JP3677443B2 - 現像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機、静電式記録装置等の画像形成装置における二成分現像剤を使用する現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式や静電記録方式の画像形成装置では、感光体上に形成された静電潜像をトナー像として転写材上に顕像化するために、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を使用する現像装置が多く用いられている。現像装置内のトナーはキャリアとの摩擦によって帯電され、感光体の静電潜像の方へ移動して、トナー像が形成される。
【0003】
二成分現像剤の磁気ブラシにより現像を行う現像装置は、図5に示すように、現像剤が収容された現像ケーシング2を備え、現像ケーシング2内に図7に示す現像剤搬送スクリュー4及び6が配設されている。
【0004】
ここで、スクリュー4は、回転軸4aに攪拌羽根4b、4cが外嵌固定されている。攪拌羽根4bは軸4aに対して傾斜した楕円形の羽根で、攪拌羽根4cは軸4に垂直に形成されている。楕円形の羽根4bは、軸方向の攪拌を行いつつ、垂直な羽根4cによって周方向の攪拌をも行っている。スクリュー6は、トナーを軸方向に搬送するものであり、6a,6bに示す構造のものが適宜、選択・使用される。
【0005】
また、現像装置には、一部が現像ケーシング2の外部に露出して感光体ドラム40に対向するように現像ローラ10が配設され、現像ローラに対向して層厚規制部材が垂直(現像ローラの法線方向に沿った状態)に近接して配置されている。現像ローラ10は、矢印a方向に回転する感光体ドラム40上の静電潜像を現像するために、ケーシング2内の現像剤を担持し、矢印b方向へ回転してケーシング2の外部に露出した現像領域(現像ローラ10と感光体ドラム40とが対向する領域)へと現像剤を搬送する。通常、図6に示すように、現像ローラ10は、中空円筒状のスリーブ10bと、スリーブ10bに内包される磁化されたマグネットローラ10aとから構成される。マグネットローラ10aは、ケーシング2に回転自在に支持されたスリーブに対して非回転に支持されている。
【0006】
マグネットローラ10aは、5極の固定磁石体3から構成されており、ケーシング2内の現像剤は、マグネットローラ10aのN2極でスリーブ10b上に汲み上げられ、スリーブ10bの回転に伴い、スリーブ10b上をS2極,N1極,S1極と順次搬送される。その搬送途上で、現像剤は、層厚規制部材30によって層厚を規制され、現像ローラ10上に現像剤の薄層が形成される。
【0007】
マグネットローラ10aの現像領域に位置されたS1極は現像主極であり、S1極によって穂立ちした現像剤が、感光体ドラム40上に形成された静電潜像を現像する。現像に寄与しなかった現像剤は、その後N1極、N2極の反発磁界により現像ローラ10上から除去され、ケーシング2内に落下して戻される。
【0008】
二成分現像剤を用いる現像装置においても、さらに種々の構成が提案され、同時に近年のパーソナルコンピュータの急速な普及に伴って画像形成装置のパーソナル化、小型化が進行しており、パーソナル・ユーザを主対象とする画像形成装置では、画質面でソリッド部(黒べた部)の画像濃度が特に重視される。
【0009】
このような要求に対応するために、「逆回転現像ローラ」を用いた現像装置を搭載する画像形成装置が登場している。この装置では、現像が終了した後のトナー像の先端部が薄くかすれる「先端かすれ現象」と称する欠点を有するにもかかわらず、画像濃度を重視して、ある程度割り切った使い方がされている。
【0010】
また、「順回転現像ローラ」であれば、現像ローラの磁極が最低でも5極構成のものが必要となるのに対して、「逆回転現像ローラ」であれば、現像ローラの磁極が3極構成でもまかなえることができ、画像形成装置の製造コストを低減できるという理由からも「逆回転現像ローラ」が採用されている。
【0011】
なお、本願では現像装置を説明して行くにあたり、便宜上、「順回転現像ローラ」および「逆回転現像ローラ」と言う表現を用いるが、「順回転現像ローラ」とは、感光体が時計方向に回転した場合に、反時計方向に回転する現像ローラを意味する。即ち、現像領域で見た場合に、両者の回転方向が同方向となるのが順回転現像ローラである。
【0012】
これに対し、「逆回転現像ローラ」とは、感光体が時計方向に回転した場合に同じ時計方向に回転する現像ローラを意味する。即ち、現像領域で見た場合に両者の回転方向が逆方向となるのが逆回転現像ローラである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
「逆回転現像ローラ」を用いた現像装置でも、「順回転現像ローラ」を用いた現像装置と同様に現像剤は層厚規制部材によって層厚を規制されて、現像ローラ上に現像剤の薄層が形成される。
【0014】
しかしながら、層厚規制部材によって規制された現像剤が、該層厚規制部材よりも現像ローラの回転方向上流側付近に大量に溜ると、現像ローラによって次々と搬送されてくる現像剤により大きな圧力がかかる。その結果、チャージアップや流動性低下等の現像剤の性能劣化が発生し、形成画像の濃度低下が生じたり、画像に極端なガサツキを生じてしまうとともに、画像カブリ等も発生する。
【0015】
また、「逆回転現像ローラ」を用いた現像装置は、上述のように概して小型機やパーソナル機において多用されるため、配置上の制約からトナー濃度センサを現像ローラ近傍に配置せざるを得ない。このため、現像ローラの表面側に比べると、トナー濃度センサ周りで現像剤の流れが悪くなることで、正確なトナー濃度の検知ができなくなる。例えばこの現像装置で画像部(印字データ)が多く、画像濃度の高い画像を形成すると、濃度低下が大きくなり、安定して一定濃度の画像が得られないという問題を発生する。
【0016】
そこで特開平5−88540号公報では、層厚規制部材から現像剤搬送方向上流側に伸びる案内搬送面の配置位置を傾斜させる(層厚規制部材が鉛直方向に位置する場合、案内搬送面における層厚規制部材側の反対側を水平位置より現像ローラ側に近接させる)ことで、前述の問題点を解消している。また、特開平7−209995号公報では、層厚規制部材と現像ローラとの層厚規制点(現像ローラ上の現像剤が層厚規制される位置)における接線と、前述の層厚規制部材とがなす角度を60度以上とすることで、前述の問題点を解消している。
【0017】
しかし、上記特開平5−88540号公報や特開平7−209995号公報は、「順回転現像ローラ」を用いた現像装置に関するものであり、この場合には層厚規制部材が現像ローラの上部近辺に位置するため、層厚規制された現像剤の落下現象を利用できるが、「逆回転現像ローラ」を用いることによって、層厚規制部材が現像スリーブ下部近辺に設置された現像装置では、現像剤の落下現象が利用できないので層厚規制部材と現像ローラとの配置関係をそのまま流用することができない。
【0018】
そこで、本発明では、「逆回転現像ローラ」を用い、層厚規制部材が現像ローラ下方に設置された構成であって、一定濃度の画像を長期間にわたって安定して得ることができる現像装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明者らが多くの実験を実施して鋭意検討した結果、「逆回転現像ローラ」を用いた現像装置において、現像ローラに対して層厚規制部材を所定の位置関係で配置すれば、上記目的を達成することが可能であることを見出して本発明を完成させるに至った。
【0020】
すなわち、本発明にかかる現像装置は、回転自在な円筒状スリーブに内包された複数の固定磁石体が発生する磁力によって前記スリーブ表面上に現像剤を担持し搬送する現像ローラと、この現像ローラと所定間隔を保持して対向し、スリーブ表面上の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材とを現像ケーシング内に備え、前記現像ローラが前記現像ケーシングの開口部において感光体ドラムと対向する位置に回転可能に支持され、現像ローラの回転方向が開口部において上向きで、感光体の回転方向と同じ方向に設定され、層厚規制部材は、現像ケーシングの開口部において現像ローラの下部に設けられ、その先端面が前記感光体に近づく方向に傾斜するように設置され、層厚規制部材における回転方向上流側の面(腹部)に沿う線と現像ローラ上の層厚規制点を通過する接線とが形成する交差角度θを100〜120度に設定することを特徴とし、また、層厚規制点での現像ローラと層厚規制部材との対向間隔を、0.5mm以上、1mm以下の範囲に設定することを特徴とするものである。
【0021】
なお、層厚規制点とは、層厚規制部材によりスリーブ上の層厚が規制される起点であり、層厚規制部材の腹部に沿う線とは、層厚規制部材が撓むことを考慮して、特に層厚規制点近傍の腹部に沿う線を示すものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、現像装置の断面図であり、画像形成装置の感光体ドラム40の一側に、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を有する現像装置が位置決めされている状態を示している。
【0023】
この現像装置は、「逆回転現像ローラ」を採用し、本体としての現像ケーシング2と、現像剤担持体としての現像ローラ10と、周知のトナー補給手段70と、層厚規制部材30(ドクター)と、現像剤中のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ60等とから構成されている。現像ケーシング2は、その内部が現像槽51とトナー補給槽50とに区画され、この現像槽51内にトナーとキャリアとを混合した二成分現像剤が収容されている。
【0024】
トナー補給槽50に収容されたトナーは、先端に攪拌シート58が取付けられた攪拌部材57によって攪拌され、トナー補給槽50と現像槽51との間に配設されたトナー補給ローラ56によって現像槽51に送られる。補給されたトナーは、攪拌ローラ52によって、現像槽51内の現像剤と攪拌され、現像ローラ10に供給される。なお、攪拌部材57、トナー補給ローラ56、攪拌ローラ52の回転方向は、図面に示す矢印方向の通りとなっている。
【0025】
現像ローラ10は、現像ケーシング2の開口部において、感光体ドラム40と対向する位置に回転可能に支持されており、この現像ローラ10は、スリーブとその内側にある磁界発生手段である固定磁石体とから構成されている(図5 及び6参照)。固定磁石体は、例えば、現像作業において使用される現像極および現像剤を搬送する搬送極等の3つの磁石によって形成されている。
【0026】
現像ローラ10のスリーブは、アルミニウム合金やステンレス鋼等の非磁性材料から構成される中空の円筒状部材であり、図面上時計回りに所定の周速度で回転し、現像ローラ10と感光体ドラム40とが対向する現像領域Aに新しい現像剤を供給する。
【0027】
スリーブの表面では、現像剤が安定して均一に搬送されるように、平均粗さは2〜15μmの間に設定されている。現像ローラ10表面の平均粗さが2μmよりも小さく平滑な場合には、搬送が充分に行われず、15μmよりも粗すぎても現像斑が発生する。上記の表面粗さを得る方法は、特に限定されないが、一般的にサンドブラスト処理が用いられ、アルミ材の場合にはアルマイト処理が施される。
【0028】
層厚規制部材30は、アルミニウム合金、ステンレス鋼、黄銅あるいは燐青銅等の非磁性材料から構成される薄板状弾性部材であり現像領域Aよりも、現像ローラ10の回転方向上流側の位置(現像ローラ10の下方側)に、現像ローラ10と所定の隙問を有した状態で配設されている。そしてこの層厚規制部材30により、現像ローラ10外周面に固定磁石体の作用により吸着保持され、現像領域Aへと搬送される現像剤の層厚が、均一な薄層に規制される。
【0029】
この層厚規制部材30の回転方向上流側にトナー濃度センサ60が現像ローラ10に対向して配置される。なお、トナー濃度センサ60を装着するために形成された仕切壁61によって、層厚規制部材30まで搬送される現像剤の量を規制しており、層厚規制部材30付近に大量に溜まることを防止している。
【0030】
【実施例】
本実施例では、上記構成の現像装置を使用し、現像ローラ10上のトナー層を層厚規制部材30により規制することで起こり得る、様々な問題を解決するための層厚規制部材30の配置態様について説明する。
【0031】
[交差角度θについて]
まず、現像ローラ10に対する層厚規制部材30の配置角度と、層厚規制時の現像剤にかかる圧力との関係について検討した。
【0032】
図2は、層厚規制部材30と現像ローラ10との配置関係を示す概略図である。図中、層厚規制部材30の配置角度としては、層厚規制部材30の先端と対向する現像ローラ上の層厚規制点Pを通る接線Xと、層厚規制部材30の腹部に沿う線とがなす交差角度θを用いた。角度θは、上記規制点Pにおける接線Xと規制点Pを通る現像ローラ10の法線Yを基準にして、接線Xの直線Yよりも現像ケーシング2の内側寄りを0度として、反時計回りの方向を正とする。
【0033】
図2(a)〜(d)は、それぞれ交差角度θを(a):90度、(b):鈍角、(c ):鋭角、(d):0度(層厚規制部材30の腹部が層厚規制点Pに接する場合)とした場合を示したものであるが、図2(d )に関しては現像剤流路が極小であるため、有効な層厚規制が行われない。
【0034】
そこで、図2(d)を除いた図2(a)〜(c)の各図においてどの構成が好ましいかを調べるため、交差角度θをパラメータとして、現像ローラ10を所定時間空転させたときに、層厚規制部材30に付着するトナー量を実験した。
【0035】
その結果を表1、及び図3に示す。交差角度θが変化すると、現像剤流路Sの現像剤滞留量、現像剤圧力が変化し、層厚規制部材30が押し付けられて、付着するトナー量が変化するので、この付着量を一定時間毎に重量測定(テスト中にトナー付着した層厚規制部材30の重量から、テスト前の層厚規制部材の重量を減じて求める。)した結果である。なお、表1中の穂切り点とは、層厚規制点Pを意味するものである。
【0036】
【表1】
【0037】
前述の表1 及び図3より、交差角度θが90度以下(図2(a)や(c))の場合には、層厚規制部材30へのトナー付着が多く、よって好ましい交差角度θは鈍角(図2(b))であることがわかる。上記交差角度θを鈍角とするには、図1(a)〜(c)に示すように配置すればよい。いずれも層厚規制部材30の腹部の延長線が現像ローラ10の回転中心よりも感光体側であるが、特に図1(c)に示すように現像ローラ10下方で対向している層厚規制部材30の先端面が、現像ケーシング2 の外側を向くように層厚規制部材30を傾斜させて設置する態様が好ましい。この場合、層厚規制部材30、現像ローラ10及び現像槽51の底面とで囲まれる空間が最も大となり、現像剤の滞留が少なくなる。
【0038】
前述の実験結果である表1 、図3について図2を交えて詳細に説明する。交差角度θが90度の場合、層厚規制部材30は、法線Y上にあり、現像剤の圧力を層厚規制部材30の腹部で受けるが、層厚規制部材30の先端がわずかに撓むだけで現像剤の通過を規制してしまう。そのため、現像ローラ10、層厚規制部材30及び現像ケーシング2底面等で囲まれた現像剤流路Sに多量の現像剤が滞留し、現像領域Aへ円滑に送出されない。
【0039】
また、層厚規制点Pで急激に現像剤流路Sが狭められるので、長期間に渡る使用では現像剤が継続的にストレスを受け、現像剤の性能劣化が進行して、現像剤の寿命が短くなる。
【0040】
次に交差角度θが90度よりも小さい場合、即ち交差角度θが鋭角の場合には、一定時間経過後の層厚規制部材30へのトナー付着量が多くなり、均一な層厚規制が行われない。すなわち、層厚規制部材30は、現像剤の圧力によって現像ローラに近づく方向にたわんでしまい、現像剤流路Sを狭めてしまう。そのため、現像領域へ円滑な現像剤送出が行なわれず、現像剤の滞留量が増大する。また、現像剤への圧力によるストレスも増大して、現像剤の寿命が短くなる。
【0041】
また、交差角度θが90度を越えて鈍角の範囲になると、トナー付着量が減少する。なお、交差角度θが鈍角の範囲でも、120度を越えると、現像ローラ10の規制点Pに対して層厚規制部材30の先端エッジ部が現像ローラ10に対向せず、層厚規制部材30の腹部が対向することになり、有効に層厚規制が行なわれなくなる。したがって、交差角度θは、好ましくは95〜125度、より好ましくは100〜120度の範囲に設定するのがよい。
【0042】
[層厚規制部材と現像ローラとの対向間隔について]
次に、層厚規制部材30の交差角度θを100度に固定し、層厚規制点Pにおける現像ローラ10と層厚規制部材30との対向間隔(以下、「対向間隔」と略する)と、現像剤搬送量の関係について検討し、最適な対向間隔を求める。
【0043】
図4は、対向間隔と現像剤搬送量との関係を示すグラフである。グラフより現像ローラと層厚規制部材との対向間隔が0.5mm未満の場合は、現像剤搬送量が不足しており、これにより現像剤の滞留量が増え、現像剤ストレスも極めて増加する。
【0044】
また、対向間隔が1mmを越えるような場合は、対向間隔の微少な変化でも現像剤搬送量が急激に変化し、現像剤の搬送量が不安定となり、対向間隔の調整精度の点で実用性に欠ける。
【0045】
よって、層厚層厚規制点Pでの現像ローラ10と層厚規制部材30との対向間隔は、0.5mm以上、1mm以下の範囲に設定することにより、現像剤搬送量が安定し、現像剤ストレスも比較的抑制される。なお、この対向間隔は、交差角度θが95〜125度においても適用できるものである。
【0046】
【発明の効果】
本発明においては、「逆回転現像ローラ」を用いた現像装置において、交差角度θを鈍角、より好ましくは100〜120度に設定すれば、層厚規制部材による現像剤の圧縮、現像剤性能劣化やトナー融着が起こり難く、良好に層厚規制され、濃度が十分な画像を長期間にわたって安定して得ることができることを、多くの実験から明らかにした。
【0047】
また、層厚規制点での現像ローラと層厚規制部材との間隔を、0.5mm以上、1mm以下の範囲に設定することで、均一な層厚規制を行うことができ、搬送ムラによる画像ノイズのない良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 現像装置の断面図
【図2】層厚規制部材と現像ローラとの配置関係を示す概略図
【図3】交差角度による層厚規制部材へのトナー付着量を示すグラフ
【図4】対向間隔による現像ローラの現像剤搬送量を示すグラフ
【図5】従来の現像装置の構成図
【図6】現像ローラの斜視図
【図7】現像剤搬送スクリューの斜視図
【符号の説明】
2 現像ケーシング
10 現像ローラ
30 層厚規制部材
40 感光体
50 トナー補給槽
51 現像槽
52 攪拌ローラ
56 トナー補給ローラ
57 攪拌部材
58 搬送シート
60 トナー濃度センサ
61 仕切壁
Claims (3)
- 円筒状スリーブに内包された固定磁石体が発生する磁力によって前記スリーブ表面上に現像剤を担持し搬送する現像ローラと、この現像ローラと所定間隔を保持して対向し、前記スリーブ表面上の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材とを現像ケーシング内に備え、前記現像ローラが前記現像ケーシングの開口部において感光体ドラムと対向する位置に回転可能に支持され、前記現像ローラの回転方向が開口部において上向きで、感光体の回転方向と同じ方向に設定されている現像装置において、前記層厚規制部材は、前記現像ケーシングの開口部において現像ローラの下部に設けられ、その先端面が前記感光体に近づく方向に傾斜するように設置され、前記層厚規制部材における回転方向上流側の面に沿う線と現像ローラ上の層厚規制点を通過する接線とがなす交差角度θが100〜120度に設定されたことを特徴とする現像装置。
- 前記現像ローラの磁極が3極構成とされたことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 前記層厚規制点での現像ローラと層厚規制部材との対向間隔が、0.5mm以上、1mm以下の範囲に設定された請求項1又は2記載の現像装置。
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