JP2001042642A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2001042642A
JP2001042642A JP22122399A JP22122399A JP2001042642A JP 2001042642 A JP2001042642 A JP 2001042642A JP 22122399 A JP22122399 A JP 22122399A JP 22122399 A JP22122399 A JP 22122399A JP 2001042642 A JP2001042642 A JP 2001042642A
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Fumitake Hirobe
文武 廣部
Yuji Sakami
裕二 酒見
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2成分現像剤に規制部で大きな圧力がかかる
のを防止し、長期間の使用によっても現像剤の劣化等が
ない現像装置を提供することである。 【解決手段】 現像装置は、マグネットローラ11を内
蔵した回転する現像スリーブ10に対し、マグネットロ
ーラ31を内蔵した回転する現像剤規制スリーブ30を
備える。マグネットローラ11は、現像部よりも現像ス
リーブ回転方向下流の現像容器2内位置に反発磁極N
2、N3を有し、そのうちの下流側の磁極N2との対向
部近傍に、マグネットローラ31のこれと異極の磁極S
11を配置し、磁極N2により現像剤を汲み上げると同
時に、磁極S11により汲み上げた現像剤を規制する。
またマグネットローラ31に磁極S11と反発極を形成
する磁極S12を設け、規制で余った現像剤を回収す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法等の画
像形成装置において、像担持体上に形成した静電潜像を
可視化するのに用いる現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真方式の画像形成装置
では、像担持体上に形成した静電潜像を現像装置により
現像して、可視化することを行っている。この現像を2
成分現像剤の磁気ブラシにより行う現像装置は、図4に
示すような構成がとられている。
【0003】この現像装置は、磁性キャリアと非磁性ト
ナーとを混合した2成分現像剤を収容した現像容器2を
備え、像担持体としての感光ドラム100と対面した現
像器2の開口部に、現像剤担持体である現像スリーブ1
0が感光ドラム100と所定の間隙を開けて回転自在に
設置されている。現像スリーブ10は非磁性材料の円筒
からなり、矢印a方向に回転する感光ドラム100に対
し、対向部が同方向に移動する向きの矢印b方向に回転
される。この現像スリーブ10の内側には磁界発生手段
のマグネットローラ11が、現像スリーブ10の回転に
対して非回転に配置されている。マグネットローラ11
は5つの磁極S1、N1、S2、N2、N3を有してい
る。
【0004】現像スリーブ10上方には現像剤規制ブレ
ード20が取り付けられ、この規制ブレード20は、マ
グネットローラ11の鉛直方向最大点に略位置した磁極
S2の近傍に向けて、現像スリーブ10と非接触に配置
されている。現像容器2内下部には現像剤搬送スクリュ
ー4、6が設置されている。
【0005】現像容器2内に収容された2成分現像剤
は、搬送スクリュー4、6による攪拌、搬送により、容
器2内を循環されながら現像スリーブ10に供給され
る。現像スリーブ10に供給された現像剤は、マグネッ
トローラ11の磁極N2(汲み上げ極)により現像スリ
ーブ10上に汲み上げられ、現像スリーブ10の回転に
ともない、現像スリーブ10上を磁極S2→磁極N1と
搬送され、現像スリーブ10と感光ドラム100とが対
向した現像部に至る。その搬送途上で現像剤は、現像剤
規制ブレード20により磁極S2と協同して磁気的に層
厚を規制され、現像スリーブ10上に現像剤の薄層が形
成される。
【0006】現像部に位置された磁極S1は現像主極で
あり、現像部に搬送された現像剤は、現像主極S1の磁
力によって穂立ちして磁気ブラシに形成され、感光ドラ
ム100の表面に接触して、感光ドラム100の表面に
形成された静電潜像を現像する。潜像を現像した現像剤
は、現像スリーブ10の回転によりともない、現像部を
通過して現像容器2内に戻され、磁極N3、N2の反撥
磁界により現像スリーブ10から除去され回収される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の現像装置においては、現像剤規制ブレード2
0による規制で現像スリーブ10から除去されて余った
現像剤が、磁極S2とN3の2極により発生する磁力に
より、規制ブレード20の現像スリーブ10の回転方向
上流側付近に保持され大量に溜まる。
【0008】さらにこの現像剤規制ブレード20付近に
溜まった現像剤に対して、現像スリーブ10によって現
像剤がつぎつぎと搬送されてくるので、この溜まった現
像剤に大きな圧力がかかり、現像剤の磁性キャリアとト
ナーが加圧されて、トナーに外添した酸化チタン等の微
粒子がトナー中に埋め込まれるといった現象が生じる。
さらにトナーと磁性キャリアとの摩擦によって、トナー
自体の粒子形状も角が取れて丸みを帯びてくる。また長
時間使用すると、磁性キャリアの表面にトナーが付着し
てとれなくなる、いわゆるスペイント現象が生じる。
【0009】このような現像剤の劣化が生じると、トナ
ーの摩擦帯電量(トリボ)が使用時間とともに変化し、
トナーの現像性が変わって画像濃度が変化したり、磁性
キャリアや感光ドラムに対するトナーの機械的付着力が
増大し、電界に対応した現像や転写が行われにくくなっ
て、画像にトナーの部分的欠落(ムラ)が発生してしま
い、初期の画像と比べると、使用にともない極めて印象
の悪い画像になってしまった。
【0010】この現像剤の溜りを防止する方法として、
現像スリーブ10の周方向上の接線方向tに対し、現像
スリーブ回転方向下流方向(図で反時計方向)へ現像剤
規制ブレード20の角度αを90°から増大して、α=
150°〜180°で現像剤規制ブレード20を配置す
ることが提案されている。
【0011】たとえば、図5に示すようにα=180°
で配置する。すると、現像剤規制ブレード20での規制
で余った現像剤は、現像剤規制ブレード20に沿って送
られるので、磁極S2、N2の磁力により、現像剤規制
ブレード20の現像スリーブ10回転方向上流側付近に
溜まりにくくなる。しかし、余った現像剤は現像スリー
ブ10によって現像ブレード20上に、滞留領域を符号
Sで示すように、次第に滞留し加圧される。このため長
期間使用するうちに加圧により現像剤が劣化し、現像剤
の劣化を大幅に軽減できなかった。
【0012】そこで最近、さらなる現像剤の長寿命化を
目的として、現像剤の規制を現像スリーブ10において
汲み上げ極(N2)で汲み上げと同時に行う技術が提案
されている。具体的には、図6に示すように、現像剤規
制ブレード20を反発極N2、N3の一方の汲み上げ極
N2と対向させる構成とした。その結果、現像剤の劣化
を大幅に減少することができた。
【0013】すなわち、現像剤規制ブレード20の現像
スリーブ回転方向上流側面の先端で規制され排除された
現像剤は、現像剤規制ブレード20の上流側面に沿って
流れて落下するので、現像剤規制ブレード20の上流側
に大量の現像剤が溜まることはなく、現像剤が大きな圧
力を受けることはないが、現像剤規制ブレード20の現
像スリーブ回転方向上流側面の先端での規制後に現像ス
リーブ10上に残って搬送される現像剤は、少量ではあ
るが強く圧迫される。このため現像装置を長期間使い続
けると、現像剤中に劣化した現像剤が増加していくこと
が分かった。
【0014】さらに現像剤搬送手段である搬送スクリュ
ー4は、現像剤を攪拌することによって汲み上げ極N2
に跳ね上げて、現像剤を現像スリーブ10へ供給してい
るので、搬送スクリュー4の回転方向の位相によって現
像剤の供給ムラが生じる。
【0015】この図6の新しい構成では、上述した現像
剤溜り部となる領域が非常に少ないため、この供給ムラ
が現像スリーブ10上での現像剤の層厚ムラとして現
れ、画像欠陥を生じやすかった。したがって層厚ムラを
軽減しなければならず、このため現像スリーブ10と現
像剤規制ブレード20間距離(S−B距離)の位置出し
など、設計ラチュチュードが非常に狭くなる問題があっ
た。
【0016】本発明の目的は、2成分現像剤に大きな圧
力がかかるのを防止し、長期間の使用によっても現像剤
の劣化等がない現像装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置にて達成される。要約すれば、本発明は、現像
容器に収容された2成分現像剤を、磁界発生手段を内蔵
した回転する現像剤担持体上に担持し、担持された現像
剤の層厚を前記現像剤担持体に対して配置された現像剤
規制部材で規制しながら、像担持体と対向した現像部へ
搬送し、現像部で現像剤により像担持体上に形成された
静電潜像を現像する現像装置において、前記現像剤規制
部材は、磁界発生手段を内蔵した回転する現像剤規制部
材であり、前記現像剤担持体内の磁界発生手段は、前記
現像部よりも現像剤担持体の回転方向下流側でかつ現像
容器内に第1の磁極と、これよりも下流で第1の磁極と
隣接する第2の磁極とを有し、これら第1、第2の磁極
間に反発極を形成し、前記現像剤規制部材を前記第2の
磁極の対向位置の近傍に配置することを特徴とする現像
装置である。
【0018】本発明によれば、前記現像剤規制部材によ
る規制で余分となった現像剤を、前記現像剤規制部材は
回転することによって搬送し、前記現像容器内に回収す
る。前記現像剤規制部材内の磁界発生手段は、少なくと
も1つの反発極を有する。前記現像剤担持体内の磁界発
生手段の反発極は、現像剤担持体表面の垂直方向の磁束
密度が80ガウス以下でかつ水平方向の磁束密度が80
ガウス以下であり、前記現像剤規制部材内の磁界発生手
段の反発極は、現像剤規制部材表面の垂直方向の磁束密
度が80ガウス以下でかつ水平方向の磁束密度が80ガ
ウス以下である。前記現像剤担持体と現像剤規制部材の
対向部近傍に配置された、前記現像剤担持体内磁界発生
手段の磁極と前記現像剤規制部材内磁界発生手段の磁極
とは異極であり、さらに前記現像剤規制部材内磁界発生
手段の、前記磁極とその現像剤規制部材回転方向上流側
の磁極とは同極である。前記現像剤担持体および現像剤
規制部材は、それぞれ非磁性スリーブからなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
に則して更に詳しく説明する。
【0020】図1は、本発明の現像装置の一実施例を示
す断面図である。
【0021】本実施例の現像装置は、図4に示した従来
の現像装置と同様、磁性キャリアと非磁性トナーとから
なる2成分現像剤を収容した現像容器2を備え、この現
像器2の感光ドラム100と対面した開口部に、現像剤
担持体である現像スリーブ10が感光ドラム100と所
定の間隙を開けて回転自在に設置されている。現像スリ
ーブ10はSUS等の非磁性材料からなっており、矢印
a方向に回転する感光ドラム100に対して矢印b方向
に回転される。この現像スリーブ10の内側には、磁界
発生手段としてマグネットローラ11が非回転に設けら
れている。
【0022】現像容器2内は、現像スリーブ1の軸方向
両端部に図示しない開口を有する隔壁2aにより2つに
分けられ、その一方の現像スリーブ10が配置された側
に現像剤搬送スクリュー4が、他方の側には現像剤搬送
スクリュー6が配置されている。また隔壁2aの上方、
現像スリーブ10の右方の部分に現像剤規制部材である
スリーブ30が設置されている。
【0023】この現像剤規制スリーブ30は、現像スリ
ーブ10と所定の間隙を開けて回転自在に配置されてい
る。現像剤規制スリーブ30はSUS等の非磁性材料か
らなっており、現像スリーブ10に対して順方向(図中
では矢印c方向)に回転される。この現像剤規制スリー
ブ30の内側には磁界発生手段としてマグネットローラ
31が非回転に設けられている。
【0024】現像スリーブ10内のマグネットローラ1
1は、5つの磁極(S1、S2、N1、N2、N3)を
有し、このうち磁極S1は現像主極であり、感光ドラム
100と現像スリーブ10とが対向した現像部に位置す
る。同極であるN2、N3は反発磁極であり、現像スリ
ーブ10の回転方向に関して現像部よりも下流の現像容
器2内に位置し、磁極N3よりもN2が下流側に配置さ
れている。それ以外の磁極N1、S2は現像剤を搬送す
るために設けてある。
【0025】本発明によれば、反発磁極N2、N3の磁
極間に、現像スリーブ表面の垂直方向の磁界の強さBr
が80ガウス以下で、かつ水平方向の磁界の強さBθが
80ガウス以下の中心領域を有する反発磁界領域を形成
させる。
【0026】本例では、上流側の磁極N3の最大磁束密
度を現像スリーブ表面で500ガウス、磁束密度の半値
幅を35°とし、下流側の磁極N2の最大磁束密度を現
像スリーブ表面で550ガウス、磁束密度の半値幅を3
0°とすることにより、これら磁極N2、N3間に、現
像スリーブ表面の垂直方向の磁界の強さBrが80ガウ
ス以下で、かつ水平方向の磁界の強さBθが80ガウス
以下の中心領域を有する反発磁界領域を形成させた。
【0027】また現像剤規制スリーブ30内のマグネッ
トローラ31は、3つの磁極(S11、S12、N1
1)を有し、このうち磁極S11は現像剤規制極であ
り、現像スリーブ10内の磁極N2の対向部近傍位置に
配設されている。またS11、S12は反発磁極を形成
し、現像剤規制スリーブ30の回転方向に関し、現像剤
規制極S12よりもS11が下流側に配設されている。
【0028】本発明によれば、反発磁極S11、S12
の磁極間に、現像スリーブ表面の垂直方向の磁界の強さ
Brが80ガウス以下で、かつ水平方向の磁界の強さB
θが80ガウス以下の中心領域を有する反発磁界領域を
形成させる。そして現像剤規制スリーブ30の現像剤規
制極S11を現像スリーブ10内の磁極N2の対向部近
傍位置に、現像スリーブ10から300〜2000μm
の距離で配置する。
【0029】本例では、上流側の磁極S12の最大磁束
密度を現像スリーブ表面で500ガウス、磁束密度の半
値幅を35°とし、下流側の磁極S11の最大磁束密度
を現像スリーブ表面で550ガウス、磁束密度の半値幅
を30°とすることにより、これら磁極S11、S12
間に、現像スリーブ表面の垂直方向の磁界の強さBrが
80ガウス以下で、かつ水平方向の磁界の強さBθが8
0ガウス以下の中心領域を有する反発磁界領域を形成さ
せた。また現像剤規制スリーブ30の現像スリーブ10
との最近接部は、磁極N2と磁極S11とが対向するよ
うな位置に、現像スリーブ10から800μmの距離で
形成した。
【0030】本発明によれば、現像容器2内に収容され
た2成分現像剤は、搬送スクリュー4により撹拌しなが
ら、図の紙面の奥側から手前側に搬送され、この搬送過
程で一部の現像剤が、マグネットローラ11の磁極N2
およびマグネットローラ31の磁極S11により現像ス
リーブ10上に汲み上げられ、汲み上げられた現像剤
は、現像スリーブ10と500μmの間隔で位置させた
現像剤規制スリーブ30により、約40mg/cm2
層厚に規制される。
【0031】現像剤規制スリーブ30の規制により現像
スリーブ10上で余った現像剤は、現像剤規制スリーブ
の回転により現像剤規制スリーブ上を搬送され、現像剤
規制スリーブ30内の反発磁極S12、S11により、
速やかに搬送スクリュー6上に落下する。したがって、
現像剤規制スリーブ30の現像スリーブ回転方向上流側
近傍はも勿論のこと、下流近傍にも現像剤の大きな溜り
が発生することはなく、また規制で余った現像剤が現像
剤規制スリーブ30上で連れ回ることがないため、現像
剤劣化を防止することができる。
【0032】現像剤規制ブレード30により層厚が規制
された現像スリーブ10上の現像剤は、現像スリーブ1
0の回転にともない磁極S2→N1→S1と搬送され、
現像主極である磁極S1において穂立ちして、感光ドラ
ム100上に形成された静電潜像を現像する。現像を終
了した現像剤は、磁極S1→N3と搬送されることによ
り、現像容器2内へ戻される。そして反発磁極N2とN
3間の反発磁界領域の、現像スリーブ10上の垂直方向
の磁界の強さBrが80ガウス以下、かつ水平方向の磁
界の強さBθが80ガウス以下の領域で、現像スリーブ
10から搬送スクリュー4上に落下する。
【0033】したがって、本発明の構成をとることによ
り、現像剤規制スリーブ30の現像スリーブ回転方向上
流側は、磁極N2と磁極S11で保持できない現像剤を
速やかに搬送スクリュー上に落下するので、従来の負う
な大きな現像剤溜りが発生することがなく、このため現
像剤が規制部で圧迫されて劣化したり、ストレスを受け
ることにより外添剤がトナーへ埋め込まれるというよう
なことがなく、現像剤の劣化をさらに低減して、現像剤
の寿命を向上することができる。
【0034】さらにまた、汲み上げ極N2に現像剤規制
ブレードを対向させた系で発生しやすいスクリューピッ
チムラに関しても、汲み上げ極と現像剤規制極とを異極
性とすることにより、現像剤の汲み上げ性を今まで以上
に向上することができる。このため現像スリーブ10上
の現像剤コート安定性を達成でき、スクリューピッチム
ラを改善できた。これによりB−Sラチチュードが広く
なり、大幅に設計ラチチュードを改善することもでき
た。
【0035】本発明において、現像剤の劣化の判断を以
下の2つの方法で評価した。
【0036】まず、トナーへの外添剤の埋め込み量を調
べるために、図1の現像器の現像スリーブ10、現像剤
規制スリーブ30等を低湿環境下で1時間空回転させ、
ある時間ごとにトナーの摩擦帯電電荷量(トリボ)をブ
ローオフ法を用いて測定した。結果を図2に示す。
【0037】図2に示されるように、本実施例の現像装
置によれば、空回転による外添剤のトナーへの埋め込み
劣化が、従来の現像装置に比べて1/4まで低下してい
ることがわかった。
【0038】つぎに画像形成装置の実機に現像装置を用
いて実機耐久試験を行い、磁性キャリアに付着したトナ
ースペイント量を調べた。試験は磁性キャリアにとって
一番条件が厳しいと考えられる全面ベタ黒画像を原稿と
して、マゼンタの2成分現像剤による全面ベタの画像形
成を連続10000枚行った。耐久試験後、トナースペ
イント量を定量化するために2成分現像剤を水洗し、つ
いで溶剤としてキシレンを使用して磁性キャリアのコー
ト剤を剥がし、コート剤に付着したマゼンタトナーをキ
シレンに溶出して、トナー量を島津製作所(株)製の自
記分光光度計(UV−2200)を用いて吸光光度法に
より測定した。トナー量はトナーの吸光度から検量線に
より計算で求めた。
【0039】このようにして求めたトナー量を磁性キャ
リアに対する重量比(wt%)で表したのが、図3のト
ナースペイント量である。
【0040】図3からわかるように、本実施例の現像装
置によれば、トナースペイント量が従来の現像装置に比
べて1/3まで低減することが可能となった。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像剤担持体の像担持体と対向した現像部よりも現像剤
担持体の回転方向下流でかつ現像容器内の位置に、現像
剤担持体内の磁界発生手段の反撥磁極を形成するように
規定し、反発磁極の下流側の磁極と回転可能な現像剤規
制部材の磁極を対向位置近傍に配置することにより、2
成分現像剤に大きな圧力がかかるのを防いで、長期間の
使用によっても現像剤の劣化を防止することができ、ま
た現像剤担持体と現像剤規制部材の対向部近傍位置の磁
極を異極性にし、現像剤規制部材内の磁界発生手段に反
発極を形成することにより、2成分現像剤の汲み上げ性
と搬送性の安定化、さらには現像剤の連れ回りを防止で
き、このため現像剤の層厚をより安定して規定すること
ができる。その結果、画像村を大幅に軽減できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】図1の現像装置と従来の現像装置とにおける低
湿環境下での現像装置空回転によるトナーの摩擦帯電電
荷量の推移を示す図である。
【図3】図1の現像装置と従来の現像装置とにおける耐
久試験後のトナースペイント量を示す図である。
【図4】従来の現像装置を示す断面図である。
【図5】従来の現像装置の他の例を示す断面図である。
【図6】従来の現像装置のさらに他の例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
2 現像容器 10 現像スリーブ 11 マグネットローラ 30 現像剤規制ブレード 31 マグネットローラ 100 感光ドラム
フロントページの続き Fターム(参考) 2H031 AB02 AC01 AC14 AC19 AC20 AC33 AD03 AD11 AD13 2H077 AB02 AC02 AD05 AD13 CA02 EA03 EA16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像容器に収容された2成分現像剤を、
    磁界発生手段を内蔵した回転する現像剤担持体上に担持
    し、担持された現像剤の層厚を前記現像剤担持体に対し
    て配置された現像剤規制部材で規制しながら、像担持体
    と対向した現像部へ搬送し、現像部で現像剤により像担
    持体上に形成された静電潜像を現像する現像装置におい
    て、 前記現像剤規制部材は、磁界発生手段を内蔵した回転す
    る現像剤規制部材であり、前記現像剤担持体内の磁界発
    生手段は、前記現像部よりも現像剤担持体の回転方向下
    流側でかつ現像容器内に第1の磁極と、これよりも下流
    で第1の磁極と隣接する第2の磁極とを有し、これら第
    1、第2の磁極間に反発極を形成し、前記現像剤規制部
    材を前記第2の磁極の対向位置の近傍に配置することを
    特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤規制部材による規制で余分と
    なった現像剤を、前記現像剤規制部材は回転することに
    よって搬送し、前記現像容器内に回収する請求項1の現
    像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤規制部材内の磁界発生手段
    は、少なくとも1つの反発極を有する請求項1または2
    の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤担持体内の磁界発生手段の反
    発極は、現像剤担持体表面の垂直方向の磁束密度が80
    ガウス以下でかつ水平方向の磁束密度が80ガウス以下
    であり、前記現像剤規制部材内の磁界発生手段の反発極
    は、現像剤規制部材表面の垂直方向の磁束密度が80ガ
    ウス以下でかつ水平方向の磁束密度が80ガウス以下で
    ある請求項1〜3のいずれかの項に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤担持体と現像剤規制部材の対
    向部近傍に配置された、前記現像剤担持体内磁界発生手
    段の磁極と前記現像剤規制部材内磁界発生手段の磁極と
    は異極であり、さらに前記現像剤規制部材内磁界発生手
    段の、前記磁極とその現像剤規制部材回転方向上流側の
    磁極とは同極である請求項1〜4のいずれかの項に記載
    の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記現像剤担持体および現像剤規制部材
    は、それぞれ非磁性スリーブからなる請求項1〜5のい
    ずれかの項に記載の現像装置。
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