JP2001034066A - 画像形成装置および現像装置 - Google Patents

画像形成装置および現像装置

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JP2001034066A
JP2001034066A JP20164199A JP20164199A JP2001034066A JP 2001034066 A JP2001034066 A JP 2001034066A JP 20164199 A JP20164199 A JP 20164199A JP 20164199 A JP20164199 A JP 20164199A JP 2001034066 A JP2001034066 A JP 2001034066A
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Japan
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magnetic pole
developing
magnetic
carrier
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JP20164199A
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English (en)
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Yuji Sakami
裕二 酒見
Fumitake Hirobe
文武 廣部
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤に大きな圧力がかかることを防止し、
長期間の使用に対しても現像剤の劣化を防止する。 【解決手段】 現像容器2aの開口部にマグネットロー
ラ11を内蔵した現像スリーブ11を設け、現像容器2
a内に、現像スリーブ11に担持された現像剤の層厚を
規制する、マグネットローラ31を内蔵した現像剤規制
スリーブ30を現像スリーブ11に対向して配置する。
現像スリーブ11のマグネットローラ11における反発
極N2、N3のうち、現像スリーブ11の回転方向下流
側の磁極N2に対向して、現像剤規制スリーブ30のマ
グネットローラ31に反発極N2、N3と同極の磁極N
11を設ける。現像スリーブ11と現像剤規制スリーブ
30の回転方向は逆方向とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機ある
いはプリンタなどとされる電子写真方式あるいは静電記
録方式の画像形成装置、および該画像形成装置の現像装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から静電潜像を利用した画像形成装
置では、像担持体上に形成した静電潜像を現像装置によ
り現像して可視化することを行っている。この2成分現
像剤の磁気ブラシにより現像を行う現像装置は、例えば
図5に示すような構成を備えている。
【0003】この現像装置102は、2成分現像剤を収
容した現像容器102aを備え、像担持体としての感光
体ドラム100と対面した現像容器102aの開口部
に、現像剤担持体である現像スリーブ110が感光体ド
ラム100と所定の間隔をおいて回転自在に設置されて
いる。現像スリーブ110は非磁性材料の円筒体からな
り、矢印a方向に回転する感光体ドラム100に対し、
対向部が同方向に移動する向きの矢印b方向に回転され
る。この現像スリーブ110の内部には磁界発生手段と
してマグネットローラ111が固定して配置されてい
る。マグネットローラ111は5つの磁極S1、N1、
S2、N2、N3を有している。現像スリーブ110の
上方には現像剤規制部材としての現像剤規制ブレード1
20が取り付けられ、この現像剤規制ブレード120
は、マグネットローラ111の鉛直方向最上部位に略位
置した磁極S2の近傍に対向して、現像スリーブ110
と非接触に配置されている。現像容器102a内下部に
は現像剤搬送スクリュー104、106が設置されてい
る。
【0004】現像容器102a内に収容された2成分現
像剤は、搬送スクリュー104、106の撹拌、搬送に
より現像容器102a内を循環されながら現像スリーブ
110に供給される。現像スリーブ110に供給された
現像剤は、マグネットローラ111の磁極(汲み上げ
極)N2により現像スリーブ110に汲み上げられ、現
像スリーブ110の回転にともない、現像スリーブ11
0上にて磁極S2→磁極N1と搬送され、現像スリーブ
110と感光体ドラム100が対向した現像部140に
至る。その搬送途中で現像剤は、現像剤規制ブレード1
20により磁極S2と協動して磁気的に層厚を規制さ
れ、現像スリーブ110上に現像剤の薄層が形成され
る。
【0005】現像部140に位置する磁極S1は現像主
極であり、現像部140に搬送された現像剤は、磁極S
1によって穂立ちして感光体ドラム100の表面に接触
し、感光体ドラム100の表面に形成された静電潜像を
現像する。潜像を現像した現像剤は、現像スリーブ11
0の回転にともない現像部140を通過し、現像容器2
内に戻され、磁極N2、N3の反発磁界により現像スリ
ーブ110から除去され、回収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の現像装置においては、現像剤規制ブレード1
20による規制で現像スリーブ110から排除され余っ
た現像剤は、現像スリーブ110の磁極S2と磁極N3
の2極に発生する磁力により、現像剤規制ブレード12
0の現像スリーブ110の回転方向上流側付近に保持さ
れ大量に溜まる。
【0007】更に、この現像剤規制ブレード120付近
に溜まった現像剤に対して現像スリーブ110によって
次々に現像剤が搬送されてくるので、この溜まった現像
剤に大きな圧力がかかり、現像剤の磁性キャリアとトナ
ーが加圧されて、トナーに外添した酸化チタンなどの微
粒子がトナー中に埋め込まれるといった現象が生じる。
【0008】またトナーと磁性キャリアとの摩擦によっ
て、トナー自体の粒子形状も角がとれて丸みを帯びてく
る。更に長時間使用すると、磁性キャリアの表面にトナ
ーが付着してとれなくなる、いわゆるスペント現象が生
じる。
【0009】このような現像剤の劣化が生じると、トナ
ーの摩擦帯電量、いわゆるトリボが使用時間とともに変
化し、トナーの現像性が変わって画像濃度が変化した
り、磁性キャリアや感光体ドラムに対するトナーの機械
的付着力が増大し、電界に対応した現像や転写が行われ
にくくなって、トナーの部分的欠落(ムラ)が発生して
しまい、使用とともに初期の画像と比べると、極めて印
象の悪い画像になってしまっていた。
【0010】この現像剤の溜まりを防止する方法とし
て、現像スリーブ10の周方向上の接線方向tに対し現
像スリーブ回転方向下流方向(図で反時計方向)へ現像
剤規制ブレード120の角度αを90゜から増大してα
=150゜〜180゜で現像剤規制ブレード120を配
置することが提案されている。
【0011】具体的には、図6に示すように現像剤規制
ブレード120を配置することにより、現像剤規制ブレ
ード120による規制で余った現像剤は、現像剤規制ブ
レード120に沿って送られるので、現像剤が磁極S
2、N3の磁力により、現像剤規制ブレード120の現
像スリーブ10の回転方向上流側付近に溜まりにくくな
る。しかし、現像剤は現像スリーブ110によって現像
剤規制ブレード120上に余った現像剤が次第に滞留
し、加圧される(図6中S領域)。このため、長期間使
用するうちに加圧により現像剤が劣化し、現像剤の劣化
を大幅に軽減できなかった。
【0012】従って、本発明の目的は、現像剤に大きな
圧力がかかることを防止し、長期間の使用に対しても現
像剤の劣化を防止できる画像形成装置および現像装置を
提供することである。
【0013】
【課題を解決するたの手段】 上記目的は本発明に係る
画像形成装置および現像装置にて達成される。要約すれ
ば、本発は、潜像が形成される像担持体と、潜像を2成
分現像剤により現像する現像装置と、を有し、前記現像
装置は、2成分現像剤を収容する現像容器と、磁界発生
手段を内蔵し前記2成分現像剤を前記像担持体に対向し
た現像部に担持搬送する現像剤担持体と、磁界発生手段
を内蔵し前記現像剤担持体の回転方向と対向部で逆方向
に移動しながら前記現像剤担持体に担持された2成分現
像剤の層厚を現像剤規制部にて規制する現像剤規制部材
と、を有する画像形成装置において、前記現像剤担持体
に内蔵された前記磁界発生手段は、前記現像部よりも前
記現像剤担持体の回転方向下流側でかつ前記現像容器内
に第1磁極と、前記第1磁極よりも下流側で前記第1磁
極と隣接する同極性の第2磁極とを有し、前記現像剤規
制部材は前記第2磁極の対向近傍に配置することを特徴
とする画像形成装置である。
【0014】本発明による他の態様によれば、2成分現
像剤を収容する現像容器と、第1の磁界発生手段を内蔵
し前記2成分現像剤を現像部に担持搬送する現像剤担持
体と、第2の磁界発生手段を内蔵し前記現像剤担持体の
回転方向と対向部で逆方向に移動しながら前記現像剤担
持体に担持された2成分現像剤の層厚を規制する現像剤
規制部材と、を有する現像装置において、前記第1の磁
界発生手段は、前記現像部よりも前記現像剤担持体の回
転方向下流側でかつ前記現像容器内に第1磁極と、前記
第1磁極よりも下流側で前記第1磁極と隣接する同極性
の第2磁極とを有し、前記現像剤規制部材は前記第2磁
極の対向近傍に配置することを特徴とする現像装置が提
供される。
【0015】上記発明において、前記第1磁極と前記第
2磁極はその間に前記現像剤担持体表面の垂直方向の磁
束密度Brが80G以下でかつ水平方向の磁束密度Bθ
が80G以下である領域を形成することが好ましい。前
記現像剤規制部材の回転により前記現像剤規制部におい
て余分となった現像剤を回収することがっ好ましい。前
記現像剤規制部材に内蔵された前記磁界発生手段には、
少なくとも1つの反発極を有することが好ましい。前記
現像剤担持体の第2磁極と、前記第2磁極に略対向する
前記現像剤規制部材の第1磁極は同極性であり、前記現
像剤担持体の第2磁極と、前記現像剤規制部材の第1磁
極より前記現像剤規制部材の回転方向下流側に配置され
た前記現像剤規制部材の第2磁極は同極であることが好
ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
および現像装置を図面に則して更に詳しく説明する。な
お、つぎに説明する実施例にては、本発明は、例えば図
2に示されるような電子写真画像形成装置に具現化され
るものとして説明するが、これに限定されるものではな
い。
【0017】図2において、電子写真画像形成装置は、
像担持体である感光体ドラム1を回転自在に設け、該感
光体ドラム1を一次帯電器21で一様に帯電し、つぎ
に、例えばレーザのような発光素子22によって情報信
号を露光して静電潜像を形成し、現像装置2で可視像化
する。次に該可視像を転写帯電器24により転写紙25
に転写し、更に定着装置26にて定着して永久画像を得
る。また、感光体ドラム1上の転写残トナーはクリーニ
ング装置27により除去する。
【0018】実施例1 図1には、本発明の第1実施例に係る現像装置が示され
る。
【0019】本現像装置2は、磁性キャリアと非磁性樹
脂トナーとからなる2成分現像剤を収容した現像容器2
aを備え、この現像容器2aの感光体ドラム1と対面し
た上側に位置する開口部に、現像剤担持体である現像ス
リーブ10が感光体ドラム1と所定の間隙を開けて回転
自在に設置されている。現像スリーブ10はSUSなど
の非磁性材料かならなっており、矢印b方向に回転され
る。この現像スリーブ10内側には磁界発生手段として
マグネットローラ11が非回転に設けられている。
【0020】現像容器2a内は、現像スリーブ10の軸
方向両端部に図示しない開口を有する隔壁5により2つ
に分けられ、その一方の現像スリーブ10が配置された
側に第1現像剤搬送スクリュー4が、他方の側には第2
現像剤搬送スクリュー6が配置されている。特に現像容
器2aの第2現像剤搬送スクリュー6が配置された上
部、つまり図を見て現像スリーブ10の右方部分に現像
剤規制部材である現像剤規制スリーブ30が取り付けら
れている。
【0021】この現像剤規制スリーブ30は現像スリー
ブ10と所定の間隔をおいて回転自在に設定されてい
る。現像剤規制スリーブ30はSUSなどの非磁性材料
からなっており、現像スリーブ10に対して対向部で逆
方向に、図中では矢印c方向に回転される。この現像剤
規制スリーブ30内側には磁界発生手段としてマグネッ
トローラ31が非回転に設けられている。
【0022】現像スリーブ10に内包されたマグネット
ローラ11は、5つの磁極S1、S2、N1、N2、N
3を有し、このうち磁極S1は現像磁極であり、感光体
ドラム1と現像スリーブ10とが対向した現像部40に
位置し、同極であるN2とN3は反発磁極であり、現像
スリーブ10の矢印の回転方向に関して現像部40より
も下流の現像容器2内に位置し、磁極N3よりも磁極N
2が下流側に配設されている。それ以外の磁極N1、S
2は現像剤を搬送するために設けてある。
【0023】本実施例によれば、反発磁極N2、N3の
磁極間に現像スリーブ10表面の垂直方向の磁界の強さ
Brが80ガウス以下で、かつ水平方向の磁界の強さB
θが80ガウス以下の中心領域を有する反発磁界領域を
形成させる。
【0024】本実施例では、上流側の磁極N3の最大磁
束密度を現像スリーブ表面で500ガウス、磁束密度の
半値幅を35゜とし、下流側の磁極N2の最大磁束密度
を現像スリーブ表面550ガウス、磁束密度の半値幅を
30゜とすることにより、これら磁極N2、N3の間
に、現像スリーブ表面の垂直方向の磁界の強さが80ガ
ウス以下で、水平方向の磁界の強さが80ガウス以下の
中心領域を有する反発磁界を形成させた。
【0025】また、現像剤規制スリーブ30の内部に設
置されたマグネットローラ31は、3つの磁極N11、
N12、S11を有し、この磁極N11は現像剤規制磁
極であり、現像スリーブ10内の磁極N2に対して対向
近傍位置に配設されている。また磁極N11、N12の
反発磁極を設け、現像剤規制スリーブ30の回転方向C
に関し、現像剤規制極N11よりも磁極N12が下流側
に配設されている。
【0026】本実施例によれば、反発磁極N11、N1
2の磁極間に現像スリーブ表面の垂直方向の磁界の強さ
Brが80ガウス以下で、かつ水平方向の磁界の強さB
θが80ガウス以下の中心領域を有する反発磁界領域を
形成させる。
【0027】そして、現像剤規制スリーブ30の現像剤
規制極N11を現像スリーブ10内の磁極N2の対向近
傍位置に、現像スリーブ10から500〜1500μm
の距離で配置する。
【0028】本実施例では、下流側の磁極N12の最大
磁束密度を現像スリーブ表面で500ガウス、磁束密度
の半値幅を40゜とし、上流側の磁極N11の最大磁束
密度を現像スリーブ表面550ガウス、磁束密度の半値
幅を40゜とすることにより、これら磁極N11、N1
2間に、現像スリーブ表面の垂直方向の磁界の強さが8
0ガウス以下で、水平方向の磁界の強さが80ガウス以
下の中心領域を有する反発磁界を形成させた。また、現
像剤規制スリーブ30の現像スリーブ10との最近接部
は、N2極とN11極が対向するような位置に、また、
現像スリーブ10から900μmの距離で配置した。
【0029】本実施例によれば、現像容器2a内に収容
された2成分現像剤は、第2現像剤搬送スクリュー4に
より撹拌しながら、図の紙面奥側から手前側に搬送さ
れ、この過程で一部の現像剤がマグネットローラ11の
磁極N2およびマグネットローラ31の磁極N11によ
り、汲み上げられる。マグネットローラ11の磁極N2
と、マグネットローラ31の磁極N11は同極にしてあ
るため、磁力線は第1現像剤搬送スクリュー4近傍まで
延び、該スクリュー近傍の現像剤を安定して汲み上げる
ことができる。汲み上げられた現像剤は、現像スリーブ
10と900μmの間隔で位置させた現像剤規制スリー
ブ30により、約40mg/cm2の層厚に規制されて
いる。
【0030】ここで、現像剤規制部について詳細に説明
する。
【0031】現像剤規制部においてはマグネットローラ
11の磁極N2およびマグネットローラ31の磁極N1
1が作り出す磁界の作用により、第1現像剤搬送スクリ
ュー4から汲み上げられた現像剤は、それぞれ現像スリ
ーブ10近傍と現像剤規制スリーブ30近傍に引き寄せ
られる。また、現像剤規制スリーブ30は規制部におい
て現像スリーブ10と逆方向に回転するために規制部近
傍まで汲み上げられた現像剤は、現像スリーブ10の回
転に伴って上述したように約40mg/cm2の層厚で
現像部40まで搬送されるものと、現像剤規制スリーブ
30の回転にともなって規制部から離れ、重力と反発磁
極の作用により再び第1現像剤規制スクリュー4に戻さ
れるものとに分かれる。
【0032】従って、現像剤規制スリーブ30上には現
像剤規制部の現像スリーブ回転方向下流近傍に現像剤が
存在する以外、どの部分にも現像剤は存在しない。結果
として規制部近傍には現像剤が安定して供給され、しか
も反発する磁界の作用によって現像剤の搬送量が決定さ
れるので、現像剤に対する規制時のストレスもほとんど
加えられない。また第1現像剤搬送スクリュー4から汲
み上げられる流れと、このスクリュー4に戻る流れが規
制部近傍に存在し、互いに作用するために、現像剤に対
する撹拌効果も十分に得られる。
【0033】現像剤規制スリーブ30の規制により現像
スリーブ10上に層厚が規制された現像剤は、現像スリ
ーブ10の回転にともない磁極S2→N1→S1と搬送
され、現像主極であるS1において穂立ちして、感光体
ドラム1上に形成された静電潜像を現像する。現像を終
了した現像剤は、磁極S1→N3へと搬送されることで
現像容器2内へ戻される。そして、反発磁極N2とN3
間の反発磁界領域の現像スリーブ10上の垂直方向の磁
界の強さBrが80ガウス以下、かつ水平方向の磁界の
強さが80ガウス以下の領域で、現像スリーブ10から
落下し、第1現像剤搬送スクリュー4上に落下する。
【0034】従って、本実施例の構成にすることで、現
像剤規制スリーブ30の現像スリーブ回転方向下流側の
現像剤は、現像スリーブ30の回転にともない反発磁極
N11、N12と重力の作用により速やかに第1現像剤
搬送スクリュー4上へと落下するので、従来のような大
きな現像剤溜まりが発生することはないため、現像剤が
規制部で圧迫されて劣化したり、ストレスを受けること
で外添剤のトナーへ埋め込まれることがないため更に現
像剤の劣化が少なく現像剤の長寿命化を図ることができ
る。
【0035】また、規制部近傍に規制部に向かう現像剤
の流れと、規制部から離れる現像剤の流れが同時に存在
することで、現像剤に対する撹拌効果も得られ長期にわ
たって放置された現像剤に対しても十分にトリボを付与
することが可能となった。
【0036】本実施例において、現像剤の劣化を以下の
2つの方法で評価した。
【0037】まず、トナーへの外添剤埋め込み量を調べ
るために、現像容器2aを低湿環境下で1時間空回転さ
せ、ある時間ごとにトリボをブローオフ法によって測定
した。その結果を、図3のグラフに示す。
【0038】この結果から空回転による外添剤のトナー
への埋め込み劣化が、従来の現像装置に比べ、1/4ま
で低下していることが分かった。
【0039】また、実機耐久試験を行い、磁性キャリア
に付着したトナースペイント量を調べた。耐久試験は磁
性キャリアにとって一番厳しいと考えられる全面ベタ黒
を耐久チャートとし、10000枚連続通紙を行い、ト
ナーはマゼンタトナーを使用した。耐久試験後、トナー
スペイント量を定量化するために2成分現像剤を水洗
後、ある溶剤(本検討ではキシレンを使用)で磁性キャ
リアのコート剤を剥がし、磁性キャリアコート剤に付着
したトナー可溶分を島津磁気分光光度計(UV−220
0)で吸光度から可溶したトナー量を検量線を用いて計
算し、キャリア重量比で表した。その結果を、図4のグ
ラフに示す。
【0040】この結果から分かる通り、本現像器構成に
より従来現像器に比べトナースペイント量が1/3まで
低減することが可能となった。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置および現像装置によれば、現像剤担持体
に内蔵された磁界発生手段が、現像部よりも前記現像剤
担持体の回転方向下流側でかつ現像容器内に第1磁極
と、前記第1磁極よりも下流側で前記第1磁極と隣接す
る同極性の第2磁極とを有し、現像剤規制部材を前記第
2磁極の対向近傍に配置することにより、現像剤に大き
な圧力がかかることを防止し、長期間の使用に対しても
現像剤の劣化を防止できる。従って、現像剤の長寿命化
を達成でき、長期間放置後においても濃度の安定した画
像を得ることができ、高品質画像を得ることができる。
更に、前記現像剤担持体による現像剤の汲み上げ性を安
定化でき、現像剤層厚を安定して規制でき、画像ムラの
発生を大幅に軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による現像装置の一実施例を示す構成図
である。
【図2】図1の現像装置を備えた画像形成装置の一実施
例を示す概略構成図である。
【図3】本実施例の現像装置と従来の現像装置における
低湿環境下での現像器空回転によるトナートリボ推移を
示すグラフである。
【図4】本実施例の現像装置と従来の現像装置における
耐久試験後のトナースペント量を比較的に示すグラフで
ある。
【図5】従来の現像装置の一例を示す構成図である。
【図6】従来の現像装置の他の例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(像担持体) 2 現像装置 2a 現像容器 10 現像スリーブ(現像剤担持体) 11 マグネットローラ(磁界発生手段) 30 現像剤規制スリーブ(現像剤規制部材) 31 マグネットローラ(磁界発生手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H031 AB02 AC01 AC14 AC19 AC20 AC36 AD03 BA04 2H077 AB02 AC02 AD02 AD06 AD13 AD18 EA03 EA16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像が形成される像担持体と、潜像を2
    成分現像剤により現像する現像装置と、を有し、前記現
    像装置は、2成分現像剤を収容する現像容器と、磁界発
    生手段を内蔵し前記2成分現像剤を前記像担持体に対向
    した現像部に担持搬送する現像剤担持体と、磁界発生手
    段を内蔵し前記現像剤担持体の回転方向と対向部で逆方
    向に移動しながら前記現像剤担持体に担持された2成分
    現像剤の層厚を現像剤規制部にて規制する現像剤規制部
    材と、を有する画像形成装置において、 前記現像剤担持体に内蔵された前記磁界発生手段は、前
    記現像部よりも前記現像剤担持体の回転方向下流側でか
    つ前記現像容器内に第1磁極と、前記第1磁極よりも下
    流側で前記第1磁極と隣接する同極性の第2磁極とを有
    し、前記現像剤規制部材は前記第2磁極の対向近傍に配
    置することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1磁極と前記第2磁極はその間に
    前記現像剤担持体表面の垂直方向の磁束密度Brが80
    ガウス以下でかつ水平方向の磁束密度Bθが80ガウス
    以下である領域を形成することを特徴とする請求項1の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤規制部材の回転により前記現
    像剤規制部において余分となった現像剤を回収すること
    を特徴とする請求項1または2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤規制部材に内蔵された前記磁
    界発生手段は、少なくとも1つの反発極を有することを
    特徴とする請求項1、2、または3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤担持体の第2磁極と、前記第
    2磁極に略対向する前記現像剤規制部材の第1磁極は同
    極性であり、前記現像剤担持体の第2磁極と、前記現像
    剤規制部材の第1磁極より前記現像剤規制部材の回転方
    向下流側に配置された前記現像剤規制部材の第2磁極は
    同極であることを特徴とする請求項1から4のいずれか
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 2成分現像剤を収容する現像容器と、第
    1の磁界発生手段を内蔵し前記2成分現像剤を現像部に
    担持搬送する現像剤担持体と、第2の磁界発生手段を内
    蔵し前記現像剤担持体の回転方向と対向部で逆方向に移
    動しながら前記現像剤担持体に担持された2成分現像剤
    の層厚を規制する現像剤規制部材と、を有する現像装置
    において、 前記第1の磁界発生手段は、前記現像部よりも前記現像
    剤担持体の回転方向下流側でかつ前記現像容器内に第1
    磁極と、前記第1磁極よりも下流側で前記第1磁極と隣
    接する同極性の第2磁極とを有し、前記現像剤規制部材
    は前記第2磁極の対向近傍に配置することを特徴とする
    現像装置。
  7. 【請求項7】 前記第1磁極と前記第2磁極はその間に
    前記現像剤担持体表面の垂直方向の磁束密度Brが80
    ガウス以下でかつ水平方向の磁束密度Bθが80ガウス
    以下である領域を形成することを特徴とする請求項6の
    現像装置。
  8. 【請求項8】 前記現像剤規制部材の回転により現像剤
    規制部において余分となった現像剤を回収することを特
    徴とする請求項6または7の現像装置。
  9. 【請求項9】 前記現像剤規制部材に内蔵された前記磁
    界発生手段は、少なくとも1つの反発極を有することを
    特徴とする請求項6、7、または8の現像装置。
  10. 【請求項10】 前記現像剤担持体の第2磁極と、前記
    第2磁極に略対向する前記現像剤規制部材の第1磁極は
    同極性であり、前記現像剤担持体の第2磁極と、前記現
    像剤規制部材の第1磁極より前記現像剤規制部材の回転
    方向下流側に配置された前記現像剤規制部材の第2磁極
    は同極であることを特徴とする請求項6から9のいずれ
    かの現像装置
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