JP4570382B2 - 現像装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンター、又はファクシミリ装置等の画像形成装置で用いられる現像装置に関し、特に、キャリア及びトナーを有する二成分現像剤を用いる現像装置に関するものである。
一般に、画像形成装置においては、像担持体である感光体ドラム上に静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置によって現像されてトナー像となる。そして、感光体ドラム上のトナー像は記録用紙に転写され、記録用紙上のトナー像は定着装置によって定着される。このような現像装置において、キャリア及びトナーを有する二成分現像剤を用いて感光体ドラム上の静電潜像を現像するものがあり、現像装置は感光体ドラムと対峙する現像ローラ(現像剤担持体)を備えて、磁気ローラによって現像ローラ上にトナー層を形成し、感光体ドラム上の静電潜像を現像する。
ところで、上述のような現像装置では、感光体ドラム上の静電潜像を現像した際、現像ローラ上ではトナー消費されて無くなった部分(領域)とトナーが消費されずに残った部分とが発生して、次回現像の際に現像に差が生じてしまうことになる。つまり、連続的に現像を行うと前段階の現像履歴現象が発生してしまう(言い換えると、画像乱れなどが生じてしまう)。
このような不具合を防止するため、磁気ローラを、現像剤層を搬送する非磁性回転スリーブと、回転スリーブ内に配置された磁極とで構成して、現像ローラと磁気ローラとの対向位置において、磁気ローラ内部の磁極は、磁極中央部における磁極の落ち込み量をその両側のピーク値が反発磁極とならないように設定したものがある(特許文献1)。
特開平6−130819号公報(第4頁〜第6頁、第4図)
従来の現像装置では、現像履歴現象を防止するため、磁気ローラ内部の磁極は、磁極中央部における磁極の落ち込み量をその両側のピーク値が反発磁極とならないように設定して、現像ローラ上のトナー層厚を一定に保とうとしているものの、トナー層厚が一定であっても、トナー帯電量が異なると、現像性に差異が生じてしまい、結果的に現像履歴現象を防止することが難しいという課題がある。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、現像履歴現象を確実に防止することのできる現像装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、キャリア及びトナーを有する二成分現像剤が用いられ、静電潜像が担持される像担持体に対向して配置され前記トナーによって前記静電潜像を現像してトナー像とする現像ローラと、前記現像ローラと対向して配置され複数の磁気ローラ磁極を有し前記二成分現像剤を保持して前記トナーを前記現像ローラに供給する磁気ローラとを有する現像装置において、
磁気ローラは、N極とS極からなる複数の磁気ローラ磁極を有する固定マグネット体と該固定マグネット体を内包する非磁性の回転スリーブとからなり、
一方現像ローラは、S極とN極からなる複数の現像ローラ磁極を有する固定マグネット体と該固定マグネット体を内包する非磁性の回転スリーブとからなり、
前記現像ローラと磁気ローラは、夫々の回転スリーブを介して所定のギャップをもって配置され、該ギャップの最接近位置に、異磁極の磁気ローラ磁極とは現像ローラ磁極が対向配置されているとともに、前記磁気ローラと現像ローラに印加するバイアス電圧を異ならせ、
前記磁気ローラと現像ローラ夫々に設けた磁極の磁気吸引力と、前記磁気ローラと現像ローラ夫々に印加したバイアス電圧により、前記磁気ローラに担持したキャリアとトナーからなる二成分現像剤より、現像ローラ側にトナ―を転移させて安定的に現像ローラ上にトナー層を形成させ
前記現像ローラ磁極は、前記現像ローラの軸方向を回転中心として回動可能に配設されていることを特徴とするものである。
本発明では、前記磁気ローラの一つを前記現像ローラと前記磁気ローラとの最接近位置に配設し、前記現像ローラ磁極を前記現像ローラの軸方向を回転中心として回動可能に配設することが望ましい。例えば、前記現像ローラは、非磁性の回転スリーブと、該回転スリーブ内でその軸方向に延びる回転軸体と、一端側に前記現像ローラ磁極が形成され他端側が前記回転軸体に固定された固定マグネット体とを有している。
本発明では、前記回転スリーブの両端にそれぞれ取り付けられ、前記回転スリーブの中心軸と同軸に外方向に延びる軸部が形成されたキャップ体と、前記軸部を回転可能に支持する第1の軸受け部と、前記キャップ体の内面側に配置され前記回転軸体を回転可能に支持する第2の軸受け部とを有するが望ましい。
以上のように、本発明の現像装置は、現像ローラに磁気ローラとの対面側に現像ローラ磁極を内蔵して、現像ローラ磁極が現像ローラと磁気ローラとの最接近位置において磁気ローラ磁極の一つと対向し、現像ローラ磁極を磁気ローラ磁極の一つと異磁極とするようにしたので、現像ローラと磁気ローラとの最接近位置において磁気ブラシの拘束力が強くなって、良好な磁気ブラシが形成される結果、現像ローラ上の残ったトナーを確実に磁気ローラ側に回収できることになって、現像履歴現象を確実に防止できるという効果がある。
さらに、本発明では、磁気ローラ磁極の一つを現像ローラと磁気ローラとの最接近位置又はその近傍に配設して、現像ローラ磁極を現像ローラの軸方向を回転中心として回動可能に配設するようにしたので、磁気ローラ磁極の一つと現像ローラ磁極との間の吸引力によって、現像ローラ磁極が回転して、常に現像ローラ磁極は磁気ローラ磁極に最も接近する位置に位置付けられることになって、現像ローラ及び/又は磁気ローラにストレスが掛かることがなく、現像ローラと磁気ローラとの間のギャップ間隔は常に一定に保たれて、安定的に現像ローラ上にトナー層を形成することができるという効果がある。
本発明では、回転スリーブの両端のそれぞれに回転スリーブの中心軸と同軸に外方向に延びる軸部が形成されたキャップ体を取り付け、第1の軸受け部によって軸部を回転可能に支持するとともに、キャップ体の内面側に配置された第2の軸受け部によって回転軸体を回転可能に支持するようにしたので、現像ローラと像担持体(例えば、感光体ドラム)とのギャップ間隔及び現像ローラと磁気ローラとのギャップ間隔を安定させることができるばかりでなく、トナーが回転スリーブa内に侵入して、回転スリーブを回転する際のトルクが増大することがないという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明による現像装置の一実施例を示す図であり、図示の現像装置10は、複写機等の画像形成装置20で用いられ、磁性キャリアとトナーとを有する二成分現像剤を用いて像担持体である感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像する。画像形成装置20は、例えば、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラム21を備えており、感光体ドラム21の周囲には、帯電器22、現像装置10、転写器(転写ローラ)23及びクリーニングユニット24等が配置されている。
画像形成を行う際には、感光体ドラム21の表面を帯電器22で均一に帯電した後、画像データに応じて感光体ドラム21の表面を露光して、感光体ドラム21上に静電潜像を形成する。感光体ドラム21上の静電潜像は、現像装置10によって現像されてトナー像となり、転写ローラ23と感光体ドラム21とのニップ部に搬送された記録用紙P上にトナー像が転写される。そして、記録用紙Sは定着装置(図示せず)に搬送されて、ここでトナー像が記録用紙P上に定着された後、例えば、排紙トレイ(図示せず)に排紙される。
現像装置10は、現像容器11を備えており、現像容器11には二成分現像剤が収納されている。現像容器11は仕切壁11aによって第1及び第2の収納室11b及び11cに区画され、第1及び第2の収納室11b及び11cにはそれぞれ第1及び第2の攪拌ローラ(ミキサー)12a及び12bが配設されている。
そして、第1及び第2の攪拌ローラ12a及び12bによって現像剤が攪拌されつつ、軸方向に搬送され、仕切壁11aに形成された現像剤通過路を介して第1及び第2の収納室11b及び11c間を循環する。現像容器11内において、第2の攪拌ローラ12bの上側には磁気ローラ13が配置され、磁気ローラ13と対面して現像ローラ14が配置されている。そして、現像ローラ14は現像容器11のドラム開口側に面している。
磁気ローラ13は、複数の磁極(磁気ローラ磁極)を有する固定マグネットローラ体13aを内包する非磁性の回転スリーブ13bを有しており、例えば、回転スリーブ13bは図中実線矢印で示す方向に回転駆動される。図示の例では、固定マグネットローラ13aは3つのN極(N1極〜N3極)と2つのS極(S1極及びS2極)を有しており、回転スリーブ13bの回転方向において、N1極とN2極との間にS1極が配置され、N3極とN1極との間にS2極が配置されている。
現像ローラ14は非磁性の回転スリーブ14aを有しており、この回転スリーブ14a内には一つの現像ローラ磁極体(固定マグネット体)14bが配置されている。図示の例においては、この現像ローラ磁極体14bには、固定マグネットローラ体13aのN1極と異磁極のS極が現像ローラ磁極として着磁されている。回転スリーブ14aは磁気ローラ13とはその対面位置(対向位置)において所定のギャップをもって対向しており、現像ローラ磁極Sは所定のギャップを挟んで対向位置において磁気ローラ磁極N1と対向し磁気ローラ磁極N1は現像ローラ14と磁気ローラ13との最接近位置に配置される。
なお、回転スリーブ14aと回転スリーブ13bとは対向位置においてその回転方向が逆向きとなっている(回転スリーブ14aの回転方向は図中実線矢印で示されている)。また、図示の例では、後述するように、現像ローラ磁極体14bはその一端が回転軸体14cに固定され、回動可能となっている。
現像容器11には、トナー層厚規制部材であるドクターブレード15が回転スリーブ13bの長手方向(図1において紙面の表側から裏側に延びる方向)に沿って取り付けられており、回転スリーブ13bが図中実線矢印で示す方向に回転するとすると、ドクターブレード15は対向位置よりも上流側に位置付けられている。そして、ドクターブレード15の先端部と回転スリーブ13bとの表面には僅かな隙間(ギャップ)が形成されている。
図1に示す現像装置10においては、前述のように、第1及び第2の攪拌ローラ12a及び12bによって、現像剤が攪拌されつつ現像容器11内を循環してトナーを帯電させ、第2の攪拌ローラ12b上の現像剤は磁気ローラ13に吸引搬送される。そして、磁気ロール13上には磁気ブラシ(図示せず)が形成され、磁気ローラ13上の磁気ブラシはドクターブレード15によって層規制されて、磁気ローラ13と現像ローラ14との間の電位差によって現像ローラ14にトナー層を形成する。そして、現像ローラ14上のトナー層によって感光体ドラム21上の静電潜像が現像される。
上述のようにして現像が行われた後、残留トナー層を有する現像ローラ14は前述の対向位置において現像剤層を有する磁気ローラ13と最接近し、この対向位置では、磁気ブラシによる機械的な力によって、現像ローラ14上のトナー層が掻き取られるとともに、磁気ローラ13と現像ローラ14との間に形成される電位差(つまり、電界)に応じて磁気ローラ13上の現像剤層からトナーが現像ローラ14側に供給されることになる。
前述のように、対向位置において回転スリーブ13b及び14aの回転方向は互いに反対方向であり、磁気ローラ磁極N1に対向して異磁極の現像ローラ磁極S極が存在するから、磁気ローラ磁極N1と現像ローラ磁極S極との間に磁界が形成され、これによって、磁気ブラシの拘束力が強くなって、つまり、磁気ブラシが良好に形成されることになって、現像ローラ14上のトナーがキャリアによる磁気ブラシによって機械的に掻き取られて、磁気ローラ13側に引き戻される。
このようにして、磁気ブラシによるトナー掻き取り力を強くしたから、現像ローラ14上に残ったトナーを確実に磁気ローラ側に回収することができ、現像履歴現象が生じることがない。また、図1に示すように、磁気ローラ13を現像ローラ14の下側に配置するようにすれば、現像ローラ14上のトナーを回収する際には、トナーに重力が作用する結果、効率的にトナー回収を行うことができる。
ここで、図2を参照すると、図2において、図1と同一の構成要素については同一の参照番号が付されている。図2は現像ローラ14及び磁気ローラ13の支持構成を説明するための図であり、現像ローラ14及び磁気ローラ13は省略されている。磁気ローラ軸13cは軸受け31に支持されており、回転軸体14dにはギャップコロ32が取り付けられている。
そして、現像ローラ軸14dは軸受け(第1の軸受け部)31に支持されている。軸受け31は磁気ローラ軸13cを中心として回転し、これによって、バネ等の付勢部材(図示せず)によってギャップコロ32が感光体ドラム21の表面(画像形成領域外の表面)に押圧され、現像ローラ14と感光体ドラム21とのギャップを、ギャップコロ32で規定される間隔に保っている。
ここで、図3を参照して、図3は現像ローラ14の支持構成の一例を示す図であり、前述のように、現像ローラ14は回転スリーブ14aと現像ローラ磁極体14bとを備えており、回転スリーブ14a内には軸方向に延びる回転軸体14cが収納され、この回転軸体14cに現像ローラ磁極体14bの一端側が固定され、他端側には現像ローラ磁極Sが形成されている。回転スリーブ14aの一端開口部(図中右端開口部)には軸部41aを有するキャップ体41が嵌合されており、一方、回転スリーブ14aの他端開口部(図中左端開口部)にはキャップ体42が嵌合されている。
回転軸体14cの一端はキャップ体41の内面側に配設された軸受け(第2の軸受け部)41bによって支持され、回転軸体14cの他端はキャップ体42を貫通して回転スリーブ14aの外側に延び、キャップ体42の軸受け42aによって支持されている。回転軸体14cの他端は軸受け31aに回転可能に支持され、軸受け31aは図2に示す軸受け31に圧入されている。そして、回転軸体14cの他端側にギャップコロ32が取り付けられている。
前述の軸部41aは、軸受け31aによって回転可能に支持され、この軸受け31aは軸受け31に圧入されている。そして、軸部41aにはギャップコロ32が取り付けられている。ここでは、軸部41a及び回転軸体14cが現像ローラ軸14dとなる。さらに、軸部41aには駆動ギア43が装着され、この駆動ギア43を介してモータ等の駆動源(図示せず)から回転力が伝達されて、軸部41aが回転する(つまり、回転スリーブ14aが回転する)。
ところで、前述のように、磁気ローラ磁極N1と現像ローラ磁極S極とを対向して配置しようとすると、その取り付け精度によって、磁気ローラ磁極N1と現像ローラ磁極Sとの対向関係がずれることがある。つまり、現像ローラ磁極Sを磁気ローラ磁極N1と最も接近する位置に配設しようとしても、取り付け誤差等に起因して、現像ローラ磁極Sを磁気ローラ磁極N1と最も接近する位置に配設することが難しい。
そして、磁気ローラ磁極N1と現像ローラ磁極Sとの対向関係がずれて、現像ローラ磁極体14bが固定的に配置されると、現像ローラ磁極Sと磁気ローラ磁極N1との間の吸引力によって、現像ローラ14及び/又は磁気ローラ13にストレスが掛かり、この結果、現像ローラ14と磁気ローラ13との間のギャップ間隔がずれて、安定的に現像ローラ14上にトナー層を形成できないことがある。
一方、図3に示す構成(支持機構)においては、回転軸体14cに現像ローラ磁極体14bを取り付けて、この回転軸体14cが回転可能に支持されているから、つまり、現像ローラ磁極体14bが回転可能に支持されているから、磁気ローラ磁極N1と現像ローラ磁極Sとの間の吸引力によって、現像ローラ磁極体14bが回転軸体14cを中心軸として回転して、常に現像ローラ磁極Sは磁気ローラ磁極N1に最も接近する位置に位置付けられることになって、現像ローラ14及び/又は磁気ローラ13にストレスが掛かることはなく、この結果、現像ローラ14と磁気ローラ13との間のギャップ間隔は常に一定に保たれて、安定的に現像ローラ14上にトナー層を形成することができる。
ここで、感光体ドラム21の直径を30mm、その周速を130mm/sとして、回転スリーブ14aの材質をアルミニウム、直径を16mm、その周速を210mm/s、現像ローラ磁極体14bの磁力を300Gとし、さらに、回転スリーブ13bの材質をアルミニウム、直径を20mm、その周速を330mm/s、磁気ローラ磁極N1,S1,N2,N3,及びS2の磁力をそれぞれ900G,800G,600G,400G,及び500Gとして、画像形成を行ってみた。
この際、感光体ドラム21と現像ローラ14とのギャップを0.25mm、磁気ローラ13と現像ローラ14とのギャップを0.4mm、ドクターブレード15のギャップを0.5mmに設定し、磁気ローラ13にDC300Vのバイアス電圧を印加し、現像ローラ14に、Vpp=1.5kV,周波数=3kHz,Vdc=100V,及びデューティー比30%のバイアス電圧を印加した(このVdcは面積中心電圧又は時間平均電圧と呼ばれ、デューティー比を変化させた際変化する。面積中心電圧は、交流波形においてこの電圧値よりも高い電圧値の面積とこの電圧値よりも低い電圧値の面積とが等しくなる電圧値を意味する。また、時間平均電圧とは、交流波形を一周期積分してその積分値を周期で除算した電圧値を意味する)。また、感光体ドラム21の表面電位を300Vとし、現像容器11に350gの現像剤をセットした(トナー(T)/キャリア(D)の重量%=7wt%とした)。上述の条件下で、印刷を行ったところ、全てのトナーを消費するまで、良好な画質が得られることが確認できた。つまり、現像履歴現象が生じることはなかった。
図3で説明した支持機構においては、回転スリーブ14a内に挿通された回転軸体14cが軸受け31によって回転可能に現像容器11に支持されるとともに、キャップ体41の軸部41a(この軸部41aが現像ローラ軸14dとして機能して、回転スリーブ14aが回転する)が軸受け31によって回転可能に支持されている関係上、あたかも回転スリーブ14a自体は片持ち支持されている状態となって、回転スリーブ14aの回転の際、わずかなガタツキが生じることがある。
このため、現像ローラ14と感光体ドラム21とのギャップ及び現像ローラ14と磁気ローラ13とのギャップ間隔が不安定となって、画質不良等が生じることもある。さらに、回転軸体14cがキャップ体42を貫通しているため、回転軸体14cとキャップ体42との隙間からトナーが回転スリーブ14a内に侵入して、回転スリーブ14aを回転する際のトルクが増大することもある。
そこで、図4に示すようにして、現像ローラ14の支持機構を構成した。図4において、図3に示す構成要素と同一の構成要素については同一の参照番号を付して説明を省略する。図示の例では、キャップ体42の代わりに軸部44aを有するキャップ体44を用いており、回転軸体14cの他端をキャップ体44の内面側に設けられた軸受け(第2の軸受け部)44bによって回転可能に支持されている。そして、軸部44aは軸受け31aによって回転可能に支持され、軸受け31aは前述のように軸受け31に圧入されている。
この結果、回転スリーブ14aはあたかもキャップ体41及び44によって両持ち支持されていることになって、回転スリーブ14aの回転の際、ガタツキが生じない。従って、現像ローラ14と感光体ドラム21とのギャップ間隔及び現像ローラ14と磁気ローラ13とのギャップ間隔を安定させることができる。また、回転軸体14cはキャップ体41及び44を貫通することがないから、トナーが回転スリーブ14a内に侵入して、回転スリーブ14aを回転する際のトルクが増大することはない。
図4に示す支持機構を用いて上述した条件下で印刷を行ったところ、現像剤交換時期となるまで、良好な画質が得られることが確認でき、現像履歴現象が生じることはなかった。
この現像装置では、磁気ローラの一つを現像ローラと磁気ローラとの最接近位置に配設したので、現像ローラと磁気ローラとの最接近位置とにおいて磁気ブラシの拘束力が強くなって、良好な磁気ブラシが形成される結果、現像ローラ上の残ったトナーを確実に磁気ローラ側に回収できることになって、現像履歴現象を確実に防止でき、さらに、現像ローラ磁極を現像ローラの軸方向を回転中心として回動可能に配設するようにしたので、磁気ローラ磁極の一つと現像ローラ磁極との間の吸引力によって、現像ローラ磁極が回転して、常に現像ローラ磁極は磁気ローラ磁極に最も接近する位置に位置付けられることになって、現像ローラ及び/又は磁気ローラにストレスが掛かることがなく、現像ローラと磁気ローラとの間のギャップ間隔は常に一定に保たれて、安定的に現像ローラ上にトナー層を形成することができる結果、複写機、プリンター、又はファクシミリ装置等の画像形成装置における現像装置に適用できる。
本発明による現像装置の実施例1の一例を画像形成装置の一部とともに概略的に示す断面図である。 図1に示す現像装置における磁気ローラ及び現像ローラの支持構成を概略的に示す断面図である。 図1に示す現像装置における現像ローラの支持構成の一例を詳細に説明するための断面図である。 図1に示す現像装置における現像ローラの支持構成の他の例を詳細に説明するための断面図である。
符号の説明
10 現像装置
11 現像容器
12a 第2の攪拌ローラ(ミキサー)
12b 第1の攪拌ローラ(ミキサー)
13 磁気ローラ
13b、14a 回転スリーブ
13a 固定マグネットローラ体
14b 現像ローラ磁極体
14c 回転軸体
14 現像ローラ
15 ドクターブレード
21 感光体ドラム
22 帯電器
23 転写ローラ
24 クリーニングユニット

Claims (3)

  1. キャリア及びトナーを有する二成分現像剤が用いられ、静電潜像が担持される像担持体に対向して配置され前記トナーによって前記静電潜像を現像してトナー像とする現像ローラと、前記現像ローラと対向して配置され複数の磁気ローラ磁極を有し前記二成分現像剤を保持して前記トナーを前記現像ローラに供給する磁気ローラとを有する現像装置において、
    磁気ローラは、N極とS極からなる複数の磁気ローラ磁極を有する固定マグネット体と該固定マグネット体を内包する非磁性の回転スリーブとからなり、
    一方現像ローラは、S極とN極からなる複数の現像ローラ磁極を有する固定マグネット体と該固定マグネット体を内包する非磁性の回転スリーブとからなり、
    前記現像ローラと磁気ローラは、夫々の回転スリーブを介して所定のギャップをもって配置され、該ギャップの最接近位置に、異磁極の磁気ローラ磁極とは現像ローラ磁極が対向配置されているとともに、前記磁気ローラと現像ローラに印加するバイアス電圧を異ならせ、
    前記磁気ローラと現像ローラ夫々に設けた磁極の磁気吸引力と、前記磁気ローラと現像ローラ夫々に印加したバイアス電圧により、前記磁気ローラに担持したキャリアとトナーからなる二成分現像剤より、現像ローラ側にトナ―を転移させて安定的に現像ローラ上にトナー層を形成させ
    前記現像ローラ磁極は、前記現像ローラの軸方向を回転中心として回動可能に配設されていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像ローラは、非磁性の回転スリーブと、該回転スリーブ内でその軸方向に延びる回転軸体と、一端側に前記現像ローラ磁極が形成され他端側が前記回転軸体に固定された前記固定マグネット体とを有することを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記回転スリーブの両端にそれぞれ取り付けられ、前記回転スリーブの中心軸と同軸に外方向に延びる軸部が形成されたキャップ体と、
    前記軸部を回転可能に支持する第1の軸受け部と、
    前記キャップ体の内面側に配置され前記回転軸体を回転可能に支持する第2の軸受け部と、
    を有することを特徴とする請求項2記載の現像装置。
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