構成を示す模式的断面図である。
【0042】かかる現像装置15は、図2に示すよう
に、現像剤容器2と、撹拌手段たる搬送スクリュ4と、
搬送スクリュ6と、現像剤担持体たる現像スリーブ10
と、磁界発生手段たるマグネットローラ11と、現像剤
規制体たる規制ブレード30とを有している。
【0043】かかる現像装置15は、磁性キャリアと非
磁性樹脂トナーとからなる2成分現像剤を収容した現像
剤容器2を備え、現像剤容器2の感光ドラム100と対
面した上側に位置する開口部に、現像スリーブ10が感
光ドラム100と所定の間隙を開けて回転自在に設置さ
れている。
【0044】現像スリーブ10は、SUS316等の非
磁性材料からなっており、矢印b方向に回転される現像
スリーブ10内にはマグネットローラ11が固定配置さ
れている。
【0045】マグネットローラ11は、磁極S1と、磁
極S2と、磁極N1と、第一の磁極たる磁極N2と、第
二の磁極たる磁極N3とを有している。
【0046】現像剤容器2内は、現像スリーブ10の軸
方向両端部に開口(図示せず)を有する隔壁2bにより
2つに分けられ、その一方の現像スリーブ10が配置さ
れた側に現遠剤搬送スクリュ4が、他方に現像剤搬送ス
クリュ6が配置されている。
【0047】現像剤搬送スクリュ4,6は、図3に示す
拡大図のように、外径8mmの軸21とその周りに形成
された外径20mmのスクリュ羽22とから構成されて
いる。
【0048】図で見て現像剤容器2の現像スリーブ10
の右方には規制ブレード30が取り付けられ、規制ブレ
ード30は、現像スリーブ10と非接触に配置されてい
る。
【0049】マグネットローラ11は、周方向に5つの
磁極Nl,N2,N3,Sl,S2を有しこのうち、磁
極Nlは現像主極で、潜像担持体100と現像スリーブ
10とが対向した現像部に位置し、同極の磁極N2,N
3は反発磁極で、現像スリーブ10の矢印bの回転方向
に現像部よりも下流側の現橡容器2内に位置し、磁極N
2よりも磁極N3が下流側である。
【0050】本実施形態において、マグネットローラ1
1は、反発極間で、かつ、少なくとも搬送スクリュ4の
軸中心を通る鉛直線Aよりも水平方向に現像スリーブ1
0の回転方向上流側に、垂直方向の磁界の強さBrが8
0G以下かつ水平方向の磁界の強さBθが80G以下で
ある領域Cを現像スリーブ10上に有している。
【0051】本実施形態において、現像スリーブ10の
中心から鉛直方向(B)下方を0度とし、現像スリーブ
10の回転方向の角度を正としたとき、磁極N2はα=
−70度の位置に配置し、現像スリーブ10上の最大磁
束密度は500G、磁束密度の半値幅は35度となって
いる。
【0052】磁極N3は、β=+60度の位置に配置
し、最大磁束密度は600G、磁束密度の半値幅は35
度である。これら磁極N2と磁極N3との間の、現像ス
リーブ10の中心から鉛直方向下方を0度とし、現像ス
リーブ10の回転方向の角度を正としたときの−30度
から+10度の領域Cが垂直方向の磁界の強さBrが8
0G以下かつ水平方向の磁界の強さBβが80G以下と
なっている。
【0053】また、規制ブレード30は、磁極N3より
5度下流の+65度の位置に規制ブレード30が現像ス
リーブ10に対し400〜800μmの距離で近接する
よう配置されている。
【0054】なお、搬送スクリュ4の軸中心を鉛直方向
に伸ばした線が現像スリーブ10の外周面と交わる位置
は、現像スリーブ10の軸中心から鉛直方向下方を0度
とし、現像スリーブ10の回転方向の角度を正としたと
き、−10度の位置である。
【0055】このような構成にすることで、現像部を通
過しトナー濃度の低くなった現像剤は搬送スクリュ4の
軸中心を鉛直方向に伸ばした位置(−10度)よりも現
像スリーブ10の回転方向上流側(約−30度)で剥離
し、搬送スクリュ4の中心よりも、現像スリーブ10の
回転方向上流側に落下することになる。
【0056】この位置に落下した現像剤は新しい現像剤
とともにスクリュ軸21の下を通りながら撹拌されて、
搬送スクリュ4の軸より現像スリーブ10の回転方向下
流側(A2より下流側)からN3極の磁力により汲み上
げられる。
【0057】N3極によって汲み上げられた現像剤は、
その直後、N3極の5度下流で規制ブレード30により
規制され、規制ブレード30により規制され余った現像
剤は、搬送スクリュ4の軸21より現像スリーブ10の
回転方向下流側に落下し搬送スクリュ4により搬送スク
リュ4の長手方向に送られて再び現像スリーブ10に汲
み上げられるられる。汲み上げ部であるN3極の略対向
部に規制ブレード30を設けることと、且つ、N3極が
+65度の位置に配設されることで、規制ブレード30
の上流側の現像スリーブ10上に溜る現像剤は少なくな
っている。
【0058】このような構成にすることで、反発極間で
現像スリーブ10から剥がれた濃度の低くなった現像剤
がスクリュ軸21の下を通らず、搬送スクリュ4によっ
て撹拌される前にすぐにくみ上げられることがないの
で、現像剤溜りの小さい現像装置においても、濃度むら
が生じることがない。
【0059】また、前述したように、余った現像剤は現
像スリーブ10上に溜まらず、落下し、落下した現像剤
はすでに十分に撹拌された剤であり、搬送スクリュ4の
軸より現像スリーブ10の回転方向下流側に落下させ、
搬送スクリュ4によって搬送スクリュ4の長手方向に送
られ、再びくみ上げられる。このような現像剤流れがで
きることで、さらに、現像スリーブ10から落下した濃
度の低くなった現像剤は現像スリーブ10にすぐにくみ
上げられにくくなり、濃度むらは生じにくくなる。
【0060】発明者らの実験によると、このような構成
にすることで、規制ブレード30の上流側に溜まる現像
剤は大幅に少なくなり、現像装置の稼動時間と得られた
画質とから、現像剤の劣化を判断すると、本実施形態に
おける現像装置15では、図5に示す従来の現像装置の
約5倍の稼動時間に至って、ほぼ同等の現像剤劣化であ
り、濃度むらは生じなかった。
【0061】尚、少なくとも、搬送スクリュ4の軸中心
を鉛直方向に伸ばした位置(−10度)よりも現像スリ
ーブ10の回転方向上流側に垂直方向の磁界の強さBr
が50G以下かつ水平方向の磁界の強さBβが50G以
下の領域を配置すると、搬送スクリュの軸中心を鉛直方
向に伸ばした位置よりも現像スリーブ10の回転方向上
流側で確実に現像剤を剥がすことができるので、より好
まい。
【0062】よって、本実施形態によれば、磁極N2と
磁極N3とが発する磁界が、現像スリーブ10上に現像
されずに残った現像剤を搬送スクリュ4の現像スリーブ
10の回転方向上流側に落下除去するので、現像スリー
ブ10上に現像されずに残った現像剤が現像剤容器2内
の現像剤と充分撹拌された後、磁極N3は、現像剤を現
像スリーブ10上に担持させることにより、現像剤のた
まりが小さい現像装置においても画像に濃度ムラや濃度
低下が生じることなく画像形成することができる。
【0063】又、本実施形態によれば、現像剤が搬送ス
クリュ4によって撹拌され、現像スリーブ10上に現像
剤が余分に付着しないため、現像スリーブ10の回転に
より現像剤に対し剪断力が働くのを防ぎ、長期に亘って
現像剤が劣化するのを防ぐことができる。
【0064】(第二の実施形態)次に、本発明における
第二の実施形態に関して図4に基づき説明する。尚、第
一に実施形態の構成と同様の箇所に関しては、同符号を
付してその説明を省略する。
【0065】第一の実施形態においては、搬送スクリュ
4の軸中心を鉛直方向に伸ばした位置よりも現像スリー
ブ10の回転方向上流側で確実に現像剤を剥がす構成に
したが、本実施形態では、スクリュ軸21の直径が例え
ば6mm以上の太いスクリュを用い、搬送スクリュ4の
軸よりも現像スリーブ10の回転方向上流側(Alより
上流側)から、現像部を通過しトナー濃度の低くなつた
現像剤を落下させると、スクリュ軸21が壁のような役
目をして、落下した現像剤が撹拌される前に、すぐに磁
極N3にくみ上げられることを防ぐことができることを
利用したものであり、磁極N2をα=−80度の位置に
配置し、現像スリーブ10上の最大磁束密度を450
G、磁束密度の半値幅は35度とし、磁極N3をβ=+
60度の位置に配置し、最大磁束密度は600G、磁束
密度の半値幅は35度とすることで、現像スリーブ10
の軸中心から鉛直方向下方を0度とし現像スリーブ10
の回転方向の角度を正としたときの、−40度から+1
0度の領域Cの垂直方向の磁界の強さBrが80G以下
かつ水平方向の磁界の強さB∂が80G以下となってい
る。
【0066】現像スリーブ10と鉛直線A1が交わると
ころの角度が−30度であるから、現像剤はスクリュ軸
21より現像スリーブ10の回転方向上流側(図中左
側)に落下する。
【0067】このような構成にすることで、前述したよ
うに、スクリュ軸21が壁のような役目をして落下した
現像剤がすぐにくみ上げられるのを防ぐので、さらに濃
度むらの発生を抑えることができる。
【0068】なお、本実施形態においても、搬送スクリ
ュ4の軸よりも現像スリーブ10の回転方向上流側(A
lより上流側)に垂直方向の磁界の強さBrが50G以
下かつ水平方向の磁界の強さBβが50G以下の領域を
配置すると、確実に現像剤をスクリュ軸21よりも上流
側に落下させられるので好ましい。
【0069】よって、本実施形態によれば、磁極N2と
磁極N3とが発する磁界が、現像スリーブ10上に現像
されずに残った現像剤を搬送スクリュ4の現像スリーブ
10の回転方向上流側に落下除去するので、現像スリー
ブ10上に現像されずに残った現像剤が現像剤容器2内
の現像剤と充分撹拌された後、磁極N3は、現像剤を現
像スリーブ10上に担持させることにより、現像剤のた
まりが小さい現像装置においても画像に濃度ムラや濃度
低下が生じることなく画像形成することができる。
【0070】又、本実施形態によれば、現像剤が搬送ス
クリュ4によって撹拌され、現像スリーブ10上に現像
剤が余分に付着しないため、現像スリーブ10の回転に
より現像剤に対し剪断力が働くのを防ぎ、長期に亘って
現像剤が劣化するのを防ぐことができる。
【0071】
【発明の効果】すなわち、本出願にかかる第一の発明に
よれば、撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極
により現像剤担持体上に担持され、規制手段により現像
剤担持体上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹
拌されると共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁
極と第二の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向
に80ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径
方向と直交する方向に80ガウス以下の磁束密度である
領域にて現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転
方向上流側に落下し撹拌手段により現像剤容器内の現像
剤と撹拌されるようになっているので、規制手段により
現像剤担持体上から規制され余った現像剤が第二の磁極
付近に溜まる現像剤量を大幅に軽減すると共に、現像剤
担持体に担持した現像剤を撹拌手段により撹拌してから
再び現像剤担持体に担持させることにより、現像剤の劣
化を軽減することができる。
【0072】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極により現
像剤担持体上に担持され、規制手段により現像剤担持体
上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹拌される
と共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁極と第二
の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向に50ガ
ウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向と直
交する方向に50ガウス以下の磁束密度である領域にて
現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転方向上流
側に落下し撹拌手段により現像剤容器内の現像剤と撹拌
されるようになっているので、規制手段により現像剤担
持体上から規制され余った現像剤が第二の磁極付近に溜
まる現像剤量を大幅に軽減すると共に、現像剤担持体に
担持した現像剤を撹拌手段により撹拌してから再び現像
剤担持体に担持させることにより、現像剤の劣化を軽減
することができる。
【0073】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極によ
り現像剤担持体上に担持され、規制手段により現像剤担
持体上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹拌さ
れると共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁極と
第二の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向に8
0ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向
と直交する方向に80ガウス以下の磁束密度である領域
にて現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転方向
上流側により確実に落下し撹拌手段により現像剤容器内
の現像剤と撹拌されるようになっているので、規制手段
により現像剤担持体上から規制され余った現像剤が第二
の磁極付近に溜まる現像剤量を大幅に軽減すると共に、
現像剤担持体に担持した現像剤を撹拌手段により撹拌し
てから再び現像剤担持体に担持させることにより、現像
剤の劣化を軽減することができる。
【0074】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極により現
像剤担持体上に担持され、規制手段により現像剤担持体
上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹拌される
と共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁極と第二
の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向に50ガ
ウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向と直
交する方向に50ガウス以下の磁束密度である領域にて
現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転方向上流
側に更に確実に落下し撹拌手段により現像剤容器内の現
像剤と撹拌されるようになっているので、規制手段によ
り現像剤担持体上から規制され余った現像剤が第二の磁
極付近に溜まる現像剤量を大幅に軽減すると共に、現像
剤担持体に担持した現像剤を撹拌手段により撹拌してか
ら再び現像剤担持体に担持させることにより、現像剤の
劣化を軽減することができる。
【0075】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極によ
り現像剤担持体上に担持され、規制手段により現像剤担
持体上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹拌さ
れると共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁極と
第二の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向に8
0ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向
と直交する方向に80ガウス以下の磁束密度である領域
にて現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転方向
上流側に落下し撹拌手段により現像剤容器内の現像剤と
撹拌されるようになっているので、規制手段により現像
剤担持体上から規制され余った現像剤が第二の磁極付近
に溜まる現像剤量を大幅に軽減すると共に、現像剤担持
体に担持した現像剤を撹拌手段により撹拌してから再び
現像剤担持体に担持させることにより、画像に濃度ムラ
や濃度低下を生じることなく、現像剤の劣化を軽減する
ことができる。
【0076】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極により現
像剤担持体上に担持され、規制手段により現像剤担持体
上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹拌される
と共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁極と第二
の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向に50ガ
ウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向と直
交する方向に50ガウス以下の磁束密度である領域にて
現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転方向上流
側に落下し撹拌手段により現像剤容器内の現像剤と撹拌
されるようになっているので、規制手段により現像剤担
持体上から規制され余った現像剤が第二の磁極付近に溜
まる現像剤量を大幅に軽減すると共に、現像剤担持体に
担持した現像剤を撹拌手段により撹拌してから再び現像
剤担持体に担持させることにより、画像に濃度ムラや濃
度低下を生じることなく、現像剤の劣化を軽減すること
ができる。
【0077】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極によ
り現像剤担持体上に担持され、規制手段により現像剤担
持体上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹拌さ
れると共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁極と
第二の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向に8
0ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向
と直交する方向に80ガウス以下の磁束密度である領域
にて現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転方向
上流側により確実に落下し撹拌手段により現像剤容器内
の現像剤と撹拌されるようになっているので、規制手段
により現像剤担持体上から規制され余った現像剤が第二
の磁極付近に溜まる現像剤量を大幅に軽減すると共に、
現像剤担持体に担持した現像剤を撹拌手段により撹拌し
てから再び現像剤担持体に担持させることにより、画像
に濃度ムラや濃度低下を生じることなく、現像剤の劣化
を軽減することができる。
【0078】又、本出願にかかる第八の発明によれば、
撹拌手段により撹拌された現像剤が第二の磁極により現
像剤担持体上に担持され、規制手段により現像剤担持体
上の規制され余った現像剤が再び撹拌手段に撹拌される
と共に、現像剤担持体上の現像剤が、第一の磁極と第二
の磁極とのなす磁界が現像剤担持体の半径方向に50ガ
ウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向と直
交する方向に50ガウス以下の磁束密度である領域にて
現像剤担持体から離脱し、撹拌手段の上記回転方向上流
側に更に確実に落下し撹拌手段により現像剤容器内の現
像剤と撹拌されるようになっているので、規制手段によ
り現像剤担持体上から規制され余った現像剤が第二の磁
極付近に溜まる現像剤量を大幅に軽減すると共に、現像
剤担持体に担持した現像剤を撹拌手段により撹拌してか
ら再び現像剤担持体に担持させることにより、画像に濃
度ムラや濃度低下を生じることなく、現像剤の劣化を軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第一の実施形態の画像形成装置
の概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられた現像装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図3】図2の現像装置に備えられた撹拌手段の模式図
である。
【図4】本発明における第二の実施形態の現像装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図5】従来の現像装置の概略構成を示す模式的断面図
である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 現像剤容器 4 搬送スクリュ(撹拌手段) 10 現像スリーブ(現像剤担持体) 11 マグネットローラ(磁界発生手段) N1 磁極 N2 磁極(第一の磁極) N3 磁極(第二の磁極) S1 磁極 S2 磁極 15 現像装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 和弘 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 尾形 隆雄 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H031 AB02 AC14 AC19 AC20 AC30 AC34 BA04 2H077 AB02 AD02 AD06 AD13 AD18 EA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容するための現像剤容器と、
    現像剤を担持する回転自在な円筒状の現像剤担持体と、
    現像剤担持体の軸線と平行若しくはほぼ平行な軸体をも
    ち現像剤容器内の現像剤を撹拌するためのスクリュ体で
    ある撹拌手段と、現像剤担持体内に固定配置された周方
    向に複数の磁極をもつ磁界発生手段と、現像剤担持体上
    の現像剤量を規制する規制手段とを有する現像装置にお
    いて、磁界発生手段は、現像剤容器内にて現像剤担持体
    の軸線から下方へ延びる鉛直線より上記回転方向上流に
    配設される第一の磁極と、撹拌手段の軸体へ上記回転方
    向下流側で接する鉛直線が現像剤容器内にて現像剤担持
    体と交わる位置より上記回転方向下流、且つ、現像剤担
    持体の軸線を通る水平面より下方に第一の磁極と隣接し
    設けられ第一の磁極と同極の第二の磁極とを有し、撹拌
    手段の軸線からの鉛直線が第一の磁極と第二の磁極との
    隣接する側の現像剤担持体表面と交わる領域より少なく
    とも上記回転方向上流の領域にて、第一の磁極と第二の
    磁極とのなす磁界が、現像剤担持体の半径方向に80ガ
    ウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方向と直
    交する方向に80ガウス以下の磁束密度をもち、規制手
    段は、第二の磁極の近傍で現像剤担持体に対向して設け
    られていることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 磁界発生手段は、撹拌手段の軸線からの
    鉛直線が第一の磁極と第二の磁極との隣接する側の現像
    剤担持体表面と交わる領域より少なくとも上記回転方向
    上流の領域にて、第一の磁極と第二の磁極とのなす磁界
    が、現像剤担持体の半径方向に50ガウス以下、且つ、
    現像剤担持体表面に上記半径方向と直交する方向に50
    ガウス以下の磁束密度をもつこととする請求項1に記載
    の現像装置。
  3. 【請求項3】 磁界発生手段は、撹拌手段の軸体へ上記
    回転方向上流側で接する鉛直線が第一の磁極と第二の磁
    極との隣接する側の現像剤担持体表面と交わる領域より
    少なくとも上記回転方向上流の領域にて、第一の磁極と
    第二の磁極とのなす磁界が、現像剤担持体の半径方向に
    80ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方
    向と直交する方向に80ガウス以下の磁束密度をもつこ
    ととする請求項1に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 磁界発生手段は、撹拌手段の軸体へ上記
    回転方向上流側で接する鉛直線が第一の磁極と第二の磁
    極との隣接する側の現像剤担持体表面と交わる領域より
    少なくとも上記回転方向上流の領域にて、第一の磁極と
    第二の磁極とのなす磁界が、現像剤担持体の半径方向に
    50ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方
    向と直交する方向に50ガウス以下の磁束密度をもつこ
    ととする請求項1に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 一連の画像形成プロセスにより形成され
    た画像を記録媒体に記録する画像形成装置であって、請
    求項1に記載の現像装置を備える画像形成装置。
  6. 【請求項6】 磁界発生手段は、撹拌手段の軸線からの
    鉛直線が第一の磁極と第二の磁極との隣接する側の現像
    剤担持体表面と交わる領域より少なくとも上記回転方向
    上流の領域にて、第一の磁極と第二の磁極とのなす磁界
    が、現像剤担持体の半径方向に50ガウス以下、且つ、
    現像剤担持体表面に上記半径方向と直交する方向に50
    ガウス以下の磁束密度をもつこととする請求項5に記載
    の現像装置。
  7. 【請求項7】 磁界発生手段は、撹拌手段の軸体へ上記
    回転方向上流側で接する鉛直線が第一の磁極と第二の磁
    極との隣接する側の現像剤担持体表面と交わる領域より
    少なくとも上記回転方向上流の領域にて、第一の磁極と
    第二の磁極とのなす磁界が、現像剤担持体の半径方向に
    80ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半径方
    向と直交する方向に80ガウス以下の磁束密度をもつこ
    ととする請求項5に記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 磁界発生手段は、撹拌手段の軸体へ上記
    回転方向上流側で接する鉛直線が第一の磁極と第二の磁
    極との隣接する側の現像剤担持体表面と交わる領域より
    少なくとも上記回転方向上流の領域において、第一の磁
    極と第二の磁極とのなす磁界が、現像剤担持体の半径方
    向に50ガウス以下、且つ、現像剤担持体表面に上記半
    径方向と直交する方向に50ガウス以下の磁束密度をも
    つこととする請求項5に記載の現像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006337817A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2009175674A (ja) * 2007-12-26 2009-08-06 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
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