JP2003323052A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

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JP2003323052A JP2002127538A JP2002127538A JP2003323052A JP 2003323052 A JP2003323052 A JP 2003323052A JP 2002127538 A JP2002127538 A JP 2002127538A JP 2002127538 A JP2002127538 A JP 2002127538A JP 2003323052 A JP2003323052 A JP 2003323052A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 現像剤を攪拌・搬送し、循環させる循環手段
が鉛直方向上下に配置された軽負極構成をとる現像装置
において、現像剤の片寄りや現像剤規制部材付近への集
中によって生じる現像剤劣化、現像スリーブ上への現像
剤連れまわりや滞留、濃度ムラ等の画像不良の発生を防
止し、良好な画像形成を行う現像装置を提供する。 【解決手段】 第1の現像剤担持体8の内部には、第1
の現像剤担持体8移動方向で現像領域の下流に第1磁極
N3と、同移動方向で第1磁極N3の下流側に隣り合う
ように設けられた第1磁極N3と同極性の第2磁極N1
と、を有する第1の磁界発生手段8’が設けられ、現像
剤制御部材9を第2磁極N1の対向位置近傍に配設し、
第1の現像剤担持体8の回転方向で現像領域の下流に、
回転可能な第2の現像剤担持体11が設けられ、第1の
現像剤担持体8から第2の現像剤担持体11へと、現像
領域を通過してきた後の現像剤Tの受け渡しが行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に形成
された潜像に現像剤を付着させて可視像化する電子写真
方式や静電記録方式を用いた複写機及びレーザービーム
プリンタなどの画像形成装置に使用される現像装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いた複写機等の画像形
成装置では、感光ドラム等の像担持体上に形成された静
電潜像を、現像剤を付着させて可視像化する。このよう
な現像に使用される従来の現像装置のうち、トナーとキ
ャリアを含む二成分現像剤を用いるものの一例を図6に
示す。この図6のように二成分現像剤を用いる現像装置
102においては、二成分現像剤Tを攪拌しながら搬送
し、現像容器内を循環させる循環手段である第1の搬送
スクリュー5と第2の搬送スクリュー6とを水平方向に
2本配置しているものが多い。
【0003】2本の循環手段5、6のうち感光ドラム1
0に近い方に位置する第1の搬送スクリュー5は現像剤
担持体(現像スリーブ)8に現像剤を供給し、現像領域
を通過した後の現像剤を回収するために用いられる。
又、第2の搬送スクリュー6は、現像スリーブ8から回
収された現像剤と新しく補給された現像剤とを混合攪拌
するために用いられる。
【0004】一方、近年、複写機、プリンタ等の電子写
真方式を用いた画像形成装置においては、省スペースを
達成するために装置本体の小型化の要求が強くなってお
り、特に、フルカラー方式の画像形成装置においては、
現像装置を複数用いるため、小型化の要望が強い。
【0005】この問題を解決するため、図7に示すよう
な、特開平5−333691公報等に提案されている現
像装置が考案されている。この図7の現像装置103
は、現像剤の循環手段である2本の搬送スクリュー5、
6が上下に配置されていることが特徴である。より詳細
に説明すれば、現像装置103は現像剤を収容した現像
容器2を備え、現像容器2の感光ドラム10と対面した
開口部に現像剤担持体である現像スリーブ8を有してい
る。そして、現像容器2内の開口部との反対側には隔壁
7によって区画された現像室3と攪拌室4が上下に形成
されており、これらの現像室3と攪拌室4内には現像剤
を攪拌・搬送し、現像容器内を循環させる循環手段とし
て第1及び第2の搬送スクリュー5、6がそれぞれ設置
されている。第1の搬送スクリュー5は現像室3内の現
像剤を搬送し、又、第2の搬送スクリュー6はトナー補
給口(不図示)から攪拌室4内に第2の搬送スクリュー
5の上流側に供給されるトナーと攪拌室4内に既にある
現像剤とを攪拌しながら搬送し、現像剤のトナー濃度を
均一化する。
【0006】以上説明したように、図7に示した縦攪拌
型の現像装置103は、現像室3と攪拌室4とが鉛直方
向上下に配置されているため、その水平方向の占有スペ
ースが小さくて済むという長所があり、例えば複数の現
像装置を水平方向に並列搭載するタンデム方式等のカラ
ー画像形成装置でも小型化が可能となる。
【0007】更に、この縦攪拌型の現像装置103は以
下の利点も有している。
【0008】即ち、現像室3から矢印aに従って供給さ
れた現像剤は、現像スリーブ8内に非回転に設けられた
磁界発生手段であるマグネットローラ8’の現像容器2
内部に位置する磁極N1により現像スリーブ8に汲み上
げられ、現像スリーブ8の回転にともない、現像スリー
ブ8上を、磁極S1を通過し、現像スリーブ8が感光ド
ラム10側に露出している部分の磁極N2へと、現像容
器2の内部から外部に搬送され、現像スリーブ8と感光
ドラム10とが対向した、現像磁極S2のある現像領域
に至る。その搬送途中で現像剤は、現像剤規制部材であ
る現像剤規制ブレード9によりそれと対向する位置にあ
る磁極S1と協同して磁気的に層厚を規制することで、
現像剤の薄層化が達成し、現像領域において静電潜像を
現像する。
【0009】その後、現像領域において現像に供されな
いで残った現像剤は、現像スリーブ8回転方向で現像領
域の下流にある磁極N3で現像容器2内部に搬送され、
現像容器2内部側に位置する隣り合った同極の磁極N
1、N3の反発磁界により現像スリーブ8から除去さ
れ、現像容器2内下部分の攪拌室4に回収される。
【0010】このとき、現像スリーブ8の回転に伴っ
て、横攪拌型の現像装置102のように現像室3側に回
収されるのではなく、矢印bに従って、鉛直方向で現像
室3の下方に位置する攪拌室4側に回収されるために、
現像室3内には常に攪拌室4で十分攪拌された現像剤の
みが存在する。このため、現像スリーブ8には常に均一
な濃度の現像剤が供給され、スラスト方向の画像ムラや
濃度差のない均一な画像を得ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の縦攪拌型の現像装置103の構成では以下のよ
うな問題が存在する。
【0012】現像装置103では上述したように、現像
剤規制ブレード9を用いて現像剤層厚規制を達成してい
る。現像剤規制ブレード9は、ここでは、現像容器2の
開口部に備えられている。現像容器2内の現像剤規制ブ
レード9近傍では、ブレード9に掻き取られることによ
り現像スリーブ8から排除された現像剤が溜まりがちで
ある。このブレード9の現像容器2内部側においては、
現像スリーブ8内に固定されたマグネット8’のブレー
ド9に対向するS1極と、現像スリーブ8回転方向でそ
の上流に位置するN1極と、の2極により発生する磁力
により現像剤が保持されるので、ブレード9に掻き取ら
れた現像剤が大量に溜まりやすく、更に、ここには、現
像スリーブ8によって次々に現像室3から現像剤が搬送
されてくるため、更に大量に溜まった現像剤に大きな圧
力がかかり現像剤の磁性キャリアとトナーが加圧され
て、トナーに外添した酸化チタン等の微粒子がトナー中
に埋め込まれると言った現象を生じる。
【0013】更に、トナーと磁性キャリアとの摩擦によ
って、トナー自体の粒子形状も角がとれて丸みを帯びて
くる。又、長時間使用すると、磁性キャリアの表面にト
ナーが付着して取れなくなる、いわゆるスペント現象が
生じる。
【0014】このような現像剤劣化が生じると、トナー
の摩擦帯電量(いわゆるトリボ)が使用時間とともに変
化し、トナーの現像性が変わって画像濃度が変化した
り、磁性キャリアや感光ドラムに対するトナーの機械的
付着力が増大し、電界に対応した現像や転写が行われに
くくなって、トナーの部分的欠落(ムラ)が発生してし
まい、使用とともに、初期の画像と比べると、極めて印
象の悪い画像になってしまっていた。
【0015】上記問題は、本発明者の検討により、現像
剤劣化レベルは現像駆動トルクと大きな関係があること
がわかった。例えば、従来現像装置から現像剤規制部材
を除去して、現像スリーブ上に現像剤をコートしただけ
で、現像駆動トルクとしては約1/10に低下し、空回
転をおこなっても全く現像剤劣化がすすんでないことが
発見された。これらの実験を繰り返すことで、現像駆動
トルクアップの主原因が、現像剤規制ブレード部近傍に
留まる現像剤量に起因することが明らかになった。
【0016】そこで現像駆動トルク軽減化するために、
図8に示す現像装置104のように、現像剤規制ブレー
ド9を、現像スリーブ8内部のマグネット8’の現像容
器2内部に位置する、隣り合うN3極とN1極である反
発極のうち現像スリーブ8回転方向下流側のN1極近傍
に対向させ、汲み上げと同時に現像剤の層厚規制をおこ
なう軽負荷現像装置構成が特開平11−194617公
報等に提案されている。
【0017】即ち、現像剤規制ブレード9の現像容器2
内部側、即ち現像スリーブ8回転方向上流側面の先端で
規制され、排除された現像剤は現像剤規制ブレード9の
上流側面に沿って流れ、余った現像剤は、N1とN3の
反発極により現像容器2内に落下するので、現像剤規制
ブレード9の上流側面つまり現像容器2内部側に大量の
現像剤が溜まることはなく、そこで現像剤が大きな圧力
を受けることはない。
【0018】その結果、現像駆動トルクを従来例から1
/4に低減することができ、その結果現像剤の劣化防止
を大幅に減少することができた。
【0019】しかしながら、この現像装置104の構成
は、現像領域へ搬送するための現像剤溜り部となる領域
を非常に少なくした構成でもあり、現像領域へ搬送する
現像剤が溜まらないが故に、現像剤搬送スクリュー5か
ら現像スリーブ8へ現像剤が移動する際の現像剤供給ム
ラや、現像終了後のトナー濃度が減少した現像剤のスリ
ーブ8連れ回りによる現像剤トナー濃度ムラが層厚ムラ
として現われる、軽負荷現像装置特有の画像欠陥を生じ
やすかった。
【0020】特に、現像装置104のような縦攪拌型の
現像装置における剤循環経路は、図9に示した方向dで
あり、現像室3と攪拌室4を分割する隔壁7の軸方向両
端部に設けられた開口のうちの片方である連通部71を
通って、攪拌室4から現像室3へ受け渡される、この現
像剤Tのすべてが現像室3において第1の搬送スクリュ
ー5の下流端に到達するわけではなく、途中で現像スリ
ーブ8に供給され、現像領域を通過後、攪拌室4に回収
される成分が存在する。
【0021】この現像スリーブ8への現像剤Tの受け渡
しは、現像スリーブ8のスラスト方向のほぼ全域にわた
ってなされる。このため、現像室3内において第1の搬
送スクリュー5により搬送される現像剤Tの量は、搬送
方向上流端から下流端に行くに従い徐々に減少する傾向
がある。一方、攪拌室4において第2の搬送スクリュー
6により搬送される現像剤Tの量は、搬送方向上流端か
ら下流端にいくに従い徐々に増加する傾向がある。即
ち、現像装置104内の現像剤Tの分布は図9に図示し
たように、片寄りが非常に起こりやすい。
【0022】攪拌室4内の現像剤量に片寄りが生じたた
めに、下部の攪拌室4から上部の現像室3への連通部7
1近傍で、攪拌室4の搬送スクリュー6の現像剤搬送方
向下流側においては、現像剤量が最も多くなり、現像ス
リーブ8近傍まで現像剤が堆積してしまう。通常は、現
像領域を通過してトナー濃度の低くなった現像剤は、図
8に示す矢印bに従って攪拌室4に回収されるが、現像
スリーブ8近傍まで現像剤が堆積すると、現像スリーブ
8に連れまわり、隔壁7をすり抜けて、矢印cに従い現
像室3に搬送され、再び攪拌室4内での搬送スクリュー
6による攪拌を受けずに現像領域に搬送されるという現
象が発生する。
【0023】その結果、縦攪拌型現像装置と軽負荷現像
装置の組み合わせでは、濃度の薄い攪拌されていない現
像剤がそのまま現像スリーブ8に搬送されやすく、現像
剤層厚ムラによる濃度ムラ等の画像不良が発生するとい
った問題が発生した。特に、流動性の低いトナーや球形
のトナー等を用いて、片寄りの程度が激しくなる場合に
は更に厳しくなる。
【0024】又、上述した連れまわり現象は、特に高速
の複写機やプリンタに対応させて現像スリーブ8の周速
度を高速化した場合に顕著に現われる。これは、周速度
が速くなったことにより現像スリーブ8の現像剤搬送力
や現像剤の運動エネルギー、つまり連れまわり力が増し
たためと考えられる。そのため、上記のような問題は、
最近の電子写真方式を用いたプリンタや複写機の更なる
高速化の流れの中でますます重要な問題となると考えら
れる。
【0025】具体的には、現像スリーブの回転速度が2
50mm/secを超えると、更には500mm/se
cを超えた高速対応現像装置で特に問題となる。
【0026】上記対策として、反発極間であるN1−N
3極間を広げる検討をおこなったが、そのためにN3極
をN1極と反対側に隣り合った現像極であるS2極へ近
づけることになってしまい、現像終了後の現像剤がS2
−N3極間に滞留してしまい、穂のバタツキによる下部
飛散が発生してしまった。これは高速化すると顕著に現
われた。
【0027】そこで、本発明の目的は、高速の複写機や
プリンタのような画像形成装置にて、現像装置内の現像
剤を攪拌・搬送し、循環させる循環手段が鉛直方向上下
に配置され、更に現像剤担持体内部の磁界発生手段の反
発極の下流側の磁極に現像剤規制部材を配置した軽負荷
構成をとる現像装置において、現像容器内での現像剤の
片寄りや現像剤規制部材付近への集中によって生じる現
像剤劣化、現像スリーブ上への現像剤連れまわりや滞
留、濃度ムラ等の画像不良の発生を防止し、良好な画像
形成を行う現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提
供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置及び画像形成装置にて達成される。要約すれ
ば、第1の本発明は、現像剤を担持してこれを像担持体
の現像領域に搬送する回転可能な第1の現像剤担持体
と、該第1の現像剤担持体に現像剤を供給する現像室
と、該現像室の下方に配設され、現像領域を通過してき
た後の現像剤を回収する攪拌室と、前記現像室と前記攪
拌室間で現像剤を循環させる循環手段と、を有し、前記
像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置におい
て、前記第1の現像剤担持体の内部には、前記第1の現
像剤担持体移動方向で前記現像領域の下流に第1磁極
と、同移動方向で該第1磁極の下流側に隣り合うように
設けられた前記第1磁極と同極性の第2磁極と、を有す
る第1の磁界発生手段が設けられ、前記第1の現像剤担
持体上の現像剤層厚を規制するための現像剤規制部材を
前記第2磁極の対向位置近傍に配設し、前記第1の現像
剤担持体の回転方向で前記現像領域の下流に、これに対
向する、回転可能な第2の現像剤担持体が設けられ、前
記第1の現像剤担持体から前記第2の現像剤担持体へ
と、前記現像領域を通過してきた後の現像剤の受け渡し
が行われることを特徴とする現像装置を提供する。
【0029】第1の本発明の一実施態様によると、前記
第2の現像剤担持体は像担持体上に形成された潜像の現
像に供される。
【0030】第2の本発明は、表面に潜像が形成される
像担持体と、第1の本発明の現像装置と、が備えられ、
記録材に画像を形成することを特徴とする画像形成装置
を提供する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明による現像装置及び
画像形成装置の実施例を添付図面に従って説明する。な
お、この現像装置は、例えば以下に述べるような画像形
成装置の中で使用されるが、必ずしもこの形態に限られ
るものではない。
【0032】実施例1 図1は、図2に示されるようなフルカラー画像形成装置
における、Y、M、C、Kの各ステーションにおける像
担持体(感光ドラム)10と現像装置1との位置関係を
示したものである。Y、M、C、Kの各ステーションは
ほぼ同様の構成であり、フルカラー画像において、それ
ぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(K)の画像を形成する。以下の説明におい
て、例えば現像装置1とあれば、Y、M、C、K各ステ
ーションにおける現像装置1Y、現像装置1M、現像装
置1C、現像装置1Kを共通して指すものとする。
【0033】まず、図2により、画像形成装置全体の動
作を説明する。
【0034】像担持体である感光ドラム10は回動自在
に設けられており、その感光ドラム10を一次帯電器2
1で一様に帯電し、例えばレーザーのような発光素子2
2によって情報信号に応じて変調された光で露光して潜
像を形成する。その潜像は現像装置1により、後述のよ
うな過程で現像像(トナー像)として可視像化される。
そのトナー像を、第1転写帯電器23によって、転写材
搬送シート24によって搬送されてきた記録材である転
写紙27上に各ステーションごとに転写し、その後、定
着装置25によって定着して永久画像を得る。又、感光
ドラム10上の転写残トナーはクリーニング装置26に
より除去する。又、画像形成で消費された現像剤中のト
ナーはトナー補給槽20から補給される。又、ここで
は、感光ドラム10M、10C、10Y、10Kから転
写材搬送シート24に搬送された記録材である転写紙2
7に直接転写する方法をとったが、転写紙搬送シート2
4の代わりに中間転写体を設け、各色の感光ドラム10
M、10C、10Y、10Kから中間転写体に各色のト
ナー像を一次転写した後、転写紙に各色の複合トナー像
を一括して二次転写する構成の画像形成装置において
も、本発明は適用できる。
【0035】次に、図1により、現像装置1の動作を説
明する。本実施例の現像装置1は、非磁性トナーと磁性
キャリアを含む二成分現像剤が収容された現像容器2内
に、第1の現像剤担持体としての第1現像スリーブ8
と、現像スリーブ8と対向して設置され、現像スリーブ
8表面に担持された現像剤の層厚を規制する現像剤規制
部材である規制ブレード9と、を有している。
【0036】そして、現像容器2内の略中央部は紙面に
垂直方向に延在する隔壁7によって現像室3と攪拌室4
に上下に区画されており、現像剤は現像室3及び攪拌室
4に収容されている。
【0037】現像室3及び攪拌室4には現像剤Tを攪拌
・搬送し、現像容器2内を循環させる循環手段である第
1及び第2の搬送スクリュー5、6がそれぞれ配置され
ている。第1の搬送スクリュー5は現像室3の底部に現
像スリーブ8の軸方向に沿ってほぼ平行に配置されてお
り、回転して現像室3内の現像剤Tを軸線方向に沿って
一方向に搬送する。又、第2の搬送スクリュー6は攪拌
室4内の底部に第1の搬送スクリュー5とほぼ平行に配
置され、攪拌室4内の現像剤Tを第1の搬送スクリュー
5と反対方向に搬送する。このようにして、第1及び第
2の搬送スクリュー5、6の回転による搬送によって、
現像剤Tが、図9に示すものと同様に設けられた隔壁7
の両端部の開口部(連通部)(図9では連通部71、7
2)を通じて現像室3と攪拌室4との間で循環される。
【0038】更に、上記現像容器2の感光ドラム10に
対向した現像領域に相当する位置には開口部があり、こ
の開口部に第1の現像剤担持体としての現像スリーブ8
が感光ドラム10側に一部露出するように回転可能に配
設されている。尚、この現像スリーブ8は非磁性材料で
構成され、その内部には第1の磁界発生手段であるマグ
ネットローラ8’が非回転状態で設置されており、この
マグネットローラ8は現像極S2と現像剤を搬送する磁
極S1、N1、N2、N3を有している。このうち同極
である第1磁極N3極と第2磁極N1極は、隣り合って
現像容器2内部側に設置されており、極間に反発磁界が
形成され、現像剤Tに対してはバリアが形成されてお
り、攪拌室4にて現像剤Tを離すように構成されてい
る。
【0039】ここで、本発明の第1の特徴である軽負荷
現像装置構成について説明する。本実施例では、現像剤
規制部9での現像剤劣化を防止するために、現像室3上
部には現像剤規制部材である規制ブレード9を、現像ス
リーブ8の回転方向において、内部のマグネット8’の
N1極とN3極である反発極のうちスリーブ8回転方向
下流側の第2磁極であるN1極より回転角5°下流側に
現像スリーブ8と400μmの間隔を開けて最近接点が
位置するように配置した。このスリーブ8−ブレード9
間距離(SB距離)は、N1極の磁力、スリーブ8上の
コート量(本実施例では約30mg/cm2)により最
適化するように決定される。
【0040】又、本実施例での規制ブレード9は、非磁
性材料にて作製されたブレードと、その側面に接着され
た厚み0.3mmの磁性材料にて作製された磁性板とか
ら構成されている。
【0041】発明者の実験によると、N1極の半値幅を
X°としたとき規制ブレード9は、N1極の最大磁束密
度位置対向位置から、現像スリーブ8の回転方向下流側
にX°/2の間の位置に配置されることが好ましい。
【0042】現像スリーブ8は、現像時に、ここでは現
像領域を鉛直方向上から下に移動する図示矢印方向に回
転し、規制ブレード9による磁気ブラシの穂切りによっ
て層厚を規制された二成分現像剤Tを担持してこれを感
光ドラム10と対向した現像領域に搬送し、感光ドラム
10上に形成された潜像に現像剤Tを供給して潜像を現
像する。この時、現像効率(つまり、潜像へのトナーの
付与率)を向上させるために、現像スリーブ8には電源
から直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアス電圧が
印加される。
【0043】第1の搬送スクリュー5は、現像室3内の
底部に現像スリーブ8の軸方向(現像幅方向)に沿って
ほぼ平行に配置されており、本実施例では、強磁性体で
構成される回転軸の周りに非磁性材料で構成された羽根
部材をスパイラル状に設けたスクリュー構造とされ、回
転して現像室3内の現像剤Tを現像室3の底部にて現像
スリーブ8の軸線方向に沿って搬送する。
【0044】又、第2の搬送スクリュー6も第1の搬送
スクリュー5と同様に回転軸の周りに羽根部材を第1の
搬送スクリュー5とは逆向きにしてスパイラル状に設け
たスクリュー構造とされ、攪拌室4内の底部に第1の搬
送スクリュー5とほぼ平行に配設され、第1の搬送スク
リュー5と同方向に回転して攪拌室4内の現像剤Tを第
1の搬送スクリュー5と反対方向に搬送する。
【0045】このような第1及び第2の搬送スクリュー
5、6の回転によって、現像剤Tが現像室3と攪拌室4
との間で循環するが、本現像装置1では、現像室3と攪
拌室4とが鉛直方向上下に配置されており、現像室3か
ら攪拌室4への現像剤は上から下へ、又、攪拌室4から
現像室3への現像剤は下から上へ動く。特に、攪拌室4
から現像室3へは、端部に溜まった現像剤の圧力により
下から上へと押し上げられるようにして現像剤が受け渡
される。
【0046】この時、従来例で述べたように、攪拌室4
から現像室3へ受け渡たす連通部71近傍の攪拌室4に
は現像剤が溜まりやすく現像剤T面が高くなり、その結
果現像領域通過後のトナー濃度の低下した現像剤Tが現
像スリーブ8に連れ回って現像室3に汲み上げられ、再
び現像領域に搬送される現象が起こりやすい。更に、本
発明の第1の特徴として説明した軽負荷現像装置の構成
では、現像剤が現像剤規制ブレード9の現像容器2側に
溜まりにくいので、現像終了後に連れ回りムラが発生し
やすくなっていた。
【0047】そこで、本発明の第2の特徴である現像ス
リーブ上の現像剤連れ回り防止について説明する。本発
明の現像装置において、本実施例の現像装置1を用いて
説明すると、更に、現像スリーブ8の下部の現像スリー
ブ8と対向した領域に第2の現像剤担持手段である搬送
スリーブ11を、図示した矢印方向つまり現像スリーブ
8と同方向に回転可能に配設した。
【0048】この搬送スリーブ11は非磁性材料で構成
され、現像スリーブ8と同様、その内部には第2の磁界
発生手段であるマグネットローラ11’が非回転状態で
設置されており、このマグネットローラ11’は磁極S
3、S4、N4の3極を有している。このうち同極であ
る第3磁極S3極と第4磁極S4極は現像容器2内部で
隣り合い、その間には反発磁界が形成され、現像剤Tに
対してバリアが形成されている。この反発磁界を形成し
ている磁極S3とS4のうちスリーブ11回転方向で下
流側の第3磁極S3極は現像スリーブ8に内包されたマ
グネット8’の第1磁極N3極に、両スリーブ8、11
が最も接近している位置の近傍で対向している。ここ
で、マグネット8’のN3極は、前記に説明した現像ス
リーブ8側の反発磁極を形成している磁極N1、N3の
スリーブ8回転方向上流側である。
【0049】以下、現像剤Tの流れを図3に示す現像ス
リーブ8と搬送スリーブ11付近の拡大図を用いて説明
する。上記に説明したように、現像スリーブ8内の第1
磁極N3極と第2磁極N1極間には反発磁界が形成され
おり、又、搬送スリーブ11の第3磁極S3極と第4磁
極S4極間にも反発磁界が形成されている。そして、現
像スリーブ8の第1磁極N3極と搬送スリーブ11の第
3磁極S3極は近接している。尚、現像スリーブ8内の
N1極とN3極の反発磁界及び搬送スリーブ11内のS
3極とS4極の反発磁界は同じ側を向き、現像容器2の
内部方向を向いている。
【0050】よって、現像スリーブ8上を搬送され現像
領域を通過してきた現像剤Tは、マグネット8’の第1
磁極N3極の位置へ至り、下流の第2磁極N1極との反
発磁界によって、両スリーブ8と11の対向部である最
近接位置をすり抜けて、矢印eのように通過することが
できず、即ち現像スリーブ8に現像剤Tが連れ回ること
ができず、矢印fのように現像スリーブ8側のN3極か
ら搬送スリーブ11側のマグネット11’の第3磁極S
3極方向へのびる磁力線に従って、搬送スリーブ11側
へ移動し、搬送スリーブ11上を攪拌室4内の第2の搬
送スクリュー5まで搬送される。
【0051】図8で示したような従来の1本のスリーブ
8で構成される系においては、現像剤Tは、現像容器2
内部から外部へ現像領域を通過して再び現像容器2内部
に戻るように、N1→S1→N2→S2→N3順序で搬
送されたのち、図8の矢印cで示したようにN3→N1
というように現像剤Tの連れ回りが発生する可能性が高
かったが、本実施例のように、現像容器2の感光ドラム
10に対向する開口部において、現像スリーブ8に対向
するように搬送スリーブ11を設けることで、現像剤T
の流れは現像スリーブ8を現像容器2外部をN1→S1
→N2→S2→N3と搬送された後、現像スリーブ8上
の現像剤Tは両スリーブ8、11の反発磁界によりブロ
ックされるため、両スリーブ8と11の最近接部分の隙
間からすり抜けることなく、搬送スリーブ11へと移動
し、搬送スリーブ11上をS3→N4→S4と搬送さ
れ、現像容器2内で、第4磁極であるS4極で第3磁極
S3極との反発磁界にブロックされ攪拌室4へと現像剤
Tが剥ぎ落とされる。このように、搬送スリーブ11に
よって現像スリーブ8上の現像剤Tを完全に剥ぎ取るこ
とにより、連れ回りは防止できる。
【0052】第1の特徴である軽負荷現像装置の構造の
問題としては、従来の現像装置である図8に示すような
現像装置104において説明すると、現像主極S2→N
3と現像剤Tは移動し、N1極との反発磁界により、攪
拌室4へ落とす構成であるので、矢印c方向への連れま
わりを防止するには、N1−N3極間の磁極0G帯を大
きくとらなければならず、N3極は反発極であるので磁
力はS2極側へのみ伸びやすくなり、現像剤が滞留しや
すくなることが挙げられた。
【0053】こうした、現像剤の滞留についても、S2
→N3→S3へとスムーズに搬送スリーブへ現像剤を受
け渡されるため、磁力線はS2極よりもS3極へ伸びや
すくなるので、N3極の位置制約がなくなり、現像スリ
ーブ8側の反発極の間隔を幅広く設けることができるの
で、攪拌されていない現像剤が現像スリーブ8に供給さ
れることもなく、画像不良が発生することはない。
【0054】このように、現像剤Tを搬送スリーブ11
により現像スリーブ8から完全に剥ぎとるためには、本
実施例のように、両スリーブ8と11の最近接位置近傍
で互いに逆極性となる極同士、つまり引き合う極性同士
を対向させるのが良い。これにより、現像剤が両スリー
ブ8と11の最近接部をすり抜けるのを防止できる。
【0055】この時、本実施例においては、最近接部近
傍において逆極性の磁極(N3極とS3極)を対向させ
たが、同極同士を対向させても、同様な剥ぎ取り効果が
得られる。又、剥ぎ取られた後搬送スリーブ11上を搬
送された現像剤Tは、再び現像スリーブ8に戻り搬送さ
れるのを防止するため、搬送スリーブ11上から現像剤
が剥ぎ落とされる位置、つまり反発磁極のもう片方の磁
極、本実施例では第4磁極S4極は現像スリーブ8から
離れているほど良い。
【0056】即ち、搬送スリーブ11の反発磁界を形成
する同極間距離、本実施例でいえばS3極、S4極間の
距離は離れているほどよく、角度で100°以上、より
好ましくは150°以上、更に好ましくは180°以上
であるとよい。又、搬送スリーブ11は径が大きいほど
距離が離れるので、直径が15mm以上、より好ましく
は20mm以上であるとよい。図示しないが、搬送スリ
ーブを2個以上設け、順次現像剤を受け渡す構成でも効
果がある。
【0057】一般に、連れ回り現象は、特に高速の複写
機やプリンタに対応するために現像スリーブの周速度を
早くした場合に、顕著に現われるようになる。具体的に
は、現像スリーブの回転速度が250mm/secを超
えると、更には500mm/sec以上で特に問題にな
る。又、一般に、現像スリーブの回転を1000mm/
sec以上にすると現像スリーブからの遠心力によるト
ナーの飛散が問題になるので、本発明は、現像スリーブ
の周速を250mm/sec以上1000mm/sec
以下の高速対応現像装置に有効なものといえる。
【0058】以上のように、現像装置内の現像剤を攪拌
・搬送し、循環させる循環手段が上下に配置された場合
において、現像スリーブの下部の対向した領域に第2の
現像剤担持手段である搬送スリーブを設けることで、現
像スリーブ上の現像剤を完全に剥ぎ取ることできるた
め、現像剤が現像スリーブに連れまわらず、従って軽負
荷現像装置特有の画像不良の発生を防ぐことのできる現
像装置を提供することができる。
【0059】実施例2 次に、図4に示す本発明の実施例2の現像装置100に
ついて説明する。
【0060】本実施例は前実施例1とほぼ同様の構成で
あるが、本実施例においては現像スリーブ8に対向して
設けた第2の現像剤担持体である搬送スリーブ11を、
感光ドラム10にも近接させたのが特徴である。更に、
搬送スリーブ11には現像バイアス電圧を印加すること
で、N4極を現像極として搬送スリーブ11上の現像剤
も現像させている。
【0061】これにより、現像の回数は現像スリーブ8
による現像と搬送スリーブ11による現像の2回とな
り、現像回数を増やすことで現像効率を上げることが可
能となる。この搬送スリーブ11に印加する現像バイア
スは直流電圧のみでもよいが、現像スリーブ8に印加す
る現像バイアスと同様に直流電圧と交流電圧を重畳した
電圧を印加することでより現像効率を上げることが可能
となる。まとめると、現像スリーブか搬送スリーブのい
ずれか、更に好ましくは両方に交流電圧を印加させるこ
とが好ましい。
【0062】この時、直流電圧と交流電圧を重畳した電
圧であれば現像スリーブ8と搬送スリーブ11は同一で
ある必要はないが、同一にすることで電源の共通化がは
かれ、コスト等の観点でメリットはある。
【0063】このような、2つの現像剤担持体で2回現
像を行う現像装置でも、現像剤が現像スリーブに連れ回
らず、現像スリーブへ供給される現像剤のトナー濃度分
布が軸方向にほぼ均一で、濃度ムラ等の画像不良の発生
を防ぐことのできる現像装置を提供することができる。
【0064】この結果、複写機を高速化した際にもスリ
ーブ周速を低下することができ、高速化による問題点で
あった連れ周りラチチュードを大幅に改善することが可
能となった。
【0065】このようにして得られた画像形成装置で
も、現像スリーブ上の現像剤を完全に剥ぎ取ることでき
るため、軽負荷現像装置特有の画像不良の発生を防ぐこ
とのできる現像装置を提供することができる。
【0066】実施例3 次に本発明の実施例2を図5に基づいて説明する。尚、
図5は本発明に係る現像装置101の断面図である。
【0067】本実施例は実施例2とほぼ同様の構成であ
るが、本実施例においては、感光ドラム10に対向させ
た第2の現像剤担持体である搬送スリーブ11内のマグ
ネットロール11’の磁極を実施例1や2より増やし
て、5極(図5で第2現像主極はS4極)にしたことが
特徴である。5極マグネットを採用すると、各極間が狭
くできるため現像剤の搬送能力が向上し、更なる現像剤
循環安定性を達成することができた。
【0068】尚、本発明では、実施例1〜3にて説明し
た現像装置1、100、101のような、鉛直方向上に
位置する現像室にて現像剤を第1の現像剤担持体に供給
し、下の攪拌室にて現像後の現像剤を回収する構成の現
像装置についてのものとする。
【0069】又、本発明の現像装置の特徴である、現像
容器を現像室と攪拌室に分割する構成は、一般に二成分
現像装置に対して実行されているが、現像剤は、二成分
現像剤に限定されるわけではなく、トナーを含んでキャ
リアを含まない一成分現像剤を用いても良い。一成分現
像剤の場合は、特に連れまわりによる剤劣化抑制を目的
として本発明が適用できる。
【0070】以上に述べた本発明により、現像装置内の
現像剤を攪拌・搬送し、循環させる循環手段が上下に配
置された場合に、現像剤劣化を容易に防止でき、更に現
像スリーブ上の現像剤連れまわりや滞留を防止できるた
め、軽負荷現像装置特有の濃度ムラ等の画像不良の発生
を防ぐことができ、本発明の目的が達成される。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、現像剤
を担持して現像領域に搬送する回転可能な第1の現像剤
担持体と、第1の現像剤担持体に現像剤を供給する現像
室と、現像室の下方に配設され、現像領域を通過してき
た後の現像剤を回収する攪拌室と、現像室と攪拌室間で
現像剤を循環する循環手段と、を有し、像担持体上に形
成された潜像を現像する現像装置において、(A)第1
の現像剤担持体の内部には、第1の現像剤担持体移動方
向で現像領域の下流に第1磁極と、同移動方向で第1磁
極の下流側に隣り合うように設けられた第1磁極と同極
性の第2磁極と、を有する第1の磁界発生手段が設けら
れ、第1の現像剤担持体上の現像剤層厚を規制するため
の現像剤規制部材を第2磁極の対向位置近傍に配設し、
(B)第1の現像剤担持体の回転方向で現像領域の下流
に、これに対向し、回転可能な第2の現像剤担持体が設
けられ、第1の現像剤担持体から第2の現像剤担持体へ
と、現像領域を通過してきた後の現像剤の受け渡しが行
われる現像装置及びそれを備えた画像形成装置であるの
で、 (1)現像装置内の現像剤を攪拌・搬送し、循環させる
循環手段が上下に配置され、現像剤担持体内の磁界発生
手段が軽負荷構成をとる場合に、2本現像剤担持体を用
いることで現像剤が現像剤担持体上を連れまわらない構
成が達成され、軽負荷現像装置特有の濃度ムラ等の画像
不良の発生を防止でき、現像剤劣化を防止できる高速化
対応可能な現像装置を提供することができる。 (2)更に、第2の現像剤担持体を像担持体に対向さ
せ、現像に供することでによる現像効率が改善された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置の一例及び感光ドラムと
の位置関係を示す断面図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構
成図である。
【図3】本発明に係る現像装置の一例における現像剤担
持体部分を示す拡大図である。
【図4】本発明に係る現像装置の他の例及び感光ドラム
との位置関係を示す断面図である。
【図5】本発明に係る現像装置の他の例を示す断面図で
ある。
【図6】従来の現像装置の一例を示す断面図である。
【図7】従来の現像装置の他の例を示す断面図である。
【図8】従来の現像装置の他の例を示す軸方向の断面図
である。
【図9】従来の現像装置の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1、100、101 現像装置 2 現像容器 3 現像室 4 攪拌室 5 第1の搬送スクリュー(循
環手段) 6 第2の搬送スクリュー(循
環手段) 7 隔壁 8 現像スリーブ(第1の現像
剤担持体) 8’ マグネットローラ(第1の
磁界発生手段) 9 規制ブレード(現像剤規制
部材) 10 感光ドラム(像担持体) 11 搬送スリーブ(第2の現像
剤担持体) 11’ マグネットローラ(第2の
磁界発生手段) 71、72 連通部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂巻 智幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H031 AB02 AB09 AC04 AC14 AC15 AC19 AC31 AC33 BA04 CA09 CA11 FA01 2H077 AB02 AB15 AB18 AC02 AD02 AD06 AD13 AD18 AD24 AD36 BA08 EA03 EA21 FA19 GA13 2H300 EB04 EB07 EB12 EF02 EF06 EH16 EJ09 EJ21 EJ30 EJ35 EJ51 GG37 GG46 GG48 GG49 HH19

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を担持してこれを像担持体の現像
    領域に搬送する回転可能な第1の現像剤担持体と、該第
    1の現像剤担持体に現像剤を供給する現像室と、該現像
    室の下方に配設され、現像領域を通過してきた後の現像
    剤を回収する攪拌室と、前記現像室と前記攪拌室間で現
    像剤を循環させる循環手段と、を有し、前記像担持体上
    に形成された潜像を現像する現像装置において、 前記第1の現像剤担持体の内部には、前記第1の現像剤
    担持体移動方向で前記現像領域の下流に第1磁極と、同
    移動方向で該第1磁極の下流側に隣り合うように設けら
    れた前記第1磁極と同極性の第2磁極と、を有する第1
    の磁界発生手段が設けられ、前記第1の現像剤担持体上
    の現像剤層厚を規制するための現像剤規制部材を前記第
    2磁極の対向位置近傍に配設し、 前記第1の現像剤担持体の回転方向で前記現像領域の下
    流に、これに対向する、回転可能な第2の現像剤担持体
    が設けられ、前記第1の現像剤担持体から前記第2の現
    像剤担持体へと、前記現像領域を通過してきた後の現像
    剤の受け渡しが行われることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の現像剤担持体は前記像担持体
    上に形成された潜像の現像に供されることを特徴とする
    請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の現像剤担持体と前記第2の現
    像剤担持体のうち少なくとも1つに交流電圧を印加する
    ことを特徴とする請求項2の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の現像剤担持体の内部には、前
    記第1磁極に略対向した領域に設けられた第3磁極と、
    該第3磁極の前記第2の現像剤担持体回転方向上流側に
    隣り合うように設けられた前記第3磁極と同極性の第4
    磁極と、を有する第2の磁界発生手段が備えられている
    ことを特徴とする請求項1、2又は3の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記第1磁極と前記第3磁極は互いに逆
    極性であることを特徴とする請求項4の現像装置。
  6. 【請求項6】 トナーと磁性キャリアを含む現像剤を収
    容することを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に
    記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の現像剤担持体の周速が250
    mm/sec以上1000mm/sec以下であること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の現像
    装置。
  8. 【請求項8】 表面に潜像が形成される像担持体と、請
    求項1〜7のいずれかの項に記載の現像装置と、が備え
    られ、記録材に画像を形成することを特徴とする画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 前記像担持体を複数備え、各該像担持体
    毎に請求項1〜7のいずれかの項に記載の現像装置が備
    えられることを特徴とする請求項8の画像形成装置。
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