JP5264534B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に、トナー担持体に帯電したトナーのみを保持させて像担持体上の静電潜像を非接触で現像する現像装置の駆動制御方法に関するものである。
従来、電子写真プロセスを用いた画像形成装置における乾式トナーを用いた現像方式としては、キャリアを用いない一成分現像方式と、磁性キャリアを用いて非磁性のトナーを帯電させる二成分現像剤を使用し、現像ローラ上に形成されたトナー及びキャリアから成る磁気ブラシにより像担持体(感光体)上の静電潜像を現像する二成分現像方式とが知られている。
一成分現像方式は、磁気ブラシによって像担持体上の静電潜像が乱されることがなく高画質化に適している反面、トナーをチャージローラで帯電させ、弾性規制ブレードで現像ローラ上の層厚を規制するため、トナーの添加剤がチャージローラに付着して帯電能力が低下し、トナーの帯電量を安定して維持することが困難であった。また、規制ブレードにトナーが付着し、層形成が不均一になって画像欠陥をきたすことがあった。
また、色重ねを行うカラー印刷の場合、トナーに透過性が要求されるため、非磁性トナーである必要がある。そこで、フルカラー画像形成装置においてはキャリアを用いてトナーを帯電及び搬送する二成分現像方式を採用する場合が多い。しかし、二成分現像方式は安定した帯電量を長期間維持できトナーの長寿命化に適している反面、前述した磁気ブラシによる影響のため画質の面で不利であった。
これらの問題を解決する手段の一つとして、磁気ローラ(トナー供給部材)を用いて現像剤を像担持体(感光体)に対して非接触に設置した現像ローラ(トナー担持体)上に移行させる際に、磁気ローラ上に磁性キャリアを残したまま現像ローラ上に非磁性トナーのみを転移させてトナー薄層を形成し、交流電界によって像担持体(感光体)上の静電潜像にトナーを付着させる現像方式が提案されている。
この現像方式においては、規制ブレードとトナーとの摩擦による帯電とは異なり、トナーとキャリアとの攪拌により十分に帯電されたトナーを感光体表面に飛翔させる必要があるため、トナーの外添処理や現像ローラの表面性の設計が重要になる。また、近年の高画質化の要望に伴いトナーの小粒径化も進んでいるが、トナーの粒径が小さくなるほどトナーのファンデルワールス力が増加して感光体表面への円滑な飛翔を困難にしている。そのため、現像ローラと感光体との距離(以下、DS間距離という)を狭くして、よりトナーが移動し易い現像条件にする傾向にある。
しかし、DS間距離を狭くすると、現像ローラと感光体の間での電流リークによるノイズの発生が問題となるため、交流成分の振幅を下げる必要が生じる。一方、振幅を低くし過ぎると、感光体の表面電位と交流電圧のピーク値との電位差が小さくなって現像ローラから感光体上へトナーが十分に飛翔せず、特にハーフ画像において画像濃度ムラが発生する。
そこで、特許文献1には、像担持体(感光体)とトナー担持体(現像ローラ)との間にリークを発生させるリーク発生手段と、像担持体とトナー担持体との間に流れる電流に基づいてリークの発生を検知するリーク検知手段とを備え、故意にリークを発生させたときのリーク発生電圧に基づいてリークや画像濃度ムラの発生しない最適な交流電圧を選択可能とした現像装置が開示されている。また、特許文献2には、トナー担持体と像担持体のギャップの大きさに関する情報を記憶しておき、その情報に基づいて現像バイアスの振幅を設定するようにした画像形成装置が開示されている。
特開2003−287942号公報 特開2003−255678号公報
図9は、現像バイアスのピークツーピーク値(以下、Vppともいう)を変化させた場合の現像バイアスと感光体表面電位との関係を示す図である。正帯電トナーを用いる場合、リークの発生し易さは現像バイアスの交流成分のプラス側ピーク値Vmaxと感光体の露光部(画像部)電位VLとの電位差Vmax−VL(黒矢印)によって決まる。つまり、リークの発生を回避するためにはVmax−VLをリークの発生しない範囲まで小さくすれば良い。但し、その際にはVmaxをある程度下げてもハーフ画像にムラを発生させない現像性を確保しておかなければならない。そのために、現像ローラの表面性を改良したり、トナーの外添処方を検討したりする必要があるが、ここでは説明を割愛する。そして、露光部電位VLを上げることは困難であるため、Vmaxを下げてVmax−VLを調整する必要がある。
一方、感光体の未露光部(白地部)電位V0と現像バイアスの交流成分のマイナス側ピーク値Vminとの電位差V0−Vmin(ハッチング矢印)が大きくなるほど感光体表面から現像ローラへトナーを引き戻す方向の電位差が大きくなる。この電位差が大きくなり過ぎると、感光体へのトナー移動が妨げられてハーフ画像の濃度ムラを引き起こす要因となる。
DS間距離が狭い場合、耐リーク電圧が下がりリークが発生し易くなるため、図9(a)に示すようにVmaxを下げてVmax−VLを小さくすると、Vminは上がるためV0−Vminは小さくなり、ハーフ画像は均一になり易い。これに対し、DS間距離が広い場合、リークは発生し難くなるが現像性が低下するため、現像性を高めるために図9(b)のようにVmaxを高くすると、V0−Vminが大きくなりハーフ画像のムラが発生するという問題があった。従って、Vppを変化させる特許文献1、2の方法では、DS間距離が変動した場合にリーク発生とハーフ画像の濃度ムラとを同時に抑制することが困難であった。
本発明は、上記問題点に鑑み、像担持体及びトナー担持体間のリーク発生とDS間距離の変動に伴うハーフ画像の濃度ムラとを同時に抑制可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、像担持体と、該像担持体に非接触で対向配置されるトナー担持体と、該トナー担持体に直流電圧及び交流電圧を印加する電圧印加手段と、を有し、前記像担持体表面に形成された静電潜像を現像する現像装置と、を備えた画像形成装置において、前記像担持体と前記トナー担持体との距離に基づいて前記トナー担持体に印加される交流電圧のDuty比を調整することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記現像装置における前記トナー担持体の位置情報と、前記像担持体を含むユニットにおける前記像担持体の位置情報とを用いて算出される前記像担持体と前記トナー担持体との距離のうち、最近接距離に基づいて前記トナー担持体に印加される交流電圧のDuty比を調整することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記トナー担持体の両端部には前記像担持体との間隔を規制するプーリーが付設されており、前記プーリーと前記像担持体との接点を通る平面を基準面とするとき、前記トナー担持体の位置情報は、前記トナー担持体の長手方向における複数の箇所で測定された前記トナー担持体表面から基準面までの距離データであり、前記像担持体の位置情報は、前記トナー担持体の距離データの測定箇所に対応する箇所で測定された前記像担持体表面の基準面からの突出量データであることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記トナー担持体の位置情報を記憶した第1の記憶手段を前記現像装置に搭載し、前記像担持体の位置情報を記憶した第2の記憶手段を前記ユニットに搭載するとともに、前記第1及び第2の記憶手段に記憶された情報を読み取る読取手段を設けたことを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、Duty比の調整によりリーク発生に影響を及ぼすVmaxを設定するため、Vmaxを下げたときにVminが上がり、感光体表面から現像ローラへトナーを引き戻す方向の電位差が減少する方向に作用する。従って、DS間距離が遠い場合においてもハーフ画像の均一性を確保できる。また、Vppを変更する場合に比べてコスト的にも安価となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、現像装置におけるトナー担持体の位置情報と、像担持体を含むユニットにおける像担持体の位置情報とを用いて算出される像担持体とトナー担持体との距離のうち、最近接距離に基づいてDuty比を調整することにより、現像装置及びユニットの組み付け前にトナー担持体及び像担持体の位置情報を別個に測定できるため、Duty比の調整に用いるDS間の最近接距離を容易に決定することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の画像形成装置において、トナー担持体の位置情報を、トナー担持体の長手方向における複数の箇所で測定されたトナー担持体表面から基準面までの距離データとし、像担持体の位置情報を、トナー担持体の距離データの測定箇所に対応する箇所で測定された像担持体表面の基準面からの突出量データとすることにより、DS間の最近接距離をより精確に算出可能となる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第2又は第3の構成の画像形成装置において、トナー担持体の位置情報を記憶した第1の記憶手段を現像装置に搭載し、像担持体の位置情報を記憶した第2の記憶手段をユニットに搭載するとともに、第1及び第2の記憶手段に記憶された情報を読み取る読取手段を設けることにより、現像装置やユニットが交換された場合に記憶手段内のデータを読取手段により読み出してDS間の最近接距離に応じた交流電圧のDuty比をその都度設定することができる。
本発明の画像形成装置の全体構成を示す概略図 本発明の画像形成装置に搭載される現像装置の構成を示す側面断面図 現像ローラ及び磁気ローラに印加されるバイアス波形の一例を示す図 交流電圧のDuty比を変化させたときの感光体ドラム及び現像ローラ間に印加されるバイアス波形の変化を示す図 現像装置をダミー感光体に装着し、P1〜P3における基準面からの現像ローラの距離データを測定する様子を示す図 感光体ドラムのP1〜P3における基準面からの最大突出量を測定する方法を示す図 RFIDメモリの読み取り制御経路を説明するブロック図 実施例において測定された耐リーク電圧と、実際に設定されたVmaxとを示すグラフ 交流電圧のVppを変化させたときの感光体ドラム及び現像ローラ間に印加されるバイアス波形の変化を示す図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の画像形成装置の概略断面図であり、ここではタンデム方式のカラー画像形成装置について示している。カラー画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(マゼンタ、シアン、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりマゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、駆動手段(図示せず)により図1において時計回りに回転し、各画像形成部に隣接して移動する中間転写ベルト8上に順次転写された後、二次転写ローラ9において転写紙P上に一度に転写され、さらに、定着部7において転写紙P上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。感光体ドラム1a〜1dを図1において反時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される転写紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラ12a及びレジストローラ対12bを介して二次転写ローラ9へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。また、二次転写ローラ9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナーを除去するためのブレード状のベルトクリーナ19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光ユニット4と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像装置3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング部5a、5b、5c及び5dが設けられている。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光ユニット4によって光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、それぞれマゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの各色のトナーが補給装置(図示せず)によって所定量充填されている。このトナーは、現像装置3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、中間転写ベルト8に所定の転写電圧で電界が付与された後、中間転写ローラ6a〜6dにより感光体ドラム1a〜1d上のマゼンタ、シアン、イエロー、及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング部5a〜5dにより除去される。
中間転写ベルト8は、上流側の搬送ローラ10と、下流側の駆動ローラ11とに掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラ11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回りに回転を開始すると、転写紙Pがレジストローラ12bから所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラ9へ搬送され、フルカラー画像が転写される。トナー像が転写された転写紙Pは定着部7へと搬送される。
定着部7に搬送された転写紙Pは、定着ローラ対13により加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。転写紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラ15によって排出トレイ17に排出される。
一方、転写紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着部7を通過した転写紙Pは分岐部14で用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態で二次転写ローラ9に再搬送される。そして、中間転写ベルト8上に形成された次の画像が二次転写ローラ9により転写紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着部7に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
図2は、本発明の画像形成装置に用いられる現像装置の構成を示す側面断面図である。なお、ここでは図1の画像形成部Paに配置される現像装置3aについて説明するが、画像形成部Pb〜Pdに配置される現像装置3b〜3dの構成についても基本的に同様であるため説明を省略する。
図2に示すように、現像装置3aは、二成分現像剤(以下、単に現像剤と呼ぶ)が収納される現像容器20を備えており、現像容器20は仕切壁20aによって第1及び第2攪拌室20b、20cに区画され、第1及び第2攪拌室20b、20cには図示しないトナーコンテナから供給されるトナー(正帯電トナー)をキャリアと混合して撹拌し、帯電させるための第1攪拌スクリュー21a及び第2攪拌スクリュー21bが回転可能に配設されている。
そして、第1攪拌スクリュー21a及び第2攪拌スクリュー21bによって現像剤が攪拌されつつ軸方向に搬送され、仕切壁20aに形成された現像剤通過路(図示せず)を介して第1及び第2攪拌室20b、20c間を循環する。図示の例では、現像容器20は左斜め上方に延在しており、現像容器20内において第2攪拌スクリュー21bの上方には磁気ローラ22が配置され、磁気ローラ22の左斜め上方には現像ローラ23が対向配置されている。そして、現像ローラ23は現像容器20の開口側(図2の左側)において感光体ドラム1aに対向しており、磁気ローラ22及び現像ローラ23は図中時計回りに回転する。
なお、現像容器20には、第1攪拌スクリュー21aと対面してトナー濃度センサ(図示せず)が配置されており、トナー濃度センサで検知されるトナー濃度に応じて補給装置からトナー補給口20dを介して現像容器20内にトナーが補給される。
磁気ローラ22は、非磁性の回転スリーブ22aと、回転スリーブに内包される複数の磁極(ここでは5極)を有する固定マグネットローラ体22bで構成されている。現像ローラ23は、非磁性の現像スリーブから構成されており、磁気ローラ22と現像ローラ23とはその対面位置(対向位置)において所定のギャップをもって対向している。
また、現像容器20には穂切りブレード25が磁気ローラ22の長手方向(図2の紙面表裏方向)に沿って取り付けられており、穂切りブレード25は、磁気ローラ22の回転方向(図中時計回り)において、現像ローラ23と磁気ローラ22との対向位置よりも上流側に位置付けられている。そして、穂切りブレード25の先端部と磁気ローラ22表面との間には僅かな隙間(ギャップ)が形成されている。
現像ローラ23には、直流電圧(以下、Vslv(DC)という)及び交流電圧(以下、Vslv(AC)という)を印加する第1バイアス回路30が接続されており、磁気ローラ22には、直流電圧(以下、Vmag(DC)という)及び交流電圧(以下、Vmag(AC)という)を印加する第2バイアス回路31が接続されている。また、第1バイアス回路30及び第2バイアス回路31は共通のグランドに接地されている。
前述のように、第1攪拌スクリュー21a及び第2攪拌スクリュー21bによって、現像剤が攪拌されつつ現像容器20内を循環してトナーを帯電させ、第2攪拌スクリュー21bによって現像剤が磁気ローラ22に搬送される。そして、磁気ローラ22上に磁気ブラシ(図示せず)を形成する。磁気ローラ22上の磁気ブラシは穂切りブレード25によって層厚規制された後、磁気ローラ22と現像ローラ23との対向部分に搬送され、磁気ローラ22に印加されるVmag(DC)と現像ローラ23に印加されるVslv(DC)との電位差ΔV、及び固定マグネットローラ体22bとの間の磁界によって現像ローラ23上にトナー薄層を形成する。
現像ローラ23上のトナー層厚は現像剤の抵抗や磁気ローラ22と現像ローラ23との回転速度差等によっても変化するが、ΔVによって制御することができる。ΔVを大きくすると現像ローラ23上のトナー層は厚くなり、ΔVを小さくすると薄くなる。現像時におけるΔVの範囲は一般的に100V〜350V程度が適切である。
図3は、現像ローラ23及び磁気ローラ22に印加されるバイアス波形の一例を示す図である。図3(a)に示すように、現像ローラ23には、Vslv(DC)にピークツーピーク値がVpp1である矩形波のVslv(AC)を重畳した合成波形Vslv(実線)が第1バイアス回路30から印加される。また、磁気ローラ22には、Vmag(DC)にピークツーピーク値がVpp2であり、且つVslv(AC)と位相の異なる矩形波のVmag(AC)を重畳した合成波形Vmag(破線)が第2バイアス回路31から印加される。
従って、磁気ローラ22及び現像ローラ23間(以下、MS間という)に印加される電圧は、図3(b)に示すようなVpp(max)とVpp(min)を有する合成波形Vmag−Vslvとなる。なお、Vmag(AC)はVslv(AC)よりもDuty比が大きくなるように設定される。実際には図3で示すような完全な矩形波ではなく、一部が歪んだ形状の交流電圧が印加される。
磁気ブラシによって現像ローラ23上に形成されたトナー薄層は、現像ローラ23の回転によって感光体ドラム1aと現像ローラ23との対向部分に搬送される。現像ローラ23にはVslv(DC)及びVslv(AC)が印加されているため、感光体ドラム1aとの間の電位差によってトナーが飛翔し、感光体ドラム1a上の静電潜像が現像される。
現像に用いられずに残ったトナーは、再度現像ローラ23と磁気ローラ22との対向部分に搬送され、磁気ローラ22上の磁気ブラシによって回収される。そして、磁気ブラシは固定マグネットローラ体22bの同極部分で磁気ローラ22から引き剥がされた後、再び適正なトナー濃度で均一に帯電された二成分現像剤として磁気ローラ22上に磁気ブラシを形成し、穂切りブレード25へ搬送される。
また、第1バイアス回路30及び第2バイアス回路31には電圧可変装置33が接続されており、現像ローラ23に印加されるVslv(DC)、Vslv(AC)及び磁気ローラ22に印加されるVmag(DC)、Vmag(AC)を可変できるようになっている。
制御部37は、電圧可変装置33に制御信号を送信して第1バイアス回路30及び第2バイアス回路31から印加されるVslv(DC)、Vslv(AC)及びVmag(DC)、Vmag(AC)を制御する。また、DS間距離に基づいて、DS間に印加される交流電圧をリークの発生しない範囲に設定する。
記憶部39は、例えば読み書き自在のRAM(Random Access Memory)から成り、制御部37により使用される制御プログラムの他、DS間距離とVmaxとを関連づけるVmax設定テーブル等、制御に必要となるデータが記憶される。なお、制御部37及び記憶部39は、画像形成装置100全体を制御するCPU45及び主記憶部47(図7参照)と兼用しても良いし、現像装置3a〜3dを制御するために独立して配置しても良い。
本発明においては、図4に示すように、DS間距離の測定結果に基づいてVslv(AC)のDuty比を変化させてVmaxをリークの発生しない範囲に設定することとしている。なお、ここでいうDuty比とは、交流波形1周期に対するプラス側波形の時間の割合を指す。
また、Duty比を変化させる場合は、Vpp及び面積中心電圧(=Vslv(DC))を一定にしてDuty比を変化させるものとする。例えばDuty比が50%の交流電圧においては、面積中心電圧は波形の1/2の高さとなる。この交流電圧のDuty比を30%に下げるとプラス側波形が高くなり、面積中心電圧を超える部分の割合が波形全体の70%となる。即ち、感光体ドラム上へのトナー移動に寄与する電界(現像電圧成分)は、Duty比に反比例して高くなる。
具体的には、DS間距離が遠い場合、図4(a)に示すように、Duty比を下げてVmaxを上げることによりVmax−VLをより大きくする。ここで、Duty比を下げるとVmaxは上がるが、Vminも上がる(絶対値が小さくなる)方向、つまり感光体表面から現像ローラへトナーを引き戻す方向の電位差V0−Vmin(図のハッチング矢印)が減少する方向に作用するため、DS間距離が遠い場合でも感光体への現像性が向上しハーフ画像を均一に再現できる。
一方、DS間距離が近い場合、図4(b)に示すように、Duty比を上げてVmaxを下げることによりVmax−VLをより小さくする。このとき、Vminも下がる(絶対値が大きくなる)ため、V0−Vmin(図のハッチング矢印)は大きくなるが、DS間距離が近いためにハーフ画像は均一になる。なお、V0−Vminが大きくなり過ぎると、感光体へのトナー移動が妨げられてハーフ画像のムラを引き起こす要因となるため、Duty比の設定はDS間距離に応じて適切に行う必要がある。
実際の制御においては、実機におけるDS間距離を3点測定し、最も近接する距離を検出する。DS間距離の測定方法は、シックネスゲージを用いる方法や、現像ローラ及び感光体を回転させながら、CCDカメラ等で撮影して測定する方法も可能であるが、レーザーマイクロメータで実測するのが測定精度の点で最も好ましい。しかし、レーザーマイクロメータを使用するには発光部と受光部とを所定の位置に配置する必要があるため、実際の画像形成装置に各ユニットを装着した状態でDS間距離を測定するのは困難である。そこで、画像形成装置を組み立てる前に、予め現像装置3aと感光体ドラム1aを含むドラムユニットとで現像ローラ及び感光体ドラムの最大突出量を測定しておき、各ユニットの最大突出量データを元にDS間の最近接距離を算出するのが実用的である。
図5に示すように、現像ローラ23の両端部には、感光体ドラム1aの外周面に接触するプーリー40を装着し、このプーリー40の外径を規定することでDS間距離を設定している。そこで、治具を用いて現像装置3aを外径の振れが極めて少ないダミー感光体41上に設置し、プーリー40をダミー感光体41に当接させた状態で現像ローラ23を回転させて、ダミー感光体41の表面(基準面)からの距離を現像ローラ23の長手方向の3箇所において測定する。ここではダミー感光体41の外径の振れが極めて少ないので、基準面からの距離の振れは現像ローラ23の突出量の振れと同義となる。図5では現像領域の両端部P1、P3と、P1及びP3から等距離(95mm)の中央部P2の3箇所においてDS間距離を現像ローラ23の周方向全域に亘って測定し、P1〜P3における基準面からの最短距離a、b、cを算出する。
また、感光体ドラム1aを有するドラムユニットについては、図6に示すように、現像装置3aのプーリー40が接触する2箇所P0、P4と、現像ローラ23の突出量測定を行ったP1〜P3の3箇所に対向する位置の感光体ドラム1aの外径を測定する。具体的には、プーリー40の接点P0、P4を直線で結び、その直線を通る面(基準面)からの感光体ドラム1aの突出量(現像ローラ側への膨らみ量)データをP1〜P3に対応する位置において感光体ドラム1aの周方向全域に亘って測定し、それぞれの箇所における基準面からの最大突出量α、β、γを算出する。
そして、基準面からの現像ローラ23の最短距離a、b、cと感光体ドラム1aの最大突出量α、β、γとを突き合わせてDS間距離a−α、b−β、c−γを算出し、最も近接するDS間距離を決定する。なお、ここでは現像装置3aの現像ローラ23と感光体ドラム1aとのDS間距離の測定について説明したが、現像装置3b〜3dと感光体ドラム1b〜1dについても同様に行うことができる。
このとき、リークは決定された最も近接するDS間距離において最も低いVmaxで発生すると予測される。次に、決定されたDS間距離とVmax設定テーブルとに基づいてリーク発生電圧(耐リーク電圧)が導かれたら、リークを回避するためにリーク発生電圧から所定電圧だけ下げた電圧(ここではマージンを100Vとする)に実際のVmaxを設定する必要があるため、そのVmaxになるようにVslv(AC)のDuty比を変更する。
これにより、DS間の最近接距離に応じたVmaxが設定されるため、DS間のリーク発生が抑制される。また、Duty比の変更によりVmaxを上げるとVminも上がるため、DS間距離が遠い場合においてもハーフ画像の均一性を確保できることになる。さらに、高圧基板の設計上、Duty比を変更する方がVppを変更する場合に比べてコスト的にも安価となる。
上述したようなVmaxの設定は、実際に画像形成装置に現像装置とドラムユニットを装着する際に行えばよい。ところが、使用途中で現像装置やドラムユニットの交換が発生した場合は、改めてVmaxを設定し直す必要が生じる。そこで、各ユニットにそれぞれの最短距離a、b、c及び最大突出量α、β、γをデータ化して格納したRFID[Radio Frequency Identification]メモリ等の無線タグを搭載し、無線タグ内のデータを読み取る読取装置を装置本体側に搭載しておけば、画像形成装置の電源投入時に無線タグ内のデータを読み出してVmaxを毎回設定することも可能である。
図7は、本発明の画像形成装置の制御経路を説明するためのブロック図である。図1で示した現像装置3a〜3dに搭載されたRFIDメモリ43に対し、データの読み取りを行う場合の回路について説明する。なお、画像形成装置100を使用する上で装置各部の様々な制御がなされるため、画像形成装置100全体の制御経路は複雑なものとなる。そこで、図7ではRFIDメモリ43に対する読み取りに関与しない回路は記載を省略している。
画像形成装置100全体の制御を行うCPU(Central Processing Unit)45が接続された内部バス47に、現像装置3a〜3dの有無を検知する現像装置検知センサ49が接続されている。主記憶部50は、画像形成装置100の各部を制御するための制御プログラムや制御データが格納されている。表示部51は、画像形成装置100各部の状態や画像形成状況、印刷部数を表示するとともに、タッチパネルとして両面印刷や白黒反転等の機能や倍率設定、濃度設定等の各種設定を行えるようになっている。RFIDメモリ制御回路53は、アンテナ55及び57を介してRFIDメモリ43内に記憶された距離データ(最短距離a、b、c)を読み取る。読み取り結果はCPU45に送信される。
また、ここでは図示しないが、感光体ドラム1a〜1dを含むドラムユニットにもRFIDメモリ43が搭載され、感光体ドラムの突出量データ(最大突出量α、β、γ)が記憶されている。RFIDメモリ制御回路53はドラムユニットに搭載されたRFIDメモリ43内の最大突出量α、β、γを読み取り、結果をCPU45に送信する。そして、CPU45でDS間距離a−α、b−β、c−γを算出し、最も近接するDS間距離を決定する。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では帯電方向が正(プラス側)である正帯電トナーを用いる現像装置を例に挙げて説明したが、帯電方向が負(マイナス側)である負帯電トナーを用いる現像装置にも全く同様に適用可能である。
また、本発明は図2に示したような磁気ローラ22と現像ローラ23を備えた現像装置に限定されるものではなく、像担持体に非接触で対向配置される現像ローラを備える構成であれば、磁性一成分現像剤や、トナー成分と磁性キャリアとから成る二成分現像剤を用いる種々の現像装置に適用可能である。
また、本発明は図1に示したタンデム式のカラープリンタに限らず、デジタル或いはアナログ方式のモノクロ複写機、モノクロプリンタ及びロータリー現像式のカラープリンタ及びカラー複写機、ファクシミリ等、現像装置を備えた種々の画像形成装置に適用可能である。以下、実施例により本発明の効果を更に詳細に説明する。
図1に示すような試験機(京セラミタ社製FS−C5030改造機)を用い、DS間距離に応じてVslv(AC)のDuty比を変化させてVmaxを設定した場合(本発明)、及びVslv(AC)のVppを変化させてVmaxを設定した場合(比較例)について、ハーフ画像ムラの発生状況を調査した。なお、試験は感光体ドラム1a及び現像装置3aを含むシアンの画像形成部Paにおいて行った。
試験機の条件としては、ドラム表面電位は白地部電位(V0)を300V、画像部電位(VL)を20Vとした。また、現像ローラはアルマイト表面処理したものを用い、Vslv(DC)=40Vとした。現像ローラの周速を感光体に対し周速比1.6倍(対向面において順回転)、磁気ローラの周速を現像ローラに対し周速比1.5倍(対向面においてカウンタ回転)とした。現像剤としては、平均粒径6.8μmの正帯電トナーと体積固有抵抗1010Ω、飽和磁化65emu/g、平均粒径45μmのコーティングフェライトキャリアとから成る二成分現像剤(キャリアに対するトナーの混合比率T/C=12重量%)を用いた。
(DS間距離の測定)
4種類の現像装置(No.1〜4)及びドラムユニット(No.1〜4)の組み合わせを用意し、レーザーマイクロメータを用いて図5に示したように現像ローラ23とダミー感光体41との距離を測定し、P1〜P3の3箇所における最近接距離a、b、cを算出した。また、レーザーマイクロメータを用いて図6に示した感光体ドラムのP1〜P3に対応する位置の外径データを測定し、最大値α、β、γを算出した。そして、DS間距離a−α、b−β、c−γを算出し、各組み合わせについて最も近接するDS間距離を決定した。結果を表1〜表4に示す。
Figure 0005264534
Figure 0005264534
Figure 0005264534
Figure 0005264534
表1に示すように、現像装置1とドラムユニット1の組み合わせではDS間の最近接距離は114μmであった。同様に、表2〜表4から現像装置2とドラムユニット2の組み合わせでは105μm、現像装置3とドラムユニット3の組み合わせでは94μm、現像装置4とドラムユニット4の組み合わせでは86μmであった。
(Vmaxの設定)
上記1〜4の組み合わせにつき、現像ローラ23に印加されるVslv(AC)のVppを基準値から徐々に大きくしてリークが発生する電圧(耐リーク電圧)を測定した。そして、図8に示すように、測定された耐リーク電圧(図に▲で表示)から100V下げた電圧(図に●で表示)をVmaxとして設定した。測定結果及びVmaxの設定値を表5に示す。
Figure 0005264534
(ハーフ画像の均一性評価)
表5で設定されたVmaxに調整する方法として、Vslv(AC)のVppを1390Vに固定し、Duty比を変更して調整した場合と、Vslv(AC)のDuty比を35%に固定し、Vppを変更して調整した場合とで、実際にハーフ画像(25%)を印字して均一性を目視により評価した。Duty比を変更した場合の評価結果を表6に、Vppを変更した場合の評価結果を表7にそれぞれ示す。ハーフ画像の均一性は、現像ローラや感光体ドラムのピッチムラが認められない場合を○、ピッチムラが僅かに認められる場合を△、ピッチムラが顕著に認められる場合を×とした。
Figure 0005264534
Figure 0005264534
表6及び表7から明らかなように、Vppを変更してVmaxを調整した比較例ではDS間距離が105μm以上になるとハーフ画像にピッチムラが発生しているが、Duty比を変更してVmaxを調整した本発明ではDS間距離に関係なくハーフ画像が均一に印字された。これは、DS間距離が遠いときVmaxを高く設定する必要があるが、Vppを変更する場合は同時にVminも下がるため、トナーが感光体から現像ローラへ引き戻されることになり、ハーフ画像が不均一になるものと考えられる。
これに対し、Duty比を変更する場合はDS間距離が遠くてVmaxを高くしたときVminは上がるため、感光体から現像ローラへトナーを引き戻す電位差V0−Vminが低減されてハーフ画像を均一に印字できるものと考えられる。例えばDS間距離が114μmの場合、Vppを1446Vに変更した場合はVminが−466Vとなり、感光体の白地部電位V0が300VであるからV0−Vminは766Vとなっている。一方、Duty比を32%に変更した場合はVminが−410Vとなり、V0−Vminは710VとVpp変更に比べて小さくなっている。
以上の結果より、Duty比を変更してVmaxを調整する本発明は、Vppを変更してVmaxを調整する比較例に比べて現像性に対し優位に作用し、リークの発生を防止するとともにハーフ画像の均一性も確保できることが確認された。なお、ここではシアンの画像形成部Paにおいて試験を行ったが、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像形成部Pb〜Pdにおいても同様の結果が得られることが確認されている。
なお、上記実施例は本発明の一構成例にすぎず、ドラム表面電位や現像ローラ及び磁気ローラへの電圧印加条件等は装置の仕様や使用環境に応じて適宜設定することができる。
本発明は、トナー供給部材を用いてトナー担持体上に帯電したトナーのみを保持させて像担持体上の静電潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置に利用可能であり、像担持体とトナー担持体との距離に基づいてトナー担持体に印加される交流電圧のDuty比を調整するものである。
これにより、像担持体−トナー担持体間でのリーク発生を抑制するとともに、DS間距離が遠い場合においてもハーフ画像の均一性を確保可能な画像形成装置を低コストで提供することができる。
また、現像装置におけるトナー担持体の位置情報と、像担持体を含むユニットにおける像担持体の位置情報とを現像装置及びユニットの組み付け前に別個に測定しておき、それらの位置情報を用いて算出されたDS間距離のうち、最近接距離を選択することで、DS間の最近接距離の決定が容易となる。具体的には、トナー担持体の長手方向における複数の箇所で測定されたトナー担持体表面から基準面までの最短距離からトナー担持体の距離データの測定箇所に対応する箇所で測定された像担持体表面の基準面からの最大突出量を差し引いた値を各測定箇所について求め、その中の最小値をDS間の最近接距離とすることで、DS間の最近接距離を精確に算出可能となる。
また、トナー担持体或いは像担持体の位置情報を記憶したRFIDメモリ等の記憶手段を現像装置及びユニットに搭載し、各記憶手段に記憶された情報を読取手段で読み取ることにより、現像装置やユニットが交換された場合においてもDS間の最近接距離に応じた交流電圧のDuty比をその都度設定可能な画像形成装置となる。
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体)
3a〜3d 現像装置
22 磁気ローラ
23 現像ローラ(トナー担持体)
30 第1バイアス回路(電圧印加手段)
31 第2バイアス回路
33 電圧可変装置
37 (現像装置の)制御部
39 (現像装置の)記憶部
40 プーリー
43 RFIDメモリ(記憶手段)
45 CPU
53 RFIDメモリ制御回路(読取手段)
100 画像形成装置
Pa〜Pd 画像形成部

Claims (2)

  1. 像担持体と、
    該像担持体に非接触で対向配置されるトナー担持体と、該トナー担持体に直流電圧及び交流電圧を印加する電圧印加手段と、を有し、前記像担持体表面に形成された静電潜像を現像する現像装置と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記現像装置における前記トナー担持体の位置情報と、前記像担持体を含むユニットにおける前記像担持体の位置情報とを用いて算出される前記像担持体と前記トナー担持体との距離のうち、最近接距離に基づいて前記トナー担持体に印加される交流電圧のDuty比を調整するとともに、
    前記トナー担持体の両端部には前記像担持体との間隔を規制するプーリーが付設されており、前記プーリーと前記像担持体との接点を通る平面を基準面とするとき、前記トナー担持体の位置情報は、前記トナー担持体の長手方向における複数の箇所で測定された前記トナー担持体表面から基準面までの距離データであり、前記像担持体の位置情報は、前記トナー担持体の距離データの測定箇所に対応する箇所で測定された前記像担持体表面の基準面からの突出量データであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー担持体の位置情報を記憶した第1の記憶手段を前記現像装置に搭載し、前記像担持体の位置情報を記憶した第2の記憶手段を前記ユニットに搭載するとともに、前記第1及び第2の記憶手段に記憶された情報を読み取る読取手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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