JP2007121331A - 現像装置および現像装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

現像装置および現像装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 補給されたトナーの撹拌分散が十分にされ、トナー濃度及び帯電が均一にされる現像装置を提供する。
【解決手段】 トナーとキャリアとを含む現像剤(2)を収容する現像剤容器(9)と、現像剤を担持する現像剤担持体(11)と、現像剤担持体の回転軸方向に沿って現像剤を混合撹拌しながら循環搬送する撹拌搬送部材(15、16)を備え現像剤容器は、現像剤担持体と対応する現像領域部(19)と、現像領域部に現像剤担持体の軸線方向に隣接して設けられた延出領域部(20)とからなり、現像領域部と延出領域部とを区分する現像剤せき止め部材(18)を設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子写真用方式の現像装置に関する。より詳細には、静電式複写機やレーザビームプリンタなど、いわゆる電子写真方式の画像形成装置でトナーとキャリアを有する現像剤により、像担持体に形成された静電潜像を現像するための現像装置およびその現像装置を備えた画像形成装置に関する。
従来から、複写機やプリンター等の画像形成装置においては、像担持体である感光体に形成された静電潜像に現像装置からトナーを供給して現像を行なっている。このような現像装置としては、現像剤にトナーだけを使用した一成分現像方式の現像装置、またトナーとキャリアとを含む現像剤を使用した二成分現像方式の現像装置が一般的に知られている。
トナーとキャリアとを含む現像剤を使用した二成分現像方式の現像装置は、例えば、図9及び図10に示すような現像装置が使用されている。
この現像装置100を簡単に説明すれば、トナーおよびキャリアからなる現像剤2を貯溜してなる現像槽内に、像担持体である感光体1と対向する現像ローラ110、該現像ローラ110と感光ドラム1とが対向する側と反対側にそれぞれ平行に現像剤を撹拌搬送してなる第1および第2の撹拌搬送部材150,160を備えている。
現像ローラ110は、非磁性部材からなる円筒形状の回転駆動される現像スリーブ110aと、該現像スリーブ110a内に設けられ複数の磁極N,S,・・を有したマグネット部材110bとから構成されている。この現像ローラ110を構成する現像スリーブ110aには、マグネット部材110bの磁力により現像剤を磁力によりスリーブ110a表面に磁気的に吸着する。従って、現像スリーブ110aを矢印方向に回転させると、吸着した現像剤を感光ドラム1と対向する現像領域へと搬送し、現像後に現像槽内へと搬送する。現像剤2は、マグネット部材110bの磁極N部分で磁気ブラシ状に穂立ち、その穂立ち部分が感光体1表面に摺擦し、感光ドラム1に形成された静電潜像をトナーにて現像している。
上記現像スリーブ110aの回転により感光ドラム1と対向する現像位置へと搬送される現像剤は、その搬送途中で、現像スリーブ110a表面に先端を対向して設けたられた規制部材170にて、決められた量に規制される。つまり、感光ドラム1と対向する現像領域へ搬送される現像剤の量をほぼ一定にするために上記規制部材170が設けられている。
また、現像槽内は、第1および第2の撹拌搬送部材150、160が配設された領域を区分するように仕切り壁120が立設されており、現像槽内を第1および第2の現像剤の搬送部領域130,140に区分している。その各領域に回転駆動される上記第1および第2の撹拌搬送部材150,160を設けている。
第1および第2の撹拌搬送部材150,160は、それぞれ回転軸150a、160aの周囲に楕円形状に形成された複数の羽根部材150b,160bを傾斜させ、一定間隔ごとに設けている。仕切り壁120は、図10に示すように両端部を欠如した開口部120a、120bが形成されている。この開口部120a,120bにおいて、矢印方向への現像剤の受け渡しが行われるようになっている。そのために、開口部120a、120bに対応して、第1および第2の撹拌搬送部材150,160の一端部は、現像剤2を矢印方向へと送り込むために、羽根部材150b,160bとは反対に傾斜した羽根部材150c,160cを設けている。
以上説明した構成の現像装置100においては、第1及び第2の現像剤搬送領域130,140に設けられた第1及び第2の各撹拌搬送部材150,160を回転させることで、各撹拌搬送部材150,160に設けられた羽根部材150b,160bによってトナーとキャリアとを含む現像剤2を混合撹拌させながら、第1の現像剤搬送領域130と第2の現像剤搬送領域140とにおいて現像剤2をそれぞれ逆方向に搬送さる。この時、両端部の領域では、仕切り壁120の両端の開口部120a,120bを通して、現像剤2を第1の現像剤搬送領域130と第2の現像剤搬送領域140との間で受け渡しが行われ、それらの領域で現像剤2が循環される。この循環時に、第1の現像剤搬送領域130において、対向配置されている現像ローラ110に現像剤2が供給される。
そこで、上記現像スリーブ110が回転されると、上述したように吸着した現像剤2を搬送させると共に、この搬送途中で規制部材170により、吸着された現像剤は、その量が規制され、感光ドラム1と対向する現像領域に送り込まれる。この現像剤2中のトナーにて感光ドラム1に形成された静電潜像を現像する。このように現像剤2中のトナーは、現像を行うことで消費され、現像剤のトナーの濃度が次第に低下する。そのため、現像剤2のトナー濃度が所定の濃度以下になると、これをトナー濃度センサ等を設けて検出し、この検出に基づいて、現像剤2に新たなトナーを補給している。
下記特許文献1には、トナーとキャリアとの混合を良好にする手段として、並列に配置された搬送方向が逆方向の2本のスクリューで現像剤を循環させ、循環している前記現像剤にトナーを補給し、前記現像剤のキャリアと前記トナーとを混合する機構を有する現像装置を開示している。この現像装置は、前記スクリューのうち少なくとも一本のスクリューに、前記キャリアの循環を行なう循環部と、前記トナーが補給され、循環部方向にトナーを搬送する突出部とを設けており、補給されたトナーは、突出部によって循環部方向に搬送され、循環部内で、現像剤のキャリアと混合される。このとき、突出部によって搬送されるトナーは、循環している現像剤の下部に供給されるので、現像剤のキャリアとの良好な混合を行うことができることが開示されている。
特開平10−319721号公報
前記特許文献1に記載された発明では、現像後に循環する現像剤にトナーが直接補給されているため、トナーの補給時でのトナーの撹拌不足が生じると、トナーが十分に帯電されてない状態のままで現像剤が撹拌搬送部から現像スリーブに供給される。そのため、帯電不良のトナーが画像以外の領域へ付着する地肌かぶりが生じたり、トナーが現像装置から飛散して画像形成装置内が汚れたりするという問題が危惧される。
また、特許文献1にはトナーが、そのまま搬送され現像部に供給される。そのためトナーの混合が十分に期待できずトナー濃度ムラが生じる。その結果、画像濃度ムラなどが起こることが予測される。
本発明の目的は、磁気ブラシ現像方式において、現像剤に新たなトナーを補給した場合に、補給されたトナーが速やかに装置本体内における現像剤中に均一に分散され、補給されたトナーが十分に混合撹拌させて適切に帯電された状態で現像に用いられる現像装置を提供するものである。
前記課題を解決する本発明の現像装置は、トナーとキャリアからなる現像剤を収容する現像剤容器と、現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体の回転軸方向に沿って現像剤を混合撹拌しながら循環搬送する撹拌搬送部材を備えた現像装置であって、
前記現像剤容器は、前記現像剤担持体と対応する現像領域部と、該現像領域部に前記現像剤担持体の軸方向に隣接して設けられた延出領域部とからなり、
前記現像領域部と延出領域部とを区分する現像剤せき止め部材を設けたことを特徴としている。
以上の構成により、補給されたトナーが現像装置本体内における現像剤全体に速やかに分散されて供給されるようになり、一部の場所の現像剤のトナー濃度だけが極端に高くということが抑制される。また、補給されたトナーが十分に混合撹拌されて適切に帯電されるようになり、帯電不良のトナーにより画像に地肌かぶりが生じたり、トナーが現像装置から飛散して画像形成装置内が汚れたりするのを防止できる。
以下、本発明の現像装置について、図面を用いて説明する。尚、以下に説明する本発明の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本発明に係る現像装置を使用した画像形成装置の概略構成を示す。図1に示す画像形成装置は、電子写真画像形成プロセスにて記録媒体である用紙にトナーによる画像を形成する例を示している。本発明はこれに限定されるものではなく、例えば電子写真方式及び静電記録方式を用いて像担持体上に潜像を形成し、その後この潜像を二成分現像剤にて現像する任意の画像形成装置に適用可能である。
まず図1に示す電子写真画像形成装置は、像担持体としての円筒状の電子写真感光体、即ち、感光ドラム1を有している。感光ドラム1は、矢印方向に回転され、この感光ドラム1上に潜像形成手段によって静電潜像が形成される。つまり、感光ドラム1の表面を帯電装置である帯電チャージャ102によって規定電位に帯電する。帯電された感光ドラム1の表面は露光手段103にて露光処理される。この露光手段103は、例えば画像情報に応じて制御される半導体レーザからの光の像を照射し、感光1表面に露光処理を行う。上記帯電チャージャ102および露光手段103にて潜像形成手段を構成している。
上記露光処理を行うことで、感光ドラム1の表面上には画像情報に応じた静電潜像が形成される。感光ドラム1上に形成された静電潜像は、次いで本発明における実施の一形態の現像装置10により可視化(現像)されて、トナー像となる。感光ドラム1上に形成されたトナー像は、給紙カセット111、給紙ローラ112及びレジストローラ対113から構成される給紙手段(記録媒体搬送手段)によって、所定タイミングで送り込まれる用紙上に転写される。
トナー像を転写するための位置には、感光ドラム1と対向して転写手段としての転写ローラ116が設けられている。この転写ローラ116と感光ドラム1との間の転写部に、上述した給紙手段を介して給紙カセット111に収容された用紙Pが決められたタイミングで搬送される。これにより用紙P上に、転写ローラ116の作用によって上記感光ドラム1表面に形成されたトナー像が転写される。
その後、上記用紙Pは、感光ドラム1より分離され、定着装置117まで搬送される。この定着装置117は、例えばトナーを溶融し用紙上に定着させるために所定温度に加熱制御される加熱ローラと、該加熱ローラに圧着され、上記用紙P上のトナー像を加熱ローラへと押し付けるための加圧ローラとから構成されている。この定着装置117で、用紙P上の未定着トナー像が熱及び圧力によって用紙Pに定着され、画像形成装置外に排出される。
又、現像装置10に隣接して、現像装置10にトナーを補給するトナー補給装置105が設けられる。詳しくは後述するように、トナー補給装置105は、現像装置10の現像容器9に設けられたトナー補給口104を介して現像剤を収容してなる現像剤容器9と連通しており、所定の動作によって現像装置10にトナーを補給するように構成される。
図2は、本発明の実施の一形態の現像装置10を示す概略構成図である。本実施形態による現像装置10は、二成分接触現像装置(二成分磁気ブラシ現像装置)である。即ち、現像装置10は、現像剤収容部としての現像剤容器9内にトナーとキャリアとを含む現像剤2を収容する。現像剤容器9の感光ドラム1と対向する開口部には、図中矢印方向に回転可能な現像剤担持体としての現像ローラ11が設けられている。現像ローラ11は、回転駆動される円筒形状の非磁性部材からなる現像スリーブ11aを有している。該現像スリーブ11aは、磁界発生手段としての複数の磁極かならなる固定マグネットローラ11bを内包しており、この固定マグネットローラ11bの発生する磁力によってトナーを担持したキャリアを磁気的に吸着し保持することができる。
また、現像スリーブ11aには、現像剤層厚規制手段としてのドクターブレード17が所定間隙を隔てて対向配置されている。このドクターブレード17は、現像スリーブ11aの矢印方向の回転に伴って、現像スリーブ11a上を吸着され搬送される現像剤の層厚(あるいは量)を規制し、現像剤薄層を形成する。現像スリーブ11aは、感光ドラム1と所定間隔を有するように配置されている。ドクターブレード17で現像スリーブ11a上の現像剤層が形成された後、該現像剤が感光ドラム1に接触する状態に設定されている。特に、感光ドラム1と対向する現像スリーブ11a上では、内包されているマグネットローラ11bの磁極Nの部分で現像剤が磁気ブラシ状に穂立つ。その穂立った現像剤ブラシが感光ドラム1表面と摺擦される。これにより、感光ドラム1上の静電潜像にトナーが転移してトナー像を形成する。
その後、現像剤は現像スリーブ11aの回転に伴って現像剤容器9内に戻り、マグネットローラ11bの隣接する極が同極となるN極とN極の部分(図2に示す)で、現像スリーブ11aから剥がれ、現像スリーブ11aから剥離した現像剤は現像剤容器10内の現像剤と混ざり合う。そして、新たな現像剤がドクターブレード17による現像剤層厚規制部に送られ、現像スリーブ11a上に薄層化されて現像に供される。
上記現像スリーブ11aに現像剤を供給するために、現像スリーブ11aの背面側、つまり感光ドラム1と対向する側と反対側に、現像スリーブ11aの回転軸の軸線と平行に配置された2本の撹拌手段を構成してなる第1および第2の撹拌搬送部材15、16が現像剤容器9内に設けられている。この現像剤容器9は、第1および第2の撹拌搬送部材15、16を仕切るようにして仕切り壁12を容器底部より立設している。この仕切り壁12は、現像剤容器9を、現像剤を循環搬送するための第1および第2の現像剤搬送領域13、14として区分している。この区分した各領域13、14に、上記第1および第2の撹拌搬送部材15、16を設けている。
上記第1および第2の撹拌搬送部材15、16は、ほぼ同一構成であって、図3に示すように回転軸15a、16aに楕円形状の複数の羽根部材15b、16bを一定間隔に傾斜させて螺旋状に設けて構成されている。また、羽根部材15b、16bに代えて、螺旋状に連続したスクリュー構成であってもよい。その他、これらの例に限らず、現像剤を混合し、撹拌しながら搬送する構造の部材を設けるようにしてもよいことは勿論である。
本発明の実施の一形態における現像剤容器9には、図3に示すように現像ローラ11と対向する部分の現像領域部19とは別に、第1および第2の撹拌搬送部材15、16の回転軸線方向に沿って一端部側をさらに延出された延出領域部20が設けられている。この延出領域部20は、補給されるトナーを現像剤に混合し、撹拌する役割を担うために設けられた撹拌領域である。
現像領域部19と延出領域部20とを一体に設けた現像剤容器9は、延出領域部20側にも、第1および第2の現像剤搬送領域13、14に連通してなる第1および第2の延出搬送領域21、22を設けている。この領域21、22を仕切るために、仕切り壁12と同様に、現像剤容器9の底面より立設した仕切り壁24が設けられている。
上記第1および第2の延出搬送領域21、22を含めた現像剤容器9には、図3に示すように上記第1および第2の撹拌搬送部材15、16が連通するようにして設けられている。つまり、第1および第2の現像剤搬送領域13、14ならびに第1および第2の延出搬送領域21、22には、第1および第2の現像剤搬送領域13、14から第1および第2の延出搬送領域21、22にわたって一体に形成されている第1および第2の撹拌搬送部材15、16が配置されている。
また、現像剤容器9は、現像領域部19と延出領域部20との間に、仕切り壁12、24と直交する方向、つまり回転軸と直交する方向に現像剤せき止め板18が設けられている。現像剤せき止め板18は、現像スリーブ11aにて現像を行う対向部である現像領域部19と、これとは別の延出領域部20とを区分するためのもので、搬送される現像剤の一部を規制するために設けられている。
そこで、上記第1および第2の撹拌搬送部材15、16を仕切り、第1および第2の現像剤搬送領域13、14を区分するようにして設けられた仕切り壁12は、現像剤が直接第1および第2の現像剤搬送領域13、14へと直接受け渡されるのを阻止するために設けられたもので、現像ローラ11と対向する現像領域部19の各端部に対応した部分が欠如された開口部12a、12bが形成されている。
また、上記延出領域部20には、第1および第2の撹拌搬送部材15、16との間に、さらに仕切り壁12と同様の役割を果たす上述した第2の仕切り壁24が現像剤容器9に設けられている。この第2の仕切り壁24は、現像剤が直接第1および第2延出搬送領域21、22へと受け渡されるのを阻止するために設けられている。この第2の仕切り壁24の両端部も欠如されており、この欠如部を現像剤が通過できる開口部23a、23bとしている。
以上のように現像剤容器9に各仕切り壁12、24および現像剤せき止め板18を設けている。これにより、第1および第2の撹拌搬送部材15、16を回転させることで、それぞれの現像剤搬送領域13、14と延出搬送領域21、22で現像剤が循環搬送される。その作用を以下に図3を参照して説明する。
まず、第1の現像剤搬送領域13において、第1の撹拌搬送部材15の回転により現像剤2が矢印X方向へと現像剤を撹拌しながら搬送される。そして、現像剤せき止め板18の部分で一部せき止められた現像剤は、開口部12aを通りX1方向に第2の現像剤搬送領域14の第2の撹拌搬送部材16側へと送り込まれる。また、規制されなかった一部の現像剤は、そのままX方向へと搬送され、延出領域部20の第1の延出搬送領域21へと送りこまれる。
そして、第2の現像剤搬送領域14に送り込まれた現像剤は、第2の撹拌搬送部材16の回転(第1の撹拌搬送部材15の回転方向と逆回転)によりY方向に撹拌されながら搬送される。このY方向へと搬送された現像剤は、現像剤容器9の一側端部で仕切り壁12の開口部12bを通り、Y1方向に第1の撹拌搬送部材15側の第1の現像剤搬送領域13へと送り込まれ、これを繰り返すことで、現像剤容器9の現像領域部19で循環搬送される。
一方、第1の延出搬送領域21へと送り込まれた現像剤は、X方向へと搬送され、現像剤容器9の他側端部で、開口部23aを通り、矢印X2方向に第2の撹拌搬送部材16側の第2の延出搬送領域22へと送り込まれる。そして、該第2の撹拌搬送部材16にて、Y方向へと搬送され、現像剤せき止め板18にて一部がせき止めされ、その部分に対応して設けられている開口部23bを通り、矢印Y2方向に第1の撹拌搬送部材15側へと送り戻される。そのため、延出領域部20で上述した経路を経るようにして現像剤2が循環搬送される。
ここで、上述した延出領域部20の位置で、上述したトナー補給装置105からのトナー補給が行われる。特に、トナー補給装置105のトナー補給口104は、上記延出領域部20の第1の延出搬送領域21側に対向して設けられている。このトナー補給装置105は、従来より周知の構成のものを適用されており、トナー濃度センサによるトナー濃度不足の検知に応答として作動する。例えば、補給ローラ等が適宜回転駆動され、トナー補給装置105内に収容されたトナーが、上記トナー補給口104を介して、第1の延出搬送領域21の現像剤2に補給され、混合、撹拌が行われる。
なお、仕切り壁12および第2の仕切り壁24の現像剤容器9の各側端部側における開口部12b、23aの部分で現像剤を他方の撹拌搬送部材16または15側へと効率よく送り込むために、図3に示すように、その部分に対向する部分の第1および第2の撹拌搬送部材15、16の羽根部材15c、16cは、異なる形状、また傾斜方向と逆にした構成となっている。なお、羽根部材に代えて螺旋状のスクリュー構成の場合においても、同様にすればよい。
上記現像剤せき止め板18の本発明における一構成例を図4に示す。図4は図3のA−A線の断面図である。このせき止め板18は、第1および第2の撹拌搬送部材15、16の羽根部材の15b、16bの軸線に垂直な仮想一平面への投影形状が円となる領域の約半分を遮蔽するように設けられている。即ち、第1および第2の撹拌搬送部材15、16が相互に隣接する側の上記羽根部材15b、16bの約半分を遮蔽するようにせき止め板18を設けている。
従って、現像剤せき止め板18は、図4に示すように軸15a、16aと対向する部分が欠如されて、各両端部は、共に羽根部材15b、16bの現像剤せき止め板18へ投影したときの外周円よりも半径方向内方にくい込んだ位置になるように設けられている。これにより、現像剤せき止め板18の幅方向(図4の左右方向)両側部と、現像剤容器9の現像剤の搬送方向に平行な各側壁との間が開口となり、第1の現像搬送領域13と第1の延出搬送領域21、および第2の現像搬送領域14と第2の延出搬送領域22とが、上記開口を介して連通されている。
前記の構成により、現像剤せき止め板18の一端を、第1の撹拌搬送部材15の第1の現像剤搬送領域13と延出搬送領域21における羽根部材15bの前記外周円よりも半径方向内方にくい込んだ位置に、且つ現像剤せき止め板18の他端を、第2の撹拌搬送部材16の第2の現像剤搬送領域14と第2の延出搬送領域22における羽根部材16bの前記外周円よりも半径方向内方にくい込んだ位置に設けたことにより、以下に示す本発明による作用効果を奏する。
つまり、第1の撹拌搬送部材15で第1の現像剤搬送領域13を搬送される現像剤、また第2の撹拌搬送部材16で第2の延出搬送領域22を搬送される現像剤2が、現像剤せき止め板18に搬送されてきた際に、必ず現像剤せき止め板18にてぶつかり、分割撹拌効果を得られる。これは、現像剤せき止め板18に搬送される現像剤2がぶつかることで、その部分で2分され、現像剤の混合、撹拌効果が上がる。これにより延出領域部20の第1の延出搬送領域21側で補給されるトナーは、現像剤2の中にすばやく分散され、かつ現像ローラ11上で解放され、延出領域部20へと送り込まれた使用済現像剤も、合せて現像剤の中にすばやく分散させることができる。
また、現像剤せき止め板18一端の羽根部材15bの前記外周円よりも半径方向内方にくい込む量(現像剤せき止め板18の一端部の位置)を、種々設定することにより、現像ローラ11上解放された使用済現像剤の延出領域部20への戻し量(分割され送り込まれる量)の最適化が行える。しかも、現像剤せき止め板18他端の第2の撹拌搬送部材16の羽根部材16bの外周円から半径方向内方にくい込む量を、種々設定することにより、延出領域部20で補給された補給トナーにより濃度を高くして、混合撹拌が行われた現像剤の現像領域部19への送り量を最適化することができる。
以上説明したように、本発明の実施の一形態の現像装置10によれば、現像剤容器9には、現像ローラ11と対向するように設けられて現像剤の循環搬送を行える現像領域部19と共に、その現像剤を第1の撹拌搬送部材15による搬送方向よりさらに延出させた延出領域部20が設けられる。その延出領域部20と現像領域部19とを区分するように、現像剤の流れを一部で規制する現像剤せき止め板18を設けたことで、上述したような現像剤の流れが形成される。そして、上記現像剤せき止め板18の位置で、搬送される現像剤がぶつかり、一部が現像領域部19および延出領域部20でそれぞれ循環搬送され、残りが各領域部19、20へと送り込まれる。この時、現像剤せき止め板18に搬送される現像剤がぶつかり、現像剤の流れを分割して撹拌することにより、現像剤の混合、撹拌作用が促進されることになる。
よって、延出領域部20にトナーが補給されると、補給されたトナーが現像剤に混合され、効率よく分散される。また、延出領域部20で十分なる撹拌が行われるため、トナーの帯電が十分に行われ、現像領域部19へと送り込まれる。その結果、現像ローラ11へと供給される時には、トナーが現像剤中に均等に分散され、十分な帯電状態となって現像に供される。そのため、濃度が均一で良好な現像を可能にできる。
(現像剤容器9の延出領域部20の適正な事例)
ここで、上述した現像装置10において、延出領域部20は、その長さ、つまり現像剤が搬送される方向の長さを十分に長くすれば、撹拌効果が上がることが予測できる。しかし、あまり長くすれば現像剤搬送方向に長くなる。その結果、現像装置10を収容してなる画像形成装置としては、無駄なスペースを確保する必要になる。逆に、その長さが短い場合、十分な撹拌効果を期待できなくなる。
そのため、延出領域部20の長さは、現像領域部19に延出領域部20を加えた全体の長さに対して、15%以上に設定するとよい。これは、延出領域部20での第1の撹拌搬送部材15及び第2の撹拌搬送部材16により搬送されることによる移動撹拌効果と、現像剤せき止め板18での分割撹拌効果とが、延出領域部20の長さが15%より少なければ、第1の撹拌搬送部材15及び第2の撹拌搬送部材16により搬送される移動撹拌効果がかなり薄くなる。そのため、現像剤せき止め板18部分での分割撹拌効果のみの効果が高くなり、移動撹拌効果との相乗効果が見込めなくなり、現像装置内における現像剤中への均一に分散が低下するためである。また、延出領域部20が長くなれば、上述したように装置が大きくなり、無駄になり、15%以上とすることで、上述した撹拌効果を十分に期待できる。しかし、延出領域部20の長さが、長くなると画像形成装置内での無駄なスペースが必要となり、20%以下であれば、無駄なスペースを抑制でき、かつ上述した分散撹拌効果を効率よく発揮できる。
(現像装置10の他の構成例)
次に、第1の撹拌搬送部材15及び第2の撹拌搬送部材16は、撹拌搬送効果を上げるため現像剤搬送時、仕切り壁12、24に現像剤2を寄せるように回転方向が設定されている。前記のことにより現像剤の循環混合の効果が高くなる。例えば、第1および第2の撹拌搬送部材15、16を図2に示す方向に回転駆動した場合、現像剤2が互いに第1の仕切り壁12側へと寄せられる。
また、現像装置10の現像剤容器9に充填する現像剤の量は、第1および第2の撹拌搬送部材15、16を回転駆動しない状態で、例えば図2を参照に羽根部材(スクリュー部材)15b、16bが高さ方向(図2の上下方向)に外径の50%から100%隠れるように充填する。このように設定する理由を以下に明記する。
各撹拌搬送部材15、16の羽根部材15b、16bの外径に対して50%未満にすると、第1の撹拌搬送部材15から現像ローラ11に現像剤が供給される際、現像剤2の供給不良が発生し、現像ローラ11上に第1の撹拌搬送部材15の撹拌部材である羽根部材15b、またはスクリューの形状に応じた痕跡が残るという画質欠陥が発生する。
また、各撹拌搬送部材15、16の羽根部材15b、16bの外径に対して100%を超えて現像剤を入れると、延出領域部20で、補給されたトナーが、現像剤2に分散されにくくなり、現像剤上面を滑るように搬送され、現像ローラ11に未撹拌トナーがそのまま供給される。これにより画像かぶりの画質欠陥が発生した。
上述したように撹拌搬送部材15、16の羽根部材15b、16bの外径に対して50%以上100%以下に現像剤面高さを設定する現像剤容器9に現像剤を充填させることにより、良好な画質が得られる。
(本発明の他の実施の形態)
以上説明した現像装置10において、現像剤せき止め板18は、図4に示したように第1および第2の撹拌搬送部材15、16の撹拌部材である羽根部材15b、16bの約半分を遮蔽するような形状のものとして説明した。しかし、このような形状に限るものではなく、図5に示すように羽根部材15b、16bの投影外径より大きく開口した円形状(穴形状)の開口部を設け、その他の部分を遮蔽するように形成した現像剤せき止め板180の構成のものでもよい。
このような現像剤せき止め板180においても、各撹拌搬送部材15、16にて搬送される現像剤は、現像剤せき止め板180で一部がせき止められ、その部分で分割撹拌効果が期待できる。また、上記現像剤せき止め板180は、開口部分の大きさ、つまり羽根部材の軸心を中心とした開口径を種々設定することで、現像剤の搬送量を調整することができる。
従って、図5に示す現像剤せき止め板180においても、図4の構成による現像剤のせき止め板18による搬送、混合、撹拌による作用効果と同等のものが期待できる。
説明が後になったが、図3に示す第1および第2の撹拌搬送部材15、16は、現像剤せき止め板18が設けられた対向部分に、撹拌部材である羽根部材15b、16bが欠落するように構成されている。これは、図4に示すような構造の現像剤せき止め板18を設けることによる。この欠落部分では、現像剤の搬送が抑制される。そのため、次々に搬送されてくる現像剤に押されて現像剤せき止め板18にぶつかり、それぞれの現像領域部19、延出領域部20へと現像剤が送り込まれる。そのため、分割撹拌効果が高められる。
また、上述した仕切り壁12および24、また現像剤せき止め板18または180は、現像剤容器9の底部より立設させているが、その現像剤容器9と共に一体成型による構成してもよく、現像剤容器9を構成した後、上記仕切り壁12、24、現像剤せき止め板18または180を底部に固定してもよい。
ここで、図6に示す第1および第2の撹拌搬送部材15、16の構造は、撹拌部材として、螺旋形状に形成されたスクリュー15d、16dを設けたものである。スクリュー15d、16dは、通常連通して設けられているが、現像剤せき止め板18が対向する位置Zで途切れるように構成されている。このような構成においても、上述した羽根部材15b、16bと同様である。
なお、図5に示すような現像剤せき止め板180であれば、上述したような欠落部を設ける必要はなくなる。つまり、現像剤せき止め板180の開口部分が撹拌部材である羽根部材15b、16b、スクリュー15d、16dの投影外径より大きく形成すれば、邪魔になることなく、連続して形成できる。
(実施例)
以下に、上述した本発明の現像装置10の構成よる効果を確認するために、トナー補給における撹拌状態等を実験により求めた例を実施例として記載する。
本実施例における現像剤2としては、トナーとして平均粒径(重量平均粒径)6.5μmのマイナス帯電トナーを用い、キャリアとして飽和磁化が70emu/cmの平均粒径(体積平均粒径)45μmの磁性キャリアを用いた。
また、現像ローラ11の現像スリーブ11aとしては、外径25mmのステンレス製スリーブである。現像剤の搬送を良好に行うために、現像スリーブ11aの表面には、例えば適度な凹凸を設けることが好ましく、その表面荒さがRz(JIS B 0601:十点平均粗さ)=5〜10μm程度になるようにブラスト処理されている。
現像スリーブ11aの回転速度は、510rpmであり、また、現像スリーブ11aの軸方向の長さは324mmである。
また、第1および第2の撹拌搬送部材15、16は、図2に示す方向にそれぞれ250rpmで回転駆動し、羽根部材15b、16bに変えてスクリュー構造のものを用い、スクリューのピッチを25mmに設定し、投影外径を20mmに設定したものを用いた。
以上の構造の現像装置10における現像剤容器9に充填する現像剤の量としては、上記撹拌部材であるスクリュー部材の投影外径の70%が埋まるようにした。この充填した現像剤のトナー濃度は、7重量%に設定されている。
さらに、延出領域部20の延出搬送領域21側へのトナーを補給として、該撹拌搬送部20でのトナー濃度が9重量%となるような量のトナー補給を行った。
そこで、第1及び第2の各撹拌搬送部材15,16をそれぞれ上述した速度で回転させて、現像剤2を第1及び第2の現像剤搬送領域13,14及び第1及び第2の延出搬送領域21,22において搬送させ、現像剤2中におけるトナー濃度の変化を調べた。
ここで、現像剤2中におけるトナー濃度の変化を調べるにあたっては、図3に示すように現像剤2を現像スリーブ11aに供給する第1の撹拌搬送部材15での搬送方向最上流側の現像スリーブ11a端部から30mm離れたA点、110mm離れたB点、190mm離れたC点、270mm離れたD点で、それぞれ3秒後、9秒後、15秒後、25秒、30後におけるトナー濃度のバラツキσを調べた。
そこで、短時間にバラツキσが小さく一定になれば撹拌能力が高いことになる。本発明の現像装置10を用いた場合の結果を図7に示した。
(比較例)
次に、本発明の現像装置10と対比するために、従来技術として説明した図10に示す構造の現像装置100で実験を行った。実験については、現像剤、現像ローラ、特に現像スリーブの構成については、全く同一としている。また、第1および第2の撹拌搬送部材、現像剤容器においては、本発明の現像装置における延出領域部20が存在しない以外は同一状態で、トナー補給位置としては、第1の撹拌搬送部材130にて現像剤を搬送する最下流の近傍、特に現像剤が第2の撹拌搬送部材へと送り込む部分に対応した位置で行った。
また、測定点A〜Dにおいても同一位置に設定して測定を行った。その結果を、図8に示した。
なお、バラツキ(標準偏差)σは、下式のように、数値データの平均値と各データの差を2乗した値を足して、データ数で割り平方根をとった値。
Figure 2007121331
ここで、Nはデータ数、xkはデータ値である。
以上の結果、即ち図7および図8に示すように、本発明の現像装置によれば、補給されたトナーが速やかに現像剤2全体に均一に分散され、A点〜D点におけるトナー濃度がほぼ一定した状態で上昇するようになった。これに対し、図10に示すような構造の従来の現像装置によれば、A点〜D点におけるトナー濃度に大きなバラツキが生じていた。
従って、本発明の現像装置10は、補給されたトナーが均一に現像ローラ11の軸方向においてほぼ均一な分布状態を示す結果が得られ、トナーの分散状態が良好に行われている。また、分散に合せて混合、撹拌が十分に行われ、十分なる帯電が期待できる。
本発明の実施の一形態の現像装置が適応された画像形成装置の一例を示す構成図である。 現像装置の構成を示す断面図である。 現像装置の構成を示す平面図である。 現像剤せき止め板の構造の一構成例を説明する図3の切断線A−A面にける断面図である。 本発明の実施の他の形態の現像剤せき止め板の構成例を説明する断面図である。 現像剤せき止め板に対応する位置での撹拌搬送部材の構成の一例を示す断面図である。 現像装置によるトナーの混合状態を示す混合時間とトナー濃度バラツキσとの関係をしめす特性図である。 従来例の現像装置によるトナーの混合状態を示す混合時間とトナー濃度バラツキσとの関係をしめす特性図である。 従来の現像装置の構成を示す断面図である。 従来の現像装置の構成を示す平面図である。
符号の説明
1 感光ドラム
2 現像剤
9 現像剤容器
10 現像装置
11 現像スリーブ(現像剤担持体)
11b 現像スリーブ(現像剤担持体)
12 仕切り壁
13 第1の現像剤搬送領域
14 第2の現像剤搬送領域
15 第1の撹拌搬送部材
16 第2の撹拌搬送部材
17 規制部材
18 現像剤せき止め板
180 現像剤せき止め板
19 現像領域部
20 延出領域部
21 第1の延出搬送領域
22 第2の延出搬送領域
24 延出部仕切り壁
105 トナー補給装置
111 給紙カセット
112 供給ローラ
113 レジストローラ
116 転写ローラ
117 定着装置

Claims (10)

  1. トナーとキャリアとを含む現像剤を収容する現像剤容器と、現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体の回転軸線に沿って現像剤を混合撹拌しながら搬送する撹拌搬送部材とを備えた現像装置であって、
    前記現像剤容器は、前記現像剤担持体と対向する現像領域部と、該現像領域部に前記現像剤担持体の軸方向に隣接して設けられた延出領域部とを含み、
    前記現像領域部と延出領域部とを区分する現像剤せき止め部材を設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤せき止め部材によって区分された現像領域部および延出領域部には、現像剤を循環搬送する撹拌搬送部材が設けられることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記撹拌搬送部材は、現像領域部と延出領域部とにわたって一体的に設けられることを特徴とする請求項2記載の現像装置。
  4. 前記撹拌搬送部材は、現像剤を循環搬送するために、互いに現像剤を逆方向に搬送する2本の撹拌搬送部材を設け、前記現像領域部および延出領域部の各撹拌搬送部材の間にそれぞれ仕切り壁を設け、各撹拌搬送部材によって相互に逆方向に現像剤を仕切り壁に沿って搬送して循環させることを特徴とする請求項3記載の現像装置。
  5. トナー補給部分を現像剤容器の延出領域部に対応して設けたことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  6. 前記延出領域部を前記現像剤担持体に対向する撹拌搬送部材による現像剤の搬送方向下流側に設けたことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  7. 前記撹拌搬送部材は、回転軸に螺旋状の撹拌部材が設けられることを特徴とする請求項4記載の現像装置。
  8. 前記現像剤せき止め部材の一端が、一方の撹拌搬送部材の外周部よりも内側に食い込み、且つ現像剤せき止め部材の他端は、他方の撹拌搬送部材の外周部よりも内側に食い込みむように構成されることを特徴とする請求項4記載の現像装置。
  9. 現像剤せき止め部材には、前記搬送撹拌部材を貫通する開口が形成され、該開口は、前記搬送撹拌部材の外形より大きく形成されていることを特徴とする請求項4の記載の現像装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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