JP2009175674A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009175674A
JP2009175674A JP2008242079A JP2008242079A JP2009175674A JP 2009175674 A JP2009175674 A JP 2009175674A JP 2008242079 A JP2008242079 A JP 2008242079A JP 2008242079 A JP2008242079 A JP 2008242079A JP 2009175674 A JP2009175674 A JP 2009175674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
carrier
center
agitating
conveying member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008242079A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5689219B2 (ja
Inventor
Yasuo Miyoshi
康雄 三好
Hisashi Kikuchi
尚志 菊地
Tsuneo Kudo
経生 工藤
Nobuo Iwata
信夫 岩田
So Kai
創 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008242079A priority Critical patent/JP5689219B2/ja
Priority to US12/342,935 priority patent/US8135314B2/en
Publication of JP2009175674A publication Critical patent/JP2009175674A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5689219B2 publication Critical patent/JP5689219B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】現像剤の攪拌搬送や回収、供給を良好に行うことができる現像装置を実現する。
【解決手段】本発明の現像装置は、回転軸の軸方向に現像剤を撹拌・搬送して現像ローラ42aに現像剤42fを供給する第1撹拌搬送スクリュー42bと、現像ローラから現像剤を回収し第1撹拌搬送スクリューの現像剤搬送方向と反対方向に現像剤を撹拌・搬送して第1攪拌搬送スクリューに現像剤を受け渡す第2撹拌搬送スクリュー42cを備え、現像ローラ内部の剤離れ用磁極P3で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち現像ローラ回転方向下流側に存在する点を、現像ローラの中心C1と第2撹拌搬送スクリューの中心C2を結んだ線よりも現像ローラ回転方向に対して上流側に形成し、現像ローラの中心と第2撹拌搬送スクリューの中心を結んだ線上では現像ローラから現像剤の離脱が行われるようにするので、現像剤の回収と供給を良好に行うことができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、像担持体上に担持された静電潜像を、トナー及び磁性粒子を含有する2成分現像剤によって現像する現像装置、並びにこの現像装置を用いるプロセスカートリッジ、及び、前記現像装置またはプロセスカートリッジを備えた複写機、ファクシミリ、プリンタ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関する。
従来、トナーと磁性粒子(以下、キャリアと言う)を含む2成分現像剤を使用した2成分現像装置では、現像剤を収容する現像剤容器内に配設された現像剤撹拌搬送部材を用いて、2成分現像剤を撹拌してトナーの濃度を均一にした後、内部に複数の磁極を有する現像剤担持体に向けて搬送し、現像剤担持体に現像剤を供給する。このようにして、現像剤を供給された現像剤担持体は、さらに、この現像剤を現像剤担持体表面に担持させて搬送し、像担持体上の静電潜像に供給することによって静電潜像をトナーによって可視像化して現像している。
このような現像装置の場合に、現像剤撹拌搬送部材としては、例えば2本のスクリューをそれらの搬送方向が相反するようにして略平行に配置し、一方の供給・回収用スクリューから現像剤を現像剤担持体に供給し、現像後の現像剤を回収している。そして、その後、もう一方の攪拌搬送用スクリューに現像剤を受け渡した後、攪拌搬送用スクリューの搬送経路でトナーの補給を行い、混合攪拌をしながら、供給・回収用のスクリューに現像剤を受渡している。
このように2成分現像装置では、現像剤撹拌搬送部材(例えば2本のスクリュー)で現像剤の混合撹拌搬送を行いながら循環し、現像剤担持体に対する現像剤の供給、回収と、トナー補給を行っているが、トナーとキャリアの混合攪拌が不十分であると、現像剤担持体に供給された現像剤にトナー濃度ムラや帯電不良が生じ、画像濃度ムラが発生するなどの異常画像が形成される。このような異常画像等の発生を防止するために必要な攪拌性は、現像剤に対する相対的なトナー消費量で決まるが、近年の画像形成装置の高速化・小型化では、現像剤容量に対するトナーの消費量が増加するため、より攪拌性を向上させる必要がある。
昨今、電子写真方式を用いた画像形成装置ではカラー化が進んでいるが、その生産性を向上させるためには、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色毎に、4個の円筒状をした感光体を用いて画像を形成するタンデム方式を採用することが効果的である。タンデム方式では4個の感光体を横方向に並べて、各感光体に対して帯電装置、露光装置等の作像装置を設けることになり、現像装置も各感光体に対して設けられる。
このようなタンデム方式の画像形成装置を小さくするためには、各感光体の間隔を狭める必要があるが、そのためには現像装置も水平方向(横方向)の大きさを小さくする必要があり、上述した2本のスクリューを略水平方向に並べる方式の現像装置では省スペース化に限界がある。
そこで特許文献1(特開平11−202627号公報)に記載の現像装置では、現像ローラの横に撹拌搬送スクリューを上下に2本並べた構成としており、横方向の省スペース化が図れる。しかしながら、この現像装置では、現像に際してトナーが静電潜像に付着するなどして消費されるため、現像後、トナー濃度の少なくなった現像剤と、現像前のトナー濃度の高い現像剤が同時に現像ローラに汲み上げられることになり、現像ローラ上の現像剤のトナー濃度が均一にならないため画像濃度にムラが生じやすい。
このような課題を解決するために、特許文献2(特開2003−263012号公報)に記載の現像装置では、撹拌搬送スクリューを上下に2本並べた構成とし、さらに2本のスクリューの間を仕切り板で分離し、一方のスクリューで現像剤の供給を行い、他方のスクリュで現像剤の回収を行うことで、トナー濃度を均一にする方法をとっている。
上記のように、軸方向に現像剤を搬送しながら、一方のスクリューで供給を行い、他方のスクリューで回収を行う方式では、十分に混合攪拌された現像剤が供給されるため、トナー濃度が均一となる。
しかしながら、回収用のスクリューにおいては、軸方向に対し、徐々に現像剤量が増加していく。そのため、回収用スクリューの搬送方向下流側においては、現像剤の溢れや、連れ回りが発生しやすくなるという課題がある。
また、上記の現像装置では、供給用のスクリューの現像剤は搬送方向上流側から下流側に搬送される間にその一部が現像剤担持体に供給されるため、現像剤量は上流側に比して下流側で少なくなり、最下流部では現像剤の最上面の高さが下がってしまい、その部分での現像剤担持体への現像剤の供給量が減少する供給不良が発生してしまう恐れがあった。
特開平11−202627号公報 特開2003−263012号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、現像剤の攪拌搬送や、現像剤担持体に対する現像剤の供給、回収を良好に行うことができる構成の現像装置を提供することを目的とする。
より詳しくは、本発明は、現像剤の攪拌搬送を確実に行うことができる現像装置を提供すること、また、現像剤担持体からの現像剤の回収を良好に行うことができ、現像剤の溢れや連れ回りの発生を防止することができる現像装置を提供すること、また、現像剤担持体への現像剤の供給を良好に行うことができ、供給過剰や供給不足による現像不良等の問題を解消できる現像装置を提供すること、さらには、現像剤担持体に対する現像剤の供給、回収を良好に行い、現像剤の溢れや連れ回りの発生を防止することができ、供給過剰や供給不足による現像不良等の問題をも解消できる構成の現像装置を提供すること、さらには、現像剤の混合攪拌不良による画像濃度ムラ等の問題も解消できる現像装置を提供することを目的とする。
また、本発明は前記現像装置を用いたプロセスカートリッジを提供することを目的とし、さらには、前記現像装置またはプロセスカートリッジを備え、良好な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明では以下のような解決手段を採っている。
本発明の第1の手段は、内部に固定配置された複数の磁極を有し、磁性粒子とトナーを含む現像剤を担持して回転し、像担持体に形成された静電潜像に前記トナーを供給して該静電潜像を可視像化する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の中心線と平行な中心線を中心とした回転軸上で回転し、該回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収する機能と前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する機能のいずれか一方または両方を有する現像剤撹拌搬送部材と、を備えた現像装置において、前記現像剤攪拌搬送部材として、前記回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する第1現像剤撹拌搬送部材と、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収し前記第1現像剤撹拌搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対方向に現像剤を撹拌しつつ搬送して前記第1現像剤攪拌搬送部材に現像剤を受け渡す第2現像剤撹拌搬送部材とを備え、前記現像剤担持体内部の剤離れ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向下流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して上流側に形成し、前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線上では前記現像剤担持体から現像剤の離脱が行われるようにすることを特徴とする。
本発明の第2の手段は、内部に固定配置された複数の磁極を有し、磁性粒子とトナーを含む現像剤を担持して回転し、像担持体に形成された静電潜像に前記トナーを供給して該静電潜像を可視像化する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の中心線と平行な中心線を中心とした回転軸上で回転し、該回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収する機能と前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する機能のいずれか一方または両方を有する現像剤撹拌搬送部材と、を備えた現像装置において、前記現像剤攪拌搬送部材として、前記回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する第1現像剤撹拌搬送部材と、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収し前記第1現像剤撹拌搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対方向に現像剤を撹拌しつつ搬送して前記第1現像剤攪拌搬送部材に現像剤を受け渡す第2現像剤撹拌搬送部材とを備え、前記現像剤担持体内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向上流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記第1現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して下流側に形成し、前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線上では前記現像剤担持体から現像剤の離脱が行われるようにすることを特徴とする。
本発明の第3の手段は、内部に固定配置された複数の磁極を有し、磁性粒子とトナーを含む現像剤を担持して回転し、像担持体に形成された静電潜像に前記トナーを供給して該静電潜像を可視像化する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の中心線と平行な中心線を中心とした回転軸上で回転し、該回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収する機能と前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する機能のいずれか一方または両方を有する現像剤撹拌搬送部材と、を備えた現像装置において、前記現像剤攪拌搬送部材として、前記回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する第1現像剤撹拌搬送部材と、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収し前記第1現像剤撹拌搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対方向に現像剤を撹拌しつつ搬送して前記第1現像剤攪拌搬送部材に現像剤を受け渡す第2現像剤撹拌搬送部材とを備え、前記現像剤担持体内部の剤離れ用磁極で形成する磁場の法線磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向下流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して上流側に形成し、かつ、前記現像剤担持体内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向上流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記第1現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して下流側に形成し、前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線上では前記現像剤担持体から現像剤の離脱が行われるようにすることを特徴とする。
本発明の第4の手段は、第1〜第3のいずれか1つの手段の現像装置において、前記第1現像剤撹拌搬送部材は前記第2現像剤撹拌搬送部材の上方に配置され、前記第1現像剤撹拌搬送部材と前記第2現像剤撹拌搬送部材を仕切る壁部の現像剤供給側端部位置を、少なくとも前記現像剤担持体の中心と前記第1現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも上に形成することを特徴とする。
また、本発明の第5の手段は、第4の手段の現像装置において、前記壁部の現像剤供給側端部の高さは、前記第1現像剤撹拌搬送部材の現像剤搬送方向上流側よりも下流側で低くしてあることを特徴とする。
本発明の第6の手段は、内部に固定配置された複数の磁極を有し、磁性粒子とトナーを含む現像剤を担持して回転し、像担持体に形成された静電潜像に前記トナーを供給して該静電潜像を可視像化する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の中心線と平行な中心線を中心とした回転軸上で回転し、該回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収する機能と前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する機能のいずれか一方または両方を有する現像剤撹拌搬送部材と、を備えた現像装置において、前記現像剤攪拌搬送部材として、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収する機能と前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する機能とを有する現像剤攪拌搬送部材を備え、前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線上では前記現像剤担持体から現像剤の離脱が行われるようにすることを特徴とする。
本発明の第7の手段は、第6の手段の現像装置において、前記現像剤担持体内部の剤離れ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向下流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して上流側に形成したことを特徴とする。
また、本発明の第8の手段は、第6の手段の現像装置において、前記現像剤担持体内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向上流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して下流側に形成したことを特徴とする。
さらに本発明の第9の手段は、第6の手段の現像装置において、前記現像剤担持体内部の剤離れ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向下流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して上流側に形成し、かつ、前記現像剤担持体内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向上流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して下流側に形成したことを特徴とする。
本発明の第10の手段は、像担持体と、該像担持体を一様に帯電する帯電手段と、帯電した前記像担持体に静電潜像を形成する手段と、前記像担持体上の静電潜像を現像する現像手段と、前記像担持体に残留する転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを有する作像部を備えた画像形成装置に装備され、前記作像部を構成する前記像担持体と前記帯電手段と前記クリーニング手段のうちの少なくとも1つと、前記現像手段とが一体になって画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスカートリッジにおいて、前記現像手段として、第1〜第9のいずれか1つの手段の現像装置を備えたことを特徴とする。
本発明の第11の手段は、像担持体と、該像担持体を一様に帯電する帯電手段と、帯電した前記像担持体に静電潜像を形成する手段と、前記像担持体上の静電潜像を現像する現像手段と、前記像担持体に残留する転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを有する作像部を備えた画像形成装置において、前記現像手段として、第1〜第9のいずれか1つの手段の現像装置を備えたことを特徴とする。
本発明の第12の手段は、第11の手段の画像形成装置において、前記作像部を複数備え、単色、多色またはフルカラー画像の形成を行うことを特徴とする。
また、本発明の第13の手段は、第11または第12の手段の画像形成装置において、前記作像部に、第10の手段のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする。
第1の手段の現像装置では、現像剤攪拌搬送部材として、前記回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する第1現像剤撹拌搬送部材と、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収し前記第1現像剤撹拌搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対方向に現像剤を撹拌しつつ搬送して前記第1現像剤攪拌搬送部材に現像剤を受け渡す第2現像剤撹拌搬送部材とを備え、前記現像剤担持体内部の剤離れ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向下流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して上流側に形成し、前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線上では前記現像剤担持体から現像剤の離脱が行われるようにすることにより、現像剤担持体からの現像剤の剤離れが良好に行われ、回収部の現像剤のレベルに関係なく、現像剤担持体からの現像剤の回収を良好に行うことができ、現像剤の溢れや連れ回りの発生を防止することができる。また、回収と供給の機能を分離して、回収機能を有する第2現像剤攪拌搬送部材においてトナーの混合攪拌を行うような現像方式の小型化した現像装置においても、第2現像剤攪拌搬送部材上の現像剤に対しては、現像剤の搬送の妨げとなる磁気的拘束力を殆ど形成しないため、現像剤の混合、攪拌、搬送、循環を良好に行うことができる。
第2の手段の現像装置では、現像剤攪拌搬送部材として、前記回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する第1現像剤撹拌搬送部材と、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収し前記第1現像剤撹拌搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対方向に現像剤を撹拌しつつ搬送して前記第1現像剤攪拌搬送部材に現像剤を受け渡す第2現像剤撹拌搬送部材とを備え、前記現像剤担持体内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向上流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記第1現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して下流側に形成し、前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線上では前記現像剤担持体から現像剤の離脱が行われるようにすることにより、現像剤担持体の中心と第1現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線の位置では磁気的拘束力を殆ど持たないので、現像後のトナー濃度が低下した現像剤をそのまま現像剤担持体に汲み上げてしまうことがなく、第1現像剤撹拌搬送部材で攪拌搬送された現像剤を現像剤担持体に汲み上げることができる。また、回収と供給の機能を分離して、供給機能を有する第1現像剤攪拌搬送部材において現像剤の供給を行うような現像方式の小型化した現像装置においても、現像剤担持体内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向上流側に存在する点を、現像剤担持体の中心と第1現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも現像剤担持体の回転方向に対して下流側に形成したことにより、第1現像剤攪拌搬送部材の搬送方向上流側での供給過剰や、搬送方向下流側での供給不足を防止でき、現像剤担持体に適量の現像剤を供給することができる。
第3の手段の現像装置では、現像剤攪拌搬送部材として、前記回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する第1現像剤撹拌搬送部材と、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収し前記第1現像剤撹拌搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対方向に現像剤を撹拌しつつ搬送して前記第1現像剤攪拌搬送部材に現像剤を受け渡す第2現像剤撹拌搬送部材とを備え、前記現像剤担持体内部の剤離れ用磁極で形成する磁場の法線磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向下流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して上流側に形成し、かつ、前記現像剤担持体内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向上流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記第1現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して下流側に形成し、前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線上では前記現像剤担持体から現像剤の離脱が行われるようにすることにより、剤離れ用磁極通過後の現像剤担持体の中心と第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線の位置では殆ど磁気的拘束力を持たないので、現像剤担持体からの現像剤の剤離れが良好に行われ、回収部の現像剤のレベルに関係なく、現像剤担持体からの現像剤の回収を良好に行うことができ、現像剤の溢れや連れ回りの発生を防止することができる。また、現像剤担持体の中心と第1現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線の位置でも磁気的拘束力を殆ど持たないので、現像後のトナー濃度が低下した現像剤をそのまま現像剤担持体に汲み上げてしまうことがなく、第2現像剤攪拌搬送部材で回収されてトナーと混合攪拌され、第1現像剤撹拌搬送部材に受け渡されて攪拌搬送された現像剤を現像剤担持体に汲み上げることができる。
さらに、回収と供給の機能を分離して、回収機能を有する第2現像剤攪拌搬送部材においてトナーの混合攪拌を行い、供給機能を有する第1現像剤攪拌搬送部材において現像剤の供給を行う現像方式の小型化した現像装置においても、第1現像剤攪拌搬送部材や第2現像剤攪拌搬送部材上の現像剤に対しては、現像剤の搬送の妨げとなる磁気的拘束力を殆ど形成しないため、現像剤の混合、攪拌、搬送、循環を良好に行うことができる。また、現像剤担持体内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向上流側に存在する点を、現像剤担持体の中心と第1現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも現像剤担持体の回転方向に対して下流側に形成したことにより、第1現像剤攪拌搬送部材の搬送方向上流側での供給過剰や、搬送方向下流側での供給不足を防止でき、現像剤担持体に適量の現像剤を供給することができる。従って、現像剤の混合攪拌不良や供給不足による画像濃度ムラ等の問題を解消できる。
第4の手段の現像装置では、第1〜第3のいずれか1つの手段の効果に加え、前記第1現像剤撹拌搬送部材は前記第2現像剤撹拌搬送部材の上方に配置され、前記第1現像剤撹拌搬送部材と前記第2現像剤撹拌搬送部材を仕切る壁部の現像剤供給側端部位置を、少なくとも前記現像剤担持体の中心と前記第1現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも上に形成することにより、第1現像剤攪拌搬送部材の搬送方向上流側での現像剤の供給過剰を確実に防止することができる。
また、第5の手段の現像装置では、第4の手段の効果に加え、前記壁部の現像剤供給側端部の高さは、前記第1現像剤撹拌搬送部材の現像剤搬送方向上流側よりも下流側で低くしてあることにより、少量の現像剤でも効率的に現像剤担持体へ供給することができ、搬送方向下流側での供給不足を確実に防止することができ、供給不足による画像濃度ムラ等の問題を確実に解消できる。また、これにより、供給用の第1攪拌搬送部材の回転数を低減することができる。
第6の手段の現像装置では、内部に固定配置された複数の磁極を有し、磁性粒子とトナーを含む現像剤を担持して回転し、像担持体に形成された静電潜像に前記トナーを供給して該静電潜像を可視像化する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の中心線と平行な中心線を中心とした回転軸上で回転し、該回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収する機能と前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する機能のいずれか一方または両方を有する現像剤撹拌搬送部材と、を備えた現像装置において、前記現像剤攪拌搬送部材として、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収する機能と前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する機能とを有する現像剤攪拌搬送部材を備え、前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線上では前記現像剤担持体から前記現像剤の離脱が行われるようにすることにより、現像剤の回収、攪拌、搬送、循環、供給を良好に行うことができる。
第7の手段の現像装置では、第6の手段の効果に加え、前記現像剤担持体内部の剤離れ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向下流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して上流側に形成したことにより、剤離れ用磁極通過後の現像剤担持体の中心と現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線の位置では磁気的拘束力を殆ど持たないので、現像剤担持体からの現像剤の剤離れが良好に行われ、回収部の現像剤のレベルに関係なく、現像剤担持体からの現像剤の回収を良好に行うことができ、現像剤の溢れや連れ回りの発生を防止することができる。
第8の手段の現像装置では、第6の手段の効果に加え、前記現像剤担持体内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向上流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して下流側に形成したことにより、現像剤担持体の中心と現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線の位置では磁気的拘束力を殆ど持たないので、現像後のトナー濃度が低下した現像剤をそのまま現像剤担持体に汲み上げてしまうことがなく、現像剤撹拌搬送部材で混合、攪拌搬送された現像剤を現像剤担持体に汲み上げることができる。
第9の手段の現像装置では、第6の手段の構成に加え、前記現像剤担持体内部の剤離れ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向下流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して上流側に形成し、かつ、前記現像剤担持体内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向上流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して下流側に形成したことにより、剤離れ用磁極通過後の現像剤担持体の中心と現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線の位置では殆ど磁気的拘束力を持たないので、現像剤担持体からの現像剤の剤離れが良好に行われ、現像剤の溢れや連れ回りの発生を防止することができる。また、現像後のトナー濃度が低下した現像剤をそのまま現像剤担持体に汲み上げてしまうこともなく、現像剤撹拌搬送部材で混合、攪拌搬送された現像剤を現像剤担持体に汲み上げることができる。従って、現像剤の回収と供給を同じ現像剤撹拌搬送部材で行う場合にも、現像剤の回収、混合、攪拌搬送、供給を確実に行うことができ、現像剤の混合攪拌不良による画像濃度ムラ等の問題も解消できる。
第10の手段のプロセスカートリッジでは、現像手段として、第1〜第9のいずれか1つの手段の現像装置を備え、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されているので、長期にわたり安定した高画質画像を得ることができ、操作性に優れ、簡便に交換可能なプロセスカートリッジを実現することができる。
第11の手段の画像形成装置では、作像部の現像手段として、第1〜第9のいずれか1つの手段の現像装置を備えたことにより、長期にわたり安定した現像を行うことができ、高画質画像を得ることのできる画像形成装置を実現することができる。
また、第12の手段の画像形成装置では、第11の手段の効果に加え、作像部を複数備え、単色、多色またはフルカラー画像の形成を行うことにより、長期にわたり高画質な単色、多色またはフルカラー画像を得ることができる画像形成装置を実現することができる。
さらに第13の手段の画像形成装置では、第11または第12の手段の効果に加え、作像部に第10の手段のプロセスカートリッジを備えたことにより、長期にわたり安定した高画質画像を得ることができ、操作性に優れ、プロセスカートリッジの交換も簡便に行うことができる画像形成装置を実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る画像形成装置は複写機、ファクシミリ、プリンタ、あるいはこれらの複合機等、周知のものであり、本発明を適用した現像装置を用いることができるタイプの画像形成装置であればどのようなものでも良い。ここでは一例として、電子写真方式の画像形成装置の一実施形態について説明する。
図1に、本発明を適用した現像装置を有する画像形成装置の概略構成図を示す。図1に示す実施形態の画像形成装置100はカラー画像を形成するタンデム型のプリンタであるが、単色の画像を形成するものであっても良い。また、図1に示す画像形成装置(プリンタ)100の筐体の上部に原稿画像の読取装置(スキャナ)を設置すれば、複写機やファクシミリ、あるいはこれらの複合機の構成となる。
図1に示す画像形成装置100は、一般にコピー等に用いられる普通紙と、OHPシートや、カード、ハガキといった90K紙、坪量約100g/m相当以上の厚紙や、封筒等の、普通紙よりも熱容量が大きないわゆる特殊シートの、何れをもシート状の記録媒体として用いることが可能である。以下これらを記録媒体と記載する。
画像形成装置100は、その筐体内に、図示しない読取装置(スキャナ)で読取った原稿画像の画像情報(または外部のパーソナルコンピュータ等から入力された画像情報)に応じて各色ごとの画像を形成する作像装置7C、7Y、7M、7Kと、作像装置7C、7Y、7M、7Kに対向して配置された転写装置8と、各作像装置7C、7Y、7M、7Kと転写装置8とが対向する転写領域に各種記録媒体Pを供給する記録媒体供給手段としての給紙カセット11、12、13と、給紙カセット11、12、13から搬送されてきた記録媒体Pを作像装置7C、7Y、7M、7Kによる作像のタイミングに合わせて供給するレジストローラ18等を有している。
また、画像形成装置100は、作像装置7C、7Y、7M、7Kのそれぞれに備えられた後述する感光体ドラム1C、1Y、1M、1Kと転写装置8の転写ローラ5C、5Y、5M、5Kとの対向位置である転写領域のうちの少なくとも1つの転写領域においてトナー像を転写された後の記録媒体Pの定着を行う定着装置19と、筐体の上部に配設された、定着装置19を通過しトナー像が定着した記録媒体Pを積載するための排紙トレイ22とを有している。
また、画像形成装置100は、給紙カセット11、12、13のそれぞれから記録媒体Pを送り出すピックアップローラ14、15、16と、給紙カセット11、12、13から搬送されてきた記録媒体Pをレジストローラ18に向けて搬送するローラ構造17と、排紙トレイ22に向けて記録媒体Pを搬送し筐体100外部へ排出する排出ローラ21と、定着装置19により定着された記録媒体Pを排出ローラ21に向けて搬送するローラ構造20とを有している。
転写装置8は、複数のローラ9,10に張架された転写ベルトからなり、画像形成装置の筐体100が図の左右方向において小型になるよう、斜め方向に配設され、矢印Bで示すシート状媒体搬送方向が斜め方向となっている。これにより、画像形成装置は、図の左右方向における筐体100の幅が、A3サイズのシート状媒体の長手方向の長さよりも僅かに長い大きさとなっている。すなわち、画像形成装置100は、内部にシート状媒体を収容するために最低限必要な大きさとされることで大幅に小型化されている。
各作像装置7C、7Y、7M、7Kはそれぞれシアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の画像形成を行うものであり、現像装置で用いるトナーの色が異なるが、その構成はほぼ同様であるから、ここではブラックの作像装置7Kの構成を各作像装置7C、7Y、7M、7Kの代表として説明する。作像装置7Kは、像担持体である潜像担持体としての感光体ドラム1K、感光体ドラム1Kの回転方向Aにおいて順に配置されている帯電装置2K、露光装置(光書込装置)3K、現像装置4K、クリーニング装置6K等を有し、帯電装置2Kと現像装置4Kとの間で露光装置(光書込装置)3Kからの露光光Lを受ける周知の構成である。なお、潜像担持体はドラム状でなく、ベルト状の感光体としても良い。
上記のような構成の作像装置7Kでは、帯電装置2Kにより感光体ドラム1Kを帯電し、露光装置(光書込装置)3Kからの露光光Lを感光体ドラム1Kに照射して静電潜像を形成し、該静電潜像を現像装置4Kのトナーで現像して可視像化する。そして感光体ドラム1K上のトナー像を転写装置8で搬送される記録媒体Pに転写する。また、他の色の作像装置7C、7Y、7Mでも同様に帯電、露光、現像のプロセスが行われ、各色のトナー像を転写装置8で搬送される記録媒体Pに転写する。そして、作像装置7C、7Y、7M、7Kのうちの幾つを使用するかに応じて単色、多色、フルカラーのいずれかの画像が記録媒体P上に形成され、定着装置19で定着されて排紙トレイ22に排出される。
次に、図1に示す画像形成装置の各作像部(作像装置)7C、7Y、7M、7Kに用いられる現像装置4の構成例について説明する。
図2は2成分現像剤を用いる現像装置の一構成例を示している。図2に示す現像装置4−1は、内部に固定配置された複数の磁極を有し、磁性粒子とトナーを含む現像剤(2成分現像剤)41fを担持して回転し、像担持体である感光体ドラム1に形成された静電潜像にトナーを供給して該静電潜像を可視像化する現像剤担持体(以下、現像ローラと言う)41aと、現像ローラ41aの軸の中心線と平行な中心線を中心とした回転軸上で回転し、該回転軸の軸方向に現像剤41fを撹拌しつつ搬送して、現像ローラ41aから現像剤41fを回収する機能と現像ローラ41aに現像剤を供給する機能とを有する第1現像剤撹拌搬送部材41bと、第1現像剤撹拌搬送部材41bが現像剤41fを搬送する方向と反対方向に現像剤41fを撹拌しつつ搬送する第2現像剤攪拌搬送部材41cとを備えている。すなわち図2に示す現像装置4−1では、現像ローラ41aの軸の中心線と平行に配設され軸の一方向、例えば紙面手前側に現像剤41fを搬送する第1現像剤攪拌搬送部材41bと、第1現像剤攪拌搬送部材41bと平行に配設され軸の他方向すなわち紙面奥側に現像剤を搬送する第2現像剤攪拌搬送部材41cとを有しており、第1現像剤攪拌搬送部材41bと第2現像剤攪拌搬送部材41cを略水平方向に配置した構成となっている。また、図2において反時計回りに回転する現像ローラ41aの回転方向における、現像ローラ41aと第1攪拌搬送部材41bとの対向領域の下流側において現像ローラ41aに汲み上げられた現像剤41fを規制する、現像ローラ41aの上方に配設された現像剤規制部材(ドクタ)41eを有している。なお、第1現像剤攪拌搬送部材41bと第2現像剤攪拌搬送部材41cの間には仕切り板41dが設けられているが、この仕切り板41dの両端部には開口が設けられており、第1現像剤攪拌搬送部材41bと第2現像剤攪拌搬送部材41cの両端部で現像剤の受け渡しが行われ、第1現像剤攪拌搬送部材41bと第2現像剤攪拌搬送部材41cとで現像剤が攪拌搬送されながら循環するようになっている。また、図示しないが、第2現像剤攪拌搬送部材41cの搬送方向上流側にはトナー補給部が設けられており、図示しないトナー収容部に収容されているトナーが補給されるようになっている。
現像ローラ41aは、円周方向に複数の磁極を配置した図示しないマグネットローラ(あるいは複数の磁石)を内部に有し、その周囲を図示しない円筒状のスリーブが回転する構成となっている。スリーブはアルミ等の非磁性の金属で形成されている。マグネットローラは、各磁極が所定の方向を向くように固定されており、その周囲をスリーブが回転して、磁極によって引き付けた現像剤を搬送していく。
より具体的には、現像ローラ41aのマグネットローラには、現像部の主磁極と、搬送用磁極、剤離れ用磁極、剤汲み上げ用磁極が設けられており、第1現像剤攪拌搬送部材41bで攪拌搬送される現像剤41fを剤汲み上げ用磁極の磁力でスリーブ上に汲み上げた後、スリーブ上の現像剤を、極性を交互に変えた磁極を用いて、現像剤をチェーン上の磁気ブラシを形成する。そして、スリーブを回転すると、磁気ブラシは横転されながら現像部に搬送されていく。
すなわち、現像ローラ41aのマグネットローラの剤汲み上げ用磁極により発生する磁場は、隣接する逆極性の搬送用磁極に流れ込み、このような磁場中を、磁性粒子で構成されたキャリアが通過すると、磁束密度に沿ってキャリアの磁化が起こり、磁気ベクトルに沿って、磁気ブラシを形成する。このとき。スリーブを回転させると、形成された磁場による磁気ベクトルに沿って、現像剤が形を変えながら、スリーブ上を搬送される。そして、現像部に搬送された現像剤は主磁極の磁力で穂立ちして磁気ブラシを形成し、現像剤中のトナーで感光体上の静電潜像を現像する。現像後の現像剤は、スリーブの回転により現像装置内に搬送され、剤離れ用磁極を通過して第1現像剤攪拌搬送部材41bに回収される。
ところで、図2に示したような2本の現像剤攪拌搬送部材41b、41aを略水平方向に並べる方式の現像装置4−1では、2本の現像剤撹拌搬送部材41b、41cで現像剤41fの混合撹拌搬送を行いながら循環し、第1の現像剤撹拌搬送部材41bで現像ローラ41aに対する現像剤の供給、回収を行い、第2の現像剤撹拌搬送部材41cでトナー補給と混合、攪拌を行っているが、第1の現像剤撹拌搬送部材41bで搬送される現像剤と、回収した現像剤の混合攪拌が不十分であると、現像ローラ41aに供給された現像剤41fにトナー濃度ムラや帯電不良が生じ、画像濃度ムラが発生するなどの異常画像が形成される。特に、現像後の現像剤の現像ローラ41aからの剤離れが不十分で、現像後の現像剤がそのまま現像ローラ41aと連れ回って供給側に達すると、トナー濃度不足の現像剤が現像部に供給されることになり、現像画像の濃度ムラや濃度不足が発生する。また、現像ローラ41aの剤汲み上げ磁極の位置が適正でないと、剤離れした現像剤が第1の現像剤撹拌搬送部材41bで攪拌搬送される前に現像ローラ41aに汲み上げられてしまうことがあり、同様に現像画像の濃度ムラや濃度不足が発生する。
そこで本発明では、図2に示したような構成の現像装置の場合には、現像後の現像剤の剤離れを確実に行い、剤離れした現像剤を第1の現像剤撹拌搬送部材41bで回収して混合攪拌してから現像ローラ41aに供給するようにするものである。また、本発明では、現像ローラ41aの剤汲み上げ磁極の位置を適正にし、剤離れした現像剤が第1の現像剤撹拌搬送部材41bで攪拌搬送される前に現像ローラ41aに汲み上げられてしまうことを防止するものである。なお、具体的な構成は後述の実施例1で説明する。
次に図3は2成分現像剤を用いる現像装置の別の構成例を示している。図3に示す現像装置4−2は、内部に固定配置された複数の磁極を有し、磁性粒子とトナーを含む現像剤(2成分現像剤)42fを担持して回転し、像担持体である感光体ドラム1に形成された静電潜像にトナーを供給して該静電潜像を可視像化する現像剤担持体(以下、現像ローラと言う)42aと、現像ローラ42aの軸の中心線と平行な中心線を中心とした回転軸上で回転し、該回転軸の軸方向に現像剤42fを撹拌しつつ搬送して現像ローラ42aに現像剤42fを供給する第1現像剤撹拌搬送部材42bと、現像ローラ42aから現像剤42fを回収し第1現像剤撹拌搬送部材42bが現像剤を搬送する方向と反対方向に現像剤を撹拌しつつ搬送して第1現像剤攪拌搬送部材42bに現像剤を受け渡す第2現像剤撹拌搬送部材42cとを備えている.
すなわち、図3に示す現像装置4−2は、現像ローラ42aの構成は図2と同様であるが、現像剤攪拌搬送部材による現像剤の供給と回収を行う機能を分離したものであり、トナーとキャリアからなる現像剤42fを攪拌搬送して現像ローラ42aに供給するための第1現像剤攪拌搬送部材42bを配置した第1攪拌搬送部(供給部)と、現像ローラ42aから現像剤42fを回収し、回収した現像剤と図示しないトナー補給口から補給されたトナーを混合して攪拌搬送する第2現像剤攪拌搬送部材42cを配置した第2攪拌搬送部(回収部)を有し、第2攪拌搬送部(回収部)の上方に第1攪拌搬送部(供給部)を配置して壁部42dで仕切った構成であり、2つの攪拌搬送部が鉛直方向に連結した構成である。このように、現像ローラ42aに隣接して2つの攪拌搬送部を鉛直方向に連結した構成とすることにより、図2の構成の現像装置と較べて省スペースとなる。
図3に示す現像装置4−2では、現像ローラ42aの剤離れ用磁極を通過して剤離れした現像剤を第2現像剤攪拌搬送部材42cで現像ローラ42aから回収し、図示しないトナー収容部から図示しないトナー補給口を介して第2攪拌搬送部(回収部)に供給されたトナーと回収した現像剤42fとの混合、攪拌を行う。そして、第2現像剤攪拌搬送部材42cにより軸方向の端部まで搬送された現像剤42fは、壁部42dの軸方向端部に設けられた開口を通して第1現像剤攪拌搬送部材42bに受け渡される。その後、第1現像剤攪拌搬送部材42bにより現像剤42fが軸方向に攪拌搬送されるが、その搬送経路において、現像ローラ42aの剤汲み上げ用磁極の磁力により現像ローラ42aへの現像剤42fの供給を行っている。そして、図2の現像装置と同様に現像を行った後、現像後の現像剤は上記のように第2現像剤攪拌搬送部材42cで回収される。
このように、図3に示す現像装置4−2では、現像剤攪拌搬送部材による現像剤の供給と回収を行う機能を分離し、現像後の現像剤が供給用の第1現像剤攪拌搬送部材42bにそのまま戻されないような構成をとることで、第2現像剤攪拌搬送部材42cで補給トナーと充分に混合、攪拌され、第1現像剤攪拌搬送部材42bに受け渡された現像剤42fが現像ローラ42aに供給されるので、画像濃度の安定した画像を得ることができる。
ところで、上記のように、軸方向に現像剤を攪拌搬送しながら、第1現像剤攪拌搬送部材42bで供給を行い、第2現像剤攪拌搬送部材42cで現像剤の回収と補給トナーの混合攪拌を行う方式では、十分に混合攪拌された現像剤が現像ローラ42aに供給されるため、トナー濃度が均一となり、画像濃度の安定した画像を得ることができる。
しかしながら、このような供給と回収を分離した循環方式の現像装置では、回収用の第2現像剤攪拌搬送部材42cにおいては、回収した現像剤を軸方向(搬送方向)上流側から下流側に搬送して行くに従い、徐々に現像剤量が増加していく。そのため、第2現像剤攪拌搬送部材42cの搬送方向下流側においては、現像剤の溢れや連れ回りが発生しやすくなる。
また、上記の現像装置では、供給用の第1現像剤攪拌搬送部材42bでは、現像剤は搬送方向上流側から下流側に搬送される間にその一部が現像ローラ42aに供給されるため、現像剤量は上流側に比して下流側で少なくなり、最下流部では現像剤の最上面の高さが下がってしまい、その部分での現像ローラ42aへの現像剤の供給量が減少する供給不良が発生してしまう恐れがある。
そこで本発明では、図3に示したような構成の現像装置の場合には、現像後の現像剤の剤離れを確実に行い、現像ローラ42aからの現像剤の回収を良好に行うことができ、現像剤の溢れや連れ回りの発生を防止するものである。また、本発明では、現像ローラ42aへの現像剤の供給を良好に行うことができ、供給過剰や供給不足による現像不良等の問題を解消できるようにするものである。さらには、現像ローラ42aに対する現像剤の供給、回収を良好に行い、現像剤の溢れや連れ回りの発生を防止するとともに、供給過剰や供給不足による現像不良等の問題をも解消するものである。なお、具体的な構成は後述の実施例2で説明する。
[実施例1]
まず、前述の第6〜第9の手段に対応する第1の実施例を説明する。本実施例では、現像ローラの小型化などにより、現像ローラと、現像剤の回収、供給のいずれか一方または両方の機能を有する現像剤攪拌搬送部材(例えば攪拌搬送スクリューとする)との間隔を狭くし、現像ローラと攪拌搬送スクリュー間に現像剤が満たされているような場合でも、現像ローラと攪拌搬送スクリューとの間の現像剤の受け渡し(回収または供給)を確実に行えるようにするものである。
具体的な構成としては、現像ローラの中心と攪拌搬送スクリューの中心を結んだ線の位置の現像ローラ上では、磁気的な拘束力を殆ど持たないようにすることである。すなわち、現像ローラの中心と攪拌搬送スクリューの中心を結んだ線の位置の現像ローラ上では、剤離れ用磁極で形成する磁場や、剤汲み上げ用磁極で形成する磁場が、法線方向磁束密度をもたないようにし、現像ローラの中心と撹拌搬送スクリューの中心とを結んだ線上では現像ローラから現像剤の離脱が行われるようにするものである。
することである。
ここで一例として、図4に示すように、現像ローラ41aでは、スリーブが高速で回転するため、接線方向に遠心力が働く。図4の点aを剤離れ用磁極の位置とし、点bを剤汲み上げ用磁極の位置とした場合に、それぞれの点の位置で上記遠心力を、攪拌搬送スクリュー41b方向とそれに垂直なものに分解する。これにより、遠心力が、現像剤を現像ローラに取り込むように働くか、攪拌搬送スクリュー41bに受け渡すように働くかを理解することができる。
例えば図4では、点aにおける遠心力は、攪拌搬送スクリュー方向の成分が、現像ローラ41aから攪拌搬送スクリュー41bの方向(これを正とする)に働く。それに対して、点bにおける遠心力は、攪拌搬送スクリュー41bから現像ローラ41aの方向(これを負とする)に働くようになる。
ここで、現像後の現像剤を現像ローラ41aから攪拌搬送スクリュー41bに受け渡す場合を考えると、点aの位置から、現像ローラ41aの中心C1と攪拌搬送スクリュー41bの中心C2を結んだ線の位置までにおける遠心力の攪拌搬送スクリュー方向の成分は、正となることが望ましい。また、現像ローラ41aの中心C1と攪拌搬送スクリュー41bの中心C2を結んだ線の位置で遠心力の攪拌搬送スクリュー方向の成分が発生しなければ、負の遠心力が生じず、良好に剤の受渡しが行われる。
そして、このような条件を満たすようにするためには、現像ローラ41aの中心C1と攪拌搬送スクリュー41bの中心を結んだ線の位置の現像ローラ上では、磁気的な拘束力を殆ど持たないようにすることであり、具体的には、現像ローラ内部の剤離れ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点(法線方向磁束密度がピークとなる場所を挟んで現像ローラ回転方向の両側(上流側と下流側)に存在する点)のうち、現像ローラ41aの回転方向下流側に存在する点を、現像ローラ41aの中心C1と攪拌搬送スクリュー41bの中心を結んだ線よりも現像ローラ41aの回転方向に対して上流側に形成する。このようにすることにより、現像ローラ41aの中心C1と攪拌搬送スクリュー41bの中心C2を結んだ線の領域では磁力による拘束力が略0で殆ど無いので、現像剤がスリーブに引き付けられる力を無くすことができ、確実に現像剤の剤離れを行うことができ、現像ローラ41aから攪拌搬送スクリュー41bへの現像剤の受渡し(回収)を良好に行うことができ、現像剤の連れ回りを防止することができる。なお、現像ローラ41aの中心C1と攪拌搬送スクリュー41bの中心C2を結んだ線の領域で確実にスリーブに引き付けられる力(磁気的拘束力)を無くすには、剤離れ用磁極で形成する磁場のスリーブ上の法線方向の磁束密度を望ましくは0mT、少なくともキャリアの保持に影響しない5mT以下とすることである。
次に、攪拌搬送スクリュー41bで攪拌搬送された現像剤を攪拌搬送スクリュー41bから現像ローラ41aに受け渡す場合を考えると、現像ローラ41aの中心C1と攪拌搬送スクリュー41bの中心C2を結んだ線の位置から、点bの位置までにおける遠心力の攪拌搬送スクリュー方向の成分は、徐々に負となっていくことが望ましい。
これは、上記の現像剤の回収とは逆に、点bの汲み上げ用磁極の領域では磁力による引き付けと遠心力による廻りこみを形成する必要があるからである。
そして、このような条件を満たすようにするためには、現像ローラ内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点(法線方向磁束密度がピークとなる場所を挟んで現像ローラ回転方向の両側(上流側と下流側)に存在する点)のうち、現像ローラ41aの回転方向上流側に存在する点を、現像ローラ41aの中心C1と攪拌搬送スクリュー41bの中心を結んだ線よりも現像ローラ41aの回転方向に対して下流側に形成する。このように現像ローラ41aの中心C1と攪拌搬送スクリュー41bの中心を結んだ線よりも下流側に磁場を形成することで、現像剤の現像ローラ上への回りこみが発生する。また、特に汲み上げ位置とドクタ位置が近接した構成の現像装置では、良好な剤規制が可能になる。なお、現像ローラ41aの中心C1と攪拌搬送スクリュー41bの中心を結んだ線よりも上流側に剤汲み上げ用磁極で形成する磁場と、それによるスリーブ上の負の遠心力成分が存在すると、点aを通過して現像ローラ41aから剤離れした現像剤が、攪拌搬送スクリュー41bに回収される前に現像ローラ41aに引き付けられてしまい、受渡しにおける現像剤の流れを阻害ため、現像ローラ41aの中心C1と攪拌搬送スクリュー41bの中心を結んだ線の領域では、法線方向磁束密度は存在しないことが望ましい。
なお、剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の位置が適正でなく、現像ローラ41aへの現像剤の供給がうまくいかない場合は、攪拌搬送スクリュー41bの位置などにより、供給量の偏差が大きくなり、そのため、スクリューピッチにより濃度の変動が発生する(スクリューピッチムラ)。
次により具体的な実施例を用いて説明する。
図5は、図2と同様の構成の現像装置4−1に本発明を適用した現像装置の概略構成図であり、現像剤担持体である現像ローラ41a内部のマグネットローラの磁極位置と磁場分布を図示してある。図5において、P1はN極の現像主磁極、P2はS極の搬送用磁極、P3はN極の剤離れ用磁極、P4はN極の剤汲み上げ用磁極、P5はS極の搬送用磁極である。
図5に示す現像装置4−1では、第1現像剤攪拌搬送部材(例えば第1攪拌搬送スクリュー)41bで攪拌搬送される現像剤41fは、剤汲み上げ用磁極P4の磁力で現像ローラ41aのスリーブ上に汲み上げられた後、スリーブの図中矢印方向の回転に伴って搬送され、現像剤規制部材(ドクタ)41eにより層厚が規制されて薄層化される。薄層化された現像剤は、搬送用磁極P5の磁力とスリーブの回転により感光体ドラム1との対向位置である現像位置に搬送され、現像主磁極P1の磁力により穂立ちして磁気ブラシを形成する。現像ローラ41aには、図示しない電源によって現像バイアスが印加されており、この現像位置では、現像剤中のトナーが感光体表面に形成されている静電潜像に供給され、静電潜像を可視化し、現像が行われる。感光体ドラム1と現像ローラ41aのスリーブの間隙である現像ギャップGPは、0.8mmから0.4mmの範囲で設定でき、値を小さくすることで現像効率の向上を図ることも可能である。
本実施例において、具体的な現像条件は、以下に示す通りである。
上記感光体ドラム1の直径を50mm、線速を200mm/secとし、現像ローラ41aのスリーブの直径を18mm、線速を300mm/secとする。なお、現像ローラ41aのスリーブの線速は、200〜300mm/secが主流である。
感光体ドラム1の露光前の帯電電位V0を−350V、露光後の電位VLを−50Vとして、現像バイアス電圧VBを−250V、即ち現像ポテンシャル(VL−VB=200V)として現像工程が行われるものである。この時|VD−VL|>|VL−VB|となる。
図5において、本実施例では、第1攪拌搬送スクリュー41bに隣接する2つの磁極、すなわち剤離れ用磁極P3と剤汲み上げ用磁極P4は同極性のN極とし、現像ローラ41aの中心C1と第1攪拌搬送スクリュー41bの中心C2を結んだ線の位置の現像ローラ上では、磁気的な拘束力を殆ど持たないようにしている。
具体的には、現像ローラ内部の剤離れ用磁極P3で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点(法線方向磁束密度がピークとなる場所を挟んで現像ローラ回転方向の両側(上流側と下流側)に存在する点)のうち、現像ローラ41aの回転方向下流側に存在する点を、現像ローラ41aの中心C1と第1攪拌搬送スクリュー41bの中心C2を結んだ線よりも現像ローラ41aの回転方向に対して上流側に形成する。また、現像ローラ内部の剤汲み上げ用磁極P4で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点(法線方向磁束密度がピークとなる場所を挟んで現像ローラ回転方向の両側(上流側と下流側)に存在する点)のうち、現像ローラ41aの回転方向上流側に存在する点を、現像ローラ41aの中心C1と攪拌搬送スクリュー41bの中心C2を結んだ線よりも現像ローラ41aの回転方向に対して下流側に形成する。
このようにすることにより、現像ローラ41aの中心C1と第1攪拌搬送スクリュー41bの中心C2を結んだ線の位置の現像ローラ上では法線方向磁束密度が略0であり、磁気的な拘束力を殆ど持たないので、現像ローラ41aのスリーブ回転方向上流側の剤離れ用磁極P3から、現像ローラ41aの中心C1と第1攪拌搬送スクリュー41bの中心を結んだ線の上流側の間の領域で、剤離れを確実に行うことができ、現像剤を第1攪拌搬送スクリュー41bに回収することができる。また、現像ローラ41aの中心C1と第1攪拌搬送スクリュー41bの中心を結んだ線の下流側で、剤汲み上げ用磁極P4に至るまでの領域で、第1攪拌搬送スクリュー41bで攪拌搬送された現像剤41fの汲み上げを確実に行うことができる。
このように、図5に示す現像装置では、現像剤の回収と供給の機能を有する攪拌搬送スクリュー41bを用いた場合にも、現像剤の剤離れ(回収)と、汲み上げ(供給)とを確実に行うことができるので、現像剤41fを、第1攪拌搬送スクリュー41bの上面のレベルまで入れ、そのレベルで、現像ローラ41aが現像剤で満たされている状態でも、現像後の現像剤の回収を確実に行うことができ、攪拌搬送スクリュー41bで攪拌された後の現像剤を現像ローラに供給することができる。
ここで、図5の構成の現像装置を用いた画像形成装置で、連続1分間黒画像を出力する実験を行った。このとき、図示しないトナー補給機能により、第2攪拌搬送スクリュー41cに適時トナーの補給を行った。
この実験の結果、1枚目の画像濃度と、1分間出力した後の画像濃度の濃度差は0.1であり、連続して画像出力を行った場合にも、良好な画像濃度が得られた。
次に比較例1として、図6に示すように、剤離れ用磁極P3と剤汲み上げ用磁極P4の位置を現像ローラの回転方向下流側にずらし、現像ローラ内部の剤離れ用磁極P3で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、現像ローラ41aの回転方向下流側に存在する点を、現像ローラ41aの中心C1と第1攪拌搬送スクリュー41bの中心C2を結んだ線よりも現像ローラ41aの回転方向に対して下流側に形成した構成の現像装置を用い、同等の実験を行った。この比較例1の現像装置では、現像ローラ41aの中心C1と第1攪拌搬送スクリュー41bの中心C2を結んだ線の位置で、剤離れ用磁極P3による磁気的拘束力が残っており、現像後の現像剤の連れ回りが発生した。
このため、図6の比較例1の現像装置を用いた画像形成装置で、連続1分間黒画像を出力した結果、1枚目の画像濃度と、1分間出力した後の画像濃度の濃度差は0.9であり、連続して画像出力を行った場合に濃度不足と成る問題が発生した。
次に比較例2として、図7に示すように、剤離れ用磁極P3と剤汲み上げ用磁極P4の位置を現像ローラの回転方向上流側にずらし、現像ローラ内部の剤汲み上げ用磁極P4で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、現像ローラ41aの回転方向上流側に存在する点を、現像ローラ41aの中心C1と第1攪拌搬送スクリュー41bの中心C2を結んだ線よりも現像ローラ41aの回転方向に対して上流側に形成した構成の現像装置を用い、同等の実験を行った。この比較例2の現像装置では、現像ローラ41aの中心C1と第1攪拌搬送スクリュー41bの中心C2を結んだ線の位置で、剤汲み上げ用磁極P4による磁気的拘束力が生じており、現像ローラ41aから一旦剤離れした現像剤の一部を、第1攪拌搬送スクリュー41bで回収して攪拌する前にスリーブに汲み上げてしまうという事態が発生した。
このため、図7の比較例2の現像装置を用いた画像形成装置で、連続1分間黒画像を出力した結果、濃度ムラが発生し、連続して画像出力を行った場合にスクリューピッチムラが見られるという問題が発生した。
[実施例2]
次に前述の第1〜第5の手段に対応する第2の実施例を説明する。
図8は、図3と同様の構成の現像装置4−2に本発明を適用した現像装置の概略構成図である。図8に示す現像装置4−2は、内部に固定配置された複数の磁極P1〜P5を有するマグネットローラ(または複数の磁石)と、周面上に回転可能に支持された現像スリーブとを備え、磁性粒子とトナーを含む2成分現像剤42fを担持して回転し、像担持体である感光体ドラム1に形成された静電潜像にトナーを供給して該静電潜像を可視像化する現像ローラ42aと、該現像ローラ42aの軸の中心線と平行な中心線を中心とした回転軸上で回転し、該回転軸の軸方向に現像剤42fを撹拌しつつ搬送して現像ローラ42aに現像剤42fを供給する第1現像剤撹拌搬送部材(例えば第1攪拌搬送スクリュー)42bと、現像ローラ42aから現像剤42fを回収し第1撹拌搬送スクリュー42bが現像剤を搬送する方向と反対方向に現像剤を撹拌しつつ搬送して第1攪拌搬送スクリュー42bに現像剤を受け渡す第2現像剤撹拌搬送部材(例えば第2攪拌搬送スクリュー)42cとを備えている。また、図8には、現像ローラ42a内部のマグネットローラの磁極位置と磁場分布を図示してあり、P1はN極の現像主磁極、P2はS極の搬送用磁極、P3はN極の剤離れ用磁極、P4はN極の剤汲み上げ用磁極、P5はS極の搬送用磁極である。
この図8に示す現像装置4−2では、2つの攪拌搬送スクリュー42b、42cにより現像剤42fの供給と回収を行う機能を分離したものであり、トナーとキャリアからなる2成分現像剤42fを攪拌搬送して現像ローラ42aに供給するための第1攪拌搬送スクリュー42bを配置した第1攪拌搬送部(供給部)と、現像ローラ42aから現像剤42fを回収し、回収した現像剤と図示しないトナー補給口から補給されたトナーを混合して攪拌搬送する第2攪拌搬送スクリュー42cを配置した第2攪拌搬送部(回収部)を有し、第2攪拌搬送部(回収部)の上方に第1攪拌搬送部(供給部)を配置して仕切り用の壁部42dで仕切った構成であり、2つの攪拌搬送部が鉛直方向に連結した構成である。このように、現像ローラ42aに隣接して2つの攪拌搬送部を鉛直方向に連結した構成とすることにより、実施例1の構成の現像装置4−1と較べて省スペースとなる。
また、図8に示す現像装置4−2においては、第1攪拌搬送スクリュー42bと第2攪拌搬送スクリュー42cとの中間部で現像ローラ42aと対向し、第1攪拌搬送スクリュー42bが、第2攪拌搬送スクリュー42cに対して現像ローラ42aの回転方向の下流側に位置するように回転可能に支持され、現像ローラ42aの剤汲み上げ用磁極P4は、第1攪拌搬送スクリュー42bから現像剤42fをスリーブ上に汲み上げる。また、現像ローラ42aの剤離れ用磁極P3は、感光体ドラム1と対向する現像領域を通過した現像剤を第2攪拌搬送スクリュー42c上に落下させる。
ここで、本実施例では、図8に示すように、現像ローラ42a内部の剤離れ用磁極P4で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点(法線方向磁束密度がピークとなる場所を挟んで現像ローラ回転方向の両側(上流側と下流側)に存在する点)のうち、現像ローラ42aの回転方向下流側に存在する点を、現像ローラ42aの中心C1と第2撹拌搬送スクリュー42cの中心C2とを結んだ線よりも現像ローラ42aの回転方向に対して上流側に形成し、かつ、現像ローラ42a内部の剤汲み上げ用磁極P4で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点(法線方向磁束密度がピークとなる場所を挟んで現像ローラ回転方向の両側(上流側と下流側)に存在する点)のうち、現像ローラ42aの回転方向上流側に存在する点を、現像ローラ42aの中心C1と第1撹拌搬送スクリュー42bの中心C3とを結んだ線よりも現像ローラ42aの回転方向に対して下流側に形成したものであり、現像ローラ42aの中心C1と第2撹拌搬送スクリュー42cの中心C2とを結んだ線の位置と、その線から、現像ローラ42aの中心C1と第1撹拌搬送スクリュー42bの中心C3とを結んだ線の位置までの領域には、磁気的な拘束力が殆ど無いように構成している。
つまり図8に示す構成の現像装置4−2では、汲み上げ用磁極P4と、剤離れ用磁極P3とは同一の極性を持ち、それにより、汲み上げ用磁極P4と剤離れ用磁極P3との間に反発磁界が生じ、剤離れが生じる。また、汲み上げ用磁極P4と、剤離れ用磁極P3との間には他の磁極は存在しない。すなわち、汲み上げ用磁極P3と、剤離れ用磁極P2とは隣り合っているものである。
よって、剤離れ用磁極P3で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち現像ローラ42aの回転方向下流側に存在する点と、汲み上げ用磁極P4で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち現像ローラ42aの回転方向上流側に存在する点との間では、現像剤42fをスリーブに吸着させる磁力は存在しない、あるいは現像剤42fを保持しつれまわらせることができない弱い磁界しか存在しない。
なお、本発明で述べる「法線方向磁束密度が略0となる」との意味は、上記のように現像剤を保持しつれまわらせることができない弱い磁界を生じさせるだけの法線方向磁束密度であるということである。
このような構成の現像装置4−2では、現像領域を通過した現像剤42fは、剤離れ用磁極P4を通過して全て第2攪拌搬送スクリュー42c側に戻されるため、第1攪拌搬送スクリュー42b側の現像剤42fは、第2攪拌搬送スクリュー42cによって補給トナーと混合攪拌されてから第1攪拌搬送スクリュー42bに受け渡された、現像に使用されていないリフレッシュ(初期化)状態であり、トナー濃度が低下していない。従って、第1攪拌搬送スクリュー42b側のトナー濃度は、上流側から下流側にかけて常に一定であり、現像ローラ42aのスリーブ上のトナー濃度に差がなくなるため、濃度差がなく濃度追従性の良い均一な画像を得ることができる。また、現像領域へ搬送される現像剤は、充分に攪拌されて第1攪拌搬送スクリュー42b側から汲み上げられ、ドクター42eと対向する領域を一回だけ通過してきた現像剤であるため、帯電条件が等しく、帯電量のバラツキが小さくなる。従って、トナーが均一に帯電されているためトナー飛散や地肌汚れがなく、細部の画像バラツキのない良質な画像を形成することができる。
なお、回収用の第2攪拌搬送スクリュー42cでは、現像剤搬送方向の上流側で、現像剤量が少ないものの、現像ローラ42aから現像剤が回収されるため、進行するに従って、徐々に現像剤量が増加していく。そのため、第2攪拌搬送スクリュー42cの現像剤搬送方向下流においては、現像剤が第2攪拌搬送スクリュー42cと現像ローラ42aの間にも溢れ、それにより、連れ回りが発生しやすくなるが、本発明では、現像ローラ42a内部の剤離れ用磁極P4で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、現像ローラ41aの回転方向下流側に存在する点を、現像ローラ42aの中心C1と第2撹拌搬送スクリュー42cの中心C2とを結んだ線よりも現像ローラ42aの回転方向に対して上流側に形成しているので、剤離れ用磁極P3通過後の現像ローラ42aの中心C1と第2撹拌搬送スクリュー42cの中心C2とを結んだ線の位置では磁気的拘束力を殆ど持たないので、現像ローラ42aからの現像剤の剤離れが良好に行われ、回収部の現像剤のレベルに関係なく、現像ローラ42aからの現像剤の回収を良好に行うことができ、現像剤の溢れや連れ回りの発生を防止することができる。また、現像ローラ42aの中心C1と第1撹拌搬送スクリュー42bの中心C3とを結んだ線の位置でも磁気的拘束力を殆ど持たないので、現像後のトナー濃度が低下した現像剤をそのまま現像ローラ42aに汲み上げてしまうことがなく、第2攪拌搬送スクリュー42cで回収されてトナーと混合攪拌され、第1撹拌搬送スクリュー42bに受け渡されて攪拌搬送された現像剤を現像ローラ42aに汲み上げることができる。
さらに、本実施例の現像装置4−2では、回収と供給の機能を分離して、回収機能を有する第2攪拌搬送スクリュー42cにおいてトナーの混合攪拌を行い、供給機能を有する第1攪拌搬送スクリュー42bにおいて現像剤の供給を行う現像方式の小型化した現像装置4−2においても、第1攪拌搬送スクリュー42bや第2攪拌搬送スクリュー42c上の現像剤に対しては、現像剤の搬送の妨げとなる磁気的拘束力を形成しないため、現像剤の混合、攪拌、搬送、循環を良好に行うことができる。また、現像ローラ42a内部の剤汲み上げ用磁極P4で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、現像ローラ41aの回転方向上流側に存在する点を、現像ローラ42aの中心C1と第1撹拌搬送スクリュー42bの中心C3とを結んだ線よりも現像ローラ42aの回転方向に対して下流側に形成したことにより、第1攪拌搬送スクリュー42bの搬送方向上流側での供給過剰や、搬送方向下流側での供給不足を防止でき、現像ローラ42aに適量の現像剤を供給することができる。従って現像剤の混合攪拌不良や供給不足による画像濃度ムラ等の問題を解消できる。
また、本実施例の現像装置4−2では、現像ローラ42aへの現像剤供給用の第1攪拌搬送スクリュー42bは、現像剤搬送方向上流では現像剤が多いものの、現像ローラ42aに供給されるため、下流側に行くにしたがって徐々に減少する。そのため、現像剤搬送方向上流側での現像剤の供給過剰や、下流側での供給不足が発生する恐れがある。特に、下流側での現像剤の供給がスムーズにいかないと、現像剤量の不足によるスクリューピッチムラや、最悪の場合、未現像領域が発生してしまう。そこで、本実施例では、上記の構成に加えて、第1攪拌搬送スクリュー42bの現像剤供給側の壁部42dは現像剤のレベルにあわせて、端部の位置を規定するとともに傾斜を持たせている。
ここで、図9に図8のD−D’線からみた断面の概念図を示すが、本実施例では、図9に示すように、第1撹拌搬送スクリュー42bと第2撹拌搬送スクリュー42cを仕切る壁部42dの現像剤供給側端部42d−1の位置を、少なくとも現像ローラ42aの中心C1と第1撹拌搬スクリュー42bの中心C3とを結んだ線よりも上に形成しており、これにより、第1攪拌搬送スクリュー42bの搬送方向上流側での現像剤の供給過剰を確実に防止することができる。
また、本実施例では、上記の構成に加え、前記壁部42dの現像剤供給側端部42d−1の高さは、第1撹拌搬送スクリュー42bの現像剤搬送方向上流側の高さh1よりも下流側の高さh2を低く(h1>h2)してあり、これにより、現像剤が下流側で少量になった場合にも、効率的に現像ローラ42aへ供給することができ、搬送方向下流側での供給不足を確実に防止することができ、供給不足による画像濃度ムラ等の異常画像の発生の問題を確実に解消できる。
なお、図8に示す現像装置4−2では、現像ローラの内部に固定配置された複数の磁極はP1〜P5の5極配置であるが、磁極の数は5極に限らず、例えば3極配置や4極配置でも問題はない。
図11はその一例を示しており、図8と同様の構成の現像装置4−2において、現像ローラ42aの内部に3極の磁極P1,P2,P3を配置した例である。
3極とした時の各磁極の働きは、第1攪拌搬送スクリュー42bからP3極によって現像剤が汲み上げられ、搬送される。P1極は現像主磁極であり、P1極によって現像に利用された2成分現像剤はP2極により搬送される。また、P2極によって搬送された現像剤はスリーブ上の反発磁界による剤離れ領域に至り、第2攪拌搬送スクリュー42cに戻される。
つまり、P3極は搬送磁極でも有り、汲み上げ磁極でもある。同様にP2極は剤離れ用磁極でもあり、搬送磁極でもある。
図11に示す構成の現像装置4−2では、現像ローラ42aの内部に、現像主磁極P1と、搬送磁極を兼ねた剤汲み上げ磁極P3、搬送磁極を兼ねた剤離れ用磁極P2が配置されている。そして、汲み上げ用磁極P3と、剤離れ用磁極P2とは同一の極性を持ち、それにより、汲み上げ用磁極と剤離れ用磁極との間に反発磁界が生じ、剤離れが生じる。また、汲み上げ用磁極P3と、剤離れ用磁極P2との間には他の磁極は存在しない。すなわち、汲み上げ用磁極P3と、剤離れ用磁極P2とは隣り合っているものである。
よって、剤離れ用磁極P2で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち現像ローラ42aの回転方向下流側に存在する点と、汲み上げ用磁極P3で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち現像ローラ42aの回転方向上流側に存在する点との間では、現像剤42fをスリーブに吸着させる磁力は存在しない、あるいは現像剤42fを保持しつれまわらせることができない弱い磁界しか存在しない。なお、前述したように、「法線方向磁束密度が略0となる」との意味は、上記のように現像剤を保持しつれまわらせることができない弱い磁界を生じさせるだけの法線方向磁束密度であるということである。
図11に示す構成の現像装置4−2では、図8の構成と同様に、現像領域を通過した現像剤は、剤離れ用磁極P2を通過して全て第2攪拌搬送スクリュー42c側に戻されるため、第1攪拌搬送スクリュー42b側の現像剤は、第2攪拌搬送スクリュー42cによって補給トナーと混合攪拌されてから第1攪拌搬送スクリュー42bに受け渡された、現像に使用されていないリフレッシュ(初期化)状態であり、トナー濃度が低下していない。従って、第1攪拌搬送スクリュー42b側のトナー濃度は、上流側から下流側にかけて常に一定であり、現像ローラ42aのスリーブ上のトナー濃度に差がなくなるため、濃度差がなく濃度追従性の良い均一な画像を得ることができる。また、現像領域へ搬送される現像剤は、充分に攪拌されて第1攪拌搬送スクリュー42b側から汲み上げられ、ドクター42eと対向する領域を一回だけ通過してきた現像剤であるため、帯電条件が等しく、帯電量のバラツキが小さくなる。従って、トナーが均一に帯電されているためトナー飛散や地肌汚れがなく、細部の画像バラツキのない良質な画像を形成することができる。
[実施例3]
以上の実施例1または実施例2で説明した現像装置4(4−1または4−2)を備えた画像形成装置の作像部の構成例を図10に示す。
この画像形成装置の作像部7は、感光体ドラム1が所定の周速度で回転駆動される。感光体ドラム1は回転過程において、帯電手段である帯電措置2によりその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザビーム走査露光等の図示しない露光手段(潜像形成手段)からの画像露光光を受け、こうして感光体ドラム1の周面に静電潜像が順次形成され、形成された静電潜像は、次いで現像手段である現像装置4によりトナーで現像され、現像されたトナー像は、図示しない給紙部から感光体ドラム1と図示しない転写手段との間に感光体の回転と同期されて給送された転写材に、転写手段により順次転写されていく。像転写を受けた転写材は感光体面から分離されて図示しない定着手段へ導入されて定着され、プリントや複写物(コピ−)として装置外へ排出される。像転写後の感光体ドラム1の表面は、クリ−ニング手段(クリーニングブレードやクリーニングブラシ等を有するクリーニング装置)6によって転写残りトナ−の除去を受けて清浄面化され、更に図示しない除電手段で除電された後、繰り返し画像形成に使用される。
このような構成、動作の画像形成装置において、本実施例では、作像部7として、現像装置4と感光体ドラム1と帯電装置2とクリーニング装置6をカートリッジに一体に収納したプロセスカートリッジを用いており、このプロセスカートリッジ7は、画像形成装置本体に対して着脱可能となっている。
このように、本実施例に係るプロセスカートリッジ7では、実施例1または実施例2の構成の現像装置4(4−1または4−2)と、感光体ドラム1と帯電装置2とクリーニング装置6をカートリッジに一体に収納し、画像形成装置本体に対して着脱可能な一体構造物として構成することにより、長期使用においても保守性、交換性を向上することができる。
[実施例4]
次に前述の図1に示した実施形態の画像形成装置では、現像手段として、実施例1または実施例2の現像装置4(4−1または4−2)を各色の作像装置7C、7Y、7M、7Kに備えることにより、現像剤の攪拌搬送を確実に行うことができるとともに、現像剤の回収や供給を良好に行うことができ、現像ローラ41上の2成分現像剤の濃度ムラも抑制でき、長期にわたり安定した現像を行うことができるので、高画質な単色、多色、フルカラー画像を得ることのできる画像形成装置を実現することができる。
また、図1に示す実施形態の画像形成装置では、図10に示すプロセスカートリッジ7を各色の作像装置7C、7Y、7M、7Kとして備えることにより、長期にわたり安定した高画質画像を得ることができ、操作性に優れ、プロセスカートリッジ7の交換も簡便に行うことができる画像形成装置を実現することができる。
本発明を適用した現像装置を有する画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図である。 2成分現像剤を用いる現像装置の一構成例を示す概略構成図である。 2成分現像剤を用いる現像装置の別の構成例を示す概略構成図である。 現像ローラの剤離れ位置と剤汲み上げ位置における遠心力の作用と、現像剤攪拌搬送部材との関係を説明するための図である。 本発明の第1の実施例を示す現像装置の概略構成図である。 比較例1の現像装置の概略構成図である。 比較例2の現像装置の概略構成図である。 本発明の第2の実施例の現像装置の構成例を示す概略構成図である。 図8のD−D’線からみた断面の概念図である。 本発明の第3の実施例を示す図であって、画像形成装置の作像部を構成するプロセスカートリッジの概略構成図である。 本発明の第2の実施例の現像装置の別の構成例を示す概略構成図である。
符号の説明
1、1C,1Y,1M,1K:感光体ドラム(像担持体)
2、2C,2Y,2M,2K:帯電装置
3C,3Y,3M,3K:露光装置(光書込装置)
4(4C,4Y,4M,4K)、4−1,4−2:現像装置
5C,5Y,5M,5K:転写ローラ
6、6C,6Y,6M,6K:クリーニング装置
7:プロセスカートリッジ(作像部)
7C,7Y,7M,7K:作像装置
8:転写装置
11,12,13:給紙カセット
14,15,16:ピックアップローラ
18:レジストローラ
19:定着装置
21:排紙ローラ
22:排紙トレイ
41a,42a:現像ローラ(現像剤担持体)
41b,42b:第1現像剤攪拌搬送部材(第1攪拌搬送スクリュー)
41c,42c:第2現像剤攪拌搬送部材(第2攪拌搬送スクリュー)
41d,42d:仕切り用の壁部
41e,42e:現像剤規制部材(ドクタ)
41f,42f:現像剤
P:記録媒体
P1〜P5:磁極

Claims (13)

  1. 内部に固定配置された複数の磁極を有し、磁性粒子とトナーを含む現像剤を担持して回転し、像担持体に形成された静電潜像に前記トナーを供給して該静電潜像を可視像化する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の中心線と平行な中心線を中心とした回転軸上で回転し、該回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収する機能と前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する機能のいずれか一方または両方を有する現像剤撹拌搬送部材と、
    を備えた現像装置において、
    前記現像剤攪拌搬送部材として、前記回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する第1現像剤撹拌搬送部材と、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収し前記第1現像剤撹拌搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対方向に現像剤を撹拌しつつ搬送して前記第1現像剤攪拌搬送部材に現像剤を受け渡す第2現像剤撹拌搬送部材とを備え、
    前記現像剤担持体内部の剤離れ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向下流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して上流側に形成し、
    前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線上では前記現像剤担持体から現像剤の離脱が行われるようにすることを特徴とする現像装置。
  2. 内部に固定配置された複数の磁極を有し、磁性粒子とトナーを含む現像剤を担持して回転し、像担持体に形成された静電潜像に前記トナーを供給して該静電潜像を可視像化する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の中心線と平行な中心線を中心とした回転軸上で回転し、該回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収する機能と前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する機能のいずれか一方または両方を有する現像剤撹拌搬送部材と、
    を備えた現像装置において、
    前記現像剤攪拌搬送部材として、前記回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する第1現像剤撹拌搬送部材と、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収し前記第1現像剤撹拌搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対方向に現像剤を撹拌しつつ搬送して前記第1現像剤攪拌搬送部材に現像剤を受け渡す第2現像剤撹拌搬送部材とを備え、
    前記現像剤担持体内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向上流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記第1現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して下流側に形成し、
    前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線上では前記現像剤担持体から現像剤の離脱が行われるようにすることを特徴とする現像装置。
  3. 内部に固定配置された複数の磁極を有し、磁性粒子とトナーを含む現像剤を担持して回転し、像担持体に形成された静電潜像に前記トナーを供給して該静電潜像を可視像化する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の中心線と平行な中心線を中心とした回転軸上で回転し、該回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収する機能と前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する機能のいずれか一方または両方を有する現像剤撹拌搬送部材と、
    を備えた現像装置において、
    前記現像剤攪拌搬送部材として、前記回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する第1現像剤撹拌搬送部材と、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収し前記第1現像剤撹拌搬送部材が現像剤を搬送する方向と反対方向に現像剤を撹拌しつつ搬送して前記第1現像剤攪拌搬送部材に現像剤を受け渡す第2現像剤撹拌搬送部材とを備え、
    前記現像剤担持体内部の剤離れ用磁極で形成する磁場の法線磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向下流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して上流側に形成し、かつ、前記現像剤担持体内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向上流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記第1現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して下流側に形成し、
    前記現像剤担持体の中心と前記第2現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線上では前記現像剤担持体から現像剤の離脱が行われるようにすることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の現像装置において、
    前記第1現像剤撹拌搬送部材は前記第2現像剤撹拌搬送部材の上方に配置され、前記第1現像剤撹拌搬送部材と前記第2現像剤撹拌搬送部材を仕切る壁部の現像剤供給側端部位置を、少なくとも前記現像剤担持体の中心と前記第1現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも上に形成することを特徴とする現像装置。
  5. 請求項4記載の現像装置において、
    前記壁部の現像剤供給側端部の高さは、前記第1現像剤撹拌搬送部材の現像剤搬送方向上流側よりも下流側で低くしてあることを特徴とする現像装置。
  6. 内部に固定配置された複数の磁極を有し、磁性粒子とトナーを含む現像剤を担持して回転し、像担持体に形成された静電潜像に前記トナーを供給して該静電潜像を可視像化する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の中心線と平行な中心線を中心とした回転軸上で回転し、該回転軸の軸方向に前記現像剤を撹拌しつつ搬送して、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収する機能と前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する機能のいずれか一方または両方を有する現像剤撹拌搬送部材と、
    を備えた現像装置において、
    前記現像剤攪拌搬送部材として、前記現像剤担持体から前記現像剤を回収する機能と前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する機能とを有する現像剤攪拌搬送部材を備え、
    前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線上では前記現像剤担持体から現像剤の離脱が行われるようにすることを特徴とする現像装置。
  7. 請求項6記載の現像装置において、
    前記現像剤担持体内部の剤離れ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向下流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して上流側に形成したことを特徴とする現像装置。
  8. 請求項6記載の現像装置において、
    前記現像剤担持体内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向上流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して下流側に形成したことを特徴とする現像装置。
  9. 請求項6記載の現像装置において、
    前記現像剤担持体内部の剤離れ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向下流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して上流側に形成し、かつ、前記現像剤担持体内部の剤汲み上げ用磁極で形成する磁場の法線方向磁束密度が略0となる2つの点のうち、前記現像剤担持体の回転方向上流側に存在する点を、前記現像剤担持体の中心と前記現像剤撹拌搬送部材の中心とを結んだ線よりも前記現像剤担持体の回転方向に対して下流側に形成したことを特徴とする現像装置。
  10. 像担持体と、該像担持体を一様に帯電する帯電手段と、帯電した前記像担持体に静電潜像を形成する手段と、前記像担持体上の静電潜像を現像する現像手段と、前記像担持体に残留する転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを有する作像部を備えた画像形成装置に装備され、前記作像部を構成する前記像担持体と前記帯電手段と前記クリーニング手段のうちの少なくとも1つと、前記現像手段とが一体になって画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスカートリッジにおいて、
    前記現像手段として、請求項1〜9のいずれか1項に記載の現像装置を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 像担持体と、該像担持体を一様に帯電する帯電手段と、帯電した前記像担持体に静電潜像を形成する手段と、前記像担持体上の静電潜像を現像する現像手段と、前記像担持体に残留する転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを有する作像部を備えた画像形成装置において、
    前記現像手段として、請求項1〜9のいずれか1項に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11記載の画像形成装置において、
    前記作像部を複数備え、単色、多色またはフルカラー画像の形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項11または12記載の画像形成装置において、
    前記作像部に、請求項10記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2008242079A 2007-12-26 2008-09-22 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Active JP5689219B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008242079A JP5689219B2 (ja) 2007-12-26 2008-09-22 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US12/342,935 US8135314B2 (en) 2007-12-26 2008-12-23 Developing device, process cartridge, and image forming apparatus, method of developing latent image

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007334399 2007-12-26
JP2007334399 2007-12-26
JP2008242079A JP5689219B2 (ja) 2007-12-26 2008-09-22 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009175674A true JP2009175674A (ja) 2009-08-06
JP5689219B2 JP5689219B2 (ja) 2015-03-25

Family

ID=41030786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008242079A Active JP5689219B2 (ja) 2007-12-26 2008-09-22 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5689219B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012053155A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Ricoh Co Ltd 現像装置、並びに、これを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2013200547A (ja) * 2012-02-23 2013-10-03 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2015064488A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 シャープ株式会社 現像装置および画像形成装置
US10303084B2 (en) 2014-05-22 2019-05-28 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154182A (ja) * 1987-12-11 1989-06-16 Minolta Camera Co Ltd 現像装置
JPH02302768A (ja) * 1989-05-18 1990-12-14 Canon Inc 画像形成装置
JPH0651634A (ja) * 1992-08-03 1994-02-25 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置
JPH07253712A (ja) * 1994-03-14 1995-10-03 Minolta Co Ltd 現像装置
JPH11272062A (ja) * 1998-03-20 1999-10-08 Toshiba Corp 現像装置および画像形成装置
JP2000066513A (ja) * 1998-08-18 2000-03-03 Canon Inc 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置
JP2000305359A (ja) * 1999-04-16 2000-11-02 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2003323052A (ja) * 2002-04-26 2003-11-14 Canon Inc 現像装置及び画像形成装置
JP2007163811A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Canon Inc 現像装置及び画像形成装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154182A (ja) * 1987-12-11 1989-06-16 Minolta Camera Co Ltd 現像装置
JPH02302768A (ja) * 1989-05-18 1990-12-14 Canon Inc 画像形成装置
JPH0651634A (ja) * 1992-08-03 1994-02-25 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置
JPH07253712A (ja) * 1994-03-14 1995-10-03 Minolta Co Ltd 現像装置
JPH11272062A (ja) * 1998-03-20 1999-10-08 Toshiba Corp 現像装置および画像形成装置
JP2000066513A (ja) * 1998-08-18 2000-03-03 Canon Inc 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置
JP2000305359A (ja) * 1999-04-16 2000-11-02 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2003323052A (ja) * 2002-04-26 2003-11-14 Canon Inc 現像装置及び画像形成装置
JP2007163811A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Canon Inc 現像装置及び画像形成装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012053155A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Ricoh Co Ltd 現像装置、並びに、これを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2013200547A (ja) * 2012-02-23 2013-10-03 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2015064488A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 シャープ株式会社 現像装置および画像形成装置
US10303084B2 (en) 2014-05-22 2019-05-28 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus
US10705451B2 (en) 2014-05-22 2020-07-07 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus
US11256195B2 (en) 2014-05-22 2022-02-22 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus
US11829086B2 (en) 2014-05-22 2023-11-28 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP5689219B2 (ja) 2015-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4646728B2 (ja) 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5765624B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
US8135314B2 (en) Developing device, process cartridge, and image forming apparatus, method of developing latent image
JP4861152B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP5500422B2 (ja) 現像装置、並びに、これを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5692642B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2003307924A (ja) 現像装置
JP5689219B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4217750B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2009069669A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2003263025A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2010091798A (ja) 現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2006317507A (ja) 現像装置及びそれを装着した画像形成装置
JP2009265600A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2003263026A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2009151029A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2011150248A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2011150122A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5634441B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2006106028A (ja) 現像装置
JP4742656B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2010217591A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2004191785A (ja) 現像装置
JP5703640B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5625885B2 (ja) 現像装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130517

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140303

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140411

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20140523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5689219

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150