JP7255125B2 - 現像装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置に用いる現像装置に関し、特に、現像ローラーと規制ブレードとの隙間への現像剤の詰まりを抑制する方法に関するものである。
従来、電子写真プロセスを用いた画像形成装置における現像方式としては、主として粉末の現像剤が使用され、感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を現像剤によって可視化し、その可視像(トナー像)を記録媒体上に転写した後、定着処理を行うプロセスが一般的である。
現像剤は、トナーおよび磁性キャリアから成る二成分現像剤と、非磁性或いは磁性を帯びたトナーのみから成る一成分現像剤とに大別される。磁性一成分現像剤を用いる現像方式としては、現像ローラー内部に複数の磁極を備えた固定マグネット体を配置し、磁気的担持力を利用して現像容器内のトナーを現像ローラー上に担持した後、規制ブレードを利用して層厚規制を行うことによりトナー薄層を形成し、現像位置において感光体ドラムへトナーを飛翔させる、いわゆるジャンピング一成分現像方式が知られている。
近年 省エネルギーや印字の高速化のために低融点トナーの使用が増加している。低融点トナーを用いて高温環境下で連続印字を行う場合、現像ローラーと規制ブレードとの対向部(規制部)に滞留したトナーが熱や機械的ストレスで軟化してブロッキングを起こし、規制部の隙間に穂詰まりすることがある。その結果、現像ローラー上のトナー層に乱れが生じ、出力画像に白筋やグレー筋等の縦筋が発生するという問題点があった。
そこで、例えば特許文献1、2に記載されているように、低温定着性、耐高温オフセット性および耐ブロッキング性に優れたトナーや現像システムが開発されている。また、特許文献3には、現像ローラーの両端部近傍に対向する規制ブレードの両端部の規制高さを他の部分よりも高くすることにより、現像ローラーの両端部における現像剤の圧縮化(高密度化)を軽減して現像剤の凝集化を防止する方法が開示されている。
さらに特許文献4には、現像剤担持体の内側に配置された複数の磁極を有する磁界発生手段の配置角度を、画像形成装置の使用環境や使用状況に応じて変化させることにより、画像濃度の低下や白地部かぶりによる画像品質の劣化を改良する方法が開示されている。
特開2006-268056号公報 特開2008-164916号公報 特開2006-284814号公報 特開2005-49574号公報
しかしながら、特許文献1、2のようなトナーや現像システムを用いた場合や、特許文献3のような規制ブレードの両端部の規制高さを高くする構成を採用しても、規制部における現像剤の穂詰まりを十分に抑制することはできなかった。
また、特許文献4の技術は、印字中に感光体ドラムと対向する主極の位置関係を微小に変化させることにより、現像領域におけるトナーの磁気拘束力を変化させて感光体ドラム上に付着するトナー量を調整することを目的としており、規制部における低融点トナーの滞留およびブロッキングを抑制することは困難であった。
本発明は、上記問題点に鑑み、高温環境下で連続印字を行った場合でも規制部での現像剤の穂詰まりを抑制可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、筐体と、現像剤担持体と、規制ブレードと、磁石部材と、を備え、像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像装置である。筐体は、磁性を有する現像剤を収納する。現像剤担持体は、筐体に回転可能に支持され、外周面に現像剤を担持する。規制ブレードは磁性材料で形成されており、現像剤担持体に対し所定の間隔を隔てて配置され、現像剤担持体上に担持された現像剤の層厚を規制する規制部を形成する。磁石部材は、現像剤担持体の内部に配置され、現像剤担持体と規制ブレードの近接部に配置される規制極を含む複数の磁極を有する。規制極は、規制部に対向する第1の位置と、画像形成時における現像剤担持体の回転方向に対し第1の位置から上流側に所定角度回転した第2の位置と、に移動可能である。現像装置は、非画像形成時に規制極を第1の位置から第2の位置に移動させた後、再び第1の位置に移動させて規制部に滞留した現像剤を除去する現像剤除去モードを実行可能である。
本発明の第1の構成によれば、非画像形成時に規制極を第1の位置から第2の位置へ移動させた後、再び第1の位置に移動させる現像剤除去モードを実行することにより、規制部付近での磁力パターンが変化する。その結果、現像剤担持体や規制ブレードと現像剤との間に作用する磁力や現像剤粒子間に作用する磁力が変動し、規制部に滞留した現像剤が流動するため、現像剤のブロッキングによる凝集や規制部の穂詰まりを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る現像装置4を備えた画像形成装置100の概略断面図 本発明の第1実施形態に係る現像装置4の平面図および正面図 第1実施形態の現像装置4の側面断面図 第1実施形態の現像装置4における現像ローラー25周辺の拡大図 図4における現像ローラー25を軸方向と垂直な方向から見た断面図 画像形成装置100に用いられる制御経路の一例を示すブロック図 第1実施形態の現像装置4における現像剤除去モードの制御例を示すフローチャート 固定マグネット体27のS2極27cを第1の位置から第2の位置に移動させた状態を示す現像装置4の現像ローラー25周辺の拡大図 図8における規制部30付近の部分拡大図 本発明の第2実施形態に係る現像装置4における現像剤除去モードの制御例を示すフローチャート
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る現像装置4を備えた画像形成装置100の概略断面図である。画像形成装置(例えばモノクロプリンター)100では、印字動作を行う場合、画像形成装置100内の画像形成部9において、パーソナルコンピューター(以下、パソコンという)等の上位機器(図示せず)から送信された原稿画像データに基づく静電潜像が形成され、現像装置4により静電潜像にトナーが付着されてトナー像が形成される。現像装置4へのトナーの供給はトナーコンテナ5から行われる。画像形成装置100では、感光体ドラム1を図1において時計回り方向に回転させながら、感光体ドラム1に対する画像形成プロセスが実行される。
画像形成部9には、感光体ドラム1の回転方向(時計回り方向)に沿って、帯電装置2、露光ユニット3、現像装置4、転写ローラー6、クリーニング装置7、および除電装置(図示せず)が配設されている。感光体ドラム1は、例えばアルミドラムに感光層が積層されたものであり、帯電装置2により表面を均一に帯電させる。そして、後述する露光ユニット3からのレーザビームを受けた表面に、帯電を減衰させた静電潜像を形成する。なお、上記の感光層は、特に限定するものではないが、例えば耐久性に優れるアモルファスシリコン(a-Si)等が好ましい。
帯電装置2は、感光体ドラム1の表面を均一に帯電させる。帯電装置2は、例えば細いワイヤー等を電極として高電圧を印加することにより放電するコロナ放電装置が用いられる。なお、コロナ放電装置に代えて、帯電ローラーに代表される帯電部材を感光体ドラム1の表面に接触させた状態で電圧を印加する接触式の帯電装置を用いても良い。露光ユニット3は、画像データに基づいて光ビーム(例えばレーザービーム)を感光体ドラム1に照射し、感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。
現像装置4は、感光体ドラム1の静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。なお、本実施形態では磁性トナーから成る磁性一成分現像剤(以下、トナーという)が現像装置4に収容されている。また、現像装置4の詳細については後述する。クリーニング装置7は、感光体ドラム1の長手方向(図1の紙面と垂直な方向)に線接触するクリーニングローラーやクリーニングブレード等を備えており、トナー像が用紙に移行(転写)された後に、感光体ドラム1の表面に残留したトナーを除去する。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム1に向けて、用紙収容部10から用紙が用紙搬送路11およびレジストローラー対13を経由して所定のタイミングで画像形成部9に搬送される。転写ローラー6は、感光体ドラム1表面に形成されたトナー像を乱さずに、用紙搬送路11を搬送されてくる用紙に移行(転写)させる。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、クリーニング装置7により感光体ドラム1表面の残留トナーが除去され、除電装置により残留電荷が除去される。
トナー像が転写された用紙は感光体ドラム1から分離され、定着装置8に搬送されて加熱および加圧されることで用紙にトナー像が定着される。定着装置8を通過した用紙は、排出ローラー対14を通過して用紙排出部15に排出される。
図2(a)、(b)は、本発明の第1実施形態に係る現像装置4の平面図および正面図であり、図3は、第1実施形態の現像装置4の側面断面図である。なお、図2(a)では便宜上、上面カバーを取り外して内部が見える状態を表現している。図2および図3に示すように、ハウジング20内はハウジング20と一体形成された仕切壁20aによって、第1貯留室21と第2貯留室22とに区画されている。第1貯留室21には第1攪拌スクリュー23が、第2貯留室22には第2攪拌スクリュー24が配設されている。
第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24は、それぞれ支軸(回転軸)の周囲に螺旋羽根を設けた構成になっており、互いに平行な状態でハウジング20に回転可能に軸支されている。なお、図2(a)に示すように、第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24の軸方向であるハウジング20の長手方向の両端部においては仕切壁20aが存在せず、第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24間でのトナーの受け渡しが可能となっている。これにより、第1攪拌スクリュー23は、第1貯留室21内のトナーを攪拌しながら矢印P方向へと搬送して第2貯留室22に搬送し、第2攪拌スクリュー24は、第2貯留室22に搬送されてきたトナーを攪拌しながら矢印Q方向へと搬送して現像ローラー25に供給する。
現像ローラー25は、感光体ドラム1(図1参照)の回転に応じて回転することで、感光体ドラム1の感光層にトナーを供給する。現像ローラー25の内部には複数の磁極を有する永久磁石から成る固定マグネット体27が固定されている。固定マグネット体27の磁力により現像ローラー25の表面にトナーを付着(担持)させて磁気ブラシを形成する。現像ローラー25は、第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24と平行な状態で、ハウジング20に回転可能に軸支されている。
規制ブレード29は、その長手方向(図2の左右方向)が最大現像幅よりも大きく形成されており、現像ローラー25と所定の間隔を隔てて配置されることにより、感光体ドラム1に供給するトナー量(トナー層厚)を規制する規制部30を形成する。規制ブレード29の材質としては、磁性体のSUS(ステンレス)等が用いられる。
第2攪拌スクリュー24に対向する第2貯留室22の底面には、ハウジング20内に貯留されるトナー量を検知するトナー量検知センサー(図示せず)が設けられている。このトナー量検知センサーの検知結果に応じて、トナーコンテナ5(図1参照)に貯留されたトナーがハウジング20の上部に設けられた現像剤供給口20bを介してハウジング20内に供給される。
現像ローラー25の回転軸にはDSコロ31a、31bが回転可能に外挿されている。DSコロ31a、31bは、感光体ドラム1の外周面の軸方向両端部に当接することにより現像ローラー25と感光体ドラム1との距離を厳密に規制している。DSコロ31a、31bにはベアリングが内蔵されており、感光体ドラム1に従動して回転することでドラム表面の摩耗を防止できる。また、現像ローラー25の軸方向両端部にはハウジング20と現像ローラー25との隙間からのトナーの漏出を防止するための磁気シール部材33a、33bが配設されている。
図4は、第1実施形態の現像装置4における現像ローラー25周辺の拡大図である。図5は、図4における現像ローラー25を軸方向と垂直な方向から見た断面図である。図4に示すように、固定マグネット体27は、S1極27a、S2極27cと、N1極27b、N2極27dから成る4つの磁極27a~27dが金属製のシャフト27eに固定されている。
図5に示すように、現像ローラー25の長手方向両端部にはフランジ部25a、25bが装着されており、フランジ部25aには駆動入力軸25cが固定されている。固定マグネット体27のシャフト27eは、一端(図5の右端)がハウジング20(図3参照)に固定されており、フランジ部25a、25bとシャフト27eとの間にはベアリング軸受26a、26bが配置されている。現像駆動モーター41(図6参照)から駆動入力ギア(図示せず)を介して駆動入力軸25cに回転駆動力が入力されると、現像ローラー25はフランジ部25a、25bと共に回転するが、固定マグネット体27は回転しない。
また、シャフト27eの一端には駆動入力ギア37が固定されており、駆動入力ギア37にはマグネット駆動モーター43(図6参照)が接続されている。
図4に戻って、規制ブレード29の先端近傍にはブレードマグネット35が付設されている。図2に示したように、ブレードマグネット35は磁気シール部材33a、33bの間において規制ブレード29の長手方向(図2の左右方向)の略全域に亘って付設されている。ブレードマグネット35はS極を下向きにして規制ブレード29に接触しており、規制ブレード29の先端にはN極が誘起される。これにより、固定マグネット体27のS2極(規制極)27cとの間で規制部30に引き合う方向の磁界が発生する。なお、図4に示す画像形成時におけるS2極(規制極)27cの位置を第1の位置とする。
この磁界により、規制ブレード29と現像ローラー25との間にトナー粒子が連なった磁気ブラシが形成され、磁気ブラシが規制部30を通過することにより所望の高さに層規制される。一方、磁気ブラシの形成に用いられなかったトナーは規制ブレード29の上流側(右側)の側面に沿って滞留する。その後、現像ローラー25が反時計回り方向に回転して磁気ブラシが感光体ドラム1に対向する領域(現像領域)に移動すると、N1極(主極)27bにより磁界が付与されるため、磁気ブラシは感光体ドラム1の表面に接触して静電潜像を現像する。
さらに現像ローラー25が反時計回り方向に回転すると、今度はS1極(搬送極)27aにより現像ローラー25の外周面に沿う方向の磁界が付与されて、磁気ブラシと共にトナー像の形成に使われなかったトナーが現像ローラー25上に回収される。さらに、S1極27aとN2極27dの間の欠損部分において磁気ブラシが現像ローラー25から離脱してハウジング20内に落下する。そして、第2攪拌スクリュー24により攪拌、搬送された後、N2極(汲上極)27dの磁界により再び現像ローラー25上に磁気ブラシが形成される。
現像ローラー25の両端部を囲むハウジング20には、それぞれ磁気シール部材33a、33bが配置されている。なお、図4では磁気シール部材33aのみを図示している。磁気シール部材33a、33bは、図4に示すように、現像ローラー25と非接触の状態、即ち、現像ローラー25の外周面と所定の間隔(ギャップ)を隔てた状態で現像ローラー25の両端部に配設される。また、磁気シール部材33a、33bは、現像ローラー25を挟んで感光体ドラム1の反対側に配設されている。
図6は、画像形成装置100に用いられる制御経路の一例を示すブロック図である。なお、画像形成装置100を使用する上で装置各部の様々な制御がなされるため、画像形成装置100全体の制御経路は複雑なものとなる。そこで、ここでは制御経路のうち、本発明の実施に必要となる部分を重点的に説明する。
現像駆動部40は、現像駆動モーター41、現像クラッチ42、マグネット駆動モーター43を備える。現像駆動モーター41は、第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24、および現像ローラー25を回転駆動する。現像クラッチ42は、現像駆動モーター41から第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24、および現像ローラー25へ入力される回転駆動力のON、OFFを行う。マグネット駆動モーター43は、シャフト27eを回転させることによりシャフト27eに固定された固定マグネット体27を所定角度回転させる。
電圧制御回路51は、帯電電圧電源52、現像電圧電源53、転写電圧電源54と接続され、制御部90からの出力信号によりこれらの各電源を作動させる。これらの各電源は電圧制御回路51からの制御信号によって、帯電電圧電源52は帯電装置2内のワイヤーに、現像電圧電源53は現像装置4内の現像ローラー25に、転写電圧電源54は転写ローラー6に、それぞれ所定の電圧を印加する。
画像入力部60は、画像形成装置100にパソコン等から送信される画像データを受信する受信部である。画像入力部60より入力された画像信号はデジタル信号に変換された後、一時記憶部94に送出される。
機内温湿度センサー61は、画像形成装置100内部の温度および湿度、特に現像装置4周辺の温度および湿度を検知するものであり、画像形成部9の近傍に配置される。
操作部70には、液晶表示部71、各種の状態を示すLED72が設けられており、画像形成装置100の状態を示したり、画像形成状況や印字部数を表示したりするようになっている。画像形成装置100の各種設定はパソコンのプリンタードライバーから行われる。
制御部90は、中央演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)91、読み出し専用の記憶部であるROM(Read Only Memory)92、読み書き可能な記憶部であるRAM(Random Access Memory)93、一時的に画像データ等を記憶する一時記憶部94、カウンター95、画像形成装置100内の各装置に制御信号を送信したり操作部70からの入力信号を受信したりする複数(ここでは2つ)のI/F(インターフェイス)96を少なくとも備えている。
ROM92には、画像形成装置100の制御用プログラムや、制御上の必要な数値等、画像形成装置100の使用中に変更されることがないようなデータ等が収められている。RAM93には、画像形成装置100の制御途中で発生した必要なデータや、画像形成装置100の制御に一時的に必要となるデータ等が記憶される。また、RAM93(或いはROM92)には、機内温湿度センサー61により検知された温湿度やカウンター95によりカウントされた累積印字枚数と、後述する固定マグネット体27の回転角度との関係が規定されたテーブルも記憶される。
一時記憶部94は、パソコン等から送信される画像データを受信する画像入力部60より入力され、デジタル信号に変換された画像信号を一時的に記憶する。カウンター95は、印字枚数を累積してカウントする。
また、制御部90は、画像形成装置100における各部分、装置に対し、CPU91からI/F96を通じて制御信号を送信する。また、各部分、装置からその状態を示す信号や入力信号がI/F96を通じてCPU91に送信される。制御部90が制御する各部分、装置としては、例えば、定着装置8、画像形成部9、現像駆動部40、電圧制御回路51、画像入力部60、操作部70等が挙げられる。
前述したように、磁性一成分現像剤として低融点トナーを用いて高温環境下で連続印字を行った場合、現像装置4の規制部30に滞留したトナーが軟化してブロッキング(凝集)を起こし、穂詰まりが発生する。そこで、本実施形態では、非画像形成時に現像ローラー25内の固定マグネット体27を所定角度回転させて規制部30に滞留したトナー(現像剤)を除去する現像剤除去モードを実行可能としている。
図7は、第1実施形態の現像装置4における現像剤除去モードの制御例を示すフローチャートである。必要に応じて図1~図6を参照しながら、図7のステップに沿って現像剤除去モードの実行手順について説明する。
パソコン等の上位機器から印字命令が入力され、印字が開始されると(ステップS1)、制御部90(図6参照)は印字が継続しているか否かを判断する(ステップS2)。印字が継続している場合は、次に印字枚数が規定枚数に到達したか否かを判断する(ステップS3)。印字枚数が規定枚数に到達していない場合は(ステップS3でNo)ステップS2に戻り印字を継続する。規定枚数に到達するまでに印字が終了した場合は(ステップS2でNo)処理を終了する。
印字枚数が規定枚数に到達した場合は(ステップS3でYes)、制御部90からの制御信号により用紙収容部10からの給紙を停止(ステップS4)する。また、現像電圧電源52(図6参照)から現像ローラー25への現像電圧の印加を停止する(ステップS5)とともに現像クラッチ42(図6参照)をOFFにして(ステップS6)現像ローラー25の回転を停止する。
そして、制御部90からマグネット駆動モーター43(図6参照)に制御信号が送信され、固定マグネット体27を画像形成時における現像ローラー25の回転方向(正方向)と逆方向(図4の時計回り方向)に所定角度回転させて、S2極(規制極)27cを第1の位置(図4参照)から所定角度だけ逆方向に回転させた位置(以下、第2の位置という)に移動させる(ステップS7)。
図8は、固定マグネット体27のS2極27cを第1の位置から第2の位置に移動させた状態を示す現像装置4の現像ローラー25周辺の拡大図である。図9は、図8における規制部30付近の部分拡大図である。画像形成時に現像ローラー25の外周面に担持されたトナーは、図9の反時計回り方向に回転する現像ローラー25と共に移動し、規制ブレード29の上流側(図9の右側)から規制部30に進入する。
そのため、図9に示すように、規制部30付近でブロッキングを起こしたトナーTは、画像形成時における現像ローラー25の回転方向(図9の反時計回り方向)に対し規制ブレード29の上流側に滞留する。そこで、固定マグネット体27を現像ローラー25の回転方向と逆方向(図9の時計回り方向)に回転させて規制極27cをハウジング20の内側方向に移動させることで、規制ブレード29の上流側に滞留するトナーTを規制極27cの磁力によりハウジング20の内側に移動させることができる。
次に、固定マグネット体27を正方向(図8の反時計回り方向)に回転させてS2極27cを第1の位置(図4参照)に戻す(ステップS8)。その後、制御部90は印字が継続しているか否かを判断し(ステップS9)、印字が継続している場合は(ステップS9でYes)ステップS1に戻って印字を再開する。印字が終了している場合は(ステップS9でNo)処理を終了する。
図7の制御によれば、非画像形成時にS2極27cを第1の位置から第2の位置へ移動させ、再び第1の位置に戻す現像剤除去モードを実行することにより、規制部30付近での磁力パターン(磁界の強さおよび方向)が変化する。その結果、現像ローラー25や規制ブレード29とトナーとの間に作用する磁力やトナー粒子間に作用する磁力が変動し、規制部30に滞留したトナーが流動するため、トナーブロッキングによるトナー凝集や規制部30の穂詰まりを抑制することができる。
特に、ガラス転移点(Tg)が55℃以下の低融点トナーを現像ローラー25の線速(プロセス速度)500mm/sec以上の現像システムで用いる場合であって、高温環境下で連続印字を繰り返した場合においても規制部30にトナーが滞留せず、熱や機械的ストレスによるトナーのブロッキングが抑制される。従って、規制部30でのトナーの穂詰まり、およびそれに起因する白筋或いはグレー縦筋などの画像不具合を効果的に防止することができる。
第1の位置から第2の位置までのS2極27cの回転角度が小さ過ぎると規制部30に滞留したトナーを流動させる効果が十分に得られない。一方、第1の位置から第2の位置までのS2極27cの回転角度が大き過ぎると、固定マグネット体27のS1極27a、N1極27bも大きく回転するため、現像ローラー25のハウジング20の外部に露出する部分に担持されていたトナーがS1極27aやN1極27bの移動によって飛散する。飛散したトナーは規制ブレード29の外側面(図9の左側面)や感光体ドラム1、或いは現像装置4の下方に配置された搬送ガイド等に付着し、画像形成装置100の内部や用紙の汚染の原因となる。そのため、第1の位置から第2の位置までのS2極27cの回転角度は一定角度範囲とすることが好ましく、後述する実施例からわかるように第1の位置から第2の位置までのS2極27cの回転角度を15°~75°の範囲とすることが好ましく、40°~75°の範囲とすることがより好ましい。
また、図7の制御例では現像剤除去モードの実行中にS2極27cを第1の位置から第2の位置へ移動させ、再び第1の位置へ戻す動作を1回のみ行っているが、第1の位置から第2の位置へ移動させ、再び第1の位置へ戻す動作を複数回行うことにより、規制部30に滞留したトナーをより効果的に流動させることができる。
さらに、機内温湿度センサー61の検知結果に応じて第1の位置から第2の位置までの回転角度、或いは現像剤除去モードの実行中におけるS2極27cの移動回数、現像剤除去モードの実行頻度を変更することもできる。即ち、機内温度が高温になるほどトナーの流動性が低下し、ブロッキングや凝集が発生し易くなるため、第1の位置から第2の位置までのS2極27cの回転角度を大きく、移動回数を多く、現像剤除去モードの実行頻度を多く(インターバルを短く)することで、トナーの凝集を抑制し、画像不具合を効果的に防止することができる。
なお、機内温湿度センサー61に代えて、画像形成装置100外部の温度(機外温度)を検知する機外温度センサーを設け、機外温度センサーにより検知された機外温度に応じて現像剤除去モードの実行中における第1の位置から第2の位置までのS2極27cの回転角度、移動回数、或いは現像剤除去モードの実行頻度を変更してもよい。
図10は、本発明の第2実施形態に係る現像装置4における現像剤除去モードの制御例を示すフローチャートである。現像装置4の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態では、現像剤除去モードの実行時に現像ローラー25を所定角度だけ逆回転させる(ステップS6)とともに、S2極27cを第1の位置から第2の位置へ移動させ(ステップS7)、再び第1の位置へ戻す動作を行う(ステップS8)。それ以外の動作は図7に示した第1実施形態と同様である。
本実施形態においては、S2極27cの第1の位置から第2の位置への移動による規制部30付近での磁力パターンの変化に加えて、現像ローラー25の逆回転による物理的な力が規制部30付近に滞留するトナーに作用する。従って、第1実施形態に比べて規制部30に滞留したトナーを流動させ易くなるため、規制部30でのトナーの穂詰まりや白筋或いはグレー縦筋などの画像不具合をより一層効果的に防止することができる。即ち、S2極27cの回転角度を小さく、移動回数を少なく、現像剤除去モードの実行頻度を低くすることができ、画像形成効率を向上させることができる。
なお、第1実施形態と同様に、機内温湿度センサー61の検知結果に応じて現像剤除去モードの実行中における第1の位置から第2の位置までのS2極の回転角度、或いは移動回数、現像剤除去モードの実行頻度を変更することもできる。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態においては、固定マグネット体27は2つのN極と2つのS極を有する4極構成であるが、本発明は、5極構成、或いは3極構成の固定マグネット体27にも同様に適用可能である。
また、上記各実施形態では、磁性一成分現像剤を用いる現像装置4について説明したが、磁性キャリアと非磁性トナーとを含む二成分現像剤を用いる現像装置についても同様に本発明を適用することができる。二成分現像剤を用いる場合は、現像ローラーや規制ブレードと現像剤中の磁性キャリアとの間に作用する磁力やキャリア粒子間に作用する磁力が変動し、規制部30に滞留した二成分現像剤が流動するため、二成分現像剤のブロッキングによる凝集や規制部30の穂詰まりを抑制することができる。以下、実施例により本発明の効果について更に具体的に説明する。
トナーの融点(Tg)、現像剤除去モードの実行頻度、規制極(S2極27c)の移動角度と画像不具合の発生との関係について調査した。試験方法は、試験機(FS-4300改造機、京セラドキュメントソリューションズ社製)を用い、現像ローラー25の線速を574mm/secとした。33℃環境下で3000枚(500枚×6回)の連続印字中に印字を停止してS2極27cを第1の位置から第2の位置へ移動させ、再び第1の位置へ戻す現像剤除去モードを100枚毎(30回)、500枚毎(6回)、1000枚毎(3回)実行したときの画像不具合の発生状況を目視により確認した。
第1の位置から第2の位置への規制極の移動角度は0°(動作なし)、5°、15°、40°、75°、および90°の6段階とした。また、トナー樹脂のTgが45℃、55℃、60℃である3種類のトナーを用いた。
評価基準は、現像ローラー25上のトナー層に異常がない場合を○、現像ローラー25上のトナー層にムラ(トナー筋や汚れ)があるが画像不具合は未発生である場合を△、出力画像に異常が発生した場合を×とした。結果を表1に示す。
Figure 0007255125000001
試験の結果、トナー樹脂のTgが45℃のトナーを用いた場合、現像剤除去モードにおける規制極の動作角度0°(動作なし)および5°では白筋画像が発生した。動作角度を15°にすると、現像ローラー25上のトナー筋の発生はあるものの白筋画像は未発生となった。更に動作角度を40°とし、且つ現像剤除去モードの実行頻度を100枚毎にする、若しくは動作角度を75°にすることで、現像ローラー25上のトナー筋も解消することができた。以上より、現像剤除去モードにおける規制極の動作角度と現像剤除去モードの実行頻度を上げることで白筋画像および現像ローラー25上のトナー筋の発生を抑制できることが確認された。
但し、規制極の動作角度を90°にした場合、印字時の現像ローラー25の回転方向とは逆方向に動く磁力に引き付けられたトナーが規制ブレード29の表面などを汚染した。3000枚の連続印字中に画像異常は認められなかったが、継続すると汚れが蓄積し、画像不具合に繋がることが懸念される。よって、規制極の動作角度は一定角度(15°~75°)範囲にする必要があると考えられ、40°~75°の範囲とすることが好ましい。
また、トナー樹脂のTgが55℃および60℃のトナーを用いた場合、白筋画像やトナー筋の発生は軽減する傾向にあるが、トナー樹脂のTgが55℃や60℃であるトナーに比べて、トナー樹脂のTgが45℃のトナーを用いた場合の方が規制極の角度変更の効果が大きいことが確認できた。従って、省エネルギーに対応した熱特性が低いトナー(トナー樹脂のTgが55℃以下のトナー)ほど、規制極を移動させる現像剤除去モードの実行によるトナーブロッキングの防止効果が高いと考えられる。
現像剤除去モードの実行中に現像ローラー25を45°逆回転させる以外は実施例1と同様の方法、評価基準により試験を行った。結果を表2に示す。
Figure 0007255125000002
試験の結果、現像剤除去モードの実行中に現像ローラー25を逆回転させた場合、トナー樹脂のTgが45℃のトナーを用いた場合に、規制極の動作角度を5°とし、現像剤除去モードの実行頻度を500枚毎以下にすることで白筋画像を解消することができた。また、動作角度を15°とし、現像剤除去モードの実行頻度を500枚毎以下にすることで現像ローラー25上のトナー筋も解消することができた。
即ち、現像剤除去モード中に現像ローラー25の逆回転動作を入れることで、現像ローラー25の逆回転動作を入れない場合に比べて白筋画像や現像ローラー25上のトナー筋に対してより良好な抑制効果が得られた。以上より、現像剤除去モードにおいて現像ローラー25の逆回転と規制極の角度変更を併用することで、より効果的にトナーブロッキングが防止できることが確認された。
本発明は、磁性を有する現像剤を用いる現像装置に利用可能である。本発明の利用により、高温環境下で連続印字を行った場合でも規制部での現像剤の穂詰まりを抑制可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
4 現像装置
9 画像形成部
20 ハウジング(筐体)
23 第1攪拌スクリュー
24 第2攪拌スクリュー
25 現像ローラー(現像剤担持体)
27 固定マグネット体(磁石部材)
27a S1極(搬送極)
27b N1極(主極)
27c S2極(規制極)
27d N2極(汲上極)
27e シャフト
29 規制ブレード
30 規制部
35 ブレードマグネット
61 機内温湿度センサー(温度検知装置)
90 制御部
100 画像形成装置

Claims (9)

  1. 磁性を有する現像剤を収納する筐体と、
    前記筐体に回転可能に支持され、外周面に前記現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に対し所定の間隔を隔てて配置され、前記現像剤担持体上に担持された前記現像剤の層厚を規制する規制部を形成する磁性材料で形成された規制ブレードと、
    前記現像剤担持体の内部に配置され、前記現像剤担持体と前記規制ブレードの近接部に配置される規制極と、像担持体に対向配置される主極と、を含む複数の磁極を有する磁石部材と、
    を備え、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像装置において、
    前記規制極は、前記規制部に対向する第1の位置と、画像形成時における前記現像剤担持体の回転方向に対し前記第1の位置から上流側に所定角度回転した第2の位置と、に移動可能であり、
    非画像形成時に前記規制極を前記第1の位置から前記第2の位置に移動させた後、再び前記第1の位置に移動させて前記規制部に滞留した前記現像剤を除去する現像剤除去モードを実行可能であることを特徴とする現像装置(但し、画像形成時における前記現像剤担持体の回転方向に対し前記規制ブレードの上流側に、前記規制ブレードから離間して磁性部材が配置される構成、および前記規制極の前記第1の位置から前記第2の位置への移動に伴い、前記主極が前記規制ブレードに対向する位置まで移動する構成を除く)。
  2. 前記第1の位置から前記第2の位置までの前記規制極の回転角度が15°~75°の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第1の位置から前記第2の位置までの前記規制極の回転角度が40°~75°の範囲であることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤除去モードの実行中に、前記現像剤担持体を画像形成時と逆方向に所定角度回転させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 前記現像剤中のトナーを構成するトナー樹脂のガラス転移点が55℃以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 画像形成時における前記現像剤担持体の回転速度が500mm/sec以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記現像剤は、磁性トナーのみからなる磁性一成分現像剤であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の現像装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の現像装置を備えた画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置内部または外部の温度を検知する温度検知装置と、
    前記現像装置を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記温度検知装置の検知結果に基づいて前記現像剤除去モードにおける前記第1の位置から前記第2の位置までの前記規制極の回転角度、前記規制極の移動回数、前記現像剤除去モードの実行頻度の少なくとも1つを変更することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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