JPH05297721A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH05297721A
JPH05297721A JP4124305A JP12430592A JPH05297721A JP H05297721 A JPH05297721 A JP H05297721A JP 4124305 A JP4124305 A JP 4124305A JP 12430592 A JP12430592 A JP 12430592A JP H05297721 A JPH05297721 A JP H05297721A
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JP
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developer
developing
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developing sleeve
magnet
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JP4124305A
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English (en)
Inventor
Takao Honda
孝男 本田
Minoru Nada
名田  稔
Hatsuo Tajima
初雄 田嶋
Yoshihito Mizoguchi
佳人 溝口
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像容器内に収容された現像剤が現像スリー
ブ等の現像剤担持体両端部から外部に漏出するのを磁気
的に防止して、画像形成装置内の汚れ及び画像の汚れを
なくすことを可能とした現像装置を提供することであ
る。 【構成】 一成分磁性現像剤tを収容した現像容器1の
開口部内に設置の現像スリーブ2内ローラ状マグネット
3の該スリーブ2の両端部における磁極数を、マグネッ
ト3の感光ドラム100側を除く反対側において5極に
増大して、スリーブ2の両端部表面に垂直な磁束密度の
周方向分布を該反対側において強くした。 【効果】 マグネット3によってスリーブ2の両端部に
形成される現像剤tの穂t1 を良好に形成できるので、
その穂t1 で現像剤tがスリーブ2の両端部から長手方
向に容器1外に漏出するのを防止でき、目的が達成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式或いは静
電記録方式の画像形成装置において、電子写真感光体或
いは静電記録誘電体等の像担持体上に形成された潜像を
現像して可視化するのに使用される現像装置に関し、特
に現像剤担持体の両端部での現像剤の漏出防止を向上し
た現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電子写真方式によって画像を形成
する画像形成装置等では、感光ドラムのような像担持体
上に所定のプロセスを介して形成された潜像を現像する
のに、図24で示すような現像装置が用いられていた。
【0003】図24の現像装置は開口部を有する現像容
器1を備えており、現像容器1内には現像剤tが収容さ
れており、ここでは現像剤tは一成分磁性現像剤(磁性
トナー)とされている。現像容器1の開口部には、現像
剤担持体としての現像スリーブ2がその右側の略半周面
部を容器1内に入り込ませ、左側の略半周面部を容器1
外に露出させた態様で、回転自在に支持されている。現
像スリーブ2はアルミニウム又はステンレス等の非磁性
材料でできており、図示しない駆動系により反時計方向
に所定の周速度で回転駆動される。
【0004】現像スリーブ2内にはこれと同心に、磁界
発生手段としてのローラ状のマグネット3が非回転に固
定設置されており、現像スリーブ2はマグネット3の外
側を回転駆動される。マグネット3の周面は、所定の間
隔をおいて例えば4つの磁極3a、3b、3c及び3d
を構成するように着磁されている。このうち磁極3aは
潜像を担持する像担持体、即ち感光ドラム100に対面
する側に配置される現像極であり、磁極3bは現像剤層
厚規制部材としてのブレード4の下方に配置される現像
剤塗布極(カット極)であり、磁極3c及び3dはそれ
ぞれマグネット3の磁極3a及び3bの反対側に配置さ
れる現像剤搬送極である。
【0005】上記のブレード4は、現像容器1の開口部
に臨むと共に、現像スリーブ2に近接するように容器1
の側壁から垂下されている。ブレード4は磁性体とされ
ることも、非磁性体とされることもある。現像容器1内
下部には、収容されている磁性現像剤tを現像スリーブ
2の方向へ逐次掃き寄せるように移動するために、クラ
ンク型の回転棒7が配設されており、この回転棒7は軸
7aを中心として図示しない駆動系によって時計方向に
回転駆動される。
【0006】本例において、感光ドラム100は時計方
向に所定の周速度で回転駆動され、感光ドラム100の
周囲に配置した潜像形成プロセス機器(図示せず)によ
り、その表面上に静電潜像が形成される。この潜像は感
光ドラム100と現像スリーブ2とが対面した現像領域
Aを通過する間に、現像スリーブ2上に担持されている
現像剤tによって現像される。現像スリーブ2には、現
像時に感光ドラム100との間に現像バイアスを印加す
るためのバイアス電源Eが接続されている。
【0007】現像容器1内に収容された現像剤tは、
(A)回転棒7による撹拌、(B)現像容器1内の現像
スリーブ2寄りの現像剤寄せ溜り部taが、現像スリー
ブ2の回転と現像スリーブ2内マグネット3で形成され
る磁界とによって循環的な対流Bを生じることによる撹
拌、(C)現像スリーブ2が回転することによる現像ス
リーブ2の表面との接触摩擦等、以上により摩擦帯電電
荷を帯び、特に現像スリーブ2表面近傍の現像剤が、所
定極性に十分な帯電量で摩擦帯電電荷を帯びるようにさ
れている。
【0008】このようにして帯電された現像剤の一部
が、回転する現像スリーブ2の周面上に磁気的、電気的
に順次拘束、担持され、現像スリーブ2の回転に伴い搬
送されて、ブレード4を通過する際にブレード4による
規制で所定の厚さの薄層に形成、塗布される。次いで現
像スリーブ2上に薄層に形成された現像剤は、現像スリ
ーブ2が回転するにつれて感光ドラム100と対面した
現像領域Aへと搬送され、そこで感光ドラム100上の
潜像の現像に供され、現像に使用されなかった現像残り
の現像剤は、現像スリーブ2上に付着したまま現像容器
1内に戻される。
【0009】上記の現像により現像容器1の現像剤が消
費されて補給の必要が生じたときに、補給用の現像剤を
容器1内に供給できるようにするために、現像容器1の
上側に現像剤供給口1cが設けられている。この供給口
1cには、現像剤供給時の現像剤飛散を防止するため
に、開閉自在な蓋6が取り付けられている。
【0010】又現像容器1内現像剤tが現像スリーブ2
の長手方向に沿って両端部から外部へ漏出するのを防止
するために、図24及びそのF−F線に沿う現像スリー
ブ2の端部付近の断面図を示す図25に示すように、現
像容器1の開口部内に端部シール部材20が設けられて
いる。該端部シール部材20はテフロンフェルトなどの
滑り性等の高い繊維状のものが用いられ、現像容器1の
開口部内の現像スリーブ2両端部に対向する壁面に両面
テープ等で接着することにより、現像スリーブ2両端部
の感光ドラム100と対向した側を除く反対側を、現像
スリーブ2の長手方向に特定幅だけ当接して囲むように
設けられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
現像容器1内現像剤tには、現像スリーブ2上に担持し
た現像剤をブレード4で規制する際の押圧力による圧力
が働き、そのため現像容器1内現像剤tは、容器1の僅
かな隙間をも通り抜けて容器1外へ漏れ出す流路を形成
するようになる。
【0012】この現像剤漏出の流路は、現像スリーブ2
の両端部に当接する端部シール部材20の部分に形成さ
れることが多い。端部シール部材20の箇所ではこれに
加わる現像剤の圧力で、端部シール部材20を構成して
いるテフロンフェルト等の繊維部分を通って現像剤が現
像容器1外に漏れ出す。又端部シール部材20と現像ス
リーブ2端部との僅かな隙間からの現像剤の漏れ出しも
発生する。
【0013】このような現像剤の現像容器1外への漏れ
があると、漏れた現像剤が画像形成装置内部に飛散して
装置内部を汚したり、現像画像上に落下して最終的に出
力される画像の汚れを生じ、低質な画像としてしまう事
態を招く。
【0014】以上のような現像剤漏れの問題は、トナー
と磁性キャリアとを混合した二成分現像を使用する現像
装置においても同様である。
【0015】本発明の目的は、現像容器内に収容された
現像剤が現像スリーブ等の現像剤担持体両端部から外部
に漏出するのを磁気的に防止して、画像形成装置内の汚
れ及び画像の汚れをなくすことを可能とした現像装置を
提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置にて達成される。要約すれば本発明は、現像剤
を収容した現像容器の開口部内に、前記現像剤を担持し
て像担持体と対向した現像領域へ搬送する、周方向に磁
極が配列された磁界発生手段を内蔵する筒体状の現像剤
担持体を設置した現像装置において、前記磁界発生手段
の前記現像剤担持体の両端部の磁極数を、前記磁界発生
手段の前記像担持体側を除く反対側において増大して、
前記現像剤担持体の両端部表面に垂直な磁束密度の前記
両端部表面の周方向分布を、前記磁界発生手段の前記反
対側において強くしたことを特徴とする現像装置であ
る。
【0017】本発明の他の態様は、現像剤を収容した現
像容器の開口部内に、前記現像剤を担持して像担持体と
対向した現像領域へ搬送する、周方向に磁極が配列され
た磁界発生手段を内蔵する筒体状の現像剤担持体を設置
した現像装置において、前記現像剤担持体の両端部にお
ける該現像剤担持体と磁界発生手段との間に磁界拘束部
材を設置したことを特徴とする現像装置である。前記磁
界拘束部材は、未着磁又は着磁の磁性部材からなる。
【0018】本発明の更に他の態様は、現像剤を収容し
た現像容器の開口部内に、前記現像剤を担持して像担持
体と対向した現像領域へ搬送する、周方向に磁極が配列
された磁界発生手段を内蔵する筒体状の現像剤担持体を
設置し、前記現像剤担持体の両端部の前記像担持体側を
除く反対側を囲む磁性部材を配設した現像装置におい
て、前記磁界発生手段の前記現像剤担持体の両端部にお
ける外径を、少なくとも前記現像剤担持体の両端部の前
記反対側において増大したことを特徴とする現像装置で
ある。
【0019】本発明の更に他の態様は、現像剤を収容し
た現像容器の開口部内に、前記現像剤を担持して像担持
体と対向した現像領域へ搬送する、周方向に磁極が配列
された磁界発生手段を内蔵する筒体状の現像剤担持体を
設置し、前記現像剤担持体の両端部の前記像担持体側を
除く反対側を囲む磁性部材を配設した現像装置におい
て、前記磁界発生手段の表面に垂直な磁束密度の前記磁
界発生手段表面の長手方向分布を、前記磁界発生手段の
両端部において強くしたことを特徴とする現像装置であ
る。
【0020】
【実施例】
実施例1 図1は、本発明の一実施例に係る現像装置を備えた画像
形成装置の概略を示す断面図である。本画像形成装置
は、像担持体として矢印方向に回転する感光ドラム10
0を有し、その周囲に一次帯電器101等の画像形成手
段が配置される。感光ドラム100は、画像形成手段の
一次帯電器101により一様に帯電され、露光部102
により光像照射されて感光ドラム100の表面上に潜像
が形成される。感光ドラム100上の潜像は、これに現
像スリーブ2を対面させた現像装置により現像して、ト
ナー像として可視化される。得られたトナー像は転写帯
電器103の作用により転写材200上に転写され、ト
ナー像が転写された転写材200は感光ドラム100か
ら分離して、図示しない定着器によりトナー像の定着を
受け、トナー像が永久像とされた後、画像形成装置の機
外に排出される。トナー像の転写が終了した感光ドラム
100は、その表面上に残留した現像剤をクリーナ10
4で清掃、除去して、次の画像形成に備えられる。
【0021】同じ図1には、本発明に従って構成された
現像装置の一実施例が示されている。本実施例におい
て、現像装置は感光ドラム100と対向した箇所に開口
部を有する現像容器1を備え、現像器1内には現像剤t
が収容されている。本実施例では現像剤tは、一成分磁
性現像剤(磁性トナー)とされている。
【0022】現像容器1の上側には、現像容器1内の磁
性現像剤tが現像により消費されて補給の必要が生じた
ときに、補給用の現像剤を容器1内に供給できるように
するために、現像剤供給口1cが設けられている。この
供給口1cには、現像剤供給時の現像剤飛散を防止する
ために、開閉自在な蓋6が取り付けられている。
【0023】現像容器1内はその上壁から垂下された下
半部開放の仕切り壁8により、現像剤を主に収容するた
めの現像剤収容室1aと、感光ドラム100側に位置し
て開口部が形成された、現像に直接寄与するための現像
室1bとに分割されている。現像剤収容1a内下部に
は、軸7aを中心として回転する現像剤移動用の回転棒
7が設けられ、現像室1b内下部には現像スリーブ2に
近接して、軸5aを中心として回転する現像剤供給用の
回転棒5が設けられている。
【0024】現像容器1の上記開口部には、現像剤担持
体としての現像スリーブ2がその右側の略半周面部を容
器1内に入り込ませ、左側の略半周面部を容器1外に露
出させた態様で、回転自在に支持されている。現像スリ
ーブ2はアルミニウム又はステンレス等の非磁性材料で
できており、図示しない駆動系により反時計方向に所定
の周速度で回転駆動される。
【0025】上記の現像スリーブ2内にはこれと同心
に、磁界発生手段としてローラ状のマグネット3が非回
転に固定設置されており、現像スリーブ2はマグネット
3の外側を回転駆動される。マグネット3の周面は、例
えば6つの磁極3a、3b、3c、3d、3e及び3f
を構成するように着磁されている。このうちの所定の間
隔をおいて設けられた4つの磁極3a、3b、3c及び
3dは、磁極3aがS極で、感光ドラム100に対面す
る側に配置される現像極であり、磁極3bがN極で、現
像剤層厚規制部材としてのブレード4の下方に配置され
る現像剤塗布極(カット極)であり、磁極3c及び3d
がそれぞれS極及びN極で、マグネット3の磁極3a及
び3bの反対側に配置される現像剤搬送極である。磁極
3b、3c間の磁極3e及び磁極3c、3d間の磁極3
fについては後述する。
【0026】上記のブレード4はカットブレード又はド
クターブレードとして配設されるもので、ブレード4は
現像容器1の開口部に臨むと共に、現像スリーブ2に近
接するように容器1の側壁から垂下されている。ブレー
ド4は磁性体としても、非磁性体としても良い。
【0027】又現像容器1内現像剤tが現像スリーブ2
の長手方向に沿って両端部から外部へ漏出するのを防止
するために、現像スリーブ2の端部付近の断面図を示す
図2に示すように、現像容器1の開口部内に端部シール
部材20が設けられている。該端部シール部材20はテ
フロンフェルトなどの滑り性等の高い繊維状のものが用
いられ、現像容器1の開口部内の現像スリーブ2両端部
に対向する壁面に両面テープ等で接着することにより、
現像容器1の開口部内の現像スリーブ2両端部の部分
に、現像スリーブ2の軸方向に特定幅だけ当接するよう
にして設けられている。
【0028】次に、本発明の現像装置の最も特徴のある
構成部分について述べる。本発明によれば、現像スリー
ブ2内マグネット3は、図2に示すように、長手方向
(軸方向)を画像現像域I用のマグネット3Iと、その
両側の非画像非現像域N用のマグネット3Nに分割され
ている。ここで、画像現像域用マグネット3Iには、前
述した4つの現像磁極3a、現像剤塗布磁極3b、現像
剤搬送磁極3c及び3dが配設されている。これに対
し、非画像非現像域用マグネット3Nは現像能力を有す
る必要がなく、本実施例では、現像スリーブ2の感光ド
ラム100側を除く反対側に現像室1b内の現像剤tを
より広範囲に磁気拘束するために、非画像非現像域用マ
グネット3Nの感光ドラム100側を除く反対側の磁極
3b、3c間にS極の磁極3eを、磁極3c、3d間に
S極の磁極3fを追加設置して、マグネット3Nを多極
マグネットとしている。
【0029】図3(A)及び(B)にそれぞれ、画像現
像域用マグネット3I及び非画像非現像域用マグネット
3Nにより発生した磁界の現像スリーブ2表面の磁束密
度の垂直方向成分、つまり現像スリーブ2表面における
垂直な磁束密度のスリーブ周方向に沿う分布を示す。
【0030】次に図2を参照して非画像非現像用マグネ
ット3Nの作用について説明する。マグネット3Nは、
マグネット3に対し、現像容器1の長手方向(つまり、
現像スリーブ2の長手方向の軸方向)と直角方向の側壁
の内面の略延長線上の位置から外側に設置されており、
端部シール部材20内側及び側壁の内面の近傍の現像ス
リーブ2の表面上に現像剤tを拘束する磁界を発生して
いる。
【0031】即ち、この磁界は、図3(B)に示す磁束
密度分布を有する磁界であり、現像容器1の側壁内面や
シール部材20の内面の近傍には磁極3b、3e、3
c、3f及び3dの磁界が形成される。その磁気拘束力
により現像剤tが鎖状に連なって、ほぼ、現像スリーブ
2表面に対して垂直方向に現像剤tの穂t1 が起立し、
シール部材20内側及び容器1の側壁内面の近傍に位置
する。この現像剤の穂t1 が起立する領域で現像剤tが
現像スリーブ2の長手方向に端部から容器1外に漏れ出
す方向Qの現像剤流動が抑止される。
【0032】現像剤の穂t1 は、その起立する領域が現
像スリーブ2の周方向に広いほど現像剤の漏れ出し抑止
効果は高く、その磁気拘束力が強いほど現像剤の穂t1
の形成力が強くなるため、同様に現像剤の漏れ出し抑止
効果が高くなる。本実施例では、現像スリーブ2の感光
ドラム100側を除く反対側(現像スリーブ2の現像容
器1内現像剤tに面する側)において、非画像非現像域
用マグネット3Nの磁極数を増加することにより、現像
スリーブ2の現像容器1内現像剤tに面する側の磁気拘
束領域を広げている。これにより現像スリーブ2両端部
の現像剤tが接触している領域のほぼ全域において、容
器1の内壁面1s近傍に現像剤の穂t1を強力に形成し
て、現像スリーブ2の両端部に現像剤tが漏れ出す周方
向領域がないようにすることができる。
【0033】非画像非現像域用マグネット3Nの内側端
は、画像現像域Iの外側端の位置hよりもd1 だけ外側
で且つ現像容器1の側壁内面よりもd2 だけ内側となる
ように設定される。上記のd1 は0.1〜10.0m
m、d2 は0.1〜5.0mmが適しており、d1 、d
2 が共に0.5〜3.0mmで最適となる。又マグネッ
ト3Nの磁束密度は、磁極3b、3e、3c、3f及び
3dが各々300〜2000ガウスであることが望まし
く、500〜1000ガウスが最適である。
【0034】端部シール部材20としては、繊維状のテ
フロンフェルトや軟質ゴム、硬質ゴム、スポンジ等の各
種樹脂及び磁性体等が使用可能であり、本発明による現
像剤漏れ防止に端部シール部材20による現像剤漏れ防
止を組合せることで、更にその効果が高まる。
【0035】又画像現像域用マグネット3I及び非画像
非現像域用マグネット3Nは、図3(A)及び(B)に
示した磁束密度分布が得られるような磁極のものに限ら
れず、特にマグネット3Nとしては磁極が周方向に多数
乃至無数にあるものでもよい。
【0036】実施例2 図4は、本発明の現像装置の他の実施例における現像ス
リーブ端部付近を示す断面図である。本実施例では、現
像スリーブ2内マグネット3の多極の非画像非現像用マ
グネット3Nを、現像容器1の側壁内面の延長線上の位
置までの狭幅とした。そのマグネット3Nの軸方向幅d
3 は、図1に示した実施例1の画像現像域Iに影響を与
えない範囲の値に設定される。又マグネット3Nの磁極
の磁界が現像容器1の側壁内面及び端部シール部材20
の内側に過剰の磁場を形成しないように、マグネット3
Nの外側の部分は未着磁の磁性部材3Fに形成した。
【0037】非画像非現像用マグネット3Nの外側端よ
りの部分から出た磁束線は、磁性部材3F側に向けて湾
曲されるので、シール部材20の磁性部材3Fに対応し
た部分では弱い磁界になる。これによりシール部材20
と容器1の内壁との間の磁性部材3Fに対応した部分に
は、現像剤tを拘束するだけの十分な磁界がなくなる。
その結果、シール部材20と現像スリーブ2及び容器1
の側壁との間には、マグネット3Nの磁気拘束による現
像剤tの入り込みがなくなるので、マグネット3Nの外
側端より以外の部分からの磁界による磁気拘束で、シー
ル部材20の内側及び容器1の側壁内面の近傍に起立さ
せた現像剤の穂により、現像剤の漏れ出しを効果的に防
止することができ、漏出防止効果が向上する。
【0038】実施例3 図5は、本発明の現像装置の更に他の実施例における現
像スリーブ端部の箇所を示す断面図である。本実施例で
は、図4で説明した実施例2において、現像容器1の側
壁内面に磁性板21を設けたことが特徴である。
【0039】これによれば、現像スリーブ2内マグネッ
ト3の多極の非画像非現像用マグネット3Nの磁界が磁
性板21に集中するので、現像スリーブ2の端部に現像
剤tをより強く磁気拘束して現像剤の穂を強力に形成さ
せることができ、現像剤漏れ防止効果が更に向上する。
【0040】以上では、非画像非現像用マグネット3N
はマグネット3自体に作り込んだが、図6に示すよう
に、N極、S極が周方向に交互に形成されたシート状の
マグネットリング3Mをマグネット3上に被せて、これ
をマグネット3Nの代わりにしてもよい。これによれ
ば、多極の非画像非現像用マグネットが簡単にでき、現
像剤漏れ防止を低コスト且つ簡易に実施をすることがで
きる。
【0041】以上説明したように、本発明の実施例1〜
3の現像装置によれば、現像容器1内の現像剤tが現像
スリーブ2の長手方向に沿って両端部から容器1外に漏
出するのが防止され、画像形成装置の汚れを防ぐと共
に、汚れのない高品質な画像を得ることができる。又現
像装置は構成簡単、低コスト、小型にすることが可能と
なる。
【0042】更に又マグネット3の現像スリーブ2の両
端部での磁力を高めることにより、低湿環境下等で特に
現像スリーブ2両端部への現像剤tの塗布ムラ等を防止
する派生効果もあり、より一層高品質な画像を得ること
が可能となる。
【0043】実施例4 図7は、本発明の更に他の実施例に係る現像装置を備え
た画像形成装置の概略を示す断面図、図8は、図7の現
像装置の現像スリーブ端部付近を示す断面図である。本
実施例では、現像装置の現像スリーブ2とその内側のロ
ーラ状のマグネット3との間に、周方向に磁気拘束部材
10を設置したことが特徴である。本実施例のその他の
構成は、マグネット3が3a、3b、3c及び3dの4
極の画像現像域I用マグネット3Iとその外側の非画像
非現像域N用磁性部材3N′からなっている点を除き、
図1及び図2で示した実施例1と基本的に同じで、図7
及び図8において図1及び図2に付した符号と同一の符
号は同一の部材を示す。
【0044】本実施例によれば、上記の磁気拘束部材1
0は図9(A)に示すような磁性板リングからなってお
り、図8に示すように、現像スリーブ2の内面に溝状の
凹部を周方向に形成してその凹部内に嵌め込むことによ
り、磁気拘束部材10を現像スリーブ2とマグネット3
との間に周方向に設けた。
【0045】磁気拘束部材10を設置する位置は、現像
容器1の長手方向両端の側壁の内面の延長線上の位置か
又はその内側の位置の画像現像域Iである。好ましく
は、画像現像域Iの最端部hよりもd1 だけ外側で且つ
容器1の側壁内面よりもd2 だけ内側となるように設定
される。
【0046】磁気拘束部材10は、これにマグネット3
の磁界が印加されているために、磁気の誘導によって磁
化されて磁場を発生する。この誘起磁場により現像スリ
ーブ2の表面上に端部シール部材20の内側及び容器1
側壁の内面に沿った現像剤tの穂t1 が形成され、その
起立した現像剤の穂t1 によって現像剤tの漏れ出しの
圧力及び流れQが端部シール部材20に直接加わるのが
阻止しされ、これにより現像スリーブ2の長手方向に沿
って両端部から現像剤tが現像容器1外に漏出するのが
防止される。
【0047】磁気拘束部材10は、本実施例では、上記
したように、図9(A)で示すリング10aのような磁
性板リングとしたが、図9(B)に示すようなマグネッ
トリング10bを用いてもよい。マグネットリング10
bは、外周面にS極、N極の平板状の磁石10b′が交
互に並設されており、ゴムマグネット等で形成されてい
る。その平板状磁石10b′の垂直方向成分の磁束密度
は、20〜3000ガウスが使用でき、特に100〜1
000ガウスが良好である。
【0048】このマグネットリング10bを磁気拘束部
材10として使用すると、現像スリーブ2の端部での現
像剤拘束力が更に強くなる上、現像スリーブ2の回転に
伴うマグネットリング10bの回転によって、現像スリ
ーブ2の周辺の現像剤に交番磁界が付加されてスリーブ
周方向に回転流動させる撹拌が行なわれ、現像スリーブ
2長手方向への現像剤漏れ出し圧力が軽減されるので、
現像剤漏れ出し防止効果が更に向上する。又現像剤tの
撹拌により低湿環境下での現像スリーブ2の端部への現
像剤tの塗布ムラも防止できる効果がある。
【0049】ここで、磁気拘束部材10は、図8に示す
ように、画像現像域Iの最端部hよりもd1 だけ外側で
且つ内壁面1sよりもd2 だけ内側となるように設定す
ると、現像画像を乱すことがなくて良い。又非画像非現
像領域Nに対応するマグネット3の部分3N′は、磁石
でなく鉄やSPCC、SUS等の磁性体を使用すると、
更に磁気拘束部材10の磁気拘束力が安定し、現像剤漏
れ防止を更に強力にすることができる。
【0050】実施例5 図10は、本発明の現像装置の更に他の実施例を示す概
略構成図である。本実施例では、現像装置の現像スリー
ブ2とマグネット3との間に設けた磁気拘束部材10が
現像スリーブ2と独立に回転可能になっていることが特
徴である。本実施例のその他の構成は図7に示した実施
例4の現像装置と基本的に同じで、図10において図7
に付した符号と同一の符号は同一の部材を示す。
【0051】さて、本実施例で磁気拘束部材10は、通
常の湿度環境では、現像スリーブ2の回転方向Pと同方
向のR1 方向に回転し、現像スリーブ2の両端部上に現
像剤tを磁気拘束する。又低湿環境では、図示しない湿
度センサの検知信号に応じて磁気拘束部材10がR1
逆のR2 方向に回転して、現像スリーブ2の両端部でそ
の近傍の現像剤tを逆方向に撹拌し、現像スリーブ2端
部での現像剤tのチャージアップによる塗布ムラを防
ぐ。このときも現像スリーブ2両端部での現像剤tの磁
気拘束は、実施例4のときと同様に保たれており、逆方
向撹拌での現像剤漏れ出し方向への流れを散乱させて、
現像スリーブ2端部長手方向外方への現像剤漏れ出し圧
力を防止する。
【0052】これにより本実施例によっても現像剤漏れ
出しがなく、画像形成装置内の汚れがなく且つ画像汚れ
のない高品質の画像を得ることができる。
【0053】実施例6 図11は、本発明の現像装置の更に他の実施例を示す概
略構成図である。本実施例では、現像装置の現像スリー
ブ2の内面に、先の図9(B)に示したマグネットリン
グ10bのようにS極とN極とが交互に配列され、且つ
現像スリーブ2の長手方向の全域に亙る大きさの長いマ
グネットリング10cを設置した。現像スリーブ2内の
マグネット3は、感光ドラム100に対向した領域にし
かない所謂現像極のみからなっている。
【0054】現像スリーブ2内には、感光ドラム100
と反対側(現像容器1の現像剤収容部側)に現像剤搬送
極がなく、現像剤の搬送機能をマグネットリング10c
が有する。つまり現像スリーブ2上にはマグネットリン
グ10cのS極、N極の配列により長手方向全域の現像
剤tが磁気拘束され、現像スリーブ2と共にその回転方
向のP方向へ搬送される。その搬送途上で金属シート又
は樹脂、ゴム部材等を用いた弾性ブレード4aにより薄
層化されながら、現像領域Aまで運搬される。そして現
像領域Aで現像極のマグネット3により更に磁気拘束が
強化され、現像剤tが鎖状に連なって穂状に起立し、電
源Eで交流又は直流の一方又は両方を印加されることに
より、感光ドラム100の表面の静電潜像を現像する。
【0055】本実施例においては、現像スリーブ2長手
方向における現像剤tの接触領域の全域で現像剤を磁気
拘束しているので、これまでの実施例と同様に、現像剤
の漏れ出しを防止でき、画像形成装置内の汚れや画像汚
れがなく、且つ現像装置が構成簡単、低コスト、小型に
なる。
【0056】以上説明したように、本発明の実施例4〜
6の現像装置によれば、現像容器1内の現像剤tが現像
スリーブ2の長手方向に沿って両端部から容器1外に漏
出するのが防止され、画像形成装置の汚れを防ぐと共
に、汚れのない高品質な画像を得ることができる。又現
像装置は構成簡単、低コスト、小型にすることが可能と
なる。
【0057】更に又マグネット3の現像スリーブ2の両
端部での磁界を交番磁界することにより、低湿環境下等
で特に現像スリーブ2両端部への現像剤tの塗布ムラ等
を防止する派生効果もあり、より一層高品質な画像を得
ることが可能となる。
【0058】実施例7 図12は、本発明の現像装置の更に他の実施例を示す断
面図である。現像装置31は、トナーと磁性粒子を混合
した二成分現像剤36を収容した現像容器32を備え、
現像容器32内には、像担持体としての感光ドラム10
0上に任意の図示しない画像形成手段により形成された
静電潜像を現像するために、現像容器32内現像剤36
を感光ドラム100の方へと搬送するアルミニウム、ス
テンレス鋼等の非磁性材料で作られた現像スリーブ35
bが回転自在に設けられ、矢印方向に回転する。現像ス
リーブ35b内には、図示されるように磁化されたロー
ラ状のマグネット35aが固定され、現像剤36を現像
スリーブ35bの表面上に担持して、感光ドラム100
へ搬送する作用をなす。又現像容器32内には、現像剤
36を現像スリーブ32上に供給するための搬送スクリ
ュー33及び34が設けてある。
【0059】更に説明すると、現像スリーブ35bは、
図13に示すように、その回転軸35cが現像容器32
の長手方向(現像スリーブ35bの長手方向と同方向)
両端の側壁(図13には片側の側壁のみ図示する)に軸
受け37を介して軸支され、図示しない駆動源により回
転駆動される。
【0060】現像剤36は、図12において、現像スリ
ーブ35bの回転によりマグネット35aの磁極のN1
極で現像スリーブ35bの外周表面上に吸着され、S1
極→N2 極→S2 極へと移送される。又現像剤36はN
1 極に対応した位置に配置した規制ブレード41により
規制され、現像スリーブ35b上に現像剤36の薄層が
形成される。現像スリーブ35bのS1 極は現像主極で
あり、感光ドラム100上の静電潜像を現像する。N2
極は現像後の残留現像剤を取り込み、現像容器32内に
搬送する作用をなす。
【0061】このような構成の現像装置では、現像容器
32内と現像スリーブ35b表面上との間で現像剤36
の循環、移動が行なわれ、そのために現像剤36が現像
スリーブ35b表面の長手方向(軸線方向)にも移動し
てしまい、現像剤36が現像スリーブ軸受け37及び現
像容器側壁へと流出するので、これを防止する必要があ
る。
【0062】従来、この現像剤の流出を防止するため
に、特願平1−82849号で、現像スリーブの両端部
の感光ドラム側を除く反対側を、これと所定間隙を持っ
て囲むように磁性部材製の端部シール部材を設けること
を提案しているが、図14に示すように、端部シール部
材の磁性部材39aを現像スリーブ35b内マグネット
35aの側端面よりも内側中央寄りに配置した場合、現
像剤は磁性部材39aとマグネット35aによって規制
された磁気ブラシシールにより拘束されるものの、少量
の現像剤36がマグネット35aの磁力により現像スリ
ーブ35b表面のマグネット35aの側端面に対応する
位置に付着する。更にこの状態で長期間使用すると、そ
の付着位置で現像剤36が厚層化してしまい、この現像
剤の厚層化は、感光ドラム100への現像剤付着とな
り、更には転写紙へと転写されて問題になる。
【0063】又図15に示すように、磁性部材39aを
現像スリーブ35b内マグネット35aの側端面よりも
外側に配置した場合には、マグネット35aと磁性部材
39aとの間で発生する磁力により現像剤36がマグネ
ット35aの磁力の及ぶ範囲外に持ち出され、現像剤の
シール効果が減少してしまうことがある。
【0064】そこで、先の図13において、現像容器3
2の側壁の現像スリーブ35b内マグネット35aの側
端面と略同等位置に、現像スリーブ35bの表面と所定
の空隙を開けて磁性板40を設けることにより、マグネ
ット35aの端部側(現像スリーブ35bの軸受け37
寄りの側)に発生する磁力を全て磁性部材39a方向に
集中させ、現像剤の現像スリーブ軸受け37a側への流
出を完全に防止することが提案されている。
【0065】本発明においても、これと同様に、現像容
器32の側壁の現像スリーブ35b内マグネット35a
の側端面と略同等位置に、現像スリーブ35bの表面と
所定の空隙を開けて板状の磁性板40を設けている。
【0066】本発明では、この磁性板40に対して、マ
グネット35aの両端部の外径を少なくとも磁性板40
に対応する部分だけ大きくして外側に突出させ、マグネ
ット35aと磁性板40との間の距離を小さくしたこと
が特徴である。本実施例では、マグネット35aの両端
部の外径は周方向の全体で大きくされている。このマグ
ネット35aの両端部はマグネット35aの支持部に近
いために、その撓み等の影響を受けることがなく、マグ
ネット35aの両端部を大きく突出させて現像スリーブ
35b内で最大限に磁性板40に近付けることが可能で
ある。
【0067】磁性板40は、その外側端面が現像スリー
ブ5b内マグネット5aの側端面と略整列して同等位置
に配置され、その内側端面は現像容器32の側壁内面と
ほぼ一致するように配置された、幅Wの板状磁性部材と
される。磁性板40は、現像スリーブ35bの表面との
間に空隙Gを有し且つ現像スリーブ35bの外周に沿っ
て湾曲して配置される。磁性板40は、厚さtoが0.
5〜2mm程度のニッケル板、又は磁性ステンレス板等
の強磁性板にて形成される。
【0068】更に、磁性板40の配置関係について説明
する。磁性板40と現像スリーブ35bとの間の空隙G
は0.3〜0.7mm程度とされるが、現像剤の種類
(例えば粒子の大きさ)によって決定されるものであ
り、この値に限定されるものではない。
【0069】磁性板40の幅Wは、一端面を現像スリー
ブ35b内マグネット35aの側端面と一致させること
が望ましいが、現像スリーブ35b及びマグネット35
aの寸法精度、組み立て精度等を考慮して、マグネット
35aの側端面より現像スリーブ35bの軸受け37側
に−1mm〜+2mmの範囲が有効である。一方、磁性
板40の幅Wの他端面は、現像容器32の内壁面32a
とほぼ一致させる。しかし、現像装置の構成上の関係で
特に限定するものではない。
【0070】上記の磁性板40の現像剤36に対するシ
ール性について、図16及び17を用いて説明する。
【0071】図16は、磁性板40を配置していない状
態の現像スリーブ35b内マグネット35aによる磁力
42の向きを示したものである。図示されるように、現
像スリーブ35b内マグネット35aの磁力42は、マ
グネット35aの側端面側にも発生しており、このため
に現像スリーブ35b上の現像剤はこの磁力によっても
担持され、現像剤がマグネット35aの側端面より現像
スリーブ35baの軸受け37側にも担持されることに
なる。
【0072】図17は、本発明に従って磁性板40を配
置したときの現像スリーブ35b内マグネット35aの
磁力42の向きを示したものである。図示されるよう
に、現像スリーブ35b内マグネット35aの側端面で
現像スリーブ35bの軸受け37側に発生していた磁力
42は、全て磁性板40方向に向く。このことから現像
スリーブ35b上に担持した現像剤は、マグネット35
aと磁性板40との磁力により、現像スリーブ35bの
軸受け37側への流出を妨げられる。
【0073】従来は、マグネット35aの上記磁性板4
0に対応する箇所を図13に点線で示すように、マグネ
ット35aが長手方向に両端部まで一様に形成されてい
るために、上記磁性板40とマグネット35aとの間の
距離が大きく、このためマグネット35aによる磁束に
漏れが生じて、マグネット35aと磁性板40との間に
十分な磁界が得られず、且つ磁性板40に対して磁束を
集中させることができないので、現像スリーブ35bの
両端部での現像剤漏れ防止が確実でなく、現像剤漏れが
発生することがあった。
【0074】これが、本発明では、マグネット35aの
両端部の外径を大きくして外側に突出させており、磁性
板40とマグネット35aとの間の距離を小さくしてい
るために、マグネット35aから発生する磁界は効率よ
く磁性板40に集中するので、現像スリーブ35bの両
端部での現像剤の漏れを確実に防止することができる。
【0075】以上説明したように、本発明の実施例7の
現像装置によれば、現像容器32内の二成分現像剤36
が現像スリーブ35bの長手方向に沿って両端部から容
器32外に漏出するのが防止され、長期間の使用にも十
分耐えるシール効果が達成される。
【0076】実施例8 図18は、本発明の現像装置の更に他の実施例における
中央部を示す断面図、図19は、その現像装置の現像ス
リーブ端部付近を拡大して示す斜視図、図20は、同じ
く側断面図である。
【0077】図に示すように、現像装置は、現像剤59
として一成分磁性現像剤(磁性トナー)を収容した現像
容器52を備え、現像容器52内に矢印b方向に回転す
る現像スリーブ53を設置している。現像スリーブ53
は、画像形成装置の矢印a方向に回転する感光ドラム5
1に対して現像領域を形成するように対向配置され、こ
の現像スリーブ53内にローラ状のマグネット54が非
回転に設置されている。現像容器52の現像スリーブ5
3上の位置には、現像スリーブ53上に担持された現像
剤59の層厚を磁気的に規制する規制ブレード57を具
備している。
【0078】マグネット54は、周方向にN極、S極が
交互に配置された複数の磁極を有しており、そのN1
はブレード57に対向している規制極であり、S1 極は
現像領域に対向している現像極である。
【0079】現像スリーブ53にはバイアス電源58が
接続され、電源58により現像スリーブ53に直流を重
畳した交流電圧を現像バイアスとして印加して、感光ド
ラム51との間で交互電界が形成される。
【0080】さて、現像スリーブ53が回転すると、そ
の内部のマグネット54の磁界により現像剤59が現像
スリーブ53の表面に吸引されて担持され、ブレード5
7の箇所を通過する際にブレード57とマグネット54
のN1 極との磁気作用により一定の層厚に規制され、現
像スリーブ53上に現像剤59の薄層が形成される。現
像スリーブ53上に形成された現像剤59の薄層は現像
スリーブ53の回転につれて、現像スリーブ53と感光
ドラム51とが上記の薄層よりも広い間隙で対面した現
像領域に達し、そこで上述の現像バイアスによる交互電
界により現像スリーブ53上の現像剤59が感光ドラム
51上の静電潜像に飛翔し、静電潜像を現像してトナー
像として可視化する。
【0081】ブレード57は磁性体からなり、現像容器
52の両端部側壁60の間に固定され、そのブレード5
7の先端部と現像スリーブ53との間は0.1〜0.5
mmの間隙を保っており、本実施例では、ブレード57
に鉄製ブレードを用い、現像スリーブ53との間隙を
0.24mmに設定した。本実施例では、これにより、
現像スリーブ53上にブレード57による規制で形成さ
れた現像剤薄層として、マグネット54の磁極N1 とS
1 極との間で70〜80μmの厚の現像剤薄層が得られ
た。現像領域では、感光ドラム51と現像スリーブ53
とは0.15〜0.5mmの間隙を保ち、本実施例では
これを0.3mmに設定した。
【0082】図19に示すように、現像スリーブ53の
両端部の感光ドラム51側を除く反対側を囲むように、
端部シール部材として磁性板62が設けられており、磁
性板62の現像スリーブ53中央部寄りの内側端62A
は、現像スリーブ53内のマグネット54の着磁領域に
対向している。磁性板62の上側の一端62Bは、現像
スリーブ53の回転に伴い現像容器52から現像剤が出
ていく出口側端であり、下側の一端62Cは現像容器5
2内に現像剤が入って行く入口側端である。
【0083】磁性板62の内側端62Aを通過しようと
する現像剤は、マグネット54と磁性板62との間に形
成された磁界により阻止される。現像スリーブ3との磁
性板62との最近接距離は0.1〜1mmが有効で、本
実施例では0.4mmに設定した。
【0084】磁性板62の内側端62Aと現像剤出口端
62Bとで形成される角部Z付近では、ブレード57と
マグネット54との間に働く集中磁界の一部が磁性板6
2方向に漏洩しているために、この部分でのブレード5
7とマグネット54との間に働く集中磁界は弱まること
になる。従って角部Z近傍の現像スリーブ53の周方向
の部分においては、現像剤層の磁気的規制力が若干弱ま
り、現像剤層は僅かに厚くなり易く、例えば本実施例に
おいては120〜130μmとなり、十分な規制が部分
的に行なわれなくなる。このような規制力の弱い現像剤
層では、現像剤への摩擦帯電の付与も十分でなく、地カ
ブリ、文字のつぶれ等を生じ易くなる。
【0085】本発明では、マグネット54の磁束密度
を、現像スリーブ53の長手方向において中央部よりも
磁性板62が設けられている端部側で強めるように着磁
してある。これにより、磁性板62とマグネット54と
の間の磁界が更に強まることになり、現像容器52の端
部からの現像剤の漏れ、飛散が防止される。更に上記の
角部Z付近では、ブレード57とマグネット54との間
に働く集中磁界も弱まることがなく、現像剤層の磁気拘
束力も十分に生じて、現像スリーブ53上に均一な厚さ
の現像剤層を形成することができる。
【0086】図21の曲線(A)は、本実施例で用いた
マグネット54の磁極N1 のマグネット54表面に垂直
な磁束密度の表面長手方向上における分布を測定したも
のである。磁束密度は、マグネット54の中央部に比べ
て両端部が40〜50ガウス強くなっている。
【0087】又一般的に現像スリーブ53の表面性を考
慮すると、角部Z付近での現像スリーブ53表面の凹凸
が比較的小さい場合、若しくは現像スリーブ53端部付
近の凹凸面から平滑面になる境界領域に当たる場所の場
合、現像スリーブ53表面に近い現像剤層部分の現像剤
への電荷付与が異常に高くなり、現像スリーブ53への
現像剤付着力が増大して、現像剤の規制が実質的に行な
われなくなり、不均一に厚い現像剤層が形成される。そ
してこの不均一に厚い現像剤層が、現像領域で感光ドラ
ム51と現像スリーブ53との間でつぶされて、現像剤
の固着塊を生じることがある。
【0088】このような現像スリーブ53の表面性を有
している場合でも、本発明によれば、角部Z付近での磁
気的拘束力が低下することがないので、現像剤の固着塊
の発生は殆どなくなる。しかし、更に望ましい構成を次
に説明する。
【0089】図19の側面図を示す図20では、上記し
た現像剤層厚の増大が発生する領域の幅をΔkで示して
ある。マグネット54は、図21の曲線(A)に示す着
磁パターンを有しており、画像形成領域の幅L1 は、磁
性板62の内側端部62AからΔkの幅を保って設定さ
れている。これにより、Δkに相当する現像剤層は得ら
れる画像上に現れることがなく、極めて良好な画質が得
られる。又Δkの領域は現像スリーブ53の表面が粗面
化されているために、現像スリーブ53表面での現像剤
の入れ替りを改善している。従って現像スリーブ53表
面に近い現像剤層部分の現像剤の電荷付与が異常に高く
なって、現像剤層の規制が実質的に行なわれることを防
止している。マグネット54の長手方向の着磁幅は、磁
性板62の画像形成領域端部よりも長いことが好まし
い。現像剤層厚増大発生領域の幅Δkは1mm程度存在
し、従ってこの部分の現像スリーブ53表面の粗面幅は
1mmよりも大きく、好ましくは1.5mm以上とする
のがよい。本実施例では、画像形成領域中心からの半分
の距離で表示して画像領域幅L1 は、L1 /2=14
6.5mm、磁性板62の端部までの距離L2 は、L2
/2=150mm、粗面領域幅L3 は、L3 /2=15
0mm(つまり、現像スリーブ53は、粗度Rzが3μ
m、長さが149.5mmの完全粗面領域の外側に、粗
度Rzが1〜2μm、幅が0.5mmの不完全粗面領域
を有する)、磁石幅L4 は、L4 /2=152mmに設
定した。
【0090】その結果、現像スリーブ53上に適切な現
像剤層を形成することができ、長期間の使用下において
も良好な複写画像を得ることができた。
【0091】尚、本発明に係る現像装置においては、上
記のΔkの幅で塗布される現像剤層の層厚よりも大きい
現像間隔(感光ドラム51と現像スリーブ53との間の
最小距離)を保って現像することが好ましく、所謂ジャ
ンピング現像が適している。 実施例9 図22は、本発明の現像装置の更に他の実施例を示す断
面図である。本実施例では、現像スリーブ53の両端部
に設けられた磁性板62が、現像スリーブ53の端部外
方に向けて現像スリーブ53との間隙を広げるように傾
けて設けられていることが特徴である。その他の構成は
図18〜図20に示した実施例8の現像装置と同様であ
る。
【0092】本実施例では、磁性板62を上記のように
傾けて設けたので、現像スリーブ53内マグネット54
と磁性板62の内側端部62Aとの間で集中磁界を形成
させることができ、現像剤の漏れ防止効果が更に向上す
る。又前述のΔkの領域幅を若干減少させることができ
るため、現像容器52の各部品の長手方向の寸法を短く
することができる。上記効果を期待するには、図5の磁
性板62の現像スリーブ53との傾き角度θが、5〜6
0°であることが好ましい。
【0093】実施例10 図23は、本発明の現像装置の更に他の実施例における
現像スリーブ端部付近を示す斜視図である。本実施例で
は、実施例8において、規制ブレードとして現像スリー
ブ53に当接して設けられた弾性ブレード67を用いた
ことが特徴である。
【0094】一般的に弾性ブレード67で規制する場
合、実施例8のような磁性ブレード57で規制を行なう
のに比べて、現像容器52からの現像剤の漏れ、飛散が
生じ易い。これは、弾性ブレード67の長手方向の端部
と磁性磁性板62との間で隙間が生じ易いためである。
弾性ブレード67を例えば実施例8の磁性ブレード57
のように、磁性板62よりも長手方向に大きく設定する
場合、弾性ブレード67は現像スリーブ53の回転方向
に順方向に設定する構成となり、図19の磁性板62の
現像剤出口端62Bと弾性ブレード67との間に隙間が
生じ、更に弾性ブレード67が非磁性体の場合、磁気低
拘束力が弱くなって現像剤が漏れ易くなる。
【0095】本実施例では、弾性ブレード67としてウ
レタン乃至はシリコン等のゴムブレードを用い、現像ス
リーブ53内のマグネット54には、その弾性ブレード
67に対向して設けた磁極N1 のマグネット長手方向上
の磁束密度分布が、先の図21の曲線(B)で示される
ようになっているものを用いた。中央部と両端部との差
を50〜60ガウス程度設けることで、上記の磁性板6
2の現像剤出口端62Bと弾性ブレード67との間の隙
間からの現像剤の漏れ、飛散を防止することができた。
【0096】以上の実施例8〜10では、現像剤59と
して磁性トナーからなる一成分現像剤を用いた場合を説
明したが、本発明はこれに限られず、非磁性トナーから
なる一成分現像剤、或いは非磁トナーと磁性粒子(キャ
リア)とを混合した二成分現像剤を用いた場合にも適用
することができ、同様に良好な結果を得た。
【0097】磁性板62は磁性板を曲げた連続板とした
が、これに限られず、例えば曲げを入れない複数個の狭
幅の磁性板を連ねて構成してもよい。
【0098】又本発明による現像剤漏れ法は、従来用い
られた端部シール部材、例えば弾性スポンジ、フェルト
状の布等による現像剤漏れ防止法と組わせてもよく、こ
れらの部材の現像スリーブへの当接圧を減らす等の状態
下においても、更に良好な結果が得られた。
【0099】又以上では、現像スリーブ53内マグネッ
ト54の磁極N1 のみを、マグネット長手方向の中央部
よりも両端部で磁束密度が強くなるようにしたが、図1
8に示す他の磁極S1 、S2 及びN2 おいても磁極N1
と同様にしておくことが好ましく、特に磁性板62に対
向する現像容器52側の磁極S2 及びN2 を両端部の磁
束密度が強くなるようにしておくことがよい。
【0100】更に磁性板62は、本実施例のように金属
剛体を用いたものでなく、磁性粉をプラスチック又はゴ
ム材中に分散させたものでもよい。特に磁性板62が磁
性粉をゴム材中に分散させたものである場合は、現像ス
リーブと軽く接触しても剛体の磁性板62を傷つけられ
ることがなく、磁性板62と現像スリーブ53との間隙
を狭く或いは両者を接触させて設けることができ、現像
剤の漏れを更に有効に防ぐことができる。
【0101】或いは磁性板62として、金属剛体(磁性
体若しくは非磁性体)に上記の磁性粉分散ゴム層を固定
して形成した複合型の磁性体を用いることもできる。こ
の場合、複合型磁性体性の磁性板62は、ゴム層を現像
スリーブ53の側にして使用される。
【0102】又磁性板62は現像スリーブ53と同電位
に保っておくことが好ましく、これは、両者の間で電的
的なリーク等を防止するためからである。
【0103】以上説明したように、本発明の実施例8〜
10によれば、現像容器52内の現像剤59が現像スリ
ーブ53の長手方向に沿って両端部から容器52外に漏
出するのを防止することができる。又現像剤59の規制
部材57として磁性ブレードのみならず弾性ブレードを
用いる場合にも、現像剤59の漏れ、飛散を防止して、
現像スリーブ53上に良好な現像剤薄層を形成すること
ができ、高品質の画像を得ることができる。
【0104】特に端部シール部材の磁性板60による現
像スリーブ53との非接触式のシール効果として、接触
式の端部シール部材の場合の回転する現像スリーブとの
摩擦発熱による現像装置の昇温、トルク増大を防止する
ことができ、高速複写機にとって有益である。又本発明
に係る非接触式の磁性板60では、接触式の場合に要求
されるシール部材の形状、寸法精度、及び現像スリーブ
に対する取付け精度を緩和することができ、更に機械的
構成上からも製造、組立ての際に有益である。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像装置
によれば、現像容器内に収容された現像剤が現像スリー
ブ等の現像剤担持体両端部から外部に漏出するのを磁気
的に防止して、画像形成装置内の汚れ及び画像の汚れを
なくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る現像装置を備えた画像
形成装置の概略を示す断面図である。
【図2】図1の現像装置の現像スリーブ端部の箇所を示
す断面図である。
【図3】図2の現像スリーブ内のマグネットの磁界によ
るスリーブ表面の周方向の磁束密度分布を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の現像装置の他の実施例における現像ス
リーブ端部の箇所を示す断面図である。
【図5】本発明の現像装置の更に他の実施例における現
像スリーブ端部の箇所を示す断面図である。
【図6】本発明において現像スリーブ内マグネットに被
せて使用することができるマグネットリングを示す断面
図である。
【図7】本発明の更に他の実施例に係る現像装置を備え
た画像形成装置の概略を示す断面図である。
【図8】図7の現像装置の現像スリーブ端部の箇所を示
す断面図である。
【図9】本発明において現像スリーブとマグネットとの
間に設ける磁気拘束部材を示す斜視図である。
【図10】本発明の現像装置の更に他の実施例を示す断
面図である。
【図11】本発明の現像装置の更に他の実施例を示す断
面図である。
【図12】本発明の現像装置の更に他の実施例を示す断
面図である。
【図13】図12の現像装置の現像スリーブ端部付近を
示す断面図である。
【図14】従来の現像装置の現像スリーブ端部に配設さ
れた磁性部材による現像剤漏れ防止法の欠点を説明する
断面図である。
【図15】同じく配設位置を変えた磁性部材による現像
剤漏れ防止法の欠点を説明する断面図である。
【図16】図13の現像スリーブ端部に配設した磁性板
がないときの現像剤漏れ防止法の欠点を説明する断面図
である。
【図17】同じく現像スリーブ端部に配設した磁性板に
よる現像剤漏れ防止法を説明する断面図である。
【図18】本発明の現像装置の更に他の実施例を示す断
面図である。
【図19】図18の現像装置の現像スリーブ付近を示す
斜視図である。
【図20】同じく現像スリーブ付近を示す断面図であ
る。
【図21】本発明において使用した現像スリーブ内マグ
ネットの表面長手方向の磁束密度分布の測定曲線を示す
グラフである。
【図22】本発明の現像装置の更に他の実施例の現像ス
リーブ端部付近を示す断面図である。
【図23】本発明の現像装置の更に他の実施例の現像ス
リーブ端部付近を示す斜視図である。
【図24】従来の現像装置を示す断面図である。
【図25】図24の現像装置の現像スリーブ端部付近を
示す断面図である。
【符号の説明】
1、32、52 現像容器 2、35b、53 現像スリーブ 3、35a、54 マグネット 4、41、57 ブレード 10 磁気拘束部材 20 端部シール部材 40、62 磁性板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝口 佳人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容した現像容器の開口部内
    に、前記現像剤を担持して像担持体と対向した現像領域
    へ搬送する、周方向に磁極が配列された磁界発生手段を
    内蔵する筒体状の現像剤担持体を設置した現像装置にお
    いて、前記磁界発生手段の前記現像剤担持体の両端部の
    磁極数を、前記磁界発生手段の前記像担持体側を除く反
    対側において増大して、前記現像剤担持体の両端部表面
    に垂直な磁束密度の前記両端部表面の周方向分布を、前
    記磁界発生手段の前記反対側において強くしたことを特
    徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像剤を収容した現像容器の開口部内
    に、前記現像剤を担持して像担持体と対向した現像領域
    へ搬送する、周方向に磁極が配列された磁界発生手段を
    内蔵する筒体状の現像剤担持体を設置した現像装置にお
    いて、前記現像剤担持体の両端部における該現像剤担持
    体と磁界発生手段との間に磁界拘束部材を設置したこと
    を特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 前記磁界拘束部材は、未着磁又は着磁の
    磁性部材からなる請求項2の現像装置。
  4. 【請求項4】 現像剤を収容した現像容器の開口部内
    に、前記現像剤を担持して像担持体と対向した現像領域
    へ搬送する、周方向に磁極が配列された磁界発生手段を
    内蔵する筒体状の現像剤担持体を設置し、前記現像剤担
    持体の両端部の前記像担持体側を除く反対側を囲む磁性
    部材を配設した現像装置において、前記磁界発生手段の
    前記現像剤担持体の両端部における外径を、少なくとも
    前記現像剤担持体の両端部の前記反対側において増大し
    たことを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 現像剤を収容した現像容器の開口部内
    に、前記現像剤を担持して像担持体と対向した現像領域
    へ搬送する、周方向に磁極が配列された磁界発生手段を
    内蔵する筒体状の現像剤担持体を設置し、前記現像剤担
    持体の両端部の前記像担持体側を除く反対側を囲む磁性
    部材を配設した現像装置において、前記磁界発生手段の
    表面に垂直な磁束密度の前記磁界発生手段表面の長手方
    向分布を、前記磁界発生手段の両端部において強くした
    ことを特徴とする現像装置。
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