JP2015064488A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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    • G03G15/09Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
    • G03G15/0921Details concerning the magnetic brush roller structure, e.g. magnet configuration

Abstract

【課題】 現像ローラ表面に残留する現像剤を確実に釈放させて、画像むらの発生を防止することができる現像装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】 現像スリーブ17の表面上で、剥離極N3による法線方向の磁束密度が極大値となる位置と現像スリーブ17の回転軸線とを含む第1の平面と、第1撹拌搬送部の第1回転軸部の第1軸線と現像スリーブ17の回転軸線とを含む第2の平面とが成す角度αを20°以上40°以下とする。第1撹拌搬送部材15が搬送している2成分現像剤Dの表層の一部が剥離極N3に磁力で引き寄せられ、第1撹拌搬送部材15によって搬送される2成分現像剤Dの全体的な高さが低くなり、隔壁12a近傍に存在する2成分現像剤Dが減少する。これにより、隔壁12aの現像スリーブ17の回転方向上流側近傍に空間が確保でき、釈放位置において現像ローラ13表面の2成分現像剤を確保された空間に釈放させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を用いて感光体に形成された静電潜像を現像する現像装置および画像形成装置に関する。
電子写真法によって画像を形成する電子写真方式の画像形成装置は、静電式複写機またはレーザビームプリンタなどとして使用されている。電子写真方式の画像形成装置には、感光体などの像担持体に形成される静電潜像を現像するための現像装置が設けられる。現像方式としては、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤(以後、単に現像剤とも称する)を用いて現像を行なう2成分現像方式が知られている。
2成分現像方式では、キャリアとトナーとが撹拌されて互いに摩擦帯電することによってキャリアの表面にトナーが担持される。磁石を内包するスリーブの表面には、トナーを担持したキャリアが、穂と呼ばれる突起形状に形成される。穂に含まれるトナーがスリーブ上から感光体上の静電潜像へ移動することで、静電潜像が現像される。
現像後には、スリーブ上に劣化した、または帯電不良の現像剤が現像されずに残留する。この残留した現像剤をそのままにしておくと、再度現像に供され画像むらなどを生じる原因となる。
特許文献1記載の現像装置には、現像ロールに現像剤を供給するための供給スクリューと現像後の現像剤を回収するための受取スクリューとが設けられている。受取スクリューによって回収された現像剤が搬送される現像剤回収搬送路と、供給スクリューによって現像ロールに供給される現像剤が搬送される現像剤供給搬送路との間は仕切り壁で仕切られているが、搬送路両端の開口部で2つの搬送路は連通している。受取スクリューで搬送された現像剤は、開口部で現像剤供給搬送路へと移動し、供給スクリューで搬送された現像剤は、開口部で現像剤回収搬送路へと移動する。
特開2012−108466号公報
しかしながら、仕切り壁を設けるだけでは、2つの搬送路間での現像剤の移動を阻止することは難しく、現像ローラ表面に残留する現像剤が仕切り壁を越えて現像に供されることになり画像むらを生じてしまう。
本発明の目的は、現像ローラ表面に残留する現像剤を確実に釈放させて、画像むらの発生を防止することができる現像装置および画像形成装置を提供することである。
本発明は、回転自在に軸支される円筒状のスリーブと該スリーブ内に固定配置された複数の磁極を備えるマグネットローラとを有し、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を前記スリーブの表面に担持して、静電潜像が形成された感光体に臨む現像領域へ搬送する現像ローラであって、前記複数の磁極が、前記現像領域で前記感光体へ前記トナーを供給するための現像磁極および前記現像領域よりも前記スリーブの回転方向下流側にあって前記感光体へのトナー供給後に前記スリーブの表面に残留している2成分現像剤を前記スリーブの表面から剥離させるための剥離極を含むように構成される現像ローラと、
前記現像ローラの鉛直下方に配置され、前記現像領域よりも前記スリーブの回転方向上流側で2成分現像剤を前記スリーブの表面に供給する現像剤供給部材と、
前記現像領域よりも前記スリーブの回転方向下流側に配置され、前記剥離極によって前記スリーブの表面から剥離された2成分現像剤を搬送する回収搬送部材であって、前記スリーブの回転軸線と平行な第1軸線に沿って延びる第1回転軸部と該第1回転軸部に螺旋状に取り付けられた第1螺旋羽根部とを有し、該第1回転軸部が前記第1軸線まわりに回転することで前記第1螺旋羽根部によって前記第1軸線に沿って2成分現像剤を搬送する回収搬送部材と、
前記現像剤回収搬送部材よりも前記スリーブの回転方向下流側であって、前記現像剤供給部材よりも前記スリーブの回転方向上流側に配置され、前記スリーブの表面に残留している2成分現像剤の移動を規制する移動規制部材と、を備え、
前記スリーブの表面上で、前記剥離極による法線方向の磁束密度が極大値となる位置と前記スリーブの回転軸線とを含む第1の平面と、前記第1回転軸部の第1軸線と前記スリーブの回転軸線とを含む第2の平面とが成す角度αが20°以上40°以下であることを特徴とする現像装置である。
また本発明は、前記剥離極による法線方向の磁束密度の極大値は、30mT以上50mT以下であることを特徴とする。
また本発明は、前記複数の磁極が、前記現像剤供給部材から前記スリーブの表面に2成分現像剤を汲み上げるための汲み上げ極をさらに含み、
前記スリーブの表面上で、前記剥離極と前記汲み上げ極との間における法線方向の磁束密度の極小値が、0mT以上10mT以下であることを特徴とする。
また本発明は、前記現像剤供給部材は、前記スリーブの回転軸線と平行な軸線に沿って延びる第2回転軸部と該第2回転軸部に螺旋状に取り付けられた第2螺旋羽根部とを有し、該第2回転軸部が前記第2軸線まわりに回転することで前記第2螺旋羽根部によって前記第2軸線に沿って2成分現像剤を搬送し、
前記第1回転軸部は、前記第2回転軸部よりも上方に配置されることを特徴とする。
また本発明は、上記の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、スリーブの表面上で、剥離極による法線方向の磁束密度が極大値となる位置とスリーブの回転軸線とを含む第1の平面と、第1回転軸部の第1軸線とスリーブの回転軸線とを含む第2の平面とが成す角度αが20°以上40°以下である。
回収搬送部材が搬送している2成分現像剤の表層の一部が剥離極に磁力で引き寄せられ、回収搬送部材に回収された2成分現像剤は、剥離極に再供給されることになる。一部が剥離極に引き寄せられることで、回収搬送部材によって搬送される2成分現像剤の全体的な高さが低くなり、移動規制部材の近傍に存在する2成分現像剤が減少する。これにより、移動規制部材のスリーブの回転方向上流側近傍に空間が確保でき、釈放位置において現像ローラ表面の2成分現像剤を確保された空間に釈放させることができるので、移動規制部材を越えてしまう2成分現像剤の量を減らすことができる。したがって、形成画像の画像むらの発生を防止することができる。
また本発明によれば、前記剥離極による法線方向の磁束密度の極大値は、30mT以上50mT以下である。この範囲とすることで、回収搬送部材に回収された2成分現像剤が剥離極に再供給され、その後現像ローラから釈放される。
また本発明によれば、スリーブの表面上で、前記剥離極と前記汲み上げ極との間における法線方向の磁束密度の極小値が、0mT以上10mT以下である。この範囲とすることで、回収搬送部材に回収された2成分現像剤のうち、剥離極に再供給された2成分現像剤が、汲み上げ極よりも手前で適宜釈放される。
また本発明によれば、回収搬送部材と現像剤供給部材とは、第1回転軸部が、第2回転軸部よりも上方に配置される位置関係にあり、このような位置関係である場合に、本発明の効果は、より発揮される。
また本発明によれば、画像形成装置が、上記の現像装置を備えることにより、画像むらの無い高画質な画像を形成することができる。
本発明の実施の一形態である現像装置1の構成を簡略化して示す断面図である。 マグネットローラ18の磁極と磁束密度の分布を示す図である。 図1に示す現像装置1を備える画像形成装置2の構成を簡略化して示す断面図である。
図1は、本発明の実施の一形態である現像装置1の構成を簡略化して示す断面図である。図2は、マグネットローラ18の磁極と磁束密度の分布を示す図である。図3は、図1に示す現像装置1を備える画像形成装置2の構成を簡略化して示す断面図である。
現像装置1は、たとえば図3に示す画像形成装置2に搭載され、像担持体である電子写真感光体(以後、単に「感光体」とも称する)3に形成される静電潜像を現像してトナー像を形成することに用いられる。現像装置1は、たとえば図3に示す像担持体である感光体3を臨んで開口する開口部11を有し、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤(以後、単に「現像剤」とも称する)が収容される現像剤収容容器12と、現像剤収容容器12内に現像剤収容容器12の開口部11の開口を介して感光体3に対向するように設けられ、感光体3に2成分現像剤中のトナーを供給する現像剤供給手段である現像ローラ13と、現像ローラ13に対向するように設けられる現像剤量規制部材14と、現像後に現像ローラ13表面に残留する現像剤を回収し、トナーホッパ29から補給されるトナーと混合撹拌して搬送する第1撹拌搬送部材15と、現像剤収容容器12内に回転可能に設けられ、現像剤収容容器12内の2成分現像剤を撹拌するとともに搬送し、現像ローラ13に供給する第2撹拌搬送部材16と、を含んで構成される。本実施形態において、現像剤は、非磁性のトナーと磁性を有するキャリアとによって構成される。
現像ローラ13は、感光体3に対向して軸線まわりに回転可能に軸支され、2成分現像剤を担持する現像スリーブ17と、現像スリーブ17に内包されるように固定して設けられ、複数の磁極によって磁界を発生させるマグネットローラ18とを含む。本実施形態において現像スリーブ17は、図示しない駆動手段によって図1の紙面に向かって時計まわりに矢符A方向に回転駆動される。現像スリーブ17には、感光体3との間に電位差が生じるように、図示しない電源から電位が与えられる。
現像スリーブ17は本実施形態では中空の円筒形状である。現像スリーブ17の外径寸法はたとえば25mmである。現像スリーブ17は、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼などの非磁性材料によって形成される。アルミニウム合金としては、たとえばアルミニウム(Al)−マンガン(Mn)系合金などが挙げられる。本実施形態において現像スリーブ17の外周面部である半径方向外方側の表面部は、粗面化処理されている。粗面化処理としては、たとえばサンドブラスト処理などの機械的処理などが挙げられる。現像スリーブ17の外周面部の十点平均粗さRzは、特に制限されないけれども、本実施形態では5μm以上12μm以下である。十点平均粗さRzとは、表面粗さ測定器サーフコーダSE−30H(商品名、株式会社小坂研究所製)を用い、日本工業規格(JIS)B0601−1982に準じて、測定基準長さを2.5mmとし、評価長さを10mmとして測定した値のことである。
マグネットローラ18は、具体的には現像スリーブ17の半径方向内方に設けられ、第略円柱状の部材であり、現像スリーブ17の回転軸線と同軸に軸支される。マグネットローラ18は、現像スリーブ17のように回転可能ではなく、固定されている。
現像ローラ13は、マグネットローラ18の磁力によってキャリアを磁気的に吸着し、現像スリーブ17の外周面部である半径方向外方側の表面部にキャリアとトナーとからなる磁気ブラシと呼ばれる現像剤の穂を形成する。磁気ブラシは、マグネットローラ18によって形成される磁界に沿って形成される。現像ローラ13は、現像スリーブ17を矢符A方向に回転させることによって、現像ローラ13と感光体3との最近接対向部である現像領域21に現像剤を搬送する。
現像剤量規制部材14は、具体的には現像スリーブ17に対向するように設けられる。現像剤量規制部材14は、遊端部と現像スリーブ17表面との間の間隔によって現像スリーブ17に担持される2成分現像剤の量を規制する。
現像剤量規制部材14は、非磁性材料で形成されている。現像剤量規制部材14を非磁性材料で形成することによって、規制部14aが磁化されることを防ぎ、規制部14aへのキャリアの付着を防止することができる。
第1撹拌搬送部材15は、現像領域よりも現像スリーブ17の回転方向下流側に配置され、マグネットローラ18の剥離極によって現像スリーブ17の表面から剥離された2成分現像剤を回収し、トナーホッパ29から補給されるトナーと混合撹拌して搬送する。第1撹拌搬送部材15は、現像スリーブ17の回転軸線と平行な第1軸線に沿って延びる第1回転軸部と、この第1回転軸部に螺旋状に取り付けられた第1螺旋羽根部とを有し、第1回転軸部が第1軸線まわりに回転することで第1螺旋羽根部によって第1軸線に沿って2成分現像剤を一方方向に搬送する回収搬送部材である。
第2撹拌搬送部材16は、現像ローラ13の鉛直下方に配置され、現像剤収容容器12内の2成分現像剤を撹拌するとともに現像領域よりも現像スリーブ17の回転方向上流側で2成分現像剤を現像スリーブ17の表面に供給する現像剤供給部材である。第2撹拌搬送部材16は、現像スリーブ17の回転軸線と平行な軸線に沿って延びる第2回転軸部と、この第2回転軸部に螺旋状に取り付けられた第2螺旋羽根部とを有している。第2回転軸部が第2軸線まわりに回転することで第2螺旋羽根部によって第2軸線に沿って2成分現像剤を他方方向に搬送する。
第1撹拌搬送部材15と第2撹拌搬送部材16との位置関係は、第1撹拌搬送部材15が、第2撹拌搬送部材16よりも現像スリーブ17の回転方向上流側にあり、かつ第1撹拌搬送部材15が第2撹拌搬送部材16よりも上方にある、言い換えれば、第1撹拌搬送部材15の第1回転軸部が、第2撹拌搬送部材16の第2回転軸部よりも上方に配置される。
第1撹拌搬送部材15と第2撹拌搬送部材16とは、たとえば、それぞれ搬送方向両端において搬送空間が連通し、2成分現像剤は、第1撹拌搬送部材15と第2撹拌搬送部材16との間で循環しながら搬送される。第1撹拌搬送部材15は、現像後の2成分現像剤と新たに補給されたトナーとを搬送しながら撹拌し、十分に撹拌された2成分現像剤が、第2撹拌搬送部材16によって搬送されて現像ローラ13に供給される。したがって、第1撹拌搬送部材15で搬送されている2成分現像剤が、第1撹拌搬送部材15の端部まで搬送される前に第2撹拌搬送部材16に混入してしまうことがないように、第1撹拌搬送部材15と第2撹拌搬送部材16との間に、第1撹拌搬送部材15から第2撹拌搬送部材16への2成分現像剤の移動を規制する移動規制部材である隔壁12aが設けられる。本実施形態では、隔壁12aは、現像剤収容容器12の一部からなり、先端が現像スリーブ17の表面に近接して第1撹拌搬送部材15から第2撹拌搬送部材16への移動を規制する。隔壁12aは、たとえば厚みが2〜5mmであり、隔壁12aの先端と現像スリーブ17表面とのギャップは、たとえば0.5〜2mmである。
図2に示すように、本実施形態においてマグネットローラ18は、現像主極N1、汲上げ極N2、剥離極N3、搬送極S1および回収極S2の5つの磁極を有する。現像主極N1、汲上げ極N2および剥離極N3はN極の磁極であり、搬送極S1および回収極S2はS極の磁極である。5つの磁極は、現像スリーブ17の回転方向下流側から上流側に向かって、現像主極N1、搬送極S1、汲上げ極N2、剥離極N3および回収極S2の順に配置される。現像主極N1は、感光体3を臨む位置に配置される。搬送極S1は、現像主極N1よりも現像スリーブ17の回転方向上流側にあり、現像剤量規制部材14を望む位置にある。汲み上げ極N2は、第1撹拌搬送部材15を臨む位置に配置され、第1撹拌搬送部材15によって搬送される2成分現像剤を磁力で汲み上げて第1撹拌搬送部材15から現像スリーブ17表面へ2成分現像剤を供給させる。
回収極S2は、現像領域よりも現像スリーブ17の回転方向下流側にあって、感光体3へのトナー供給後に現像スリーブ17の表面に残留している2成分現像剤を、第2撹拌搬送部材16を臨む剥離極N3の位置まで保持する。
剥離極N3は、現像領域よりも現像スリーブ17の回転方向下流側にあって、第2撹拌搬送部材16を臨む位置に配置され、感光体3へのトナー供給後に現像スリーブ17の表面に残留している2成分現像剤を磁力によって現像スリーブ17の表面から剥離させる。
図2は、現像スリーブ17の外周面の法線方向における磁束密度分布を示す図である。本発明では各磁極の配置を、現像スリーブ17の外周面の法線方向における磁束密度の分布において磁束密度が極大値となる位置によって示す。現像スリーブ17の外周面の法線方向における磁束密度とは、磁極によって生じる磁束密度を、現像スリーブ17の外周面に対する法線方向の成分と現像スリーブ17の外周面に対する接線方向の成分とに分解したときの法線方向の成分のことである。
各磁極の位置は、現像主極N1による現像スリーブ17外周面の法線方向における磁束密度が極大値となる位置(以下では、単に「位置」という)を0°として現像スリーブ17の回転軸線位置を中心として現像スリーブ17の回転方向下流側に向かう方向を正(+)としたときの回転角度(以後、「現像主極N1からの回転角度」とも称する)で示すことができる。なお図2に示す回転角度は一例であり、これによって本発明が限定されるものではない。
本実施形態においてマグネットローラ18の各磁極は、図2に示すように、現像スリーブ17の周方向に現像主極N1から所定の回転角度を空けて配置される。具体的には、搬送極S1は、現像主極N1からの回転角度が286°になる位置に配置される。汲上げ極N2は、現像主極N1からの回転角度が220°になる位置に配置される。剥離極N3は、現像主極N1からの回転角度が140°になる位置に配置される。回収極S2は、現像主極N1からの回転角度が80°になる位置に配置される。
図2に示す周方向は、現像主極N1の位置を0°として現像スリーブ17の回転軸線位置を中心として現像スリーブ17の回転方向下流側に向かう方向を正(+)としたときの回転角度を示し、放射方向(半径方向)は、磁束密度の大きさを示している。
各磁極の位置については上記の通りであり、以下に各磁極位置おける磁束密度の大きさ(法線方向成分の極大値)の一例について説明する。現像主極N1の磁束密度の大きさは115mTであり、汲み上げ極N2の磁束密度の大きさは63mTであり、剥離極N3の磁束密度の大きさは42mTである。また、搬送極S1の磁束密度の大きさは73mTであり、回収極S2の磁束密度の大きさは83mTである。
剥離極N3によって現像スリーブ17の表面から剥離する方向に磁力を受けた残留現像剤は、現像ローラ13から釈放されて第1撹拌搬送部材15に回収される。この釈放位置は、第1撹拌搬送部材15と第2撹拌搬送部材16との間の隔壁12a付近となっており、第1撹拌搬送部材15によって搬送される2成分現像剤の量が比較的多い場合には、隔壁12a付近にも多くの2成分現像剤が存在し、現像後に残留する2成分現像剤が現像ローラ13から釈放されない場合がある。現像ローラ13から釈放されなかった2成分現像剤は、隔壁12aと現像スリーブ17表面との僅かな隙間をすり抜けて第2撹拌搬送部材16へと至る。そうすると、現像されなかった2成分現像剤が現像スリーブ17の表面に残留したまま再び現像に供されることとなってしまう。
本発明は、現像されずに現像ローラ13に残留する2成分現像剤を、本来の釈放位置で釈放させ、第1撹拌搬送部材15に回収させるために、剥離極N3と第1撹拌搬送部材15との間の位置関係に着目して成されたものである。具体的には、剥離極N3による法線方向の磁束密度が極大値となる位置と現像スリーブ17の回転軸線とを含む第1の平面と、第1撹拌搬送部材15の第1回転軸部の第1軸線と現像スリーブ17の回転軸線とを含む第2の平面とが成す角度αが20°以上40°以下である。
このような角度範囲とすることで、第1撹拌搬送部材15が搬送している2成分現像剤Dの表層の一部が剥離極N3に磁力で引き寄せられ、第1撹拌搬送部材15に回収された2成分現像剤は、剥離極N3に再供給されることになる。一部が剥離極N3に引き寄せられることで、第1撹拌搬送部材15によって搬送される2成分現像剤Dの全体的な高さが低くなり、隔壁12a近傍に存在する2成分現像剤Dが減少する。これにより、隔壁12aの現像スリーブ17の回転方向上流側近傍に空間が確保でき、釈放位置において現像ローラ13表面の2成分現像剤を確保された空間に釈放させることができるので、隔壁12aを越えてしまう2成分現像剤の量を減らすことができる。したがって、形成画像の画像むらの発生を防止することができる。
角度αが20°よりも小さいと剥離極N3の位置が隔壁12aに近づくため、第1撹拌搬送部材15が搬送している2成分現像剤Dの表層の一部が剥離極N3に磁力で引き寄せられたとしても、隔壁12aに十分な空間を確保することができず、現像ローラ13に残留する2成分現像剤を釈放させることができない。またαが40°よりも大きいと、現像ローラ13から釈放されて回収された2成分現像剤が、第1撹拌搬送部材15によって新たに補給されたトナーと撹拌されても、撹拌された2成分現像剤が第2撹拌搬送部材16に搬送されなくなってしまう。
剥離極N3の磁束密度の極大値は、30mT以上50mT以下であることが好ましい。この範囲とすることで、第1撹拌搬送部材15に回収された2成分現像剤が剥離極N3に再供給され、その後現像ローラから釈放される。30mTよりも小さいと、第1撹拌搬送部材15に回収された2成分現像剤は、新たに補給されたトナーと撹拌されるものの剥離極N3に再供給されにくくなる。すなわち、新たに補給されたトナーと撹拌された2成分現像剤が、第2撹拌搬送部材16に搬送されにくくなる。50mTよりも大きいと第1撹拌搬送部材15に回収された2成分現像剤は、新たに補給されたトナーと撹拌されて剥離極N3に再供給されるが、再供給された2成分現像剤は、現像ローラ13表面から十分に剥離されない。
上記のように角度αを所定の範囲内に設定して隔壁12aの現像スリーブ17の回転方向上流側近傍に空間を確保することにより、現像ローラ13表面の2成分現像剤を釈放し易くすることができるが、さらに、剥離極N3と汲み上げ極N2との間における法線方向の磁束密度の極小値を0mT以上10mT以下とすることが好ましい。
剥離極N3と汲み上げ極N2との間の磁束密度の極小値をこのような範囲とすることで、第1撹拌搬送部材15に回収された2成分現像剤のうち、剥離極N3に再供給された2成分現像剤が、汲み上げ極N2よりも手前で適宜釈放される。10mTよりも大きい場合は、再供給された2成分現像剤の一部が現像ローラ13から釈放されず汲み上げ極N2まで搬送されてしまうおそれがある。
また図3に示すように現像装置1には、現像剤収容容器12にトナーを補給するためのトナーホッパ29が設けられる。トナーホッパ29は、現像剤収容容器12と同様の中空の容器状部材であるホッパ本体を有する。ホッパ本体は、現像剤収容容器12内にトナーを補給するためのホッパ側補給口が形成されるホッパ側補給口部を有する。現像剤収容容器12には、容器側補給口が形成される容器側補給口部32が設けられる。現像剤収容容器12内の空間とトナーホッパ29内の空間とは、容器側補給口およびホッパ側補給口を介して連通する。
トナーホッパ29は、ホッパ側補給口および容器側補給口を介してホッパ本体30内のトナーを現像剤収容容器12内に補給する。トナーホッパ29は、図示しないトナー濃度センサによって検出される現像剤収容容器12内のトナーの濃度が予め定められる基準値以下になると、トナーホッパ29内のトナーを現像剤収容容器12内に補給するように、図示しない制御部によって制御される。
図1に示す現像装置1によれば、以下のようにして静電潜像が現像される。まず現像剤収容容器12内の現像剤が、第1および第2撹拌搬送手段15,16によって撹拌されて帯電され、現像ローラ13の汲上げ極N2を臨む位置まで搬送される。汲上げ極N2を臨む位置まで搬送された現像剤は、汲上げ極N2の磁力によって現像スリーブ17に磁気的に吸着され、現像スリーブ17の外周面部にキャリアとトナーとからなる磁気ブラシを形成する。
磁気ブラシとして現像スリーブ17に担持される現像剤は、現像スリーブ17の回転に伴って現像スリーブ17の回転方向下流側に搬送され、現像剤量規制部材14に対向する位置で現像スリーブ17の外周面部に担持される量が規制される。また現像剤は現像剤量規制部材14によって摩擦帯電される。
現像剤量規制部材14に対向する位置を通過した現像剤は、現像スリーブ17の回転に伴って、現像主極N1が形成される現像領域21に搬送される。現像領域21では、現像スリーブ17と感光体3との電位差によって、現像スリーブ17の外周面部に形成された磁気ブラシから、トナーのみが感光体3に供給される。これによって、感光体3に形成された静電潜像が現像され、感光体3表面に可視像であるトナー像が形成される。
感光体3に転移せずに現像スリーブ17に残留した現像剤は、現像領域21を通過し、回収極S2の磁力によって現像剤収容容器12内に搬送され、剥離極N3によって現像スリーブ17から剥離され、釈放されて第1撹拌搬送部材15に回収される。回収された現像剤は、トナーホッパ29から補給されたトナーとともに第1撹拌搬送部材15によって撹拌混合されながら搬送され、搬送方向端部で第2撹拌搬送部材16へと移動する。第2撹拌搬送部材16によって撹拌搬送される現像剤は、再び汲上げ極N2によって汲上げられ現像に供される。
また現像スリーブ17の外周面は粗面化処理されているのが好ましい。粗面化処理によって現像スリーブ17が現像剤を安定して保持することができる。これによって、現像剤を現像領域21まで安定して搬送することができるので、現像領域21に搬送される現像剤の量を現像剤量規制部材によって規制される量に維持し、現像剤の搬送量にばらつきが生じることを防ぐことができる。したがって、現像むらの発生を防ぐことができる。
たとえば、現像スリーブ17の外周面部の十点平均粗さRzを5μm以上12μm以下とする。現像スリーブ17の外周面部の十点平均粗さRzを12μm以下にすることによって、現像剤量規制部材14による現像剤量の調整が容易になるので、現像剤の搬送量を所望の値にすることができる。また現像スリーブ17の外周面部の十点平均粗さRzを5μm以上にすることによって、現像剤をより安定して現像領域21に搬送することができる。
また本実施形態では、現像剤量規制部材14は、現像スリーブ17に担持される現像剤の量を、20mg/cm以上80mg/cm以下に規制するように配置される。現像領域21への現像剤の搬送量を80mg/cm以下にすることによって、現像領域21において磁気ブラシの充填密度が過大になることを防ぎ、現像領域21における感光体3と磁気ブラシとの接触による動的摩擦力の増大を防止することができる。これによって、感光体3と磁気ブラシとを柔らかい(ソフトな)当たりで接触させることができるので、掃きむらの発生を防止することができる。
また現像領域21への現像剤の搬送量を20mg/cm以上にすることによって、現像領域21における磁気ブラシの充填密度が過小になることを防ぐことができるので、感光体3と磁気ブラシとをより確実に接触させることができる。これによって、感光体3に対して磁気ブラシ中のトナーを供給することができる。
また本実施形態では、感光体3に臨む現像主極N1をN極としているけれども、これに限定されず、現像主極はS極であってもよい。この場合、マグネットローラ18は、本実施形態においてN極が配置されている位置にS極を有し、S極が配置されている位置にN極を有していればよい。
また本実施形態では、マグネットローラ18は、5つの磁極を有するけれども、マグネットローラ18が有する磁極の数は、これに限定されるものではない。たとえばマグネットローラ18は、N極であるN1極、N2極、N3極およびN4極と、S極であるS1極、S2極およびS3極との7つの磁極を有していてもよく、これらの中で剥離極となる磁極の位置が、上記のような角度αを満足する位置にあればよい。
次に2成分現像剤を構成するトナーとキャリアとについて説明する。本発明の現像装置1で用いられるトナーは、結着樹脂、着色剤、ワックスおよび電荷制御剤を含む。
(結着樹脂)
結着樹脂は、重量平均分子量(Mw)が4000以上10000以下の第1ポリエステル樹脂(以下、「低分子量ポリエステル樹脂」と記載する)、および重量平均分子量(Mw)が50000以上300000以下の第2ポリエステル樹脂(以下、「高分子量ポリエステル樹脂」と記載する)を含む。結着樹脂が低分子量ポリエステル樹脂を含むことによって、トナーの低温定着性を向上させることができる。また、結着樹脂が高分子量ポリエステル樹脂を含むことによって、トナーの耐高温オフセット性および耐久性を向上させることができる。
高分子量ポリエステル樹脂および低分子量ポリエステル樹脂は、原料モノマーであるアルコール成分とカルボン酸成分とを、チタン系触媒の存在下で縮重合させることにより得られる。
アルコール成分としては、2価のアルコール成分および3価以上のアルコール成分が挙げられる。
2価アルコール成分としては、たとえばポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス4−ヒドロキシフェニルプロパン、ポリオキシプロピレン(3.3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニルプロパン、ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス4−ヒドロキシフェニルプロパン、ポリオキシプロピレン(2.0)−ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス4−ヒドロキシフェニルプロパン、ポリオキシプロピレン(6)−2,2−ビス4−ヒドロキシフェニルプロパン等のビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールAのプロピレン付加物、ビスフェノールAのエチレン付加物、水素添加ビスフェノールA等が挙げられる。
3価以上のアルコール成分としては、たとえばソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン等が挙げられる。
酸成分としては、2価のカルボン酸成分および3価以上のカルボン酸成分などが挙げられる。
2価のカルボン酸成分としては、たとえばマレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、マロン酸、n−ドデセニルコハク酸、イソドデセニルコハク酸、n−ドデシルコハク酸、イソドデシルコハク酸、n−オクテニルコハク酸、n−オクチルコハク酸、イソオクテニルコハク酸、イソオクチルコハク酸、およびこれらの酸の無水物、もしくは低級アルキルエステル等が挙げられる。
3価以上のカルボン酸成分としては、たとえば1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、テトラメチレンカルボキシルメタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、エンポール三量体酸およびこれらの酸無水物、低級アルキルエステル等が挙げられる。
これらのうち、特に1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、すなわちトリメリット酸またはその誘導体が安価で、反応制御が容易であるため、好ましく用いられる。
前述のように、低分子量ポリエステル樹脂の重量平均分子量(Mw)は、4000以上10000以下である。低分子量ポリエステル樹脂の重量平均分子量が4000未満であると、トナーの保存性が低下する。低分子量ポリエステル樹脂の重量平均分子量が10000を超えると、低温定着性が低下する。
低分子量ポリエステル樹脂は、直鎖状の主鎖からなるポリエステル樹脂または直鎖状の主鎖とそれに結合する比較的短い側鎖とからなる構造をもつポリエステル樹脂であることが好ましく、3価以上のモノマー成分および架橋剤を使用することなく、2価のモノマー成分の縮重合により得られるものであることが好ましい。
低分子量ポリエステル樹脂は、テトラヒドロフラン(以下「THF」と記載する)不溶分を含まず、数平均分子量(Mn)が4000以上10000以下である。
低分子量ポリエステル樹脂の数平均分子量に対する重量平均分子量の比(Mw/Mn)は、2以上10以下が好ましい。
低分子量ポリエステル樹脂の酸価は、40mgKOH/g以下が好ましく、10mgKOH/g以上30mgKOH/g以下がより好ましい。低分子量ポリエステル樹脂の酸価が40mgKOH/gを超えると、高湿環境下においてトナーの帯電性が低下するおそれがある。
低分子量ポリエステル樹脂の軟化点は、80℃以上120℃が好ましく、90℃以上110℃以下がより好ましい。低分子量ポリエステル樹脂の軟化点が80℃未満であると、低分子量ポリエステル樹脂の凝集力が極端に低下する。低分子量ポリエステル樹脂の軟化点が120℃を超えると、トナーの低温定着性が低下する。
低分子量ポリエステル樹脂のガラス転移温度は、50℃以上75℃以下が好ましく、50℃以上65℃以下がより好ましい。
前述のように、高分子量ポリエステル樹脂の重量平均分子量(Mw)は、50000以上300000以下であり、150000以上250000以下が好ましい。高分子量ポリエステル樹脂の重量平均分子量が50000未満であると、トナーの耐久性および耐高温オフセット性が低下する。高分子量ポリエステル樹脂の重量平均分子量が300000を超えると、ワックスの結着樹脂中での分散性が低下する。
高分子量ポリエステル樹脂は、2価のモノマー成分と3価以上のモノマー成分との縮重合により得られるポリエステル樹脂であることが好ましい。また、高分子量ポリエステル樹脂は、架橋成分を含むことが好ましい。高分子量ポリエステル樹脂が架橋成分を含むことによって、トナーの耐久性を向上させることができる。
高分子量ポリエステル樹脂は、THF不溶分が3重量%未満であり、数平均分子量(Mn)が6000以上12000以下であり、8000以上10000以下が好ましい。
高分子量ポリエステル樹脂の数平均分子量に対する重量平均分子量の比(Mw/Mn)は、30以下であり、15以上25以下が好ましい。Mw/Mnは、高分子量ポリエステル樹脂の分子量分布の広がりを示す。Mw/Mnが30を超えると、高分子量ポリエステル樹脂が低分子量成分や高分子量成分を含有することとなり、トナーの耐久性およびワックスの分散性が低下する。
高分子量ポリエステル樹脂の酸価は、50mgKOH/g以下が好ましく、15mgKOH/g以上45mgKOH/g以下がより好ましい。高分子量ポリエステル樹脂の酸価が50mgKOH/gを超えると、高湿環境下においてトナーの帯電性が低下するおそれがある。
高分子量ポリエステル樹脂の軟化点は、110℃以上160℃以下が好ましく、120℃以上150℃以下がより好ましい。高分子量ポリエステル樹脂の軟化点が110℃未満であると、樹脂の凝集力が極端に低下する。高分子量ポリエステル樹脂の軟化点が160℃を超えると、その樹脂を使用したトナーの溶融流動および低温定着性が低下する。
高分子量ポリエステル樹脂のガラス転移温度は、50℃以上75℃以下が好ましく、55℃以上70℃以下がより好ましい。
本実施形態では、低分子量ポリエステル樹脂および高分子量ポリエステル樹脂を重合するときに、触媒としてチタン系触媒を用いる。
チタン系触媒としては、炭素数1〜8のアルコキシ基を有するチタンアルコキシド化合物、炭素数1〜32の脂肪族カルボン酸チタン、炭素数7〜38の芳香族カルボン酸チタン、炭素数1〜32の脂肪族カルボン酸チタニル、炭素数7〜38の芳香族カルボン酸チタニル、カルボン酸チタニル塩、およびチタンキレート化合物からなる少なくとも1種のチタン化合物が挙げられる。
具体的には、上記原料モノマーと、上記チタン系触媒とを添加し、反応温度170〜250℃、反応圧力5mmHg〜常圧で反応を行い(最適温度、圧力はモノマー成分の反応性で決める)、前述の所定の物性になった時点で反応を終了させれば良い。なお、上記原料モノマーの縮重合反応がある程度進んだ時点で、追加で上記原料モノマーを添加してもよい。具体的には、上記原料モノマーを220〜250℃の温度で3〜5時間縮重合させ、170〜210℃の温度まで冷却してから、追加で上記原料モノマーを添加してもよい。
(着色剤)
着色剤としては、たとえば、イエロートナー用着色剤、マゼンタトナー用着色剤、シアントナー用着色剤、およびブラックトナー用着色剤などが挙げられる。以下では、カラーインデックス(Color Index)を「C.I.」と略記する。
イエロートナー用着色剤としては、たとえば、カラーインデックスによって分類されるC.I.ピグメントイエロー1、C.I.ピグメントイエロー5、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー180、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー74、およびC.I.ピグメントイエロー185などの顔料、黄色酸化鉄および黄土などの無機系顔料、C.I.アシッドイエロー1などのニトロ系染料、C.I.ソルベントイエロー2、C.I.ソルベントイエロー6、C.I.ソルベントイエロー14、C.I.ソルベントイエロー15、C.I.ソルベントイエロー19、およびC.I.ソルベントイエロー21などの油溶性染料などが挙げられる。
マゼンタトナー用着色剤としては、たとえば、カラーインデックスによって分類されるC.I.ピグメントレッド49、C.I.ピグメントレッド57、C.I.ピグメントレッド81、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ソルベントレッド19、C.I.ソルベントレッド49、C.I.ソルベントレッド52、C.I.ベーシックレッド10、およびC.I.ディスパーズレッド15などが挙げられる。
シアントナー用着色剤としては、たとえば、カラーインデックスによって分類されるC.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ソルベントブルー55、C.I.ソルベントブルー70、C.I.ダイレクトブルー25、およびC.I.ダイレクトブルー86などが挙げられる。
ブラックトナー用着色剤としては、たとえば、チャンネルブラック、ローラーブラック、ディスクブラック、ガスファーネスブラック、オイルファーネスブラック、サーマルブラック、およびアセチレンブラックなどのカーボンブラックが挙げられる。これら各種カーボンブラックの中から、得ようとするトナーの設計特性に応じて、適切なカーボンブラックを適宜選択すればよい。
これらの顔料以外にも、紅色顔料、緑色顔料などを使用できる。着色剤は1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。また、同色系のものを2種以上用いることができ、異色系のものをそれぞれ1種または2種以上用いることもできる。また、同色であっても、2種以上を併用できる。トナー原料の溶融混練物における着色剤の含有量は特に制限されないけれども、好ましくは該溶融混練物全量の0.1〜20重量%、さらに好ましくは0.2〜10重量%である。
(ワックス)
ワックスとしては、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、ポリエチレン−ポリプロピレンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素系ワックス、アルコール変性炭化水素ワックス、エステルワックス、カルナウバワックス、アミド系ワックス等のいずれも使用することができるが、結着樹脂との相溶性および離型性、融点の観点から、パラフィンワックス、エステルワックス、マイクロクリスタリンワックスが好ましい。ワックスは、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を併用して使用してもよい。
ワックスの融点は、トナーの低温定着性の確保の観点から50℃以上100℃以下が好ましく、60℃以上90℃以下がより好ましい。本発明のトナーには、このように融点の低い低融点ワックスが、低分子量ポリエステル樹脂および高分子量ポリエステル樹脂を含む結着樹脂中に均一に分散されているので、低温定着性が良好である。
ワックスの酸価は、2.0mgKOH/g未満が好ましく、1.0mgKOH/g未満がより好ましい。ワックスの酸価が2.0mgKOH/g以上であると、結着樹脂との相溶性が高く、定着時の染み出しが悪くなり、トナーの低温定着性の改善を図ることが困難である。
ワックスの水酸基価は、5.0mgKOH/g未満が好ましく、3.0mgKOH/g未満がより好ましい。ワックスの水酸基価が5.0mgKOH/g以上であると、結着樹脂との相溶性が高く、定着時の染み出しが悪くなり、トナーの低温定着性の改善を図ることが困難である。
ワックスの含有量は、結着樹脂100重量部に対して0.5重量部以上10重量部以下が好ましく、1重量部以上8重量部以下がより好ましい。
(電荷制御剤)
電荷制御剤としてはこの分野で常用される正電荷制御用および負電荷制御用のものを使用できる。
正電荷制御用の電荷制御剤としては、たとえば、ニグロシン染料、塩基性染料、四級アンモニウム塩、四級ホスホニウム塩、アミノピリン、ピリミジン化合物、多核ポリアミノ化合物、アミノシラン、ニグロシン染料およびその誘導体、トリフェニルメタン誘導体、グアニジン塩、アミジン塩などが挙げられる。負電荷制御用の電荷制御剤としては、オイルブラック、スピロンブラックなどの油溶性染料、含金属アゾ化合物、アゾ錯体染料、ナフテン酸金属塩、ベンジル酸誘導体の金属化合物(金属はボロン、アルミニウムなど)、サリチル酸およびその誘導体の金属錯体および金属塩(金属はクロム、亜鉛、ジルコニウムなど)、脂肪酸石鹸、長鎖アルキルカルボン酸塩、樹脂酸石鹸などが挙げられる。電荷制御剤は1種を単独で使用できまたは必要に応じて2種以上を併用できる。
トナー原料の溶融混練物における電荷制御剤の含有量は特に制限されず広い範囲から適宜選択できるけれども、好ましくは、該溶融混練物全量の0.5〜5重量%である。
本発明のトナーには、結着樹脂、着色剤、ワックスおよび荷電制御剤の他に、導電性調整剤、体質顔料、酸化防止剤、流動性向上剤、クリーニング性向上剤等の添加剤が、適宜含有されていてもよい。
(トナーの製造方法)
本発明のトナーは、たとえば以下のような溶融混練法で製造する。
上記トナー原料を混合機で乾式混合し、得られる混合物を混練機で溶融混練して溶融混練物を得る。溶融混練は、結着樹脂の溶融温度以上の温度(通常は80〜200℃程度、好ましくは100〜150℃程度)に加熱しながら行われる。
溶融混練物中には、着色剤が0.1〜20重量%、ワックスが1〜10重量%が含まれ、残部が結着樹脂であることが好ましい。または、着色剤が0.1〜20重量%、ワックスが1〜10重量%、および電荷制御剤が0.5〜3重量%含まれ、残部が結着樹脂であることが好ましい。
混合機としては公知のものを使用でき、たとえば、ヘンシェルミキサ(商品名、三井鉱山株式会社製)、スーパーミキサー(商品名、株式会社カワタ製)、メカノミル(商品名、岡田精工株式会社製)などのヘンシェルタイプの混合装置、オングミル(商品名、ホソカワミクロン株式会社製)、ハイブリダイゼーションシステム(商品名、株式会社奈良機械製作所製)、コスモシステム(商品名、川崎重工業株式会社製)などが挙げられる。
混練機としても公知のものを使用でき、たとえば、二軸押し出し機、三本ロール、ラボブラストミルなどの一般的な混練機を使用できる。さらに具体的には、たとえば、TEM−100B(商品名、東芝機械株式会社製)、PCM−65/87(商品名、株式会社池貝製)などの1軸もしくは2軸の押出機、ニーディックス(商品名、三井鉱山株式会社製)などのオープンロール方式のものが挙げられる。
溶融混練物を冷却し、固化させて樹脂組成物を得る。樹脂組成物は、ハンマーミルまたはカッターミルなどによって、たとえば100μm〜5mm程度の粒径を有する粗粉砕物に粉砕される。その後、このような粗粉砕物を、たとえば15μm以下の粒径の微粉体になるまでさらに粉砕する。粗粉砕物の粉砕には、たとえば、超音速ジェット気流を利用して粉砕するジェット式粉砕機または高速で回転する回転子(ロータ)と固定子(ライナ)との間に形成される空間に粗粉砕物を導入して粉砕する衝撃式粉砕機などを用いることができる。
粉砕機による粉砕後、トナー粒子から微粉を除去するために、分級を行なってもよい。
以上のようにして製造されたトナー粒子は、そのままトナーとして用いてもよいし、外添剤を外添したものをトナーとして用いてもよい。外添剤を外添することによって、粉体流動性向上、摩擦帯電性向上、耐熱性、長期保存性改善、クリーニング特性改善、感光体表面磨耗特性制御の効果を得ることができる。
外添剤としては、たとえば、シリカ微粉末、酸化チタン微粉末およびアルミナ微粉末などが挙げられる。外添剤は、1種を単独で使用でき、または2種以上を併用できる。
外添剤の添加量としては、トナーに必要な帯電量、外添剤を添加することによる感光体の摩耗に対する影響およびトナーの環境特性などを考慮して、トナー粒子100重量部に対し0.1重量部以上2重量部以下が好適である。
キャリアとしては、公知のものを使用でき、たとえば、鉄、銅、亜鉛、ニッケル、コバルト、マンガン、クロムなどからなる単独または複合フェライトおよびキャリアコア粒子を被覆物質で表面被覆した樹脂被覆キャリア、または樹脂に磁性を有する粒子を分散させた樹脂分散型キャリアなどが挙げられる。
被覆物質としては公知のものを使用でき、たとえば、ポリテトラフルオロエチレン、モノクロロトリフルオロエチレン重合体、ポリフッ化ビニリデン、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ジターシャーリーブチルサリチル酸の金属化合物、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド、ポリビニルブチラール、ニグロシン、アミノアクリレート樹脂、塩基性染料、塩基性染料のレーキ物、シリカ微粉末、アルミナ微粉末などが挙げられる。また樹脂分散型キャリアに用いられる樹脂としては特に制限されないが、たとえば、スチレンアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂、およびフェノール樹脂などが挙げられる。いずれも、トナー成分に応じて選択するのが好ましく、1種を単独で使用でき、または2種以上を併用できる。
キャリアの形状は、球形または扁平形状が好ましい。またキャリアの体積平均粒子径は特に制限されないが、高画質化を考慮すると、好ましくは10〜100μm、さらに好ましくは20〜50μmである。さらにキャリアの体積抵抗率は、10Ω・cm以上が好ましく、1012Ω・cm以上がより好ましい。
キャリアの体積抵抗率は、キャリア粒子を断面積0.50cmの容器に入れてタッピングした後、容器内に詰められた粒子に1kg/cmの荷重を掛け、荷重と底面電極との間に1000V/cmの電界が生ずる電圧を印加したときの電流値から得られる値である。抵抗率が低いと、現像スリーブにバイアス電圧を印加した場合にキャリアが帯電し、感光体にキャリア粒子が付着し易くなる。またバイアス電圧のブレークダウンが起こり易くなる。
キャリアの飽和磁化は、40emu/g以上80emu/g以下が好ましい。
2成分現像剤におけるトナーとキャリアとの使用割合は特に制限されず、トナーおよびキャリアの種類に応じて適宜選択できる。たとえば、樹脂被覆キャリア(密度5〜8g/cm)と混合する場合、トナーが全現像剤量の2〜30重量%、好ましくは2〜20重量%含まれるようにすればよい。また、トナーによるキャリアの被覆率は、40〜80%であることが好ましい。
次に現像装置1を備える画像形成装置2について説明する。
図3に示すように、画像形成装置2は、大略的に、原稿読取部(以後、「スキャナ部」とも称する)40と、画像形成部60と、給紙部80と、排紙部90とを含んで構成される。原稿読取部40は給紙部80の鉛直上方に配設され、排紙部90は鉛直方向における原稿読取部40と給紙部80との中間部に配設される。具体的には、原稿読取部40は上部筐体71の内部と上部筐体71の上方とにわたって設けられ、給紙部80は下部筐体72の下部に設けられ、排紙部90は下部筐体72の上部に設けられる。
原稿読取部40は、原稿が載置される第1プラテンガラス41と、原稿送給部44から原稿が送給される第2プラテンガラス42と、第1プラテンガラス41に載置される原稿または第2プラテンガラス42に送給される原稿から画像情報を読取り、得られた画像情報を図示しない画像処理部に出力するコピーランプユニット43と、第2プラテンガラス42に原稿を送給する原稿送給部44とを含む。コピーランプユニット43は、上部筐体71の内部に設けられる。また原稿送給部44は、上部筐体71の上方に設けられる。
コピーランプユニット43は、第1プラテンガラス41に載置される原稿または第2プラテンガラス42に送給される原稿に光を照射する光源であるコピーランプ45と、原稿からの反射光像を予め定められる方向に偏光する第1ミラー46と、第1ミラー46によって偏光された原稿からの反射光像をさらに予め定められる方向に順次偏光する第2および第3ミラー47,48と、第3ミラー48によって偏向された原稿からの反射光像を縮小し、光電変換素子(Charge Coupled Device;略称CCD)50に結像させる光学レンズ49と、光学レンズ49によって結像される原稿からの反射光像を光電変換し、電気的信号として画像処理部に出力するCCD50とを含む。
原稿送給部44は、原稿が載置される原稿トレイ51と、原稿トレイ51に載置される原稿を搬送路52に送給する給紙ローラ53と、給紙ローラ53によって送給される原稿を一時的に保持し、タイミングを計って第2プラテンガラス42に送給するレジストローラ54と、画像情報を読取られた後の原稿が排出される原稿排紙トレイ55とを含む。
画像形成部60は、軸線まわりに回転可能に設けられる像担持体である感光体3と、帯電手段である帯電ユニット61と、露光手段であるレーザスキャナユニット62と、現像手段である前述の図1に示す現像装置1と、転写手段である転写ユニット63と、定着手段である定着装置64と、クリーニング手段であるクリーニングユニット65と、除電手段である除電装置66とを含む。帯電ユニット61、レーザスキャナユニット62、現像装置1、転写ユニット63、クリーニングユニット65および除電装置66は、この順に感光体3の周囲に感光体3の回転方向上流側から下流側に向かって配置される。本実施形態において感光体3は円柱状である。感光体3の形状は円柱状に限定されるものではなく、たとえば円筒状であってもよい。
前述の図2に示すように、現像装置1の現像スリーブ17は、感光体3に対向して、感光体3の回転軸線と平行な軸線まわりに回転可能に設けられる。現像スリーブ17と感光体3との間隔D2は、特に限定されるものではないけれども、本実施形態では0.25mm以上0.50mm以下である。前述のように、現像装置1は、露光によって感光体3の外周面部に形成される静電潜像を現像する。
帯電ユニット61は、感光体3の外周面部を帯電させる。レーザスキャナユニット62は、帯電された感光体3を露光する。転写ユニット63は、現像によって形成される可視像であるトナー像を記録媒体である記録用紙に転写させる。転写ユニット63は、たとえばコロナチャージャによって実現される。定着装置64は、転写されたトナー像を記録用紙に定着させる。具体的には、定着装置64は、内部に加熱ヒータ69を備える加熱ローラ67と、加熱ローラ67の表面部に弾発的に当接する加圧ローラ68とを有する。クリーニングユニット65は、クリーニングブレード70を備え、転写ユニット63による転写動作後に感光体3の外周面部に残留するトナーをクリーニングブレード70によって掻き取って除去し、感光体3の外周面部を清浄化する。除電装置66は、クリーニングユニット65による清浄化後の感光体3の外周面部を除電する。
給紙部80は、下部筐体72の内部に設けられ、記録媒体である記録用紙が収容される給紙カセット81と、下部筐体72の側面部から突出して設けられ、記録用紙が載置される手差しトレイ82と、給紙カセット81に収容される記録用紙を第1搬送路83に送給する第1給紙ローラ84と、手差しトレイ82に載置される記録用紙を第2搬送路85に送給する第2給紙ローラ86と、記録用紙を一時的に保持し、タイミングを計って画像形成部60に送給するレジストローラ87とを含む。
排紙部90は、画像形成部60の定着装置64でトナー像が定着された記録用紙を排紙トレイ91に排出させる排紙ローラ92と、排紙ローラ92によって排出される記録用紙を収容する排紙トレイ91とを含む。
画像形成装置2は、画像形成(以後、「印刷」とも称する)モードとして、複写モード(以後、「コピアモード」とも称する)、プリンタモードおよびファクシミリモードを有する。不図示の操作部からの操作入力、パーソナルコンピュータなどの外部ホスト装置からの印刷ジョブの受信に応じて、前述の印刷モードの中から対応する印刷モードが後述する不図示の制御部によって選択される。
前述の印刷モードのうち、コピアモードの場合には以下のようにして画像が形成される。使用者が原稿読取部40の第1プラテンガラス41に原稿を載置し、給紙部80の給紙カセット81または手差しトレイ82に記録用紙を供給し、さらに上部筐体71の図3の紙面に向かって手前側に配置される不図示の操作パネルの条件入力キーにて印刷枚数、印刷倍率などを入力した後、操作パネルのスタートキーを操作すると、複写(コピー)動作が開始される。
スタートキーが操作されると、不図示のメイン駆動モータが始動し、不図示の各駆動ギヤが回転する。次いで、給紙部80の第1給紙ローラ84または第2給紙ローラ86が回転して記録用紙が第1搬送路83または第2搬送路85に送出(給紙)され、一対のレジストローラ87に到達して捕捉される。このレジストローラ87によって、記録用紙は、感光体3の表面部に形成されるトナー像の先端部すなわち画像形成開始部が転写ユニット63の設けられる位置に達するタイミングと、記録用紙の画像形成予定領域が転写ユニット63の設けられる位置に達するタイミングとの同期をとるために一時停止される。またこのとき、記録用紙の先端部がレジストローラ31に均一に押しつけられて記録用紙の先端位置の補正が行なわれる。
また原稿読取部40では、コピーランプ45が点灯し、コピーランプユニット43が矢印B方向に移動を開始することによって原稿への露光が開始される。コピーランプ45から原稿に照射された照射光は、原稿によって反射されて原稿の画像情報を含む反射光となる。この原稿からの反射光は、第1ミラー46、第2ミラー47、第3ミラー48および光学レンズ49を介してCCD50に入力される。これによって原稿の画像情報が読取られる。
このようにして光学的信号として読取られた原稿の画像情報は、CCD50内の不図示のCCD回路によって電気的信号に変換されて画像処理部に出力される。画像処理部では、入力された画像情報に対して設定された条件で画像処理が行われ、この画像処理が行なわれた画像情報が、画像形成部60のレーザスキャナユニット62にプリントデータとして送信される。
また画像形成部60では、帯電ユニット61によって、感光体3の外周面部の一部分が感光体3の軸方向全体にわたって所定の電位に帯電され、さらに感光体3が回転することによって感光体3の外周面部全体が所定の電位に帯電される。帯電された感光体3の外周面部は、感光体3の回転によって次の工程に順次移動する。
レーザスキャナユニット62では、図示しないけれども、回転方向に複数の反射面を有したポリゴンミラー(回転多面鏡)および各種光学系によって、半導体レーザから出射されたレーザ光が、画像処理部から入力されたプリントデータに応じて偏向されながら感光体3に照射される。これによって、レーザ光が帯電ユニット61によって帯電された感光体3の外周面部に走査され、感光体3の外周面部に静電潜像が形成される。
その後、現像装置1の現像剤収容容器12内の現像ローラ13によって、現像剤収容容器12に収容される現像剤中のトナーが、回転する感光体3の外周面部に供給される。トナーは、静電潜像を形成する電位ギャップに応じて感光体3の外周面部に付着する。これによって静電潜像が顕像化(現像)され、トナー像が形成される。
また給紙部80のレジストローラ87によってタイミングを計って、画像が形成されるべき記録用紙が、感光体3と転写ユニット63との間の転写位置に送給される。転写位置では、転写ユニット63によって感光体3の外周面部に形成されたトナー像が記録用紙に転写される。
トナー像が転写された記録用紙は、定着装置64に搬送され、定着装置64の加熱ローラ67と加圧ローラ68との間を通過するときに熱および圧力が加えられる。これによって、記録用紙の表面部の未定着トナーが溶融して記録用紙に固着し、定着される。トナー像が定着された記録用紙は、排紙部90の排紙ローラ92によって排紙トレイ91に排出される。
また記録用紙に転写されずに感光体3の外周面部に残留したトナーは、クリーニングユニット65のクリーニングブレード70によって掻き取られ、回収される。クリーニングブレード70によって残留するトナーが掻き取られた感光体3の外周面部は、帯電ユニット61の配置される位置に移動する途中で除電装置66によって除電される。感光体3の外周面部は、除電する必要がない場合には、除電装置66によって除電されなくてもよい。
以上に述べた実施形態では、原稿は、使用者によって第1プラテンガラス41に載置されて停止状態で画像情報を読取られるけれども、原稿送給部44によって第2プラテンガラス42に送給されている状態で画像情報を読取られてもよい。この場合、原稿は、原稿読取部40の原稿トレイ51に載置される。
このように原稿読取部40の原稿トレイ51に原稿が載置されていることが図示しないセンサによって検出されている場合にスタートキーが操作されると、原稿送給部44の給紙ローラ53が回転し、原稿トレイ51に載置された原稿が搬送路52に送給される。搬送路52に送給された原稿は、搬送路52に設けられるレジストローラ54によって捕捉され、原稿先端の位置決めが行われた後、所定のタイミングで原稿読取位置である第2プラテンガラス42の設けられる位置に搬送される。コピーランプユニット43は、原稿読取位置である所定の停止位置に停止したまま、搬送中の原稿を露光する。この露光によって得られた原稿からの反射光が前述のようにして原稿画像として読取られる。このようにして画像情報が読取られた原稿は、原稿排紙トレイ55に排出される。
前述のプリンタモードの場合には、原稿読取部40は動作せず、パーソナルコンピュータなどの外部ホスト装置から入力される画像情報に応じて画像が形成される。またファクシミリモードの場合には、通信回線を介して入力される画像情報に応じて画像が形成される。
本発明の効果を確認するために、以下のような実施例について検討した。
<角度αの検討>
実施例に用いた現像装置の構成は、図1に示す構成と同様のものである。現像ローラ13は外経を18mmとし、回転数を300rpmとした。第1撹拌搬送部材15は外径を16mmとし、第1螺旋羽根部のスクリューピッチを36mmとし、回転数を500rpmとした。第2撹拌搬送部材16は外径を16mmとし、第2螺旋羽根部のスクリューピッチを36mmとし、回転数を500rpmとした。現像剤量は200gとし、隔壁12aの厚みを3mmとし、隔壁12aと現像ローラ13の現像スリーブ17表面とのギャップを1mmとした。
マグネットローラ18の各磁極の相対的な位置関係および各磁極の法線方向の磁束密度の極大値は、図2に示した通りである。
角度αを、23°(実施例1)、33°(実施例2)、43°(比較例1)に変更して、現像装置の釈放性、再供給性、撹拌性および循環性について評価した。
釈放性は、釈放位置で現像ローラから現像剤が釈放されているかどうかについて評価し、再供給性は、第1撹拌搬送部材15に撹拌搬送される現像剤が十分に剥離極N3に再供給されているかどうかについて評価した。撹拌性は、新たに補給されたトナーが第2撹拌搬送部材16に搬送される前に第1撹拌搬送部材15で十分に撹拌されているかどうかについて評価し、循環性は現像剤収容容器12内を現像剤が偏りなく循環されているかどうかについて評価した。結果を表1に示す。
Figure 2015064488
角度αが40°より大きい比較例1は、剥離極N3への現像剤の再供給が成されないために、釈放性および撹拌性が低下することとなった。これに対して角度αが20°以上40°以下の範囲内にある実施例1,2は、剥離極N3への現像剤の再供給が成されたので、釈放性および撹拌性も良好な結果が得られた。
<剥離極N3の磁束密度の検討>
角度αを検討した現像装置について角度αを23°とし、剥離極N3の法線方向の磁束密度の極大値を28mT(実施例3)、33mT(実施例4)、48mT(実施例5)、53mT(実施例6)に変更して、現像装置の釈放性、再供給性、撹拌性および循環性について評価した。結果を表2に示す。
Figure 2015064488
剥離極N3による法線方向の磁束密度の極大値が、30mT以上50mT以下の範囲から外れる実施例3は、前記範囲内に含まれる実施例4,5よりも再供給性、撹拌性の点でやや劣り、前記範囲から外れる実施例6は、実施例4,5よりも釈放性、撹拌性の点でやや劣るものとなった。
<剥離極N3と汲み上げ極N2との間の磁束密度の検討>
角度αを検討した現像装置について角度αを23°とし、剥離極N3の法線方向の磁束密度の極大値を48mTとし、剥離極N3と汲み上げ極N2との間における法線方向の磁束密度の極小値を8mT(実施例7)、12mT(実施例8)に変更して、現像装置の釈放性、再供給性、撹拌性および循環性について評価した。結果を表3に示す。
Figure 2015064488
剥離極N3と汲み上げ極N2との間における法線方向の磁束密度の極小値が、0mT以上10mT以下の範囲から外れる実施例8は、前記範囲内に含まれる実施例7よりも釈放性、循環性の点でやや劣るものとなった。
1 現像装置
2 画像形成装置
3 電子写真感光体
11 開口部
12 現像剤収容容器
12a 隔壁
13 現像ローラ
14 現像剤量規制部材
15 第1撹拌搬送部材
16 第2撹拌搬送部材
17 現像スリーブ
18 マグネットローラ
21 現像領域
N1 現像主極
N2 汲み上げ極
N3 剥離極
S1 搬送極
S2 回収極

Claims (5)

  1. 回転自在に軸支される円筒状のスリーブと該スリーブ内に固定配置された複数の磁極を備えるマグネットローラとを有し、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を前記スリーブの表面に担持して、静電潜像が形成された感光体に臨む現像領域へ搬送する現像ローラであって、前記複数の磁極が、前記現像領域で前記感光体へ前記トナーを供給するための現像磁極および前記現像領域よりも前記スリーブの回転方向下流側にあって前記感光体へのトナー供給後に前記スリーブの表面に残留している2成分現像剤を前記スリーブの表面から剥離させるための剥離極を含むように構成される現像ローラと、
    前記現像ローラの鉛直下方に配置され、前記現像領域よりも前記スリーブの回転方向上流側で2成分現像剤を前記スリーブの表面に供給する現像剤供給部材と、
    前記現像領域よりも前記スリーブの回転方向下流側に配置され、前記剥離極によって前記スリーブの表面から剥離された2成分現像剤を搬送する回収搬送部材であって、前記スリーブの回転軸線と平行な第1軸線に沿って延びる第1回転軸部と該第1回転軸部に螺旋状に取り付けられた第1螺旋羽根部とを有し、該第1回転軸部が前記第1軸線まわりに回転することで前記第1螺旋羽根部によって前記第1軸線に沿って2成分現像剤を搬送する回収搬送部材と、
    前記現像剤回収搬送部材よりも前記スリーブの回転方向下流側であって、前記現像剤供給部材よりも前記スリーブの回転方向上流側に配置され、前記スリーブの表面に残留している2成分現像剤の移動を規制する移動規制部材と、を備え、
    前記スリーブの表面上で、前記剥離極による法線方向の磁束密度が極大値となる位置と前記スリーブの回転軸線とを含む第1の平面と、前記第1回転軸部の第1軸線と前記スリーブの回転軸線とを含む第2の平面とが成す角度αが20°以上40°以下であることを特徴とする現像装置。
  2. 前記剥離極による法線方向の磁束密度の極大値は、30mT以上50mT以下であることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記複数の磁極が、前記現像剤供給部材から前記スリーブの表面に2成分現像剤を汲み上げるための汲み上げ極をさらに含み、
    前記スリーブの表面上で、前記剥離極と前記汲み上げ極との間における法線方向の磁束密度の極小値が、0mT以上10mT以下であることを特徴とする請求項1または2記載の現像装置。
  4. 前記現像剤供給部材は、前記スリーブの回転軸線と平行な軸線に沿って延びる第2回転軸部と該第2回転軸部に螺旋状に取り付けられた第2螺旋羽根部とを有し、該第2回転軸部が前記第2軸線まわりに回転することで前記第2螺旋羽根部によって前記第2軸線に沿って2成分現像剤を搬送し、
    前記第1回転軸部は、前記第2回転軸部よりも上方に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の現像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つの現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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